JPH0630866Y2 - 紡機におけるボトムローラ用軸受の防塵装置 - Google Patents

紡機におけるボトムローラ用軸受の防塵装置

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JPH0630866Y2
JPH0630866Y2 JP10382189U JP10382189U JPH0630866Y2 JP H0630866 Y2 JPH0630866 Y2 JP H0630866Y2 JP 10382189 U JP10382189 U JP 10382189U JP 10382189 U JP10382189 U JP 10382189U JP H0630866 Y2 JPH0630866 Y2 JP H0630866Y2
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bottom roller
bearing
roller
bearings
roller bearing
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隆 小木曽
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、紡機のボトムローラ用軸受の防塵装置に関
する。
従来の技術 従来、紡機のボトムローラ用軸受は、ドラフトにより生
じる風綿が軸受内部へ侵入しないように、軸受端部の内
側においてカバー構造によりシールしたものがある(実
公昭49−10100号、実公昭49−36106
号)。そしてこれらの軸受はローラスタンド上にスライ
ドを介して位置決め載置されていた。
考案が解決しようとする課題 ドラフトにより生じる風綿は、軸受上や、軸受近傍のロ
ーラネックに付着し、巻付いたり、堆積したりする。軸
受上に堆積した風綿は成長してローラネック部に巻付く
こともある。こうした巻付きにより風綿繊維が軸受内部
へ入らないように前記のような軸受が提案されているの
であるが、カバー構造と外輪との間には回転のため必ず
半径方向すきまがあり、このすきま部分への風綿繊維の
入り込みを完全に防ぐことはできず、このすきま部分に
風綿が詰まって軸受の回転を円滑に保ち得ない問題があ
った。
この考案の課題は、前記問題を解決するボトムローラ用
軸受の防塵装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案は、前記した問題が、ボトムローラ用軸受の端
面近くのボトムローラ部分(ローラネック部)に、風綿
が飛来して付着したり、ボトムローラ用軸受上に直接堆
積し、これが成長してローラネック部に巻付く結果生じ
る点に着目して成されたもので、ボトムローラ用軸受上
方位置に蓋体を設け、この蓋体に、ボトムローラ用軸受
近傍のボトムローラ部分外周に接触するブラシ等の摺接
体を装着したことを特徴とする。
作用 前記構成によれば、ボトムローラ用軸受上への風綿堆積
が防止され、更に、ボトムローラの回転によりボトムロ
ーラ用軸受の端面に近いボトムローラ部外周は絶えず摺
接体が摺接しており、この摺接体に対し、軸方向外側か
らボトムローラ用軸受側へ入り込もうとする風綿は、こ
の摺接体に掻き取られる。その結果、ボトムローラのボ
トムローラ用軸受端面から摺接体の外側端面との間は絶
えず風綿が清掃された状態となり、これによりボトムロ
ーラ用軸受端面にごく近い部分での風綿の付着、巻付き
が防止され、軸受の動作が円滑に保たれる。
実施例 第1図は粗紡機のドラフト部におけるボトムローラの支
持装置を示す。ローラビーム1上に、ローラスタンド2
が固着され、このローラスタンド2には、ローラスタン
ド2に対して前後方向(ドラフト方向)にのみ摺動可能
とした3つのスライド3〜5がボルト6により所定のゲ
ージ間隔で固定してある。またローラスタンド2の後部
には、トップアームブラケット7が固着され、このトッ
プアームブラケット7には、図示しないトップアームを
支持するトップアームサポートロッド8の半月状断面の
端部がねじ9で固着してある。トップアームブラケット
7は、上部後方へ立ち上り、図示しないトップアーメン
スクリヤラを支持している。ローラスタンド2の前端部
及び前記3つのスライド3〜5には、円弧溝11〜14
が形成され、これらの円弧溝11〜14には夫々ボトム
ローラ用軸受(以下軸受)15〜18が装着してある。
軸受15,16,18は、夫々第3図の断面図に示す構
造で、外輪21の内側に、保持器23で保持された転動
体22により内輪24が回転自在に支持してある。内輪
24の段部24aと係合して、内輪24の軸方向の抜け
防止を行うキャップ25が外輪21の上部にグリースニ
ップル26で外輪21と一体に固着してある。これらの
軸受15,16,18は外輪21の下部の位置決めピン
27で前記円弧溝11,12,14に位置決めしてあ
る。軸受17は前記位置決めピン27を持たない代り
に、キャップ25と共に外輪21にグリースニップル2
6で共締めされる回止めプレート28を、テンサーバー
29と共にスライド4にボルト30で一体固着して、位
置決めを行っている。各軸受15〜18には夫々両側か
らボトムローラ31〜34が嵌込まれている。ボトムロ
ーラ33とテンサーバー29との間には、エプロン35
が張設してある。
次にこれらの軸受15〜18上に取外し自在に装着され
る蓋体40について説明する。蓋体40は下面が前記グ
リースニップル26と当接する天板41がトップアーム
ブラケット7の立上り部7aの前端から最前位置の軸受
15の上方にわたる長さで設けられ、この天板41の幅
は軸受15〜18の幅より大きく設定してあり、各軸受
15〜18の両側から軸方向に突出するようになってい
る。天板41の前記ボルト30と対向する部分には、長
孔41bが穿設してある。天板41の両側は下方へ折曲
げられ、この折曲部42の上下長さは軸受15〜18に
対応する間は前記天板41の下面がグリースニップル2
6上面と当接した装着状態でボトムローラ31〜34の
ローラネック部31a〜34a上部との間に隙間がある
ように設定され、トップアームブラケット7から軸受1
8の半月状軸部下面と同一線上に位置するように長く設
定してある。折曲部42のトップアームサポートロッド
8と対応する部分にはトップアームサポートロッド8に
嵌入される半月状の孔43が形成されている。折曲部4
2の後端は、天板41の後端41aより更に後方へ延び
た耳部42aになっており、この耳部42a間の距離は
トップアームブラケット7の幅と一致するようにしてあ
る。折曲部42の内側には、軸受15〜18の内輪24
の端面(例えば第3図の16a)に対し、軸方向僅かに
外側位置から折曲部42の内面46に至る間で、ボトム
ローラ31〜34のローラネック部31a〜34a外周
とその下端が摺接するブラシ44,45が夫々軸受1
5,16(17,18)と対応する位置に貼着してあ
る。このブラシ44,45は、ブラシ類に限らず、フエ
ルト、発泡ウレタンなどであってもよい。尚、第3図に
示すボトムローラ32において、32bは筋部を示す。
前記蓋体40は、ローラスタンド2上で、前記孔43を
トップアームサポートロッド8に嵌入し、折曲部42の
左右の耳部42a間に、トップアームブラケット7の立
上り部7aを嵌込み、天板41の下面を各軸受15〜1
8のグリースニップル26上に当接させて、軸受15〜
18上部に、取外し自在に位置される。するとブラシ4
4(45)は、対応するボトムローラ31,32(3
3,34)の、軸受15,16(17,18)近傍のロ
ーラネック部31a〜34a上部外周と接触する。この
状態でドラフトを始めると、風綿が発生する。ローラス
タンド2の上方へ飛んだ風綿は落下するが、各軸受15
〜18上には蓋体40があるためにその上へ堆積する。
このように風綿は軸受15〜18上へは直接堆積しない
ため、軸受15〜18上の堆積風綿が成長してボトムロ
ーラ31〜34のローラネック部31a〜34aに落下
して巻付くことが防止される。また、風綿の一部は、回
転するボトムローラ31〜34のローラネック部31a
〜34a上部に落下し、付着し軸受15〜18方向へ侵
入しようとするが、ボトムローラ31〜34が回転して
いるため、軸受15〜18に至るまでに、ブラシ44,
45に掻き取られる。また、軸受15〜18の内部から
グリースがボトムローラ31〜34のローラネック部3
1a〜34aにもれ出すことがあっても、このグリース
もブラシ44,45に付着する。その結果、ローラネッ
ク部31a〜34aのブラシ44,45の摺接する部分
は絶えず清潔に保たれ、軸受15〜18近傍での軸受1
5〜18への風綿付着、巻付が防止され、軸受15〜1
8内部への風綿侵入が防止される。
長期の使用で、風綿がブラシ44,45先端に付着した
場合には、蓋体40を上方へ持ち上げることで、蓋体4
0をローラスタンド2から簡単に取り外すことができ、
蓋体40を裏返してブラシ44,45先端に付着した風
綿を除去すればよく、風綿の清掃作業が容易である。ま
た、必要に応じてボトムローラ31〜34間のゲージ調
整が行われるが、前記蓋体40は軸受15〜18のグリ
ースニップル26上に当接しているだけなのでゲージ調
整も容易である。
考案の効果 以上のようにこの考案の防塵装置によれば、ボトムロー
ラ用軸受の上方位置にボトムローラ用軸受を覆う蓋体を
設けたので、ボトムローラ用軸受上の風綿堆積を無くす
ことができ、蓋体下面とボトムローラ用軸受間は、風錦
の無い清潔な状態に保つことができる。しかも摺接体が
ボトムローラ用軸受近傍のローラネック部を絶えずクリ
ーニングしているので、ローラルック部に落下した風錦
がボトムローラ用軸受方向へ侵入しようとしても摺接体
により掻き取られ、また、軸受から出るグリースも摺接
体に付着するので、ボトムローラの、摺接体が摺接する
ローラネック部外周も絶えず清潔に保つことができる。
その結果、軸受近くにおけるローラネック部及び軸受へ
の風綿付着、巻付きを有効に防止することができ、軸受
内部への風綿侵入を防止して軸受の円滑な回転を長期に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のI−I断面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は第1図のIII−III断面拡大図である。 2……ローラスタンド、15〜18……ボトムローラ用
軸受、31〜34……ボトムローラ、40……蓋体、4
4,45……ブラシ(摺接体)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラスタンド上に、ボトムローラ用軸受
    を介してボトムローラを回動自在に支持した紡機のボト
    ムローラ支持装置において、ボトムローラ用軸受の上方
    位置に、ボトムローラ用軸受を覆う蓋体を設け、この蓋
    体に、ボトムローラ用軸受近傍のボトムローラ部分外周
    に接触する摺接体を装着したことを特徴とする紡機にお
    けるボトムローラ用軸受の防塵装置。
JP10382189U 1989-09-04 1989-09-04 紡機におけるボトムローラ用軸受の防塵装置 Expired - Lifetime JPH0630866Y2 (ja)

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JP10382189U JPH0630866Y2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 紡機におけるボトムローラ用軸受の防塵装置

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Publication Number Publication Date
JPH0341868U JPH0341868U (ja) 1991-04-22
JPH0630866Y2 true JPH0630866Y2 (ja) 1994-08-17

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JP10382189U Expired - Lifetime JPH0630866Y2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 紡機におけるボトムローラ用軸受の防塵装置

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JPH0341868U (ja) 1991-04-22

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