JPS606448Y2 - 練条機における制御バ−装置 - Google Patents

練条機における制御バ−装置

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Publication number
JPS606448Y2
JPS606448Y2 JP11285780U JP11285780U JPS606448Y2 JP S606448 Y2 JPS606448 Y2 JP S606448Y2 JP 11285780 U JP11285780 U JP 11285780U JP 11285780 U JP11285780 U JP 11285780U JP S606448 Y2 JPS606448 Y2 JP S606448Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control bar
top roller
fleece
roller
control
Prior art date
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Expired
Application number
JP11285780U
Other languages
English (en)
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JPS5735377U (ja
Inventor
裕典 安田
正裕 藤井
Original Assignee
豊和工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊和工業株式会社 filed Critical 豊和工業株式会社
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Publication of JPS5735377U publication Critical patent/JPS5735377U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、線条機の主牽伸域で牽伸されるフリースに適
度な摩擦抵抗を付与することによりフリース中の浮遊繊
維を制御する制御バー装置に関するものである。
主牽伸域内に制御バーを具備した従来の線条機では、該
主牽伸域において繊維と制御バー及び繊維間の摩擦等に
よって可成りの風綿が発生し、この風綿が円形又は半円
形若しくは4分円形断面に形威した制御バーの上面若し
くは前面に次第に堆積し、その堆積した風綿が牽伸中の
フリース上へ落下して混入し、紡出スライバーの品質を
劣化させていた。
又、堆積した風綿が牽伸中のフリース上へ落下して混入
すると、その後に通過する集束部のトランペットガイド
にスライバーが詰ってスライバー切れを生じ、その度毎
に機台が停台して運転効率が低下した。
このような主牽伸域内の風綿を除去するためには、例え
ば、本出願人が先に出願し、実開昭54−106325
号公報によって開示された吹気による風綿除去装置等を
特別に付設する必要があった。
更に、従来の制御バーはその断面形状を、比較的小径(
10〜1嵩程度)の円形又は半円形若しくは4分円形断
面に形威されているために、そのフリース制御面の後端
(及び後面の下端部)をセカンドトップローラ−の外周
に接近させることができないと共に、その断面の上部若
しくは頂部をフロントトップローラ−とセカンドトップ
ローラ−間の狭隘部へ突出させることができなかった。
その結果、セカンドトップローラ−への巻上りが多く、
その巻上った繊維の一部が高速回転のフロントトップロ
ーラ−の髄伴気流の影響を受けてセカンドトップローラ
−から離れ制御バーの上方を通って渡り繊維となる。
しかし、この渡り繊維が発生してもセカンドトップロー
ラ−の巻付きストップモーションは作動しないためにそ
の侭運転が継続され、発生した渡り繊維が次第に成長し
て牽伸中のフリースを乱し、不良スライバーを大量に発
生させることがある。
本考案は、斯かる従来装置における問題点を解消するた
めに、線条機の主牽伸域内に装架した制御バーの断面形
状を、円弧状のフリース制御面と略垂直な前面及び凹曲
状の後面から成り頂部が先細り状となる路銀杏形断面に
形威し、その制御バーの凹曲状の後面をセカンドトップ
ローラ−外周に近接し、かつ、その先細り状の頂部をフ
ロントトツプローラ−とセカンドトップローラ−間の狭
隘部へ突出させて構威したことを特徴とし、風綿の堆積
や巻付き及び渡り繊維の発生を防止することができる制
御バー装置を提供せんとするものである。
以下、本考案を図面に示す一実施例によって詳細に説明
する。
第1図に示すように、フロントボットムローラー1とフ
ロントトップローラ−2から成るフロントローラ一対3
と、セカンドボットムローラー4とセカンドトップロー
ラ−5から成るセカンドローラ一対6が、ローラースタ
ンド7に固着した夫々のスライド8及び9によって軸支
され前後方向(第1図の左右方向)に適宜な間隔を保っ
て主牽伸域10を構威している。
11はこの主牽伸域10内に装架した制御バーで、その
断面形状が図示のように円弧状のフリース制御面11a
と略垂直な前面11b及び凹曲状の後面lieから戒り
頂部が先細り状となる路銀杏形断面に形成され、その制
御バー11が、セカンドトップローラ−5の軸受部に柩
支した1対の支持腕12A、12Bの嵌合溝12Gへそ
の両端部を嵌挿され、かつ、該支持腕12A、12Bに
取付けた板スプリング13によってセカンドトップロー
ラ−5のラジアル方向に弾性的に保持されてその後面1
1Gがセカンドトップローラ−5の外周面と僅かな間隙
を保って近接し、更に、その制御バー11が、支持腕1
2A、12Bと共に荷重装置14によって下方へ押圧さ
れ、支持腕12A、12Bに取付けた調節自在なストッ
パー15を介してそのフリース制御面11aが主牽伸域
10内を通過するフリース16を僅かに下方へ押し曲げ
るような位置に位置決めされている。
又、この位置決めされた制御バー11は、その前面11
bが略垂直となり、かつ、その先細り状の頂部11dが
フロントトップローラ−2とセカンドトップローラ−5
間の狭隘部へ突出している。
この様な制御バー11を主牽伸域10内に装架した線条
機においては、制御バー11の後面11Cがセカンドト
ップローラ−5の外周に近接しているため、制御バー1
1のフリース制御面11aがセカンドトップローラ−5
の髄伴気流を遮って繊維の浮き上りを積極的に阻止し、
セカンドトップローラ−5への巻付きを防止する。
又、制御バー11の先細り状の頂部11dがフロントト
ップローラ−2とセカンドトップローラ−5間の狭隘部
へ突出しているので、セカンドトップローラ−5に付着
した繊維がフロントトップローラ−2の髄伴気流の影響
を受はセカンドトップローラ−5から離れて渡り繊維と
なることがない。
したがって従来のように渡り繊維の発生によって牽伸中
のフリースが乱れ大量の不良スライバーを生ずることが
ない。
更に、制御バー11の前面11bが略垂直でしかも頂部
11dが先細り状になっているため、主牽伸域11内で
発生した風綿が制御バー11上に堆積して成長すること
がなく、微細な侭フリース16上に落下して順次主牽伸
域10外へ運び出される。
また、フロントローラ一対3とセカンドローラ一対6と
のゲージを広いゲージに設定シ、フロントトップローラ
−2と制御バー11の前面11bの間の空隙が広くなっ
ても風綿は自重によって直接フリース16上へ落下する
ため、ローラーゲージによって制御バーを取換える必要
がない。
以上に様に本考案は、線条機における主牽伸域内に装架
する制御バーの断面形状を、円弧状のフリース制御面と
略垂直な前面及び凹曲状の後面からの頂部が先細り状と
な成る路銀杏形断面に形成し、その制御バーの凹曲状の
後面をセカンドトップローラ−外周に近接し、かつ、そ
の先細り状の頂部をフロントトップローラ−とセカンド
トップローラ−間の狭隘部へ突出させて制御バー装置を
構威し、その制御バーの後面を凹曲状に形成してセカン
ドトップローラ−外周に近接したので、セカンドトップ
ローラ−への巻付きを防止でき、制御バーの断面形状を
頂部が先細り状となる路銀杏形断面に形成し、その先細
り状の頂部をフロントトップローラ−とセカンドトップ
ローラ−間の狭隘部へ突出させたので、正規の通路と異
なる制御バーの上側を通る渡り繊維の発生を防止でき、
更に、制御バーの前面を略垂直面と威し、かつ、その頂
部を先細り状に形成したので、制御バー上に風綿が堆積
しその堆積風綿が牽伸中のフリース内へ混入することが
なく、シたがって、従来の牽伸装置のように、その主牽
伸域に特別の風綿除去装置を付設しなくとも、高品質の
スライバーを長時間に亘って安定的に紡出することがで
きるという特徴を有する。
又本考案の制御バー装置は、繊維長に応じローラーゲー
ジを広く設定した場合でも、制御バーを取換る必要がな
く1種類の制御バーによって繊維長の異なる広範囲の繊
維原料に対応できるという特徴をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す中間断面図、第2図は
制御バーの保持部を示す断面図である。 3・・・・・・フロントローラ一対、6・・・・・・セ
カンドローラ一対、10・・・・・・主牽伸域、11・
・・・・・制御バー、lla・・・・・・フリース制御
面、llb・・・・・・前面、llc・・・・・・後面
、lld・・・・・・頂部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントローラ一対とセカンドローラ一対から戒る主牽
    伸域内に装架した制御バーの断面形状を、円弧状のフリ
    ース制御面と略垂直な前面及び凹曲状の後面から威り頂
    部が先細り状となる路銀杏形断面に形威し、その制御バ
    ーの凹曲状の後面をセカンドトップローラ−外周に近接
    し、かつ、その先細り状の頂部を、フロントトップロー
    ラ−とセカンドトップローラ−間の狭隘部へ突出させて
    構成したことを特徴とする線条機における制御バー装置
JP11285780U 1980-08-09 1980-08-09 練条機における制御バ−装置 Expired JPS606448Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11285780U JPS606448Y2 (ja) 1980-08-09 1980-08-09 練条機における制御バ−装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11285780U JPS606448Y2 (ja) 1980-08-09 1980-08-09 練条機における制御バ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5735377U JPS5735377U (ja) 1982-02-24
JPS606448Y2 true JPS606448Y2 (ja) 1985-03-01

Family

ID=29473897

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11285780U Expired JPS606448Y2 (ja) 1980-08-09 1980-08-09 練条機における制御バ−装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS606448Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006505703A (ja) * 2002-11-11 2006-02-16 マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト 圧縮装置を有する紡績機
JP2006200069A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Murata Mach Ltd 空気式精紡機におけるドラフト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006505703A (ja) * 2002-11-11 2006-02-16 マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト 圧縮装置を有する紡績機
JP2006200069A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Murata Mach Ltd 空気式精紡機におけるドラフト装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5735377U (ja) 1982-02-24

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