JPH0837488A - 電波測定装置 - Google Patents

電波測定装置

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JPH0837488A
JPH0837488A JP6170858A JP17085894A JPH0837488A JP H0837488 A JPH0837488 A JP H0837488A JP 6170858 A JP6170858 A JP 6170858A JP 17085894 A JP17085894 A JP 17085894A JP H0837488 A JPH0837488 A JP H0837488A
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signal
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signal level
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JP6170858A
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English (en)
Inventor
Takanori Tanaka
孝典 田中
Yasuhiko Shimura
靖彦 志村
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各基地局1a〜1eから電波放射される各バ
ースト信号bを受信する場合に、各バースト信号の波形
とレベルと送信元基地局を簡単に把握できる。 【構成】 順次受信される各バースト信号bを元のデジ
タルデータ信号eへ順次復調して、データ抽出部14で
順次復調されたデジタルデータ信号eから基地局情報D
N を抽出する。一方、順次受信される各バースト信号b
を含む受信信号の信号レベルDI をレベル検出部18で
検出し、レベル検出部18で検出された各信号レベルD
I を、受信時間経過に従って、表示器24に表示出力す
るとともに、データ抽出部14で抽出された基地局情報
N を表示器24へ表示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば簡易型携帯電話
システム(パーソナル・ハンディホン・システム)等の
通信システムにおける各基地局から時分割されて各移動
局へ電波放射される各バースト信号の信号レベルを検出
する電波測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】簡易型携帯電話システムにおいては、一
つの基地局がカバーする範囲は比較的狭い。したがっ
て、各基地局は互いに比較的隣接して設置される。図9
は各基地局1a,1b,1c,1d,1eの位置関係と
通信サービス範囲を示す図である。各移動局2a,2b
がこの通信サービス範囲に入ると、移動局2a,2bは
最寄りの基地局1e,1bを介して通話先と通話が可能
である。
【0003】各基地局1a〜1gは、それぞれ自己に与
えられた基地局情報を有しており、図10に示すよう
に、移動局に対する下り信号a1 ,a2 ,a3 ,a4
5 を電波送出する。各下り信号a1 ,a2 ,a3
…,a5 にはそれぞれ一定周期T1 毎に移動局に対する
各バースト信号b1 、b2 ,…,b5 が含まれる。そし
て、各下り信号a1 〜a5 どうしのバースト信号b1
5 が空中で干渉しないように時分割されて電波放出さ
れている。
【0004】このような簡易型携帯電話システムにおい
て、複数の基地局1a〜1eが設置された通信サービス
領域の各位置P1 ,P2 ,P3 ,…,PN において、各
基地局1a〜1eから電波放射された各下り信号a1
5 の各バースト信号b1 〜b5 が移動局にて正常に受
信できるか否かを予め試験する必要がある。
【0005】このような試験には各測定点P1 〜PN
て各基地局1a〜1eから電波放射された各バースト信
号b1 〜b5 を受信して受信信号レベルを測定して電波
状態の良否を判定するための電波測定装置が提唱されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電波測
定装置においては、この電波測定装置で受信される受信
信号には、図10に示す時分割された各バースト信号b
1 〜b5 が含まれる。したがって、各バースト信号b1
〜b5 の各信号レベルを測定したとしても、各信号レベ
ルがどの基地局1a〜1eから出力されたバースト信号
であるかが、その各測定位置(測定作業現場)P1 〜P
N において即座に把握できない。
【0007】このような場合は、とりあえず各測定位置
1 〜PN において、各バースト信号b1 〜b5 の各信
号レベルを測定する。そして、事務所へ戻って、各基地
局1a〜1e相互間の割付けタイムスロット等の情報に
基づいて各バースト信号の基地局を特定していた。
【0008】しかし、各測定位置P1 〜PN で得られる
各バースト信号b1 〜b5 の信号レベルは、当該信号レ
ベルに対応するバースト信号の送信元基地局までの距離
に大きく依存する。したがって、信号レベルが大幅に低
いバースト信号が検出された場合は、その原因が基地局
までの距離に起因するものか、又は何等かの異常に起因
するものかを即座に判断できない。
【0009】また、後から事務所で解析した場合には、
測定作業現場の状況が把握できないので、たとえ異常で
あると判断しても、その異常原因が、途中に電波障害物
が存在することに起因するか、ビル3等による反射に起
因するすか、または別の原因であるのかが適格に判断で
きない問題がある。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、バースト信号の信号レベルの測定及び当該
バースト信号に含まれる基地局情報の読取を行うことに
より、各基地局からのバースト信号の各信号レベルのみ
ならず対応する基地局情報も同時に表示出力でき、測定
現場において、即座に各バースト信号の送信元基地局を
把握でき、各信号レベルが正常か異常かを即座に把握で
き、かつ異常の場合は測定作業現場である程度の異常要
因を究明することができ、性能と操作性を大幅に向上で
きる電波測定装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記画題を解消するため
に請求項1の発明は、複数の基地局から互いに時分割さ
れて電波放射され、送信基地局を表す基地局情報を含む
デジタルデータ信号で変調されたバースト信号を順次受
信して、受信位置における前記各基地局からの各受信信
号レベルを測定する電波測定装置である。
【0012】そして、この電波測定装置に対して、順次
受信される各バースト信号を復調し、復調したデジタル
データ信号を出力する復調器と、復調されたデジタルデ
ータ信号を受けて、基地局情報を抽出するための第1の
タイミング信号を出力するとともに、各基地局からの受
信信号レベルを検出するための第2のタイミンググ信号
を出力するタイミング発生部と、第1のタイミング信号
を受けて、復調されたデジタルデータ信号から基地局情
報を抽出するするデータ抽出部と、第2のタイミング信
号を受けて、各基地局からの受信信号レベルを検出する
レベル検出部と、レベル検出部で検出された受信信号レ
ベルを、データ抽出部で抽出された基地局情報と共に対
応づけて記憶するデータメモリと、各種情報を表示する
ための表示器と、データメモリに記憶された受信信号レ
ベルと基地局情報とを読出し、受信時間経過に従って読
出した受信信号レベルを表示器に表示させるとともに対
応づけて読出した基地局情報を表示器に表示させるデー
タ処理部とを備えてる。
【0013】また、請求項2の発明においては、上記発
明におけるデータ処理部に対して、データメモリに記憶
された受信信号レベルと基地局情報のうち指定された基
地局情報から順に、受信信号レベルと基地局情報とを受
信時間経過とともに表示器に表示させる機能を付加して
いる。
【0014】請求項3の発明においては、上記発明にお
けるデータ処理部に対して、指定されたデータ処理モー
ドに従ってデータメモリに記憶された受信信号レベルと
基地局情報とから、各基地局情報に対応した各バースト
信号の信号レベルを求め、さらに同一基地局情報毎にバ
ースト信号の信号レベルの所望の値を求め、その値を基
地局情報とともに表示器に表示させる機能を付加してい
る。
【0015】請求項4の発明においては、請求項3の発
明の機能を有したデータ処理部に対して、さらに、指定
された基地局情報とその基地局情報に対応するバースト
信号の信号レベルの所望の値のみを表示器に表示させる
機能を付加している。
【0016】請求項5の発明においては、請求項3の発
明の機能を有したデータ処理部に対して、縦軸をバース
ト信号の信号レベルの所望の値とし、横軸を各基地局情
報として、基地局を特定できるようにして表示器に表示
させる機能を付加している。
【0017】
【作用】このように構成された電波測定装置において
は、各基地局から互いに時分割されて電波放射されるバ
ースト信号は電波測定装置にて受信されて、復調器でも
って元のデジタルデータ信号に復調される。復調された
デジタルデータ信号を受けて、フレーム同期検出部から
出力される同期信号によって、タイミング発生部からタ
イミング信号が出力される。
【0018】また、復調されたデジタルデータ信号に含
まれる送信元基地局を特定する基地局情報が抽出され
る。なお、デジタルデータ信号のうちどのデータが基地
局情報であるのかは前記タイミング信号に基づいて特定
される。
【0019】また、バースト信号を含む各基地局からの
受信信号レベルはレベル検出部で検出される。そして、
検出された各受信信号レベルは受信時間経過に従って基
地局情報と共に表示器に表示される。
【0020】したがって、操作者は表示画面を見るのみ
で、各バースト信号の波形とレベルと送信元の基地局情
報を即座に把握できる。また、各バースト信号間の時間
関係や各バースト信号どうしの干渉等の異常状態も一瞥
して把握できる。
【0021】また、請求項2の発明においては、表示器
に指定した基地局情報のところから受信信号レベルと基
地局情報が表示される。したがって、操作者は必要なと
ころから各バースト信号の波形とレベルと基地局情報と
を見ることができる。
【0022】また、請求項3の発明においては、同一基
地局情報毎にバースト信号の信号レベルがデータ処理さ
れ、その信号レベルと基地局情報とが表示される。した
がって、操作者は例えばフェージィング等によつて変動
するバースト信号の各基地局情報毎の中央値等が測定現
場で即座に把握できる。
【0023】さらに、請求項4の発明においては、指定
された基地局情報の信号レベルのみが基地局情報ととも
に表示される。したがって、操作者は、受信された基地
局情報のなかで必要な基地局情報の信号レベルのみを観
察することができ、信号の良否判定を効率的に実施でき
る。
【0024】さらに、請求項5の発明においては、表示
器の表示画面上に上述した基地局情報及び信号レベルが
横軸方向及び縦軸方向に表示され、操作者にとっては基
地局情報と信号レベルとの関係が一目瞭然に把握でき
る。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の電波測定装置の概略構成を示すブロ
ック図である。この電波測定装置は例えば図9に示した
複数の基地局1a〜1eがカバーする通信サービス領域
内の各位置P1 ,P2 ,…,PN における各基地局1a
〜1eから電波放射される各バースト信号b1 ,b2
3 ,b4 ,b5 を含む受信信号レベルDIを測定す
る。
【0026】各基地局1a〜1eから電波放射される各
下り信号a1 〜a5 に含まれる各バースト信号b1 〜b
5 を構成する伝送フレームのビット構成例を図5に示
す。先頭に4ビットのランプビットRが設定され、2番
目に2ビットのスタートシンボルSSが設定され、3番
目に62ビットのプリアンブルビットPRが設定され、
4番目に32ビットのユニークワードUWが付され、5
番目に4ビットのチャネル種別CIが設定される。6番
目に基地局情報としての42ビットの発識別符号が設定
され、さらに、62ビットのI[BCCH(A)] が設定され、
最後に、16ビットの誤り補正ビットCRCが付され
る。
【0027】32ビットのユニークワードUWは全ての
バースト信号b1 〜b5 に対して共通したビット配列で
ある。したがって、受信したデジタルデータ信号e中に
このビット配列を検出すると、伝送フレームの時間位置
が特定される。
【0028】また、42ビット長の発識別符号には、こ
のバースト信号b1 〜b5 の送信元基地局1a〜1eを
特定する基地局情報が設定されている。このようなビッ
ト構成の伝送フレームで構成されたデジタルデータ信号
eでもって搬送波が直交位相変調(QPSK)されて、
各基地局1a〜1eからバースト信号b1 〜b5 とし
て、電波放射される。
【0029】図1の電波測定装置において、各基地局1
a〜1eから空中に電波放射された各バースト信号b
1 ,b2 ,…,b5 は、アンテナ5を介して周波数変換
回路7に入力され、信号解析に適した低周波数に周波数
変換されて、復調器8へ入力される。
【0030】周波数変換回路7から出力された受信信号
bには図4に示すように各基地局1a〜1eから時分割
で送信された各バースト信号b1 ,b2 ,…,b5 が含
まれる。
【0031】復調器8は、周波数変換された各バースト
信号b1 ,b2 ,…,b5 を内部クロツク発振器9から
出力されたクロック信号cを用いて元の各デジタルデー
タ信号eへ復調して、次の内部クロック同期回路10へ
送出する。内部クロック同期回路10は、入力したデジ
タルデータ信号eを内部クロック発振器9から出力され
たクロック信号cに同期させる。クロック同期されたデ
ジタルデータ信号eはスクランブル解除回路12へ入力
されると共にフレーム同期検出部11へ入力される。
【0032】フレーム同期検出部11は、例えば、ユニ
ークワードUWのビット数と同一の32段のシフトレジ
スタと32ビットのユニークワードUWのビットパター
ンを記憶するメモリとで構成されている。そして、フレ
ーム同期検出部11は、デジタルデータ信号eの各ビッ
トデータをシフトレジスタの先頭レジスタへ入力して順
番に後続の各レジスタへシフトさせていく。そして、シ
フトレジスタにおける32個の各レジスタに記憶された
ビットパターンがメモリに記憶されたビットパターンに
一致したタイミングで、図5に示すように、同期検出信
号gを次の時間制御回路13へ送出する。
【0033】時間制御回路13は、同期検出信号g入力
時刻からCIの4ビットに相当する時間経過後に、スク
ランブル解除回路12へ動作開始タイミング信号h1
送出する。スクランブル解除回路12は動作開始タイミ
ング信号h1 が入力されると、デジタルデータ信号e内
の発識別符号以降の120ビットに設定されていたスク
ランブルを解除して、直ちに解読できるデータ列に戻
す。なお、必要であれば、スクランブル解除に要する時
間を遅延させて、スクランブル解除ののちデジタルデー
タ信号eを次のデータ抽出部14へ送出する。
【0034】また、時間制御回路13は、図5に示すよ
うに、同期検出信号g入力時刻からCIの4ビットに相
当する時間とスクランブル解除に要する時間を加算した
時間T3 経過後にデータ抽出開始タイミング信号h2
出力される。
【0035】データ抽出部14は、図5に示すように、
データ抽出開始タイミング信号h2が入力されると、デ
ジタルデータ信号e内の発識別符号の42ビットを基地
局番号DN として読取る。すなわち、発識別符号の42
ビットのシリアルの基地局番号DN を抽出して、nビッ
トのパラレル(並列)の基地局番号DN として次のデー
タメモリ15の第1の入力端子へ印加する。
【0036】さらに、時間制御回路13は内部クロック
発振器9からのクロック信号cに同期してレベル検出部
18へレベル検出タイミング信号h3 を送出する。一
方、周波数変換器7から出力されたバースト信号b1
2 ,…,b5 を含む受信信号bは復調器8へ入力され
るとともに、対数増幅器(LOGアンプ)16で対数変
換される。対数変換されたバースト信号b1 ,b2
…,b5 を含む受信信号bは次の包絡線検波器17で包
絡線検波される。各バースト信号b1 ,b2 ,…,b5
が包絡線検波された検波信号iは次のレベル検出部18
へ入力される。
【0037】レベル検出部18は、図4に示すように、
時間制御回路13からのレベル検出タイミング信号h3
入力に応動して、包絡線検波された検波信号iの信号レ
ベルDI を検出する。レベル検出部18は検出した信号
レベルDI をnビットのパラレルデータとして前記デー
タメモリ15の第2の入力端子へ印加する。
【0038】時間制御回路13は、データメモリ15の
各入力端子に基地局番号DN 及び信号レベルDI が印加
されたタイミングで、データメモリ15に基地局番号D
N を書込むための書込み信号h5 と、信号レベルDI
書込むための書込み信号h6を送出する。また、時間制
御回路13は、データメモリ15に所定数の基地局番号
N と信号レベルDI が書込まれた後、それをデータ処
理部19内のデータファイル27へ転送するために、デ
ータ処理部19内の制御部20へ転送タイミング信号h
4 を送出する。
【0039】データ処理部19は一種のコンピュータで
構成されている。各種情報処理を実行する制御部20に
対して、操作者が各種表示モードやデータ処理モードを
入力したり各種操作を行うための操作部21、記憶部2
2、表示フォーマットメモリ23、前記データメモリ1
5及び液晶表示装置等で構成された表示器24等が接続
されている。
【0040】前記記憶部22内には、操作者が操作部2
1を介して設定される表示モードを記憶する表示モード
メモリ25,定位置メモリ26,データ処理モードメモ
リ31,基地局番号メモリ32,データファイル27等
が形成されている。
【0041】この電波測定装置にて操作者が選択できる
表示モードは、「時間軸表示モード」と、「処理結果表
示モード」との2種類があり、さらに、「処理結果表示
モード」においては、信号レベルの表示順序に関して、
「受信順」,「信号レベル順」,「基地局番号順」,
「指定基地局順」の4種類が存在し、表示形態に対して
は「グラフ表示」と「数値表示」との2種類かある。
【0042】また、操作者が操作部21を介して指定し
て、データ処理モードメモリ31に設定されるデータ処
理モードとしては「平均値処理」「中央値処理」「最大
値処理」の3種類が設定される。
【0043】また、表示フォーマットメモリ23には前
述した各表示モードに対応する各表示フォーマットが記
憶されている。測定位置メモリ26内には、操作者が操
作部21を介して入力した現在の測定位置P1 ,P2
…,PN が入力される。
【0044】前述した転送タイミング信号h4 を受領し
た制御部20は、データを転送するに当たり、表示モー
ドメモリ25から表示モードを読取り、時間軸表示モー
ドのときは、データメモリ15の内容をデータファイル
27へ転送する。また、処理結果表示モードの場合は、
データ処理モードメモリ31からデータ処理モードを読
取り、処理モードに従って、データ処理した後の信号レ
ベルDL と基地局番号DN とをデータファイル27へ転
送する。
【0045】制御部20は、全てのデータ処理におい
て、まず、各基地局1a〜1eから受信した各バースト
信号b1 ,b2 ,…,b5 のレベルL1 .L2 .…,L
5 を求める。具体的には、各バースト間で信号レベルD
I を平均して求める。
【0046】制御部20は、データメモリ15に書込ま
れている信号レベルDI のうち、各バースト内で平均す
べき信号レベルDI であるか否かを、データメモリ15
に書込まれている基地局番号DN と信号レベルDI の相
対的な位置(アドレス)関係から判断する。
【0047】制御部20は、平均値処理の場合、図4の
受信信号bにおける規定時間T0 の各バースト信号レベ
ルL1 ,L2 ,…,L5 について、各基地局毎に平均値
Lを求める。さらに、制御部20は、中央値処理の場
合、各基地局毎に中央値DLを求め、最大値処理におい
ては各基地局毎に最大値DL を求める。
【0048】また、制御部20は、処理結果表示モード
の時は、各基地局毎のデータ処理後の信号レベルDL
各基地局番号DN とをデータファイル27へ転送する。
そして、データ処理部19の制御部20は、図2及び図
3に示す流れ図に従って、レベル検出部18で検出した
各バースト信号b1 〜b5 の信号レベルDI 及びデータ
抽出部14で抽出した各バースト信号b1 〜b5 の基地
局番号DN を基にしたデータ処理と表示処理を実行する
ようにプログラム構成されている。
【0049】流れ図が開始され、P(プログラム・ステ
ップ)1において時間制御回路13から転送タイミング
信号h4 が入力されると、操作者が選択している表示モ
ードを記憶部22の表示モードメモリ25から読取る
(P2)。
【0050】P3において、表示モードが時間軸表示モ
ードの場合、データメモリ15の内容をデータファイル
27へ書込み、記憶保持する(P4)。P5において、
任意の基地局番号DN からの表示を可能とするために設
けられている基地局番号メモリ32に基地局番号が設定
されていない場合は、表示モードメモリ25に記憶され
た設定表示モードに対応する表示フォーマットを用い
て、受信した順に各測定データDI ,DN を表示器24
へ時間軸表示する(P24)。
【0051】なお、P5において、基地局番号メモリ3
2に操作部21を介して基地局番号が設定されている場
合は、設定されている基地局番号が受信されたところか
ら受信した順に時間軸表示する(P25)。また、測定
位置メモリ26に記憶されている測定位置Pも同時に表
示する。
【0052】P3において、表示モードが時間軸表示モ
ードではなければ、処理結果表示モードであると判断
し、P6へ進む。P6において、データ処理モードが平
均値処理の場合、規定時間T0 内で各基地局毎にバース
ト信号レベルの平均値DL を求める(P7)。P8にお
いて、データ処理が中央値処理の場合、規定周期T0
で各基地局毎にバースト信号レベルの中央値DL を求め
る(P9)。
【0053】さらに。P8において、データ処理が中央
値理でなければ、最大値処理であると判断し、規定周期
0 内で各基地局毎にバースト信号レベルの最大値DL
を求める(P10)。
【0054】P11においては、各基地局の基地局番号
N と各基地局に対するデータ処理した後の新語レベル
L をデータファイル27へ書込む。図3におけるP1
2において、表示モードが「信号レベル順」の場合、各
基地局毎にデータ処理した後の各測定データを信号レベ
ルDL を高い順番に並べ替える(P13)。また、P1
4において、表示モードが「基地局番号順」の場合、デ
ータ処理した後の各測定データを基地局番号DN の小さ
い順に並べ替える(P15)。さらに、P16におい
て、表示モードが「指定基地局順」の場合、データ処理
した後の各測定データを、操作者が操作部21を介して
指定した基地局順に並べ替える(P17)。
【0055】さらに、P16にて、表示モードが「指定
基地局順」でなければ、通常の「受信順」であると判断
して、データ処理した後の測定データを受信順に配列す
る(P18)。
【0056】P19にて、基地局番号が指定されている
場合は、P20へ進み、配列したデータのうち固定され
ている基地局番号のデータだけを残す。P19にて、基
地局番号が設定避けていない場合は、P21へ進む。
【0057】次に、P21にて表示形態が「グラフ表
示」か「数値表示」かを判断する。「数値表示」の場
合、P22へ進み、表示モードメモリ25に記憶された
設定表示モードに対応する表示フォーオマットを用い
て、先に配列した順番に従って、各測定データ(DL
N )を表示器24へ表示する。この場合、測定位置メ
モリ26に記憶されている測定位置Pも同時に表示す
る。
【0058】図7(a)に、通常の「受信順」モードで
かつ「数値表示」モード時における表示器24の表示内
容の一例を示す。各受信時刻番号NO順に、基地局番号
Nと信号レベルDL.とが同時に表示される。また、測
定位置や周波数も表示される。
【0059】図3の流れ図のP21にて、表示形態が
「グラフ表示」の場合、P23へ進み、信号レベルDL
を、棒グラフ化して、先に配列した順に従って、表示器
24に棒グラフ表示すると共に、棒グラフの近傍に対応
する基地局の基地局番号DN を文字表示する。
【0060】図6に、時間軸表示における表示器24の
表示内容の一例を示す。図4に示す包絡線検波された検
波信号iをレベル検出タイミング信号h3 のタイミング
で検出された信号レベルDL が、検出時刻順に表示され
るとともに基地局番号DN が表示される。また、測定位
置や周波数も表示される。
【0061】また、図6においては、横軸が受信信号d
における時間軸であり、縦軸が信号レベル(dB)であ
る。そして、信号レベルDI により示されるバースト信
号波形に対応する基地局番号 13569,10503 ,…が表示
される。
【0062】また、図8に、「信号レベル順」の表示モ
ードでかつ表示形態が「グラフ表示」の場合における表
示器24の表示内容を示す。信号レベルDL を棒グラフ
28で表し、かつ各棒グラフ28を値の大きい順に並べ
て表示している。
【0063】さらに、図7(b)に、表示モードが「基
地局番号順」であり、かつ表示形態が「グラフ表示」の
場合における表示器24の表示内容を示す。各信号レベ
ルDL が、基地局番号001 ,002 .003 …順に棒グラフ
28表示される。さらに、この実施例においては、操作
者が操作部21を介して特定の基地局番号DN (=002)
を指定すると、該当基地局番号DN (=002) の棒グラフ
29が強調表示されると共に、該当基地局番号DN (=0
02) の信号レベルDL (=40dB )が画面の上方位置に表
示される。
【0064】このように構成された電波測定装置におい
て、操作者はこの電波測定装置を図9に示す通話サービ
ス領域の一つの測定位置Pに設置し、この測定位置Pを
操作部21を介して入力する。次に、表示モード及び表
示形態等を設定する。
【0065】以上の準備作業が終了し、測定を開始させ
ると、各基地局1a〜1eからの各バースト信号b1
2 ,…,b5 が受信されて、信号レベルDI と送信元
基地局番号DN とが検出される。
【0066】そして、処理結果表示モードでは、検出さ
れた信号レベルDL と送信元基地局番号DN からデータ
処理モードに従って、データ処理した後の信号レベルD
L と対応する送信元基地局番号DN を得て、この信号レ
ベルDL と基地局番号DN とからなる各測定データが表
示器24にまとめて表示される。
【0067】よって、操作者は表示器24の表示画面を
見るのみで、信号レベルDL と対応する送信元基地局1
a〜1eを即座に把握できる。このように各測定位置P
において、各基地局1a〜1eから電波放射され混在し
ている各バースト信号から各基地局毎に信号レベルDL
を得て表示することによって、測定周期における各基地
局毎の平均値,中央値,あるいは最大値を測定位置(測
定作業現場)で把握できる。
【0068】図6に示すように、信号レベルDI を時間
を横軸に時間軸表示することによって、例えばビル3等
によって反射された電波が受信される場合は、その反射
波の受信レベル波形30は他の正常な時間軸位置の各受
信レベル波形31相互間に現れたり、正常な受信レベ波
形31に一部重複した状態で表示される。
【0069】よって、反射電波等を表示画面上で簡単に
特定でき、測定作業現場において、反射電波に起因する
正規のバースト信号の受信不良の原因を比較的簡単に究
明できる。さらに、縦軸が信号レベルを表示している
で、一瞥してバースト信号の概略の信号レベルを把握で
きる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電波測定装
置においては、バースト信号の信号レベルの測定と当該
バースト信号に含まれるデジタルの基地局情報の読取と
を行うようにしている。したがって、各基地局からのバ
ースト信号の各信号レベルのみならず対応する基地局番
号等の基地局情報も同時に表示出力でき、測定現場にお
いて、即座に各バースト信号の送信元基地局を把握で
き、かつ、一瞥して各信号レベルが正常か異常かを即座
に表示画面上で把握でき、かつ異常の場合は測定作業現
場においてある程度の異常要因を究明し解析することが
でき、測定性能と操作性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる電波測定装置の概
略構成を示すブロック図
【図2】 同実施例装置の動作を示す流れ図
【図3】 同じく同実施例装置の動作を示す流れ図
【図4】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート
【図5】 同じく同実施例装置の動作を示すタイムチャ
ート
【図6】 同実施例装置における表示器の表示内容を示
す図
【図7】 同じく同実施例装置における表示器の表示内
容を示す図
【図8】 同じく同実施例装置における表示器の表示内
容を示す図
【図9】 簡易型携帯電話システムにおける通話サービ
ス領域を示す図
【図10】 各基地局から電波放射される各バースト信
号を示す図
【符号の説明】
1a〜1e…基地局、2a,2b…移動局、3…ビル、
7…周波数変換器、8…復調器、9…内部クロック発振
器、10…内部クロック同期回路、11…フレーム同期
検出部、12…スクランブル解除回路、13…時間制御
回路、14…データ抽出部、15…データメモリ、16
…対数増幅器、17…包絡線検波器、18…レベル検出
器、19…データ処理部、20…制御部、21…操作
部、24…表示器、25…表示モードメモリ、26…測
定位置メリ、27…データファイル、28…棒グラフ、
31…データ処理モードメモリ、32…基地局番号メモ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局から互いに時分割されて電
    波放射され、送信基地局を表す基地局情報を含むデジタ
    ルデータ信号で変調されたバースト信号を順次受信し
    て、受信位置における前記各基地局からの各受信信号レ
    ベルを測定する電波測定装置であって、 前記順次受信される各バースト信号を復調し、復調した
    デジタルデータ信号を出力する復調器(8) と、 前記復調されたデジタルデータ信号を受けて、前記基地
    局情報を抽出するための第1のタイミング信号を出力す
    るとともに、前記各基地局からの受信信号レベルを検出
    するための第2のタイミンググ信号を出力するタイミン
    グ発生部(11,13) と、 前記第1のタイミング信号を受けて、前記復調されたデ
    ジタルデータ信号から基地局情報を抽出するするデータ
    抽出部(14)と、 前記第2のタイミング信号を受けて、前記各基地局から
    の受信信号レベルを検出するレベル検出部(18)と、 このレベル検出部で検出された受信信号レベルを、前記
    データ抽出部で抽出された基地局情報と共に対応づけて
    記憶するデータメモリ(15)と、 各種情報を表示するための表示器(24)と、 前記データメモリに記憶された受信信号レベルと基地局
    情報とを読出し、受信時間経過に従って前記読出した受
    信信号レベルを前記表示器に表示させるとともに対応づ
    けて前記読出した基地局情報を前記表示器に表示させる
    データ処理部(19)とを備えた電波測定装置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理部は、前記データメモリ
    に記憶された受信信号レベルと基地局情報のうち指定さ
    れた基地局情報から順に、受信信号レベルと基地局情報
    とを受信時間経過とともに前記表示器に表示させること
    を特徴とする請求項1記載の電波測定装置。
  3. 【請求項3】 前記データ処理部は、指定されたデータ
    処理モードに従って前記データメモリに記憶された受信
    信号レベルと基地局情報とから、各基地局情報に対応し
    た各バースト信号の信号レベルを求め、さらに同一基地
    局情報毎にバースト信号の信号レベルの所望の値を求
    め、その値を基地局情報とともに前記表示器に表示させ
    ることを特徴とする請求項1記載の電波測定装置。
  4. 【請求項4】 前記データ処理部は、指定された基地局
    情報とその基地局情報に対応するバースト信号の信号レ
    ベルの所望の値のみを前記表示器に表示させることを特
    徴とする請求項3記載の電波測定装置。
  5. 【請求項5】 前記データ処理部は、縦軸をバースト信
    号の信号レベルの所望の値とし、横軸を各基地局情報と
    して、基地局を特定できるようにして前記表示器に表示
    させることを特徴とする請求項3記載の電波測定装置。
JP6170858A 1994-07-22 1994-07-22 電波測定装置 Pending JPH0837488A (ja)

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US08/504,736 US5825817A (en) 1994-07-22 1995-07-19 Radio wave measuring apparatus for digital communication system

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003013035A1 (fr) * 2001-08-01 2003-02-13 Anritsu Corporation Procede et dispositif d'analyse de signal possedant une fonction permettant d'afficher des informations d'intervalle de temps
JP2013012924A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Anritsu Corp 移動通信端末試験装置及び移動通信端末試験方法

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