JP3035820B2 - アクセスプローブ測定装置 - Google Patents
アクセスプローブ測定装置Info
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Description
で移動局が発射するアクセスプローブという信号を測定
することによって移動局の動作を評価できるようにした
アクセスプローブ測定装置に関する。
一つであるIS−95方式では、基地局と移動端末機と
の間での同期が確立した後に、基地局側からページング
チャネル信号を移動端末機に送信し、移動端末機はこの
ページングチャネル信号に対する応答信号として、図4
に示すようなバースト状のアクセスプローブを送信す
る。
り、移動端末機は所定の時間間隔で複数個連続し、且
つ、そのパワーが段階的に増加するアクセスプローブA
P1〜APNの組を1つのアクセスプローブシーケンス
とし、このアクセスプローブシーケンスを一定の周期で
所定回数出力する。
プローブの時間間隔、各アクセスプローブの電力、アク
セスプローブ数N等は、基地局側からのページングチャ
ネル信号によって任意に指定され、この指定された内容
で移動端末機がアクセスプローブを正しく送信するか否
かを測定することによって、移動端末機の動作の良否を
判定することができる。
定対象となる移動局にページングチャネル信号を送信し
て、このページングチャネル信号に対して移動端末機か
ら出力されるアクセスプローブの波形をオシロスコープ
やスペクトラムアナライザによって表示し、この表示さ
れたアクセスプローブの波形とページングチャネル信号
によって指定された内容とを対比して、移動端末機の動
作チェックを行なっていた。
末機が出力するアクセスプローブの波形を表示して動作
チェックする方法では、測定に手間がかかり、また、正
確な測定ができないという問題があった。
ローブ測定装置を提供することを目的としている。
に、本発明のアクセスプローブ測定装置は、測定対象の
移動端末機に対して送信要求するアクセスプローブの送
信間隔、電力および個数を指定するアクセスプローブ指
定手段と、前記移動端末機に対して前記アクセスプロー
ブ指定手段によって指定されたアクセスプローブの送信
を要求する送信要求手段と、前記送信要求手段による送
信要求がなされた後に、前記移動端末機が送信したアク
セスプローブを受信する受信手段と、前記受信手段の出
力信号に基づいて前記移動端末機のアクセスプローブ送
信間隔を検出する間隔検出手段と、前記受信手段の出力
信号に基づいて前記移動端末機が送信した各アクセスプ
ローブの電力を検出する電力検出手段と、前記受信手段
の出力信号に基づいて前記移動端末機が所定時間内に送
信したアクセスプローブの数を検出する個数検出手段
と、前記移動端末機から送信されたアクセスプローブに
対する前記間隔検出手段、電力検出手段および個数検出
手段の検出結果と、前記アクセスプローブ指定手段によ
って指定された送信間隔、電力および個数とを比較し
て、前記移動端末機の動作判定を行なう判定手段と、前
記判定手段の判定結果を出力する判定結果出力手段とを
備えている。
実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態のアクセ
スプローブ測定装置20の構成を示すブロック図であ
る。
ローブ測定装置20の接続端子20aは、測定対象の移
動端末機1にコード接続されている(アンテナを介して
無線接続するようにしてもよい)。
して送信回路22および受信回路25に接続されてい
る。
手段を構成するものであり、後述する制御部41からの
送信要求信号を受けるとアクセスプローブ指定メモリ2
3に記憶されている内容に対応したページングチャネル
信号を、方向性結合器21および接続端子20aを介し
て移動端末機1へ出力して、アクセスプローブを送信さ
せる。アクセスプローブ指定メモリ23には、測定対象
の移動端末機1に送出させるアクセスプローブの条件、
即ち、電力初期値P0と増加ステップΔP、送信間隔Δ
T0、1シーケンスのアクセスプローブ数N等を指定す
るデータが記憶されている。
送信されたアクセスプローブを接続端子20a、方向性
係合器21を介して受信する。
端末機1から出力されるアクセスプローブの搬送周波数
に等しくなるように、予め制御部41によって設定され
ている。
ブは、A/D変換器26に入力される。A/D変換器2
6は、受信したアクセスプローブをディジタル信号に変
換し、その波形データをメモリ27へ出力する。メモリ
27は、A/D変換器26から出力されるアクセスプロ
ーブの波形データを、制御部41からの測定開始を知ら
せる信号を受けてから測定終了を知らせる信号を受ける
までの間連続的に記憶する。なお、このメモリ27は、
データの書き込みとデータの読み出しとが独立に行なえ
る構造のものである。
析部30によって読み出され解析される。解析部30
は、例えばDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)に
よって構成されており、アクセスプローブ検出手段3
1、電力検出手段32、間隔検出手段33、個数検出手
段34および解析結果メモリ35を有している。
27に記憶された波形データをその記憶順に読み出しな
がら波形データの立ち上がりと立ち下がりを検出して一
つのアクセスプローブを検出する。なお、波形データの
立ち上がりタイミングは、波形データが所定のしきい値
Rより低いレベルからしきい値以上になったときのメモ
リ27のアドレスによって決まり、波形データの立ち下
がりタイミングは、波形データが所定のしきい値Rより
高いレベルからしきい値以下になったときのメモリ27
のアドレスによって決まる。
越えて下がる波形データをアクセスプローブの1つとし
て認識して出力する。
モリ27ではアドレス)、縦軸が電圧レベル(メモリ2
7の値)であるが、縦軸を電圧レベルから電力に換算し
て用いてもよい。
出手段31によって波形データの立ち上がりが検出され
てから立ち下がりが検出されるまでの間の波形データの
ピーク値を検出し、このピーク値からそのアクセスプロ
ーブの電力を算出する。なお、ピーク値として、波形デ
ータのピーク付近の値を平均したものを用いてもよい。
出手段31によって検出された立ち上がりタイミング
(または立ち下がりタイミング)のアドレス差に基づい
て、アクセスプローブの送信間隔を検出する。
出手段31によって波形データの立ち上がりが検出され
その後に立ち下がりが検出されたときに、これを1つの
アクセスプローブとして計数し、移動端末機1が測定時
間内に送信したアクセスプローブの数を検出する。
2、間隔検出手段33および個数検出手段34によって
検出されたアクセスプローブの電力、送信間隔、個数を
記憶する。
力、送信間隔、個数について、アクセスプローブ指定メ
モリ23に記憶されている内容と、解析結果メモリ35
に記憶された内容とを比較し、測定対象の移動端末機の
アクセスプローブ送信機能が正常か否かを判定する。
に記憶された内容および判定手段37の判定結果を表示
器39に表示させる。
るアクセスプローブの電力、間隔、個数等の情報をアク
セスプローブ指定メモリ23に設定し、また、測定開始
を指令するためのものである。
アクセスプローブ指定メモリ23にアクセスプローブの
電力、間隔、個数等の情報を設定させ、また、測定開始
が指令されたときに、送信回路22に対して送信要求信
号を送出するとともに、メモリに対して測定の開始を知
らせる信号を出力し、所定の測定時間が経過した後に測
定の終了を知らせる信号を出力する。
手順を示すフローチャートである。以下、このフローチ
ャートに基づいて実施形態のアクセスプローブ測定装置
20の動作を説明する。なお、測定時間は、アクセスプ
ローブ指定メモリ23に指定された条件のアクセスプロ
ーブ1シーケンス分の波形データがメモリ27に確実に
記憶される時間に予め設定されているものとする。
ると、制御部41から送信回路22に対して送信要求信
号が出力され、送信回路22からページングチャネル信
号が移動端末機1へ送信されるため、移動端末機1から
は、図3に示すアクセスプローブAP1〜APmが出力
される。
受信されてA/D変換器26によってディジタルの波形
データに変換され、波形データのメモリ27への記憶が
開始されるとともに、アクセスプローブの数を示す値m
が零に初期化される(S1〜S3)。
れ、その波形データDとしきい値Rとが比較される(S
4〜S6)。
値R以上になったとき、個数mが1だけ増加更新され、
そのときのアドレスAとA/D変換器26のサンプリン
グ周期Tsとの積によって立ち上がりタイミングtrm
が算出され、さらに、このときのデータDで最大データ
Dmが更新される(S7〜S9)。
読み出したデータDが最大データDmより大のときには
そのデータで最大データを更新するが、この読み出し中
に、読み出したデータDがしきい値Rより小になると、
そのときのアドレスAとサンプリング周期Tsとの積に
よって立ち下がりタイミングtfmが算出され、最大デ
ータDmからm番目のアクセスプローブAPmの電力P
mが算出され、立ち上がりタイミングtrmとその前の
アクセスプローブAPm−1の立ち上がりタイミングt
rm−1との差によって間隔ΔTmが求められ、処理S
4へ戻る(S10〜S17)。
ての波形データについて行なうことにより、解析結果メ
モリ35には、受信したアクセスプローブAP1〜AP
mの電力P1〜Pm、送信間隔ΔT1〜ΔTmおよび個
数mが記憶され、これらの解析結果に対して判定手段3
7による判定処理がなされる。判定手段37は解析結果
メモリ35に記憶された電力P1〜Pm、送信間隔ΔT
1〜ΔTm、個数mと、アクセスプローブ指定メモリ2
3に記憶されている内容とを比較する。
スプローブの個数mとを比較し、一致していなければ、
アクセスプローブ個数不一致を示す判定信号を出力す
る。
ローブの電力の比較および間隔の比較を行なう。即ち、
1〜N(=m)までの数nについて、検出したn番目の
アクセスプローブAPnの電力値PnとP0+(n−
1)ΔPとを比較し、その差が許容範囲内か否かを判定
し、一つでも許容範囲を越えている場合には、電力異常
を示す判定信号を出力する。
ち、ΔT2〜ΔTmと指定された間隔ΔTとを比較し、
その差が許容範囲内か否かを判定し、一つでも許容範囲
を越えている場合には、間隔異常を示す判定信号を出力
する。なお、ΔT1は、測定開始時から最初のアクセス
プローブAP1が送信されるまでの時間である。
7の判定結果は表示器39に表示されるため、この表示
を見ることで測定対象の移動端末機1のアクセスプロー
ブ送信動作のチェックが簡単に且つ正確に行なえる。
の移動端末機1に送信してアクセスプローブの送信要求
を行なっているため、移動端末機1がアクセスプローブ
を発射するタイミングと測定のタイミングとを同期させ
ることができ、移動端末機1が出力するアクセスプロー
ブを確実に捕捉することができ、さらに確実性のある測
定を容易に行なうことができる。
析結果を表示器39に表示しているが、印字器によって
解析結果を出力してもよい。
シーケンス分のアクセスプローブを記憶するようにして
いたが、複数シーケンス分のアクセスプローブを記憶し
て、各シーケンス毎にアクセスプローブの電力、間隔、
個数を検出するようにしてもよい。
出しとが独立に行なえるメモリ27を用い、波形データ
の書き込みと並行して読み出しを行い、アクセスプロー
ブを解析していたが、波形データを全てメモリ27に書
き込んでからアクセスプローブの解析を行なってもよ
く、また、解析部30の動作速度がA/D変換器26の
サンプリング速度に比べて十分高速であれば、メモリ2
7を省いてA/D変換器26からのデータを解析部30
で直接解析してもよい。
プローブ測定装置は、測定対象の移動端末機に対して送
信要求するアクセスプローブの送信間隔、電力および個
数を指定するアクセスプローブ指定手段と、移動端末機
に対してアクセスプローブ指定手段によって指定された
アクセスプローブの送信を要求する送信要求手段と、送
信要求手段による送信要求がなされた後に移動端末機が
送信したアクセスプローブを受信する受信手段と、受信
手段の出力信号に基づいて移動端末機のアクセスプロー
ブ送信間隔を検出する間隔検出手段と、受信手段の出力
信号に基づいて移動端末機が送信した各アクセスプロー
ブの電力を検出する電力検出手段と、受信手段の出力信
号に基づいて移動端末機が所定時間内に送信したアクセ
スプローブの数を検出する個数検出手段と、移動端末機
から送信されたアクセスプローブに対する間隔検出手
段、電力検出手段および個数検出手段の検出結果と、ア
クセスプローブ指定手段によって指定された送信間隔、
電力および個数とを比較して、移動端末機の動作判定を
行なう判定手段と、判定手段の判定結果を出力する判定
結果出力手段とを備えている。
セスプローブ送信動作およびその良否の判定結果を簡単
に且つ正確に把握することができ、また、移動端末機が
アクセスプローブを発射するタイミングと測定のタイミ
ングとを同期させることができ、移動端末機が出力する
アクセスプローブを確実に捕捉することができ、測定を
さらに確実に容易に行なうことができる。
ーブの波形図
Claims (1)
- 【請求項1】測定対象の移動端末機に対して送信要求す
るアクセスプローブの送信間隔、電力および個数を指定
するアクセスプローブ指定手段と、 前記移動端末機に対して前記アクセスプローブ指定手段
によって指定されたアクセスプローブの送信を要求する
送信要求手段と、 前記送信要求手段による送信要求がなされた後に、前記
移動端末機が送信したアクセスプローブを受信する受信
手段と、 前記受信手段の出力信号に基づいて前記移動端末機のア
クセスプローブ送信間隔を検出する間隔検出手段と、 前記受信手段の出力信号に基づいて前記移動端末機が送
信した各アクセスプローブの電力を検出する電力検出手
段と、 前記受信手段の出力信号に基づいて前記移動端末機が所
定時間内に送信したアクセスプローブの数を検出する個
数検出手段と、 前記移動端末機から送信されたアクセスプローブに対す
る前記間隔検出手段、電力検出手段および個数検出手段
の検出結果と、前記アクセスプローブ指定手段によって
指定された送信間隔、電力および個数とを比較して、前
記移動端末機の動作判定を行なう判定手段と、前記判定手段の 判定結果を出力する判定結果出力手段と
を備えたアクセスプローブ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103489A JP3035820B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | アクセスプローブ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP10103489A JP3035820B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | アクセスプローブ測定装置 |
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---|---|
JPH11284568A JPH11284568A (ja) | 1999-10-15 |
JP3035820B2 true JP3035820B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10103489A Expired - Fee Related JP3035820B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | アクセスプローブ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035820B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
CN100477857C (zh) | 2000-02-23 | 2009-04-08 | Ipr特许公司 | 带碰撞检测的访问探针的确认方法 |
KR101501857B1 (ko) * | 2010-09-16 | 2015-03-18 | 가부시키가이샤 아이에이치아이 | 표면경화층의 측정방법 및 측정장치 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10103489A patent/JP3035820B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「CDMA方式携帯自動車電話システム標準規格 ARIB STD−T53 1.1版」(平成10−03−17),(「第三編 移動局の技術的条件」の「10.4.3 アクセスプローブ送信電力」の項) |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11284568A (ja) | 1999-10-15 |
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