JPH083745Y2 - 自動変速機の油路接続装置 - Google Patents

自動変速機の油路接続装置

Info

Publication number
JPH083745Y2
JPH083745Y2 JP1989014145U JP1414589U JPH083745Y2 JP H083745 Y2 JPH083745 Y2 JP H083745Y2 JP 1989014145 U JP1989014145 U JP 1989014145U JP 1414589 U JP1414589 U JP 1414589U JP H083745 Y2 JPH083745 Y2 JP H083745Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
valve body
oil passage
valve
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989014145U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02105648U (ja
Inventor
康市 早崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP1989014145U priority Critical patent/JPH083745Y2/ja
Publication of JPH02105648U publication Critical patent/JPH02105648U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083745Y2 publication Critical patent/JPH083745Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、自動変速機の油路接続装置に関するもので
ある。
(ロ)従来の技術 自動変速機のコントロールバルブの油路は、一般にバ
ルブボディに設けたみぞにより構成されている。また、
2つのバルブボディの間の油路の接続、バルブボディと
ケーシングとの間の油路の接続などは、両者の密着部に
設けた穴同志により行なわれる。スペース上の制約から
上述のような構造により油路を接続することが困難な場
合には、バルブボディの外部に設けられたパイプを通し
て離れた油路同志を接続することがある(例えば、日産
フルレンジ電子制御オートマチックトランスミッショ
ン、EAT整備要領書、RE4R01A型、日産自動車株式会社発
行の第2−62頁〜63頁参照)。すなわち、バルブボディ
の下面に垂直向きの2つの穴が設けられている。これら
の穴はそれぞれ接続したい油路に連通している。これら
の穴にはそれぞれパイプの両端がはめ合わされる。従っ
て、パイプは、バルブボディに平行な部分とこれに直交
するように折り曲げられた両端部の部分から構成される
ことになる。直交するように折り曲げられたパイプの両
端部がバルブボディの穴にはめ合わされる。パイプは脱
落することがないようにブラケットによって固定され
る。このようなパイプによる接続は、バルブボディとア
キュムレータとの間、バルブボディとケーシングとの間
などでも行なわれる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の自動変速機の油路
接続装置には、バルブボディの厚さ方向へのスペースを
必要とするという問題点がある。すなわち、パイプが取
り付けられた分だけバルブボディの厚さ寸法が大きくな
ったのと同様の状態となっており、これと干渉しないよ
うにオイルパンを構成する必要があり、自動変速機の中
心線からオイルパンの下面までの寸法が大きくなること
になる。また、パイプの両端をそれぞれバルブボディの
穴に差し込む作業が必要であるが、2つの穴の間の寸法
とパイプの両端部間の寸法とが正確に一致してない場合
には、パイプの差し込みが容易ではなく作業性が悪く、
またパイプの中心が穴の中心に一致せず一方に押された
状態となるため油漏れに対して不利である。更にパイプ
が抜けないように保持するためのブラケットが必要であ
り価格が上昇する。本考案はこのような課題を解決する
ことを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、バルブボディ及び接続用ボディの側面に設
けた穴同志をパイプによって接続することにより上記課
題を解決する。すなわち、本考案による自動変速機の油
路接続装置は、ケーシング(10)の下方のバルブ取付面
(12及び24)にバルブボディ(16)と接続用ボディ(3
0)とが互いに離れた位置にそれぞれボルト(18及び2
8)によって固定されており、かつ接続用ボディの固定
用ボルト穴径はボルトの径よりも大きくされている一
方、バルブボディにケーシングのバルブ取付面に平行に
設けられ、バルブボディ内部の油路(38)に連通する接
続用穴(32)と、接続用ボディにケーシングのバルブ取
付面と平行にかつバルブボディの接続用穴に対面するよ
うに設けられ、接続用ボディ内部の油路(40)に連通す
る接続用穴(34)とが、両端部がそれぞれ上記接続用穴
にはまり合うパイプ(36)によって接続されている。な
お、かっこ内の符号は後述の実施例の対応する部材を示
す。
(ホ)作用 バルブボディと接続用ボディとがこれらの側面間に配
置したパイプによって接続される。従って、バルブボデ
ィの厚さ方向へのスペースは不要である。また、パイプ
はバルブボディ及び接続用ボディをケーシングに取り付
ける前に組立られているので、パイプを変形させて差し
込むといった作業が不要となり、油漏れに対しても有利
となり、またバルブボディ及び接続用ボディをケーシン
グに取り付けた状態ではパイプが脱落することはないの
で、固定用のブラケットなどは不要となる。
(ヘ)実施例 第1〜3図に本考案の実施例を示す。ケーシング10の
バルブ取付面12にガスケット14を介してバルブボディ16
が多数のボルト18によって取り付けられている。なお、
バルブボディ16にはソレノイド20及び22が取り付けられ
ている。ケーシング10のバルブ取付面12から離れたバル
ブ取付面24にガスケット26を介してボルト28によって接
続用ボディ30が取り付けられている。接続用ボディ30に
設けられるボルト穴29の内径は、ボルト28の外径よりも
所定量大きく設定してある。なお、バルブ取付面12とバ
ルブ取付面24とは同一平面上に配置されている。バルブ
ボディ16の側面に設けた接続用穴32及び接続用ボディ30
の側面に設けた接続用穴34に、直線状のパイプ36の両端
部をそれぞれ差し込んである。パイプ36の両端部の外径
は接続用穴32及び接続用穴34とはまり合い可能な寸法と
してある。接続用穴32はバルブボディ16の油路38と連通
しており、また接続用ボディ30の接続用穴34は接続用ボ
ディ30の油路40と連通している。また、この油路40はケ
ーシング10に設けられた油路42と連通している。パイプ
36と同様なパイプ44がパイプ36と平行に配置されてい
る。
次にこの実施例の動作について説明する。バルブボデ
ィ16、接続用ボディ30、パイプ36及びパイプ44は次のよ
うにしてケーシング10に組付けられる。すなわち、バル
ブボディ16及び接続用ボディ30をケーシング10に取り付
ける前に、パイプ36の両端部をそれぞれバルブボディ16
の接続用穴32及び接続用ボディ30の接続用穴34に差し込
む。パイプ44についても同様にバルブボディ16及び接続
用ボディ30に差し込む。次いで、この組立てた状態のま
まバルブボディ16をケーシング10のバルブ取付面12上に
設置し、ボルト18によって固定する。これにより接続用
ボディ30はバルブ取付面24上にくることになる。この状
態でボルト28によって接続用ボディ30をバルブ取付面24
に固定する。なお、接続用ボディ30のボルト穴29は、ボ
ルト28の径よりも所定量だけ大きくしてあるため、ボル
ト28に対して接続用ボディ30のボルト穴29が位置ずれし
た状態となってもそのままボルト28をねじ込むことがで
きる。従って、接続用ボディ30を固定した際にパイプ36
及びパイプ44に無理な力が作用することはない。上述の
ようにしてバルブボディ16及び接続用ボディ30を取り付
けることにより、油路38はパイプ36及び油路40を介して
ケーシング10の油路42と接続されることになる。図示の
ようにバルブボディ16及び接続用ボディ30を固定した状
態では、パイプ36及びパイプ44が脱落する可能性はな
く、保持用のブラケットなどは不要である。また、パイ
プ36は第2図中でバルブボディ16の側部に設けられてお
り、第2図中で上部側に余分なスペースを必要としな
い。なお、この実施例では、パイプ36及び44は直線状と
したが、多少の曲がりや、両端部のオフセットなどがあ
っても差し支えない。
(ト)考案の効果 以上説明したように本考案によると、ケーシング下面
に取付けられるバルブボディ及び接続用ボディの側面に
設けられる接続用穴同志をパイプによって接続するよう
にしたので、バルブボディの厚さ方向への余分なスペー
スが不要となり、自動変速機の下方、つまり車両の下面
と地面との間に所定の間隔(地上高さ)を確保でき、そ
れだけ車両の設計の自由度も高められる。また、接続用
ボディの固定用ボルト穴径を位置調整用の遊び分だけ大
きくすることにより、パイプの取付作業を容易にすると
共にパイプに無理な力が作用せず、油漏れがなくなり、
また穴径を大きくするのは接続用ボディだけのためバル
ブボディの位置決め精度が低下することもなく、更にパ
イプを固定するためのブラケットなども不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図(バルブボディ取付部
を下方から見た図)、第2図は第1図のII−II線に沿う
断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図であ
る。 10……ケーシング、12,24……バルブ取付面、16……バ
ルブボディ、30……接続用ボディ、32,34……接続用
穴、36……パイプ、38,40……油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの下方のバルブ取付面にバルブ
    ボディと接続用ボディとが互いに離れた位置にそれぞれ
    ボルトによって固定されており、 かつ接続用ボディの固定用ボルト穴径はボルトの径より
    も大きくされている一方、 バルブボディにケーシングのバルブ取付面に平行に設け
    られ、バルブボディ内部の油路に連通する接続用穴と、 接続用ボディにケーシングのバルブ取付面と平行にかつ
    バルブボディの接続用穴に対面するように設けられ、接
    続用ボディ内部の油路に連通する接続用穴とが、 両端部がそれぞれ上記接続用穴にはまり合うパイプによ
    って接続されている自動変速機の油路接続構造。
JP1989014145U 1989-02-10 1989-02-10 自動変速機の油路接続装置 Expired - Fee Related JPH083745Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989014145U JPH083745Y2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 自動変速機の油路接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989014145U JPH083745Y2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 自動変速機の油路接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02105648U JPH02105648U (ja) 1990-08-22
JPH083745Y2 true JPH083745Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=31225083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989014145U Expired - Fee Related JPH083745Y2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 自動変速機の油路接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083745Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6452745B2 (ja) * 2017-03-17 2019-01-16 本田技研工業株式会社 動力伝達装置の筐体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5621620Y2 (ja) * 1975-06-09 1981-05-21
JPS5794741U (ja) * 1980-12-03 1982-06-10
JPS5952289U (ja) * 1982-09-30 1984-04-06 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機の油圧制御装置用電磁ソレノイド弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02105648U (ja) 1990-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH083745Y2 (ja) 自動変速機の油路接続装置
JPH0141584Y2 (ja)
JPH0538284Y2 (ja)
JPH02110792U (ja)
JPH0356104Y2 (ja)
JPS6217642Y2 (ja)
JPS59117810U (ja) オイルク−ラおよびオイルフイルタ取付け用ブラケツト
JP2545574Y2 (ja) 緩衝器のマウント部構造
JPS6349380Y2 (ja)
JPH0730357U (ja) 吸気マニホルドにおけるボス取付装置
JPH0329601Y2 (ja)
JPH0540376Y2 (ja)
JPS5846936Y2 (ja) マスタ−シリンダのエア−導通構造
JPS5820701U (ja) 油圧配管構造
JPS624051Y2 (ja)
JPS6239050U (ja)
JPH0749255Y2 (ja) 熱交換器
JPS608152Y2 (ja) デイストリビユ−タ−の固定装置
JPH0318268Y2 (ja)
JPH0738679Y2 (ja) 多連装気化器
JPS6137634Y2 (ja)
JPS6329798Y2 (ja)
JPS6131569Y2 (ja)
JPH0332805Y2 (ja)
JPH04210385A (ja) 配管要素の位置決め治具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees