JPH0141584Y2 - - Google Patents

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JPH0141584Y2
JPH0141584Y2 JP9549681U JP9549681U JPH0141584Y2 JP H0141584 Y2 JPH0141584 Y2 JP H0141584Y2 JP 9549681 U JP9549681 U JP 9549681U JP 9549681 U JP9549681 U JP 9549681U JP H0141584 Y2 JPH0141584 Y2 JP H0141584Y2
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suction
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ハードボード等の板状体の移送用吸
着具に関する。
(従来の技術) 従来、この種吸着具としては、吸引手段に連通
する筒状体の先端に吸着手段を取り付けるととも
に、筒状体の所定位置にバルブを取り付けてなる
ものが挙げられる。そして、この吸着具は、種々
の表面積を有する板状体に適用できるように、複
数個を一体にして使用に供されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような構成の従来の吸着具を複数
個用いて板状体を吸着する際、吸着具の数に相当
する表面積を有する場合は問題はないが、特に板
状体の表面積が小さい場合には、複数個の吸着具
は通常一体として吸引手段に連通しているので、
不必要な吸着具については、そのバルブを逐一閉
塞しなくてはならないという問題点があつた。こ
のことは、現場でのライン作業の中断、または作
業の熟練を必要とし、その結果、作業能率の低下
をきたしていた。
また、従来、このような問題を解決するため、
例えば実公昭39−11426号公報に見られるように、
吸着盤の弁体を設け、この弁体を吸着盤が板状体
と当接したときのみ開くようにしたものが提案さ
れている。
しかし、そのような吸着盤にあつては、弁体の
構造が複雑であるためコスト高となり、また弁体
と弾性体とにより空気の流通を遮断するものであ
るため部品数が多いといつた不都合があつた。
さらに、吸着盤内の空所部から吸引ポンプとの
接続部まで通路が複雑であるため吸引ポンプに吸
引能力の大きなものが必要であるとともに、前記
通路内に異物が詰まり易いといつた問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案の板状体移送用吸着具は、上部内壁に第
1の段部が形成され、この第1の段部よりも下方
位置に第2の段部が形成されるとともに、これら
第1および第2の段部の間の周壁に吸引手段と接
続される接続孔が設けられた外管と、この外管の
下端部に取り付けられ移送すべき板状体の表面と
当接する吸着パツドと、下端面が開放され下端部
の周壁に複数の吸引孔が形成される一方上端部に
前記外管の第1の段部と上方から当接するフラン
ジ部が形成され、このフランジ部と前記第1の段
部との当接時において下端部が前記吸着パツドの
下端開口面より下方に一定長突出するよう前記外
管内に摺動可能に挿設されるとともに、前記フラ
ンジ部と前記第1の段部との当接時において前記
外管の接続孔の中心線より前記突出長さ分下がつ
た箇所に中心線が位置するよう複数の連通孔が周
壁に設けられた内管と、前記外管の上端部に冠着
され該外管の上端開口部を閉塞する蓋体と、この
蓋体と前記内管のフランジ部との間に介在され、
該フランジ部を前記外管の第1の段部に当接させ
るべく前記内管を下方に付勢する付勢手段とを備
えてなるものである。
(作用) 実施例図面第2図に示すように、内管2の下端
を板状体14の表面に当接させて内管2を付勢手
段6に抗して押し上げると、内管2の連通孔10
が外管1の接続孔9に連通し、吸着パツド8と板
状体14とで形成される空間は吸引手段(図示省
略)により減圧される。これにより、板状体14
は吸着パツド8に強固に吸着固定される。またこ
のとき、内管2の下端面においても板状体14に
対し吸引力が作用し、板状体14がよりしつかり
と吸着パツド8に吸着固定される。さらに内管2
の内部空間が、吸着パツド8と板状体14とで形
成される空間から外管1の接続孔9までの通路と
されるので、吸引空気の通路が直線的となり、吸
引時の抵抗が少ない。また外管1の第2の段部1
5により第1および第2の段部4,15との間に
おいて内管2の周囲に間隙16が形成され、この
間隙16が複数の連通孔10の総てと連通するの
で、いずれかの連通孔10が異物により詰まつて
も他の連通孔10によつて内管2の内部空間と外
管1の接続孔9とが必ず連通することになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
本考案に係る吸着具は、第1図に示すように、
外管1と、この外管1の上端開口部を閉塞する蓋
体3と、外管1の下端部に取り付けられ、移送す
べき板状体14、例えばハードボード等の表面と
当接する吸着パツド8と、外管1内に摺動可能に
挿設された内管2と、この内管2を下方に付勢す
る付勢手段6とを備えている。
外管1は、その上部内壁に第1の段部4が形成
され、この第1の段部4よりも下方位置に第2の
段部15が形成されるとともに、これら第1およ
び第2の段部4,15の間の周壁に吸引手段(図
示省略)と接続される接続孔9が設けられたもの
で、接続孔9と吸引手段とは、例えば接続孔9の
内面に雌ネジを設け、ニプル(図示省略)等を介
して接続される。
このようになる外管1の下端部には断面半円形
の吸着パツド8がナツト7等により取り付けられ
ている。この吸着パツド8としては、例えばゴム
等の可撓性を有する材料からなるものが板状体1
4と密に当接しうるので好ましい。なお、この吸
着パツド8の形状は、吸着する板状体14とで一
定の空間を形成し得れば上記実施例のものに限定
されず、例えば断面が逆U字形、逆V字形、形
等であつてもよい。
内管2は、その上端部に前記外管1の第1の段
部4と当接するフランジ部5を有するもので、こ
のフランジ部5が第1の段部4に上方から当接す
るよう外管1内に挿設されている。この内管2
は、フランジ部5が第1の段部4に当接している
とき、その下端が吸着パツド8の下端開口面8a
よりも一定長(l2)突出するような長さを有する
ものである。また、内管2の周壁には、フランジ
部5と下端部との間に連通孔10が形成されると
ともに、下端部を吸引孔11が形成され、さらに
下端面17が開放されている。連通孔10は、そ
の中心線が、内管2の前記突出長さ分(l2)外管
1の接続孔9の中心線から下方に隔てた箇所に位
置するように設けられている。つまり、連通孔1
0と接続孔9の中心線同士の間隔(l1)と、内管
2の下端と吸着パツド8の下端開口面8aとの間
隔(l2)とが略等しくなされている。なお、連通
孔10および吸引孔11ともその数は1つでも複
数でもよい。このようになる内管2は、そのフラ
ンジ部5と蓋体6との間に介在された、例えばバ
ネ等の付勢手段6により、フランジ部5が外管1
の段部4に当接するよう付勢されている。また内
管2の外壁と外管1の内壁との間には、外管1の
内壁に第2の段部15が形成されたことにより間
隙16が形成されている。
上記構成の吸着具は、移送する板状体の表面積
に対応するように、複数個一体にして単一の吸引
手段にそれぞれの接続孔9…を接続させて、例え
ば第1図に一点鎖線で示す取付板12にナツト1
3等により固定される。
次に、上記構成の吸着具の動作について説明す
る。
板状体14と当接していないときは、第1図に
示すように、内管2は付勢手段6により下方に付
勢されており、その連通孔10と外管1の接続孔
9とは連通していない。したがつて、吸引手段が
作動しても、内管2は閉塞されているので、この
吸着具の吸引動作は行われない。
吸着具を下降させ、その下方に板状体14があ
る場合、やがて内管2の下端が板状体14の表面
と当接する。さらに吸着具が下降すると、それに
伴つて内管2が付勢手段6に抗して押し上げら
れ、やがて吸着パツド8の下端と板状体14の表
面が当接するとともに、内管2の連通孔10が外
管1の接続孔9に連通する。そして、吸着パツド
8と板状体14とで形成される空間は吸引手段に
より減圧され、板状体14は吸着パツド8に強固
に吸着固定される。
(考案の効果) 本考案の板状体移送用吸着具は、内管の下端面
が開放されているため、該下端面においても板状
体に対し吸引力が作用し、板状体がよりしつかり
と吸着パツドに吸着固定される。さらに内管の内
部空間が、吸着パツドと板状体とで形成される空
間から外管の接続孔までの通路とされているの
で、吸引空気の通路が直線的となり、吸引時の抵
抗が少ない。したがつて吸引手段に比較的吸引力
の小さなものを用いることができる。また外管の
第2の段部により第1および第2の段部の間にお
いて内管の周囲に間隙が形成され、この間隙が複
数の連通孔の総てと連動しているので、いずれか
の連通孔が異物により詰まつても他の連通孔によ
つて内管の内部空間と外管の接続孔とが必ず連通
することになる。これと同様に内管の下端部には
吸引孔が複数設けられているので、いずれかの吸
引孔が異物により詰まつても他の吸引孔によつて
内管の内部空間と外部空間(吸着パツドと板状体
とで形成される空間)とが必ず連通することにな
る。したがつて、異物が連通孔もしくは吸引孔、
またはそれら両孔に詰まつても吸引動作が妨げら
れることがなく、板状体の脱落等不測の事故を防
止することができる。さらに、構成部品が少ない
ため、安価であるとともに取り扱いおよび保守が
容易で、しかも現場でのライン作業の流れも中断
なく円滑に遂行させ、その結果、作業能率を向上
させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
板状体移送用吸着具の構成を示す中央縦断面図、
第2図は作動状態を示す中央縦断面図である。 1……外管、2……内管、3……蓋体、4……
第1の段部、5……フランジ部、6……付勢手
段、8……吸着パツド、8a……下端開口面、9
……接続孔、10……連通孔、11……吸引孔、
14……板状体、15……第2の段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部内壁に第1の段部が形成され、この第1の
    段部よりも下方位置に第2の段部が形成されると
    ともに、これら第1および第2の段部の間の周壁
    に吸引手段と接続される接続孔が設けられた外管
    と、 この外管の下端部に取り付けられ移送すべき板
    状体の表面と当接する吸着パツドと、 下端面が開放され下端部の周壁に複数の吸引孔
    が形成される一方上端部に前記外管の第1の段部
    と上方から当接するフランジ部が形成され、この
    フランジ部と前記第1の段部との当接時において
    下端部が前記吸着パツドの下端開口面より下方に
    一定長突出するよう前記外管内に摺動可能に挿設
    されるとともに、前記フランジ部と前記第1の段
    部との当接時において前記外管の接続孔の中心線
    より前記突出長さ分下がつた箇所に中心線が位置
    するよう複数の連通孔が周壁に設けられた内管
    と、 前記外管の上端部に冠着され該外管の上端開口
    部を閉塞する蓋体と、 この蓋体と前記内管のフランジ部との間に介在
    され、該フランジ部を前記外管の第1の段部に当
    接させるべく前記内管を下方に付勢する付勢手段
    とを備えてなることを特徴とする板状体移送用吸
    着具。
JP9549681U 1981-06-26 1981-06-26 板状体移送用吸着具 Granted JPS58889U (ja)

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JP9549681U JPS58889U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 板状体移送用吸着具

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JP9549681U JPS58889U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 板状体移送用吸着具

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JPS58889U JPS58889U (ja) 1983-01-06
JPH0141584Y2 true JPH0141584Y2 (ja) 1989-12-07

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JPH0639513Y2 (ja) * 1986-07-05 1994-10-12 ティーディーケイ株式会社 電子部品装着装置
KR100932775B1 (ko) * 2009-09-01 2009-12-21 한국뉴매틱(주) 진공컵 어셈블리
AT523359B1 (de) * 2019-12-18 2022-07-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co Kg Unterdruck-Greiferelement und Unterdruck-Greifervorrichtung

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JPS58889U (ja) 1983-01-06

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