JPH0836722A - ヘッドアームスタック組立用の受け枠兼搬送ツール - Google Patents
ヘッドアームスタック組立用の受け枠兼搬送ツールInfo
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- JPH0836722A JPH0836722A JP7084265A JP8426595A JPH0836722A JP H0836722 A JPH0836722 A JP H0836722A JP 7084265 A JP7084265 A JP 7084265A JP 8426595 A JP8426595 A JP 8426595A JP H0836722 A JPH0836722 A JP H0836722A
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- JP
- Japan
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- receiving frame
- head
- tool
- bearing
- head arm
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B27/00—Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
- B25B27/14—Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for assembling objects other than by press fit or detaching same
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/53—Means to assemble or disassemble
- Y10T29/53978—Means to assemble or disassemble including means to relatively position plural work parts
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスクファイルにおいてアクチュエータの
ヘッドスタックを組み立てるのに、作業者が細かい構成
部品を簡単に正確に組み立てられるようにする。 【構成】 部品受け枠に、ヘッドアームの対を僅かに付
勢した状態で受けて維持するスロットを形成するための
直立の仕切を設ける。偏平コイル取付部材用にも、スロ
ットを設ける。各ヘッドアームは、部品受け枠のスロッ
ト内に縁を下にして横に立てて個々に支持される。リン
グ型スペーサ部品を、ベアリング受け開口部がベアリン
グの軸心と同軸に配置されるように位置決めする。受け
枠の水平軸線に沿った中程には、偏平コイル支持部材の
両側に同じ数のヘッドアームが配置されるように、中央
ポケットが形成されている。中央ポケットは、ピボット
ベアリング軸心に対してアクチュエータの偏平コイル支
持部材を位置決めする作用をする。
ヘッドスタックを組み立てるのに、作業者が細かい構成
部品を簡単に正確に組み立てられるようにする。 【構成】 部品受け枠に、ヘッドアームの対を僅かに付
勢した状態で受けて維持するスロットを形成するための
直立の仕切を設ける。偏平コイル取付部材用にも、スロ
ットを設ける。各ヘッドアームは、部品受け枠のスロッ
ト内に縁を下にして横に立てて個々に支持される。リン
グ型スペーサ部品を、ベアリング受け開口部がベアリン
グの軸心と同軸に配置されるように位置決めする。受け
枠の水平軸線に沿った中程には、偏平コイル支持部材の
両側に同じ数のヘッドアームが配置されるように、中央
ポケットが形成されている。中央ポケットは、ピボット
ベアリング軸心に対してアクチュエータの偏平コイル支
持部材を位置決めする作用をする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には、複数の
比較的細かい部品の手作業組立において部品を保持する
ための製造用ツールに関し、具体的にはヘッドアームア
センブリのスタックを組み立てるのに使用する部品受け
枠と搬送容器の組合せに関する。
比較的細かい部品の手作業組立において部品を保持する
ための製造用ツールに関し、具体的にはヘッドアームア
センブリのスタックを組み立てるのに使用する部品受け
枠と搬送容器の組合せに関する。
【0002】
【関連出願】この出願の米国出願と同時(1994年4
月22日)に米国に出願され本出願人に譲渡された米国
特許出願第08/231,462号は、ディスクファイ
ルのロータリ型アクチュエータのピボットベアリングに
複数のヘッドスタック部品を組み立てる方法についての
ものである。
月22日)に米国に出願され本出願人に譲渡された米国
特許出願第08/231,462号は、ディスクファイ
ルのロータリ型アクチュエータのピボットベアリングに
複数のヘッドスタック部品を組み立てる方法についての
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来技術として、情報処理システムにお
いてデータを記録するのに採用される種々のタイプのデ
ィスクファイルが紹介されている。ディスクファイル
は、一般に、データを記録するための磁性表面を有する
一つ以上のディスクを具備している。ディスクは、スピ
ンドル上に載置され、定速で継続的に回転させられる。
磁気変換器がヘッドアームアセンブリに取り付けられて
いて、ディスクの磁性面と連係し、かつデータ処理シス
テムからアクチュエータに供給されるアドレス信号の制
御の下に予め選択された同心記録トラックへアクチュエ
ータにより移動され得るようになっている。変換器は、
ディスク表面に向けて僅かに付勢されていて、ディスク
が回転する際に空気の膜によりディスク表面から離され
ている。このタイプのヘッドは、この技術分野では、時
々エアベアリングヘッド、すなわち空気浮上(支承)ヘ
ッドと称される。変換器は、データ記録動作中にデータ
信号が供給されている。記録データの読み出しの際に、
変換器は、磁気的な変移を検知し、それがデータに変換
されてシステムにより使用される。
いてデータを記録するのに採用される種々のタイプのデ
ィスクファイルが紹介されている。ディスクファイル
は、一般に、データを記録するための磁性表面を有する
一つ以上のディスクを具備している。ディスクは、スピ
ンドル上に載置され、定速で継続的に回転させられる。
磁気変換器がヘッドアームアセンブリに取り付けられて
いて、ディスクの磁性面と連係し、かつデータ処理シス
テムからアクチュエータに供給されるアドレス信号の制
御の下に予め選択された同心記録トラックへアクチュエ
ータにより移動され得るようになっている。変換器は、
ディスク表面に向けて僅かに付勢されていて、ディスク
が回転する際に空気の膜によりディスク表面から離され
ている。このタイプのヘッドは、この技術分野では、時
々エアベアリングヘッド、すなわち空気浮上(支承)ヘ
ッドと称される。変換器は、データ記録動作中にデータ
信号が供給されている。記録データの読み出しの際に、
変換器は、磁気的な変移を検知し、それがデータに変換
されてシステムにより使用される。
【0004】ディスクファイルの構成形態は、採用され
ているディスクの数、ディスクのサイズ、アドレスされ
た記録トラックへ磁気ヘッドを位置させるのに採用され
るアクチュエータのタイプにおいて、様々である。ディ
スクファイルの全記録容量が近年重要なパラメータにな
ってきているので、殆どのファイル構成形態は、共通ス
ピンドル上に載置された複数のディスクを採用し、各デ
ィスクの表面はそれと連係する磁気変換器を別々に有し
ている。
ているディスクの数、ディスクのサイズ、アドレスされ
た記録トラックへ磁気ヘッドを位置させるのに採用され
るアクチュエータのタイプにおいて、様々である。ディ
スクファイルの全記録容量が近年重要なパラメータにな
ってきているので、殆どのファイル構成形態は、共通ス
ピンドル上に載置された複数のディスクを採用し、各デ
ィスクの表面はそれと連係する磁気変換器を別々に有し
ている。
【0005】二つのタイプの電磁アクチュエータが磁気
ヘッドの位置決めのために使われてきている。一つのタ
イプのアクチュエータにあっては、ヘッドがトラックア
クセス動作の際にスピンドルの中心を通る半径線に大略
沿って直線的に移動する。二つ目のタイプのアクチュエ
ータは、ロータリアクチュエータと称される。このタイ
プのアクチュエータは、トラックアクセス動作の際にヘ
ッドを複数のトラックにほぼ垂直な円弧上を移動させ
る。両アクチュエータとも、各ディスク表面と連係する
個別に製造されたヘッドアームアセンブリは、正確に垂
直に整列されたヘッドアームの先端に変換器を取り付け
て櫛形構造に組み立てられなければならない。同じ要領
で、アームアセンブリの他端は、各アームが対応の線上
を移動するようにアクチュエータに対して取り付けられ
なければならない。この櫛形の構造は、この技術分野に
おいて、しばしば「ヘッドスタック」と称される。
ヘッドの位置決めのために使われてきている。一つのタ
イプのアクチュエータにあっては、ヘッドがトラックア
クセス動作の際にスピンドルの中心を通る半径線に大略
沿って直線的に移動する。二つ目のタイプのアクチュエ
ータは、ロータリアクチュエータと称される。このタイ
プのアクチュエータは、トラックアクセス動作の際にヘ
ッドを複数のトラックにほぼ垂直な円弧上を移動させ
る。両アクチュエータとも、各ディスク表面と連係する
個別に製造されたヘッドアームアセンブリは、正確に垂
直に整列されたヘッドアームの先端に変換器を取り付け
て櫛形構造に組み立てられなければならない。同じ要領
で、アームアセンブリの他端は、各アームが対応の線上
を移動するようにアクチュエータに対して取り付けられ
なければならない。この櫛形の構造は、この技術分野に
おいて、しばしば「ヘッドスタック」と称される。
【0006】パーソナルコンピュータ、特にラップトッ
プ型機種は、ディスクファイルに現在データ記録のため
に要求される容量条件と完全に反するサイズパラメータ
を課してきた。より大きい記録容量の必要性が増大して
いる折、ディスク記録ドライブのサイズ条件は減少して
いる。
プ型機種は、ディスクファイルに現在データ記録のため
に要求される容量条件と完全に反するサイズパラメータ
を課してきた。より大きい記録容量の必要性が増大して
いる折、ディスク記録ドライブのサイズ条件は減少して
いる。
【0007】ディスクの径は、ドライブ装置のフットプ
リントを決定するのに主要なファクタである。スタック
内のディスクの枚数は、ドライブ装置の高さを大略決定
する。ここ2〜3年、パーソナルコンピュータに使用さ
れる固定ディスクドライブ用のディスク径は、5.5イ
ンチから3.25インチに、更には1.125インチに
減少してきている。1インチディスクを採用したディス
クファイルのプロトタイプが現在文献で論じられてい
る。容量に直接影響する記録線密度やトラック密度など
種々の技術が大幅に改善されてきているので、サイズの
減少は記録容量に殆どまたは全く影響を与えていない。
また、ヘッドアーム構造の改良のお陰でディスクどうし
の間隔の減少が可能であるので、今や与えられた高さの
中に以前より多くのディスクを収容できる配置形態が可
能となっている。
リントを決定するのに主要なファクタである。スタック
内のディスクの枚数は、ドライブ装置の高さを大略決定
する。ここ2〜3年、パーソナルコンピュータに使用さ
れる固定ディスクドライブ用のディスク径は、5.5イ
ンチから3.25インチに、更には1.125インチに
減少してきている。1インチディスクを採用したディス
クファイルのプロトタイプが現在文献で論じられてい
る。容量に直接影響する記録線密度やトラック密度など
種々の技術が大幅に改善されてきているので、サイズの
減少は記録容量に殆どまたは全く影響を与えていない。
また、ヘッドアーム構造の改良のお陰でディスクどうし
の間隔の減少が可能であるので、今や与えられた高さの
中に以前より多くのディスクを収容できる配置形態が可
能となっている。
【0008】サイズが小さくなったことによる主な影響
は、これらのより小さいディスクファイルの構築に過去
行ってきた組立手法が採用できなくなったことである。
このことは、トラックアクセス動作の際磁気変換器を位
置決めするロータリ型アクチュエータの可動部分である
櫛形のヘッドアームアセンブリ、すなわちヘッドスタッ
ク、において実際に当てはまる。従来のスタック組立作
業には、ヘッドアームのアクチュエータ端部に案内孔を
設けることが含まれていた。各ヘッドアームアセンブリ
は、各アーム間に適当なリング型のスペーサを挟みなが
ら、シャフト上に順次設置された。各アームは、孔を構
成する材料をスエージングまたはクリンピングすること
によりシャフトに取り付けられる。ヘッドアームは、比
較的頑強なので、これらの部材に対する損傷は軽微であ
り、スエージング加工は一般的に組立に悪影響を与えて
いなかった。ヘッドアームアセンブリは、比較的大きか
ったので、平均的技量の作業者は、順次ヘッドスタック
を組み立てるのに何ら困難を感じなかった。
は、これらのより小さいディスクファイルの構築に過去
行ってきた組立手法が採用できなくなったことである。
このことは、トラックアクセス動作の際磁気変換器を位
置決めするロータリ型アクチュエータの可動部分である
櫛形のヘッドアームアセンブリ、すなわちヘッドスタッ
ク、において実際に当てはまる。従来のスタック組立作
業には、ヘッドアームのアクチュエータ端部に案内孔を
設けることが含まれていた。各ヘッドアームアセンブリ
は、各アーム間に適当なリング型のスペーサを挟みなが
ら、シャフト上に順次設置された。各アームは、孔を構
成する材料をスエージングまたはクリンピングすること
によりシャフトに取り付けられる。ヘッドアームは、比
較的頑強なので、これらの部材に対する損傷は軽微であ
り、スエージング加工は一般的に組立に悪影響を与えて
いなかった。ヘッドアームアセンブリは、比較的大きか
ったので、平均的技量の作業者は、順次ヘッドスタック
を組み立てるのに何ら困難を感じなかった。
【0009】サイズの減少に伴い、ヘッドアーム自体
は、頑強さが減り、そのためスエージ加工に対して以前
より影響を受けやすくなっており、ヘッドの整列に不利
な影響が生じている。加えて、ヘッドアーム上の個々の
部品は、以前よりこわれやすくなっており、組立作業の
際に充分な注意が払われないと簡単に損傷した。そのう
え、ヘッドスタックのテストで一つのヘッドアームが仕
様外れと判明すると、粗悪ヘッドアームを交換しまたは
優良ヘッドアームを抜き出すための補修作業は、非常に
複雑で、コスト効率が非常によい訳はなかった。上記の
問題は、ロータリアクチュエータのピボットベアリング
アセンブリに複数のヘッドアームが機械的にクランプさ
れるようにヘッドアームを変更することにより、克服さ
れる。変更された設計に従って、スピンドルベアリング
を受けるための開口を有する概略長方形の比較的薄い取
付プレートが変換器から離れたヘッドアーム端部にスポ
ット溶接された。ヘッドアームの中央部分は、作動中に
ヘッドをディスクの方へ付勢するために、バネ型の材料
である。したがって、組立前のヘッドアームアセンブリ
は、作動中付勢作用を生じるバネ材の中央区域に僅かな
屈曲を有している。スピンドルベアリングアセンブリの
一端には、ネジが切られていて、ヘッドスタックが組み
立てられた後ドライブのベースプレートにねじ込まれ
る。ピボットベアリング自体は、その上にスタック部品
が載置されるが、スピンドル上に配置されている。変換
ヘッドスタック4個のためにベアリングアセンブリに配
置される部品は、例えば、ヘッドアーム2対、各ヘッド
アーム対のためのスペーサ、偏平コイル支持部材および
可撓性プリント回路部材を支持するためのブラケットな
どである。回路部材は、ドライブの中の読み書き電子回
路を磁気変換器に電気的に接続する。ベアリングアセン
ブリのネジ付き端部にクランプナットがネジ止めされ、
部品を合わせてクランプする。それから、アクチュエー
タの偏平コイル部材を含むヘッドスタックが、ドライブ
のベースプレート上に存在するアクチュエータの中に置
かれる。
は、頑強さが減り、そのためスエージ加工に対して以前
より影響を受けやすくなっており、ヘッドの整列に不利
な影響が生じている。加えて、ヘッドアーム上の個々の
部品は、以前よりこわれやすくなっており、組立作業の
際に充分な注意が払われないと簡単に損傷した。そのう
え、ヘッドスタックのテストで一つのヘッドアームが仕
様外れと判明すると、粗悪ヘッドアームを交換しまたは
優良ヘッドアームを抜き出すための補修作業は、非常に
複雑で、コスト効率が非常によい訳はなかった。上記の
問題は、ロータリアクチュエータのピボットベアリング
アセンブリに複数のヘッドアームが機械的にクランプさ
れるようにヘッドアームを変更することにより、克服さ
れる。変更された設計に従って、スピンドルベアリング
を受けるための開口を有する概略長方形の比較的薄い取
付プレートが変換器から離れたヘッドアーム端部にスポ
ット溶接された。ヘッドアームの中央部分は、作動中に
ヘッドをディスクの方へ付勢するために、バネ型の材料
である。したがって、組立前のヘッドアームアセンブリ
は、作動中付勢作用を生じるバネ材の中央区域に僅かな
屈曲を有している。スピンドルベアリングアセンブリの
一端には、ネジが切られていて、ヘッドスタックが組み
立てられた後ドライブのベースプレートにねじ込まれ
る。ピボットベアリング自体は、その上にスタック部品
が載置されるが、スピンドル上に配置されている。変換
ヘッドスタック4個のためにベアリングアセンブリに配
置される部品は、例えば、ヘッドアーム2対、各ヘッド
アーム対のためのスペーサ、偏平コイル支持部材および
可撓性プリント回路部材を支持するためのブラケットな
どである。回路部材は、ドライブの中の読み書き電子回
路を磁気変換器に電気的に接続する。ベアリングアセン
ブリのネジ付き端部にクランプナットがネジ止めされ、
部品を合わせてクランプする。それから、アクチュエー
タの偏平コイル部材を含むヘッドスタックが、ドライブ
のベースプレート上に存在するアクチュエータの中に置
かれる。
【0010】改良ヘッドアームアセンブリを採用したヘ
ッドスタックを組み立てる作業者を助けるために、組立
工程中に作業者により組立ジグが採用された。組立ジグ
は、各ヘッドアーム用の個別の垂直ポケットを含んでお
り、各ヘッドアームをサイドエッジ上に大まかに位置さ
せ、ヘッドアームの端部にある開口部の軸心が水平に配
置されたスピンドルを受けるようになっている。ベアリ
ング上にヘッドアームを4個取り付けようとする場合を
考えると、作業者は、架台内の適切なポケットに第一の
ヘッドアームを置き、それからピボットベアリングの一
端をスペーサリング上を滑らせながらヘッドアーム端部
の開口部を通して挿入する。リングの機能は、隣接のヘ
ッドアームを分離することである。作業者は、それから
次の一つのヘッドアームを隣のポケットの中に置き、ベ
アリングの端部をヘッドアーム端部にある開口を通して
供給した。それから、偏平コイル支持部材がベアリング
上に滑り込まされた。
ッドスタックを組み立てる作業者を助けるために、組立
工程中に作業者により組立ジグが採用された。組立ジグ
は、各ヘッドアーム用の個別の垂直ポケットを含んでお
り、各ヘッドアームをサイドエッジ上に大まかに位置さ
せ、ヘッドアームの端部にある開口部の軸心が水平に配
置されたスピンドルを受けるようになっている。ベアリ
ング上にヘッドアームを4個取り付けようとする場合を
考えると、作業者は、架台内の適切なポケットに第一の
ヘッドアームを置き、それからピボットベアリングの一
端をスペーサリング上を滑らせながらヘッドアーム端部
の開口部を通して挿入する。リングの機能は、隣接のヘ
ッドアームを分離することである。作業者は、それから
次の一つのヘッドアームを隣のポケットの中に置き、ベ
アリングの端部をヘッドアーム端部にある開口を通して
供給した。それから、偏平コイル支持部材がベアリング
上に滑り込まされた。
【0011】前記ステップが残りのヘッドアームについ
て繰り返された。各ヘッドアームは、構成部品を合わせ
てクランプするクランプ作業まで、所望の位置に緩く維
持されていた。対を成す各ヘッドは、クランプのステッ
プの間、前面どうしが向かい合った関係にあり互いの方
向に付勢されているので、取り外し可能なスペーサが、
ヘッドスタックの構成部品を合わせてクランプする前
に、磁気変換器への接触と損傷を避けるために、ヘッド
アームの先端部どうしの間に挿入され維持された。
て繰り返された。各ヘッドアームは、構成部品を合わせ
てクランプするクランプ作業まで、所望の位置に緩く維
持されていた。対を成す各ヘッドは、クランプのステッ
プの間、前面どうしが向かい合った関係にあり互いの方
向に付勢されているので、取り外し可能なスペーサが、
ヘッドスタックの構成部品を合わせてクランプする前
に、磁気変換器への接触と損傷を避けるために、ヘッド
アームの先端部どうしの間に挿入され維持された。
【0012】クランプの前に構成部品を整列させるため
に、作業者は、各ヘッドアームの先端に設けられた合せ
孔(レジストレーションホール)の中にピンを手作業で
挿入した。一旦ピンがヘッドアームを整列させると、ヘ
ッドアームの端縁上の所定の区域がジグ上の一点に基準
合わせされ、ヘッドがピボットベアリングの軸心に基準
合わせされた。コイル部材の基準点が、やはりジグの基
準点に合わされる。そして、ナットがベアリングの端部
に置かれ、予め設定されたクランプ力まで、ねじり力が
与えられた。整列ピンが除かれた後は、出来上がったヘ
ッドスタックとジグは、現実にはしばしば全く異なる生
産場所にあるドライブ組立作業の方へ移送された。
に、作業者は、各ヘッドアームの先端に設けられた合せ
孔(レジストレーションホール)の中にピンを手作業で
挿入した。一旦ピンがヘッドアームを整列させると、ヘ
ッドアームの端縁上の所定の区域がジグ上の一点に基準
合わせされ、ヘッドがピボットベアリングの軸心に基準
合わせされた。コイル部材の基準点が、やはりジグの基
準点に合わされる。そして、ナットがベアリングの端部
に置かれ、予め設定されたクランプ力まで、ねじり力が
与えられた。整列ピンが除かれた後は、出来上がったヘ
ッドスタックとジグは、現実にはしばしば全く異なる生
産場所にあるドライブ組立作業の方へ移送された。
【0013】以上に述べた工程は、相当な技能と器用さ
を有する作業者にヘッドスタックのいろいろな構成部品
への損傷を極力少なくすることを要求した。種々の部品
がだんだん小さくなるに従って、組立作業の歩留まり
は、もはや従来技術の組立工程では経済的に成り立たな
くなるポイントまで下がってきている。改善された組立
方法を支持するのに適合するように、従来技術の組立ジ
グが改良された。
を有する作業者にヘッドスタックのいろいろな構成部品
への損傷を極力少なくすることを要求した。種々の部品
がだんだん小さくなるに従って、組立作業の歩留まり
は、もはや従来技術の組立工程では経済的に成り立たな
くなるポイントまで下がってきている。改善された組立
方法を支持するのに適合するように、従来技術の組立ジ
グが改良された。
【0014】前記の参照出願は、この発明の構成部品受
け枠と受け枠基台の組合せが用意された組立方法につい
て述べ、クレイムしている。
け枠と受け枠基台の組合せが用意された組立方法につい
て述べ、クレイムしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、デ
ィスクファイルアクチュエータのヘッドスタックを組み
立てるために使用する改良されたツールを提供すること
にある。
ィスクファイルアクチュエータのヘッドスタックを組み
立てるために使用する改良されたツールを提供すること
にある。
【0016】この発明の他の目的は、ディスクファイル
の磁性表面に対して協働の動きをするための複数のヘッ
ドスタック部品を作業者がクランプするのを助ける改良
された構成部品受け枠と受け枠基台との組合せを提供す
ることにある。
の磁性表面に対して協働の動きをするための複数のヘッ
ドスタック部品を作業者がクランプするのを助ける改良
された構成部品受け枠と受け枠基台との組合せを提供す
ることにある。
【0017】この発明のさらに他の目的は、各構成部品
が相互に所定の関係になるように複数のヘッドスタック
部品を機械的にクランプするのを助ける改良された構成
部品受け枠と受け枠基台との組合せを提供することにあ
る。
が相互に所定の関係になるように複数のヘッドスタック
部品を機械的にクランプするのを助ける改良された構成
部品受け枠と受け枠基台との組合せを提供することにあ
る。
【0018】他の目的は、ディスクファイルのロータリ
アクチュエータのスピンドルベアリングアセンブリにヘ
ッドスタック部品をクランプするのに使用するために協
働する基台部材から容易に取り外し可能な部品受け枠を
有する改良されたツールを提供することにある。
アクチュエータのスピンドルベアリングアセンブリにヘ
ッドスタック部品をクランプするのに使用するために協
働する基台部材から容易に取り外し可能な部品受け枠を
有する改良されたツールを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、部品
受け枠は、アームの端部間でアーム間スペーサをクラン
プする力が働くようにヘッドアームの対を僅かに付勢し
た状態で受けて維持するための直立の仕切により形成さ
れた複数の隣接するスロットを含んでいる。偏平コイル
取付部材用にも、スロットが設けられている。ヘッドス
タック部品をその各ベアリング挿通開口部の中心が共通
水平軸線上に来るように位置させるために、基準突起を
有する仕切が受け枠基台から立ち上がって延びている。
受け枠は、アームの端部間でアーム間スペーサをクラン
プする力が働くようにヘッドアームの対を僅かに付勢し
た状態で受けて維持するための直立の仕切により形成さ
れた複数の隣接するスロットを含んでいる。偏平コイル
取付部材用にも、スロットが設けられている。ヘッドス
タック部品をその各ベアリング挿通開口部の中心が共通
水平軸線上に来るように位置させるために、基準突起を
有する仕切が受け枠基台から立ち上がって延びている。
【0020】各ヘッドアームは、部品受け枠の底面によ
りその下側の長手方向の縁に沿って(縁を下にして横に
立てて)個々に支持されている。この底面は、実効上ヘ
ッドアーム受容スロットを定義しており、ベアリング挿
通用開口部の中心がピボットベアリングの水平軸線上に
来るようにヘッドアームを正確に位置決めしている。
りその下側の長手方向の縁に沿って(縁を下にして横に
立てて)個々に支持されている。この底面は、実効上ヘ
ッドアーム受容スロットを定義しており、ベアリング挿
通用開口部の中心がピボットベアリングの水平軸線上に
来るようにヘッドアームを正確に位置決めしている。
【0021】リング型スペーサ部品を、ベアリング受け
開口部がベアリングの軸心と同軸に配置されるように位
置決めする種々の手段が提供されている。位置決め手段
は、二つの隣接スロット間の共通の仕切の延長を含んで
いる。そこには、中にスペーサが置かれる半円形の切り
抜きが設けられている。代わりに、位置決め手段は、仕
切内に短い円弧状の切り抜きを定義するのに充分な共通
仕切の短い延長部、および同様に短い円弧状のセグメン
トを含み短い延長部とともにスペーサ部材をピボットベ
アリングの軸心に関して正確に位置決めする機能を果た
す取り外し可能な受け枠基台からの垂直な延長部を備え
たものであってもよい。スペーサは、ヘッドアームの端
部から作用されるクランプ力によってそのベアリング受
け開口部(ベアリング挿通用開口部)の中心が同じ水平
軸線上に配置されるように維持される。
開口部がベアリングの軸心と同軸に配置されるように位
置決めする種々の手段が提供されている。位置決め手段
は、二つの隣接スロット間の共通の仕切の延長を含んで
いる。そこには、中にスペーサが置かれる半円形の切り
抜きが設けられている。代わりに、位置決め手段は、仕
切内に短い円弧状の切り抜きを定義するのに充分な共通
仕切の短い延長部、および同様に短い円弧状のセグメン
トを含み短い延長部とともにスペーサ部材をピボットベ
アリングの軸心に関して正確に位置決めする機能を果た
す取り外し可能な受け枠基台からの垂直な延長部を備え
たものであってもよい。スペーサは、ヘッドアームの端
部から作用されるクランプ力によってそのベアリング受
け開口部(ベアリング挿通用開口部)の中心が同じ水平
軸線上に配置されるように維持される。
【0022】受け枠の水平軸線に沿った中程には、偏平
コイル支持部材の両側に同じ数のヘッドアームが配置さ
れるように、中央ポケットが形成されている。中央ポケ
ットは、ピボットベアリング軸心に対してアクチュエー
タの偏平コイル支持部材を位置決めする作用をする。取
り外し可能なベース(基台)からの第二の垂直延長部が
偏平コイル部材上の基準面と協働して、クランプする前
にコイルをベアリング上に角度決めする。
コイル支持部材の両側に同じ数のヘッドアームが配置さ
れるように、中央ポケットが形成されている。中央ポケ
ットは、ピボットベアリング軸心に対してアクチュエー
タの偏平コイル支持部材を位置決めする作用をする。取
り外し可能なベース(基台)からの第二の垂直延長部が
偏平コイル部材上の基準面と協働して、クランプする前
にコイルをベアリング上に角度決めする。
【0023】
【作用】構成部品が部品受け枠および受け枠基台内に載
せられた後、載せられた部品との組合せ体は、ピボット
ベアリングアセンブリを含むロータリアクチュエータの
スピンドルアセンブリが保持されている取付具の中に置
かれる。ヘッドアームは、ヘッドアームに設けられた特
別の孔に挿入されている整列ピンにより互いに整列され
る。
せられた後、載せられた部品との組合せ体は、ピボット
ベアリングアセンブリを含むロータリアクチュエータの
スピンドルアセンブリが保持されている取付具の中に置
かれる。ヘッドアームは、ヘッドアームに設けられた特
別の孔に挿入されている整列ピンにより互いに整列され
る。
【0024】取付具は、受け枠内に位置している部品の
開口部の中心により定義される水平軸に沿ってベアリン
グを動かすように設計されている。ベアリングの端部が
スタック構成部品を通り抜けたところで、取付具によっ
てピボットアセンブリのネジ付き端部にナットが置かれ
る。ナットが締め付けられて、予め定められたクランプ
圧を構成部品に付与する。受け枠と基台の組合せ体は、
その後取付具から外されて、クランプされたヘッドアー
ムアセンブリの載った受け枠が受け枠基台から離され、
ディスクドライブアセンブリの更なる加工のために移動
される。
開口部の中心により定義される水平軸に沿ってベアリン
グを動かすように設計されている。ベアリングの端部が
スタック構成部品を通り抜けたところで、取付具によっ
てピボットアセンブリのネジ付き端部にナットが置かれ
る。ナットが締め付けられて、予め定められたクランプ
圧を構成部品に付与する。受け枠と基台の組合せ体は、
その後取付具から外されて、クランプされたヘッドアー
ムアセンブリの載った受け枠が受け枠基台から離され、
ディスクドライブアセンブリの更なる加工のために移動
される。
【0025】ヘッドスタックアセンブリとスピンドルベ
アリングがディスクドライブのベースプレート上に載置
されたアクチュエータ内に置かれたとき、隣接ヘッドア
ームの各対は、異なるディスクを跨ぎ、受け枠が外され
ると、ヘッドどうしは、同じディスクのそれぞれの面と
接触するので、隔離して維持される。
アリングがディスクドライブのベースプレート上に載置
されたアクチュエータ内に置かれたとき、隣接ヘッドア
ームの各対は、異なるディスクを跨ぎ、受け枠が外され
ると、ヘッドどうしは、同じディスクのそれぞれの面と
接触するので、隔離して維持される。
【0026】この発明の受け枠および基台の組合せは、
従来技術の構成に関連した多くの問題を克服し、作業者
による部品の取扱いの必要性が相当に少くなる。クラン
プ前に構成部品を正確に位置させるために受け枠基台上
の基準突起と受け枠とが協働することにより、他の手作
業組立工程を実行しようとしている間により小さな部品
を精密な位置に保持すべき羽目に直面した通常の器用さ
と根気を持つ作業者において経験される多くの「つかみ
損ない」の問題が回避される。
従来技術の構成に関連した多くの問題を克服し、作業者
による部品の取扱いの必要性が相当に少くなる。クラン
プ前に構成部品を正確に位置させるために受け枠基台上
の基準突起と受け枠とが協働することにより、他の手作
業組立工程を実行しようとしている間により小さな部品
を精密な位置に保持すべき羽目に直面した通常の器用さ
と根気を持つ作業者において経験される多くの「つかみ
損ない」の問題が回避される。
【0027】
【実施例】図1は、ディスクドライブ10の種々の主要
部分を示す概略平面図である。図1に示されるように、
ディスクドライブ10は、ベースプレート11を含み、
その上に複数の磁気ディスク12が載置され、ベースプ
レート14の面に垂直な軸心13の回りを回転する。デ
ィスク12は、ベースプレート11の下方に位置するで
あろうモータ(図示しないが)によって、ディスクとの
データのやりとりの際に、通常定速で回転させられる。
各ディスクの表面16は、比較的多数の接近して隔てら
れた同心状の記録トラック17を有している。
部分を示す概略平面図である。図1に示されるように、
ディスクドライブ10は、ベースプレート11を含み、
その上に複数の磁気ディスク12が載置され、ベースプ
レート14の面に垂直な軸心13の回りを回転する。デ
ィスク12は、ベースプレート11の下方に位置するで
あろうモータ(図示しないが)によって、ディスクとの
データのやりとりの際に、通常定速で回転させられる。
各ディスクの表面16は、比較的多数の接近して隔てら
れた同心状の記録トラック17を有している。
【0028】ディスクドライブ10は、ディスク12の
各記録面16上のトラック17により定義される記録ト
ラックの仮想円筒に関して磁気ヘッド19を位置決めす
るためのロータリ型アクチュエータ18を含んでいる。
トラックアクセス動作の際に、磁気ヘッド19は、ディ
スク12の表面を横切って円弧20の形に移動する。
各記録面16上のトラック17により定義される記録ト
ラックの仮想円筒に関して磁気ヘッド19を位置決めす
るためのロータリ型アクチュエータ18を含んでいる。
トラックアクセス動作の際に、磁気ヘッド19は、ディ
スク12の表面を横切って円弧20の形に移動する。
【0029】図2および図3は、組み立てられる種々の
ヘッドスタック構成部品を図解している。個々の構成部
品は、図2の分解図に最もよく表されており、図3は、
構成部品受け枠21と受け枠基台22に関して種々の構
成部品の配置位置関係を図解している。
ヘッドスタック構成部品を図解している。個々の構成部
品は、図2の分解図に最もよく表されており、図3は、
構成部品受け枠21と受け枠基台22に関して種々の構
成部品の配置位置関係を図解している。
【0030】図2を参照して、ヘッドスタックの構成部
品は、スピンドル24とピボットベアリング25を含む
ピボットベアリングアセンブリ23を含んでいる。スピ
ンドル24の先端部26には、図1のベースプレート1
1にスピンドル24を取り付けるためにネジを切って設
けてもよい。
品は、スピンドル24とピボットベアリング25を含む
ピボットベアリングアセンブリ23を含んでいる。スピ
ンドル24の先端部26には、図1のベースプレート1
1にスピンドル24を取り付けるためにネジを切って設
けてもよい。
【0031】ヘッドアームアセンブリ30は、取付部3
3に一体に取り付けられたフレクシャアーム部分32に
ジンバル支持された磁気変換器付き空気浮上スライダ3
1を含む。取付部33は、開口部34を含み、開口部3
4の軸心35とスピンドル24の軸心26が一致するよ
うに、そこを通してベアリング25が挿入される。
3に一体に取り付けられたフレクシャアーム部分32に
ジンバル支持された磁気変換器付き空気浮上スライダ3
1を含む。取付部33は、開口部34を含み、開口部3
4の軸心35とスピンドル24の軸心26が一致するよ
うに、そこを通してベアリング25が挿入される。
【0032】スペーサリング40が設けられていて、そ
れは開口部34に類似の開口部41を有している。リン
グ40の機能は、ベアリング25に構成部品がクランプ
されたとき、リング40のそれぞれの側に配置されるヘ
ッドアームアセンブリ30および45の対42の間に予
め定められた間隔を維持することである。図2に示され
たように、アームアセンブリの対は、アームアセンブリ
30と、アームアセンブリ30の鏡像(面対称)である
アームアセンブリ45とを含む。
れは開口部34に類似の開口部41を有している。リン
グ40の機能は、ベアリング25に構成部品がクランプ
されたとき、リング40のそれぞれの側に配置されるヘ
ッドアームアセンブリ30および45の対42の間に予
め定められた間隔を維持することである。図2に示され
たように、アームアセンブリの対は、アームアセンブリ
30と、アームアセンブリ30の鏡像(面対称)である
アームアセンブリ45とを含む。
【0033】偏平コイルアセンブリ部材50は、その次
の順に来る構成部品である。部材50は、アクチュエー
タの磁界中に位置する偏平コイルを含む点において、ロ
ータリアクチュエータの一部である。動作中、システム
からコイルに供給される電流が軸心26の回りにヘッド
スタックの旋回(ピボット)動作を生じさせる。部材5
0は、開口部51を含み、そこを通してベアリングアセ
ンブリ23が挿入される。部材50には、ベアリングア
センブリ23上に部材50の角度位置を正確に設定する
ために対向面と協働する基準面52が設けられている。
受け枠基台22からの突起は、好ましい実施例において
は、部材50に対する角度基準機能を果たすのに使用さ
れる。
の順に来る構成部品である。部材50は、アクチュエー
タの磁界中に位置する偏平コイルを含む点において、ロ
ータリアクチュエータの一部である。動作中、システム
からコイルに供給される電流が軸心26の回りにヘッド
スタックの旋回(ピボット)動作を生じさせる。部材5
0は、開口部51を含み、そこを通してベアリングアセ
ンブリ23が挿入される。部材50には、ベアリングア
センブリ23上に部材50の角度位置を正確に設定する
ために対向面と協働する基準面52が設けられている。
受け枠基台22からの突起は、好ましい実施例において
は、部材50に対する角度基準機能を果たすのに使用さ
れる。
【0034】ヘッドアームアセンブリ56と57の対5
5は、ヘッドアームアセンブリ30と45の対42と同
一である。
5は、ヘッドアームアセンブリ30と45の対42と同
一である。
【0035】ヘッドスタックの最後の構成部品は、フレ
ックスアセンブリ60であり、リボン導体61、コネク
タブロック63を保持するフレックスブラケット62お
よびフレックス取付ブラケット64を含む。コネクタブ
ロック63は、システムから偏平コイルおよび磁気ヘッ
ドへの信号接続を提供する機能を果たす。取付ブラケッ
ト64は、開口部65を含み、そこを通してピボットア
センブリ25が挿入される。
ックスアセンブリ60であり、リボン導体61、コネク
タブロック63を保持するフレックスブラケット62お
よびフレックス取付ブラケット64を含む。コネクタブ
ロック63は、システムから偏平コイルおよび磁気ヘッ
ドへの信号接続を提供する機能を果たす。取付ブラケッ
ト64は、開口部65を含み、そこを通してピボットア
センブリ25が挿入される。
【0036】ヘッドスタック構成部品は、ピボットベア
リング25の端部のネジ67にかみ合うナット66によ
りベアリングアセンブリにクランプされる。構成部品の
種々の開口部を通してのスピンドルアセンブリ23の自
動挿入およびナット66の締め付けについては、後程明
細書中で図5の説明に関連して詳述する。
リング25の端部のネジ67にかみ合うナット66によ
りベアリングアセンブリにクランプされる。構成部品の
種々の開口部を通してのスピンドルアセンブリ23の自
動挿入およびナット66の締め付けについては、後程明
細書中で図5の説明に関連して詳述する。
【0037】図3に示すように、組立工程の際、構成部
品受け枠21は、受け枠基台22の中に取り外し可能に
置かれる。受け枠22には、ボルト22Bによって取り
付けられる取り外し可能な延長部22Aを設けてもよ
い。
品受け枠21は、受け枠基台22の中に取り外し可能に
置かれる。受け枠22には、ボルト22Bによって取り
付けられる取り外し可能な延長部22Aを設けてもよ
い。
【0038】部材22は、構成部品が組み立てられる後
まで、フレックス接続ブラケット62をわきへ退けてお
く。前にも述べたが、構成部品受け枠21は、二つの目
的を達成している。すなわち、スピンドルアセンブリの
挿入のために構成部品を精密な整列関係に保持する役割
と、構成部品がクランプされて受け枠21が基台22か
ら外された後、搬送容器の役割である。
まで、フレックス接続ブラケット62をわきへ退けてお
く。前にも述べたが、構成部品受け枠21は、二つの目
的を達成している。すなわち、スピンドルアセンブリの
挿入のために構成部品を精密な整列関係に保持する役割
と、構成部品がクランプされて受け枠21が基台22か
ら外された後、搬送容器の役割である。
【0039】受け枠21を基台22に取り付ける機能を
果たす機構を図2に示す。図示のように、この機構は、
円筒状のくぼみ73内にはまる1対のピン71およびロ
ックボール72を含むヨーク部材70を備えている。こ
のくぼみは、基台22の垂直側部74を完全に貫通して
延びているが、くぼみの径は、各ロックボール72が各
くぼみ76に係合し受け枠21を基台22の反対側の側
壁77に向かって付勢するするのに必要な分量だけ内側
の壁を越えて覗くように、側部74の内側の壁の面で僅
かに小さくなっている。ヨーク部材70は、バネ78お
よびレリーズピン79によって壁74に向かって付勢さ
れている。ピン79は、円筒状のくぼみ80を通って延
びており、ピンの端部が開口81内に配置され、止めネ
ジ82でそこに堅く取り付けられる。バネ78は、ピン
79を矢印83の方向に押し付けるように通常圧縮され
ている。
果たす機構を図2に示す。図示のように、この機構は、
円筒状のくぼみ73内にはまる1対のピン71およびロ
ックボール72を含むヨーク部材70を備えている。こ
のくぼみは、基台22の垂直側部74を完全に貫通して
延びているが、くぼみの径は、各ロックボール72が各
くぼみ76に係合し受け枠21を基台22の反対側の側
壁77に向かって付勢するするのに必要な分量だけ内側
の壁を越えて覗くように、側部74の内側の壁の面で僅
かに小さくなっている。ヨーク部材70は、バネ78お
よびレリーズピン79によって壁74に向かって付勢さ
れている。ピン79は、円筒状のくぼみ80を通って延
びており、ピンの端部が開口81内に配置され、止めネ
ジ82でそこに堅く取り付けられる。バネ78は、ピン
79を矢印83の方向に押し付けるように通常圧縮され
ている。
【0040】組立作業を開始する前に、空の受け枠が基
台の中に置かれるので、作業者はレリーズピン79を押
す。ピン79を押すことにより、ロックボール72が受
け枠21のくぼみ76にうまく係合し、それにより保持
操作を完了する。構成部品が組み立てられた後、作業者
はレリーズピン79を矢印83と反対の方向に押すこと
により受け枠21を弛め、受け枠を持ち上げて外す。こ
の時点で、組立受け枠は、以後搬送用の受け枠として機
能する。
台の中に置かれるので、作業者はレリーズピン79を押
す。ピン79を押すことにより、ロックボール72が受
け枠21のくぼみ76にうまく係合し、それにより保持
操作を完了する。構成部品が組み立てられた後、作業者
はレリーズピン79を矢印83と反対の方向に押すこと
により受け枠21を弛め、受け枠を持ち上げて外す。こ
の時点で、組立受け枠は、以後搬送用の受け枠として機
能する。
【0041】図2に示すように、基台22には、垂直に
配置されたスペーサピン90が取り付けられている。ピ
ン90は、ピボットベアリングが挿通される構成部品の
いろいろな開口部の水平軸心に垂直に配置されている。
スペーサピン90の機能は、組立工程中にヘッドアーム
対55に連係するスペーサリング58のための基準点を
用意し、スペーサの軸心を他の構成部品の軸と確実に整
列させるためである。
配置されたスペーサピン90が取り付けられている。ピ
ン90は、ピボットベアリングが挿通される構成部品の
いろいろな開口部の水平軸心に垂直に配置されている。
スペーサピン90の機能は、組立工程中にヘッドアーム
対55に連係するスペーサリング58のための基準点を
用意し、スペーサの軸心を他の構成部品の軸と確実に整
列させるためである。
【0042】ヘッドアーム隔離ピン95もまたピン90
と同様の具合に基台に取り付けられている。隔離ピン9
5は、ヘッドアームアセンブリ45と56を、それらが
基台内に最初に載せられたとき、隔離して、その後二つ
のヘッドアームアセンブリの間に偏平コイル部材50を
挿入できるようにする機能をしている。
と同様の具合に基台に取り付けられている。隔離ピン9
5は、ヘッドアームアセンブリ45と56を、それらが
基台内に最初に載せられたとき、隔離して、その後二つ
のヘッドアームアセンブリの間に偏平コイル部材50を
挿入できるようにする機能をしている。
【0043】構成部品受け枠21および受け枠基台に取
り付けられたピン90と95の働きの詳細については、
図5によく示されている。図示のように、受け枠21
は、アームアセンブリ30を受けるためのスロット10
0とアームアセンブリ45を受けるためのスロット10
2を含む。各スロットの機能は、開口部34の軸心が基
台に関して決まった位置に来るように、ヘッドアームア
センブリを縁を下にして立てて位置させることである。
この機能は、例えば105−107のような垂直に延び
る仕切りまたは部分の間隔を、これらの突起により定義
されるスロットの幅がアームアセンブリの非付勢状態に
おける幅つまり反り高さよりも僅かに小さくなるように
精密に設定することにより達成される。アームアセンブ
リをスロットの中に設置した結果として、ヘッドアーム
アセンブリの端部がスロットを定義する突起に対して押
し付けられて付勢される。付勢力は、作業者が容易にア
ームアセンブリの位置を調整できる一方、作業者により
選択されたアセンブリの位置を維持するのに充分なもの
である。スロット100を定義する垂直に配置された突
起は、突起105、106および107を具備してい
る。突起105と106は、スロット100の磁気変換
器用の囲い板104から遠い方の端部で、互いに反対側
に位置している。囲い板104は、受け枠の磁気変換器
が位置する端部領域の周りに延びていて、これらの部材
を以降の移送および取扱いの途中で損傷から保護してい
る。
り付けられたピン90と95の働きの詳細については、
図5によく示されている。図示のように、受け枠21
は、アームアセンブリ30を受けるためのスロット10
0とアームアセンブリ45を受けるためのスロット10
2を含む。各スロットの機能は、開口部34の軸心が基
台に関して決まった位置に来るように、ヘッドアームア
センブリを縁を下にして立てて位置させることである。
この機能は、例えば105−107のような垂直に延び
る仕切りまたは部分の間隔を、これらの突起により定義
されるスロットの幅がアームアセンブリの非付勢状態に
おける幅つまり反り高さよりも僅かに小さくなるように
精密に設定することにより達成される。アームアセンブ
リをスロットの中に設置した結果として、ヘッドアーム
アセンブリの端部がスロットを定義する突起に対して押
し付けられて付勢される。付勢力は、作業者が容易にア
ームアセンブリの位置を調整できる一方、作業者により
選択されたアセンブリの位置を維持するのに充分なもの
である。スロット100を定義する垂直に配置された突
起は、突起105、106および107を具備してい
る。突起105と106は、スロット100の磁気変換
器用の囲い板104から遠い方の端部で、互いに反対側
に位置している。囲い板104は、受け枠の磁気変換器
が位置する端部領域の周りに延びていて、これらの部材
を以降の移送および取扱いの途中で損傷から保護してい
る。
【0044】突起106は、スペーサリング40の中心
を軸心26から延長された仮想基準軸心110に沿って
位置させるための半円形の基準縁109を含む延長部1
08を有している。変換器を受容するスロットの端部に
向かって配置された第三の突起107は、アセンブリ3
0の変換器31の空気支承面とアームアセンブリ45の
変換器の空気支承面との間に予め定められた間隔を維持
する機能を果たす。
を軸心26から延長された仮想基準軸心110に沿って
位置させるための半円形の基準縁109を含む延長部1
08を有している。変換器を受容するスロットの端部に
向かって配置された第三の突起107は、アセンブリ3
0の変換器31の空気支承面とアームアセンブリ45の
変換器の空気支承面との間に予め定められた間隔を維持
する機能を果たす。
【0045】同様の一組の突起115、116および1
17がスロット102を定義する。スロット102は、
スロット102に類似しているが、突起116がスロッ
ト100用の突起106と類似の箇所に位置しているも
のの、全部の延長部108を有してはいない。その代わ
りに、基台22に取り付けられたピン90が、短い延長
部97と一緒になってスペーサ58を軸心110上に位
置決めする支持表面96を提供している。
17がスロット102を定義する。スロット102は、
スロット102に類似しているが、突起116がスロッ
ト100用の突起106と類似の箇所に位置しているも
のの、全部の延長部108を有してはいない。その代わ
りに、基台22に取り付けられたピン90が、短い延長
部97と一緒になってスペーサ58を軸心110上に位
置決めする支持表面96を提供している。
【0046】スロット100に類似のスロット101内
にヘッドアームアセンブリ45が置かれる。スロット1
01は、スロット100に共通の突起106と107の
反対側面により定義される。基台22から延びる隔離ピ
ン95は、受け枠21の突起106と突起116の間に
位置する床面内に設けられた開口99を通して挿入され
る。突起106、ピン95の一方の側面および突起10
7により定義されるスロット内に、ヘッドアームアセン
ブリ45が挿入される。ヘッドアーム対55の対応する
ヘッドアームアセンブリ56は、同様に定義されるスロ
ット103内に置かれる。このスロット103は、ピン
95の他の側面、突起116および突起117によって
定義される。隔離ピン95は、スロット101と103
内に背中合わせに配置されたヘッドアームアセンブリ5
6と45の間に、間隔を維持している。これにより、二
つのアセンブリの間にコイル部材50が挿入でき、また
アセンブリの端部の付勢作用のためコイル部材に軽いク
ランプ力が与えられる。
にヘッドアームアセンブリ45が置かれる。スロット1
01は、スロット100に共通の突起106と107の
反対側面により定義される。基台22から延びる隔離ピ
ン95は、受け枠21の突起106と突起116の間に
位置する床面内に設けられた開口99を通して挿入され
る。突起106、ピン95の一方の側面および突起10
7により定義されるスロット内に、ヘッドアームアセン
ブリ45が挿入される。ヘッドアーム対55の対応する
ヘッドアームアセンブリ56は、同様に定義されるスロ
ット103内に置かれる。このスロット103は、ピン
95の他の側面、突起116および突起117によって
定義される。隔離ピン95は、スロット101と103
内に背中合わせに配置されたヘッドアームアセンブリ5
6と45の間に、間隔を維持している。これにより、二
つのアセンブリの間にコイル部材50が挿入でき、また
アセンブリの端部の付勢作用のためコイル部材に軽いク
ランプ力が与えられる。
【0047】図6は、固定具120の概要を示すもの
で、構成部品受け枠21内に置かれているヘッドスタッ
ク構成部品の整列された開口部を通してピボットベアリ
ング23を挿入するために、これを採用してもよい。固
定具120は、図5に示すように、ピボット軸心26が
水平に配置されるように、ピボットベアリング26をつ
かむために、チャック機構121などのクランプ手段を
有する。チャック機構121は、ピボット軸心26に平
行な方向に水平に動けるようになっている。クランプナ
ット110をつかむために、類似の型のチャック機構1
22が採用されている。クランプナット110を保持す
るチャック機構122は、ピボットベアリング23の軸
心上でナットを回転させるようにできている。固定具1
20は、整列された構成部品の開口部がピボットベアリ
ング23と同軸になるように受け枠基台22を位置させ
るようにできている。ピボットベアリング23を保持す
るチャック機構121は、ナット110を保持するチャ
ック機構122に向かう方向に水平に動かされる。ベア
リング23のネジ付き端部は、構成部品の整列された開
口部を通して、クランプナット110に届くまで挿入さ
れる。そこで、クランプナット110を保持しているチ
ャック機構122が回されて、構成部品を偏平コイル部
材50と結合して動くように一緒にクランプする。ナッ
トの回転は、構成部品に所望のクランプ力を与えるよう
に、適当に制御される。一旦、構成部品が適当にクラン
プされると、構成部品受け枠は基台から外すことがで
き、ヘッドスタックはディスクドライブ組立ラインへ運
ばれる。
で、構成部品受け枠21内に置かれているヘッドスタッ
ク構成部品の整列された開口部を通してピボットベアリ
ング23を挿入するために、これを採用してもよい。固
定具120は、図5に示すように、ピボット軸心26が
水平に配置されるように、ピボットベアリング26をつ
かむために、チャック機構121などのクランプ手段を
有する。チャック機構121は、ピボット軸心26に平
行な方向に水平に動けるようになっている。クランプナ
ット110をつかむために、類似の型のチャック機構1
22が採用されている。クランプナット110を保持す
るチャック機構122は、ピボットベアリング23の軸
心上でナットを回転させるようにできている。固定具1
20は、整列された構成部品の開口部がピボットベアリ
ング23と同軸になるように受け枠基台22を位置させ
るようにできている。ピボットベアリング23を保持す
るチャック機構121は、ナット110を保持するチャ
ック機構122に向かう方向に水平に動かされる。ベア
リング23のネジ付き端部は、構成部品の整列された開
口部を通して、クランプナット110に届くまで挿入さ
れる。そこで、クランプナット110を保持しているチ
ャック機構122が回されて、構成部品を偏平コイル部
材50と結合して動くように一緒にクランプする。ナッ
トの回転は、構成部品に所望のクランプ力を与えるよう
に、適当に制御される。一旦、構成部品が適当にクラン
プされると、構成部品受け枠は基台から外すことがで
き、ヘッドスタックはディスクドライブ組立ラインへ運
ばれる。
【0048】固定具120は、全部のヘッドアームアセ
ンブリをベアリング部材上に偏平コイル部材に関して角
度を揃えて整列させるべく機能するようにもできる。こ
の点に関して、図2に示したヘッドアームアセンブリ3
0、45、56、57の各々には、アセンブリの変換器
端部の方に位置する整列孔127が設けられている。図
6において矢印130で表されたテーパ付き整列ピン
が、孔127の各々と係合するようにベアリング部材2
3の軸心26と平行な方向に動けるようになっている。
一旦、整列ピン130が孔127の各々と係合すると、
変換器は、全部が互いに整列し揃えられ、ベアリング部
材23上で正しい角度の向きになる。
ンブリをベアリング部材上に偏平コイル部材に関して角
度を揃えて整列させるべく機能するようにもできる。こ
の点に関して、図2に示したヘッドアームアセンブリ3
0、45、56、57の各々には、アセンブリの変換器
端部の方に位置する整列孔127が設けられている。図
6において矢印130で表されたテーパ付き整列ピン
が、孔127の各々と係合するようにベアリング部材2
3の軸心26と平行な方向に動けるようになっている。
一旦、整列ピン130が孔127の各々と係合すると、
変換器は、全部が互いに整列し揃えられ、ベアリング部
材23上で正しい角度の向きになる。
【0049】ベアリング23上での偏平コイル部材50
の正しい角度設定は、図2に示す基準縁52が隔離ピン
95の上端に対してきっちり納まるように、コイル部材
に反時計方向の付勢力を掛けることにより得られる。そ
れで、構成部品は、固定具120によりクランプされる
べき位置になっている。
の正しい角度設定は、図2に示す基準縁52が隔離ピン
95の上端に対してきっちり納まるように、コイル部材
に反時計方向の付勢力を掛けることにより得られる。そ
れで、構成部品は、固定具120によりクランプされる
べき位置になっている。
【0050】図7および図8は、組立工程に包含される
ステップの順序を述べる流れ図である。流れ図は、ヘッ
ドスタック構成部品および受け枠と受け枠基台の組合せ
についての上記の詳細な説明と合致するものである。図
7において、まず、最初のステップ701で、ピボット
ベアリングアセンブリに取り付けるヘッドアームアセン
ブリ4個とスペーサ2個と偏平コイル部材1個とを含む
複数のヘッドスタック構成部品を用意する。次に、ステ
ップ702で、ヘッドスタックを組み立てた後、協働す
る受け枠基台からたやすく取り外し可能な部品受け枠を
用意する。次いで、ステップ703で、ヘッドアームア
センブリの対を、ベアリングを受ける端部が互いに対し
て付勢されるように、受け枠の隣接スロットに設置す
る。続いて、ステップ704で、ヘッドアームアセンブ
リの各対の付勢端部間にスペーサを挿入する。
ステップの順序を述べる流れ図である。流れ図は、ヘッ
ドスタック構成部品および受け枠と受け枠基台の組合せ
についての上記の詳細な説明と合致するものである。図
7において、まず、最初のステップ701で、ピボット
ベアリングアセンブリに取り付けるヘッドアームアセン
ブリ4個とスペーサ2個と偏平コイル部材1個とを含む
複数のヘッドスタック構成部品を用意する。次に、ステ
ップ702で、ヘッドスタックを組み立てた後、協働す
る受け枠基台からたやすく取り外し可能な部品受け枠を
用意する。次いで、ステップ703で、ヘッドアームア
センブリの対を、ベアリングを受ける端部が互いに対し
て付勢されるように、受け枠の隣接スロットに設置す
る。続いて、ステップ704で、ヘッドアームアセンブ
リの各対の付勢端部間にスペーサを挿入する。
【0051】図7において、ステップ801で、偏平コ
イル部材をヘッドアーム対とヘッドアーム対の間に挿入
する。それから、ステップ802で、共通軸心上の複数
のベアリング受け開口と選択された複数の構成部品と
を、軸心上で基準に対して角度決めして整列させる。そ
の後、ステップ803で、開口部を通してベアリングの
ネジ付き端部を挿入し、ナットを取り付けて、そして構
成部品をしっかりとクランプするように締め付ける。最
後に、ステップ804で、受け枠を基台から外してディ
スクファイルアセンブリの所へ運ぶ。
イル部材をヘッドアーム対とヘッドアーム対の間に挿入
する。それから、ステップ802で、共通軸心上の複数
のベアリング受け開口と選択された複数の構成部品と
を、軸心上で基準に対して角度決めして整列させる。そ
の後、ステップ803で、開口部を通してベアリングの
ネジ付き端部を挿入し、ナットを取り付けて、そして構
成部品をしっかりとクランプするように締め付ける。最
後に、ステップ804で、受け枠を基台から外してディ
スクファイルアセンブリの所へ運ぶ。
【図1】 ディスクドライブの磁気ディスク、ロータリ
アクチュエータおよびヘッドアームアセンブリの物理的
関係を示す概略平面図である。
アクチュエータおよびヘッドアームアセンブリの物理的
関係を示す概略平面図である。
【図2】 組立前のヘッドスタック部品および部品受け
枠と部品受け枠基台の分解斜視図である。
枠と部品受け枠基台の分解斜視図である。
【図3】 図2に示された部品の組立後の一部切り欠き
斜視図である。
斜視図である。
【図4】 部品受け枠の斜視図である。
【図5】 図4に示された部品受け枠の平面図である。
【図6】 クランプ前に整列部品の各ベアリング受容開
口部にピボットベアリングを自動的に挿入するためのベ
アリング挿入および部品クランプ用取付具の概要図であ
る。
口部にピボットベアリングを自動的に挿入するためのベ
アリング挿入および部品クランプ用取付具の概要図であ
る。
【図7】 組立工程の前半のステップを説明する流れ図
である。
である。
【図8】 組立工程の後半のステップを説明する流れ図
である。
である。
10…ディスクドライブ、11…ベースプレート、12
…磁気ディスク、13…軸心、17…記録用トラック、
18…ロータリ型アクチュエータ、19…磁気ヘッド、
21…部品受け枠、22…受け枠基台、22A…可動延
長部、22B、24…スピンドル、25…ピボットベア
リング、30、45、56、57…ヘッドアーム、31
…スライダおよびヘッド、32…フレクシャ、40…ス
ペーサリング、50…偏平コイル、60…フレックスア
センブリ
…磁気ディスク、13…軸心、17…記録用トラック、
18…ロータリ型アクチュエータ、19…磁気ヘッド、
21…部品受け枠、22…受け枠基台、22A…可動延
長部、22B、24…スピンドル、25…ピボットベア
リング、30、45、56、57…ヘッドアーム、31
…スライダおよびヘッド、32…フレクシャ、40…ス
ペーサリング、50…偏平コイル、60…フレックスア
センブリ
Claims (11)
- 【請求項1】 ディスクファイルの磁気ヘッド位置決め
機構に使用するためにピボットベアリング上にヘッドス
タックを組み立てるに際して、該ヘッドスタックはピボ
ットベアリングと共通の軸線上に配置された複数のヘッ
ドスタック部品を備えて成り、ヘッドスタック部品には
該機構により移動される少なくとも一対のヘッドアーム
アセンブリおよび偏平コイル部材が含まれ、各ヘッドス
タック部品には該ベアリングを挿通する開口部があるよ
うに、ピボットベアリング上にヘッドスタックを組み立
てるために使用するツールであって、 該開口部のそれぞれが該共通軸線上に配置された状態に
該部品を保持するための組み合わされた部品受け枠と受
け枠基部を備えて成り、 該組み合わされた部品受け枠と受け枠基部は、該ヘッド
アームアセンブリを受けるスロットを定義する複数の突
起を有し、その選択されたスロットは該部品受け枠およ
び受け枠基台の個々の突起により共同して定義されてい
る、ことを特徴とするツール。 - 【請求項2】 請求項1に記載のツールであって、 さらに、該部品受け枠を該受け枠基台にクランプする手
段を含んで成る、ことを特徴とするツール。 - 【請求項3】 請求項2に記載のツールであって、 該スロットの各々は、一つのヘッドアームアセンブリを
縁を下にして横に立てた姿勢で受けるようになってい
て、各スロットは受けられたヘッドアームアセンブリが
各スロット定義突起に向かって付勢されるようにそれぞ
れの突起により決定される寸法を有している、ことを特
徴とするツール。 - 【請求項4】 請求項2に記載のツールであって、 該複数の突起は、該部品受け枠の底面から垂直に延び、
互いに空間を空けて隔たっており、一つの該ヘッドアー
ムアセンブリを各スロット内に縁を下にして横に立てた
姿勢で位置させ、該ヘッドアームアセンブリの端部を隣
のアームアセンブリの対応する端部に向けて付勢するよ
うになっていることを特徴とするツール。 - 【請求項5】 請求項4に記載のツールであって、 該突起の少なくとも一つは該部品受け枠と一体になって
おり、また、少なくとも一つの突起は受け枠基台と一体
になっていることを特徴とするツール。 - 【請求項6】 請求項5に記載のツールであって、 該基台と一体の該少なくとも一つの突起は、該部品受け
枠の底面内の開口部を通して該基台から垂直に延びてい
て、該偏平コイル部材のための支持体の機能を果たすこ
とを特徴とするツール。 - 【請求項7】 請求項6に記載のツールであって、 該少なくとも一つの突起は、互いに背中合わせに置かれ
た隣接するヘッドアームアセンブリの間に配置されてお
り、該アームアセンブリは該少なくとも一つの突起によ
ってのみ空間を空けて隔てられていることを特徴とする
ツール。 - 【請求項8】 請求項7に記載のツールであって、 該少なくとも一つの突起の厚さは、該空間を空けて隔て
られたヘッドアームアセンブリの間に該偏平コイル部材
のための空間を生じるのに十分であることを特徴とする
ツール。 - 【請求項9】 請求項8に記載のツールであって、 該偏平コイル部材の厚さが該少なくとも一つの突起の該
厚さよりも僅かに厚くなっており、それにより該空間を
空けて隔たった隣接するヘッドアームアセンブリの付勢
力により組立工程中に該偏平コイル部材が一時的に所定
位置に維持されることを特徴とするツール。 - 【請求項10】 請求項9に記載のツールであって、 該複数のヘッドスタック部品は、隣接するヘッドアーム
アセンブリを該ベアリング上で空間を空けて隔てる機能
をするリング型のスペーサ部材を含んでおり、かつ該ス
ロットの隣接するものに共通の該部品受け枠からの一つ
の突起は、該スペーサ部材を該ベアリングの軸線と同軸
に位置させるために半円形のくぼみを有する延長部を含
んでいることを特徴とするツール。 - 【請求項11】 請求項9に記載のツールであって、 該部品受け枠からの該一つの突起は第一の短い円弧状の
くぼみを含んでいて、該受け枠基台は第二の短い円弧状
のくぼみを有する第二の垂直に延びる突起を含んでな
り、 該第一および第二の円弧状のくぼみは該スペーサ部材を
該ベアリングの軸心と同軸に位置させるために配置され
ていることを特徴とするツール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/231,157 | 1994-04-22 | ||
US08/231,157 US5410794A (en) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | Caddy and carrier tool for assembling a head arm stack |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836722A true JPH0836722A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=22867974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7084265A Pending JPH0836722A (ja) | 1994-04-22 | 1995-04-10 | ヘッドアームスタック組立用の受け枠兼搬送ツール |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5410794A (ja) |
EP (1) | EP0678857A1 (ja) |
JP (1) | JPH0836722A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5862019A (en) * | 1996-07-27 | 1999-01-19 | Western Digital Corporation | Disk drive head actuator fabrication system employing standardized self-aligning modular components |
CN107598999B (zh) * | 2017-09-29 | 2019-07-02 | 江苏理士电池有限公司 | 一种可拆卸驱动修剪装置 |
CN107696088B (zh) * | 2017-09-29 | 2019-06-28 | 江苏理士电池有限公司 | 一种提手绳边角料切除的装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4079497A (en) * | 1976-07-28 | 1978-03-21 | Jernigan Emory J | Method of making substantially impenetrable members |
US4349959A (en) * | 1980-04-14 | 1982-09-21 | General Battery Corporation | Apparatus for aligning battery plates and separators |
US4851943A (en) * | 1986-06-27 | 1989-07-25 | Maxtor | Disk drive assembly tool |
US5065489A (en) * | 1988-07-28 | 1991-11-19 | Eastman Kodak Company | Apparatus for aligning and mounting machine components |
DE68920871T2 (de) * | 1989-02-16 | 1995-07-13 | Ibm | Träger und verfahren zum halten von kopf-/arm-anordnungen für plattenspeicher. |
JP3089360B2 (ja) * | 1991-05-29 | 2000-09-18 | ハッチンソン テクノロジー インコーポレイテッド | 薄形ヘッドディスクアッセンブリ |
-
1994
- 1994-04-22 US US08/231,157 patent/US5410794A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-04-10 JP JP7084265A patent/JPH0836722A/ja active Pending
- 1995-04-20 EP EP95105935A patent/EP0678857A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0678857A1 (en) | 1995-10-25 |
US5410794A (en) | 1995-05-02 |
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