JPH0836532A - 低消費電力端末装置 - Google Patents

低消費電力端末装置

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JPH0836532A
JPH0836532A JP6169417A JP16941794A JPH0836532A JP H0836532 A JPH0836532 A JP H0836532A JP 6169417 A JP6169417 A JP 6169417A JP 16941794 A JP16941794 A JP 16941794A JP H0836532 A JPH0836532 A JP H0836532A
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JP
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data
signal
terminal device
portable terminal
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Application number
JP6169417A
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English (en)
Inventor
Makoto Hanawa
誠 花輪
Hiroshi Osuga
宏 大須賀
Yoshiki Noguchi
孝樹 野口
Yoshiyuki Kaneko
好之 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0836532A publication Critical patent/JPH0836532A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種システムデータおよびRAMのデータを
確実に、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段に退
避させることが可能な低消費電力携帯用端末装置を提供
すること。 【構成】 低消費電力携帯用端末装置において、起動手
段が、所定のデータを不揮発性記憶手段へ転送を行うか
否かを示す転送指定出力信号と、データ転送手段からの
起動停止信号に基づいて、所定のデータを不揮発性記憶
手段へデータ転送が終了したことを示すデータ転送終了
信号と、制御手段からの転送起動要求信号とに基づい
て、データ転送手段を起動して所定のデータを不揮発性
記憶手段へ転送した後、制御手段に電源OFFを指示す
る電源OFF指示手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低消費電力携帯用端末
装置に係わり、特に、携帯用端末の電源OFF期間中に
消費される電力を低減可能とした低消費電力携帯用端末
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用端末装置は、CPU、RA
M、外部よりプログラム等を入力するまたは出力する入
出力手段より構成されている。
【0003】従来の携帯用端末装置においては、ユーザ
が実行すべきプログラムを入出力手段よりRAMに取り
込み、CPUが、RAMに取り込まれたプログラムに従
って処理を行ない、CPUが処理を完了すると、ユーザ
は、携帯用端末装置の電源スイッチをOFFにして使用
を終える。
【0004】ユーザが再び携帯用端末装置の電源スイッ
チをONにすると、携帯用端末装置は電源をOFFにし
た時点での状態を保持しており、そのため、ユーザはプ
ログラムの再取込みを行なうことなく携帯用端末装置を
使用することが可能である。
【0005】従来の携帯用端末装置では、電源をOFF
にした時点での状態を保持するために、電源OFF期間
中は常にRAMに対して電源を供給しており、そのた
め、携帯用端末装置が電源OFF状態であってもRAM
は電力を消費するという問題点があった。
【0006】前記問題点を解決する方法として、例え
ば、特開平4−192010号公報に記載されているよ
うに、レジュームコントロールが電源装置のマイクロプ
ロセッサから電源スイッチOFFのステイタスを受信す
ると、BIOS−ROMがレジューム機能設定フラグが
セットされていることを確認し、各種システムデータお
よびシステムRAMのデータをEEPROM(電気的に
読み書き可能な不揮発性記憶手段)に転送するようにし
た低消費電力携帯用端末装置が公知である。
【0007】前記公知の低消費電力携帯用端末装置によ
れば、揮発性メモリのバッテリバックアップが不用とな
るためバッテリ寿命の延命化が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
知の低消費電力携帯用端末装置においては、電源OFF
時に各種システムデータおよびシステムRAMのデータ
をEEPROMに転送するための具体的な構成、例え
ば、各種システムデータおよびシステムRAMのデータ
が確実にEEPROMに転送された後に電源OFFとし
ているのか不明である。
【0009】そして、電源OFF時に各種システムデー
タおよびシステムRAMのデータをEEPROMに転送
するようにした低消費電力携帯用端末装置においては、
各種システムデータおよびシステムRAMのデータが確
実にEEPROMに退避された後に電源OFFとしない
と、各種システムデータおよびシステムRAMのデータ
が消滅してしまうという問題点があった。
【0010】また、EEPROMは、その書き込み回数
に限界があり、限界回数を越えて書き込みを行うと誤動
作を起こし、さらに、EEPROMは、実際にデータを
書き込む前に、該当領域を消去しておくことが必要であ
り、この消去に長い処理時間が必要である。
【0011】しかしながら、前記公知の低消費電力携帯
用端末装置では、前記EEPROMの書き込み限界回
数、あるいは、データを書き込む前の消去処理について
考慮されていないという問題点があった。
【0012】本発明の目的は、低消費電力携帯用端末装
置において、各種システムデータおよびRAMのデータ
を確実に、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段に
退避させることが可能な技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、低消費電力携帯用端
末装置において、各種システムデータおよびRAMのデ
ータが転送される、電気的に読み書き可能な不揮発性記
憶手段の利用効率を向上させることが可能な技術を提供
することにある。
【0014】本発明の他の目的は、低消費電力携帯用端
末装置において、電源スイッチをOFFにしてから、速
やかに、実際の電源がOFFとすることが可能な技術を
提供することにある。
【0015】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0017】(1)CPUと、RAMと、入出力手段
と、電源と、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段
と、不揮発性記憶手段へ所定のデータを転送し、データ
転送後に起動停止信号を出力するデータ転送手段と、前
記データ転送手段を起動し、前記起動停止信号が入力さ
れる起動手段と、電源OFF指令信号が入力されること
により前記起動手段に転送起動要求信号を出力し、前記
起動手段からの指示に基づいて電源をOFFにする電源
OFF実行信号を出力する制御手段とから構成される低
消費電力携帯用端末装置であって、前記起動手段が、前
記CPUから指定可能であり、所定のデータを不揮発性
記憶手段へ転送を行うか否かを示す転送指定出力信号を
出力する転送指定手段と、前記データ転送手段からの起
動停止信号に基づいて、所定のデータを不揮発性記憶手
段へデータ転送が終了したことを示すデータ転送終了信
号を出力する転送終了指示手段と、前記制御手段からの
転送起動要求信号、前記転送指定出力信号および前記デ
ータ転送終了信号に基づいて、前記データ転送手段を起
動して所定のデータを不揮発性記憶手段へ転送した後、
前記制御手段に電源OFFを指示する電源OFF指示手
段とを具備することを特徴とする。
【0018】(2)CPUと、RAMと、入出力手段
と、電源と、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段
と、不揮発性記憶手段へ、複数の所定のデータを転送
し、複数の所定のデータをそれぞれ不揮発性記憶手段へ
転送後に、複数の所定のデータ毎のデータ転送信号、お
よび、全てのデータを転送後に転送終了信号を出力する
データ転送手段と、前記データ転送手段を起動し、前記
起動停止信号が入力される起動手段と、電源OFF指令
信号が入力されることにより前記起動手段に転送起動要
求信号を出力し、前記起動手段からの指示に基づいて、
電源をOFFにする電源OFF実行信号を出力する制御
手段とから構成される低消費電力携帯用端末装置であっ
て、前記起動手段が、前記CPUから指定可能であり、
複数の所定のデータ毎に不揮発性記憶手段へ転送を行う
か否かを示す転送指定出力信号を出力する複数の所定デ
ータ毎の転送指定手段と、前記データ転送手段からの複
数の所定のデータ毎のデータ転送信号に基づいて、複数
の所定のデータ毎に不揮発性記憶手段へデータ転送が終
了したことを示す複数の所定のデータ毎のデータ転送終
了信号を出力する複数の転送終了指示手段と、前記制御
手段からの転送起動要求信号、前記転送手段からの転送
終了信号、前記複数の所定データ毎の転送指定出力信
号、および、前記複数の所定のデータ毎のデータ転送終
了信号とに基づいて、前記データ転送手段を起動して、
前記複数の所定のデータの中の少なくとも1つのデータ
を不揮発性記憶手段へ転送した後、前記制御手段に電源
OFFを指示する電源OFF指示手段とを具備すること
を特徴とする。
【0019】(3)前記(1)または前記(2)の手段
において、前記不揮発性記憶手段が、複数の記憶領域に
分割され、前記複数の記憶領域の1つの領域に前記複数
の記憶領域を管理するための管理テーブルが設けられ、
前記転送手段が、転送するデータを前記管理テーブルを
参照して、前記管理テーブルが設けられる領域以外の領
域に均等に記憶するとともに前記管理テーブルのデータ
を更新することを特徴とする。
【0020】(4)前記(3)の手段において、前記管
理テーブルが設けられる領域が、さらに複数の小領域に
分割され、前記転送手段が、前記管理テーブルのデータ
を更新する際に、前記小領域に均等に管理テーブルのデ
ータを記憶することを特徴とする。
【0021】(5)前記(1)乃至前記(4)の手段に
おいて、前記不揮発性記憶手段が、データ書き込み時
に、前記書き込みが正常に終了したことを報告する報告
手段を有し、前記転送手段が、前記報告手段からのデー
タ書き込みが正常に終了したことを示す報告を確認し
て、前記データ転送信号あるいは起動停止信号を出力す
ることを特徴とする。
【0022】(6)前記(1)乃至前記(5)の手段に
おいて、前記不揮発性記憶手段が、電源ONの通常動作
中に、前記不揮発性記憶手段の消去を行う消去手段を有
することを特徴とする。
【0023】
【作用】前記(1)の手段によれば、低消費電力携帯用
端末装置において、所定のデータを不揮発性記憶手段へ
転送を行うか否かを示す転送指定出力信号と、データ転
送手段からの起動停止信号に基づき所定のデータを不揮
発性記憶手段へデータ転送が終了したことを示すデータ
転送終了信号と、制御手段からの転送起動要求信号とに
基づいて、データ転送手段を起動して所定のデータを電
気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段へ転送した後、
電源をOFFとするようにしたので、CPUから指定し
た各種システムデータあるいはRAMのデータを、確実
に電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段に退避させ
ることが可能となる。
【0024】前記(2)の手段によれば、低消費電力携
帯用端末装置において、複数の所定のデータ毎に不揮発
性記憶手段へ転送を行うか否かを示す転送指定出力信号
と、データ転送手段からの複数の所定のデータ毎のデー
タ転送信号に基づき複数の所定のデータ毎に不揮発性記
憶手段へデータ転送が終了したことを示す複数の所定の
データ毎のデータ転送終了信号と、制御手段からの転送
起動要求信号と、転送手段からの転送終了信号とに基づ
いて、データ転送手段を起動して、複数の所定のデータ
の中の少なくとも1つのデータを不揮発性記憶手段へ転
送した後、電源をOFFとするようにしたので、CPU
から指定した各種システムデータあるいはRAMのデー
タを、確実に電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段
に退避させることが可能となる。
【0025】前記(3)の手段によれば、前記(1)ま
たは前記(2)に記載された低消費電力携帯用端末装置
において、不揮発性記憶手段を、複数の記憶領域に分割
し、前記複数の記憶領域の1つの領域に前記複数の記憶
領域を管理するための管理テーブルを設け、転送手段
が、転送するデータを前記管理テーブルを参照して、前
記管理テーブルが設けられる領域以外の領域に均等に記
憶するとともに前記管理テーブルのデータを更新するよ
うにしたので、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手
段の利用効率を向上させることが可能となる。
【0026】前記(4)の手段によれば、前記(3)に
記載された低消費電力携帯用端末装置において、管理テ
ーブルが設けられる領域を、さらに複数の小領域に分割
し、転送手段が、管理テーブルのデータを更新する際
に、前記小領域に均等に管理テーブルのデータを記憶す
るようにしたので、電気的に読み書き可能な不揮発性記
憶手段の利用効率をさらに向上させることが可能とな
る。
【0027】前記(5)の手段によれば、前記(1)乃
至前記(4)に記載された低消費電力携帯用端末装置に
おいて、前記転送手段が、前記不揮発性記憶手段からの
データ書き込みが正常に終了したことを示す報告を確認
して、前記データ転送信号あるいは起動停止信号を出力
するようにしたので、CPUから指定した各種システム
データあるいはRAMのデータを、確実に電気的に読み
書き可能な不揮発性記憶手段に退避させることが可能と
なる。
【0028】前記(6)の手段によれば、前記(1)乃
至前記(5)の手段に記載された低消費電力携帯用端末
装置において、電源ONの通常動作中に、前記不揮発性
記憶手段の消去を行うようにしたので、電源OFF時
に、前記不揮発性記憶手段へ直ちにデータの書き込みが
実行でき、実際に電源をOFFするまでの時間を短縮す
ることが可能となる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0030】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0031】〔実施例1〕図1は、本発明の一実施例
(実施例1)である低消費電力携帯用端末装置の概略構
成を示すブロック図である。
【0032】本実施例1は、低消費電力携帯用端末装置
の電源をOFFするための指令信号が入力されたときに
低消費電力携帯用端末装置内部で割込みを発生させ、R
AM105の内容をすべて不揮発性記憶手段であるフラ
ッシュEPROM102に退避させた後、CPU10
1、フラッシュEPROM102、入出力手段103、
RAM105、転送手段106、起動手段107への電
源線をOFFするようにしたものである。
【0033】ここで、図1に示すCPU101、フラッ
シュEPROM102、入出力手段103、RAM10
5、転送手段106、起動手段107のように低消費電
力携帯用端末装置の電源OFF時に電源線をOFFする
構成手段を以後モジュールと呼ぶことにする。
【0034】割込み信号200は、制御手段100に入
力され、制御手段100からは、転送起動要求信号20
1と電源OFF実行信号206が出力される。
【0035】転送起動要求信号201は、起動手段10
7に、電源OFF実行信号206は電源104にそれぞ
れ入力される。
【0036】また、制御手段100は、起動手段107
から出力された電源OFF許可信号205が入力され
る。
【0037】電源104からは、電源線207が出力さ
れており、電源線207は、CPU101、フラッシュ
EPROM102、入出力手段103、RAM105、
転送手段106、起動手段107にそれぞれ接続されて
いる。
【0038】転送手段106からは、起動停止信号20
4が出力され、起動停止信号204は、起動手段107
に入力される。
【0039】また、転送手段106は、起動手段107
から出力された転送起動実行信号202が入力される。
【0040】CPU101、フラッシュEPROM10
2、入出力手段103、RAM105、転送手段10
6、起動手段107は、システムバス203で接続され
ている。
【0041】システムバス203は、アドレス線203
−1およびデータ線203−2、制御信号線203−3
から構成されている。
【0042】図2は、図1に示す起動手段107の概略
構成を示すブロック図である。
【0043】図2に示すように、起動手段107は、転
送ビット108、起動停止ビット109、論理回路A1
10より構成される。
【0044】転送ビット108には、システムバス20
3および電源線207が接続されており、転送ビット1
08より出力した信号線208は、論理回路A110に
接続されている。
【0045】転送ビット108は、システムバス203
を通してCPU101よりリード、ライトが可能であ
り、転送ビット108は、転送を行なうか否かのスイッ
チになっており、転送ビット108の値が0のときは、
電源OFF時にRAM105からフラッシュEPROM
102へのデータ転送を行わなず、1のときにはデータ
転送を行うようにする。
【0046】なお、転送ビット108は、本発明の転送
指定手段を構成する。
【0047】起動停止ビット109には、起動停止信号
204、システムバス203および電源線207が接続
されており、起動停止ビット109より出力した信号線
209は、論理回路A110に接続されている。
【0048】起動停止ビット109は、転送起動実行信
号202の出力を止めるものであり、起動停止信号20
4の値を取り込むことで、ビットの値を書き換えること
が可能であり、また、システムバス203を通してCP
U101よりリード、ライトが可能である。
【0049】なお、起動停止ビット109は、本発明の
転送終了指示手段を構成する。
【0050】また、CPU101よりシステムバス20
3を通して、起動停止ビット109をリード、ライトす
る必要がない場合には、起動停止ビット109にシステ
ムバス203を接続する必要はない。
【0051】論理回路A110には、転送起動要求信号
201、信号線208、信号線209および電源線20
7が接続されており、転送ビット108、起動停止ビッ
ト109、転送起動要求信号201の値により、転送起
動実行信号202と電源OFF許可信号205の値を決
定する。
【0052】論理回路A110の機能を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1に示すように、転送起動要求信号20
1が0のときは、低消費電力携帯用端末装置が電源ON
の状態なので、転送ビット108、起動停止ビット10
9の値にかかわらず、転送起動実行信号202、電源O
FF許可信号205ともに0を出力する。
【0055】転送起動要求信号201が1のときは、転
送ビット108の値が1か0かによって出力が異なり、
転送ビット108が0のときは、起動停止ビット109
の値にかかわらず、RAM105の値をフラッシュEP
ROM102に転送しないと判断し、転送起動実行信号
202には0を、電源OFF許可信号205には1をそ
れぞれ出力する。
【0056】転送ビット108が1のときは、起動停止
ビット109が1か0かで出力が異なり、起動停止ビッ
ト109が0のときは、RAM105の値をフラッシュ
EPROM102に転送していないと判断し、転送起動
実行信号202に1を出力し、電源OFF実行信号20
5に0を出力する。
【0057】起動停止ビット109が1のときは、RA
M105からフラッシュEPROM102への転送が終
了したと判断し、転送起動実行信号202に0を出力
し、電源OFF実行信号205に1を出力する。
【0058】図3は、図1に示す低消費電力携帯用端末
装置のメモリマップの構成の一例を示す図である。
【0059】図3において、アドレスH’000000
0〜H’0000FFFまでは、読み出し専用メモリ
(ROM)のエリアである。
【0060】この読み出し専用メモリ(ROM)は、図
1には図示しておらず、一般には、電源投入時の初期プ
ログラムなどオペレーテイングシステムの基本的な部分
が格納されている。
【0061】アドレスH’0001000〜H’007
FFFFまでは、RAM105のエリアであり、RAM
105の容量は、本実施例1では512Kバイトとして
いる。
【0062】アドレスH’1000000〜H’11F
FFFFまでは、フラッシュEPROM102のエリア
であり、フラッシュEPROM102の容量は、本実施
例1では2Mバイトとしている。
【0063】このフラッシュEPROM102として
は、例えば、(株)日立製作所製のフラッシュEPRO
MであるHN28F1600を使用すると、1チップで
実現することができる。
【0064】アドレスH’2000000〜H’2FF
FFFFまでは、入出力手段103のエリアであり、入
出力手段103の制御レジスタなどがアドレス付けされ
ている。
【0065】アドレスH’3000000〜H’3FF
FFFFまでは、CPU101のエリアであり、CPU
101内のデータを読み出すときにのために、アドレス
付けされている。
【0066】アドレスH’4000000〜H’4FF
FFFFまでは、その他の制御レジスタのエリアであ
り、転送手段106や起動手段107の内部レジスタな
どがアドレス付けされている。
【0067】図4は、図1に示すフラッシュEPROM
102のメモリマップの構成の一例を示す図である。
【0068】図4において、先頭アドレスH’1000
000〜H’1000FFFまでは、フラッシュEPR
OM102を管理するための管理テーブル領域が割り当
てられている。
【0069】H’00001000〜H’107FFF
Fまではプログラム領域A、H’1080000〜H’
10FFFFFまではプログラム領域B、H’1100
000〜H’117FFFFまではプログラム領域C、
H’1180000〜H’11FFFFFまではプログ
ラム領域Dが割り当てられている。
【0070】RAM105の内容は、フラッシュEPR
OM102のプログラム領域A〜Dの任意の領域に転送
される。
【0071】図4に示す管理テーブルの構成の一例を表
2に示す。
【0072】
【表2】
【0073】表2に示すように、管理テーブルには、各
プログラム領域の書込み許可、起動時参照領域、書込み
回数、先頭アドレス情報を示す欄が設けられる。
【0074】書込み許可とは、対応するプログラム領域
への書込みが可能かどうかを示すもので、1なら書込み
可能、0なら書込み不可能である。
【0075】起動時参照領域とは、低消費電力携帯用端
末装置が電源ON時にリードすべきプログラム領域を示
すもので、リードすべきプログラムが書き込まれている
起動時参照領域のみを1にする。
【0076】書込み回数は、これまでの書込みの合計回
数を示す。
【0077】一般的には、フラッシュEPROMでは、
書込み回数は数100〜数10万回が限界とされてい
る。
【0078】この書込み回数が、書込み限界回数を考慮
して設定した、ある設定値になったら、上記の書込み許
可を0にして、以後その領域へのプログラムの書込みを
不可能にし、誤動作防止を行なう。
【0079】先頭アドレスとは、転送すべきプログラム
領域の先頭アドレスを示したものである。
【0080】さらに、この管理テーブルの書込み位置
も、図4に示した管理テーブル領域H’1000000
〜H’1000FFFの範囲内で可変とする。
【0081】なぜならば、低消費電力携帯用端末装置の
電源をOFFするたびに、管理テーブルはその内容を変
更するので、管理テーブル領域を固定化してしまうと、
プログラム領域の書込み限界回数より早く、管理テーブ
ル領域部分の書込み回数が限界値に達してしまうからで
ある。
【0082】管理テーブルを書込む位置を変更する方法
の一例を説明する。
【0083】低消費電力携帯用端末装置の初期段階で
は、フラッシュEPROM102の管理テーブル領域に
は予め0を設定する。
【0084】低消費電力携帯用端末装置の電源スイッチ
をOFFして管理テーブルの内容を書き込む場合、H’
1000000より書き込み、次に、低消費電力携帯用
端末装置を使用して電源スイッチをOFFにしたとき
は、そのときの管理テーブルの情報は前回管理テーブル
を書き込んだ領域の次のアドレスより書き込むようにす
る。
【0085】H’1000000〜H’1000FFF
までの管理テーブル領域が過去の管理テーブルの情報で
満たされた場合は、管理テーブル領域に0を書き込んだ
後、新たな管理テーブル情報をH’1000000より
書き込んでいく。
【0086】この方法を用いれば、管理テーブル領域内
で局所的に書込み回数が増加することはなくなる。
【0087】前記方法では、管理テーブル領域内の未使
用領域を探して、管理テーブル情報を書き込む方法を説
明したが、そのほかに、管理テーブル情報に番号を付け
ることにより、現在管理テーブル領域内にある管理テー
ブルで最大値番号のものを探し、そのあとに新たなる管
理テーブル情報を書き込むという方法も採用できる。
【0088】図5は、図1に示すフラッシュEPROM
102の概略構成を示すブロック図である。
【0089】図5に示すように、フラッシュEPROM
102は、フラッシュメモリチップ102−1及びチッ
プセレクト回路102−2などから構成されており、フ
ラッシュメモリチップ102−1としては、(株)日立
製作所製のフラッシュEPROMであるHN28F16
00を使用する。
【0090】フラッシュメモリチップ102−1には、
システムバス203のアドレス線203−1の下位ビッ
ト(A20−A1)、データ線203−2および制御信
号線203−3が接続される。
【0091】フラッシュメモリチップ102−1のアド
レス入力端子A19−A0に、アドレス線203−1の
下位ビットA20−A1がそれぞれ接続される。
【0092】制御信号線203−3の中には、HN28
F1600の制御信号線であるOE、及びUW、LW、
BYTE、RDY/Busy信号が含まれている。
【0093】チップセレクト回路102−2は、アドレ
ス線203−1の上位ビット(A27ーA20)が接続
されており、A27ーA20がH’10又はH’11の
とき、フラッシュメモリチップ102−1のチップセレ
クト端子をアサートする。
【0094】図6は、図1に示す転送手段106の概略
構成を示すブロック図である。
【0095】図6に示すように、転送手段106は、制
御回路106−1、フラッシュEPROMアドレスカウ
ンタ106−2、フラッシュEPROMアドレスレジス
タ106−3、RAMアドレスカウンタ106−4、R
AMアドレスレジスタ106−5、データバッファ10
6−6から構成されている。
【0096】制御回路106−1は転送手段106の動
作を制御するものであり、制御回路106−1には転送
起動実行信号202が入力され、また、制御回路106
−1から起動停止信号204が出力される。
【0097】また、制御回路106−1には、システム
バス203の制御信号線203−3も接続されており、
フラッシュEPROM102をアクセスするために必要
な制御信号も出力される。
【0098】フラッシュEPROMアドレスレジスタ1
06−3には、データ線203−2が接続されており、
転送起動時に、フラッシュEPROM102内の管理テ
ーブルから読み出した先頭アドレス情報がセットされ
る。
【0099】フラッシュEPROMアドレスカウンタ1
06−2は、転送実行時に、フラッシュEPROMアド
レスレジスタ106−3の値をカウントアップし、フラ
ッシュEPROM102へのアドレスを生成する。
【0100】RAMアドレスレジスタ106−5には、
転送起動時に、RAM105の先頭アドレスであるH’
1000がセットされる。
【0101】RAMアドレスカウンタ106−4は、転
送実行時に、RAMアドレスレジスタ106−5の値を
カウントアップし、RAM105へのアドレスを生成す
る。
【0102】データバッファ106−6は、RAM10
5からフラッシュEPROM102への転送のときに
は、RAM105から読み出したデータを一時的に保持
し、フラッシュEPROM102への書き込みサイクル
の時にデータ線203−2に出力する。
【0103】本実施例1では、データ線203−2の幅
は16ビットとしているので、フラッシュEPROMア
ドレスカウンタ106−2、および、RAMアドレスカ
ウンタ106−4では、それぞれアドレスが+2ずつカ
ウントアップする。
【0104】図7は、本実施例1の低消費電力携帯用端
末装置の電源OFF時の処理手順を示すフローチャート
である。
【0105】図7を用いて、本実施例1の低消費電力携
帯用端末装置の電源OFF時の処理手順を説明する。
【0106】始めに、処理ステップ300において、転
送要求起動信号201が出力される。
【0107】判定ステップ301では、処理ステップ3
00で出された情報を受けて、転送ビットの値を調べ、
RAM105の内容を転送するか否かの判定を行なう。
【0108】ステップ301で転送を行なわないと判定
された場合には、処理ステップ306に進む。
【0109】ステップ301で転送を行なうと判定され
た場合には、処理ステップ302に進み、フラッシュE
PROM102内の管理テーブル情報を調べ、転送先の
領域を調べる。
【0110】次に、処理ステップ303において、デ−
タの転送を行なう。
【0111】処理ステップ303が終了すると、処理ス
テップ304で、新たな管理テーブル情報を管理テーブ
ル領域に書き込む。
【0112】次に、処理ステップ305では、転送手段
106から起動手段107へ転送起動停止信号204を
出力し、それを受けた起動手段107が制御手段100
へ転送終了を知らせる処理を行う。
【0113】次に、処理ステップ306では、制御手段
100から電源104へ電源線を遮断させる処理を行な
う。
【0114】以下に、図1の動作説明を図7の処理手順
を用いて説明する。
【0115】低消費電力携帯用端末装置を動作させる
と、ユーザは入出力手段103、システムバス203を
通して、外部より実行すべきプログラムをRAM105
へ取り込む。
【0116】取り込んだプログラムに従って、CPU1
01を動作させて所望の処理を行い、処理が完了する
と、ユーザは低消費電力携帯用端末装置の電源スイッチ
をOFFにする。
【0117】低消費電力携帯用端末装置の電源スイッチ
がOFFになると割込み制御回路(図1には示していな
い)から割込み信号200が制御手段100に対して出
力される。
【0118】制御手段100では、割込み信号200か
ら信号を受け付けると、処理ステップ300を実行し
て、転送起動要求信号201を出力する。
【0119】起動手段107は、制御手段100から出
力された転送起動要求信号201を受け付けると、判定
ステップ301を行なう。
【0120】このとき転送ビット108が0であれば、
表1に示すように転送起動実行信号202は出力せず、
電源OFF許可信号205を出力して、処理ステップ3
06に処理を移す。
【0121】一方、転送ビット108が1であれば、表
1に示すように転送起動実行信号202を出力して処理
ステップ302に移る。
【0122】転送手段106は、転送起動実行信号20
2を受け付けると、処理ステップ302を実行して、フ
ラッシュEPROM102の管理テーブル情報のチェッ
クを行なう。
【0123】転送手段106では、管理テーブル情報に
書かれた各プログラム領域の書込み許可および書込み回
数の情報を調べる。
【0124】書込み可能なプログラム領域の中で、書込
み回数が最も少ないプログラム領域を選択する。
【0125】表2に示す例では、プログラム領域A〜D
の中でプログラム領域Cの書き込み回数が最も少ないの
で、プログラム領域Cを選択することになる。
【0126】このような方法を用いると、フラッシュE
PROM102内のプログラム領域ごとの書き込み回数
のバラツキを抑えることができる。
【0127】転送先のプログラム領域を選択すると、転
送手段106はそのプログラム領域の先頭アドレスを読
み込む。
【0128】次に、転送手段106は、読み込んだ先頭
アドレス情報を用いて、処理ステップ303を実行して
RAM105からフラッシュEPROM102へデ−タ
転送を行なう。
【0129】デ−タの転送が完了すると、処理ステップ
304を実行して、転送手段106は新たな管理テーブ
ルの情報を管理テーブル領域に書き込む。
【0130】具体的には、管理テーブル領域の中で、ま
だ未使用の領域を探し、その部分に今回の管理テーブル
の情報を書き込む。
【0131】このとき未使用領域がない場合は、管理テ
ーブル領域に書かれた過去の情報をすべてクリアしてか
ら、先頭アドレスH’1000000より管理テーブル
の情報を書き込む。
【0132】次に、転送手段106は、起動手段107
に対して起動停止信号204を出力する。
【0133】起動手段107は、起動停止信号204を
受け付けると、表1に従って転送起動実行信号202の
出力を0にして転送手段106を停止させる。
【0134】さらに、電源OFF許可信号205を1に
して制御手段100にデ−タ転送が終了したことを知ら
せ、処理305を実行する。
【0135】電源OFF許可信号205を受け付けた制
御手段100は、電源OFF実行信号206を1にし
て、処理306を実行する。
【0136】電源OFF実行信号206を受け付けた電
源104は、電源線207を0にして、CPU101、
フラッシュEPROM102、入出力手段103、RA
M105、転送手段106、起動手段107の各モジュ
ールに供給している電源を遮断する。
【0137】図8は、図7の処理ステップ303(デー
タ転送)における、転送手段106の制御回路106−
1の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【0138】図8を用いて、図7の処理ステップ303
(データ転送)における、転送手段106の制御回路1
06−1の処理手順を説明する。
【0139】まず、ステップ400において、RAM1
05のデータを読み出す。
【0140】即ち、RAMアドレスレジスタ106−5
の内容をシステムバス203のアドレス線203ー1に
出力し、RAM105のデータを読み出し、データバッ
ファ106−6に保持する。
【0141】RAMアドレスレジスタ106−5の内容
は、最初、RAM105の先頭アドレスであるH’10
00にセットされている。
【0142】次に、ステップ401において、フラッシ
ュEPROM102にデータ書き込みコマンドを書き込
む。
【0143】データ書き込みコマンドは、システムバス
203のデータ線203ー2を通じて、フラッシュEP
ROM102に転送される。
【0144】次に、ステップ402において、フラッシ
ュEPROM102にRAM105から読み出したデー
タを書き込む。
【0145】データは、データバッファ106−6から
システムバス203のデータ線203ー2を通じて、フ
ラッシュEPROM102に転送される。
【0146】また、その書き込みアドレスは、フラッシ
ュEPROMアドレスレジスタ106−3の内容をシス
テムバス203のアドレス線203ー1に出力して決定
される。
【0147】本実施例1では、フラッシュEPROM1
02として、(株)日立製作所製のフラッシュEPRO
MであるHN28F1600を使用している。
【0148】HN28F1600では、データ書き込み
(HN28F1600では、この動作を「プログラム」
と呼んでいる)のとき、書き込みが終了するまでの間、
RDY/Busy端子をローレベルにして、メモリチッ
プがビジーであることを表示するようになっている。
【0149】そこで、ステップ403において、前記R
DY/Busy端子を監視して、ローレベルであれば、
書き込み中であるので、ウェイトし、RDY/Busy
端子がハイレベルになるまで、前記ステップ403を繰
返し実行する。
【0150】RDY/Busy端子がハイレベルになっ
たら、次のステップ404に進む。
【0151】また、HN28F1600は、データ書き
込みが終了したとき、その終了状態、つまり、正常終了
か、又は、異常終了かを報告する機能(ステータスポー
リング機能)を有している。
【0152】ステップ404では、前記ステータスポー
リング機能を利用して、データ書き込み動作が正常に終
了したことを確認する。
【0153】正常終了の場合は、次のステップ405に
進み、一方異常終了の場合は、ラー処理を行うことにな
る。
【0154】エラー処理は、例えば、フラッシュEPR
OM102のプログラム領域を別のものに変更して、デ
ータ転送を初めからやり直す処理である。
【0155】ステップ405では、RAM105の読み
出しアドレス、及びフラッシュEPROM102の書き
込みアドレスをカウントアップする。
【0156】即ち、それぞれRAMアドレスカウンタ1
06−4、及びフラッシュEPROMアドレスカウンタ
106−2によって、カウントアップされ、更新したア
ドレスを、それぞれRAMアドレスレジスタ106−
5、及びフラッシュEPROMアドレスレジスタ106
−3に保持する。
【0157】ステップ406では、転送すべきデータが
全て転送されたか否かを判断する。
【0158】まだ転送すべきデータが残っている場合
は、ステップ400に戻って、これまでの処理を繰り返
す。
【0159】ステップ406の判定は、例えば、RAM
アドレスレジスタ106−5の内容をチェックすること
によって実現される。
【0160】RAMアドレスレジスタ106−5の内容
が、H’1000であったら、RAM105の内容は全
て転送したことになる。
【0161】以上のように、本実施例1では、フラッシ
ュメモリチップのステータスポーリング機能を使って、
データ転送の正常終了を確認しているので、RAM10
5のデ−タ内容を、確実に、保存することができる。
【0162】データ転送が正常に終了したどうかを確認
する方法には、前記したステータスポーリング機能を利
用する方法のほかに、フラッシュEPROM102に書
き込んだデータを、逆に読み出して、RAM105の内
容と比較する方法もある。
【0163】前記したステータスポーリング機能を利用
する方法は、フラッシュEPROM102の内容を読み
出して確認する方法より簡便である。
【0164】低消費電力携帯用端末装置の電源スイッチ
をONすると、CPU101は管理テーブル領域内で未
使用領域の直前に書かれた管理テーブル情報をもとにフ
ラッシュEPROM102内のプログラム領域のデータ
を読み出し、RAM105に書き戻す。
【0165】これにより、低消費電力携帯用端末装置の
電源スイッチをON状態にすると、低消費電力携帯用端
末装置を電源OFFにした時点の状態を再現することが
できる。
【0166】フラッシュEPROM102に使用してい
るHN28F1600のようなフラッシュメモリでは、
データを書き込む(プログラムする)場合、事前にその
領域を消去しておく必要がある。
【0167】一般に、フラッシュメモリの消去は、書き
込みに比べて約1000倍の処理時間が必要である。
【0168】また、消去時には、フラッシュメモリチッ
プは大量の電力を消費する。
【0169】そのため、電源スイッチがOFFになって
から、やおらフラッシュメモリを消去していたのでは、
RAM105の内容を退避するまでのセットアップ時間
が長くなり、結果として、電源スイッチをOFFにして
から、実際に電源がOFFになるまでの時間が長くな
り、使い勝手が悪くなる。
【0170】極端な場合、電源スイッチをOFFにして
から、10秒以上経過しないと、実際に電源がOFFさ
れない場合も有り得る。
【0171】そのため、本実施例1では、フラッシュメ
モリの消去を、電源がONの期間に行っておき、電源ス
イッチがOFFになってからは、書き込みだけを行う方
法を採用している。
【0172】フラッシュEPROM102に使用してい
るHN28F1600は、自動消去機能が組み込まれて
おり、消去すべき先頭アドレスと終了アドレスをセット
することにより、HN28F1600内で、自動的に支
持された領域を消去する。
【0173】CPU101は、電源スイッチがONにな
って、RAM105に退避しておいた内容を回復した
後、フラッシュEPROM102に対して、読み出しの
終わった領域を消去するようにコマンドを転送して、フ
ラッシュEPROM102の消去機能を起動する。
【0174】消去期間中、CPU101は、通常の動作
を実行できるので、フラッシュEPROM102の消去
時間を、ユーザは気にすることはない。
【0175】このように本実施例1では、低消費電力携
帯用端末装置の電源OFF時にRAM105の内容をフ
ラッシュEPROM102に転送したことを、起動停止
ビット109を設けて確認した後に、モジュールへの電
源線を遮断しているので、確実に低消費電力携帯用端末
装置の電源OFF期間の消費電力を低減させつつ、OF
F時の状態を保持することが可能である。
【0176】さらに、この転送実行は、転送ビットの値
により決定されるが、転送ビットはCPU101からリ
ード・ライトが可能なため、ユーザが転送の実行を行う
か否かを指定することが可能である。
【0177】さらに、本実施例1では、フラッシュEP
ROM102からの、データ書き込みが正常に終了した
ことを示す報告を確認して、転送手段106が起動停止
信号を出力するようにしたので、確実にRAM105の
デ−タをフラッシュEPROM102に退避させること
が可能となる。
【0178】さらに、電源ONの通常動作中に、フラッ
シュEPROM102の消去を行うようにしたので、電
源OFF時に、フラッシュEPROM102へ直ちにデ
ータの書き込みが実行でき、実際に電源をOFFするま
での時間を短縮することが可能となる。
【0179】なお、本実施例1では、フラッシュEPR
OM102にRAM101の内容を全て退避する場合に
ついて説明したが、RAM101の内容を圧縮してデー
タ量を少なくしてからフラッシュEPROM102に退
避し、RAM101に回復するときに、データを伸張す
ることも可能である。
【0180】また、RAM101の内、不必要なデータ
である領域を検出して、必要な領域だけ、退避/回復す
ることも可能である。
【0181】〔実施例2〕図9は、本発明の他の実施例
(実施例2)である低消費電力携帯用端末装置の概略構
成を示すブロック図である。
【0182】本実施例2の基本的な構成は、図1に示す
前記実施例1と同じであるが、前記実施例1との違い
は、RAM105以外に他のモジュール(例えばCPU
101)の内容もフラッシュEPROM102へ転送で
きるようにしたものである。
【0183】そのため、起動手段112と転送手段11
1との間の信号線は、RAM105に対する転送起動実
行信号202と起動停止信号204の他に、CPU10
1に対する転送起動実行信号210と起動停止信号21
1および転送終了信号216が新たに設けられる。
【0184】図10は、本実施例2における起動手段1
12の概略構成を示すブロック図である。
【0185】本実施例2における起動手段112の基本
的な構成は、図2に示す前記実施例1の起動手段と同じ
であるが、図2に示す前記実施例1の起動手段に、CP
U101に対する転送ビット113、起動停止ビット1
14、論理回路B117、論理回路C115、AND回
路119が新たに付け加えられている。
【0186】転送ビット113、起動停止ビット114
は、CPU101よりリード・ライトが可能である。
【0187】図2に示す前記実施例1の起動手段との相
違点は、転送起動要求信号201が論理回路A110だ
けでなく、論理回路B117、論理回路C115にも接
続されていること、論理回路A110からの信号線21
4と論理回路B117からの信号線215と論理回路C
115からのスイッチ信号217のANDで電源OFF
許可信号205が出力されていることである。
【0188】論理回路A110および論理回路B117
から各モジュールのデ−タ転送が終了したことを示す信
号線214および215に信号が出力されていても、論
理回路C115よりスイッチ信号217に信号が出力さ
れなければ電源OFF許可信号205は出力されない。
【0189】論理回路B117の機能は、表1に示した
論理回路A110の機能に等しい。
【0190】ただし、表1の出力の欄に示した電源OF
F許可信号は、この場合論理回路B117の信号線21
5に対応する。
【0191】論理回路A110の方では、電源OFF許
可信号は信号線214に対応する。
【0192】なお、図2で示されていた電源線207
は、図10では省略している。
【0193】論理回路C115は、起動手段112から
電源OFF許可信号205を出力するためのスイッチ信
号217を生成する。
【0194】論理回路C115の機能を表3に示す。
【0195】
【表3】
【0196】転送起動要求信号201が0のときは、低
消費電力携帯用端末装置が電源ONの状態なので、転送
ビット108、転送ビット113、転送終了信号216
の値にかかわらず(このように1でも0でもどちらでも
よいというを以後、don’t careと呼び、表で
は*で表わす)、電源OFF許可信号205を出力しな
いためにスイッチ信号217に0を出力する。
【0197】転送起動要求信号201が1のときは、転
送ビット108、転送ビット113、転送終了信号21
6の値によって出力が異なる。
【0198】転送ビット108、転送ビット113がと
もに0のときは、転送すべきモジュールがないと判断
し、転送終了信号216の値にかかわらず、スイッチ信
号217に1を出力する。
【0199】転送ビット108が0、転送ビット113
が1のときは、転送終了信号216が1か0かで出力が
異なる。
【0200】転送終了信号216が0のときは、転送手
段はCPUに対する転送処理を終了していないと判断
し、スイッチ信号217に0を出力する。
【0201】転送終了信号216が1のときは、転送手
段はCPUに対する転送処理を終了したと判断し、スイ
ッチ信号217に1を出力する。
【0202】転送ビット108が1、転送ビット113
がdon’t careのときは、転送終了信号216
が1か0かで出力が異なる。
【0203】転送終了信号216が0のときは、転送手
段は現在実行している転送処理を終了していないと判断
し、スイッチ信号217に0を出力する。
【0204】転送終了信号216が1のときは、転送手
段は転送処理を終了したと判断し、スイッチ信号217
に1を出力する。
【0205】フラッシュEPROM102の管理テーブ
ルの構成を表4に示す。
【0206】
【表4】
【0207】表2との相違点は、管理テーブルの先頭部
分でモジュールごとに起動時参照と先頭アドレスの情報
を付加した点である。
【0208】こうすることで、電源ON時にこの部分を
調べることで、電源OFF時にどのモジュールの情報を
フラッシュEPROM102のどのプログラム領域へ転
送したかを判別でき、転送内容をモジュールに戻すこと
が可能となる。
【0209】図11は、本実施例2の低消費電力携帯用
端末装置の電源OFF時の処理手順を示すフローチャー
トである。
【0210】図7に示す前記実施例1のフローチャート
との違いは、RAM105以外のモジュールの内容も転
送可能とするために、処理ステップ308、判定ステッ
プ309、処理ステップ310を付加した点である。
【0211】処理ステップ308は、転送終了したモジ
ュールの起動停止信号を出力する処理ステップ、判定ス
テップ309は、転送手段111が受け付けていない転
送起動実行信号があるかどうか判定するステップ、処理
ステップ310は、管理テーブルの情報を管理テーブル
領域へ書き込む処理ステップである。
【0212】図11を用いて、本実施例2の低消費電力
携帯用端末装置の電源OFF時の処理手順を説明する。
【0213】電源OFF時にRAM105およびCPU
101の内容をフラッシュEPROM102へ転送して
電源線を遮断する場合を想定する。
【0214】予め、起動手段112内のRAM105の
内容を転送するための転送ビット108およびCPU1
01の内容を転送するための転送ビット113にそれぞ
れ1を設定しておく。
【0215】処理ステップ300および判定ステップ3
01までは、前記実施例1と同じなので省略する。
【0216】制御手段100が転送起動要求信号201
を出力すると、論理回路A110、論理回路B117お
よび論理回路C115にそれぞれ入力される。
【0217】論理回路A110は、転送起動要求信号2
01から信号を受けた時点で、転送ビット108に1が
入力されているので転送起動実行信号202を出力す
る。
【0218】論理回路B117も転送ビット113に1
が設定されているため、転送起動要求信号201から信
号を受けると転送起動実行信号210に1を出力する。
【0219】このとき論理回路C115は、スイッチ信
号217には0を出力する。
【0220】なぜならば、論理回路Cに転送起動要求信
号201から信号が入力された時点で、転送ビット10
8および転送ビット113に1が、さらに、転送手段1
11は転送を終了していないため転送終了信号216に
は0を出力しているからである。
【0221】転送手段111は、転送起動実行信号20
2および210より信号を受け取る。
【0222】転送手段111は、転送起動実行信号20
2および210より同時に信号を受け取ると、RAM1
05に対する転送起動実行信号202の処理を優先して
行なう。
【0223】処理ステップ302を実行して、管理テー
ブルの情報をもとに転送可能なプログラム領域を調べ
る。
【0224】転送可能なプログラム領域の選択方法は、
前記実施例1と同じように書込み回数の最も少ないプロ
グラム領域を選択するとする。
【0225】表3に示す例では、プログラム領域Bとプ
ログラム領域Cが7回で最も少ない。
【0226】この場合は、プログラム領域Bを選択す
る。
【0227】次に、転送手段111は、処理ステップ3
03を実行して、RAM105の内容をフラッシュEP
ROM102のプログラム領域Bへ転送する。
【0228】転送手段111は、RAM105の転送が
終了すると、起動停止信号204を出力する。
【0229】その後、転送手段111は判定ステップ3
09を実行して、RAM105に対する転送起動実行信
号202以外に転送起動実行信号が出力されているかを
調べる。
【0230】今は、CPU101に対する転送起動実行
信号210が出力されているので、転送手段111は処
理ステップ302を再び実行する。
【0231】以後の処理は、上記と同じなので省略す
る。
【0232】CPU101に対するデータ転送が終了す
ると、判定ステップ309から処理ステップ310へ進
む。
【0233】処理ステップ310では、新たな管理テー
ブル情報を管理テーブル領域へ書き込む。
【0234】管理テーブル情報を管理テーブル領域に書
き込む方法は、前記実施例1の場合と同じように管理テ
ーブル領域内で未使用の部分を探して書き込む方法を用
いる。
【0235】管理テーブル領域内で未使用の部分が無い
場合は、管理テーブル領域をすべてクリアして管理テー
ブル領域の先頭アドレスから書き込んでいく。
【0236】管理テーブル情報の書き込みが終了する
と、転送手段111は転送終了信号216に信号を出力
する。
【0237】起動手段112は、転送終了信号216よ
り信号を受けると、内部の論理回路C115は1のスイ
ッチ信号217を出力する。
【0238】この時点では、RAM105およびCPU
101の転送は終了しているので、停止ビット109お
よび停止ビット114には1が入力されている。
【0239】すなわち論理回路A110からの出力信号
214および論理回路B117からの出力信号215は
1となっている。
【0240】スイッチ信号217に信号を出力すること
で、AND回路119の入力はすべて1になるので、処
理ステップ306を実行して電源OFF許可信号205
を出力する。
【0241】この処理以後は、前記実施例1と同じなの
で省略する。
【0242】このように、本実施例2では、起動手段1
12および転送手段111にRAM105の転送以外に
CPU101の内容転送を行なうためのCPU用の転送
ビット113、起動停止ビット114、転送起動実行信
号210、起動停止信号211を付加している。
【0243】これにより、確実に低消費電力携帯用端末
装置の電源OFF時にRAM105以外にCPU101
の内容をフラッシュEPROM102へ転送させること
が可能となる。
【0244】本実施例2では、CPU101の内容を転
送するためのハードウェアだけを付加したが、各モジュ
ールごとに転送ビット、起動停止ビット、転送起動実行
信号、起動停止信号を付加すれば、全モジュールの内容
をフラッシュEPROM102へ転送することが可能と
なる。
【0245】〔実施例3〕図12は、本発明の他の実施
例(実施例3)である低消費電力携帯用端末装置の概略
構成を示すブロック図である。
【0246】本実施例3の基本的な構成は、図1に示す
前記実施例1と同じであり、前記実施例1との違いは、
選択手段120を加えることで、低消費電力携帯用端末
装置の電源OFF時に希望するモジュールへの電源線だ
けを遮断することが可能になるようにしたものである。
【0247】そのために、本実施例3では、制御手段1
00より出力された電源OFF実行信号206を選択手
段120に入力している。
【0248】選択手段120からは電源104へ、CP
U101への電源遮断実行信号218、フラッシュEP
ROM102への電源遮断実行信号219、入出力手段
103への電源遮断実行信号220、RAM105への
電源遮断実行信号221、転送手段106への電源遮断
実行信号222、起動手段107への電源遮断実行信号
223が出力されている。
【0249】電源104からは、CPU101への電源
線224、フラッシュEPROM102への電源線22
5、入出力手段103への電源線226、RAM105
への電源線227、転送手段106への電源線228、
起動手段107への電源線229が各モジュールへ接続
されており、また、電源線250が制御手段100へ接
続されている。
【0250】図13は、本実施例3における選択手段1
20の概略構成を示すブロック図である。
【0251】選択手段120は、電源OFF実行信号2
06に1が出力されたとき、選択レジスタ121のBi
t情報に従って、CPU101への電源遮断実行信号2
18、フラッシュEPROM102への電源遮断実行信
号219、入出力手段103への電源遮断実行信号22
0、RAM105への電源遮断実行信号221、転送手
段106への電源遮断実行信号222、起動手段107
への電源遮断実行信号223に信号を出力するか否かを
決定するものである。
【0252】電源OFF実行信号206は、AND回路
122〜127の入力に接続されている。
【0253】選択レジスタ121は、システムバス20
3に接続されている。
【0254】選択レジスタ121のBit0は、信号線
230を通してAND回路122に接続されており、A
ND回路122は、CPU101への電源遮断実行信号
218を出力する。
【0255】選択レジスタ121のBit1は、信号線
231を通してAND回路123に接続されており、A
ND回路123は、フラッシュEPROM102への電
源遮断実行信号219を出力する。
【0256】選択レジスタ121のBit2は、信号線
232を通してAND回路124に接続されており、A
ND回路124は、入出力手段103への電源遮断実行
信号220を出力する。
【0257】選択レジスタ121のBit3は、信号線
233を通してAND回路125に接続されており、A
ND回路125は、RAM105への電源遮断実行信号
221を出力する。
【0258】選択レジスタ121のBit4は、信号線
234を通してAND回路126に接続されており、A
ND回路126は、転送手段106への電源遮断実行信
号222を出力する。
【0259】選択レジスタ121のBit5は、信号線
235を通してAND回路127に接続されており、A
ND回路127は、起動手段107への電源遮断実行信
号222を出力する。
【0260】選択レジスタ121のBitが1のとき
は、そのBitに対応する出力信号に電源OFF実行信
号206をそのまま出力し、0のときは信号を出力しな
い。
【0261】選択レジスタ121のBit0はCPU1
01対応、Bit1はフラッシュEPROM102対
応、Bit2は入出力手段103対応、Bit3はRA
M105対応、Bit4は転送手段106対応、Bit
5は起動手段107対応となっており、選択レジスタ1
21はCPU101よりリード・ライトが可能である。
【0262】次に、本実施例3の動作を説明する。
【0263】低消費電力携帯用端末装置の電源スイッチ
をOFF状態にしても、CPU101と入出力手段10
3への電源は供給する場合を想定する。
【0264】予め、CPU101と入出力手段103へ
の電源は、低消費電力携帯用端末装置の電源がOFFに
なっても電源線が遮断されないように、選択レジスタ1
21のBit0とBit2には0を書き込む。
【0265】CPU101と入出力手段103以外のモ
ジュールは、電源OFF状態では、電源を遮断するので
Bit1、Bit3、Bit4、Bit5には1を書き
込む。
【0266】電源OFF時から起動手段107より電源
OFF許可信号205が出力される動作は、前記実施例
1と同じなので省略する。
【0267】制御手段100は、電源OFF許可信号2
05より信号を入力すると、電源OFF実行信号206
を出力する。
【0268】選択手段120は、電源OFF実行信号2
06が入力されると選択レジスタ121の内容に従って
218〜223の信号線に信号を出力する。
【0269】このとき、選択レジスタ121のBit0
とBit2は0のため、電源OFF許可信号206が入
力しても信号線218と信号線220は信号は0のまま
である。
【0270】他の信号線219、221、222、22
3は、電源OFF許可信号206がそのまま出力され
る。
【0271】電源104は、信号線218〜223の値
に従い信号線224〜227への電源の供給をするか否
かを決定する。
【0272】この場合、CPU101への電源OFF実
行信号218と入出力手段103への電源OFF実行信
号220が0になっているため、CPU101への電源
線224と入出力手段103への電源線103は電源を
遮断しない。
【0273】それに対し他の信号線219、221、2
22、223は1になっているため、フラッシュEPR
OM102への電源線225、RAM105への電源線
105、転送手段106への電源線228、起動手段1
07への電源線229は、電源を遮断する。
【0274】このように本実施例3では、CPU101
より読み書き可能な選択レジスタ121を備えた選択手
段120を設けることにより、低消費電力携帯用端末装
置の電源OFF期間中ユーザの希望するモジュールへの
電源供給を停止することが可能となる。
【0275】〔実施例4〕図14は、本発明の他の実施
例(実施例4)である低消費電力携帯用端末装置の概略
構成を示すブロック図である。
【0276】本実施例4は、モジュールの内容をフラッ
シュEPROM102へ転送して電源を遮断する方法を
低消費電力携帯用端末装置のスリープ機能として適用し
た実施例である。
【0277】本実施例4の基本的な構成は、図1に示す
前記実施例1と同じであり、前記実施例1との違いは、
CPU101よりスリープ命令実行時に出力する信号線
243を加えたこと、信号線243と制御手段100か
らの出力信号線242とをOR回路128に入力し、そ
の出力信号を転送起動要求信号201としたことであ
る。
【0278】CPU101が、システムバス203より
取り込んだスリープ命令を実行すると、CPU101は
信号線243に信号を出力する。
【0279】信号線243の信号は、OR回路128に
入力される。
【0280】OR回路128は信号線243より信号を
入力すると、転送起動要求信号201に信号を出力す
る。
【0281】転送起動要求信号201に出力された信号
は、起動手段107に入力される。
【0282】起動手段107は、転送起動要求信号20
1より信号を受けると、内部の転送ビットの値に従って
動作を開始する。
【0283】この後の処理は、前記実施例1と同じなの
で省略する。
【0284】このようにCPU101よりスリープ命令
実行時に出力する信号線243とOR回路128を付加
することにより、CPU101の命令レベルでモジュー
ルの内容をフラッシュEPROM102へ転送して電源
を遮断することが可能となる。
【0285】電源を遮断してスリープ機能に入るので、
クロック停止によるスリープ機能より低消費電力化が可
能になる。
【0286】〔実施例5〕図15は、本発明の他の実施
例(実施例5)である低消費電力携帯用端末装置の概略
構成を示すブロック図である。
【0287】本実施例5は、ユーザがある一定期間低消
費電力携帯用端末装置を稼働しない場合、自動的にモジ
ュールの内容をフラッシュEPROM102に転送した
後電源をOFFにする実施例である。
【0288】本実施例5の基本的な構成は、図1に示す
前記実施例1と同じであり、前記実施例1との違いは、
CPU101がアクセスするたびに信号を出力するCP
U101アクセス信号線245をCPU101に付加し
たこと、CPU101アクセス信号線245の信号を入
力するたびにリセットがかかるタイマ129、タイマ1
29からの出力信号244と制御手段100からの信号
線242を入力するOR回路128を付加した点であ
る。
【0289】タイマ129には、内部カウンタ、比較
器、CPU101より読み書き可能な比較レジスタが内
蔵されている。
【0290】次に、本実施例5の動作を説明する。
【0291】タイマ129は、CPU101アクセス信
号線245より信号を入力するたびに内部カウンタを0
にリセットする。
【0292】CPU101がアクセスを行なわないと、
CPU101アクセス信号線245には信号を出力しな
い。
【0293】そのためタイマ129は、内部カウンタの
値を増加させ、CPU101より予め比較レジスタに設
定した値に達すると、比較器より信号線244に信号が
出力される。
【0294】信号線244の信号はOR回路128に入
力され、OR回路128は、信号線244より信号を入
力すると、転送起動要求信号201に信号を出力する。
【0295】以後の動作は、前記実施例1と同じなので
省略する。
【0296】このように本実施例5では、CPU101
のアクセス信号245とタイマ129とOR回路128
を付加することにより、一定期間低消費電力携帯用端末
装置を動作させないと自動的にモジュールの内容をフラ
ッシュEPROM102へ転送して電源を遮断すること
が可能となる。
【0297】さらに、タイマ129内部の比較レジスタ
の値はCPU101より読み書き可能なので、低消費電
力携帯用端末装置をどの程度の時間動作させないと電源
を遮断させるかをユーザが任意に設定することが可能で
ある。
【0298】なお、本発明では低消費電力携帯用端末装
置の構成を1つのボード上に実現させる場合について説
明したが、本発明の構成を1つのLSI上に構成して実
現することも可能である。
【0299】また、本発明では、フラッシュEPROM
102をボード上に実装した場合について説明したが、
フラッシュEPROM102についてはカードメモリ形
式で交換可能とすることも可能である。
【0300】この場合には、フラッシュEPROM10
2が書込み回数の限界値に達した場合、新たなフラッシ
ュEPROM102と交換することが可能となる。
【0301】また、本発明では、不揮発性記憶手段とし
てフラッシュEPROM102を使用したが、これに限
らず、普通のEEPROMを使用することも可能であ
る。
【0302】また、本発明では、転送手段106をハー
ドウエアで実現した例を説明したが、CPU101のソ
フトウエアで実現することもできる。
【0303】ソフトウエアで実現する方法は、図7及び
図8のフローチャートで示した動作をプログラムで記述
すればよく、この作業は容易である。
【0304】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0305】
【発明の効果】本願で開示される発明のうち、代表的な
ものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の
通りである。
【0306】(1)低消費電力携帯用端末装置におい
て、所定のデータを不揮発性記憶手段へ転送を行うか否
かを示す転送指定出力信号と、データ転送手段からの起
動停止信号に基づき所定のデータを不揮発性記憶手段へ
データ転送が終了したことを示すデータ転送終了信号
と、制御手段からの転送起動要求信号とに基づいて、デ
ータ転送手段を起動して所定のデータを電気的に読み書
き可能な不揮発性記憶手段へ転送した後、電源をOFF
とするようにしたので、CPUから指定した各種システ
ムデータあるいはRAMのデータを、簡単な回路構成で
確実に電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段に退避
させることが可能となる。
【0307】(2)低消費電力携帯用端末装置におい
て、複数の所定のデータ毎に不揮発性記憶手段へ転送を
行うか否かを示す転送指定出力信号と、データ転送手段
からの複数の所定のデータ毎のデータ転送信号に基づき
複数の所定のデータ毎に不揮発性記憶手段へデータ転送
が終了したことを示す複数の所定のデータ毎のデータ転
送終了信号と、制御手段からの転送起動要求信号と、転
送手段からの転送終了信号とに基づいて、データ転送手
段を起動して、複数の所定のデータの中の少なくとも1
つのデータを不揮発性記憶手段へ転送した後、電源をO
FFとするようにしたので、CPUから指定した各種シ
ステムデータあるいはRAMのデータを、簡単な回路構
成で確実に電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段に
退避させることが可能となる。
【0308】(3)低消費電力携帯用端末装置におい
て、不揮発性記憶手段を、複数の記憶領域に分割し、前
記複数の記憶領域の1つの領域に前記複数の記憶領域を
管理するための管理テーブルを設け、転送手段が、転送
するデータを前記管理テーブルを参照して、前記管理テ
ーブルが設けられる領域以外の領域に均等に記憶すると
ともに前記管理テーブルのデータを更新するようにした
ので、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段の利用
効率を向上させることが可能となる。
【0309】(4)低消費電力携帯用端末装置におい
て、管理テーブルが設けられる領域を、さらに複数の小
領域に分割し、転送手段が、前記管理テーブルのデータ
を更新する際に、前記小領域に均等に管理テーブルのデ
ータを記憶するようにしたので、電気的に読み書き可能
な不揮発性記憶手段の利用効率をさらに向上させること
が可能となる。
【0310】(5)低消費電力携帯用端末装置におい
て、不揮発性記憶手段からのデータ書き込みが正常に終
了したことを示す報告を確認して、転送手段が、データ
転送信号あるいは起動停止信号を出力するようにしたの
で、CPUから指定した各種システムデータあるいはR
AMのデータを、確実に電気的に読み書き可能な不揮発
性記憶手段に退避させることが可能となる。
【0311】(6)低消費電力携帯用端末装置におい
て、電源ONの通常動作中に、不揮発性記憶手段の消去
を行うようにしたので、電源OFF時に、不揮発性記憶
手段へ直ちにデータの書き込みが実行でき、実際に電源
をOFFするまでの時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例(実施例1)である低消費
電力携帯用端末装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本実施例1における起動手段の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】 図1における低消費電力携帯用端末装置のメ
モリマップの構成の一例を示す図である。
【図4】 図1におけるフラッシュEPROMのメモリ
マップの構成の一例を示す図である。
【図5】 図1におけるフラッシュEPROMの概略構
成を示すブロック図である。
【図6】 図1における転送手段の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 本実施例1の低消費電力携帯用端末装置の電
源OFF時の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図6における転送手段の制御回路の処理手順
を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の他の実施例(実施例2)である低消
費電力携帯用端末装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 本実施例2おける起動手段の概略構成を示
すブロック図である。
【図11】 本実施例2の低消費電力携帯用端末装置の
電源OFF時の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の他の実施例(実施例3)である低
消費電力携帯用端末装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図13】 本実施例3における選択手段の概略構成を
示すブロック図である。
【図14】 本発明の他の実施例(実施例4)である低
消費電力携帯用端末装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図15】 本発明の他の実施例(実施例5)である低
消費電力携帯用端末装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
100…制御手段、101…CPU、102…フラッシ
ュEPROM、102−1…フラッシュメモリチップ、
102−2…チップセレクト回路、103…入出力手
段、104…電源、105…RAM、106,111…
転送手段、106−1…制御回路、106−2…フラッ
シュEPROMアドレスカウンタ、106−3…フラッ
シュEPROMアドレスレジスタ、106−4…RAM
アドレスカウンタ、106−5…RAMアドレスレジス
タ、106−6…データバッファ、107,112…起
動手段、108,113…転送ビット、109,114
…起動停止ビット、110…論理回路A、115…論理
回路C、117…論理回路B、119,122〜127
…AND回路、120…選択手段、121…選択レジス
タ、129…タイマ、200…割込み信号、201,2
10…転送起動要求信号、202…転送起動実行信号、
203…システムバス、204,211…起動停止信
号、205…電源OFF許可信号、206…電源OFF
実行信号、207…電源線、208,209,212〜
215,230〜235,242〜244…信号線、2
16…転送終了信号、217…スイッチ信号、218…
CPU101への電源遮断実行信号、219…フラッシ
ュEPROM102への電源遮断実行信号、220…入
出力手段103への電源遮断実行信号、221…RAM
105への電源遮断実行信号、222…転送手段106
への電源遮断実行信号、223…起動手段107への電
源遮断実行信号、224…CPU101への電源線、2
25…フラッシュEPROM102への電源線、226
…入出力手段103への電源線、227…RAM105
への電源線、228…転送手段106への電源線、22
9…起動手段107への電源線、250…制御手段10
0への電源線、245…CPU101のアクセス信号
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/02 305 D (72)発明者 金子 好之 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、RAMと、入出力手段と、電
    源と、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段と、不
    揮発性記憶手段へ所定のデータを転送し、データ転送後
    に起動停止信号を出力するデータ転送手段と、前記デー
    タ転送手段を起動し、前記起動停止信号が入力される起
    動手段と、電源OFF指令信号が入力されることにより
    前記起動手段に転送起動要求信号を出力し、前記起動手
    段からの指示に基づいて電源をOFFにする電源OFF
    実行信号を出力する制御手段とから構成される低消費電
    力携帯用端末装置であって、前記起動手段が、前記CP
    Uから指定可能であり、所定のデータを不揮発性記憶手
    段へ転送を行うか否かを示す転送指定出力信号を出力す
    る転送指定手段と、前記データ転送手段からの起動停止
    信号に基づいて、所定のデータを不揮発性記憶手段へデ
    ータ転送が終了したことを示すデータ転送終了信号を出
    力する転送終了指示手段と、前記制御手段からの転送起
    動要求信号、前記転送指定出力信号および前記データ転
    送終了信号に基づいて、前記データ転送手段を起動して
    所定のデータを不揮発性記憶手段へ転送した後、前記制
    御手段に電源OFFを指示する電源OFF指示手段とを
    具備することを特徴とする低消費電力携帯用端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された低消費電力携帯用
    端末装置において、前記所定のデータが、RAMあるい
    はCPUのデータであることを特徴とする低消費電力携
    帯用端末装置。
  3. 【請求項3】 CPUと、RAMと、入出力手段と、電
    源と、電気的に読み書き可能な不揮発性記憶手段と、不
    揮発性記憶手段へ、複数の所定のデータを転送し、複数
    の所定のデータをそれぞれ不揮発性記憶手段へ転送後
    に、複数の所定のデータ毎のデータ転送信号、および、
    全てのデータを転送後に転送終了信号を出力するデータ
    転送手段と、前記データ転送手段を起動し、前記起動停
    止信号が入力される起動手段と、電源OFF指令信号が
    入力されることにより前記起動手段に転送起動要求信号
    を出力し、前記起動手段からの指示に基づいて、電源を
    OFFにする電源OFF実行信号を出力する制御手段と
    から構成される低消費電力携帯用端末装置であって、前
    記起動手段が、前記CPUから指定可能であり、複数の
    所定のデータ毎に不揮発性記憶手段へ転送を行うか否か
    を示す転送指定出力信号を出力する複数の所定データ毎
    の転送指定手段と、前記データ転送手段からの複数の所
    定のデータ毎のデータ転送信号に基づいて、複数の所定
    のデータ毎に不揮発性記憶手段へデータ転送が終了した
    ことを示す複数の所定のデータ毎のデータ転送終了信号
    を出力する複数の転送終了指示手段と、前記制御手段か
    らの転送起動要求信号、前記転送手段からの転送終了信
    号、前記複数の所定データ毎の転送指定出力信号、およ
    び、前記複数の所定のデータ毎のデータ転送終了信号と
    に基づいて、前記データ転送手段を起動して、前記複数
    の所定のデータの中の少なくとも1つのデータを不揮発
    性記憶手段へ転送した後、前記制御手段に電源OFFを
    指示する電源OFF指示手段とを具備することを特徴と
    する低消費電力携帯用端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された低消費電力携帯用
    端末装置において、 前記複数の所定のデータが、RAMおよびCPUのデー
    タであることを特徴とする低消費電力携帯用端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載された低消費電力携帯用端末装置において、前記
    CPUが、前記起動手段への転送起動要求信号を発行可
    能であり、前記CPUからの転送起動要求信号、あるい
    は、制御手段からの転送起動要求信号が、前記起動手段
    に入力されることを特徴とする低消費電力携帯用端末装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載された低消費電力携帯用端末装置において、前記
    CPUが動作する毎にリセットされ、前記CPUが一定
    期間動作しない場合に転送起動要求信号を出力するタイ
    マを具備し、前記タイマからの転送起動要求信号、ある
    いは、制御手段からの転送起動要求信号が、前記起動手
    段に入力されることを特徴とする低消費電力携帯用端末
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項4のいずれか1項
    に記載された低消費電力携帯用端末装置において、前記
    制御手段からの電源OFF実行信号が入力され、低消費
    電力携帯用端末装置を構成する各構成要素の中で、前記
    CPUから任意に設定された特定の構成要素の電源をO
    FFとする選択手段を設けることを特徴とする低消費電
    力携帯用端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
    に記載された低消費電力携帯用端末装置において、前記
    不揮発性記憶手段が、複数の記憶領域に分割され、前記
    複数の記憶領域の1つの領域に前記複数の記憶領域を管
    理するための管理テーブルが設けられ、前記転送手段
    が、転送するデータを前記管理テーブルを参照して、前
    記管理テーブルが設けられる領域以外の領域に均等に記
    憶するとともに前記管理テーブルのデータを更新するこ
    とを特徴とする低消費電力携帯用端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された低消費電力携帯用
    端末装置において、前記管理テーブルが設けられる領域
    が、さらに複数の小領域に分割され、前記転送手段が、
    前記管理テーブルのデータを更新する際に、前記小領域
    に均等に管理テーブルのデータを記憶することを特徴と
    する低消費電力携帯用端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
    項に記載された低消費電力携帯用端末装置において、前
    記不揮発性記憶手段が、データ書き込み時に、前記書き
    込みが正常に終了したことを報告する報告手段を有し、
    前記転送手段が、前記報告手段からのデータ書き込みが
    正常に終了したことを示す報告を確認して、前記データ
    転送信号あるいは起動停止信号を出力することを特徴と
    する低消費電力携帯用端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1項に記載された低消費電力携帯用端末装置において、
    前記不揮発性記憶手段が、電源ONの通常動作中に,前
    記不揮発性記憶手段の消去を行う消去手段を有すること
    を特徴とする低消費電力携帯用端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011115A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 画像表示装置、画像表示システム、電子装置
US7003382B2 (en) 2003-04-11 2006-02-21 Denso Corporation Electronic control unit for a vehicle

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