JPH0836294A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH0836294A
JPH0836294A JP6192192A JP19219294A JPH0836294A JP H0836294 A JPH0836294 A JP H0836294A JP 6192192 A JP6192192 A JP 6192192A JP 19219294 A JP19219294 A JP 19219294A JP H0836294 A JPH0836294 A JP H0836294A
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toner
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JP6192192A
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English (en)
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Hideo Yoshizawa
秀男 吉沢
Shunji Kato
俊次 加藤
Yuji Kitajima
有二 北島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像器内の現像剤の嵩を検出してパドルの回
転数を制御することによりパドルによる現像ローラへの
供給剤量不足による白抜けなどの異常画像発生を防止す
る。 【構成】 現像器2内の現像剤の嵩を検出する嵩検出セ
ンサ30を設け、これからの信号を用いて、現像ローラ
2へ回転により現像剤を汲み上げ供給するパドル4の回
転数を制御する。剤検出センサ30に代え、トナー濃度
センサ20、測定用現像像の光学濃度を検出する光学セ
ンサ21、導電性ドクタ5と現像ローラ2との間の電流
量を測定する電流測定回路31などの信号を用いても良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置における二成分現像剤
を用いた現像装置に係り、詳しくは、現像ローラなどの
現像剤担持体に対してパドルなどの現像剤供給部材によ
り二成分現像剤を供給して担持させる現像装置におけ
る、現像剤供給部材の駆動制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャリアとトナーとを含む二成分
現像剤(以下、現像剤という)を用いる現像装置として
は、現像剤担持体として回転スリーブと該回転スリーブ
内に固定的に設けられた磁石群とからなる現像ローラを
用いるものが知られている。このような現像ローラを用
いた現像装置では、感光体ドラムなどの潜像担持体と現
像ローラとの対向部である現像領域において、内部磁石
の磁力により現像ローラ上に所定高さの現像剤穂を形成
して潜像担持体上の潜像を現像している。この現像領域
における現像剤穂の高さや現像剤穂中の現像剤の密度に
よって現像像の濃度が左右されるため、現像ローラ上に
担持される現像剤の単位面積当たりの量は、例えばドク
タなどの現像剤規制部材により所望の現像濃度を得られ
る量に現像ローラの軸線方向で均一に規制されている。
また現像領域に磁界を形成する磁石の磁極角度や磁力の
大きさについては厳しく公差が設定されいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像面積が
大きい画像について現像を連続して行うと、黒ベタ部中
に白抜けが生じたり、現像像の濃度ムラが生じたりする
ことがある。このような異常画像の発生は、上記磁石の
磁極角度や磁力の大きさの調整によりある程度緩和でき
ることが判ってきてているが、これのみでは完全にその
発生を防止することが困難であった。
【0004】そこで、本発明者らは、回転軸部から放射
状に複数設けられた汲み上げ板部を有するいわゆるパド
ルを現像剤供給部材として使用し、かつ、このパドルに
より内部に固定磁石群を内蔵した現像ローラ上に供給担
持された現像剤を、ドクタにより一部除去し所定の現像
剤高さに規制して現像領域に搬送する現像装置につい
て、上記異常画像の原因を鋭意研究した。この研究の結
果、上記パドルの回転により汲み上げられて現像ローラ
に供給される現像剤の量が、現像器内の現像剤の嵩によ
り変化し、上記連続した現像によりトナーが急激に消費
されてこの嵩がある程度小さくなると、上記ドクタによ
る現像剤規制部を通過した現像ローラ上においても、担
持現像剤量が良好な現像に必要な量に満たない箇所が上
記パドル回転による供給ピッチにほぼ対応した現像ロー
ラ周方向のピッチで生じ、この箇所で上記白抜けが生
じ、またこの周方向における担持現像剤量のムラで上記
現像像の濃度ムラが生じていることが判った。
【0005】そして、このような現像器内における現像
剤の嵩の減少に伴う現像剤供給部材による現像剤担持体
への現像剤供給量の低下が生じるものであれば、現像剤
供給部材として上記パドルを用いる場合に限らず、担持
現像剤の不足による異常画像が発生し得ることが判っ
た。例えば、現像剤供給部材としてコイルスプリンク状
部材を用いこれを回転させて現像ローラに現像剤を供給
する場合、現像器内の現像剤の嵩が十分なときには発生
しなかった、コイルスプリング形状に応じた現像ローラ
軸線方向での担持現像剤量のムラが生じ、これが原因で
現像ローラ軸線方向における現像像の濃度ムラが生じる
ことが判った。また現像器内の現像剤の嵩減少により現
像ローラの周方向及び軸線方向で均一に担持現像剤の減
少が生じる場合にも、現像像の均一な濃度低下という異
常画像が発生し得る。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像器内に収容して
いるキャリアとトナーとを含む二成分現像剤を、現像剤
供給部材によって現像剤担持体に供給する現像装置であ
って、連続した現像動作により現像器内の現像剤の嵩が
減少しても良好な現像像を形成し得る現像装置及び画像
形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の現像装置は、現像器内に収容している
キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を、現像剤供給
部材によって現像剤担持体に供給し、該現像剤担持体に
担持して潜像が形成されている潜像担持体との対向部に
搬送して該潜像を現像する現像装置において、現像器内
の二成分現像剤の嵩を検出する現像剤嵩検出手段と、該
嵩検出手段の検出結果に基づいて、前記現像剤供給部材
の駆動を制御する供給部材制御手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0008】請求項2の現像装置は、請求項1の現像装
置において、上記現像剤嵩検出手段を、上記現像器内の
二成分現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出器
を用いて構成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項3の画像形成装置は、請求項1の現
像装置と、潜像担持体上に所定の電位部を形成する潜像
形成手段と、該電位部を請求項1の現像装置により現像
して形成した現像像におけるトナー付着量を検出するト
ナー付着量検出手段とを有する画像形成装置であって、
請求項1の現像剤嵩検出手段を、該トナー付着量検出手
段を用いて構成したこことを特徴とするものである。
【0010】請求項4の現像装置は、上記現像剤担持体
に担持されて上記潜像担持体との対向部に搬送される現
像剤の量を規制するように上記現像剤担持体表面に対向
配置された現像剤規制部材を有する請求項1の現像装置
において、該現像剤規制部材を導電性材料を用いて形成
し、該現像剤規制部材と現像剤担持体との間で、現像剤
担持体に担持されている二成分現像剤を介して流れる電
流を測定する電流測定器を設け、該電流測定器を用い
て、上記現像剤嵩検出手段を構成したことを特徴とする
ものである。
【0011】請求項5の現像装置は、請求項4の現像装
置において、現像器内への新規な二成分現像剤の投入に
ともない、投入後の二成分現像剤について上記電流を測
定し、該測定結果を、請求項1の供給部材制御手段によ
るその後の供給部材制御に用いるように構成したことを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1〜5の現像装置あるいは画像形成装置
においては、現像器内の二成分現像剤の嵩を現像剤嵩検
出手段により検出する。そして、この検出結果に基づ
き、二成分現像剤を現像剤担持体に供給する現像剤供給
部材の駆動を、現像剤の嵩が少なくても良好な現像を行
うのに必要な量だけ現像剤担持体に現像剤を供給できる
ように、供給部材制御手段により制御する。
【0013】特に、請求項2の現像装置においては、現
像器内の二成分現像剤のトナー濃度と該現像剤の嵩との
間に、トナー濃度が低いほど嵩も少ないという関係があ
ることを利用し、上記現像器内の二成分現像剤のトナー
濃度を検出するトナー濃度検出器の出力を用いて現像剤
の嵩を検出する。
【0014】また特に、請求項3の画像形成装置におい
ては、請求項1の現像装置と、潜像形成手段により形成
した潜像担持体上の所定の電位部を現像装置により現像
して検出用の現像像を形成し、この現像像におけるトナ
ー付着量をトナー付着量検出手段により検出する。そし
て、このトナー付着量と現像器内の現像剤の嵩との間
に、このトナー付着量が小さいほど現像剤の嵩が一般に
少ないという関係があることを利用し、トナー付着量検
出手段の検出結果を用いて現像剤の嵩を検出する。
【0015】請求項4の現像装置においては、上記現像
剤担持体に対向配置された導電性材料からなる現像剤規
制部材と現像剤担持体との間で、現像剤担持体に担持さ
れている二成分現像剤を介して流れる電流を、電流測定
器により測定する。ここで、この電流は、現像剤担持体
に担持されている二成分現像剤の抵抗に左右され、また
この抵抗は二成分現像剤のトナー濃度に左右される(キ
ャリアに比して抵抗値が大きいトナーの濃度が小さいほ
ど二成分現像剤の抵抗は小さくなる)。更にこのトナー
濃度と現像器内の現像剤の嵩との間には前述の関係があ
る。よって上記電流と現像器内の現像剤の嵩との間には
一定の関係、つまり、現像剤の嵩が少ないほど、上記電
流が大きくなるという関係がある。そこで、この現像装
置において、この関係を利用し、上記測定した電流値を
用いて現像剤の嵩を検出する。
【0016】請求項5の現像装置においては、請求項4
の現像装置において、現像器内への新規な二成分現像剤
の投入にともない、投入後の二成分現像剤について上記
電流を測定する。この測定結果により、工場における製
造時のバラツキなどでキャリア抵抗がばらついている交
換後の新規な二成分現像剤に応じた適切な供給部材駆動
制御のため、その基準となるデェフォルト値を得る。そ
して、このデェフォルト値を利用して、請求項1の供給
部材制御手段によるその後の供給部材駆動制御を行う。
【0017】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例につ
いて説明する。図1(a)は本実施例に係る複写機にお
ける現像装置の概略構成を示す正面図、図1(b)は同
現像装置の現像器の一部の断面図である。本実施例の複
写機は、ドラム状の感光体1を備え、この感光体1の表
面に対向するように、現像器2とこれに付設されたトナ
ーカートリッジ3とからなる現像装置が配設されてい
る。この感光体1は矢印時計周りに回転駆動され、その
周囲には上記現像装置の他に、電子写真プロセスを実行
するための図示を省略した帯電器、露光装置、転写装
置、クリーニング装置、除電装置などが配設されてい
る。また、感光体1上に形成されたトナー像が転写され
る転写紙を上記転写装置と感光体1との間に搬送する図
示を省略した給紙搬送装置やトナー像が転写された転写
紙に該トナー像を固定する同じく図示を省略した定着装
置なども備えられている。
【0018】上記現像装置の現像器2は、感光体1に対
向する開口部に現像剤担持体としての固定磁石群内蔵の
非磁性スリーブからなる現像ローラ3を有し、該現像ロ
ーラ3は該開口部から表面が一部露出した状態で、スリ
ーブのみが矢印反時計回りに回転駆動される。この現像
ローラ3の他にこの現像器内には、現像器内の底部に溜
っている現像剤(二成分現像剤)を汲み上げて供給する
現像剤供給部材としての回転パドル4、この回転パドル
4により現像剤が供給され、内部磁石の磁力によって現
像ローラ表面に担持されて搬送される現像剤の一部を規
制する現像剤規制部材としてのドクタ5、このドクタ5
により現像ローラ3から掻き落とされた現像剤を受けて
流下させるセパレータ6、該セパレータ6上を流下する
現像剤の一部を現像ローラ軸方向に搬送する搬送スクリ
ュウ7、該セパレータ6上を端部まで流下して落下した
現像剤を撹拌する、複数の楕円板が回転軸に固設されて
なる混合撹拌部材8などが設けられている。この混合撹
拌部材8の上方に、トナーカートリッジ3からのトナー
を一時貯溜するホッパ部10が形成されている。このホ
ッパ部10には、その下部開口にトナー補給ローラ11
が設けられ、また内部に滞留したトナーを撹拌する撹拌
部材12も設けられている。なお、上記トナーカートリ
ッジ3は回転するトナー排出部材9を内部に有し、ホッ
パ部10に対向する周壁に図示を省略したトナー排出孔
が複数形成されている。
【0019】そして、この現像装置では、現像像の濃度
を一定に保つために、現像器内の現像剤のトナー濃度を
検出する例えば透磁率センサからなるトナー濃度センサ
20が設けられいる。また、感光体1上に上記帯電装置
や露光装置により形成した所定電位パターンを現像装置
で現像して得た測定用現像像の光学濃度を検出する光学
センサ21が感光体1表面に対向するように設けられて
いる。これらのセンサ20,21は上記トナー補給ロー
ラ11などの回転駆動制御による公知のトナー補給制御
に使用される。例えば、1枚のコピー動作後とにトナー
濃度センサ20の出力と制御基準値とを比較してトナー
補給ローラ11の回転の要否あるいは回転時間を制御
し、所定のタイミングで形成した上記測定用現像像を検
出した光学センサ21の出力を用いて、該制御基準値を
補正するようなトナー補給制御を行う。このようなトナ
ー補給制御に代え、トナー濃度センサ20のみあるいは
光学センサ21のみを使用したトナー補給制御を行って
も良い。この場合は、トナー補給制御のためには一方の
センサのみで足りる。
【0020】ここで、以上の構成においては、現像器内
の現像剤をパドル4及び混合撹拌部材8によって撹拌
し、このうちのパドル4の回転により現像剤を汲み上げ
て現像ローラ3表面にふりかけて供給する。このため、
現像器2内の現像剤の嵩が少なくなると、パドル4の1
つ1つの撹拌板で現像ローラ2の表面にふりかけられる
現像剤の量が減少し、ドクタ5通過後の現像ローラ表面
でも現像剤の付着量が不十分な箇所が生じる恐れがあ
る。この箇所が感光体1との対向部である現像領域に到
達すると、高さや密度が十分でない現像剤の穂が形成さ
れ、現像像の黒ベタ部での白ぬけや濃度ムラが発生す
る。
【0021】そこで、本実施例では、このような現像器
2内の現像剤の嵩の減少を検出して、嵩が所定以下に減
少したときに、上記パドル4の回転数を高めて現像ロー
ラ3上に現像剤不足部分が発生するのを防止する。この
ため、本実施例では、現像器2内の現像剤D(図1
(b)参照)の嵩を検出する現像剤嵩検出器が設けられ
ている。この現像剤嵩検出器は、例えば図1(a)及び
図1(b)に示すように、近傍の現像剤の有無を検出す
る光学素子あるいは圧電素子30a(図1(b)参照)
を鉛直方向に備えてなる嵩検出センサ30により構成で
きる。この嵩検出センサ30は、図示を省略したA/D
変換器を介して制御手段としてのマイクロコンピュータ
の入出力インターフェィス(I/O)22に接続され
る。このマイクロコンピュータは主にマイクロプロセッ
ト(CPU)23、読出専用メモリ(ROM)24、読
出書込メモリ(RAM)25及び上記I/O22からな
り、I/O22を介して上記パドル4を駆動するモータ
28の駆動回路29に制御信号を出力するように構成さ
れている。なお、図示の例においては上記マイクロコン
ピュータを上記トナー補給制御にも使用するため上記I
/O22に上記トナー濃度センサ20や光学センサ21
からの信号が入力され、かつ該I/O22を介して上記
トナー補給ローラ11を駆動するモータ26の駆動回路
27に制御信号を出力するように構成されている。
【0022】上記嵩検出センサ30による嵩検出結果を
用いたパドル4の具体的な回転数制御の例としては次の
ような制御を用いることができる。例えば、通常状態で
使用するあるパドル回転数(通常回転数)でパドルを回
転させた場合に、上記異常画像が発生する恐れがでてく
る嵩レベル(異常画像が発生しない嵩範囲の下限)と、
現像器内で取り得る嵩が最低の状態(キャリアの総量な
どで決まる)でも上記異常画像が発生しない程度の現像
剤供給が可能なパドル回転数(高速回転数)とを予め実
験で求め、該嵩レベルに相当する比較値と上記嵩検出セ
ンサ30との信号を比較し、検出した嵩が該嵩レベル以
下であったときに、上記通常回転数から上記高速回転数
に切り換えるように制御する。これに代え、上記異常画
像が発生せず、かつ必要以上に高速でもない適正回転数
を、現像剤の嵩についてのある巾をもった複数のレベル
毎に予め実験で求めておき、検出した嵩がどのレベルに
相当するかによって、そのレベルに対応した適正回転数
に切り換えるように制御しても良い。この適正回転数は
嵩が少ないほど高速になる。更に、パドル4による現像
ローラ3への現像剤供給量が多すぎて、例えば上記ドク
タ5と現像ローラ2との間の剤詰まりによる現像ローラ
駆動負荷の過剰な上昇などの不具合が発生する恐れがあ
る場合には、このような不具合が発生しない程度のパド
ル回転数に抑える観点も考慮して上記パドル適正回転数
を設定し、上記異常画像の恐れがない現像剤の嵩範囲ま
で含めたパドル回転数制御を行っても良い。
【0023】以上の実施例においては、上記剤検出セン
サ30を用いて直接的に現像剤の嵩を検出したが、これ
に代え、現像剤の嵩との間に一定の関係を有する特性値
を用いて間接的に現像剤の嵩を検出するようにしても良
い。このような特性値としては現像器2内の現像剤のト
ナー濃度や上記測定用現像像の光学濃度などが挙げられ
る。具体的には、これらの濃度と現像器2内の嵩との間
には、現像器2中の現像剤中に含まれるトナーの量が少
なくて現像剤の嵩が少ないほどこれらの濃度が低くなる
という関係がある。よって、図示の装置の場合、上記ト
ナー濃度センサ20や光学センサ21の信号を、上記異
常画像防止のためのパドル回転数制御に兼用できる。無
論具体的なセンサ出力値と適正回転数との関係などは予
め実験にで求めておいてこの制御に利用する。
【0024】また、図示の現像装置では、現像ローラ2
上に担持されて現像領域に搬送される現像剤量を規制す
るために先端が現像ローラ2の表面に対向するドクタ5
を設けており、かつ現像ローラ2には図示を省略した電
源から現像バイアスが印加されているので、このドクタ
5を導電性材料で形成すれば、ドクタ5と現像ローラ2
との間の現像剤を介して電流を流し、この電流量を測定
することができる。そして、この電流量も上記トナー濃
度や測定用現像像の光学濃度と同様に現像器2内の現像
剤の嵩との間に一定の関係を持つため、該嵩の間接的な
検出に利用できる。具体的には、この電流と現像器2内
の嵩との間には、現像器2中の現像剤中に含まれるトナ
ーの量が少なくて現像剤の嵩が少ないほど、ドクタ5と
現像ローラ2との間の現像剤中のトナー比率も少なく該
電流量が多くなるという関係がある。これは一般に鉄粉
などからなるキャリアよりも一般に樹脂などからなるト
ナーの方が体積固有抵抗が大きいことから成立する関係
である。この電流量を用いてパドル4の回転数を制御す
るには、上述のようにドクタ5を導電性材料で形成して
おき、かつ図1(a)に合わせて図示するように該ドク
タ5に電流測定回路31を接続し、これから上記I/O
22に信号を入力するように構成する。これにより、上
記電流測定に基づく回転数制御が可能になる。この場合
も無論具体的な測定値と適正回転数との関係などは予め
実験で求めておいてこの制御に利用する。
【0025】更に、このドクタ5と現像ローラ2との間
の現像剤を介して流れる電流量の測定によるパドル回転
数の制御においては、キャリア自体の固有抵抗値にバラ
ツキがあると、適切な回転数制御が困難になる。よっ
て、現像剤疲労により現像剤を交換したときなど新規な
現像剤を現像器2に投入した場合には、新規現像剤が適
正量だけ現像器2内に存在する投入直後に、現像器2を
作動させてドクタ5と現像ローラ2との間の現像剤を介
して流れる電流量の測定し、このときの測定値を回転数
制御のためのデェフォルト値として、その後の回転数制
御に用いることが望ましい。この測定は、通常現像剤交
換時にサービスマンによる開始指示で実行されるいわゆ
るインチング動作中に行うことができる(このインチン
グ動作中もトナー飛散防止などのために現像ローラに一
定のバイアスが印加されている)。
【0026】
【発明の効果】請求項1〜5の現像装置あるいは画像形
成装置によれば、現像器内の二成分現像剤の嵩の検出結
果に基づいて現像剤供給部材の駆動を制御し、現像剤の
嵩が少なくても良好な現像を行うのに必要な量だけ現像
剤担持体に現像剤を供給できるようにするので、連続し
た現像動作により現像器内の現像剤の嵩が減少しても、
異常の画像の発生を従来に比して抑えることができる。
【0027】特に、請求項2の現像装置によれば、上記
現像器内の二成分現像剤のトナー濃度を検出するトナー
濃度検出器の出力を用いて現像剤の嵩を検出するので、
通常備えられているトナー濃度検出器を、現像剤の嵩検
出用に兼用できる。
【0028】また特に、請求項3の画像形成装置によれ
ば、現像装置を用いて実際に形成した検出用の現像像に
おけるトナー付着量の検出結果を用いて現像剤の嵩を検
出するので、現像剤担持体により現像領域に現実に搬送
された二成分現像剤のトナー濃度との間に比較的高い相
関を持って現像剤の嵩を検出できる。
【0029】請求項4の現像装置によれば、上記現像剤
担持体に対向配置された導電性材料からなる現像剤規制
部材と現像剤担持体との間で、現像剤供給部材により現
像剤現像剤担持体に現実に供給された二成分現像剤を介
して流れる電流を測定して現像剤の嵩を検出するので、
現像剤供給部材の現実の供給性能との間に比較的高い相
関関係を持って現像剤の嵩を検出できる。
【0030】請求項5の現像装置によれば、請求項4の
現像装置において、現像器内への二成分現像剤の投入に
ともない、投入後の二成分現像剤について上記電流を測
定し、この測定結果に基づいて、請求項1の供給部材制
御手段によるその後の供給部材駆動制御を行うので、工
場における製造時のバラツキなどでキャリア抵抗がばら
ついている新規な二成分現像剤に応じた適切な供給部材
駆動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係る電子写真複写機における
現像装置の概略構成を示す正面図。(b)は同複写機の
現像装置における嵩センサの説明図。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 現像ローラ 4 パドル 5 ドクタ 20 トナー濃度センサ 21 光学センサ 28 モータ 29 駆動回路 30 嵩センサ 31 電流測定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器内に収容しているキャリアとトナー
    とを含む二成分現像剤を、現像剤供給部材によって現像
    剤担持体に供給し、該現像剤担持体に担持して潜像が形
    成されている潜像担持体との対向部に搬送して該潜像を
    現像する現像装置において、 現像器内の二成分現像剤の嵩を検出する現像剤嵩検出手
    段と、該嵩検出手段の検出結果に基づいて、前記現像剤
    供給部材の駆動を制御する供給部材制御手段とを設けた
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記現像剤嵩検出手段を、上記現像器内の
    二成分現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出器
    を用いて構成したことを特徴とする請求項1の現像装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1の現像装置と、潜像担持体上に所
    定の電位部を形成する潜像形成手段と、該電位部を請求
    項1の現像装置により現像して形成した現像像における
    トナー付着量を検出するトナー付着量検出手段とを有す
    る画像形成装置であって、 請求項1の現像剤嵩検出手段を、該トナー付着量検出手
    段を用いて構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記現像剤担持体に担持されて上記潜像担
    持体との対向部に搬送される現像剤の量を規制するよう
    に上記現像剤担持体表面に対向配置された現像剤規制部
    材を有する請求項1の現像装置において、 該現像剤規制部材を導電性材料を用いて形成し、該現像
    剤規制部材と現像剤担持体との間で、現像剤担持体に担
    持されている二成分現像剤を介して流れる電流を測定す
    る電流測定器を設け、該電流測定器を用いて、上記現像
    剤嵩検出手段を構成したことを特徴とする請求項1の現
    像装置。
  5. 【請求項5】現像器内への新規な二成分現像剤の投入に
    ともない、投入後の二成分現像剤について上記電流を測
    定し、該測定結果を、請求項1の供給部材制御手段によ
    るその後の供給部材駆動制御に用いるように構成したこ
    とを特徴とする請求項4の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7620351B2 (en) 2003-09-09 2009-11-17 Sharp Kabushiki Kaisha Developing device and image forming device
US7689156B2 (en) 2006-02-20 2010-03-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Waste toner collecting apparatus and image forming apparatus
US8688012B2 (en) 2010-11-04 2014-04-01 Ricoh Company, Ltd. Developing device and image forming apparatus

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