JPH0836133A - 実物光学顕微鏡用導光装置 - Google Patents
実物光学顕微鏡用導光装置Info
- Publication number
- JPH0836133A JPH0836133A JP19291694A JP19291694A JPH0836133A JP H0836133 A JPH0836133 A JP H0836133A JP 19291694 A JP19291694 A JP 19291694A JP 19291694 A JP19291694 A JP 19291694A JP H0836133 A JPH0836133 A JP H0836133A
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- JP
- Japan
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- light
- light guide
- cap
- tip
- optical microscope
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 実物光学顕微鏡用導光装置で、傾斜光を主体
とすることで、照明効率の向上が図れるようにする。 【構成】 グリップ部を構成する対物レンズ5内蔵の鏡
胴1と、その上端に設けられた光源装置2と、その下端
に着脱自在に螺合された透明合成樹脂製の導光キャップ
3とを備えている。この導光キャップ3の先端中心に
は、内周面が先拡がりのテーパ4aに形成された照射孔
4を開設し、前記光源装置2から導光キャップ3内に導
かれた照明光Aが該キャップ3先端で1回反射し、前記
照射孔4の内周面のテーパ4a部分を直角に通過して被
検体aへ傾斜光A′として投射可能に構成してある。
とすることで、照明効率の向上が図れるようにする。 【構成】 グリップ部を構成する対物レンズ5内蔵の鏡
胴1と、その上端に設けられた光源装置2と、その下端
に着脱自在に螺合された透明合成樹脂製の導光キャップ
3とを備えている。この導光キャップ3の先端中心に
は、内周面が先拡がりのテーパ4aに形成された照射孔
4を開設し、前記光源装置2から導光キャップ3内に導
かれた照明光Aが該キャップ3先端で1回反射し、前記
照射孔4の内周面のテーパ4a部分を直角に通過して被
検体aへ傾斜光A′として投射可能に構成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実物光学顕微鏡用導光
装置に関する。
装置に関する。
【0002】従来、人肌、髪の毛、他様々な微小工業製
品等の被検体に顕微鏡ヘッド先端を接触させて照明を当
てることにより、当該顕微鏡に接続してあるモニターテ
レビに被検体像を拡大表示させるようにした実物光学顕
微鏡は知られている。
品等の被検体に顕微鏡ヘッド先端を接触させて照明を当
てることにより、当該顕微鏡に接続してあるモニターテ
レビに被検体像を拡大表示させるようにした実物光学顕
微鏡は知られている。
【0003】そして、この実物光学顕微鏡においては、
グリップ部を構成する対物レンズ内蔵の鏡胴先端に、透
明材料よりなる略半球状の導光キャップが備えられ、該
導光キャップの先端部中心には被検体に対して内周面か
ら、光を照射する小孔が設けられ、該導光キャップ内を
通過する光が全反射を繰返して該小孔の内周面から被検
体の表面に水平光として投射するようにした導光装置が
採用されている。(例えば、実公平4−20615号)
グリップ部を構成する対物レンズ内蔵の鏡胴先端に、透
明材料よりなる略半球状の導光キャップが備えられ、該
導光キャップの先端部中心には被検体に対して内周面か
ら、光を照射する小孔が設けられ、該導光キャップ内を
通過する光が全反射を繰返して該小孔の内周面から被検
体の表面に水平光として投射するようにした導光装置が
採用されている。(例えば、実公平4−20615号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記のと
おり従来の実物光学顕微鏡用導光装置では、被検体に対
する照明は水平光を主体として行なわれるため、特に被
検体表面に凹部がある場合、照明が不充分とならざるを
えない。この際、若干の落射光があっても凹部が深い場
合はほとんど影響を与えない。したがって、従来の装置
では、被検体の表面凹部がモニター画面に鮮明に映らな
いという問題がある。
おり従来の実物光学顕微鏡用導光装置では、被検体に対
する照明は水平光を主体として行なわれるため、特に被
検体表面に凹部がある場合、照明が不充分とならざるを
えない。この際、若干の落射光があっても凹部が深い場
合はほとんど影響を与えない。したがって、従来の装置
では、被検体の表面凹部がモニター画面に鮮明に映らな
いという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来技術の有するこのよう
な問題点に鑑みなされたもので、導光キャップ先端から
被検体に対して斜めに投射可能とすることにより、例え
被検体表面の凹部が観察部位の場合でも十分な照明が得
られ、照明効率の向上が図れるようにした実物光学顕微
鏡用導光装置を提供することを目的とする。
な問題点に鑑みなされたもので、導光キャップ先端から
被検体に対して斜めに投射可能とすることにより、例え
被検体表面の凹部が観察部位の場合でも十分な照明が得
られ、照明効率の向上が図れるようにした実物光学顕微
鏡用導光装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る実物光学顕微鏡用導光装置は、グリッ
プ部を構成する対物レンズ内蔵の鏡胴と、その上端に設
けられた光源装置と、その下端に着脱自在に螺合された
透明合成樹脂製の導光キャップとを備えた実物光学顕微
鏡であって、前記導光キャップの先端中心に、内周面が
先拡がりのテーパに形成された照射孔を開設し、前記光
源装置から導光キャップ内に導かれた照明光が該キャッ
プ先端で1回反射し、前記照射孔の内周面テーパ部を直
角に通過して被検体へ傾斜光として投射可能に構成した
ことを特徴としている。
に、本発明に係る実物光学顕微鏡用導光装置は、グリッ
プ部を構成する対物レンズ内蔵の鏡胴と、その上端に設
けられた光源装置と、その下端に着脱自在に螺合された
透明合成樹脂製の導光キャップとを備えた実物光学顕微
鏡であって、前記導光キャップの先端中心に、内周面が
先拡がりのテーパに形成された照射孔を開設し、前記光
源装置から導光キャップ内に導かれた照明光が該キャッ
プ先端で1回反射し、前記照射孔の内周面テーパ部を直
角に通過して被検体へ傾斜光として投射可能に構成した
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】人肌、髪の毛、針などの微小工業製品等の被検
体を観察するに際しては、導光キャップの先端を、その
中心部の照射孔が当該被検体の観察部位に合うようにし
てほゞ直角に接触させる。
体を観察するに際しては、導光キャップの先端を、その
中心部の照射孔が当該被検体の観察部位に合うようにし
てほゞ直角に接触させる。
【0008】このとき、光源装置から発せられた照射光
は、導光キャップ内をその上方から下方へ移行し、途中
で1回反射してから照射孔内周面のテーパ部を直角に通
過して被検体表面へ傾斜光として投射される。
は、導光キャップ内をその上方から下方へ移行し、途中
で1回反射してから照射孔内周面のテーパ部を直角に通
過して被検体表面へ傾斜光として投射される。
【0009】したがって、被検体表面が平坦な場合はも
ちろん、凹部が形成されている場合でも、当該凹部へ充
分な照明が与えられ、暗くなることがないので、モニタ
ー画像の鮮明度が落ちることがない。
ちろん、凹部が形成されている場合でも、当該凹部へ充
分な照明が与えられ、暗くなることがないので、モニタ
ー画像の鮮明度が落ちることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実物光学顕微鏡の全体正面図を示
し、図2はその導光装置の拡大した半断正面図を示す。
する。図1は本発明の実物光学顕微鏡の全体正面図を示
し、図2はその導光装置の拡大した半断正面図を示す。
【0011】図1に示したように、本発明の実物光学顕
微鏡は、グリップ部を構成する対物レンズ内蔵の円筒状
の鏡胴1と、その上端に設けられた光ファイバケーブル
2aを備えた光源装置2と、その下端に着脱自在に螺合
された透明合成樹脂製の導光キャップ3とから構成され
ている。
微鏡は、グリップ部を構成する対物レンズ内蔵の円筒状
の鏡胴1と、その上端に設けられた光ファイバケーブル
2aを備えた光源装置2と、その下端に着脱自在に螺合
された透明合成樹脂製の導光キャップ3とから構成され
ている。
【0012】上記導光キャップ3は、図1、2に示した
如く正(側)面が逆向き截頭円錐台形状に形成されてい
て、先端中心には、やゝ肉厚の内周面が先拡がりのテー
パ4aに形成された円形の照射孔4が開設されている。
如く正(側)面が逆向き截頭円錐台形状に形成されてい
て、先端中心には、やゝ肉厚の内周面が先拡がりのテー
パ4aに形成された円形の照射孔4が開設されている。
【0013】このように構成することにより、導光キャ
ップ3の先端を、その中心部の照射孔4が被検体aの観
察部位に合うようにして、ほゞ直角に被検体aに接触さ
せると、光源装置2からの照明光Aは、導光キャップ3
内全周に均等に導入され、図2の矢印で示した如く、上
方から下方へ移行される。そして、その途中の導入キャ
ップ3先端のP点で1回反射し、照射孔4内周面のテー
パ部4aを直角に通過して被検体aへ角度θの傾斜光
A′として投射される。
ップ3の先端を、その中心部の照射孔4が被検体aの観
察部位に合うようにして、ほゞ直角に被検体aに接触さ
せると、光源装置2からの照明光Aは、導光キャップ3
内全周に均等に導入され、図2の矢印で示した如く、上
方から下方へ移行される。そして、その途中の導入キャ
ップ3先端のP点で1回反射し、照射孔4内周面のテー
パ部4aを直角に通過して被検体aへ角度θの傾斜光
A′として投射される。
【0014】この場合、傾斜光A′の角度θは、だいた
い30度〜60度の範囲内で、被検体aの表面状態に応
じて決められる。例えば、被検体aの表面の観察部位が
深い凹部である場合は投射角θを約60度とした傾斜光
A′を投射し、浅い凹部である場合は約30度の傾斜光
A′を投射する。なお、図中6は撮像素子を示す。
い30度〜60度の範囲内で、被検体aの表面状態に応
じて決められる。例えば、被検体aの表面の観察部位が
深い凹部である場合は投射角θを約60度とした傾斜光
A′を投射し、浅い凹部である場合は約30度の傾斜光
A′を投射する。なお、図中6は撮像素子を示す。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のとおり、導光キャップ先
端に開設した照射孔の内周面を先拡がりのテーパに形成
し、導光キャップ内に導入された光が当該導光キャップ
先端で1回反射し、照射光内周面のテーパ部を直角に通
過して被検体へ傾斜光として投射するように構成したも
のであるから、従来の水平光では被検体の観察部位が凹
部である場合に照明が不充分であるのに対し、斜め上方
から照射される光により凹部内をも充分に明るくするこ
とができ、このためモニター画像の鮮明度を従来品と比
べて格段に向上させることができる。
端に開設した照射孔の内周面を先拡がりのテーパに形成
し、導光キャップ内に導入された光が当該導光キャップ
先端で1回反射し、照射光内周面のテーパ部を直角に通
過して被検体へ傾斜光として投射するように構成したも
のであるから、従来の水平光では被検体の観察部位が凹
部である場合に照明が不充分であるのに対し、斜め上方
から照射される光により凹部内をも充分に明るくするこ
とができ、このためモニター画像の鮮明度を従来品と比
べて格段に向上させることができる。
【図1】本発明に係る実物光学顕微鏡を示す正面図であ
る。
る。
【図2】同上の導光装置部分を示す半断正面図である。
1 鏡胴 2 光源装置 3 導光キャップ 4 照射孔 4a テーパ部 A 照明光 A′ 傾斜光 a 被検体
Claims (1)
- 【請求項1】 グリップ部を構成する対物レンズ内蔵の
鏡胴と、その上端に設けられた光源装置と、その下端に
着脱自在に螺合された透明合成樹脂製の導光キャップと
を備えた実物光学顕微鏡であって、前記導光キャップの
先端中心に、内周面が先拡がりのテーパに形成された照
射孔を開設し、前記光源装置から導光キャップ内に導か
れた照明光が該キャップ先端で1回反射し、前記照射孔
の内周面テーパ部を直角に通過して被検体へ傾斜光とし
て投射可能に構成したことを特徴とする実物光学顕微鏡
用導光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19291694A JPH0836133A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 実物光学顕微鏡用導光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19291694A JPH0836133A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 実物光学顕微鏡用導光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836133A true JPH0836133A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16299116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19291694A Pending JPH0836133A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 実物光学顕微鏡用導光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836133A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8078017B2 (en) | 2008-07-16 | 2011-12-13 | Ibiden Co., Ltd. | Method for manufacturing optical interface module and optical interface module |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP19291694A patent/JPH0836133A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8078017B2 (en) | 2008-07-16 | 2011-12-13 | Ibiden Co., Ltd. | Method for manufacturing optical interface module and optical interface module |
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