JPH0835836A - 海底地盤変位計測方法およびその装置 - Google Patents

海底地盤変位計測方法およびその装置

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JPH0835836A
JPH0835836A JP19176494A JP19176494A JPH0835836A JP H0835836 A JPH0835836 A JP H0835836A JP 19176494 A JP19176494 A JP 19176494A JP 19176494 A JP19176494 A JP 19176494A JP H0835836 A JPH0835836 A JP H0835836A
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JP
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seabed
measuring device
displacement
base
measurement
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JP19176494A
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Seishiro Mizuno
征四郎 水野
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JDC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟弱土への盛土時に生ずる当該地盤の平面お
よび標高の変動を測定管理するための海底地盤変位計測
方法で、GPSによる三次元測位システムを利用して上
記海底地盤の変位を簡易迅速に測知可能とし、埋立て管
理の低コスト化を図る。 【構成】 変位の予想される海底地盤4上の所要複数測
点に計測基盤1を定置し、これにフロート7を付した連
繋体3を連結立装して、海水面bから上部を浮上させて
おく。測量船で測点間移動を行ない、連繋体3にGPS
アンテナ8a、GPS受信機8b、傾斜計8c、8gを
有する海底地盤測定装置8を連結して、全体を傾斜計8
cにより垂直状態に保持し、海底地盤測定装置8の基点
Pにつき、GPS測位システムを利用して、その三次元
測位を行う。これで得た基点Pの平面的測位と標高値よ
り、基点Pと計測基盤1との間の測定装置長Lを差し引
いて、海底地盤4の標高値を測知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Global Pos
itioning System(人工衛星による汎地
球測定システム、以下、これをGPSと称す)を利用し
て海底地盤の三次元的な変位量を測定する海底地盤変位
計測方法と、これを実施するのに用い得る装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、港湾工事等において、支持力のな
い海底ヘドロについては、その捨て場や浚渫費用の高騰
等の問題から、これを浚渫することなしに、静かに埋立
土砂により抑え込み、この埋立土砂の重量で間隙水圧を
抜いて支持力を得るようにし、これにより、良好な地盤
を造る工法が実施されている。
【0003】上記工法による場合、ヘドロのような軟弱
土上への静的な盛土は、通常、図6に示したように、土
砂aを施すのに先立って、これを支持するための薄層の
サンドマットb、または透水性の土木シート、あるいは
両者を併用したものによって、軟弱土cを覆い、その上
に上記の土砂aを盛り立てるようにしている。このと
き、下部の軟弱土cが側方へ流動してしまったり、円弧
滑りを起こさないように、土砂aの供給すべき適正重量
を勘案して、所定の厚さにて均等となるよう層状の盛り
土を行い、軟弱土cの変位が生じないように、埋立てて
行くことになる。
【0004】従って、上記工法を実施するには、軟弱土
cの上記した側方流動や円弧滑り等の初期変位量を検知
して、当該検知結果に基づく土砂投入量や押え盛り土量
の調整等に関して盛り立ての管理を行う必要がある。
【0005】既に海洋開発の大規模化に伴い、基礎工事
を行う上で、海底地形の測定が実施されているが、これ
には、音響測深機を用い、面ではなく、点として測る方
法が実施されている。しかし、この方法では船の動揺の
影響や潮位補正の問題、また三次元的な面としての把握
が難しい等の難点があり、精度が要求される工事管理へ
の利用には不適であるとされている。
【0006】そこで、近年、大水深下に巨大主塔基礎を
着底設置する等の場合にあって、海底掘削面の管理方法
として、マルチファンビーム・システムや光通信データ
オンライン管理システムが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の両シス
テムにあっては、多くの機器および器材が必要で、測定
作業も大がかりとなる上、作業に時間もかかり、かつ多
くの労力を費さねばならないといった問題がある。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
請求項1の海底地盤変位計測方法にあっては、GPSと
して知られている測位システムを利用して、変位の予想
される海底地盤上の所要複数箇所である計測基盤上にあ
って、フロート付きの連繋体を静置しておき、これらの
連繋体に測量船上にて海底地盤測定装置を連結し、これ
により、一箇所毎にGPSによる三次元的な測定を行う
ようにすることで、現場での測定作業を少ない測定者に
より短時間内でできるようにすると共に、測定結果の解
析作業をも短縮化可能とし、かつ、他の作業を同時に併
行して実施することができ、しかも高い測定精度の管理
を行い得るようにしようとするのが、その目的である。
【0009】請求項2の海底地盤変位計測装置にあって
は、請求項1の方法を実施するのに用いることができ、
これを能率的に実施し得るようにしており、さらに請求
項3では、同じく請求項1の方法を、より簡易な構成に
よって効率的に実施し得るようにしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため請求項1にあっては変位の予想される海底
地盤上の所要複数測点に、各計測基盤を定置して、この
各計測基盤に連結したフロート付きの連繋体を、常時海
水面上から突出させておき、測量船で上記の測点間を次
々移動して上記の各連繋体に、GPSアンテナ、GPS
受信機、傾斜計を具備してなる海底地盤測定装置を、当
該測量船の測定者により連結して、上記傾斜計により、
その全体の垂直合わせを行い、当該海底地盤測定装置の
基点につき、GPSによる測位システムにより三次元測
位を行い、これによって測知された当該各測点位置にお
ける標高値から、上記基点より前記の計測基盤までの測
定装置長である既知数を差し引くことによって、当該測
点における海底地盤の標高値を求めるようにしたことを
特徴とする海底地盤変位計測方法を提供しようとしてい
る。
【0011】また、請求項2にあっては変位の予想され
る海底地盤上の所要複数測点に定置される計測基盤と、
この基盤上に下端がユニバーサルジョイントによって連
結されているロッドと、GPSアンテナ、GPS受信機
と傾斜計とを有し、上記ロッドの上端に、当該ロッドと
同軸上に着脱自在なるよう連結可能な海底地盤測定装置
とを備え、上記ロッドには、潮位に追従して浮力により
昇降動するフロートが付装されていると共に、フロート
の抜止め用であるストッパが設けられていることを特徴
とする海底地盤変位計測装置を提供しようとしている。
【0012】さらに、請求項3にあっては、変位の予想
される海底地盤上の所要複数測点に定置される計測基盤
と、この基盤上に下端が連結されていると共に、上端に
フロートが連結されている可撓性の連繋体と、GPSア
ンテナ、GPS受信機と傾斜計式鉛直センサーを有し、
上記フロートに同軸状態にて着脱自在なるよう連結可能
な海底地盤測定装置とが具備されていることを特徴とす
る海底地盤変位計測装置を、その内容としている。
【0013】
【作用】軟弱土(ヘドロ)の上に盛り土を行うと、盛土
の圧力によって軟弱土層が円弧滑り等の変位をおこし、
盛り土の法尻近傍に盤ぶくれ、側方流動の現象が生じ
る。この変位現象を検出して盛り土の適正な管理を行う
ため、当該変位の予想される海底地盤上の所要複数測点
に鋼板等、重量のある計測基盤を定置し、この計測基盤
における下面の位置につき、その標高等三次元的の経時
変化を計測することで海底地盤の変位を検出する。
【0014】すなわち、本発明に係る海底地盤変位計測
方法によるときは、変位の予想される海底地盤上測点で
ある所要複数箇所に、上記の計測基盤を各々定置し、こ
の各計測基盤上に連結のフロート付き連繋体を海水面か
ら浮上させておく。
【0015】測量船からの直視により、所望の連繋体ま
で移動して行き、測定者によりGPSアンテナ、GPS
受信機と傾斜計を備えた海底地盤測定装置を上記連繋体
に連結したならば、海面上でこの連繋体の垂直姿勢を傾
斜計で確認することで、上記したGPS受信機の基点に
つき、その三次元位置を測定する。
【0016】上記計測基盤の底面から上記したGPS受
信機により定められた基点までの測定装置長(高さ)
は、既知数であるから、上記した基点の三次元位置にお
ける標高については、当該測定値から、上記測定装置長
を差し引くことで、計測基盤下面の地盤面における標高
が算定できることになる。
【0017】測量船により測点間移動を行い、一箇所毎
に上記の如き測定を行い、複数箇所を測定することで、
地盤面全体の変位を検出管理することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。まず、本願の請求項1である海底地盤変位
計測方法の説示に先だって、同方法に適用することので
きる請求項2および請求項3に係る海底地盤変位計測装
置について詳記する。
【0019】先ず、請求項2の上記装置を示す図1およ
び図2の実施例につき説示すると、鋼板等、比重の大き
な素材により形成した計測基盤1の上面中央部には、ユ
ニバーサルジョイント2を介して連繋体3としてのロッ
ド3aにおける下端が連結されており、この計測基盤1
は、変位の予想される海底地盤4上に定置できるよう
に、上記の如く、鋼板等の重量材を用いることとなる
が、潮流の速い場所では、さらに図示しないアンカーを
使用することで、当該定位置が確保されるようにするの
がよい。
【0020】上記ロッド3aは、計測基盤1を海底地盤
4上に定置した状態において、最高潮位aのときにも、
水面から所要長さだけ突出する長さに設定するが、この
際、図2の測量船5における測定者6が識別しやすいよ
うに、目に付きやすい色によって着色しておくのがよ
い。
【0021】上記のロッド3aは、その頂部が前記の如
く常時、海水面b上への突出状態が確保されるように、
潮位に追従して軸方向へスライド自在としたフロート7
が外装されていると共に、図2のように最高潮位aであ
っても、当該ロッド3aの頂部に、後述する海底地盤測
定装置8を連結しようとする際、当該連結が妨げられな
いように、上端部近傍には、フロート7に対するストッ
パ9が固設されている。
【0022】上記の海底地盤測定装置8は、図1に示し
た人工衛星10から常時送信されてくる電波(準マイク
ロ波)を受信するためのGPSアンテナ8aと、これに
接続されたGPS受信機8bと、上記GPSアンテナ8
aの下位に同軸上にて連設された傾斜計8cと、これに
接続した増幅器8e、そして、前記のGPS受信機8b
および上記増幅器8eの各出力側が接続されているコン
ピュータ8d(パーソナルコンピュータ)とを具備して
いる。
【0023】また、上記した海底地盤測定装置8におけ
る傾斜計8cの下端には、パイプなどによる連結部8f
が形成されていて、図2に示したように、測定者6が測
量船5に乗って、上記のロッド3aの位置まで行き、当
該ロッド3aの頂部に、連結部8fを嵌挿または挿入し
たり、螺合するといった適宜の手段にて連結すること
で、上記した海底地盤測定装置8をロッド3aと同軸に
して、かつ着脱自在なるよう連結できるようにしてあ
る。
【0024】尚、ここで、上記計測基盤1の下面、つま
り、海底地盤4の上面から、上記した海底地盤測定装置
8における頂部、すなわちGPSアンテナ8aの頂部ま
での測定装置長Lは、図3の如く予め計測されている既
知数である。
【0025】次に、請求項3に係る海底地盤測定装置に
つき説示する。図3および図4に示したように、計測基
盤1は上記したものと同じであるが、連繋体3には前記
の同ロッド3aに代えて、コード、ワイヤ、紐等のよう
な可撓性部材3bが使用されており、当該連繋体3の下
端は、フック等の連係具11aによって上記計測基盤1
上面の中央部に固設した連結環12に連結され、その上
端は、連係具11bによりフロート7に連結されてい
る。
【0026】上記フロート7が最高潮位aのときにも海
水中に沈むことなく、海水面b上に浮遊可能なるよう上
記した連繋体3の長さが設定されており、また、上記フ
ロート7の頂部には、後述する海底地盤測定装置8用の
連結用フック13が設けられている。
【0027】上記海底地盤測定装置8は、図3に示す通
りGPSアンテナ8aに、順次GPS受信機8bとコン
ピュータ8dが接続されており、上記のGPSアンテナ
8aの下位には、傾斜計式鉛直センサーとしての傾斜計
8gが鉛直状に連設され、これには把手8hが形成され
ている。また、上記した海底地盤測定装置8の下端に
は、連結用リング14を固設して前記フロート7の連結
用フック13が着脱自在なるよう係止されている。
【0028】この場合も、測定者6は測量船5に乗っ
て、連繋体3の位置まで移動し、ここで、当該連繋体3
のフロート7に、海底地盤測定装置8を連結することに
なるが、この際、上記連繋体3は可撓性部材3bにより
形成されているので、当該連結の後、測定者が把手8h
を持って引き上げるようにし、これにより図3の通り連
繋体3を緊張させると共に、上記傾斜計8gにより当該
海底地盤測定装置8の鉛直合わせを行うことになる。こ
の際、前記の如く計測基盤1の下面から上記した海底地
盤測定装置8の頂部における基点Pまでの測定装置長L
は、予め計測された既知数である。ここで、上記の基点
Pは、GPS受信機8bによって定められたGPSアン
テナ等に求められるものである。
【0029】このような図2の海底地盤測定装置8を用
いての計測に際しては、上記計測基盤1を、図示しない
アンカーボルト等によって海底地盤4に固定し、上記し
た連繋体3である可撓性部材3bの緊張および当該装置
の鉛直合わせを行う際に、計測基盤1が海底地盤4から
浮き上がることなく、所定位置が保持されるようにする
のがよい。
【0030】次いで、本願の請求項1に係る海底地盤変
位計測方法につき、以下説明すると、上記の如き海底地
盤変位計測装置(以下、これを単に本計測装置と云う)
を用いて、前記のGPSにより三次元測位を行うのであ
るが、図5に示したように、軟弱土の上に盛土を行う場
所にあって、変位の予想される海底地盤4上の所望複数
箇所に、既述の本計測装置における計測基盤1を定置す
る。この際、最高潮位のときにも、既述ロッド3aの頂
部またはフロート7が水面b上に露出するように、予め
水深に対応して、その長さを決定する。
【0031】計測者6は、測量船5で移動し、請求項2
に係る海底地盤測定装置8を使用する場合には、これを
上記したロッド3aの頂部に同軸状となるように連結
し、傾斜計8cにより当該装置が垂直になるよう調整
し、海底地盤測定装置8における前記の基点Pにつき、
その三次元位置を既知のGPSによって測定する。
【0032】上記基点Pの三次元位置における測定値か
ら、これにより特定されることとなる当該地点の平面的
変動が把握されると共に、標高値が得られるから、この
標高値から、前記測定装置長Lを差し引くことで、計測
基盤1下面である海底地盤4の標高値を、コンピュータ
8dにより算出することができる。
【0033】上記したようにして、所定の基点Pにおけ
る三次元位置の測定を行ったならば、測定者6は測量船
5によって多数設定された測点間を移動して、他のロッ
ド3aの頂部に次々と海底地盤測定装置8を連結し、上
述の如く基点Pに対する三次元位置の測定を繰り返すこ
ととなる。
【0034】請求項3に係る本計測装置を用いたとき
は、船上から海底地盤測定装置8をフロート7に連結し
て、把手8h、8hを持つことで、当該海底地盤測定装
置8を引き上げ、これにより可撓性をもった連繋体3を
図3のように緊張させると共に、傾斜計8gにより鉛直
合わせを行う。その後の手順は既述の方法と同様にして
基点Pの三次元位置、すなわち平面的な変位と標高的な
変位を測定する。尚、図5において、15は地上に設置
したGPS基地局、16は解析作業等を行うための中央
制御室、17は盛土等の搬入用浮桟橋(台船)を各々示
する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による海
底地盤変位計測方法によれば、予め変移が予想される海
底地盤上に定置させておいた所要複数箇所における連繋
体に対して、測量船で測定間移動を行うことにより、次
々と海底地盤測定装置を連結し、当該装置の基点位置を
一箇所毎に、GPSにより三次元的に測定するものであ
るから、現場での測定作業を1人で、かつ容易な操作に
よって迅速に行うことができると共に、地盤の標高値
を、測定標高値から測定装置長を差引くだけで得られ、
解析作業もパーソナルコンピュータ等を用いることによ
って可能となり短時間で高範囲にわたる海底地盤の変位
を計測することができると共に、解析中は、他の作業を
同時に併行して行うことが可能である。
【0036】また、請求項2の海底地盤変位計測装置に
よれば、常に測量船の測定者が、海上から突出状態にあ
るロッドの存在を確保できるだけでなく、当該ロッドの
連繋体に海底地盤測定装置を着脱自在に連結して、垂直
状態が得られるようにすればよいから、迅速にして容易
な作業により、請求項1の方法を実施することができ
る。
【0037】さらに、請求項3の海底地盤変位計測装置
にあっては、これまた上述方法に適用できる諸機能を備
えているだけでなく、特に海底地盤測定装置の連結され
る連繋体が、ロープ、紐等による可撓性部材からなっ
て、その上端にフロートを連結するだけの簡易な構成で
すみ、コスト的にも有利である上、フロートは海水面上
に浮遊することから、広大な海上においても測量船上の
測定者が、容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る海底地盤変位計測方法の実施に
用いられる請求項2に係る海底地盤変位計測装置を示す
一実施例の使用状態における正面説明図である。
【図2】同上実施例におけるロッドに海底地盤測定装置
を連結する状態を示した正面説明図である。
【図3】請求項1に係る海底地盤変位計測方法の実施に
用いられる請求項3に係る海底地盤変位計測装置の一実
施例を示す使用状態の正面説明図である。
【図4】同上実施例におけるフロートに海底地盤測定装
置を連結する状態の正面図である。
【図5】請求項1に係る海底地盤変位計測方法を実施し
ている現場全体を示す斜視図である。
【図6】軟弱土上へ盛土した状態を示す縦断正面説明図
である。
【符号の説明】
1 計測基盤 2 ユニバーサルジョイント 3 連繋体 3a ロッド 3b 可撓性部材 4 海底地盤 5 測量船 7 フロート 8 海底地盤測定装置 8a GPSアンテナ 8b GPS受信機 8c 傾斜計 8g 傾斜計 b 海水面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変位の予想される海底地盤上の所要複数
    測点に、各計測基盤を定置して、この各計測基盤に連結
    したフロート付きの連繋体を、常時海水面上から突出さ
    せておき、測量船で上記の測点間を次々移動して上記の
    各連繋体に、GPSアンテナ、GPS受信機、傾斜計を
    具備してなる海底地盤測定装置を、当該測量船の測定者
    により連結して、上記傾斜計により、その全体の垂直合
    わせを行い、当該海底地盤測定装置の基点につき、GP
    Sによる測位システムにより三次元測位を行い、これに
    よって測知された当該各測点位置における標高値から、
    上記基点より前記の計測基盤までの測定装置長である既
    知数を差し引くことによって、当該測点における海底地
    盤の標高値を求めるようにしたことを特徴とする海底地
    盤変位計測方法。
  2. 【請求項2】 変位の予想される海底地盤上の所要複数
    測点に定置される計測基盤と、この基盤上に下端がユニ
    バーサルジョイントによって連結されているロッドと、
    GPSアンテナ、GPS受信機と傾斜計とを有し、上記
    ロッドの上端に、当該ロッドと同軸上に着脱自在なるよ
    う連結可能な海底地盤測定装置とを備え、上記ロッドに
    は、潮位に追従して浮力により昇降動するフロートが付
    装されていると共に、フロートの抜止め用であるストッ
    パが設けられていることを特徴とする海底地盤変位計測
    装置。
  3. 【請求項3】 変位の予想される海底地盤上の所要複数
    測点に定置される計測基盤と、この基盤上に下端が連結
    されていると共に、上端にフロートが連結されている可
    撓性の連繋体と、GPSアンテナ、GPS受信機と傾斜
    計式鉛直センサーを有し、上記フロートに同軸状態にて
    着脱自在なるよう連結可能な海底地盤測定装置とが具備
    されていることを特徴とする海底地盤変位計測装置。
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