JPH0835369A - ガイドローラ - Google Patents

ガイドローラ

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JPH0835369A
JPH0835369A JP19285294A JP19285294A JPH0835369A JP H0835369 A JPH0835369 A JP H0835369A JP 19285294 A JP19285294 A JP 19285294A JP 19285294 A JP19285294 A JP 19285294A JP H0835369 A JPH0835369 A JP H0835369A
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shaft
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guide
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英治 小野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性よく窓ガラス等の移動体に固定するこ
とができ、移動体への取付作業を自動化することも可能
なガイドローラを得る。 【構成】 シャフト1の先端に工具係合部4を形成する
と共に、ローラ本体2の上面中央に上記シャフト1の工
具係合部4と連通した工具挿通孔15を設け、工具をロ
ーラ本体の外側から工具挿通孔を通してシャフト先端の
工具係合部に係合させて取付作業を行うように構成した
ガイドローラを提供する。 【効果】 移動体に比較的近接した状態で固定すること
ができ、ガイド機構の剛性や強度も向上させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓ガラスなど
の移動体に固定されるシャフトと、該シャフトの先端部
に取り付けられたローラ本体とからなり、ローラ本体が
断面略C字状のガイドレールに摺動可能に嵌挿され、該
ローラ本体がガイドレール内を摺動することにより、上
記移動体が一定軌道を移動するようにガイドするガイド
ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の窓ガラスを昇降する
ための機構として、図5に示した機構が一般に採用され
ている。即ち、窓ガラスaにガイドローラbを取り付
け、これをドアcに固定したガイドレールdに摺動可能
に嵌挿し、手動又は電動により窓ガラスaを昇降させる
と共に、このとき該窓ガラスaと一体的に上記ガイドロ
ーラbをガイドレールdに沿って摺動させることにより
窓ガラスaの昇降運動をガイドし、安定的な昇降運動が
得られるようすることが行われている。
【0003】このような機構により窓ガラスaを昇降さ
せる場合に用いられるガイドローラbとしては、従来図
6に示したようなガイドローラが知られている。即ち、
このガイドローラbは、窓ガラスaに固定するシャフト
eの先端部に基体fと押圧体gとからなるローラ本体h
を取り付け、該ローラ本体hをガイドレールd内に摺動
可能に嵌挿して、該ローラ本体hがガイドレールd内を
摺動することにより、窓ガラスaの昇降運動をガイドす
るものである。なお、上記ローラ本体hは、シャフトe
の先端に嵌合固定された上記基体fのシャフトe突出側
に上記押圧体gをシャフトeの軸方向に沿って移動可能
に連結したものであり、かつ押圧体gと基体fとの間に
ゴム製のクッション体iが配設され、該クッション体i
の弾発力により基体f及び押圧体gがガイドレールdの
内面に所定圧力で圧接し、ローラ本体hががたつき等を
生じることなく安定的にガイドレールd内を摺動し得る
ようになっている。
【0004】ここで、上記ガイドローラbを自動車の窓
ガラス昇降機構に用いる場合、該ガイドローラbを窓ガ
ラスaに固定する方法としては、図6に一点鎖線で示し
たように、窓ガラスaにねじ孔を有する固定具jを取り
付け、この固定具jに上記シャフトeの固定端側に設け
たねじ部kを螺入することにより、ガイドローラbを窓
ガラスaに取り付ける方法が一般に採用されている。
【0005】この場合、ガイドローラbの取り付け作業
は、図7に示したように、シャフトeの長さ方向中間部
にその周面の互いに対向する2箇所を切り欠いて設けら
れた工具係合部nに、スパナ等の工具oを係合させてシ
ャフトeを上記固定具jにねじ込むことにより行われ
る。また、自動車の車種や窓ガラスの種類(例えば前席
側の窓か、後席側の窓か)によってガイドローラbの窓
ガラスaからの突出高さR1を調節する必要が生じる場
合があるが、このような場合には、図7に示したよう
に、シャフトeのねじ部kにアジャストナットmを取り
付け、このアジャストナットmによりねじ部kの固定具
jに対するねじ込み深さを調節することによって突出高
さR1を調節することが行われている。更に、この場合
には、シャフトeの工具係合部nに工具oを係合させる
と共に、アジャストナットmに工具pを係合させ、これ
らを回転させながら突出高さR1を微調節し、工具oで
シャフトeの回転を係止しながら工具pでアジャストナ
ットmを回転させることによりガイドローラbを固定す
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガイドローラbは、上記窓ガラスaに固定する際、
上述のように、シャフトeに設けた工具係合部nに工具
oを係合させて該シャフトeを回転させる必要があり、
この場合ガイドローラbの突出高さR1を小さく設定し
た場合などにはローラ本体hと窓ガラスaとの非常に狭
い隙間に工具oを挿入しなければならず、このため取付
作業の作業性が劣り、また取付工程の自動化が困難であ
る。更に、突出高さR1の調節作業を要する場合には、
上述のように2つの工具o及びpをローラ本体hと窓ガ
ラスaとの間の狭い隙間に挿入して作業しなければなら
ず非常に作業性がわるくなる。
【0007】また、このガイドローラbはシャフトeに
設けた工具係合部nの高さR2分だけどうしても窓ガラ
スaからの突出高さR1が大きくなり、このため突出高
さR1の調節範囲が狭くなると共に、シャフトeにかか
る曲げ入力が増大し、また車両レイアウト上の各部寸法
設定配分に制約が生じて、ローラ本体hの肉厚を小さく
する必要が生じるなど、構造体の強度,剛性に対する寸
法配分が目標通り設定できなくなる場合がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、作業性よく窓ガラス等の移動体に固定することがで
きると共に、取付作業を自動化することも可能であり、
かつ窓ガラス等の移動体からの突出高さ調節時の作業性
も向上させることができ、しかも必要以上に突出高さが
高くなるようなこともないガイドローラを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、移動体に固定されるシャフトと、該シャフ
トの先端部に取り付けられたローラ本体とからなり、ロ
ーラ本体が断面略C字状のガイドレール内に摺動可能に
嵌挿され、該ローラ本体がこのガイドレール内を摺動す
ることにより、移動体が一定軌道を移動するようにガイ
ドするガイドローラであって、上記シャフトの先端に工
具係合部を形成すると共に、上記ローラ本体の上面中央
に上記シャフトの工具係合部と連通した工具挿通孔を設
けたことを特徴とするガイドローラを提供する。
【0010】
【作用】本発明のガイドローラは、自動車の窓ガラスを
昇降させる際に、該窓ガラスの昇降運動をガイドするた
めに好適に使用されるもので、上記の通り、窓ガラス等
の移動体に上記シャフトを固定すると共に、上記ローラ
本体をガイドレールに摺動可能に嵌挿し、該ローラ本体
がこのガイドレール内を摺動することにより、移動体が
一定軌道を移動するようにガイドするものであり、この
ようなガイドローラにおいて、窓ガラス等の移動体に取
り付ける際の作業性を向上させたものである。
【0011】即ち、本発明のガイドローラを自動車窓ガ
ラス等の移動体に取り付ける場合、従来のガイドローラ
と同様に、シャフトの固定端側にねじ部を設け、このね
じ部を移動体に設けた固定具等のねじ孔にねじ込むもの
であるが、この際本発明のガイドローラによれば、シャ
フトのねじ部をねじ込むための工具をローラ本体の工具
挿通孔を通してシャフト先端の工具係合部に係合させ、
シャフトをローラ本体の外側から回転させることができ
る。従って、ローラ本体と窓ガラス等の移動体との狭い
隙間に工具を挿入しなければならない従来のガイドロー
ラに比べて取付作業の作業性を大幅に向上させることが
できる。また、工具をローラ本体の外側から操作するこ
とができ、しかも工具とシャフトとの係合及び係合解除
を、工具をシャフトの軸方向に沿って直線的に移動させ
ることにより行うことができるので、ロボット等を用い
た取付作業の自動化にも容易に対応することができる。
【0012】更に、本発明のガイドローラは上記従来の
ガイドローラと同様にアジャストナットを用いて窓ガラ
ス等の移動体からの突出高さを調節することができ、こ
の場合本発明のガイドローラによれば、ローラ本体の外
側からシャフト先端の工具係合部に係合させた工具とア
ジャストナットに係合させたスパナ等の第2の工具とを
用いて突出高さの調節及びガイドローラの固定を行うこ
とができ、上記第2の工具のみをローラ本体と移動体と
の間に挿入してこれらの作業を行うことができるので、
2つの工具をローラ本体と移動体との間に挿入して作業
を行わなければならない従来品に比べて大幅に作業性を
向上させることができる。
【0013】また、上述のように、本発明のガイドロー
ラは、工具をローラ本体の外側から工具挿通孔を通して
シャフト先端の工具係合部に係合させることができるの
で、シャフトの長さ方向中間部に工具を係合させる部分
を設ける必要がなく、このため突出高さの調節範囲も広
くとることができると共に、ローラ本体と窓ガラス等の
移動体との距離を比較的近接させることができ、ガイド
機構の小型化に寄与すると共に、シャフト及びローラ本
体の剛性や強度を向上させることができる。
【0014】このように、本発明のガイドローラによれ
ば、作業性よく窓ガラス等の移動体に固定することがで
きると共に、取付作業を自動化することも可能であり、
かつ窓ガラス等の移動体からの突出高さ調節時の作業性
も向上させることができ、しかも必要以上に突出高さが
高くなるようなこともなく、ガイド機構の剛性や強度も
向上させることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1〜図4は、本発明の一実施例にかかるガ
イドローラを示すもので、このガイドローラは自動車の
窓ガラス等の移動体aに固定されるシャフト1と、該シ
ャフト1に先端部に取り付けられたローラ本体2とを具
備している。
【0016】上記シャフト1は、図3に示したように、
その一端部に球状のヘッド部3が設けられていると共
に、該ヘッド部3から他端側の周面には、ねじ部1aが
形成されている。また、上記ヘッド部3の頂部は部分的
に切り欠れて平面となっており、この平面中央部に六角
星形の工具係合凹部(工具係合部)4が形成されてい
る。
【0017】次に、上記ローラ本体2は、図3に示され
ているように、上記シャフト1のヘッド部3と連結され
た基体5と、該基体5のシャフト突出側(図2,3中右
側)の面に取り付けられた押圧体6とから構成されてい
る。
【0018】このローラ本体2を構成する上記基体5
は、円形基板7の内面(図3中右側面)中央部に球状内
空部8を有する円筒状の嵌合部9を突設すると共に、該
基板7の外周縁部に内面側(図2,3中右側)に向けて
リング状の周壁部10を周方向に沿って一体に形成した
ものであり、上記嵌合部9の内空部8内に上記シャフト
1のヘッド部3が摺動可能に嵌合されて基体5がシャフ
ト1の先端部に取り付けられている。この場合、嵌合部
9とシャフト1のヘッド部3とは所謂ボールジョイント
となっており、基体5とシャフト1とが互いに回転及び
揺動可能に連結された状態となっている。
【0019】また、上記基板7の内面(図3中右側面)
には、3つのスプリング保持突起11,11,11と3
つの小突起12,12,12とが互い違いに等間隔ずつ
離間して円形に配列された状態に突設されており(図1
参照)、各スプリング保持突起11には金属製のコイル
スプリング13が保持されていると共に、上記小突起1
2には略リング状に形成されたゴム製のクッション体1
4が保持されている。即ち、スプリング13の中空部内
に上記スプリング保持突起11が挿入され、該スプリン
グ13がローラ本体2の軸方向に沿って配設された状態
に保持されており、また上記クッション体14に設けら
れた3つの幅広部に形成された取付孔に上記小突起12
が嵌合して該クッション体14が基体5の基板7内面に
固定されている。
【0020】更に、ローラ本体2を構成する基体5の基
板7中央部には、上記嵌合部9の中空部8と連通した工
具挿通孔15が設けられており、この工具挿通孔15と
上記シャフト1のヘッド部3に設けられた工具係合凹部
4とが連通した状態となっている。なお、図1中の参照
符号16は成型時に金型を抜くために形成された抜き穴
であるが、この抜き穴16はローラ本体2がガイドレー
ルを摺動する際に、ガイドレールの内面に塗布されたグ
リスをローラ本体2内に取り込み、後述する押圧体6の
変位をスムーズに行わせる作用も奏するものである。
【0021】次に、ローラ本体2を構成する上記押圧体
6は、図3に示されているように、リング板状の基板1
7の一面側に該基板17よりもやや小径に形成された厚
肉円筒状の挿入体18を一体に突設したもので、基板1
7中央の貫通穴と該挿入体18の中空部とが連通した状
態になっている。また、上記挿入部18には上記基体5
の3つのスプリング保持突起11に対応して3つのスプ
リング挿入凹部19(1つしか図示していない)が形成
されている。
【0022】この押圧体6は、図3に示されているよう
に、その挿入部18を上記基体5の周壁10と嵌合部9
との間に挿入して遊嵌し、挿入部18の先端外周縁部に
形成された断面鈎状の係止突起20と周壁10の先端内
周縁部に形成された係止突条21とを係合させることに
より、基体5と押圧体6とが連結されていると共に、こ
の押圧体6は、シャフト1の軸方向に沿って移動可能な
状態になっている。この場合、上記スプリング挿入凹部
19内に上記スプリング13の先端側が挿入され、この
スプリング13により押圧体6が基体5から離間する方
向(図3中右方向)に付勢されている。更に、このとき
押圧体6の挿入部18上端面(図3中左側面)と上記ク
ッション体14との間に所定の間隙が形成されるように
なっている。
【0023】本実施例のガイドローラは、窓ガラス等の
移動体に上記シャフト1を固定すると共に、上記ローラ
本体2をガイドレールに摺動可能に嵌挿し、該ローラ本
体2がこのガイドレール内を摺動することにより、移動
体が一定軌道を移動するようにガイドするものであり、
この場合本実施例のガイドローラによれば、ガイドレー
ルに嵌挿された上記ローラ本体2の基体5及び押圧体6
がスプリング13の付勢力によりガイドレール内面に所
定圧力で圧接し、これによりガイドレールの寸法誤差を
吸収してがたつきなくガイドレール内を摺動し、安定的
に移動体の運動をガイドすることができる。また、自動
車の窓ガラスに採用した場合のドアの急閉時のように、
ガイドローラに大きな衝撃が加わった場合には、ローラ
本体2の押圧体6と基体5とがスプリング13の付勢力
に抗して強く圧縮されて、押圧体6が基体5に固定され
たゴム製のクッション体14に当接し、該クッション体
14によりスプリング13で吸収しきれない強い衝撃も
良好に吸収され、がたつきや軋みが生じることを確実に
防止することができるものである。
【0024】ここで、本実施例のガイドローラを自動車
窓ガラス等の移動体に取り付ける場合、従来のガイドロ
ーラと同様に、シャフト1のねじ部1aを移動体に設け
た固定具等のねじ孔にねじ込むものであるが、この際本
実施例のガイドローラによれば、図4に示したように、
シャフト1のねじ部1aをねじ込むためのドライバー等
の工具qをローラ本体2の工具挿通孔15を通してシャ
フト1先端の工具係合凹部4に係合させ、シャフト1を
ローラ本体2の外側から回転させることができる。従っ
て、ローラ本体2と窓ガラス等の移動体aとの間の狭い
隙間に工具を挿入しなければならない従来のガイドロー
ラに比べて取付作業の作業性を大幅に向上させることが
できる。また、工具qをローラ本体2の外側から操作す
ることができ、しかも工具qと工具係合凹部4との係合
及び係合解除作業を、工具qをシャフト1の軸方向に沿
って直線的に移動させることにより行うことができるの
で、ロボット等を用いた取付作業の自動化にも容易に対
応することができる。
【0025】更に、本実施例のガイドローラは、上記従
来のガイドローラと同様にアジャストナットmを用いて
窓ガラス等の移動体aからの突出高さR1を調節するこ
とができ、この場合本例のガイドローラによれば、図4
に示されているように、ローラ本体2の外側からシャフ
ト1先端の工具係合凹部4に係合させた工具qとアジャ
ストナットmに係合させたスパナ等の第2の工具pとを
用いて突出高さR1の調節及びガイドローラの固定を行
うことができ、上記第2の工具pのみをローラ本体2と
移動体aとの間に挿入してこれらの作業を行うことがで
きるので、2つの工具をローラ本体と移動体との間に挿
入して作業を行わなければならない従来品に比べて大幅
に作業性を向上させることができる。
【0026】また、上述のように、本実施例のガイドロ
ーラは、工具qをローラ本体2の外側から工具挿通孔1
5を通してシャフト1先端の工具係合凹部4に係合させ
ることができるので、従来のガイドローラのようにシャ
フト1の長さ方向中間部に工具を係合させ部分を設ける
必要がなく、このため突出高さR1の調節範囲も広くと
ることができると共に、ローラ本体2と窓ガラス等の移
動体aとの距離を比較的近接させることができ、ガイド
機構の小型化に寄与すると共に、シャフト1及びローラ
本体2の剛性や強度を向上させることができる。
【0027】即ち、本発明のガイドローラを移動体aに
取り付けた場合の突出高さR1は、ローラ本体2の厚さ
3+アジャストナットmの厚さR4+シャフト1の調節
代R5であるが、従来のガイドローラでは、図7に示さ
れているように、これにシャフトeの長さ方向中間部に
設けた工具係合部nの厚さR2が加わり、この工具係合
部nの厚さR2分だけ突出高さR1が高くなり、またシャ
フト1及びeの長さを同じにした場合では、本実施例の
ガイドローラの方が突出高さR1の調節幅が広くなる。
【0028】このように、本実施例のガイドローラによ
れば、作業性よく窓ガラス等の移動体aに固定すること
ができると共に、取付作業を自動化することも可能であ
り、かつ窓ガラス等の移動体aからの突出高さR1調節
時の作業性も向上させることができ、しかも必要以上に
突出高さR1が高くなるようなこともなく、ローラ本体
2を窓ガラス等の移動体aに比較的近接させて取り付け
ることができるので、ガイド機構の剛性や強度も向上さ
せることができる。
【0029】なお、本発明のガイドローラは、上記実施
例に限定されるものではなく、ローラ本体を構成する基
体及び押圧体やシャフト等の形状や取付構造、クッショ
ン体とスプリングによる緩衝機構などは、本発明の要旨
の範囲内で適宜変更することができる。例えば、上記実
施例ではクッション体14とスプリング13とを用いて
押圧体6に弾発性を付与することにより緩衝機構を構成
したが、クッション体14又はスプリング13のいずれ
か一方を用いて、或いは他の方法により緩衝機構を構成
してもよい。また、上記実施例では工具係合部を六角星
形の工具係合凹部4としたが、この工具係合部は−形状
又は+形状の凹部や六角形の凸部などとすることもで
き、この工具係合部に係合させる工具の形状に応じて適
宜設定することができる。更に、本発明のガイドローラ
は自動車の窓ガラスを昇降させる際にその昇降運動をガ
イドさせるのに好適に使用されるが、その他にもスライ
ド運動する部品等の移動体を案内する機構であればいず
れの用途にも使用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガイドロ
ーラによれば、シャフトの頂部に工具係合部を設けると
共に、ローラ本体の上面にこの工具係合部と連通した工
具挿通孔を設け、工具をローラ本体の外側から工具挿通
孔を通してシャフト先端の工具係合部に係合させて取付
作業を行うように構成したので、作業性よく窓ガラス等
の移動体に固定することができると共に、取付作業を自
動化することも可能であり、かつ窓ガラス等の移動体a
からの突出高さR1調節時の作業性も向上させることが
できる。しかも、シャフトの中間部に工具係合部を設け
る必要がないので、移動体に取り付けた際に移動体から
の突出高さが必要以上に高くなるようなこともなく、ロ
ーラ本体を移動体に比較的近接させて取り付けることが
できるので、ガイド機構の剛性や強度も向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるガイドローラを示す
正面図である。
【図2】同ガイドローラを示す側面図である。
【図3】同ガイドローラを示す断面図である。
【図4】同ガイドローラを窓ガラス等の移動体に取り付
ける際の作業を説明する一部を断面とした説明図であ
る。
【図5】本発明ガイドローラが好適に用いられる自動車
の窓ガラス昇降機構を示す概略図である。
【図6】従来のガイドローラを示す一部を切り欠いて断
面とした側面図である。
【図7】同従来のガイドローラを窓ガラス等の移動体に
取り付ける際の作業を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 シャフト 1a ねじ部 2 ローラ本体 4 工具係合凹部(工具係合部) 15 工具挿通孔 a 窓ガラス(移動体) d ガイドレール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に固定されるシャフトと、該シャ
    フトの先端部に取り付けられたローラ本体とからなり、
    ローラ本体が断面略C字状のガイドレール内に摺動可能
    に嵌挿され、該ローラ本体がこのガイドレール内を摺動
    することにより、移動体が一定軌道を移動するようにガ
    イドするガイドローラであって、上記シャフトの先端に
    工具係合部を形成すると共に、上記ローラ本体の上面中
    央に上記シャフトの工具係合部と連通した工具挿通孔を
    設けたことを特徴とするガイドローラ。
  2. 【請求項2】 シャフトのローラ本体からの突出部分に
    ほぼ全長に亘ってネジ部が形成されている請求項1記載
    のガイドローラ
JP19285294A 1994-07-25 1994-07-25 ガイドローラ Expired - Lifetime JP3223711B2 (ja)

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