JPH0835304A - 塩化ビニル系既設シートのペースト塗布装置 - Google Patents

塩化ビニル系既設シートのペースト塗布装置

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JPH0835304A
JPH0835304A JP17077794A JP17077794A JPH0835304A JP H0835304 A JPH0835304 A JP H0835304A JP 17077794 A JP17077794 A JP 17077794A JP 17077794 A JP17077794 A JP 17077794A JP H0835304 A JPH0835304 A JP H0835304A
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真一 溝口
Jun Kuwabara
純 桑原
Fumihiro Tamaoki
文博 玉置
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート修復用等の塩化ビニルペーストを、塩
化ビニル系既設シートに支障なくスムーズに塗布する。 【構成】 塩化ビニルペーストを供給するためのペース
ト供給機50と、塩化ビニル系既設シートSの上面に沿
って移動自在であり、ペースト供給機50からゴムホー
ス40を介して供給されるペーストをペースト経路11
を通じてペースト吐出口14から吐出するものとなされ
たペースト吐出ヘッド10と、ペースト経路11を通過
するペーストを加熱するためのヒーター30とが備えら
れ、ペースト供給機50からヘッド11に供給されるゾ
ル状態の塩化ビニルペーストを、ペースト経路11内で
ヒーター30により加熱してゲル化、流動化を行って、
ペースト吐出口14から吐出させるよう構成されてなる
ペースト塗布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば経年劣化した
塩化ビニル系既設防水シートの表面に、シート修復用と
してプラスチゾルまたはオルガノゾル等の塩化ビニルペ
ーストを塗布するためのペースト塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の屋上等においては、軟質塩化ビ
ニル系の防水シートが張着されて、防水処理が施されて
いることがある。このような防水シートは、長期使用に
より可塑剤が揮散して当初の柔軟性が失われ、硬化して
亀裂や破れが生じ易くなり漏水事故を引き起こすことが
懸念される。
【0003】従来、このような経年劣化した防水シート
の補修は、その損傷箇所の上に別の補修用防水シートを
重ねて、これを劣化防水シート面上に接合一体化するこ
とを基本としていた。しかしながら、経年劣化した防水
シートは、表面が相当に荒れた状態になっており、補修
用防水シートを劣化防水シート上に気密接合すること自
体が非常に困難であった。
【0004】このため、従来ではこの接合補修工法につ
いて種々の改善案が提出されている。例えば特開昭58
−87361号公報には、劣化防水シート面上に予め熱
可塑性樹脂塗膜を塗布して乾燥させた後、補修用防水シ
ートを重ねて熱風により熱溶着するという技術が開示さ
れている。また、特開昭55−65661号公報には、
コロイダルシリカを基体とする塗層を介して劣化防水シ
ートと補修用防水シートとを結着するという技術が開示
されている。
【0005】しかしながら、これらの技術は、あくまで
も劣化防水シートの損傷箇所を部分補修するものであ
り、本質的に劣化防水シートそのものの耐用寿命を延長
するものではなく、決して好ましいものではなかった。
【0006】<発明の背景>そこで本願出願人は、特開
平6−126381号公報において、経年劣化した防水
シートのそれ自体の物性を回復させ、耐用寿命を飛躍的
に延長し得る技術を提案した。
【0007】この修復施工法は、可塑剤を多量に含有し
た塩化ビニル樹脂組成物からなる塗装膜を、経年劣化し
た塩化ビニル系既設防水シートの表面に形成して、その
塗装膜から可塑剤成分をシート中に移行させて、シート
中に欠乏していた可塑剤を補充し、劣化防水シートの物
性を回復させ、耐用寿命を延長させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記提案例において
は、塩化ビニル樹脂組成物として塩化ビニルペーストが
用いられる。ここで、塩化ビニルペーストとは、微粉状
の塩化ビニル樹脂を可塑剤等の液体に懸濁させたもので
あり、プラスチゾルまたはオルガノゾルとも称されるも
ので、この塩化ビニルペーストは140℃〜150℃ま
で加熱することで変成され、さらに170℃以上にする
ことで流動性が得られ、塗布した後、温度が下がること
で塗膜を形成することができる。このことから、既存の
塗装方式では、塩化ビニルペースト等を既設の防水シー
ト上にスムーズに塗装することは困難であった。
【0009】例えば、既存の塩化ビニルペースト塗装方
式としては、ローラー塗装方式、スプレー塗装方式、デ
ィップ塗装方式等があるが、ローラー塗装方式は、被塗
物にペーストを塗布する際に、被塗物をコーティングロ
ールに搬入することにより行うものであるため、位置固
定された被塗物、すなわち既設の防水シートには、ペー
ストを塗布することは実際上不可能であるという不具合
が発生する。
【0010】また、スプレー塗装方式は、ノズル部でペ
ーストが詰まるという不具合が生じることはもちろん、
それよりもまず、スプレー塗装すると、ペーストが散乱
して塗布部以外にもペーストが付着し、ペーストによる
汚染が生じる等、環境面で不具合が発生してしまう。
【0011】さらにディップ塗装方式は、被塗物をペー
スト中に浸漬するというものであるため、上記ローラー
塗装方式と同様で、位置固定された既設シートにペース
トを塗布することは実際上不可能であるという不具合が
ある。
【0012】この発明は、上記の実情に鑑みてなされた
ものであり、シート修復用等の塩化ビニルペーストを、
塩化ビニル系既設シートに支障なくスムーズに塗布する
ことができる塩化ビニル系既設シートのペースト塗布装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の塩化ビニル系既設シートのペースト塗布
装置は、塩化ビニルペーストを供給するためのペースト
供給源と、塩化ビニル系既設シートの上面に沿って移動
自在であり、ペースト取入口、ペースト吐出口、および
これらの両口を結ぶペースト経路を有し、ペースト取入
口に供給される塩化ビニルペーストをペースト経路を通
じてペースト吐出口から吐出するものとなされたペース
ト吐出ヘッドと、前記ペースト供給源と前記ペースト取
入口とを接続し、塩化ビニルペーストをペースト供給源
からペースト吐出ヘッドに輸送するためのペースト輸送
ホースと、前記ペースト吐出ヘッドに設けられ、前記ペ
ースト経路を通過する塩化ビニルペーストを加熱するた
めの加熱手段とが備えられ、前記ペースト供給源から前
記ペースト輸送ホースを介して前記ペースト吐出ヘッド
に供給されるゾル状態の塩化ビニルペーストを、前記ペ
ースト経路内で加熱手段により加熱してゲル化、流動化
を行って前記ペースト吐出口から吐出させるよう構成さ
れてなることを要旨とするものである。
【0014】本発明においては、前記ペースト経路が蛇
行状に形成されてなる構成を採用するのが良い。
【0015】また本発明においては、前記ペースト経路
内に、その経路を通過する塩化ビニルペーストに流動抵
抗を付与するための撹拌手段が設けられてなる構成を採
用するのが好ましい。
【0016】さらに本発明においては、前記ペースト吐
出ヘッドには、そのヘッドの前記既設シート表面上にお
ける移動をスムーズに行うためのコロが取り付けられて
なる構成を採用するのがより好ましい。
【0017】
【作用】この発明の塩化ビニル系既設シートのペースト
塗布装置においては、ペースト供給源からペースト輸送
ホースを介してペースト吐出ヘッドに供給されるゾル状
態の塩化ビニルペーストを、吐出ヘッドで加熱してゲル
化、流動化を行って吐出するよう構成しているため、塩
化ビニルペーストを吐出させながら吐出ヘッドを既設シ
ート上面に沿って移動させるだけで、塩化ビニルペース
トを塩化ビニル系既設シート上に塗布することができ
る。
【0018】本発明において、吐出ヘッドのペースト経
路を蛇行状に形成する場合には、ペーストの経路通過時
間が長くなり、ペーストの加熱時間を充分に確保できて
効率良く加熱でき、ペーストのゲル化、流動等を確実に
行えて、加熱不良によるゾル状ペーストが吐出されるの
を防止できる。
【0019】また本発明において、ペースト経路内に、
その経路を通過するペーストに流動抵抗を付与するため
の撹拌手段を設ける場合には、ペーストが充分に撹拌さ
れながら経路内を通過するので、ペーストが部分的に偏
って加熱されることがなく、全体にわたって均一に加熱
されて、ペーストの加熱不良の発生等が防止されること
となる。
【0020】さらに本発明において、吐出ヘッドにコロ
を取り付ける場合には、そのコロの回転により吐出ヘッ
ドの既設シート上における移動をスムーズに行えるよう
になる。
【0021】
【実施例】
<第1の実施例>図1はこの発明の第1の実施例である
ペースト塗布装置を概略的に示す側面図である。同図に
示すようにこの装置には、ペースト吐出ヘッド(10)
と、ペースト供給源を構成するペースト供給機(50)
と、これらを接続する20m長さ程度のゴムホース(4
0)とが備えられている。
【0022】ペースト吐出ヘッド(10)は、図2
(a)および図3に示すように、金属製ヘッド本体(2
0)を備えており、このヘッド本体(20)は、下側ヘ
ッド本体(21)と、その上に接合される上側ヘッド本
体(22)とで構成されている。
【0023】ヘッド本体(20)には、ペースト経路
(11)が形成されている。このペースト経路(11)
は、下側ヘッド本体(21)の上面に形成された、深さ
5.0mm、幅13.0mmの溝により構成され、長さ
1.8mの平面視蛇行状のものに形成されている。さら
にペースト経路(11)の後端側は、下側ヘッド(2
1)の後端に形成されたペースト取入口(12)に導通
している。
【0024】またヘッド本体(20)には、下側ヘッド
本体(21)の上面前端側に形成された凹部により構成
されるペースト分散室(13)が形成されており、その
ペースト分散室(13)に上記ペースト経路(11)の
前端が導通している。さらにヘッド本体(20)の前端
には0.5mm幅のスリット状のペースト吐出口(1
4)が形成されており、そのペースト吐出口(14)と
ペースト分散室(13)とが導通している。
【0025】ヘッド本体(20)におけるペースト経路
(11)には、図2(b)にも示すように、ペースト経
路(11)の中間に位置するようにして、ペースト撹拌
用ピン(16)が複数本固定されており、後述するよう
にこのピン(16)により、ペースト経路(11)を通
過する塩化ビニルペーストを均一に撹拌するように構成
している。このピン(16)は、ペースト経路(11)
上に2本〜8本設置するのが良く、より好ましくは3本
〜6本設置するのが良い。さらに1本のピン(16)に
よるペースト経路(11)のペースト通過断面に対する
閉塞率は、30%〜60%程度に設定するのが良い。す
なわち、ペースト撹拌用ピン(16)の設置本数が少な
すぎたり、ピン(16)による閉塞率が小さすぎたりす
ると、撹拌作用が不十分となりペーストを全体に渡って
均一に加熱できない場合があり、、逆に設置本数が多す
ぎたり、ピン(16)による閉塞率が大きすぎると、ペ
ーストの流動性が悪化して均一に加熱することができ
ず、後に詳述する塗布作業をスムーズに行えない場合が
生じ、好ましくない。
【0026】もっとも、後述の第2実施例のようにペー
スト経路(11)を十分長く確保できる場合には、ペー
ストを十分加熱することができるので、必ずしもペース
ト撹拌用ピン(16)を設ける必要はない。
【0027】また、ヘッド本体(20)の前部両側に
は、ヘッド(10)の塩化ビニル系既設防水シート
(S)上における移動をスムーズに行うためのコロ(1
7)が回転自在にそれぞれ取り付けられている。
【0028】またヘッド本体(20)の一側部からは熱
電対(18)が挿入されて、その熱電対先端の検熱部
が、ペースト経路(11)近傍に配置されて、熱電対
(18)によりペースト経路(11)を通過するペース
ト温度を検出し得るように構成されている。
【0029】なお、図3において符号(19)は、下側
ヘッド本体(21)の上面側に複数個形成されたねじ切
穴であって、上側ヘッド本体(22)に形成されたねじ
挿通穴(図示省略)に、ねじを挿通してねじ切り穴(1
9)に螺合することにより、下側ヘッド本体(21)と
上側ヘッド本体(22)とが連結固定されるように構成
している。
【0030】図2に示すように、ヘッド本体(20)の
上下両面には、加熱手段を構成する多数のパネルヒータ
ー(30)が配置されるとともに、パネルヒーター(3
0)群の上下外側にヒーター押え板(31)が配置され
る。そしてその状態でヒーター押え板(31)を貫通し
た多数本のねじ(32)が上下両ヘッド本体(21)
(22)に螺合することによって、パネルヒーター(3
0)がヒーター押え板(31)とヘッド本体(20)と
に挟持されて取り付けられている。
【0031】ヒーター押え板(31)の上下外側には、
グラスウール等によって構成される断熱材(33)が取
り付けられている。
【0032】このように構成されたペースト吐出ヘッド
(10)のペースト取入口(12)には、圧力計(3
4)等を介して1200mm長さ程度のステンレス製チ
ューブ(35)の一端が連結されるとともに、そのチュ
ーブ(35)の他端には上記ゴムホース(40)の一端
側が連結されている。
【0033】なお参考までに、本実施例のペースト吐出
ヘッド(10)は、左右の幅寸法が180mm程度、前
後の長さ寸法は300mm程度、ヘッド本体(20)の
上下の厚さ寸法が45mm程度に設定されて、作業者一
人で容易に移動操作できる大きさに形成されている。
【0034】一方図1および図4に示すように、ペース
ト供給機(50)は、ペースト貯溜タンク(51)と、
圧送ポンプ(52)と、コントローラー(53)とを備
えており、これらが台車(60)上に設置されて、自在
に移動し得るように構成されている。さらに貯溜タンク
(51)と圧送ポンプ(52)とは配管(54)により
連結されるとともに、圧送ポンプ(52)に連結された
配管(55)が上記ゴムホース(40)に連結されてい
る。そして、圧送ポンプ(52)の駆動により、ペース
ト貯溜タンク(51)内に貯溜されたプラスチゾル等の
塩化ビニルペーストが配管(54)(55)を介してゴ
ムホース(40)に圧送されるように構成している。
【0035】またコントローラー(53)は、上記ペー
スト吐出ヘッド(10)側の熱電対(18)、圧力計
(34)、およびペースト供給機(50)の配管(5
5)に設けられた圧力計(56)(図4(a)参照)等
の計器類に電気接続されるとともに、上記パネルヒータ
ー(30)および圧送ポンプ(52)等の駆動部にも電
気接続されている。そして、コントローラー(53)
は、作業者の指令に応答して作動し、上記計器類からの
出力信号に基づいて上記駆動部の駆動を制御するように
なされており、これにより作業者は、後述する塩化ビニ
ルペーストの加熱温度のほか、圧送圧力、吐出圧力等を
コントローラー(53)を介して、自在に調整できるよ
うに構成している。
【0036】次に、上記構成のペースト塗布装置を用い
て、建築物の屋上(1)に既設されている塩化ビニル系
防水シート(S)に塩化ビニルペーストを塗布する場合
について説明する。
【0037】なお、本実施例で使用される塩化ビニルペ
ーストは、既設防水シート(S)を修復するために塗布
するものであって、具体的には可塑剤が多量に含有され
たプラスチゾルにより構成されている。
【0038】まず始めに、塩化ビニルペーストをペース
ト供給機(50)のペースト貯溜タンク(51)に貯溜
する。
【0039】そしてペースト吐出ヘッド(10)のみを
屋上(1)まで持ち上げて、ペースト供給機(50)は
階下の適当な位置に設置しておく。もっとも、ペースト
供給機(50)をヘッド(10)と共に屋上に配置する
ようにしても良い。
【0040】続いて、コントローラー(53)を介して
圧送ポンプ(52)およびパネルヒーター(30)を駆
動する。これにより、ペースト貯溜タンク(51)の塩
化ビニルペーストが、ゴムホース(40)を介してペー
スト吐出ヘッド(10)内に送り込まれる。ヘッド(1
0)内に送り込まれたペーストは、ペースト経路(1
1)をその経路に沿って蛇行しながら通過していき、通
過中にパネルヒーター(30)によって加熱される。
【0041】この加熱により、ペーストは、まず室温か
ら140℃〜150℃にまで加熱されてゲル化して高粘
度状態となり、続いて170℃まで加熱されて可塑化し
て、流動性の高い低粘度状態のゲルとなってペースト分
散室(13)に送り込まれる。そしてその低粘度状態で
ペーストがペースト吐出口(14)から偏平形状で吐出
される。
【0042】一方屋上作業者は、上記したように可塑化
状態の塩化ビニルペーストを吐出口(14)から吐出さ
せながら、ヘッド(10)を防水シート(S)上に沿っ
て後方(図1の紙面に向かって右側)に移動させる。こ
れにより塩化ビニルペースト(P)が防水シート(S)
上に所定の厚さで均一に塗布される。このとき、吐出口
(14)から吐出したペースト(P)は、吐出直後に1
40℃以下まで冷却されて硬化が始まり中粘度状態のゾ
ルとなって、その状態でシート上に塗着されていくこと
となる。
【0043】このように防水シート(S)全域にペース
ト(P)を塗布することにより、シート修復作業が完了
する。
【0044】なお、ペースト吐出開始直後においては、
加熱等が十分に行われないことにより、不良のペースト
が吐出されるので、その不良ペーストがシート(S)上
に垂れ落ちないように、吐出口(14)に受け皿を配置
してその受け皿で不良ペーストを受け止めるようにして
おくのが良い。
【0045】またペースト塗布中に横風等の影響によ
り、ペーストを所望の位置に吐出できないような場合に
は、吐出口(14)に横風遮断板を取り付けて、横風の
悪影響を回避するようにするのが良い。
【0046】一方、シート上に塗布されたペースト
(P)は、室温程度まで冷却されると、硬化が完了し
て、高粘度状態のゲルとなって防水シート(S)上に皮
膜状に密着する。
【0047】なお、シート(S)上にペースト(P)の
塗装膜を形成した構成においては、その塗装膜に含まれ
る可塑剤成分が徐々に劣化防水シート(S)内に移行し
て、劣化防水シート(S)に欠乏していた可塑剤が補充
され、シートの物性、特に柔軟性が回復し、亀裂や破れ
の発生が回避される。したがって、劣化防水シート
(S)のそれ自体が蘇生されることとなり、耐用寿命が
延長されるとともに、防水シート(S)とその表面の塗
装膜とが相俟って一段と優れた防水機能を発現しこれを
長期持続するものとなる。
【0048】以上のように、本実施例のペースト塗布装
置によれば、ペースト供給機(50)から供給されるゾ
ル状態のペースト(P)を、吐出ヘッド(10)で加熱
してゲル化、流動化して吐出させるように構成している
ため、ペースト(P)を吐出させながら吐出ヘッド(1
0)を防水シート(S)の上面に沿って移動させるだけ
で、ペースト(P)を防水シート(S)上に支障なくス
ムーズに塗布することができ、ペースト(P)の硬化に
よりシート(S)上に塩化ビニル系塗装膜を確実に形成
することができる。
【0049】さらに吐出ヘッド(10)の吐出口(1
4)をスリット状に形成し、かつ吐出口部分をくちばし
状断面に形成しているため、吐出口(14)からペース
ト(P)が偏平状に吐出位置精度良く吐出されるので、
ペースト(P)を塗布面全域にわたって均一な厚さで正
確に塗布することができる。
【0050】また吐出ヘッド(10)内のペースト経路
(11)を蛇行状に形成しているため、ペースト(P)
の経路通過時間が長くなり、ペースト(P)の加熱時間
を充分に確保できて効率良く加熱でき、ペースト(P)
のゲル化、流動化等を確実に行える。このため、加熱不
良によりゾル状態のままペースト(P)が吐出口(1
4)から吐出されるような不具合がなくなって、良質の
塗装膜を形成できる。
【0051】またペースト経路(11)内にペースト撹
拌用ピン(16)を立設しているため、ペースト(P)
の未ゲル化状態での吐出等を確実に防止できる。すなわ
ち、ペースト供給機(50)からペースト経路(11)
内に送り込まれたペースト(P)は、ペースト経路(1
1)の周囲壁面から熱が付与されることによって加熱さ
れるが、このとき仮にピン(16)を設けていないと、
ペースト経路(11)を通過するペースト(P)の周囲
部分のみがゲル化(硬化)してしまい、その周囲部分が
経路内を流動せず中心部分のみが流動して、中心部分の
ペースト(P)が充分に加熱されないで、つまり未ゲル
化状態で吐出口(14)から吐出される恐れがある。し
かしながら本実施例においては、ペースト経路(11)
の中間にペースト撹拌用ピン(16)を立設しているた
め、ペースト経路(11)内を通過するペースト(P)
がピン(16)に当たって流動抵抗が付与されて、ペー
スト(P)が充分に撹拌される。このため、ペースト
(P)が部分的に偏って加熱されることがなく、全体に
わたって均一に加熱されることとなり、ペースト(P)
の未ゲル化や加熱過多による熱劣化を確実に防止するこ
とができ、一層高品質の塗装膜を形成できる。
【0052】さらに吐出ヘッド(10)には、コロ(1
7)を取り付けているため、そのコロ(17)の回転に
より、吐出ヘッド(10)のシート(S)上における移
動をスムーズに行えて、より一層、ペースト(P)の塗
布作業をスムーズに行える。
【0053】また本実施例では、防水シート(S)に、
ペースト(P)が高温状態で塗布されるため、アニーリ
ング効果によりシート(S)に内在する残留応力が緩和
され、耐用寿命の増大に一層の貢献を果たすことができ
る。
【0054】またペースト(P)を吐出するヘッド(1
0)と、ペースト(P)を供給するペースト供給機(5
0)とを分離しているため、条件の悪い場所でペースト
塗布作業を行う場合、例えば上記のように屋上(1)で
ペースト塗布作業を行う場合、吐出ヘッド(10)のみ
を屋上(1)等の塗布現場に持ち込めば塗布作業を支障
なく行うことができるので、作業効率の向上を図ること
ができる。
【0055】なお上記実施例では、パネルヒーターから
なる加熱手段を用いているが、加熱手段はそれだけに限
られるものではなく、高周波加熱タイプの加熱手段等を
用いても良い。
【0056】ところで、本発明を上記したような既設劣
化シートの延命修復作業に適用する場合、塩化ビニルペ
ーストとして、以下のものを使用するのが良い。
【0057】すなわち塩化ビニルペーストとして、塩化
ビニル樹脂100重量部(固形分)に対し、可塑剤を8
0〜300重量部を含む組成物からなるものを使用する
のが好ましい。ここで、可塑剤量が80重量部未満では
劣化防止シートへの可塑剤の充分な移行量を確保するこ
とができず、ひいては劣化防水シートの柔軟性の回復が
不十分となることがある。逆に可塑剤量が300重量部
を越えると、劣化防水シートの表面が著しく膨潤し、表
面状態が悪化するとともに、防水層の機械的強度が損な
われるため、好ましくない。最も好ましい可塑剤の含有
量は、ペーストレジン100重量部に対し、150重量
部〜250重量部程度である。ここに使用する可塑剤の
種類は、特に限定されるものではなく、汎用的なDB
P、DHP、DOP、DIOP、DIDP等のフタル酸
エステル類、DOA、DOZ、DOS等の直鎖二塩基酸
エステル類、TCPに代表されるリン酸エステル類等を
任意に選択使用することができる。
【0058】また塩化ビニルペースト中には、可塑剤の
ほか、酸化チタン、クレー、シリカ、炭酸カルシウム等
の充填剤を20重量部以下、金属せっけん系、塩基性鉛
系の安定剤を10重量部以下含有させるものとするのが
通常である。その他さらに必要に応じてテトラヒドロフ
ラン等の溶剤を所要量、さらには着色剤、難燃剤、繊維
強化剤、改質剤等を添加配合するものとしても良い。
【0059】またペーストの防水シートへの塗布量は、
10g/m〜2400g/m程度、塗布厚みにおい
て0.3mm〜2.0mm程度とするのが適当である。
塗布量が少なすぎるときは、前記の可塑剤量が少なすぎ
る場合と同様に、防水シートの回復が不十分となること
があり、逆に多すぎるときには、材料コストの増大、塗
布作業性の低下等の不利益が招来する。
【0060】<第2の実施例>図5はこの発明の第2の
実施例が適用された既設防水シートのペースト塗布装置
におけるペースト吐出ヘッド周辺部を示す側面図、図6
はそのヘッド(10)の下側ヘッド本体(21)を示す
平面図である。
【0061】両図に示すようにこの第2実施例の塗布装
置では、ヘッド(10)内に、深さ5mm、幅15m
m、長さ2.8mの蛇行状の溝からなるペースト経路
(11)(11)が2本並列状に形成されている。ま
た、上記第1の実施例と同様にして、上側ヘッド本体、
パネルヒーター等の加熱手段およびグラスウール等の断
熱材が設けられている。そして、図示しないペースト供
給源からペースト輸送ホースを介して送り込まれる塩化
ビニルペーストが、途中で分岐して2本のペースト経路
(11)(11)のそれぞれのペースト取入口(12)
(12)に供給され、それぞれペースト経路(11)
(11)を通って、ひとつのペースト分散室(13)内
に送り込まれて、幅広のペースト吐出口(14)から吐
出されるように構成している。
【0062】参考までに、この第2実施例におけるペー
スト吐出ヘッド(10)は、左右の幅寸法が500mm
程度、前後の長さ寸法は355mm程度、ヘッド本体
(20)の上下の厚さ寸法が45mm程度に設定されて
いる。なお、この吐出ヘッド(10)においては、上記
第1実施例のヘッドと比較して、ペースト経路(11)
が長く設定されているため、その経路(11)を通過す
るペーストを十分に加熱することができるので、経路
(11)内にペーストを撹拌するためのピン(16)を
設けていない。
【0063】このような構成のヘッド(10)が、前方
に傾斜した状態で自走行車(100)に着脱自在に搭載
されている。
【0064】なお、自走行車(100)は、前輪(10
2)が、モーター等の駆動手段(103)にベルト等の
動力伝達機構(104)を介して接続されており、走行
スイッチ(105)の操作により、駆動手段(103)
が駆動して前輪(102)が回転し、自動的に定速走行
するように構成されている。
【0065】その他の構成は、上記第1の実施例と同様
であるため、同一部分に同一符号を付して重複説明を省
略することにする。
【0066】このペースト塗布装置においては、既設劣
化した塩化ビニル系の防水シート(S)上で自走行車
(100)を後方(図5の紙面に向かって右側)へ定速
で走行させながら、上記第1の実施例と同様に、吐出ヘ
ッド(10)からペースト(P)を吐出させることによ
り、防水シート(S)へのペースト塗布作業が行われ
る。
【0067】この第2実施例のペースト塗布装置におい
ても、上記第1の実施例と同様な理由から同様な効果を
得ることができる。
【0068】しかも、本実施例では、定速走行可能な自
走行車(100)に吐出ヘッド(10)を搭載している
ため、シート(S)上におけるヘッド(10)の移動を
安定して行うことができ、ペースト(P)を、より均一
な厚みで塗布することができ、より良質の塗装膜を形成
することができる。
【0069】<実験例1> (塩化ビニルペーストの配合) プラスチゾル …100重量部 可塑剤(DOP) …200重量部 充填剤(酸化チタン) … 10重量部 安定剤(金属せっけん) … 5重量部 経年劣化防水シートの修復用として、上記配合の塩化ビ
ニルペーストを準備した。そしてこの塩化ビニルペース
トを、ペースト撹拌用ピン(16)が4本である以外は
上記第1の実施例と同様なペースト塗布装置を用いて、
上記第1の実施例と同様に、屋上に敷設後、15年程度
経過した塩化ビニル系防水シート上に塗布した。このと
き、ペースト加熱温度(ヘッド温度)が180℃となる
ようにヒーター駆動量を調整し、ペースト圧力が8.0
kgf/cmとなるようにポンプ出力を調整したところ、ペ
ーストの吐出量が40kg/hとなり、スムーズにペースト
をシート上に塗布することができて、外観美良好な1.
0mm厚の塩化ビニル系塗装膜をシート上に密着形成す
ることができた。
【0070】なお参考までに、ペースト塗布前と、ペー
ストを塗布してから1週間および2週間経過した後にお
いて、それぞれ防水シートの破断強度(N/mm)、
伸び率(%)、硬度(HDA)を測定したところ、ペー
スト塗布後の測定値がそれぞれ向上しており、防水シー
トの柔軟性等、物性が回復していることを確認し得た。
【0071】<実験例2>経年劣化防水シートの修復用
として、上記実験例1と同配合の塩化ビニルペーストを
準備した。そしてこの塩化ビニルペーストを、上記第2
の実施例と同様なペースト塗布装置を用いて、上記と同
様に、屋上に敷設後、15年程度経過した塩化ビニル系
防水シート上に塗布した。このときのペースト加熱温
度、ペースト圧力、ペースト吐出量は、上記実験例1と
同様に設定した。
【0072】この塗布作業において、ペーストをシート
上にスムーズに塗布することができて、外観美良好な
1.0mm厚の塩化ビニル系塗装膜をシート上に密着形
成することができ、しかも上記実験例1と比べて、より
均一な膜厚でペーストを塗布することができた。
【0073】なお、上記実験例1と同様な測定結果か
ら、ペースト塗布後1週間および2週間経過した防水シ
ートは、物性が回復していることを確認し得た。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明の既設シートの
ペースト塗布装置によれば、ペースト供給源からペース
ト輸送ホースを介してペースト吐出ヘッドに供給される
ゾル状態の塩化ビニルペーストを、吐出ヘッドで加熱し
てゲル化、流動化を行って吐出させるよう構成している
ため、その流動化状態のペーストを吐出させながら吐出
ヘッドを既設シート上面に沿って移動させることによ
り、塩化ビニルペーストを塩化ビニル系既設シート上に
支障なくスムーズに塗布できて、既設シート上に塩化ビ
ニル系塗装膜を確実に形成できるという効果が得られ
る。
【0075】本発明において、吐出ヘッドのペースト経
路を蛇行状に形成する場合には、ペーストの経路通過時
間が長くなり、ペーストの加熱時間を充分に確保できて
効率良く加熱でき、ペーストのゲル化、流動化等を確実
に行えて、加熱不良による未ゲル化ペーストが吐出され
るのを防止でき、高品質の塗装膜を形成できるという利
点がある。
【0076】また本発明において、ペースト経路内に、
その経路を通過するペーストに流動抵抗を付与するため
の撹拌手段を設ける場合には、ペーストが充分に撹拌さ
れながら経路内を通過するので、ペーストが部分的に偏
って加熱されることがなく、全体にわたって均一に加熱
されることとなり、この点においてもペーストの未ゲル
化や加熱劣化による熱劣化等を防止でき、一層品質の高
い塗装膜を形成できるという利点がある。
【0077】さらに本発明において、吐出ヘッドにコロ
を取り付ける場合には、そのコロの回転により吐出ヘッ
ドの既設シート上における移動をスムーズに行えるの
で、一層、ペーストの塗布作業をスムーズに行えるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例が適用された既設防水
シートのペースト塗布装置を概略的に示す側面図であ
る。
【図2】図2(a)は第1の実施例の塗布装置のペース
ト吐出ヘッドを示す断面図、図2(b)は図2(a)の
一点鎖線で囲まれる部分の拡大断面図である。
【図3】第1の実施例の塗布装置におけるペースト吐出
ヘッドの下側ヘッド本体を示す平面図である。
【図4】第1の実施例の塗布装置においてペースト供給
機を示す図であって、同図(a)は側面図、同図(b)
は正面図、同図(c)は平面図である。
【図5】この発明の第2の実施例が適用された既設防水
シートのペースト塗布装置におけるペースト吐出ヘッド
周辺部を示す側面図である。
【図6】第2の実施例のペースト塗布装置における下側
ヘッド本体を示す平面図である。
【符号の説明】
10…ペースト吐出ヘッド 11…ペースト経路 12…ペースト取入口 14…ペースト吐出口 16…ペースト撹拌用ピン(撹拌手段) 17…コロ 30…パネルヒーター(加熱手段) 40…ゴムホース(ペースト輸送ホース) 50…ペースト供給機(ペースト供給源) 102…前輪(コロ) P…塩化ビニルペースト S…既設防水シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニルペーストを供給するためのペ
    ースト供給源と、 塩化ビニル系既設シートの上面に沿って移動自在であ
    り、ペースト取入口、ペースト吐出口、およびこれらの
    両口を結ぶペースト経路を有し、ペースト取入口に供給
    される塩化ビニルペーストをペースト経路を通じてペー
    スト吐出口から吐出するものとなされたペースト吐出ヘ
    ッドと、 前記ペースト供給源と前記ペースト取入口とを接続し、
    塩化ビニルペーストをペースト供給源からペースト吐出
    ヘッドに輸送するためのペースト輸送ホースと、 前記ペースト吐出ヘッドに設けられ、前記ペースト経路
    を通過する塩化ビニルペーストを加熱するための加熱手
    段とが備えられ、 前記ペースト供給源から前記ペースト輸送ホースを介し
    て前記ペースト吐出ヘッドに供給されるゾル状態の塩化
    ビニルペーストを、前記ペースト経路内で加熱手段によ
    り加熱してゲル化、流動化を行って前記ペースト吐出口
    から吐出させるよう構成されてなることを特徴とする塩
    化ビニル系既設シートのペースト塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記ペースト経路が蛇行状に形成されて
    なる請求項1に記載の塩化ビニル系既設シートのペース
    ト塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記ペースト経路内に、その経路を通過
    する塩化ビニルペーストに流動抵抗を付与するための撹
    拌手段が設けられてなる請求項1または2に記載の塩化
    ビニル系既設シートのペースト塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記ペースト吐出ヘッドには、そのヘッ
    ドの前記既設シート表面上における移動をスムーズに行
    うためのコロが取り付けられてなる請求項1ないし3の
    いずれかに記載の塩化ビニル系既設シートのペースト塗
    布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2319480A1 (es) * 2006-06-13 2009-05-07 Impermeabilizantes Cientificos, S.A. "proceso de calentamiento aplicable a productos impermeabilizantes y similares".
CN102611222A (zh) * 2012-02-22 2012-07-25 北京交通大学 自带齿轮式搅风结构的电机通风系统
JP2018100569A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 住ベシート防水株式会社 接合方法
JP2020018974A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 東洋建設株式会社 遮水シートの補修方法

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