JPH0834724A - 浴用剤組成物 - Google Patents

浴用剤組成物

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JPH0834724A
JPH0834724A JP17500894A JP17500894A JPH0834724A JP H0834724 A JPH0834724 A JP H0834724A JP 17500894 A JP17500894 A JP 17500894A JP 17500894 A JP17500894 A JP 17500894A JP H0834724 A JPH0834724 A JP H0834724A
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JP17500894A
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English (en)
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Tetsuro Kamiya
哲朗 神谷
Yoko Tezuka
容子 手塚
Isamu Watanabe
勇 渡邉
Yuji Ichii
雄二 一井
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)下記一般式(1)で表わされるセラミ
ド及び、下記一般式(2)で表わされるセラミド類似構
造物質からなる群より選ばれる1種又は2種以上、
(B)下記一般式(3)で表わされるコレステロール類
とジカルボン酸とのモノエステルの1種又は2種以上を
含有する浴用剤組成物。 【化1】 (式中、R1 及びR2 はC8〜C26、R3 はC10〜
C26、R4 はC9〜C25の不飽和炭化水素基、R5
はC2〜C20のアルキレン基又はアルケニレン基、R
6 はコレステロール類の水酸基プロトンを除いた残基) 【効果】 本発明の浴用剤組成物は、肌の保湿効果及び
かさつき改善効果に優れ、しかも入浴後、べとつきがな
く、しっとりとし、すべすべした感触を与えることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肌の保湿効果及びかさ
つき改善効果に優れ、しかも入浴後、べとつきがなく、
しっとりとした感触をもたらす浴用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴剤は身体を清潔にし、手足のみなら
ず身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の
種々の効果があり、日常的に欠かすことのできない行為
である。
【0003】一方、入浴による肌からの油分の喪失、特
に冬場における入浴後の肌のかさつきを訴える人が多
い。そして、このような人は入浴後の肌のかさつきを抑
制するために、通常、ローションやクリーム等の各種ス
キンケア商品を入浴後に使用しているのが現状である。
しかし、スキンケア商品を使用する場合、その塗布作業
に労力を要し、特に高齢者にとっては身体の隅々まで十
分にスキンケア商品を塗りこむことは困難である。
【0004】そこで、浴用剤に油分や保湿剤を配合し、
入浴による肌からの油分の喪失を防止しようとする試み
がなされ、例えば肌の保湿効果、かさつき改善効果を高
めるために、油性成分としてジ脂肪酸グリセリンエステ
ルや細胞間脂質を配合した入浴剤(特開平2−1151
17号公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのジ脂
肪酸グリセリンエステルや細胞間脂質を配合した入浴剤
組成物は、皮膚の角質水分量を改善し、肌のかさつきな
どの問題をある程度まで解決できる見込みがあるもの
の、未だ配合した細胞間脂質の作用を十分に発揮せしめ
ているとはいえず、十分満足し得るものではなかった。
【0006】従って、角質層の水分保持能力を根本的に
改善し、肌あれの予防あるいは治癒効果を高め、生体と
等しいレベルまで機能回復を促進できる浴用剤の開発が
望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者は鋭意検討を行った結果、上記一般式
(1)で表わされるセラミド又は上記一般式(2)で表
わされるセラミドの類似構造物質で示される細胞間脂質
と一般式(3)で示されるコレステロール類とジカルボ
ン酸とのモノエステルとを組み合わせて含有させた浴用
剤組成物は肌の保湿効果及びかさつき改善効果に優れ、
しかも入浴後のべとつきがなく、しっとりとし、更にす
べすべした感触をもたらすことを見出し、本発明を完成
した。
【0008】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B);
【0009】(A)下記一般式(1);
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1 及びR2 は1個以上の水酸基
が置換していてもよい炭素数8〜26の直鎖又は分岐鎖
の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。)で表わされる
セラミド及び、下記一般式(2);
【0012】
【化5】
【0013】(式中、R3 は炭素数10〜26の直鎖若
しくは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R
4 は炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和
の炭化水素基を示す。)で表わされるセラミド類似構造
物質からなる群より選ばれる1種又は2種以上、 (B)下記一般式(3);
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R5 は炭素数2〜20の直鎖又は
分岐鎖のアルキレン基又はアルケニレン基を示し、R6
はコレステロール類の水酸基プロトンを除いた残基を示
す。)で表わされるコレステロール類とジカルボン酸と
のモノエステルの1種又は2種以上を含有することを特
徴とする浴用剤組成物を提供するものである。
【0016】本発明で用いられる成分(A)のうち、セ
ラミドは、上記一般式(1)で表わされる化合物であ
る。式中、R1 及びR2 で示される基としては例えばオ
クチル、ノニル、デシル、ドデシル、ウンデシル、トリ
デシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、
ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシ
ル、ヘンエイコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコ
シル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ノネニル、デセニ
ル、ドデセニル、ウンデセニル、トリデセニル、テトラ
デセニル、ペンタデセニル、ノナデセニル、エイコセニ
ル、ヘンエイコセニル、ドコセニル、トリコセニル、テ
トラコセニル、ペンタコセニル、ヘキサコセニル、ノナ
ジエニル、デカジエニル、ドデカジエニル、ウンデカジ
エニル、トリデカジエニル、テトラデカジエニル、ペン
タデカジエニル、ヘキサデカジエニル、ヘプタデカジエ
ニル、オクタデカジエニル、ノナデカジエニル、エイコ
サジエニル、ヘンエイコサジエニル、ドコサジエニル、
トリコサジエニル、テトラコサジエニル、ペンタコサジ
エニル、ヘキサコサジエニル、2−ヘキシルデシル、2
−オクチルウンデシル、2−デシルテトラデシル基及び
これらの基に1〜3個の水酸基が置換した基等が挙げら
れる。本発明においてR1 及びR2 としては炭素数8〜
26のアルキル基、特に炭素数10〜18のアルキル基
が好ましい。なお、R1 とR2 とは同一でも異なってい
てもよい。
【0017】また、成分(A)のうちのセラミド類似構
造物質は、上記一般式(2)で表わされる化合物であ
る。式中、R3 で表わされる基としては、R1 及びR2
において水酸基が置換している基及び炭素数8〜9の炭
化水素基を除いた基が挙げられ、R4 で表わされる基と
しては、R1 及びR2 において水酸基が置換している基
及び炭素数8と26の炭化水素基を除いた基が挙げられ
る。本発明においてR3としては炭素数10〜18のア
ルキル基が好ましく、またR4 としては炭素数9〜17
のアルキル基が好ましい。なお、R3 とR4 とは同一で
あっても異なっていてもよい。
【0018】上記セラミド類似構造物質は公知の方法
(例えばポリッシュ・ジャーナル・オブ・ケミストリー
(Pol.J.Chem.)52.1059(197
8)、同52.1283(1978)、特開昭54−1
17421号公報、特開昭54−144308号公報、
特開昭54−147937号公報、特開昭62−228
048号公報、特開昭63−216852号公報)に準
じて製造することができる。
【0019】かかる成分(A)としては、例えば下記式
(4)〜(6)で示すものを用いることができる。
【0020】
【化7】
【0021】本発明で用いられる成分(B)のコレステ
ロール類とジカルボン酸とのモノエステルは上記式
(3)で表わされるものである。R5 で示される炭素数
2〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキレン又はアルケニレ
ン基のうち、直鎖のアルキレン又はアルケニレン基とし
ては炭素数2〜10のものが好ましく、具体的には、エ
チレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレ
ン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレ
ン、ノナメチレン、デカメチレン、ビニレン基等が挙げ
られ、このうち特にエチレン、トリメチレン基が好まし
い。
【0022】また、分岐鎖のアルキレン又はアルケニレ
ン基としては、次の式(7);
【0023】
【化8】
【0024】(式中、R7 は炭素数1〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。)で表わ
されるものが好ましい。
【0025】上記式(7)においてR7 としてはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t
ert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ドデシル、ウンデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、プロペニル、ブテニル、ペンテニ
ル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、
デセニル、ドデセニル、ウンデセニル、トリデセニル、
テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘ
プタデセニル、オクタデセニル基等が挙げられ、このう
ち特にデセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセ
ニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニ
ル、ヘプタデセニル、オクタデセル基が好ましい。
【0026】上記式(3)のR6 におけるコレステロー
ル類としては、例えばコレステロール、β−シトステロ
ール、ラノステロール、エルゴステロール等が挙げら
れ、このうち特にコレステロールが好ましい。
【0027】かかる成分(B)としては、例えばコレス
テリルヘミコハク酸エステル、コレステリルヘミグルタ
ル酸エステル、コレステリルヘミマレイン酸エステル等
が挙げられる。これらの成分(B)は単独で又は2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0028】本発明においては、成分(A)として一般
式(2)で示されるセラミド類似構造物及び成分(B)
として一般式(3)においてR5 が一般式(7)であ
り、R 6 がコレステロールである化合物を用いるのが特
に好ましい。
【0029】本発明の浴用剤組成物に成分(A)及び成
分(B)を配合するには、両者を混合し、一旦加温して
溶解し、必要により後述する他の成分と混和することが
望ましい。成分(A)及び成分(B)の含有量は、特に
限定されないが、成分(A)及び(B)はそれぞれ組成
物全量中0.01〜50重量%(以下単に%で示す)、
特に0.01〜20%、更に0.1〜10%とすること
が好ましい。また、成分(A)と成分(B)との混合比
は重量比で5:95〜95:5、特に1:10〜10:
1とすることが好ましい。
【0030】本発明の浴用剤組成物には、必要に応じて
成分(C)として成分(A)及び(B)以外の油性成分
を配合することができる。このような油性成分として
は、例えばジ脂肪酸グリセリンエステル類が挙げられ
る。ジ脂肪酸グリセリンエステルとしては融点が30℃
以上のものが好ましく用いられるが、これらの内、2−
エチルヘキサン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、イソス
テアリン酸等の炭素数8〜20の脂肪酸の1種又は2種
のジグリセリンエステルが好ましい。
【0031】また、成分(C)の油性成分としては油脂
類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコー
ル類、エステル類、シリコーン油類なども挙げられる。
油脂類としては、例えば大豆油、ヌカ油、ホホバ油、ア
ボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ
油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛
脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加し
て得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド、2−エ
チルヘキサン酸トリグリセリド等の合成トリグリセリド
等が挙げられる。ロウ類としてはカルナバロウ、鯨ロ
ウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられる。炭化水素類と
しては流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロ
クリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、ブリス
タン等が挙げられる。高級脂肪酸類としてはラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリ
ン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。高級アルコー
ル類の例としてはラウリルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノ
リンアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノ
ール等が挙げられる。また、エステル類では乳酸ミリス
チル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリス
チン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、アジピ
ン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デ
シル等が挙げられる。これら上述の油性成分は1種又は
2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0032】成分(C)の浴用剤組成物中における含有
量は浴用剤の種類、剤型(形態)に応じて適宜選定する
ことができ、通常1〜90%とすることができる。
【0033】また、本発明の浴用剤組成物には、必要に
応じて成分(D)として油性成分の分散・乳化剤を加え
ることができる。分散・乳化剤は浴用剤を浴湯に投入し
た時、浴用剤中の油性成分が水面に浮き上がらないよう
にする働きをし、且つ浴湯を白濁させ、牛乳風呂のごと
く高級なイメージを醸しだすこともできる。このような
分散・乳化剤としては水溶性高分子化合物、界面活性剤
などが挙げられる。このうち水溶性高分子化合物として
はアルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコ
ールエステル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチ
ン、トラガント、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポ
リエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、乳タンパク質、大豆タンパク質、ゼラ
チン、卵タンパク質、カゼインナトリウム、ホエータン
パク等が挙げられ、このうちアラビアガム、キサンタン
ガム等のガム剤及びカゼインナトリウム、ホエータンパ
ク等の水溶性タンパク質が好ましい。
【0034】また、上記界面活性剤としてはアニオン
性、カチオン性、ノニオン性、天然、合成のいずれの界
面活性剤も使用できるが、特にHLBの異なる2種以上
のノニオン性界面活性剤を組み合せて用いることが好ま
しい。ノニオン性界面活性剤としては例えば、グリセリ
ン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビッ
ト脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられ
る。
【0035】これらの油性成分の分散・乳化剤の含有量
は、本発明の浴用剤組成物中に0.1〜50%、特に1
〜30%、更に5〜20%とすることが好ましい。
【0036】本発明の浴用剤組成物には、更に通常浴用
剤に用いられている公知の浴用剤原料を配合することが
でき、例えば塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ホ
ウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ炭酸ナ
トリウム、硝酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、塩化カリウム、硫化カリウム等の無機塩類;ホウ
酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等の無機酸類;コハク酸、
フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸等の
有機酸類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウバ
ク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキュ
ウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャク
シ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参等の生薬類;黄
色4号、青色1号、黄色202号の(1)等の厚生省令
に定められたタール系色素別表I及びIIの色素、クロロ
フィル、リボフラビン、クロシン、紅花、アントラキノ
ン等の食品添加物で認められている天然色素等の色素
類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE
等のビタミン類;香料、硫黄、湯の華、雲母末、中性白
土、殺菌剤、その他製剤上必要な成分などが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0037】また、上記のようにして調製された本発明
の浴用剤組成物が液状の場合には0.01〜90%の範
囲で適当量の水を加えて製剤の安定性を増したり、製剤
を乳化させた形態とすることもできる。なお、本発明の
浴用剤組成物は、公知の浴用剤と同様に粉末、顆粒、錠
剤、液体等様々な剤型(形態)にできることはいうまで
もない。
【0038】
【発明の効果】本発明の浴用剤組成物は、肌の保湿効果
及びかさつき改善効果に優れ、しかも入浴後、べとつき
がなく、しっとりとし、すべすべした感触を与えること
ができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0040】実施例1〜5、比較例1〜6 化合物(a)〔特開昭63−192703号公報の参考
例1に記載の方法に従って製造された前記式(4)で示
すN−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド〕、
化合物(b)〔前記式(5)で示すN−(3−ヘキサデ
シロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロ
キシエチルデカナミド〕、化合物(c)〔前記式(6)
で示すN−(2−ヒドロキシ−3−テトラデシロキシプ
ロピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミド〕の1
種又は2種以上とコレステリルヘミコハク酸エステル
(R 7 がヘプタデセニル基である化合物)とを表1に示
す割合となるように計量し、これとコレステリルヘミコ
ハク酸エステルとを約80℃の温度に加温して完全に溶
解し、セラミド調製物とした。これを表2に示す配合組
成に従い、浴用剤組成物を調製した。表2には浴湯15
0リットルに対する参考一回使用量を明記した。
【0041】
【表1】
【0042】*:化合物(a)、(b)及び(c)の1:
1:1の混合物を調製し、これを計量した。
【0043】
【表2】
【0044】<試験例1>本発明浴用剤組成物の効果を
観るために、表の浴用剤組成物について10名のパネラ
ーから、各サンプルの3日間の使用アンケートをとり、
入浴後の「肌のしっとり感」、「肌のすべすべ感」及び
「肌の乾燥感」について調べた。結果を表3、表4及び
表5に示す。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】以上の結果から、本発明の実施例の浴用剤
組成物は入浴後の皮膚にしっとり感を与えることにおい
て優れた性能を有するものであることがわかる。
【0049】試験例1 本発明の浴用剤組成物の効果を観るために、表1の実施
例1で示した浴用剤組成物と、比較例1で示した浴用剤
組成物について、50名のパネラーから10日間の使用
アンケートをとり、入浴中の肌の感じ、入浴後の肌のす
べすべ感、入浴後の肌のしっとり感、乾燥性などについ
て調べた。結果を表6に示す。
【0050】
【表6】
【0051】表6の結果からも明らかなように、本発明
の実施例の浴用剤組成物は、実際の入浴においても保湿
効果の高いものであることが認知された。
【0052】実施例6〜10 表7に示す浴用剤組成物を常法に従って調製した。な
お、実施例9及び10において、ポリエチレングリコー
ル(平均分子量6000)は結合剤である。
【0053】
【表7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B); (A)下記一般式(1); 【化1】 (式中、R1 及びR2 は1個以上の水酸基が置換してい
    てもよい炭素数8〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不
    飽和の炭化水素基を示す。)で表わされるセラミド及
    び、下記一般式(2); 【化2】 (式中、R3 は炭素数10〜26の直鎖若しくは分岐鎖
    の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R4 は炭素数9
    〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基
    を示す。)で表わされるセラミド類似構造物質からなる
    群より選ばれる1種又は2種以上、 (B)下記一般式(3); 【化3】 (式中、R5 は炭素数2〜20の直鎖又は分岐鎖のアル
    キレン基又はアルケニレン基を示し、R6 はコレステロ
    ール類の水酸基プロトンを除いた残基を示す。)で表わ
    されるコレステロール類とジカルボン酸とのモノエステ
    ルの1種又は2種以上を含有することを特徴とする浴用
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 上記成分(A)及び(B)に加えて次の
    成分(C)及び(D); (C)成分(A)及び成分(B)以外の油性成分、 (D)油性成分の分散・乳化剤 を含有する請求項1記載の浴用剤組成物。
JP17500894A 1994-07-27 1994-07-27 浴用剤組成物 Pending JPH0834724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001226253A (ja) * 2000-02-09 2001-08-21 Earth Chem Corp Ltd 入浴剤
JP2014114353A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Kao Corp 香料造粒物

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