JPH083466Y2 - 耐候性スプリング装置 - Google Patents

耐候性スプリング装置

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JPH083466Y2
JPH083466Y2 JP10454590U JP10454590U JPH083466Y2 JP H083466 Y2 JPH083466 Y2 JP H083466Y2 JP 10454590 U JP10454590 U JP 10454590U JP 10454590 U JP10454590 U JP 10454590U JP H083466 Y2 JPH083466 Y2 JP H083466Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
cylinder
outer cylinder
stopper
coil spring
Prior art date
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Application number
JP10454590U
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English (en)
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JPH0461187U (ja
Inventor
正博 花岡
Original Assignee
那須電機鉄工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、耐候性スプリング装置に関するものであ
り、特にグレーチングの蓋体の押し上げ装置に組み込む
のに適した耐候性のあるスプリング装置を提供するもの
である。
(従来の技術) 従来この種の用途に使用するスプリング装置は、単に
コイルスプリングのみによって構成されるもの、コイル
スプリングの中に摺動自在の軸体を挿入したもの、密閉
型の相互に摺動自在に構成された筒体の中に適宜圧力の
ガスを封入したものがあった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらそのような従来型のスプリング装置では
以下のような問題があった。
まず単にコイルスプリングだけで構成されたものや、
軸体を内部に挿入したものは、コイルスプリングが露出
しているため、雨水などの外的要因によって錆びたり弾
性が劣化したりして、長期に渡っては所期の緩衝作用を
発揮しえず、また強度が低下して破損する虞れもあっ
た。さらに必要に応じて弾性度合いを替えようとしても
スプリング装置そのものを交換するしかなかった。
次にガス封入型についていえば、密閉型であるため耐
候性には優れているものの、万が一ガスが漏れた場合に
は、圧力が低下し所期の緩衝作用が得られない虞れもあ
り、また緩衝作用の度合を変更するためにはガスの圧力
を変えなければならず、面倒であった。
(課題を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、耐
候性に優れかつ弾性度合いも簡単に変更できる耐候性ス
プリング装置を提供して問題の解決を図るものである。
そのためこの考案では、一端が開口した外筒の中に、
一端が開口した内筒を当該開口部分から摺動自在に挿入
し、さらにコイルスプリングをこれら筒内に挿入し、コ
イルスプリングの長さは内筒の長さよりも長く且つ外筒
と内筒の合計長よりも短いものとし、外筒の開口部周縁
内周には当該内周に沿って適宜のストッパーを設け、一
方内筒の開口部周縁外周にも当該外周に沿って第1スト
ッパーを設け、さらに内筒の側面外周には当該外周に沿
って第2ストッパーを設け、これら第1ストッパー及び
第2ストッパーは前出外筒のストッパーと係止しうる形
状とするとともに外筒又は内筒を適宜回転させることに
よって相互に通過しうる形状とし、さらに第1ストッパ
ーと第2ストッパーとは相互に円周方向にずらせたこと
を特徴とするものである。
(作用) 相互に摺動自在な外筒と内筒内に納められたコイルス
プリングの長さは、内筒の長さよりも長く且つ外筒と内
筒の合計長よりも短いので、コイルスプリング自身はこ
れら各筒によってカバーされ、外部に露出していない。
而して外筒及び内筒の外方端部に加わる衝撃は、コイ
ルスプリングによって緩衝される。
また外筒のストッパーと内筒の二つのストッパーと
は、相互に係止しうる形状であるとともに外筒又は内筒
を適宜回転させることによって相互に通過しうる形状で
あり、しかも第1ストッパーと第2ストッパーとは相互
に円周方向にずらせてあるから、通常の使用では外筒と
内筒とは相互に分離、離脱することはなく、また手で人
為的に外筒又は内筒を回転させることにより、外筒と内
筒とを簡単に分離させることができる。
(実施例) 以下、この考案の1実施例を図について説明する。1
は一端(図中の左側)に端壁2を有し他端(図中の右
側)が開口した外筒であり、この外筒1の中に一端(図
中の左側)が開口し、他端に端壁3を有する内筒4が軸
方向に摺動自在となるように挿入されている。また各端
壁2、3の外方には夫々取付金具5、6が固着されてい
る。
このように相互に摺動自在に構成した外筒1と内筒4
の内部には、特にその両端部を係止、固定することなく
コイルスプリング7が単に納められている。このコイル
スプリング7は常態においては第1図に示した程の長さ
を有している。即ち、内筒4よりも長く且つ内筒4と外
筒1の長さを足したものよりは短いものである。なお当
然のことながらコイルスプリング7の径は、内筒4の内
径よりも小さいものである。
そして外筒1の開口部周縁内周には、第1図、第3
図、第4図に示したようなストッパー8、9が相互に対
向して夫々固着部材10によって固着されている。このス
トッパー8、9は同形同大であり、外筒1の内周面に沿
った湾曲形状を有し、外筒1の軸方向からみた際の円弧
角は、90°よりも僅かに小さい。そしてその厚みは外筒
1と内筒4間に生じている空隙よりも若干小さい程度で
ある。
一方、内筒4の開口部周縁外周には、第5図、第6図
に示したように、第1ストッパー11、12が相互に対向し
て固着されている。この第1ストッパー11、12は同形同
大であり、内筒4の外周面に沿った湾曲形状を有し、前
出ストッパー8、9と同様、軸方向からみた際の円弧角
は、90°よりも僅かに小さい角度であり、またその厚み
は外筒1と内筒4間に生じている空隙よりも若干小さい
程度である。内筒4の外周には端壁3寄りにさらに第2
ストッパー13、14が相互に対向して固着されている。こ
の第2ストッパー13、14は前出第1ストッパー8、9と
同形、同大であるが、その取付位置が第6図に示したよ
うに、前出第1ストッパー11、12から90°ずらせた位置
にしてある。
また第2ストッパー13、14の固着位置は、第1図に示
したようにコイルスプリング7が常態にあるときに、そ
の両端部が夫々外筒1の端壁2、内筒4の端壁3に接す
るところで丁度内筒4の第2ストッパー13、14が外筒1
のストッパー8、9と係止し合う位置に設定してある。
本実施例は以上のような構成を有しており、使用する
場合には取付金具5、6によってグレーチングの押し上
げ装置(図示せず)に組み込む。そして常態では第1図
に示した状態にあり、軸方向に衝撃が加わるとコイルス
プリング7によってそれが緩衝される。第2図はコイル
スプリング7が最大限収縮したときの状態を示す。
而して全体の構造をみればコイルスプリング7は外筒
1と内筒4の中に納まり外部には露出していないので、
雨水等に対して耐候性を有し、長期間に渡って所期の緩
衝作用を維持できる。
而してコイルスプリング7は外筒1と内筒4の中に単
に納まっているだけなので、内筒4を外筒1から外すだ
けで簡単にコイルスプリング7の交換が行える。この場
合、第1図の状態では外筒1のストッパー8、9と内筒
4の第2ストッパー13、14が係止し合っているので、そ
のまま軸方向にスライドさせただけでは外せないが、第
1図の状態から外筒1又は内筒4のいずれかを90°回転
させれば当該係止状態は解除され、内筒4を外方にスラ
イドできる。しかしそのまま内筒4を引き出していけば
今度は内筒4の第1ストッパーが11,12が外筒1のスト
ッパー8、9と係止するので、再び外筒1又は内筒4の
いずれかを90°回転させることにより、内筒4は完全に
外筒1から引き抜くことができる。
このような構成、作用からも明らかなように外筒1と
内筒4とは無闇に外れて分離することはない。
コイルスプリング7による弾性度合を変化させる場合
には、外筒1内の端壁2側端部や内筒4内の端壁3側端
部に適宜のワッシャーやスペーサなどを入れれば、それ
に応じて簡単にコイルスプリング7による弾性度合を変
えられる。
(考案の効果) この考案に拠れば、コイルスプリングは外筒及び内筒
内に納まっているので外部に露出せず、耐候性に優れて
いる。
しかも弾性度合を変える場合、外筒又は内筒内端部に
適宜のワッシャーやスペーサなどを入れるだけでよく、
必要な弾性を有するスプリング装置を簡易、迅速に提供
することができる。
もちろんコイルスプリング自身を交換するのも簡単に
これをなし得る。
その他構造的には極めて簡易で、同一物を安価にかつ
大量に製造できるという特徴もあり、この考案の実用的
効果は高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はいずれもこの考案の実施例に関する
ものであり、第1図はコイルスプリングが常態にあると
きの平面一部断面図、第2図はコイルスプリングが収縮
した際の正面断面図、第3図は外筒を軸方向からみた説
明図、第4図は外筒の開口部付近の正面断面図、第5図
は内筒の開口部付近の平面断面図、第6図は内筒を軸方
向からみた説明図である。 なお図中、1は外筒、2、3は夫々端壁、4は内筒、
5、6は夫々夫々取付金具、7はコイルスプリング、
8、9は夫々ストッパー、11、12は夫々第1ストッパ
ー、13、14は夫々第2ストッパーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が開口した外筒の中に、一端が開口し
    た内筒を当該開口部分から摺動自在に挿入し、さらにコ
    イルスプリングをこれら筒内に挿入し、コイルスプリン
    グの長さは内筒の長さよりも長く且つ外筒と内筒の合計
    長よりも短いものとし、外筒の開口部周縁内周には当該
    内周に沿って適宜のストッパーを設け、一方内筒の開口
    部周縁外周にも当該外周に沿って第1ストッパーを設
    け、さらに内筒の側面外周には当該外周に沿って第2ス
    トッパーを設け、これら第1ストッパー及び第2ストッ
    パーは前出外筒のストッパーと係止しうる形状とすると
    ともに外筒又は内筒を適宜回転させることによって相互
    に通過しうる形状とし、さらに第1ストッパーと第2ス
    トッパーとは相互に円周方向にずらせたことを特徴とす
    る、耐候性スプリング装置。
JP10454590U 1990-10-05 1990-10-05 耐候性スプリング装置 Expired - Lifetime JPH083466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10454590U JPH083466Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 耐候性スプリング装置

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JP10454590U JPH083466Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 耐候性スプリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0461187U JPH0461187U (ja) 1992-05-26
JPH083466Y2 true JPH083466Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=31849868

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10454590U Expired - Lifetime JPH083466Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 耐候性スプリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7000908B2 (en) * 2002-01-29 2006-02-21 Barnes Group Inc. Tailgate stabilizer

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JPH0461187U (ja) 1992-05-26

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