JPH0834198A - 自動繰り出しペンシル - Google Patents

自動繰り出しペンシル

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Publication number
JPH0834198A
JPH0834198A JP19204494A JP19204494A JPH0834198A JP H0834198 A JPH0834198 A JP H0834198A JP 19204494 A JP19204494 A JP 19204494A JP 19204494 A JP19204494 A JP 19204494A JP H0834198 A JPH0834198 A JP H0834198A
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JP
Japan
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core
lead
guide pipe
main body
push pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP19204494A
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English (en)
Inventor
Yotaro Yano
洋太郎 矢野
Shinya Kamei
信也 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Corp
Roland DG Corp
Pilot Precision KK
Original Assignee
Pilot Corp
Roland DG Corp
Pilot Precision KK
Pilot Pen Co Ltd
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Publication date
Application filed by Pilot Corp, Roland DG Corp, Pilot Precision KK, Pilot Pen Co Ltd filed Critical Pilot Corp
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】極細芯を使用する際の芯詰まりや芯折れならび
に芯押しピンの折れ曲がりや破損を防止して円滑な芯送
りを可能にし、しかも安価に製造することのできる自動
繰り出しペンシルを提供する。 【構成】極細芯10’の上端部に、芯ガイドパイプ8の
内径との隙間に相当するコーティング部44を形成し、
極細芯10’の上端部に形成したコーティング部44が
芯ガイドパイプ8の内部に挿入されたとき、コーティン
グ部44と芯ガイドパイプ8の内周との間の摩擦力によ
り、極細芯10’が芯ガイドパイプ8内に保持されるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動繰り出しペンシル
に関し、さらに詳細には、X−Yプロッタのペンシルや
製図用ペンシルなどとして使用され、作図の際に自動的
に芯を繰り出すようにした自動繰り出しペンシルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、X−Yプロッタなどの自動製
図機の中には、自動的に芯を繰り出して使用することの
できる自動繰り出しペンシルを備えたものがあり、この
ようなペンシルの中で比較的細径の芯を使用可能な自動
繰り出しペンシルとしては、例えば、図7に示したよう
な構造のものが知られている。
【0003】図7に示された自動繰り出しペンシル1
は、略円筒状の基体2と、この基体2の上端の開口部に
螺着された略円筒状のジョイント3と、このジョイント
3の上端の開口部に螺着された円筒状の鞘部4とを備え
ている。そして、これら基体2とジョイント3と鞘部4
とにより、自動繰り出しペンシル1の本体部が構成され
ている。
【0004】さらに、自動繰り出しペンシル1は、上端
に配設されたコネクタ6と下端に配設された中駒7とに
より基体2の内部に上下動自在に組み付けられた内部胴
5と、この内部胴5の軸心を貫通するようにコネクタ6
と中駒7とにより支持された細径の芯ガイドパイプ8
と、芯ガイドパイプ8内に挿入されている細径の芯10
と、この芯10を上端部より繰り出すために鞘部4内と
ジョイント3内とにその上部と下部とをそれぞれ上下動
自在に支持された芯押しピン9と、芯押しピン9をジョ
イント3の内部で挟持・解放して下方へ繰り出すことが
できる上下一対の上部チャック機構11および下部チャ
ック機構12とを備えている。
【0005】上記芯ガイドパイプ8の支持に関して、さ
らに詳細に説明すると、上端部は内部胴5の上端に固着
されたコネクタ6により支持され、中間部が中子13に
より支持されているとともに、下端部が内部胴5の先端
部に固着された中駒7に芯保持ゴム14を介して支持さ
れている。
【0006】また、芯ガイドパイプ8の下端部に固着さ
れた中駒7の先端部には、セラミックスなどにより成形
された先端パイプ15が固着されており、芯保持ゴム1
4と先端パイプ15との間には、各構成部品の製造誤差
を考慮して若干の隙間hが形成されている。
【0007】そして、上記芯ガイドパイプ8の内部に挿
通された芯10の先端部は芯ガイドパイプ8より突き出
し、芯保持ゴム14により落下しないように締め付けら
れた状態で保持されており、図7に示す状態で芯10先
端を筆記面に圧接し、自動繰り出しペンシル1を筆記面
に対して相対的に移動させると、芯10の消耗にともな
い中駒7および中駒7と一体となっている部品が上方に
スライドし筆記することができる。
【0008】所定の筆記距離以上を連続して筆記する場
合には、途中で自動繰り出しペンシル1全体を上昇させ
て、先端パイプ15および芯10先端を筆記面から離
す。そうすると、バネ31の下方への付勢力により、中
駒7および中駒7と一体となっている部品は芯10を保
持したまま下方に再び突出する。このとき、中駒7と一
体構造である下部チャック機構12も下方へスライド
し、下部チャック機構12は芯押しピン9を把持してそ
れを下方へ繰り出す。それと同時に、芯押しピン9先端
が芯10後端に接したままの状態で芯10を押し、芯1
0が繰り出される。
【0009】上記芯10を繰り出す芯押しピン9の上端
は、鞘部4の内部を上下にスライドするスライダー16
に固定されている。そして、鞘部4の上端には尾栓17
が取り付けられており、この鞘部4の一方側部には、上
部側から下方のジョイント3の結合部にかけて上下にス
リット18が形成されている。
【0010】また、上記芯押しピン9の上部に固定され
たスライダー16の側方には、一端を鞘部4のスリット
18より外側に突き出したレバー19が固着されてお
り、スライダー16のスライド位置の上限は、レバー1
9が尾栓17と当接することにより規制され、スライダ
ー16のスライド位置の下限は、レバー19がスリット
18の下端部と当接することにより規制される。
【0011】従って、筆記動作を繰り返すことにより芯
10を消耗し続けると、スライダー16はスリット18
の下端部と当接することになる。このとき、芯押しピン
9先端が先端パイプ15から残芯長さ分だけ上方に位置
するように、芯押しピン9の長さを形成する。
【0012】スライダー16がスリット18の下端部と
当接した状態で中駒7を上方に押し上げると、芯押しピ
ン9は上部チャック機構11により把持されているの
で、残芯は先端パイプ15から押し出される。次に、後
述する構成の解除片37を下に押した状態でレバー19
を引き上げた後に、先端パイプ15から新しい芯を入れ
ることにより、繰り返し筆記することができる。
【0013】また、通常の使用状態においては、レバー
19が停止しているスリット18の上下位置を目視する
ことにより、芯10の残量が確認できるようになされて
いる。
【0014】さらに、自動繰り出しペンシル1の基体2
と鞘部4との間に設けられたジョイント3の一方側部に
も、スリット18より長さの短いスライド穴20、21
が上下に形成されており、このスライド穴20、21に
対応するジョイント3の内部には、それぞれスライド穴
22を形成した上部チャック機構11のスライド部材2
3と、スライド穴24を形成した下部チャック機構12
のスライド部材25とが、上下に摺動自在に設けられて
いる。
【0015】上部チャック機構11のスライド部材23
は、その下部側に、下部側に向かって大径となる略円錐
状の空間部26が形成され、その空間部26内に鍔付円
筒片27が鍔部27aを下側に位置させて配設されてい
る。この鍔付円筒片27の略中央部には円周に沿って等
間隔で3個の小穴が鍔付円筒片27の外側から内側に貫
通するように穿設されており、その中に3個のチャック
ボール28が遊嵌されている。これら3個のチャックボ
ール28は、芯押しピン9を3方向から挟み込むように
位置している。
【0016】さらに、符号29は鍔付円筒片27の下側
に設置されたバネであり、バネ29の下端部をスライド
部材23の下端開口に設けられたリング状バネ受30に
支持させて、鍔付円筒片27を上方に付勢している。こ
のような機構により、芯押しピン9の下行は許容される
が、上行は許容されないこととなる。
【0017】下部チャック機構12は、上部チャック機
構11の下方に設置されたバネ31によって下方に付勢
されており、この下部チャック機構12には、上部チャ
ック機構11と同様に、スライド部材25の下部側に、
下部側に向かって大径となる略円錐状の空間部32が形
成され、その空間部32内に鍔付円筒片27と同形の鍔
付円筒片33が配設されている。また、この鍔付円筒片
33の略中央部に等間隔で3個の小穴が穿設され、その
中にチャックボール34が遊嵌されているとともに、鍔
付円筒片33の下側に設置されたバネ35の下端部をス
ライド部材25の下端開口に設けられたリング状バネ受
36に支持させて、鍔付円筒片33を上方に付勢してい
る。この下部チャック機構12は上部チャック機構11
と同様に、芯押しピン9の下行は許容するが、芯押しピ
ン9の上行は許容しない。
【0018】即ち、上部チャック機構11および下部チ
ャック機構12は、芯押しピン9をチャックボール28
およびチャックボール34により3方向からそれぞれ挟
持するようになっており、芯押しピン9の下方への移動
は許容するが、上方への移動は許容しないように構成さ
れている。
【0019】一方、上記ジョイント3の一方側部に形成
されたスライド穴20、21には、スライド穴20、2
1内を上下にスライドする解除片37が設けられ、この
解除片37の上端部には、ジョイント3のスライド穴2
0を貫通して上部チャック機構11のスライド部材23
に形成したスライド穴22に延長する解除突起37aが
突設されているとともに、解除片37の下端部には、ジ
ョイント3のスライド穴21を貫通して下部チャック機
構12のスライド部材25に形成したスライド穴24に
延長する解除突起37bが突設されている。そして、解
除片37の外部には指先で上下に操作する指当て部37
cが形成されている。
【0020】また、上部チャック機構11のスライド部
材23は、スライド部材23の上方に設置した押圧バネ
38により下限位置に付勢され、下部チャック機構12
のスライド部材25はバネ31により下限位置に付勢さ
れている。上部チャック機構11の鍔付円筒片27と下
部チャック機構12の鍔付円筒片33との上端部には、
スリーブ39、40がそれぞれ配置されており、解除片
37の指当て部37cを下方へ押すことにより、解除突
起37a、37bがそれぞれスリーブ39、40を押
し、それにより上部チャック機構11および下部チャッ
ク機構12の楔作用を確実に解除する。また、指当て部
37cから指を離すと、バネ29、35の作用により、
再び楔作用が働くようになされている。
【0021】なお、下部チャック機構12が上下に移動
可能な範囲では、解除突起37bがスリーブ40を圧接
しないように解除片37の可動範囲をとってある。従っ
て、筆記中は常に芯押しピン9に対して上部チャック機
構11の楔作用が働き、芯10先端に圧力をかけること
ができる。
【0022】また、上記ジョイント3のスライド穴2
0、21内を上下にスライドする解除片37が、ジョイ
ント3の外周側面より突き出さないように組み付けられ
ており、この解除片37がジョイント3のスライド穴2
0、21より外れないように、解除片37の下半分がジ
ョイント3の下方に嵌着された円筒状の金属環41によ
り覆われている。
【0023】そして、X−Yプロッタに自動繰り出しペ
ンシル1を取り付けて作図を行う場合には、自動繰り出
しペンシル1の先端パイプ15を作図用紙に押圧するよ
うにして作図されるので、芯10が上方に移動しようと
するが、芯押しピン9によって芯10の上端部が規制さ
れ、芯の上方へのずれを阻止しているため、芯10が後
退することなく確実に作図を行うことができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の自動繰り出しペンシルにおいて、芯の直径が極
細(例えば、芯の直径が0.18mmなどである。)の
芯を使用しようとする場合には、芯ガイドパイプ8や芯
押しピン9などが強度不足のために折れ曲がりや折損な
どをおこし易いなどの問題点があり、実用化が困難であ
った。
【0025】例えば、直径0.18mmの極細芯を使用
する場合において、芯ガイドパイプ8の内径を0.20
mm、芯押しピン9の直径を0.18mmとした場合に
は、芯ガイドパイプ8や芯押しピン9は強度不足のため
折れ曲がったり、折損したりし易い問題がある。そこ
で、芯ガイドパイプ8の内径を0.22mm、芯押しピ
ン9の直径を0.20mmとすると、芯ガイドパイプ8
内部に芯が挿入された状態で、芯と芯ガイドパイプ8内
壁との間に大きな隙間が生ずるようになるため、芯の位
置が不安定になって芯折れを起こし易いばかりか、芯押
しピン9下端部に接する芯後端部が崩壊し易く、芯詰ま
りを起こして芯送りが円滑に行われなくなるという問題
があった。このため、極細芯を使用する場合には、極細
芯の直径に合わせて細径化した芯ガイドパイプ8や芯押
しピン9を使用しなければならないものであり、強度不
足のための折れ曲がりや折損を引き起こす原因となって
いた。
【0026】また、芯10の下端部が、芯保持ゴム14
を介して自動繰り出しペンシル1から落下しないように
保持されているとともに、芯保持ゴム14と先端パイプ
15との間には若干の隙間hを形成する必要があるた
め、芯保持ゴム14の保持力に抗して、直径0.18m
mの極細の新規な芯を自動繰り出しペンシル1内に差し
込む場合などには、芯径が極細なので芯保持ゴム14の
保持力に抗して差し込まれる際に芯を破損し易い。ま
た、筆記中に隙間hの部分に折れた芯が入り込み、筆記
不良を引き起こす原因となっていた。
【0027】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、極細芯を使用する際の芯詰まりや芯折れ
ならびに芯押しピンの折れ曲がりや破損を防止して円滑
な芯送りを可能にし、しかも安価に製造することのでき
る自動繰り出しペンシルを提供しようとするものであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における自動繰り出しペンシルは、筒状に形
成された本体部と、上記本体部の下部側内部において上
下動自在に組み付けられた芯ガイドパイプと、上記芯ガ
イドパイプ内に挿入される芯と、上記芯を上端部より繰
り出すために上記本体部の上部側内部に上下動自在に支
持された芯押しピンと、上記芯押しピンを上記本体部の
上部側内部で挟持・解放して下方へ繰り出すチャック機
構とを有し、上記芯を上記本体部の最下端部に配設され
た先端パイプより外部へ繰り出す自動繰り出しペンシル
において、上記芯の上端部に、上記芯と上記芯ガイドパ
イプとの隙間に相当するコーティング部を形成し、上記
芯の上端部に形成した上記コーティング部が上記芯ガイ
ドパイプの内部に挿入されたとき、上記コーティング部
と上記芯ガイドパイプの内周との間の摩擦力により、上
記芯が上記芯ガイドパイプ内に保持されるようにしたも
のである。
【0029】また、上記芯の上端部に上記芯ガイドパイ
プに挿入可能な外径に形成された磁性体材料よりなるコ
ーティング部を形成するととともに、上記芯ガイドパイ
プの外側面に軸方向に延長するマグネットを配設した
り、あるいは上記芯ガイドパイプ自体をマグネットによ
り形成したり、さらには、上記芯の上端部にマグネット
を配設するとともに、前記芯ガイドパイプを磁性体によ
り形成するなどのように、上記芯が上記芯ガイドパイプ
の内部に挿入されたときに、磁力により上記芯と上記芯
ガイドパイプとが吸着されるようにようにしたものであ
る。
【0030】
【作用】芯の上端部(後端部)に、芯ガイドパイプの内
径との隙間に相当する薄膜状のコーティング部を形成し
たり、芯の上端部に磁性体材料よりなるコーティング部
を形成するととともに、芯ガイドパイプの外側面に軸方
向に延長するマグネットを配設したり、あるいは芯ガイ
ドパイプ自体をマグネットにより形成したり、さらに
は、芯の上端部にマグネットを配設するとともに、芯ガ
イドパイプを磁性体により形成するなどにより、芯ガイ
ドパイプの内部で芯押しピンの下端部が接触している芯
の後端部が、コーティング部や磁石により覆われて芯ガ
イドパイプの内周面に摩擦力や磁力により保持されるの
で、芯の下端部を芯保持ゴムなどで保持していなくても
芯の落下を防止することができる。
【0031】従って、極細の芯を使用した場合でも、芯
ガイドパイプや芯押しピンなどを芯径に合わせて極細に
加工する必要がなくなり、芯ガイドパイプや芯押しピン
などの強度不足による折れ曲がりや折損を防止できる。
【0032】また、芯ガイドパイプの内部で芯押しピン
の下端部が接触している芯後端部が、コーティング部や
磁石により保護されているため、芯後端部が崩壊した
り、芯詰まりを起こしたりするなどの問題点が解消さ
れ、芯送りを円滑に行うことができるようになる。
【0033】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による自動繰
り出しペンシルの実施例を詳細に説明するものとする。
【0034】図1は本発明の第1の実施例による極細芯
を使用した自動繰り出しペンシルを示す断面図であり、
図2は図1に示す自動繰り出しペンシルの先端部を示す
拡大断面図であり、図3は図1に示す自動繰り出しペン
シルの要部である極細芯と芯押しピンとの接触部を示す
拡大断面図である。なお、図7に示す従来の自動繰り出
しペンシルと同一あるいは相当する構成部品には、図7
と同一の符号を付して示したので、その説明の一部を省
略する。
【0035】自動繰り出しペンシル100は、略円筒状
の基体2と、この基体2の上端の開口部に螺着された略
円筒状のジョイント3と、このジョイント3の上端の開
口部に螺着された円筒状の鞘部4とを備えている。そし
て、これら基体2とジョイント3と鞘部4とにより、自
動繰り出しペンシル100の本体部が構成されている。
【0036】さらに、自動繰り出しペンシル100は、
上端に配設されたコネクタ6と下端に配設された中駒7
とにより基体2の内部に上下動自在に組み付けられた内
部胴5と、この内部胴5の軸心を貫通するようにコネク
タ6と中駒7とにより支持された細径の芯ガイドパイプ
8と、芯ガイドパイプ8内に挿入されている極細径の極
細芯10’と、この極細芯10’を上端部より繰り出す
ために鞘部4内とジョイント3内とにその上部と下部と
をそれぞれ上下動自在に支持された芯押しピン9と、芯
押しピン9をジョイント3の内部で挟持・解放して下方
へ繰り出すことができる上下一対の上部チャック機構1
1および下部チャック機構12とを備えている。
【0037】上記芯ガイドパイプ8の支持に関して、さ
らに詳細に説明すると、上端部は内部胴5の上端に固着
されたコネクタ6により支持され、中間部が中子13に
より支持されているとともに、下端部が内部胴5の先端
部に固着された中駒7にセラミックスなどにより成形さ
れた先端パイプ42を介して支持されている。
【0038】即ち、自動繰り出しペンシル100の先端
部は図2に示すように構成されており、内部胴5の下端
部には基体2に摺動自在に組み付けられた中駒7が固着
され、この中駒7の下端部(先端部)に固着された先端
パイプ42の軸方向中間位置まで、芯ガイドパイプ8の
下端部が延長されている。つまり、図7に示した従来の
構造とは異なり、芯の下端部を保持していた芯保持ゴム
14を廃止して、極細芯10’は芯ガイドパイプ8から
直接的に先端パイプ42へ繰り出されるようになってい
る。
【0039】また、極細芯10’の上端部(後端部)に
は、図3に示すように、芯ガイドパイプ8の内径との隙
間に相当する薄膜状のコーティング部44が形成されて
おり、このコーティング部44は、ゴムまたは樹脂(例
えば、エポキシ樹脂などである。)などが使用され、極
細芯10’の上端部より所定の長さにわたって形成され
ている。そして、極細芯10’の上端部に形成されたコ
ーティング部44が、芯ガイドパイプ8の内部に挿入さ
れると、コーティング部44と芯ガイドパイプ8の内周
との間に発生する摩擦力により、極細芯10’が下方へ
落下しないように保持されることになるとともに、コー
ティング部44により極細芯10’の上端部が保護され
るため、極細芯10’の上端部に芯押しピン9が当接し
て筆圧がかかっても極細芯10’の上端部が崩壊するこ
とがない。
【0040】このため、例えば、直径が0.18mmの
極細芯10’を使用した場合において、強度確保のため
芯ガイドパイプ8の内径を0.22mmとしても、極細
芯10’の上端部に外径が0.215mm程度になるよ
うにコーティング部44を形成することにより、コーテ
ィング部44と芯ガイドパイプ8の内周との間に発生す
る摩擦力により、極細芯10’は芯ガイドパイプ8内を
落下することなく保持される。
【0041】また、芯押しピン9の直径を0.20m
m、芯ガイドパイプ8の内径を0.22mmとしても、
芯押しピン9が当接するコーティング部44の外径が
0.215mm程度に形成されていると、芯ガイドパイ
プ8の内壁とコーティング部44の外壁との隙間が小さ
くなり、極細芯10’の位置が安定し芯折れを防止する
とともに、極細芯10’の後端部がコーティングにより
保護されているので、芯押しピン9の圧接による極細芯
10’の後端部の崩壊が防止される。
【0042】なお、極細芯10’の上端部に形成される
薄膜状のコーティング部44は、ゴムまたは樹脂などの
他に、金属粉を混入させたものなど適宜選定することが
できる。
【0043】さらに、上記極細芯10’を繰り出す芯押
しピン9の長さは、未使用の極細芯10’と同一あるい
はそれより若干長く形成されているが、極細芯10’を
使用していくに従って、コーティング部44が先端パイ
プ42より突き出して作画用紙を損傷することがないよ
うに、鞘部4の下端部外周にはC型の環状ストッパ43
が装着されている。そして、芯押しピン9が下降してス
ライダー16に固着したレバー19が環状ストッパ43
に接触したときに、芯押しピン9の下限位置が制限さ
れ、コーティング部44を自動繰り出しペンシル100
内に残して停止するように寸法設定されている。
【0044】なお、コーティング部44を残した極細芯
10’を自動繰り出しペンシル100から排芯する場合
には、環状ストッパ43のC型の切欠部43aを通過さ
せて、芯押しピン9を上下動させるレバー19を下方に
移動させることができるようになされている。
【0045】以上の構成において、本発明による自動繰
り出しペンシル100においては、直径が0.18mm
の極細芯10’を使用した場合でも、芯ガイドパイプ8
や芯押しピン9などを芯径に合わせて極細に加工する必
要がなくなり、芯ガイドパイプ8や芯押しピン9などの
強度不足による折れ曲がりや折損などを解消することが
できる。
【0046】即ち、芯ガイドパイプ8の内部で芯押しピ
ン9の下端部が接触する極細芯10’の後端部をコーテ
ィングして、極細芯10’より外径の大きなコーティン
グ部44を形成して保護するようにしたので、芯押しピ
ン9の外径に合わせてコーティング部44の外径を形成
することにより、芯押しピン9との当接による極細芯1
0’の崩壊や芯詰まりなどがなくなり、円滑な芯送りを
することができる。
【0047】また、コーティング部44の外径の寸法設
定を、芯ガイドパイプ8の内周面との間に摩擦力が発生
するように設定することにより、コーティング部44の
外周面と芯ガイドパイプ8の内周面との間に発生する摩
擦力により、芯ガイドパイプ8内に芯10’が保持され
ることになるので、極細芯10’の下端部を芯保持ゴム
などで保持していなくても芯の落下が防止される。
【0048】次に、本発明による自動繰り出しペンシル
の第2の実施例を説明するが、図4は本発明の第2の実
施例による自動繰り出しペンシルを示す要部の断面図で
あり、図5は図4の要部である芯と芯押しピンとの接触
部を示す拡大断面図である。
【0049】即ち、自動繰り出しペンシル100’の極
細芯10’の上端部には、芯ガイドパイプ8に挿入可能
な外径に形成された強磁性体材料よりなるコーティング
部45が形成されているとともに、芯ガイドパイプ8の
外側面には、軸方向に延長する細い帯状のマグネット4
6が貼り付けられている。
【0050】そして、極細芯10’の上端部に形成され
た強磁性体のコーティング部45が、芯ガイドパイプ8
の内部に挿入されると、コーティング部45が芯ガイド
パイプ8の外側面に貼り付けられたマグネット46に吸
着されて落下しないように保持される。また、極細芯1
0’の上端部にコーティング部45が形成されて保護さ
れているので、上端部に芯押しピン9が当接して押し下
げられても、極細芯10’の上端部が崩壊することがな
い。
【0051】従って、自動繰り出しペンシル100’に
おいても、直径が0.18mmの極細芯10’を使用し
た場合において、芯ガイドパイプ8や芯押しピン9など
を芯径に合わせて極細に加工する必要がなくなり、芯ガ
イドパイプ8や芯押しピン9などの強度不足による折れ
曲がりや折損などを解消することができる。
【0052】即ち、芯ガイドパイプ8の内部で芯押しピ
ン9の下端部が接触する極細芯10’の後端部をコーテ
ィングして、極細芯10’より外径の大きなコーティン
グ部45を形成して保護するようにしたので、芯押しピ
ン9の外径に合わせてコーティング部45の外径を形成
することにより、芯押しピン9との当接による極細芯1
0’の崩壊や芯詰まりなどがなくなり、円滑な芯送りを
することができる。
【0053】また、芯ガイドパイプ8の内部で芯押しピ
ン9の下端部が接触している極細芯10’の後端部が強
磁性体のコーティング部45により覆われており、芯ガ
イドパイプ8の側面にマグネット46が貼り付けてある
ので、極細芯10’の下端部を芯保持ゴムなどで保持し
ていなくても芯の落下が防止される。
【0054】即ち、第1の実施例においては、芯ガイド
パイプ8内周面とコーティング部44外周面との摩擦力
により、極細芯10’を芯ガイドパイプ8内に保持して
いたため、コーティング部44の外形の寸法管理が厳密
に行う必要があったが、この第2の実施例においては、
極細芯10’はマグネット46の磁力により芯ガイドパ
イプ8に吸着されることになるので、第1の実施例と比
較すると、コーティング部45の寸法管理の厳密さを緩
和することができる。
【0055】なお、極細芯10’の上端部に形成される
コーティング部45は、ニッケルなどの強磁性体材料が
適しているが、これに限定されるものではなく、マグネ
ット46により吸着される物質を適宜使用することがで
きる。
【0056】また、極細芯10’の上端部に直接マグネ
ットを固着しても同等の作用効果を奏することができる
ものであり、この場合には、ガイドパイプ8を磁性体に
より構成すれば、別途マグネット46を設ける必要はな
い。
【0057】さらにまた、ガイドパイプ8の外側面に貼
り付けられる帯状のマグネット46は、適宜細い帯状の
マグネットボードを使用できるが、これに制限されるも
のではなく、芯ガイドパイプ8自体をマグネットにより
形成したり、芯押しピン9の下端部にマグネットを固着
したり、あるいは芯押しピン9自体をマグネットにより
形成したものでも同等の作用効果を奏することができ
る。
【0058】図6には、本発明による自動繰り出しペン
シル100、100’の先端部の変形例が示されてい
る。この図6に示した変形例においては、芯ガイドパイ
プ8の先端部8aが、先端パイプ42の最先端42aま
で延長している。こうした構成をとることにより、芯ガ
イドパイプ8内と先端パイプ42との間に隙間を生ずる
ことなく、両者を容易に組み付けることができるように
なる。芯ガイドパイプ8内と先端パイプ42との間に隙
間がないため、筆記中に芯粉が発生しても芯ガイドパイ
プ8内で局部的に芯粉がたまることがなく、筆記不良を
確実に防止できる。また、芯ガイドパイプ8内で芯折れ
した場合、折れ芯が入り込む隙間がないため、芯押しピ
ン9により確実に折れ芯を排出することができる。
【0059】また、請求項5に記載のとおり、極細芯1
0’の少なくとも上端部にシリコーングリス(例えば、
東芝シリコーンTSF451−5000)などの粘性物
質をうすく塗布することにより、前記粘性物質の粘着力
によって、芯ガイドパイプ8内周面に極細芯10’を吸
着させ、極細芯10’の下端部を芯保持ゴムで保持して
いなくても、芯の落下を防止することもできる。
【0060】なお、本発明による自動繰り出しペンシル
は、X−Yプロッタなどの作図機に取り付けるだけでな
く、手で持って使用するペンシルとしても用いることが
できる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0062】筒状に形成された本体部と、本体部の下部
側内部において上下動自在に組み付けられた芯ガイドパ
イプと、芯ガイドパイプ内に挿入される芯と、芯を上端
部より繰り出すために本体部の上部側内部に上下動自在
に支持された芯押しピンと、芯押しピンを本体部の上部
側内部で挟持・解放して下方へ繰り出すチャック機構と
を有し、芯を本体部の最下端部に配設された先端パイプ
より外部へ繰り出す自動繰り出しペンシルにおいて、芯
の上端部に、芯と芯ガイドパイプとの隙間に相当するコ
ーティング部を形成したり、芯の上端部に磁性体材料よ
りなるコーティング部を形成するととともに、芯ガイド
パイプの外側面に軸方向に延長するマグネットを配設し
たり、あるいは芯ガイドパイプ自体をマグネットにより
形成したり、さらには、芯の上端部にマグネットを配設
するとともに、芯ガイドパイプを磁性体により形成する
などしたため、芯ガイドパイプの内部で芯押しピンの下
端部が接触している芯の後端部が、コーティング部や磁
石により覆われて芯ガイドパイプの内周面に摩擦力や磁
力により保持されるので、芯の下端部を芯保持ゴムなど
で保持していなくても芯の落下を防止することができ
る。
【0063】従って、極細の芯を使用した場合でも、芯
ガイドパイプや芯押しピンなどを芯径に合わせて極細に
加工する必要がなくなり、芯ガイドパイプや芯押しピン
などの強度不足による折れ曲がりや折損を防止できる。
【0064】また、芯ガイドパイプの内部で芯押しピン
の下端部が接触している芯後端部が、コーティング部や
磁石により保護されているため、芯後端部が崩壊した
り、芯詰まりを起こしたりするなどの問題点が解消さ
れ、芯送りを円滑に行うことができるようになる。
【0065】即ち、本発明の自動繰り出しペンシルは、
極細芯を使用する際の芯詰まりや芯折れならびに芯押し
ピンの折れ曲がりや破損を防止することができ、円滑な
芯送りが可能になり、しかも安価に製造することができ
るという顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による極細芯を使用した
自動繰り出しペンシルを示す断面図である。
【図2】図1に示す自動繰り出しペンシルの先端部を示
す拡大断面図である。
【図3】図1の要部である極細芯と芯押しピンとの接触
部を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による極細芯を使用した
自動繰り出しペンシルを示す要部の断面図である。
【図5】図4の要部である極細芯と芯押しピンとの接触
部を示す拡大断面図である。
【図6】本発明による自動繰り出しペンシルの先端部の
変形例を示す拡大断面図である。
【図7】従来の自動繰り出しペンシルを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1、100、100’ 自動繰り出しペンシル 2 基体 3 ジョイント 4 鞘部 5 内部胴 6 コネクタ 7 中駒 8 芯ガイドパイプ 9 芯押しピン 10 芯 10’ 極細芯 11 上部チャック機構 12 下部チャック機構 42 先端パイプ 44、45 コーティング部 46 マグネット
フロントページの続き (72)発明者 亀井 信也 神奈川県平塚市田村1667番地 パイロット プレシジョン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成された本体部と、前記本体部
    の下部側内部において上下動自在に組み付けられた芯ガ
    イドパイプと、前記芯ガイドパイプ内に挿入される芯
    と、前記芯を上端部より繰り出すために前記本体部の上
    部側内部に上下動自在に支持された芯押しピンと、前記
    芯押しピンを前記本体部の上部側内部で挟持・解放して
    下方へ繰り出すチャック機構とを有し、前記芯を前記本
    体部の最下端部に配設された先端パイプより外部へ繰り
    出す自動繰り出しペンシルにおいて、 前記芯の上端部に、前記芯と前記芯ガイドパイプとの隙
    間に相当するコーティング部を形成し、 前記芯の上端部に形成した前記コーティング部が前記芯
    ガイドパイプの内部に挿入されたとき、前記コーティン
    グ部と前記芯ガイドパイプの内周との間の摩擦力によ
    り、前記芯が前記芯ガイドパイプ内に保持されるように
    したことを特徴とする自動繰り出しペンシル。
  2. 【請求項2】 筒状に形成された本体部と、前記本体部
    の下部側内部において上下動自在に組み付けられた芯ガ
    イドパイプと、前記芯ガイドパイプ内に挿入される芯
    と、前記芯を上端部より繰り出すために前記本体部の上
    部側内部に上下動自在に支持された芯押しピンと、前記
    芯押しピンを前記本体部の上部側内部で挟持・解放して
    下方へ繰り出すチャック機構とを有し、前記芯を前記本
    体部の最下端部に配設された先端パイプより外部へ繰り
    出す自動繰り出しペンシルにおいて、 前記芯の上端部に、前記芯ガイドパイプに挿入可能な外
    径に形成された磁性体材料よりなるコーティング部を形
    成するととともに、前記芯ガイドパイプの外側面に軸方
    向に延長するマグネットを配設し、 前記芯の上端部に形成した前記コーティング部が前記芯
    ガイドパイプの内部に挿入されたとき、前記芯ガイドパ
    イプの外側面に配設された前記マグネットの磁力によ
    り、前記コーティング部が前記芯ガイドパイプに吸着さ
    れ、前記芯が前記芯ガイドパイプ内に保持されるように
    したことを特徴とする自動繰り出しペンシル。
  3. 【請求項3】 筒状に形成された本体部と、前記本体部
    の下部側内部において上下動自在に組み付けられた芯ガ
    イドパイプと、前記芯ガイドパイプ内に挿入される芯
    と、前記芯を上端部より繰り出すために前記本体部の上
    部側内部に上下動自在に支持された芯押しピンと、前記
    芯押しピンを前記本体部の上部側内部で挟持・解放して
    下方へ繰り出すチャック機構とを有し、前記芯を前記本
    体部の最下端部に配設された先端パイプより外部へ繰り
    出す自動繰り出しペンシルにおいて、 前記芯の上端部に、前記芯ガイドパイプに挿入可能な外
    径に形成された磁性体材料よりなるコーティング部を形
    成するととともに、前記ガイドパイプをマグネットによ
    り形成し、 前記芯の上端部に形成した前記コーティング部が前記芯
    ガイドパイプの内部に挿入されたとき、前記芯ガイドパ
    イプの磁力により前記コーティング部が吸着され、前記
    芯が前記芯ガイドパイプ内に保持されるようにしたこと
    を特徴とする自動繰り出しペンシル。
  4. 【請求項4】 筒状に形成された本体部と、前記本体部
    の下部側内部において上下動自在に組み付けられた芯ガ
    イドパイプと、前記芯ガイドパイプ内に挿入される芯
    と、前記芯を上端部より繰り出すために前記本体部の上
    部側内部に上下動自在に支持された芯押しピンと、前記
    芯押しピンを前記本体部の上部側内部で挟持・解放して
    下方へ繰り出すチャック機構とを有し、前記芯を前記本
    体部の最下端部に配設された先端パイプより外部へ繰り
    出す自動繰り出しペンシルにおいて、 前記芯の上端部に、前記芯ガイドパイプに挿入可能な外
    径に形成されたマグネットを配設するとともに、前記芯
    ガイドパイプを磁性体により形成し、 前記芯の上端部に配設された前記マグネットが前記芯ガ
    イドパイプの内部に挿入されたとき、前記マグネットの
    磁力により前記マグネットが前記芯ガイドパイプと吸着
    し、前記芯が前記芯ガイドパイプ内に保持されるように
    したことを特徴とする自動繰り出しペンシル。
  5. 【請求項5】 筒状に形成された本体部と、前記本体部
    の下部側内部において上下動自在に組み付けられた芯ガ
    イドパイプと、前記芯ガイドパイプ内に挿入される芯
    と、前記芯を上端部より繰り出すために前記本体部の上
    部側内部に上下動自在に支持された芯押しピンと、前記
    芯押しピンを前記本体部の上部側内部で挟持・解放して
    下方へ繰り出すチャック機構とを有し、前記芯を前記本
    体部の最下端部に配設された先端パイプより外部へ繰り
    出す自動繰り出しペンシルにおいて、 前記芯の少なくとも上端部に粘性物質をうすく塗布し、
    前記芯の上端部が前記粘性物質の粘着力により前記芯ガ
    イドパイプ内壁に吸着し、前記芯が前記芯ガイドパイプ
    内に保持されるようにしたことを特徴とする自動繰り出
    しペンシル。
  6. 【請求項6】 前記芯ガイドパイプが、前記先端パイプ
    に支持されている請求項1、2、3、4または5のいず
    れか1項に記載の自動繰り出しペンシル。
  7. 【請求項7】 前記芯ガイドパイプの先端部が、少なく
    とも前記先端パイプの最先端面まで延長している請求項
    1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載の自
    動繰り出しペンシル。
JP19204494A 1994-07-22 1994-07-22 自動繰り出しペンシル Pending JPH0834198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006205728A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Js Staedtler Gmbh & Co Kg 筆記用具、製図用具、及び/または描画用具のための芯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006205728A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Js Staedtler Gmbh & Co Kg 筆記用具、製図用具、及び/または描画用具のための芯

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