JPS5820398Y2 - ペンシル装置

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【考案の詳細な説明】この考案は、自動製図機等のシャープペンシル装置に関
し、とくに、エアシリンダによりペンシル芯を紙面に押
圧して描画するようにしたペンシル装置に関するもので
ある。

従来この種のペンシル装置は、ペンシル芯の落下を防ぎ
ながら適量ずつ下降させるための機構として、通常は弾
性保持していて芯押棒がペンシル芯を押圧しているとき
には開放するようなバネ性チャック等が用いられていた
。

しかし、このような従来構造では機構が複雑となり、部
品点数も増え組立も煩られいかった。

本考案は上記欠点を速やかに解決すべくなされたもので
、ペンシル芯に弾性ブツシュを嵌合させて、このブツシ
ュが芯ガイドの上端に当接する構成とし、極めて簡単な
構造で所望のペンシル装置を実現することを目的とした
ものである。

以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

１は、ハウジングで、その案内穴２に芯ガイド３が摺動
自在に挿入され、上記ハウジング１と上記芯ガイド３の
間には、上記芯ガイド３を上方に付勢する弾性体４を備
えている。

５は、ペンシル芯で、その外周の適宜の個所には、弾性
ブツシュ６がハメ込み、その先端部は、上記芯ガイド３
のガイド穴７に挿入されている。

８な、芯ホルダーで、上記ペンシル芯５の外周に配置さ
れ、上記ペンシル芯５の折れ防止と、上記ペンシル芯５
の上端を押圧する芯押棒９の案内として設けである。

上述のように構成したペンシル装置において、国字する
ときは、芯押棒９を下降させ、ペンシル芯５の上端を押
圧すると、芯ガイド３がハウジング１の端面に当接する
まで、芯ガイ１３９弾性ブツシュ６、ペンシル芯５．芯
ホルダー８は一体となって下降する。

このとき、芯ガイド３の下端部は作画面Ｐに近接してい
る。

さらに芯押棒が下降すると、弾性ブツシュ６の摩擦に抗
してペンシル芯５を押し出して、作画面Ｐに押圧する。

この状態で、ハウジング１が作画面Ｐに沿って移動すれ
ば国字が行なわれる。

国字を中止するときは、芯押棒を上昇させ、弾性体４の
弾力により芯ガイド３の上端面がハウジング１に当接す
るまで上昇するため、ペンシル芯５は、画面Ｐより離れ
る。

上述のように、この考案によれば、芯押棒の上下動に伴
なって芯ガイドとともにペンシル芯は、スムーズで早く
確実な上下動が行なわれる。

また芯ガイド上面のテーパ大面ば、芯ガイドにペンシル
芯を挿入容易にすることができ、芯ホルダーは、芯押棒
の案内になると同時にペンシル芯の倒れ、座屈を防ぐも
のである。

なお、構造が非常にコンパクトであるため、第２図に示
した多芯によるマガジンが簡単に形成できるため、タレ
ットによる分割機構が加われば、長時間の作画が可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す要部縦断面図、第
２図は平面図である。

【実用新案登録請求の範囲】