JPH0834194A - ノック式シャープペンシル - Google Patents

ノック式シャープペンシル

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JPH0834194A
JPH0834194A JP6843695A JP6843695A JPH0834194A JP H0834194 A JPH0834194 A JP H0834194A JP 6843695 A JP6843695 A JP 6843695A JP 6843695 A JP6843695 A JP 6843695A JP H0834194 A JPH0834194 A JP H0834194A
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mechanical pencil
slide
knock
locking
type mechanical
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JP6843695A
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English (en)
Inventor
Ralf Lehnhardt
レーンハルト ラルフ
Andreas Lutters
ルタース アンドレアス
Gerd Stuebinger
シュテュービンガー ゲルト
Erich Simon
ジーモン エーリッヒ
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Faber Castell AG
AW Faber Castell Unternehmensverwaltung GmbH and Co
Original Assignee
AW Faber Castell GmbH and Co
AW Faber Castell Unternehmensverwaltung GmbH and Co
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆記のための尖端1を有するシャフト及び鉛
筆芯5のための保持装置7を備えてたノック式シャープ
ペンシルであって、保持装置が尖端の案内通路6内で2
つの係止位置間、即ち筆記位置と静止位置との間を中心
縦軸線3の方向に移動可能に案内されており、鉛筆芯が
筆記位置では尖端から突出していて、かつ静止位置では
完全に尖端内に押し込められている形式のものを改善し
て、公知技術の欠点を避けることである。 【構成】 案内通路の内壁と保持装置との間に少なくと
も1つの支承部分を配置してあり、支承部分が保持装置
に対して滑り案内を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押し込み可能な鉛筆芯
を備えたノック式シャープペンシルに関する。このよう
な筆記装置においては、鉛筆芯がノック式シャープペン
シルの尖端から突出する芯小管内に案内されており、下
敷き上で押圧によって一方では鉛筆芯が芯小管内に押し
込まれ、かつ他方では芯小管がその中に存在する鉛筆芯
と一緒にノック式シャープペンシルの尖端内に押し込ま
れる。即ち、芯小管は尖端から突出した筆記位置と尖端
内に完全に引っ込ませられた静止位置との間で運動可能
である。
【0002】芯小管は鉛筆芯のための保持装置の一部分
である。保持装置は尖端内の案内通路内に位置してい
て、そこで前記係止位置間を往復運動可能である。この
場合、保持装置は尖端内の案内通路の内壁と協働して滑
り係合している。ノック式シャープペンシルの長い使用
時間に亙って確実で故障のない機能のために著しく重要
なことは、滑り係合が所定の範囲内の値の摩擦力で行わ
れることである。即ちこのような摩擦力に、筆記位置か
ら静止位置への芯小管の戻し力が左右される。ノック式
シャープペンシルは通常、数千回の操作(保持装置の往
復運動)に対応して構成されている。従って、尖端内の
案内通路と保持装置との間の滑り係合は比較的摩耗のな
いように行われねばならない。
【0003】
【従来の技術】公知のノック式シャープペンシルにおい
ては案内通路は尖端に配置された貫通孔によって形成さ
れている。案内通路の内壁には、互いに軸線方向の間隔
を置いて配置された2つの係止切欠きを設けてあり、係
止切欠きが保持装置の係止突起と保持装置の固定のため
に筆記位置若しくは静止位置で協働するようになってい
る。案内通路の製作のために通常用いられる加工方法、
即ち穿孔及び旋削は、案内通路の内壁に旋削条溝を付け
てしまうことになる。このような旋削条溝は案内通路内
での保持装置の滑り特性に不都合に作用する。場合によ
っては内壁内に残るばりも保持装置の運動を妨げること
になり、このようなノック式シャープペンシルは不良品
として選別されねばならない。さらに旋削条溝は保持装
置の係止突起の摩耗を増大させてしまうことになり、こ
れによって芯小管の押し込みのための力が操作の回数の
増大に伴って減少することになる。それどころか、芯小
管が筆記の際の圧着力によって筆記位置から静止位置へ
移動してしまうことになる。従ってノック式シャープペ
ンシルがもはや使用不能になってしまう。このような欠
点は、案内通路の内壁に付加的な加工段階で表面処置を
施すことによってしか避けられない。然し乍らこのよう
な表面処置は技術的に繁雑で、費用がかかる。
【0004】ノック式シャープペンシルのプラスチック
から成る尖端においても類似の問題がある。この場合に
も案内通路の内壁がノック式シャープペンシルの申し分
のない機能を保証するためにばりを除去されねばならな
い。特に、案内通路の内壁内に係止切欠きを有利には環
状のリング切欠きの形で形成すりことは問題である。こ
のような係止切欠きはノック式シャープペンシルの尖端
の製造に際してコア金型によって形成され、コア金型は
射出成形過程の後に再び取り除かれねばならない。前記
形式の係止切欠き若しくはアンダーカット部分からのコ
ア金型の取り除きは、射出成形材料が比較的に展延性の
材料である場合にのみしか容易に行われない。このよう
な材料は然し乍らノック式シャープペンシルの尖端にと
って必要な強度を有していない。より硬い、従って展延
しにくいプラスチック材料を使用した場合には取り除き
が困難になる。場合によってはスライダーを備えた複雑
な型工具が、係止切欠きを備えた案内通路を十分な表面
品質で、特にばりのないように形成するために準備され
ねばならない。
【0005】
【発明の課題】本発明の課題は、ノック式シャープペン
シルを改善して、前記欠点を避けることである。
【0006】
【発明の構成】前記課題を解決するために本発明の構成
では、保持装置を直接に案内通路の内壁に接触させない
ために、案内通路の内壁と保持装置との間に少なくとも
1つの支承部分を配置してあり、支承部分が保持装置と
協働して滑り係合している。
【0007】
【発明の効果】本発明の前記構成に基づき、ノック式シ
ャープペンシルの金属製の若しくはプラスチックから成
る尖端内に案内通路の内壁を、製作技術的に繁雑で費用
のかかる形式で形成し若しくは後処理することはもはや
不必要である。案内通路内には、有利にはプラスチック
から成る支承部分が装着される。支承部分の、保持装置
に向いたスライド面が同じく係止切欠きを有していなけ
ればならない。このような係止切欠きは然し乍ら射出成
形技術的に簡単に形成される。それというのは支承部分
はノック式シャープペンシルの尖端のように強度及び形
状安定性を有する必要がなく、従って展延可能な、即ち
容易に取り外し可能なプラスチック材料から製造される
からである。さらに、支承部分を、適当な被覆方法で案
内通路の内壁に施される被覆によって構成することも考
えられる。
【0008】特に有利な形式では支承部分がスライドス
リーブとして構成されており、スライドスリーブの内壁
が保持装置と協働するスライド面を形成している。この
ようなスライドスリーブはノック式シャープペンシルの
尖端の案内通路内に容易に装着可能である。スライドス
リーブは形状係合(formschluessig)によって若しくは材
料結合(Stoffschlussverbindung)によって案内通路内に
固定される。有利には、スライドスリーブが請求項7に
基づき2つの半割シェルの形式で構成されている。半割
シェルは射出成形技術的に簡単に成形され、それという
のは係止切欠きのためのセパレイトなコア金型が不必要
であるからである。
【0009】請求項8乃至10に記載のスライドスリー
ブ及び保持装置の構成により、有利な形式で筆記位置若
しくは静止位置での保持装置の固定が保証される。請求
項10に記載の構成により、保持装置が環状の係止突起
で以てスライドスリーブの内周面の対応して形成された
係止切欠き内に係合している。この場合、第1の係止切
欠きが筆記位置に配属され、第2の係止切欠きが第2の
静止位置に配属されている。前方への移動運動若しくは
後方への移動運動中にリング状の係止突起の、スライド
スリーブに向いた表面がスライドスリーブのスライド面
と滑り係合の目的で協働するようになっている。
【0010】請求項11に記載の構成の利点として、一
方でスライドスリーブと他方で保持装置若しくは係止突
起との互いに協働するスライド面間の接触面若しくは接
触箇所の数が増大される。
【0011】スライドスリーブの係止切欠き間に位置す
る壁部分は、保持装置の、滑り案内の目的でスライドス
リーブと協働する係止突起の外径よりも小さい内径を有
している。前記係止切欠き間での保持装置の運動を可能
にするために、保持装置が外径を小さくするように変形
可能であるか、スライドスリーブが外周を拡大するよう
に変形可能である。請求項12に基づき、スライドスリ
ーブが半径方向外側に広がり可能に構成されている。こ
のために、スライドスリーブと案内通路の内壁との間に
リング間隙が配置されている。有利にはスライドスリー
ブの広がりが請求項14に記載の構成に基づき、スライ
ドスリーブの係止切欠き間の壁部分に窓状の貫通開口を
設けることによって達成される。スライドスリーブの広
がりを可能にするための別の可能性が請求項15に記載
してある。これによって、スライドスリーブの壁厚が半
径方向の広がりを可能にする程度に選ばれている。
【0012】請求項15に記載のスライド面の構成によ
って、スライド面と係止切欠きとの間の移行が緩やかに
行われる。保持装置をその静止位置から押し動かすため
に必要な起動力が減少されている。第2の係止切欠きに
配属された円錐面の緩やかな傾斜によって、保持装置が
筆記位置でのみ明瞭に聞き取れる若しくは感じ取れるよ
うに係合する。保持装置は静止位置からは実質的に目立
った始動抵抗なしに動かされる得る。
【0013】
【実施例】図1には、本発明に基づくノック式シャープ
ペンシルの尖端1が示してる。尖端1は回転対称的な部
分であり、この部分は2つの主要区分によって構成され
ている。第1の主要区分は尖端1のベース部分を成して
いて、直径の小さいシャフト側の端部区分を備えた円筒
部分である。端部区分はシャフト11との結合のために
雄ねじ4を備えている。第2の主要区分はベース部分に
続いていて、尖端1の前端部の方向に先細の円錐の形に
構成されている。尖端1は貫通孔2によって貫通されて
いる。貫通孔2は尖端の前の範囲で案内通路6を形成し
ている。案内通路6内に保持装置7が配置されていて、
そこでノック式シャープペンシルの中心縦軸線3の方向
で筆記位置と静止位置との間に運動可能に案内されてい
る。筆記位置では、保持装置7内に保持された芯小管1
0が尖端1の前端部9から突出している。これに対し
て、芯小管は静止位置では完全に尖端1内、即ち案内通
路6内に位置している。案内通路6若しくは貫通孔2も
保持装置7も横断面を円形に構成されている。
【0014】保持装置はほぼ円筒部分を成していて、中
心縦軸線3に対して同心的に配置されている。換言すれ
ば、保持装置の中心縦軸線がノック式シャープペンシル
の中心縦軸線3によって形成されている。保持装置7は
中心の受容孔8によって貫通されている。受容孔8内に
は使用状態で鉛筆芯5が位置している(図1)。保持装
置7の、前端部9に向いた端部は、中央に配置された若
しくは中心縦軸線3に同心的に規定された芯小管を支持
している。芯小管の内径は受容孔8の内径に相応してい
る。両方の内径は、鉛筆芯5が受容孔8内でも、芯小管
10内でも大きな力を必要とすることなしに軸線方向に
移動可能であるように規定されている。保持装置7の、
シャフト11(図11)に向けられた若しくは尖端1の
後端部15に向けられた端面12は、中空円筒状の切欠
き16を有している(図14も参照)。これによって切
欠き16と受容孔8との間にリング状の部分を形成して
あり、この部分は芯制動部として作用する。リング状の
部分は半径方向内側に向けられたリング隆起部17を有
していて、縦軸線方向にスリットを切られて、2つの半
割部に分割されている。両方の半割部は鉛筆芯を緊定ジ
ョー13の形で取り囲んでいる。緊定ジョー13はリン
グ隆起部17によって、鉛筆芯5の挿入に基づき半径方
向外側へ、若しくは切欠き16の方向へ曲げ出されて、
固有の弾性及び戻り力に基づき鉛筆芯を堅く保持してい
る。
【0015】案内通路6の前方区分18は、シャフト側
に続く後方区分19よりも小さい直径を有しており、後
方区分内にはスライドスリーブ20,20aが配置され
ている。案内通路6の前方区分は筆記位置で保持装置7
のための受容室14として役立っている。この場合、保
持装置7は受容室14内に形状係合しており、これによ
って芯小管10が側方の旋回に対して確保されている。
【0016】スライドスリーブ20,20aは、プラス
チックから成る管片状の部品であり、該部品はシャフト
側の、即ち尖端1の後端部15に若しくはシャフト11
に向いた端部に、半径方向外側へ突出する環状の成形突
起部21を有している。成形突起部21が案内通路6の
相応に形成された固定切欠き22内に係合している。ス
ライドスリーブの前方の端面25が、案内通路6の前方
区分18から後方区分19への移行部に形成された半径
方向のリング肩部23に接触している。
【0017】スライドスリーブ20,20aの内周面3
0はスライド面34,63として構成されていて、保持
装置7の係止突起24と協働して滑り係合若しくは滑り
案内するようになっている。係止突起24は保持装置の
後方の端部に配置されていて、半径方向に端部の外周を
越えて突出している。係止突起は保持装置7の縦軸線方
向で保持装置の後方の端面12まで延びている。係止突
起24の外周面はシリンダの母線面に配置されていて、
スライド面34,63と協働する対向スライド面31を
形成している。対向スライド面31から前端部方向に向
かって対向スライド面31に、前端部方向で下る傾斜面
32が続いており、該傾斜面に半径方向のリング肩部3
3が続いている。リング肩部33は筆記位置で案内通路
6のリング肩部23に接触している。
【0018】スライドスリーブ20,20aの内周面3
0の中央区分がスライド面34,63として役立ってい
る。前端部方向及びシャフト方向に向かってスライド面
34,63にそれぞれ内径の大きな区分が続いている。
前方の区分が第1の係止切欠き35を形成し、かつ後方
の区分が第2の係止切欠き36を形成しており、該係止
切欠き内に保持装置の係止突起24が保持装置の固定の
ために筆記位置若しくは静止位置で係合可能である。一
方では係止切欠き35及び他方で係止切欠き36からス
ライド面34への移行部が第1の円錐面37,69及び
第2の円錐面38,70によって形成されている。
【0019】スライドスリーブ20の壁39(図1乃至
図5)が、窓40を形成する全体で3つの切欠きによっ
て貫通されている。特に図3及び図4から明らかなよう
に、窓40は縦軸線方向に延びていて、スライドスリー
ブ20の中央区分に配置されており、スライドスリーブ
の端部に閉じたリング部分45,46がそれぞれ残され
ており、リング部分45,46は壁ウエブ47によって
互いに結合されている。リング部分46はスライドスリ
ーブ20の中央区分及びリング部分45よりも大きな外
径を有している。外径の大きなリング部分は成形突起部
21を形成しており、成形突起部は案内通路6内でのス
ライドスリーブ20の位置固定のために、既に述べたよ
うに固定切欠き22に係合するようになっている。
【0020】スライドスリーブ20,20aの組立状態
でシャフト側の端部に、互いに一様な周方向間隔を置い
て配置されたスリット状の組立切欠き48が設けられて
いる。組立切欠き48は縦軸線方向にスライドスリーブ
20,20aの壁39内を延びていて、スライドスリー
ブ20,20aの大きな外径のリング部分46が容易な
組立のために押し縮められるように作用する。
【0021】図11には本発明に基づくノック式シャー
プペンシルの尖端範囲が組立状態で示してある。明らか
なように、尖端1はシャフト11にねじ込まれている。
ノック式シャープペンシルの操作機構がシャフト内に配
置されていて、通常の形式でノック式シャープペンシル
の後端部に配置された操作ボタン(図示せず)によって
解除可能である。操作機構はほぼ緊定鉗子50から成っ
ており、緊定鉗子は中心縦軸線3に対して同心的に配置
されている。緊定鉗子50の前端部側の端部は、ボール
チャックの緊定ジョーの形式で配置された3つの緊定ジ
ョー51によって形成されている。緊定鉗子50は、ノ
ック式シャープペンシルの操作されていない状態ではば
ね56によってシャフト11の方向に負荷されている。
この場合、緊定ジョー51は、シャフト11に向かって
下り勾配の楔面52で以て、緊定ジョー51を取り囲む
締め付けスリーブ54の開口縁部53に対して押圧され
る。これによって、緊定鉗子50若しくは緊定ジョー5
1内にある鉛筆芯5が締め付けられる。
【0022】本発明に基づくノック式シャープペンシル
の作用形式を次に述べる:図1に示す状態では、保持装
置7若しくは芯小管10は鉛筆芯5一緒に筆記位置にあ
る。即ち、筆記小管10及び鉛筆芯5が尖端1の前端部
9から突出している。ノック式シャープペンシルの非使
用時には芯小管10若しくは鉛筆芯5は静止位置に移
し、完全に尖端1内、即ち貫通孔2内に収納しておきた
い。このために、まずノック式シャープペンシルの後端
部の操作ボタン(図示せず)が操作される。緊定鉗子5
0がばね56のばね作用に抗して走出方向64に運動さ
せられる。これによって、緊定鉗子51の楔面52が締
め付けスリーブ54の開放縁部53から離れて、鉛筆芯
5を解放する。従って、鉛筆芯は今や縦軸線方向で芯制
動部(13,16,17)のわずかな力の締め付け作用
によってのみ固定されている。
【0023】緊定鉗子50の前記位置でノック式シャー
プペンシルが鉛筆芯5と一緒に前方へ下敷き上に押され
ると、まず鉛筆芯5が芯小管10内へ押し込まれる。次
いでノック式シャープペンシルが芯小管10で以て下敷
き上に立てられる。芯小管も完全に尖端1内に引っ込ま
せるためには、保持装置7が係止突起24で以て第1の
係止切欠き35から押し出されて、スライドスリーブ2
0のスライド面34内に押し込まれねばならない。この
場合、係止突起24が保持装置7の対向スライド面31
及び端面12によって形成されたリング縁部60で以て
走入方向61に傾斜肩部の形の第1の円錐面37上を滑
動する。このためにほぼ5乃至6.6Nの比較的高い起
動力が必要である。走入運動の結果として壁ウエブ47
が広がり方向62で半径方向外側へ変位する。次いで係
止突起がスライド面34若しくは(図6乃至図11のス
ライドスリーブ20aの場合)スライド面63上を滑動
する。
【0024】保持装置7を引き続き第2の係止切欠き3
6の方向へ移動させるために、芯小管10がもっぱら起
動力に比べて小さい力で下敷き上に押し付けられるだけ
でよい。走入運動の終端で係止突起24が第2の係止切
欠き36内に係合する。この係合は、走入運動の最終段
階で第2の円錐面38が係止突起の傾斜面32と楔作用
の原理で協働して保持装置7を走入方向61に押すこと
によって助成される。
【0025】前記段階によって達成された静止位置は図
2に示す状態に相応する。保持装置7及び該保持装置に
結合された芯小管10を再び筆記位置に移すためには、
シャフト11の後端部の操作ボタン(図示せず)が操作
されねばならない。走出方向64に運動された緊定鉗子
50(図11)が保持装置7の端面12に当接する。走
出方向64に力をさらに生ぜしめることによって、壁ウ
エブ47(図6乃至図12のスライドスリーブ20aの
場合には小さな窓を有する壁39)が半径方向外側へ押
され、このために第1の円錐面38が係止突起24の傾
斜面32と協働する。壁ウエブ37の前記の半径方向外
側への変位は、案内通路の内壁とスライドスリーブ2
0,20aの外周との間にリング間隙59が存在してい
ることによって可能である。この場合に克服すべき抵抗
は図1乃至図5の実施例では走入方向61の起動力より
も小さい。それというのはシャープな1つの縁部、即ち
リング縁部60と1つの傾斜面とが協働するのではな
く、2つの傾斜面(円錐面38と傾斜面32)が相応に
小さい面圧で互いに協働するからである。
【0026】図6乃至図11には、第2の円錐面70を
第1の円錐面69よりも著しく緩やかに傾斜させた本発
明に基づくノック式シャープペンシルの実施例が示して
ある。
【0027】このような構成によって次のような効果が
得られる:図6に示す状態から出発して芯小管10が下
敷き上で走入方向61に圧力によって負荷されると、保
持装置7が係止突起24で以て第1の係止切欠き35か
ら押し出される。次いで、係止突起の対向スライド面3
1が、スライド面63の中心縦軸線3に対して平行に延
びる中央区分に達する。スライドスリーブ20aの壁3
9の厚さは、壁が広がり方向62で半径方向外側へリン
グ間隙59内に広がることができるように規定されてい
る。弾性的な戻し力に基づき、壁は係止突起24を戻し
方向66の力成分で負荷する。これによって走入方向6
1の力成分が生ぜしめられ、該力成分は芯小管10の押
し戻し若しくは走入に必要な力をわずかに減少させてい
る。係止突起24が第1の係止切欠き35から押し出さ
れた後に、保持装置7がわずかな力で静止位置まで移動
させられる。この場合、係止突起24が第2の係止切欠
きに達する。逆の方向で、即ち芯小管を筆記位置に移動
させるためには第2の円錐面70の緩やかな傾斜に基づ
き、目立った始動抵抗が克服される必要はなく、むしろ
実質的に一様な力で保持装置が第2の円錐面69まで移
動させられる。次いで保持装置7の係止突起24が自動
的に明瞭に聞き取れる係止音を伴って第1の係止切欠き
35内に係合する。これによってノック式シャープペン
シルは筆記可能である。
【0028】図1乃至図5に示す実施例のスライドスリ
ーブ20も、図6乃至図11に示す実施例のスライドス
リーブ20aも、内周面30全体でではなく、もっぱら
それぞれ3つの内周面セグメントで保持装置7のための
滑り案内を形成するように、構成されている。各内周面
セグメントにスライド面セグメント34a,34b,3
4c;63a,63b,63cが配設されている。スラ
イド面セグメント34a,34b,34c;63a,6
3b,63cは一緒にスライド面34;63を形成して
いる。このような構成によって得られる利点を次に述べ
る:スライド面34,64がセグメントに分割されてお
らず、スライドスリーブ20,20aの内周面30全体
で形成さている場合には、スライド面は、両方の作用面
が横断面で見て実質的に完全な円である場合、係止突起
24の対応する対向スライド面31と全体で面接触する
ことになる。両方の作用面が実質的に完全に円であるこ
とは製作誤差に基づき希である。例えば、対向スライド
面31が円形に延びているのに対して、スライド面3
4,63が円からずれて楕円形に延びていることがあ
る。従って、係止突起がスライド面34と点状の2つの
若しくは少ない数の箇所でしか接触しない。スライドス
リーブの壁39の前述の半径方向の広がり、及びこれに
基づく戻し力によってスライド面34,63が係止突起
24に対して押し付けられる。係止突起が点状の2つの
箇所でしかスライドスリーブと接触していない場合に
は、この箇所では面圧が相応に高くなる。従って、保持
装置の運動に際して生じる摩擦力、ひいては互いに摩擦
接触する部分の摩耗も大きくなる。
【0029】然し乍らスライド面が本発明に基づき3つ
のスライド面セグメント34a,34b,34c;63
a,63b,63cに分割されている場合には、保持装
置7がスライドスリーブ20,20a内で係止切欠き3
5,36間にある場合に、図14に概略的に示す状態が
得られる。スライドスリーブ20,20aの、係止突起
24によって生ぜしめられる半径方向外側への広がりに
際して、スライド面セグメント34a,34b,34
c;63a,63b,63cの湾曲半径は実質的に拡大
されない。それというのは、スライドスリーブ20aの
場合には前述のスライド面セグメントに配属された壁部
分がスライド面セグメント間に配置された壁部分(中間
壁部分)よりも大きな厚さを有しているからである。従
って、スライドスリーブ20aの広がりは中間壁部分の
伸びによって行われる。スライドスリーブ20の場合に
は、中間壁部分の代わりに窓40が設けられている。ス
ライド面セグメント34a,34b,34c;63a,
63b,63cは小さな湾曲半径に基づき縁部範囲での
み図14に符号71,72,73,74,76によって
示す接触箇所で対向スライド面31と接触している。ス
ライドスリーブ20,20aの本発明に基づく構成によ
り、スライド面34,63が確実に少なくとも6つの点
で係止突起24の対向スライド面31と接触する。従っ
て、スライドスリーブ20,20aの広げられた状態で
係止突起24に生ぜしめられる面圧も相応に減少され
る。その結果、ノック式シャープペンシルの耐用年数が
増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくノック式シャープペンシルの筆
記位置での尖端の縦断面図。
【図2】図1のノック式シャープペンシルの尖端の静止
位置での縦断面図。
【図3】スライドスリーブの縦断面図。
【図4】スライドスリーブの図3の矢印IVの方向で見
た側面図。
【図5】スライドスリーブの図3の矢印Vの方向で見た
平面図。
【図6】本発明に基づくノック式シャープペンシルの別
の実施例の筆記位置での尖端の縦断面図。
【図7】図6のノック式シャープペンシルのスライドス
リーブの側面図。
【図8】図7のスライドスリーブの、図9の線VIII
−VIIIに沿った縦断面図。
【図9】図8の矢印IXの方向で見たスライドスリーブ
の端面図。
【図10】図8の矢印Xの方向で見たスライドスリーブ
の端面図。
【図11】図6の本発明に基づくノック式シャープペン
シルの、鉛筆芯の送り機構のある尖端範囲の縦断面図。
【図12】スライドスリーブ・半割シェルの側面図。
【図13】本発明に基づくノック式シャープペンシルの
保持装置の縦断面図。
【図14】保持装置とスライド面との協働を示す概略
図。
【符号の説明】
1 尖端、 2 貫通孔、 3 中心縦軸線、
4 雄ねじ、 5鉛筆芯、 6 案内通路、 7
保持装置、 8 受容孔、 9 前端部、 1
0 芯小管、 11 シャフト、 12 端面、
13 緊定ジョー、 14 受容室、 15 後
端部、 16 切欠き、 17リング隆起部、
18 前方区分、 19 後方区分、 20,20
aスライドスリーブ、 21 成形突起部、 22
固定切欠き、 23リング肩部、 24 係止突
起、 30 内周面、 31 対向スライド面、
32 傾斜面、 33 リング肩部、 34 ス
ライド面、 35,36 係止切欠き、 37,3
8 円錐面、 39 壁、 40 窓、 45,
46 リング部分、 47 壁ウエブ、 48 組
立切欠き、50 緊定鉗子、 51 緊定ジョー、
52 楔面、 53 開口縁部、 54 締め付
けスリーブ、 56 ばね、 59 リング間隙、
60 リング縁部、 62 広がり方向、 63
スライド面、 64 走出方向、 66 戻し方
向、 69,70 円錐面
フロントページの続き (71)出願人 390009391 アー ウエー フアーバー−カステル ウ ンターネーメンスフエアヴアルトウング ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテ ル ハフツング ウント コンパニー A.W. FABER−CASTELL UNTERNEHMENSVERWALT UNG GESELLSCHAFT MI T BESCHRANKTER HAFT UNG & COMPAGNIE ドイツ連邦共和国シユタイン バイ ニユ ールンベルク ニユールンベルゲル スト ラーセ 2 (72)発明者 ラルフ レーンハルト ドイツ連邦共和国 プレシッヒ ヴェリッ チャー シュトラーセ 2 (72)発明者 アンドレアス ルタース ドイツ連邦共和国 ゲロルツグリューン フリートホーフヴェーク 1 (72)発明者 ゲルト シュテュービンガー ドイツ連邦共和国 シュヴァルツェンバッ ハ アム ヴァルト オルツタイル マイ アーホーフ 76 (72)発明者 エーリッヒ ジーモン ドイツ連邦共和国 シュヴァルツェンバッ ハ アム ヴァルト オルツタイル ベル ンシュタイン 10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノック式シャープペンシルであって、筆
    記のために役立つ前端部(9)に尖端(1)を有するシ
    ャフト(11)及び、鉛筆芯(5)のための保持装置
    (7)を備えており、保持装置が尖端(1)の案内通路
    (6)内で2つの係止位置間、即ち筆記位置と静止位置
    との間をノック式シャフトペンシルの中心縦軸線(3)
    の方向に移動可能に案内されており、鉛筆芯(5)が筆
    記位置では尖端(1)から突出していて、かつ静止位置
    では完全に尖端(1)内に押し込められている形式のも
    のにおいて、案内通路(6)の内壁と保持装置(7)と
    の間に少なくとも1つの支承部分を配置してあり、支承
    部分が保持装置(7)に対して滑り案内を形成している
    ことを特徴とするノック式シャープペンシル。
  2. 【請求項2】 支承部分がプラスチックから成っている
    請求項1記載のノック式シャープペンシル。
  3. 【請求項3】 保持装置(7)の、少なくとも支承部分
    と滑り係合する部分がプラスチックから成っている請求
    項1又は2記載のノック式シャープペンシル。
  4. 【請求項4】 支承部分がスライダスリーブ(20,2
    0a)であり、スライダスリーブの内周面(30)が、
    保持装置(7)と協働するスライド面(34,63)を
    形成している請求項1から3のいずれか1項記載のノッ
    ク式シャープペンシル。
  5. 【請求項5】 スライドスリーブ(20,20a)が形
    状係合によって案内通路(6)内に固定されている請求
    項4記載のノック式シャープペンシル。
  6. 【請求項6】 スライドスリーブ(20,20a)が材
    料係合によって案内通路(6)内に固定されている請求
    項4記載のノック式シャープペンシル。
  7. 【請求項7】 スライドスリーブ(20,20a)が半
    割シェルから成っている請求項4から6のいずれか1項
    記載のノック式シャープペンシル。
  8. 【請求項8】 スライドスリーブ(20,20a)と保
    持装置(7)とが静止位置若しくは筆記位置に相応する
    係止位置で係止係合機構の形式で協働するようになって
    いる請求項4から7のいずれか1項記載のノック式シャ
    ープペンシル。
  9. 【請求項9】 スライドスリーブ(20,20a)の内
    周面(30)が互いに間隔を置いて配置された第1の係
    止切欠き(35)と第2の係止切欠き(36)とを有し
    ており、保持装置(7)が係止突起(24)で以て筆記
    位置で第1の係止切欠き(35)内に係合し、かつ静止
    位置で第2の係止切欠き(36)内に係合するようにな
    っている請求項8記載のノック式シャープペンシル。
  10. 【請求項10】 係止切欠き(35,36)が環状のリ
    ング溝であり、係止突起(24)が環状のリング突起で
    ある請求項9記載のノック式シャープペンシル。
  11. 【請求項11】 スライドスリーブ(20,20a)の
    スライド面(34,63)が内周面(30)の一部分に
    よって、即ち互いに一様な周方向間隔で配置された複数
    のスライド面セグメント(34a,34b,34c;6
    3a,63b,63c)によって形成されいている請求
    4から10のいずれか1項項記載のノック式シャープペ
    ンシル。
  12. 【請求項12】 スライドスリーブ(20,20a)の
    係止切欠き(35,36)間に位置する壁部分が半径方
    向外側に変位可能である請求項4から11のいずれか1
    項記載のノック式シャープペンシル。
  13. 【請求項13】 係止切欠き(35,36)間に位置す
    る壁部分がリング間隙(59)によって取り囲まれてい
    る請求項12記載のノック式シャープペンシル。
  14. 【請求項14】 スライドスリーブ(20,20a)
    が、ノック式シャープペンシルの中心縦軸線の方向で実
    質的に係止切欠き(35,36)間の壁部分の全長に亙
    って延びる窓状の貫通孔、即ち窓(40)を有している
    請求項13記載のノック式シャープペンシル。
  15. 【請求項15】 スライドスリーブ(20a)がスライ
    ドスリーブの半径方向の広がりを可能にする壁厚さを有
    している請求項13記載のノック式シャープペンシル。
  16. 【請求項16】 スライド面(34,63)が中心縦軸
    線(3)の方向で見て、1つの中央区分と中央区分の両
    側で係止切欠きへの移行部を形成して第1及び第2の円
    錐面(37,38,69,70)として構成された2つ
    の縁部区分とから成っている請求項4から15のいずれ
    か1項記載のノック式シャープペンシル。
  17. 【請求項17】 第2の係止切欠き(36)に配設され
    た第2の円錐面(70)が、第1の係止切欠き(35)
    に配設された円錐面(69)よりも緩やかに傾斜してい
    る請求項16記載のノック式シャープペンシル。
JP6843695A 1994-03-26 1995-03-27 ノック式シャープペンシル Pending JPH0834194A (ja)

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JP2020138442A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 三菱鉛筆株式会社 シャープペンシル

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