JPH08340481A - フィルム走行装置、フィルム映写装置及びテレシネ装置 - Google Patents

フィルム走行装置、フィルム映写装置及びテレシネ装置

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JPH08340481A
JPH08340481A JP14620695A JP14620695A JPH08340481A JP H08340481 A JPH08340481 A JP H08340481A JP 14620695 A JP14620695 A JP 14620695A JP 14620695 A JP14620695 A JP 14620695A JP H08340481 A JPH08340481 A JP H08340481A
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JP
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film
reel
tension
drive motor
winding
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Application number
JP14620695A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Sakata
憲明 坂田
Akio Sakashita
昭夫 坂下
Kouzou Saitou
篁三 斉藤
Senji Yasui
銑次 安井
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Sony Corp
Seiki KK
Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sony Corp
Seiki KK
Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムが異なる方向に巻回されたフィルム
リールを識別することによってテンション負荷モータを
正規の方向に回転させてフィルムの弛み出しを防止す
る。 【構成】 フィルム供給リール11に巻回された映画フ
ィルム1の巻回方向を、このフィルムリール11から引
き出された映画フィルム1のテンションを検出する供給
側テンション検出部21によって識別し、供給側リール
駆動モータ42を映画フィルム1の巻回方向と同方向に
回転するようにシステム制御部4により制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムリールから引
き出されたフィルムをフィルム走行路に沿って走行させ
るフィルム走行系を備えるフィルム走行装置、フィルム
映写装置及びテレシネ装置に関し、特に、フィルムの巻
回方向を異にするフィルムリールのフィルムリール装着
部への装着状態を識別する機能を有するフィルム走行装
置、フィルム映写装置及びテレシネ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、映画フィルムに記録された画像
及び音声をテレビジョン信号に変換するテレシネ装置
は、概略、フイルム供給部のフィルムリール装着部に装
着されたフィルム供給リールから引き出した映画フィル
ム(以下、フィルムと称する。)を、このフィルムに記
録されている音声信号を読み取る光学音声部、上記フィ
ルムに記録されている画像をビデオカメラで撮像する撮
像部に沿って走行させて、フィルム巻取部のフィルムリ
ール装着部に装着されたフィルム巻取リールに巻き取る
ように構成されている。上記フィルムは、音声信号や映
像信号を正確に得るために、フィルム走行路に沿って一
定の状態で走行動作される必要がある。
【0003】したがって、テレシネ装置には、フィルム
走行路に沿って適宜のフィルムテンション調整機構が配
設されるとともに、フイルム供給部のフィルムリール装
着部には装着されたフィルムリールにフィルムの引出し
方向と逆方向の回動力を与えるモータが設けられる。フ
ィルムは、このモータの回動力によって引出し方向に対
するテンションが付与されてフィルム走行路に沿って一
定の状態で走行動作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルムリ
ール装着部には、フィルムの巻回方向が異にされたフィ
ルムリール、すなわちフィルムが引出し方向に巻回され
たフィルムリール又は巻取り方向に巻回されたフィルム
リールが装着される。そこで、テンションを与えるモー
タの回転方向と同方向にフィルムが巻回されたフィルム
リールにおいては、上記モータが回転するにしたがっ
て、巻回されたフィルムが次第に弛み出てしまって、フ
ィルムにテンションが付与されず、安定した状態でフィ
ルム走行路に沿って走行されないといった不都合が生じ
る。また、フィルムリールから緩み出したフィルムは、
装置内部等で擦れたり折れ曲がったりして傷付けられる
といった不都合が発生することがあった。
【0005】このような従来のテレシネ装置において
は、例えばオペレータが自らフイルムの巻回方向を確認
し、テンションを与えるモータの回転方向を操作盤に配
設したスイッチの操作によって決定していた。しかしな
がら、かかる従来のテレシネ装置においては、オペレー
タの細心の管理を必要とし、また、万一オペレータの不
注意があった場合には、貴重なフィルムの損傷といった
不都合の発生を防止することができないといった問題点
があった。
【0006】そこで、上述の如き従来のテレシネ装置に
おける問題点に鑑み、本発明の目的は、フィルムリール
の装着作業が容易で、しかも、誤操作によるフィルムリ
ールからのフィルムの弛み出しによる傷付き、損傷等を
確実に防止できるフィルム走行装置、フィルム映写装置
及びテレシネ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムリー
ルから引き出されたフィルムをフィルム走行路に沿って
走行させるフィルム走行系を備えるフィルム走行装置で
あって、フィルムリール装着部に装着されたフィルムリ
ールを所定方向へ回転させる回転力を与えるリール駆動
モータと、上記リール駆動モータにより上記フィルムリ
ールを所定方向へ回転させた状態でフィルム走行路にお
けるフィルムのテンションを検出して、上記フィルムリ
ールへのフィルムの巻回方向を識別する識別手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、フィルムリールから引き
出されたフィルムをフィルム走行路に沿って走行させる
フィルム走行系を備えるフィルム映写装置であって、フ
ィルムリール装着部に装着されたフィルムリールを所定
方向へ回転させる回転力を与えるリール駆動モータと、
上記リール駆動モータによりフィルムリールを所定方向
へ回転させた状態でフィルム走行路におけるフィルムの
テンションを検出して、上記フィルムリールへのフィル
ムの巻回方向を識別する識別手段とを備えることを特徴
とする。
【0009】さらに、本発明は、フィルムリールから引
き出されたフィルムをフィルム走行路に沿って走行させ
るフィルム走行系を備えるテレシネ装置であって、フィ
ルムリール装着部に装着されたフィルムリールを所定方
向へ回転させる回転力を与えるリール駆動モータと、上
記リール駆動モータによりフィルムリールを所定方向へ
回転させた状態でフィルム走行路におけるフィルムのテ
ンションを検出して、上記フィルムリールへのフィルム
の巻回方向を識別する識別手段とを備えることを特徴と
する。
【0010】本発明に係るフィルム走行装置、フィルム
映写装置及びテレシネ装置は、上記識別手段が、フィル
ムリールから引き出されたフィルムが掛け合わされる一
対のガイドローラ間に配設されたテンションローラと、
このテンションローラを回転自在に支持するとともに上
記テンションローラがガイドローラと離間する方向に弾
性手段により付勢された状態で揺動自在に支持されたテ
ンションレバーと、このテンションレバーの揺動位置を
検出する検出手段とからなること特徴とする。
【0011】さらに、本発明に係るフィルム走行装置、
フィルム映写装置及びテレシネ装置は、上記リール駆動
モータによるフィルムリールの回転駆動方向をフィルム
の送出し方向と巻取り方向に切り換える制御手段を備
え、上記識別手段による識別結果に応じて上記リール駆
動モータによるフィルムリールの回転駆動方向を上記制
御手段により切り換えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係るフィルム走行装置、フィルム映写
装置及びテレシネ装置では、フィルムリール装着部に装
着されたフィルムリールから引き出されたフィルムのテ
ンションの状態によって揺動するテンションレバーの揺
動位置を検出手段で検出することによって、フイルムの
巻回方向を異にしたフィルムリールの識別を行う。そし
て、フィルムリール識別手段による識別結果に応じて、
リール駆動モータによるフィルムリールの回転駆動方向
をフィルムの引出し方向と巻取り方向に制御手段により
切り換える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明を適用したテレシネ装置1
00の本体部を模式的に示した正面図である。
【0015】このテレシネ装置100は、フィルム供給
リール11が装着されるフィルム供給リール装着部10
とフィルム巻取リール31が装着されるフィルム巻取リ
ール装着部30とが上下に離間して配置されており、上
記フィルム供給リール11から引き出された映画フィル
ム1がフィルム走行路に沿って走行されフィルム巻取リ
ール31に巻き取られるようになっている。また、この
テレシネ装置100には、上記フイルム走行路に沿っ
て、供給側テンション検出部21と、供給側ゴミ取り部
22と、センサ部23と、光学音声部24と、光源部2
5及び撮像部26との間に配設されたムーブメント部2
7と、巻取側ゴミ取り部28と、巻取側テンション検出
部29とが配設されている。
【0016】供給側テンション検出部21は、フィルム
供給リール11から引き出された映画フィルム1のテン
ション状態を検出するもので、図2に示すように、その
出力信号をシステム制御部4に供給するようになってい
る。
【0017】また、供給側ゴミ取り部22は、後段の光
学音声部23や撮像部25等において映画フィルム1に
記録されている音声及び画像を良好な状態でテレビジョ
ン信号に変換できるようにするために、映画フィルム1
の表面に付着した塵埃等を除去するものであって、例え
ば表面に粘着性を有する複数個のローラを組み合わせて
構成され、映画フィルム1がこれらローラ間に蛇行状態
で走行されるようになっている。
【0018】また、光学音声部23は、例えば映画フィ
ルム1の画像コマと両端部に形成されたフイルム駆動用
のパーフォレーションとの間の領域に各画像コマに対し
て一定コマずれて帯状に形成された光学アナログサウン
ド信号を再生するようになっている。ここで、光学アナ
ログサウンド信号と画像コマとの一致は、極めて重要で
あり、撮像部26の前段に配設された光学音声部23に
おいて先行して処理され、撮像部26と光学音声部23
との間のコマ数と、一定量コマ数との差分に相当する時
間のずれをディレイによって一致させたサウンド信号が
最終的に出力される。
【0019】また、ムーブメント部27は、映画フィル
ムとビデオテープとの仕様調整を図るいわゆるかき落と
しピンによって映画フィルム1を間欠的に駆動する。こ
のムーブメント部27の前段と後段には、それぞれ映画
フィルム1をこのムーブメント部27に一定の状態で走
行させるために駆動スプロケット27A,27Bが配設
されている。
【0020】撮像部26は、映画フィルム1の画像を撮
像してビデオ信号化するもので、レンズ系及びカメラか
ら構成されている。すなわち、上記ムーブメント部27
を走行する映画フィルム1には、画像コマに対応して光
源部25から光が照射され、この画像コマが撮像部26
において撮像される。
【0021】上述した光学音声部23、光源部25、ム
ーブメント部27及び撮像部26は、操作部5による操
作入力に応じてシステム制御部4によって動作の制御が
行われる。
【0022】ムーブメント部27を走行された映画フィ
ルム1は、巻取側ゴミ取り部28及び巻取側テンション
検出部29を介してフィルム巻取リール装着部30に装
着されたフィルム巻取リール31に巻き取られる。巻取
側ゴミ取り部28は、上述した供給側ゴミ取り部22と
ほぼ同一の構成を備え、映画フィルム1が清浄な状態で
フィルム巻取リール31に巻き取られるようにする。
【0023】また、巻取側テンション検出部29は、フ
ィルム巻取リール31に巻き取られる映画フィルム1に
付与されているテンションの状態を検出するもので、図
2に示すように、その出力信号をシステム制御部4に供
給するようになっている。
【0024】このテレシネ装置100においては、フィ
ルム供給リール装着部10に映画フィルム1の巻回方向
が異にされたフィルム供給リール11を装着可能として
いるが、映画フィルム1は、後述するように、フィルム
供給リール装着部10と供給側テンション検出部21の
作用によって、安定した状態でフィルム走行路中に供給
される。
【0025】なお、以下の説明において、便宜上、図3
に示す映画フィルム1が右巻きされたフィルム供給リー
ル11RをA巻きリールと称し、また図4に示す映画フ
ィルム1が左巻きされたフィルム供給リール11LをB
巻きリールと称するものとする。
【0026】フィルム供給リール装着部10は、図3乃
至図6に示すように、テレシネ装置100の筐体前面部
14の内部に配設された駆動機構41と、筐体前面部1
4の表面側に配設されたフィルム供給リール11が装着
保持されるリール装着機構46及びこのリール装着機構
46に装着されたフィルム供給リール11を保持するリ
ール保持機構47とによって構成され、リール軸44が
筐体前面部14から突出露呈されている。駆動機構41
は、筐体前面部14に取付け部材を介して取り付けられ
た供給側リール駆動モータ42と、この供給側リール駆
動モータ42の回転をリール軸44に伝達する伝達機構
43と、リール軸44を制動する制動機構45とから構
成されている。
【0027】供給側リール駆動モータ42は、正逆回転
可能なモータであって、システム制御部4から供給側モ
ータ駆動回路48に供給される駆動制御信号に応じてい
ずれか一方の方向に回転駆動されるようになっている。
【0028】この供給側リール駆動モータ42の出力軸
42aには、タイミング歯車42bが取り付けられてい
る。伝達機構43は、タイミングベルト43Aと、リー
ル軸44の一端部に固定されたタイミング歯車43Bと
から構成される。タイミングベルト43Aは、供給側リ
ール駆動モータ42の出力軸42aとタイミング歯車4
3Bとの間に掛け合わされている。
【0029】制動機構45は、タイミング歯車43Bの
下方部に位置してリール軸44に固定されたブレーキデ
ィスク45Aと、このブレーキディスク45Aの外周部
に配設されたブレーキシュー45Bと、ブレーキソレノ
イド45C及びブレーキロッド45Dとから構成されて
いる。この制動機構45は、リール軸44が供給側リー
ル駆動モータ42によって回転駆動される必要がないと
きに作動する。すなわち、制動機構45は、制御部から
の信号によってブレーキソレノイド45Cが励磁されて
ブレーキロッド45Dを吸引する。ブレーキロッド45
Dは、ブレーキシュー45Bをその直径が狭められるよ
うに動作させてブレーキディスク45Aを制動する。し
たがって、ブレーキディスク45Aは、一体化されたリ
ール軸44の制動を行う。
【0030】リール装着機構46は、軸受け部材を介し
て筐体前面部14から突出されたリール軸44に固定さ
れたリールホルダによって構成される。フィルム供給リ
ール11は、このリールホルダにボス部が嵌装されるこ
とによってリール軸44と一体的に回転する。リール保
持機構47は、リール装着機構46に装着されたフィル
ム供給リール11のボス部を係止するカップリング部4
7Cが中央部に一体に取り付けられた略C字状のホルダ
47Aによって構成される。このホルダ47Aは、両端
部が筐体前面部14に設けたスタッド47Bに回動自在
に支持されている。ホルダ47Aを筐体前面部14と直
交するように大きく回動させ、リール装着機構46にフ
ィルム供給リール11を装着し、図5に示すように、ス
タッド47Bとの連結部を支点として筐体前面部14と
平行な状態に回動すると、カップリング部47Cによっ
てフィルム供給リール11を係止保持する。
【0031】以上のように構成されたフィルム供給リー
ル装着部10に装着されたフィルム供給リール11から
引き出された映画フィルム1は、第1のガイドローラ1
5A、供給側テンション検出部21を構成するテンショ
ンローラ51、第2のガイドローラ15Bを経由して上
述した供給側ゴミ取り部22へと走行される。テンショ
ンローラ51は、筐体前面部14に設けたアーム支軸5
3を中心とした略円弧のガイド溝16に沿って移動自在
に支持されている。
【0032】供給側テンション検出部21は、ポテンシ
ョメータ50と、テンションローラ51と、テンション
アーム52と、アーム支軸53及びテンションスプリン
グ54と、フィルムアウトセンサ57を主たる構成部材
としている。すなわち、テンションローラ51は、テン
ションアーム52の自由端部に立設したローラ支軸55
に回転自在に支持されている。テンションアーム52
は、筐体前面部14に設けた取付け穴に組み付けた軸受
けブッシュ56に回転自在に軸装されたアーム支軸53
に固定されている。アーム支軸53は、軸受けブッシュ
56を筐体前面部14の内部へと貫通しており、その中
途部には伝達歯車58が固定されている。
【0033】また、アーム支軸53には、テンションス
プリング54の一端部が掛け止めされたスプリング掛止
め部材43が組み付けられている。テンションスプリン
グ54は、他端部が筐体前面部14の内面に設けたスプ
リング掛止め片64に、引っ張り状態で掛け止めされて
おり、テンションアーム52を図3において反時計方向
に回動するように付勢している。したがって、このテン
ションアーム52に支持されたテンションローラ51
は、ガイド溝16の下端側に位置される。
【0034】ポテンショメータ50は、検出軸60の回
転位置を内部の電気接点によって電気的に検出するもの
であって、一般に回転方向の位置検出手段として用いら
れている。このポテンショメータ50は、筐体前面部1
4の内面に立設したスタッド62に支持された取付け板
61に取り付けられている。検出軸60には、アーム支
軸53の伝達歯車58と噛合する従動歯車59が固定さ
れている。したがって、テンションアーム52の回動
は、アーム支軸53−伝達歯車58−従動歯車59を介
して検出軸60へと伝達され、この検出軸60の回動量
によってポテンショメータ50で検知される。
【0035】フィルムアウトセンサ57は、アーム支軸
53の一端部に設けられ該アーム支軸53とともに回転
する遮光板57Aとフォトインタラプタ57Bからな
る。このフィルムアウトセンサ57は、上記テンション
アーム52が上記テンションスプリング54による弾発
力に抗して時計方向に回動されていない初期位置すなわ
ち零テンション位置を検出するようになっており、その
出力信号をフィルムアウト検出信号としてシステム制御
部4に供給するようになっている。
【0036】以上のように構成された供給側テンション
検出部21は、フィルム供給リール装着部10に装着さ
れたフィルム供給リール11の種別、すなわち映画フィ
ルム1の巻回方向を異にしたA巻きリール11R又はB
巻きリール11Lを検出する。上述したように、フィル
ム供給リール装着部10には、映画フィルム1の巻回方
向が異にされたA巻きリール11R又はB巻きリール1
1Lが装着される。A巻きリール11Rは、図3に示す
ように、フィルム供給リール装着部10に装着された状
態において、映画フィルム1が上方側から引き出され
る。また、B巻きリール11Lは、フィルム供給リール
装着部10に装着された状態において、映画フィルム1
が下方側から引き出される。
【0037】供給側リール駆動モータ42は、A巻きリ
ール11Rがフィルム供給リール装着部10に装着され
た場合には、映画フィルム1にテンションを与えるする
ために図3に矢印Aで示すように、リール軸44に映画
フィルム1の引出し方向とは逆方向である時計方向の回
転力を与える必要がある。また、供給側リール駆動モー
タ42は、B巻きリール11Lがフィルム供給リール装
着部10に装着された場合には、映画フィルム1にテン
ションを与えるために図4に矢印Bで示すように、リー
ル軸44に映画フィルム1の引出し方向とは逆方向であ
る反時計方向の回転力を与える必要がある。
【0038】フィルム供給リール装着部10に装着され
たA巻きリール11Rは、図3に示すように、映画フィ
ルム1が上側から引き出されて第1のガイドローラ15
Aに掛け合わされた後、テンションローラ51で折り返
されて第2のガイドローラ15Bに掛け合わされる。映
画フィルム1は、ムーブメント部27或いは駆動スプロ
ケット27A,27Bが駆動されることによってA巻き
リール11Rから引き出される。そして、供給側リール
駆動モータ42が駆動されてリール軸44に時計方向の
回転力が与えられることによって映画フィルム1にテン
ションが与えられる。したがって、映画フィルム1は、
図3に矢印で示すように、テンションスプリング54の
弾性力に抗してテンションローラ51をガイド溝16の
下端側から上方側へと引き上げる。テンションローラ5
1は、ガイド溝16に沿ってこの弾性力と引出し力及び
テンションとがバランスした位置まで移動する。
【0039】一方、フィルム供給リール装着部10に装
着されたB巻きリール11Lは、図4に示すように、映
画フィルム1が下側から引き出されて第1のガイドロー
ラ15Aに掛け合わされた後、テンションローラ51で
折り返されて第2のガイドローラ15Bに掛け合わされ
る。映画フィルム1は、ムーブメント部27或いは駆動
スプロケット27A,27Bが駆動されることによって
B巻きリール11Lから引き出されるとともに供給側リ
ール駆動モータ42が駆動されてリール軸44に反時計
方向の回転力が与えられることによってテンションが与
えられる。したがって、映画フィルム1は、上述したA
巻きリール11Rの場合と同様に、図4に矢印で示すよ
うに、テンションスプリング54の弾性力に抗してテン
ションローラ51をガイド溝16の下端側から上方側へ
と引き上げる。テンションローラ51は、ガイド溝16
に沿ってこの弾性力と引出し力及びテンションとがバラ
ンスした位置まで移動する。
【0040】このように、このテレシネ装置100は、
フィルム供給リール装着部10にA巻きリール11R或
いはB巻きリール11Lのいずれが装着された場合で
も、供給側リール駆動モータ42がこれらA巻きリール
11R又はB巻きリール11Lに対応した方向に回転駆
動している状態においては、テンションローラ51がガ
イド溝16に沿って上方へと移動するように構成されて
いる。したがって、供給側テンション検出部21は、こ
のテンションローラ51の移動位置を上述した構成によ
ってポテンショメータ50によって検出し、その検出出
力をシステム制御部4に供給して、供給側リール駆動モ
ータ42を制御する。
【0041】ところで、フィルム供給リール装着部10
には、A巻きリール11RとB巻きリール11Lとが装
着可能である。例えば、フィルム供給リール装着部10
に装着されたA巻きリール11Rは、供給側リール駆動
モータ42がB巻きリール11Lに対応した反時計方向
に回転駆動された場合には、巻回した映画フィルム1を
引き出す方向に回転駆動されるため、この映画フィルム
1には走行テンションが負荷されない。このため、テン
ションローラ51は、テンションスプリング54の弾性
力によってガイド溝16の下端部に位置した状態のまま
となる。また、映画フィルム1は、A巻きリール11R
から次第に弛み出してしまう。供給側テンション検出部
21は、この状態を検出してシステム制御部4に検出出
力を送出して供給側リール駆動モータ42を正規の方向
に回転駆動させる。
【0042】図7は、テンションローラ51の移動位置
によって映画フィルム1に対するテンションの検出動作
を説明する図である。上述したように、テンションロー
ラ51は、テンションスプリング54の弾性力によっ
て、ガイド溝16の下端部に位置している。テンション
ローラ51は、供給側リール駆動モータ42が正規の方
向に回転駆動された状態においては、次第に映画フィル
ム1に対するテンションが増加することによってテンシ
ョンスプリング54の弾性力に抗して時計方向へと移動
し、バランス領域に位置する。同図において、領域LT
は、映画フィルム1に所定のテンションが与えられてい
ない、ルーズテンション領域を示す。また、領域NT
は、映画フィルム1に所定のテンションが与えられたノ
ーマルテンション領域である。
【0043】したがって、ポテンショメータ50は、テ
ンションローラ51がルーズテンション領域LTに位置
する間は、例えば接点S3が動作されることによってシ
ステム制御部4を介して供給側リール駆動モータ42が
OFF状態となり、フィルムがリールから繰り出される
にまかされる。そして、ポテンショメータ50は、テン
ションローラ51がルーズテンション領域LTからノー
マルテンション領域NTに達すると、例えば接点S3が
動作されてシステム制御部4を介して供給側リール駆動
モータ42の回転を制御する。
【0044】上述した映画フィルム1のテンション検出
に基づいたA巻きリール11RとB巻きリール11Lと
の識別動作は、例えば、図8及び図9に示すフローチャ
ートの手順に従って行われる。
【0045】図8はA巻きリール11Rの識別動作を示
しており、システム制御部4が操作部5の操作による識
別動作指定入力を受け付けることにより識別動作モード
に入る。この識別動作モードの初期状態では、供給側リ
ール駆動モータ42及び巻取り側リール駆動モータ72
は停止しており、テンションスプリング54の弾性力に
よってテンションローラ51がルーズテンション領域L
Tに位置している。
【0046】そして、最初のステップ1において、供給
側リール駆動モータ42の電源を投入する。これによ
り、供給側リール駆動モータ42が起動され、リール軸
44の回転が開始される。上記リール軸44は、A巻き
リール11Rに対する巻き戻し方向に回転される。
【0047】また、ステップ2は、タイマの起動動作で
あり、ステップ1の動作と連動する。このタイマは、映
画フィルム1の弛みをとるのに必要な時間を設定する。
このテレシネ装置100においては、例えば、300フ
ィートリールが使用される場合に1.5秒の時間設定が
行われる。
【0048】ステップ3は、テンションローラ51がノ
ーマル領域NTに位置しているか否かの判断動作であ
る。この判断動作は、上述したポテンショメータ50の
出力信号に基づいて行われる。このステップ3では、判
定結果が「YES」すなわちテンションローラ51がノ
ーマル領域NTに位置している場合にはステップ4に進
み、また、判定結果が「NO」すなわちテンションロー
ラ51がノーマル領域NTに位置していない場合にはス
テップ5に進む。
【0049】ステップ4は、A巻きリール11Rに対す
る回転方向の決定処理である。このステップ4では、フ
ィルム供給リール装着部10に装着されたフィルム供給
リール11がA巻きリール11Rであることを示すリー
ル情報をシステム制御部4内のメモリに記憶して、識別
動作を終了する。
【0050】ステップ5は、上記ステップ2で起動され
たタイマがタイムアウトしたか否かの判断動作である。
このステップ5では、判定結果が「YES」すなわちタ
イマがタイムアウトした場合はステップ6に進み、ま
た、判定結果が「NO」すなわちタイマがタイムアウト
していない場合にはステップ3に戻る。
【0051】これにより、上記ステップ3では、上記タ
イマの設定時間内にテンションローラ51がノーマル領
域NTに位置するか否かの判断動作を行うことになる。
そして、上記タイマの設定時間内にテンションローラ5
1がノーマル領域NTに位置した場合には、上記ステッ
プ4で上記フィルム供給リール装着部10に装着された
フィルム供給リール11がA巻きリール11Rであるこ
とを示すリール情報をシステム制御部4内のメモリに記
憶して識別動作を終了することになる。
【0052】次の、ステップ6は、上記テンションロー
ラ51に設けられているフィルムアウトセンサ57の出
力信号に基づいて行われるフィルムアウトの判断動作で
ある。この判断動作では、その判定結果が「NO」すな
わち上記フィルムアウトセンサ57によりフィルムアウ
トが検出されなかった場合にはステップ7に進み、ま
た、その判定結果が「YES」すなわち上記フィルムア
ウトセンサ57によりフィルムアウトが検出された場合
には図9に示すステップ8に進む。
【0053】上記ステップ6の判断動作は、フィルム供
給リール装着部10に装着されたフィルム供給リール1
1がA巻きリール11Rでない場合に行われる。
【0054】そして、上記フィルム供給リール装着部1
0に装着されたフィルム供給リール11がB巻きリール
11Lであれば、上記タイマの設定時間を越えてA巻き
リール11Rに対するフィルム巻き戻し方向すなわちB
巻きリール11Lに対するフィルム送り出し方向にリー
ル軸44が回転されることによって、映画フィルム1が
弛むことによりテンションローラ51がルーズテンショ
ン領域LTに位置していることを上記フィルムアウトセ
ンサ57が検出することになる。
【0055】ここで、上記ステップ6の判定結果が「N
O」すなわち上記フィルムアウトセンサ57によりフィ
ルムアウトが検出されなかった場合には、上記フィルム
アウトセンサ57が故障していることを警告するエラー
表示を上記ステップ7で行い、識別動作を終了する。
【0056】また、このテレシネ装置100において
は、上述した図8に基づくテンション検出操作によって
テンションローラ51がタイマの設定時間内にノーマル
領域NTに位置されない場合には、図9に示すステップ
8に進む。
【0057】図9はB巻きリール11Lの識別動作を示
している。
【0058】このB巻きリール11Lの識別動作では、
先ずステップ8で変数N=1を設定し、次のステップ9
で供給側リール駆動モータ42の逆回転動作が行われ
る。これにより、上記リール軸44は、B巻きリール1
1Lに対する巻き戻し方向に回転される。
【0059】また、ステップ10は、タイマの起動動作
であり、ステップ9の動作と連動する。このタイマは、
映画フィルム1の弛みをとるのに必要な時間として例え
ば1秒の時間設定が行われる。
【0060】ステップ11は、テンションローラ51が
ノーマル領域NTに位置しているか否かの判断動作であ
る。この判断動作は、上述したポテンショメータ50の
出力信号に基づいて行われる。このステップ11では、
判定結果が「YES」すなわちテンションローラ51が
ノーマル領域NTに位置している場合にはステップ12
に進み、また、判定結果が「NO」すなわちテンション
ローラ51がノーマル領域NTに位置していない場合に
はステップ13に進む。
【0061】ステップ12は、B巻きリール11Lに対
する回転方向の決定処理である。このステップ12で
は、フィルム供給リール装着部10に装着されたフィル
ム供給リール11がB巻きリール11Lであることを示
すリール情報をシステム制御部4内のメモリに記憶し
て、識別動作を終了する。
【0062】ステップ13は、上記ステップ10で起動
されたタイマがタイムアウトしたか否かの判断動作であ
る。このステップ13では、判定結果が「YES」すな
わちタイマがタイムアウトした場合はステップ14に進
み、また、判定結果が「NO」すなわちタイマがタイム
アウトしていない場合にはステップ11に戻る。
【0063】これにより、上記ステップ11では、上記
タイマの設定時間内にテンションローラ51がノーマル
領域NTに位置するか否かの判断動作を行うことにな
る。そして、上記タイマの設定時間内にテンションロー
ラ51がノーマル領域NTに位置した場合には、上記ス
テップ12で上記フィルム供給リール装着部10に装着
されたフィルム供給リール11がB巻きリール11Lで
あることを示すリール情報をシステム制御部4内のメモ
リに記憶して識別動作を終了することになる。
【0064】ステップ14では、変数N=4であるか否
かを判定する。このステップ14では、その判定結果が
「YES」すなわちN=4である場合には、ステップ1
5に進んで、A巻きリール11RとB巻きリール11L
の識別動作を正常に行うことができなかったことを警告
するエラー表示を行い、識別動作を終了する。また、そ
の判定結果が「NO」すなわちN=4でない場合には、
ステップ16に進む。
【0065】ステップ16では、変数N=2であるか否
かを判定する。このステップ16では、その判定結果が
「YES」すなわちN=2である場合には、ステップ1
7に進み、また、その判定結果が「NO」すなわちN=
2でない場合には、ステップ18に進む。
【0066】ステップ17は、上記テンションローラ5
1に設けられているフィルムアウトセンサ57の出力信
号に基づいて行われるフィルムアウトの判断動作であ
る。この判断動作では、その判定結果が「NO」すなわ
ち上記フィルムアウトセンサ57によりフィルムアウト
が検出されなかった場合にはステップ18に進み、ま
た、その判定結果が「YES」すなわち上記フィルムア
ウトセンサ57によりフィルムアウトが検出された場合
には上記ステップ15に戻って、A巻きリール11Rと
B巻きリール11Lの識別動作を正常に行うことができ
なかったことを警告するエラー表示を行い、識別動作を
終了する。
【0067】ステップ18では、変数N=N+1すなわ
ち変数Nをインクリメントして、上記ステップ10に戻
る。
【0068】すなわち、このテレシネ装置100におい
ては、上記リール軸44をB巻きリール11Lに対する
巻き戻し方向に回転させて、タイマがタイムアウトする
までの1秒の間にテンションローラ51がノーマル領域
NTに位置した場合に、上記フィルム供給リール装着部
10に装着されたフィルム供給リール11がB巻きリー
ル11Lであると決定する。このB巻きリール11Lの
識別動作では、先に行ったA巻きリール11Rの識別動
作により映画フィルム1送り出されて弛んでいるので、
1回でB巻きリール11Lを識別できなかった場合に、
変数N=4になるまで最大で4回繰り返し行われる。上
記識別動作を4回繰り返してもB巻きリール11Lを識
別できなかった場合には、エラー表示を行って、識別動
作を終了する。また、2回目以降は、フィルムアウトを
判断して、フィルムアウトの場合にエラー表示を行っ
て、識別動作を終了する。
【0069】以上のように、このテレシネ装置100で
は、フィルム供給リール装着部10に装着されるA巻き
リール11RとB巻きリール11Lとを識別して、供給
側リール駆動モータ42が正規の方向に自動的に回転駆
動させることができる。したがって、フィルム供給リー
ル11は、細心の注意を払ってフィルム供給リール装着
部10に装着するといった煩わしさが不要となり、また
オペレータが常時監視のために待機するといったことも
不要となる。
【0070】なお、A巻きリール11RとB巻きリール
11Lとの識別は、上述した説明から明らかなように、
絶対識別では無く、供給側リール駆動モータ42の回転
方向との対応による相対識別によって行われる。なお、
識別動作は、上述したフローチャートで説明されるよう
に、4回の繰り返しに限定されないことは勿論であり、
フィルム供給リール11の外径や回転速度、映画フィル
ム1の引出し速度或いはタイマーの設定時間等によって
最適回数が決定される。また、本発明は、上述した映画
フィルム1の供給側についてのみ適用されるものでは無
く、映画フィルム1の巻取側についてもこの映画フィル
ム1をフィルム巻取リール31に適正に巻き取るために
適用してもよいことは勿論である。
【0071】なお、本発明の実施例としてテレシネ装置
を説明したが、本発明は、この実施例のみに限定される
ものでなく、フィルムリール装着部に装着されたフィル
ムリールから引き出されたフィルムのテンションの状態
によって揺動するテンションレバーの揺動位置を検出手
段で検出することによって、フイルムの巻回方向を異に
したフィルムリールの識別を行い、その識別結果に応じ
て、上記フィルムリールの回転駆動方向をフィルムの引
出し方向と巻取り方向に制御手段により切り換えること
を特徴とするものであって、このようなフィルム走行系
を有するフィルム走行装置や、さらに映写機能を有する
フィルム映写装置などの各種装置とすることだできる。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るフィルム走行装置、フィルム映写装置及びテレシネ装
置では、フィルムリール装着部に装着されたフィルムリ
ールから引き出されたフィルムのテンションの状態によ
って揺動するテンションレバーの揺動位置を検出手段で
検出することによって、フイルムの巻回方向を異にした
フィルムリールの識別を行い、その識別結果に応じて、
フィルムリールの回転駆動方向をフィルムの引出し方向
と巻取り方向に制御手段により切り換える。これによ
り、フィルムが異なる方向に巻回されたフィルム供給リ
ールを自動的に識別し、フィルムに適正な走行テンショ
ンを付与するためのモータをフィルムの巻回方向に対応
した回転方向で駆動することができ、フィルムリールの
装着作業を簡易化するとともに誤操作によるフィルムリ
ールからのフィルムの弛み出し、これによる傷付き、損
傷といった不都合の発生を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレシネ装置の本体部を模式
的に示した正面図である。
【図2】上記テレシネ装置の電気的な要部構成を模式的
に示したブロック図である。
【図3】上記テレシネ装置のフィルムリール装着部及び
テンション検出部の構成を説明する要部正面図であり、
フイルムが時計方向に巻回されたA巻きリールを装着し
た状態を示す。
【図4】上記テレシネ装置のフィルムリール装着部及び
テンション検出部の構成を説明する要部正面図であり、
フイルムが反時計方向に巻回されたB巻きリールを装着
した状態を示す。
【図5】上記テレシネ装置のフィルムリール装着部及び
テンション検出部の構成を説明する一部切欠き要部側面
図である。
【図6】上記テレシネ装置のテンション検出部の構成を
説明する要部縦断面図である。
【図7】上記テレシネ装置において、テンションローラ
の位置によってフィルムに負荷された走行テンションを
検出する操作を説明するための図である。
【図8】上記テレシネ装置において、テンションローラ
の位置によるA巻きリールとB巻きリールとの識別操作
並びにモータの回転方向制御動作を説明するフローチャ
ートである。
【図9】上記テレシネ装置において、テンションローラ
の位置によるA巻きリールとB巻きリールとの識別操作
並びにモータの回転方向制御動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 映画フィルム 4 システム制御部 5 操作部 10 フィルム供給リール装着部 11 フィルム供給リール 11R A巻きリール 11L B巻きリール 21 供給側テンション検出部 23 光学音声部 24 センサ部 25 光源部 26 撮像部 27 ムーブメント部 29 巻取側テンション検出部 30 フィルム巻取リール装着部 31 フィルム巻取リール 42 供給側リール駆動モータ 57 フィルムアウトセンサ 72 巻取り側リール駆動モータ 100 テレシネ装置
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 篁三 東京都板橋区蓮沼町18−7 株式会社セイ キ内 (72)発明者 安井 銑次 東京都板橋区蓮沼町18−7 株式会社セイ キ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムリールから引き出されたフィル
    ムをフィルム走行路に沿って走行させるフィルム走行系
    を備えるフィルム走行装置であって、 フィルムリール装着部に装着されたフィルムリールを所
    定方向へ回転させる回転力を与えるリール駆動モータ
    と、 上記リール駆動モータにより上記フィルムリールを所定
    方向へ回転させた状態でフィルム走行路におけるフィル
    ムのテンションを検出して、上記フィルムリールへのフ
    ィルムの巻回方向を識別する識別手段とを備えることを
    特徴とするフィルム走行装置。
  2. 【請求項2】 上記識別手段は、 フィルムリールから引き出されたフィルムが掛け合わさ
    れる一対のガイドローラ間に配設されたテンションロー
    ラと、 このテンションローラを回転自在に支持するとともに上
    記テンションローラがガイドローラと離間する方向に弾
    性手段により付勢された状態で揺動自在に支持されたテ
    ンションレバーと、このテンションレバーの揺動位置を
    検出する検出手段とからなること特徴とする請求項1記
    載のフィルム走行装置。
  3. 【請求項3】 上記リール駆動モータによるフィルムリ
    ールの回転駆動方向をフィルムの送出し方向と巻取り方
    向に切り換える制御手段を備え、 上記識別手段による識別結果に応じて上記リール駆動モ
    ータによるフィルムリールの回転駆動方向を上記制御手
    段により切り換えることを特徴とする請求項1に記載の
    フィルム走行装置。
  4. 【請求項4】 フィルムリールから引き出されたフィル
    ムをフィルム走行路に沿って走行させるフィルム走行系
    を備えるフィルム映写装置であって、 フィルムリール装着部に装着されたフィルムリールを所
    定方向へ回転させる回転力を与えるリール駆動モータ
    と、 上記リール駆動モータによりフィルムリールを所定方向
    へ回転させた状態でフィルム走行路におけるフィルムの
    テンションを検出して、上記フィルムリールへのフィル
    ムの巻回方向を識別する識別手段とを備えることを特徴
    とするフィルム映写装置。
  5. 【請求項5】 上記識別手段は、 フィルムリールから引き出されたフィルムが掛け合わさ
    れる一対のガイドローラ間に配設されたテンションロー
    ラと、 このテンションローラを回転自在に支持するとともに上
    記テンションローラがガイドローラと離間する方向に弾
    性手段により付勢された状態で揺動自在に支持されたテ
    ンションレバーと、このテンションレバーの揺動位置を
    検出する検出手段とからなること特徴とする請求項4記
    載のフィルム映写装置。
  6. 【請求項6】 上記リール駆動モータによるフィルムリ
    ールの回転駆動方向をフィルムの送出し方向と巻取り方
    向に切り換える制御手段を備え、 上記識別手段による識別結果に応じて上記リール駆動モ
    ータによるフィルムリールの回転駆動方向を上記制御手
    段により切り換えることを特徴とする請求項4記載のフ
    ィルム映写装置。
  7. 【請求項7】 フィルムリールから引き出されたフィル
    ムをフィルム走行路に沿って走行させるフィルム走行系
    を備えるテレシネ装置であって、 フィルムリール装着部に装着されたフィルムリールを所
    定方向へ回転させる回転力を与えるリール駆動モータ
    と、 上記リール駆動モータによりフィルムリールを所定方向
    へ回転させた状態でフィルム走行路におけるフィルムの
    テンションを検出して、上記フィルムリールへのフィル
    ムの巻回方向を識別する識別手段とを備えることを特徴
    とするテレシネ装置。
  8. 【請求項8】 上記識別手段は、 フィルムリールから引き出されたフィルムが掛け合わさ
    れる一対のガイドローラ間に配設されたテンションロー
    ラと、 このテンションローラを回転自在に支持するとともに上
    記テンションローラがガイドローラと離間する方向に弾
    性手段により付勢された状態で揺動自在に支持されたテ
    ンションレバーと、このテンションレバーの揺動位置を
    検出する検出手段とからなること特徴とする請求項7記
    載テレシネ装置。
  9. 【請求項9】 上記リール駆動モータによるフィルムリ
    ールの回転駆動方向をフィルムの送出し方向と巻取り方
    向に切り換える制御手段を備え、 上記識別手段による識別結果に応じて上記リール駆動モ
    ータによるフィルムリールの回転駆動方向を上記制御手
    段により切り換えることを特徴とする請求項7記載のテ
    レシネ装置。
JP14620695A 1995-06-13 1995-06-13 フィルム走行装置、フィルム映写装置及びテレシネ装置 Withdrawn JPH08340481A (ja)

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JP14620695A JPH08340481A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 フィルム走行装置、フィルム映写装置及びテレシネ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0964295A1 (en) * 1998-06-09 1999-12-15 Sony Corporation Film positioning system and method thereof
JP2014230063A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 オノ・アンド・ジーアイテイー株式会社 フィルムスキャン装置
US9338330B2 (en) 2011-09-23 2016-05-10 Reflex Technologies, Llc Method and apparatus for continuous motion film scanning

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