JPH0834041B2 - 光学式記録再生装置 - Google Patents
光学式記録再生装置Info
- Publication number
- JPH0834041B2 JPH0834041B2 JP63084733A JP8473388A JPH0834041B2 JP H0834041 B2 JPH0834041 B2 JP H0834041B2 JP 63084733 A JP63084733 A JP 63084733A JP 8473388 A JP8473388 A JP 8473388A JP H0834041 B2 JPH0834041 B2 JP H0834041B2
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- JP
- Japan
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- recording
- signal
- basic clock
- data
- circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、記録および再生が光ディスクから得られる
基本クロックに同期して行われる光学式記録再生装置に
関するものである。
基本クロックに同期して行われる光学式記録再生装置に
関するものである。
従来の技術 近年、大容量記録媒体として光ディスクの開発が盛ん
に行われている。光ディスクにはプリグルーブ方式とサ
ンプルサーボトラッキング方式(以下サンプルサーボ方
式と呼ぶ)がある。サンプルサーボ方式はプリグルーブ
方式に比べ、データ領域とサーボ領域が時間空間的に完
全に分離されるためデータ信号とサーボ信号の干渉がな
い。したがってサーボ特性が変化せず安定である等の特
徴がある。
に行われている。光ディスクにはプリグルーブ方式とサ
ンプルサーボトラッキング方式(以下サンプルサーボ方
式と呼ぶ)がある。サンプルサーボ方式はプリグルーブ
方式に比べ、データ領域とサーボ領域が時間空間的に完
全に分離されるためデータ信号とサーボ信号の干渉がな
い。したがってサーボ特性が変化せず安定である等の特
徴がある。
以下、図面を参照しながら従来のサンプルサーボ方式
について説明する。第5図は従来のサンプルサーボ方式
の光ディスク装置の構成のブロック図である。第5図に
おいて、19はレーザダイオード、20は光学ヘッド、21は
フォトダイオード、22はアクチュエータで、ピックアッ
プ23を構成している。24はビーズスポット、25は光ディ
スクである。26は再生信号、27は同期信号検出回路、28
は同期信号、29はフェーズロックドループ(以下PLLと
いう)、30は基本クロック、31はサーボ回路、32は記録
同期回路、33はレーザダイオード変調回路、34はデータ
検出回路である。
について説明する。第5図は従来のサンプルサーボ方式
の光ディスク装置の構成のブロック図である。第5図に
おいて、19はレーザダイオード、20は光学ヘッド、21は
フォトダイオード、22はアクチュエータで、ピックアッ
プ23を構成している。24はビーズスポット、25は光ディ
スクである。26は再生信号、27は同期信号検出回路、28
は同期信号、29はフェーズロックドループ(以下PLLと
いう)、30は基本クロック、31はサーボ回路、32は記録
同期回路、33はレーザダイオード変調回路、34はデータ
検出回路である。
以上のように構成されたサンプルサーボ方式の光ディ
スク装置について動作を以下に説明する。レーザダイオ
ード19から出力された光は光学ヘッド20を通りアクチュ
エータ22によって光ディスク25上にビームスポット24と
して照射される。
スク装置について動作を以下に説明する。レーザダイオ
ード19から出力された光は光学ヘッド20を通りアクチュ
エータ22によって光ディスク25上にビームスポット24と
して照射される。
光ディスク25上で反射した光は再びアクチュエータ2
2、光学ヘッド20を通ってフォトダイオード21に到達す
る。フォトダイオード21は再生信号26を出力する。同期
信号検出回路27は再生信号26に含まれている同期信号28
を検出する。同期信号28は再生信号26からデータ信号や
サーボ信号を正しく分離検出するのに必要なタイミング
を決める基本クロック30を生成する基準であり、周波数
は通常約45KHzである。この同期信号28に同期した基本
クロック30をつくる機能はPLL29が果たし、基本クロッ
ク30の周波数は通常同期信号28の約数百倍である。サー
ボ回路31ほ基本クロック30と同期をとりながら再生信号
26に含まれているサーボ信号をサンプリングし、そのサ
ーボ信号に基づいてビームスポット24が常に光ディスク
25上のトラック上にあるようにアクチュエータ22を制御
する。データ信号の再生は、データ検出回路34が基本ク
ロック30と同期をとりながら再生信号26に含まれている
データ信号をサンプリングし再生データを出力する。デ
ータの記録は、記録同期回路32が記録データを記録クロ
ック30で同期をとり、レーザダイオード変調回路33がこ
の同期のとれた記録信号に従ってレーザダイオード19の
出力を制御することで、光ディスク25上への記録を行
う。
2、光学ヘッド20を通ってフォトダイオード21に到達す
る。フォトダイオード21は再生信号26を出力する。同期
信号検出回路27は再生信号26に含まれている同期信号28
を検出する。同期信号28は再生信号26からデータ信号や
サーボ信号を正しく分離検出するのに必要なタイミング
を決める基本クロック30を生成する基準であり、周波数
は通常約45KHzである。この同期信号28に同期した基本
クロック30をつくる機能はPLL29が果たし、基本クロッ
ク30の周波数は通常同期信号28の約数百倍である。サー
ボ回路31ほ基本クロック30と同期をとりながら再生信号
26に含まれているサーボ信号をサンプリングし、そのサ
ーボ信号に基づいてビームスポット24が常に光ディスク
25上のトラック上にあるようにアクチュエータ22を制御
する。データ信号の再生は、データ検出回路34が基本ク
ロック30と同期をとりながら再生信号26に含まれている
データ信号をサンプリングし再生データを出力する。デ
ータの記録は、記録同期回路32が記録データを記録クロ
ック30で同期をとり、レーザダイオード変調回路33がこ
の同期のとれた記録信号に従ってレーザダイオード19の
出力を制御することで、光ディスク25上への記録を行
う。
以上のようにして従来のサンプルサーボ方式の光ディ
スク装置では記録、再生が行われていた。
スク装置では記録、再生が行われていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成においては基本クロ
ック30は光ディスク25上で反射した光から得られる再生
信号26に含まれる同期信号28に同期してつくられるた
め、光ディスク25上で反射した光を再生信号26に変換す
る時間や再生信号26から同期信号28を検出する時間、同
期信号28から基準クロック30を生成する時間がかかり、
基準クロック30のタイミングはビームスポット24が光デ
ィスク25上のデータ信号やサーボ信号を通過するタイミ
ングより遅れてしまう。さらに、記録同期回路32が記録
データを基準クロック30に同期させる時間および同期し
た記録信号に従ってレーザダイオード19の出力を制御す
るのにかかるレーザダイオード変調回路33の応答時間が
かかり益々タイミングが遅れていく。このため、光ディ
スク25上で記録の行われる位置は、光ディスク25が一定
方向に回転しているため本来のデータ信号の位置からず
れたものとなってしまう。加えて、記録の出力にあるビ
ームスポット24を光ディスク25上に照射しても、光ディ
スク25の記録膜に有限の熱応答があるため、ビームスポ
ット24の照射位置と光ディスク25上に信号が記録される
位置にもずれが生じてしまう。このような、ピックアッ
プ23、同期信号検出回路27、PLL29、記録同期回路32、
レーザダーオード変調回路33、光ディスク25等の記録再
生系の応答速度によって生ずる遅延時間が存在するため
に、記録したデータ信号の位置は同期信号28によって決
められる位置から大きくずれてしまい、記録した信号を
再生すると、その再生信号26と基本クロック30との同期
がとれず、データが正しく再生されなくなるという危険
を有していた。
ック30は光ディスク25上で反射した光から得られる再生
信号26に含まれる同期信号28に同期してつくられるた
め、光ディスク25上で反射した光を再生信号26に変換す
る時間や再生信号26から同期信号28を検出する時間、同
期信号28から基準クロック30を生成する時間がかかり、
基準クロック30のタイミングはビームスポット24が光デ
ィスク25上のデータ信号やサーボ信号を通過するタイミ
ングより遅れてしまう。さらに、記録同期回路32が記録
データを基準クロック30に同期させる時間および同期し
た記録信号に従ってレーザダイオード19の出力を制御す
るのにかかるレーザダイオード変調回路33の応答時間が
かかり益々タイミングが遅れていく。このため、光ディ
スク25上で記録の行われる位置は、光ディスク25が一定
方向に回転しているため本来のデータ信号の位置からず
れたものとなってしまう。加えて、記録の出力にあるビ
ームスポット24を光ディスク25上に照射しても、光ディ
スク25の記録膜に有限の熱応答があるため、ビームスポ
ット24の照射位置と光ディスク25上に信号が記録される
位置にもずれが生じてしまう。このような、ピックアッ
プ23、同期信号検出回路27、PLL29、記録同期回路32、
レーザダーオード変調回路33、光ディスク25等の記録再
生系の応答速度によって生ずる遅延時間が存在するため
に、記録したデータ信号の位置は同期信号28によって決
められる位置から大きくずれてしまい、記録した信号を
再生すると、その再生信号26と基本クロック30との同期
がとれず、データが正しく再生されなくなるという危険
を有していた。
第6図は従来のサンプルサーボ方式の光ディスク装置
における基本クロック、記録信号、再生信号、再生デー
タの関係を示したものである。(A)に示すように、基
準クロックに同期した記録信号P3に対して記録再生系の
遅れがT3の場合、記録信号P3で記録したデータ信号の再
生信号はP3′となる。この時、基本クロックによってd1
点がサンプリングされるとすると、d1点の電圧はスレッ
シュホルド電圧Vthよりも高いので記録信号があること
を検出し、再生データとしてeを出力する。しかし、
(B)に示すように基本クロックに同期した記録信号P4
に対して記録再生系の遅れがT4と大きくなった場合、記
録信号P4で記録したデータ信号の再生信号はP4′とな
り、基本クロックf点がサンプリングされる。f点の電
圧はスレッシュホルド電圧Vthよりも低いので記録信号
があるとは検出されず、再生データとしてgを出力して
しまい、データの検出ミスが生じてしまう。このように
従来のサンプルサーボ方式の光ディスク装置は、記録再
生系の遅延が大きいと記録データの検出において基本ク
ロックと同期がとれず、データの検出ミスをしてしまう
という課題を有していた。
における基本クロック、記録信号、再生信号、再生デー
タの関係を示したものである。(A)に示すように、基
準クロックに同期した記録信号P3に対して記録再生系の
遅れがT3の場合、記録信号P3で記録したデータ信号の再
生信号はP3′となる。この時、基本クロックによってd1
点がサンプリングされるとすると、d1点の電圧はスレッ
シュホルド電圧Vthよりも高いので記録信号があること
を検出し、再生データとしてeを出力する。しかし、
(B)に示すように基本クロックに同期した記録信号P4
に対して記録再生系の遅れがT4と大きくなった場合、記
録信号P4で記録したデータ信号の再生信号はP4′とな
り、基本クロックf点がサンプリングされる。f点の電
圧はスレッシュホルド電圧Vthよりも低いので記録信号
があるとは検出されず、再生データとしてgを出力して
しまい、データの検出ミスが生じてしまう。このように
従来のサンプルサーボ方式の光ディスク装置は、記録再
生系の遅延が大きいと記録データの検出において基本ク
ロックと同期がとれず、データの検出ミスをしてしまう
という課題を有していた。
本発明は以上の点に鑑み、記録再生による遅延が大き
い記録再生系においても、再生信号が基本クロックと高
精度でかつ充分な余裕をもって同期がとれ、再生データ
の検出が確実に行われる光学式記録再生装置を提供する
ものである。
い記録再生系においても、再生信号が基本クロックと高
精度でかつ充分な余裕をもって同期がとれ、再生データ
の検出が確実に行われる光学式記録再生装置を提供する
ものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の光学式記録再生
装置は、光ディスク上に情報を記録再生するピックアッ
プと、前記ピックアップより得られる再生信号から同期
信号を得るための同期信号検出回路と、前記同期信号か
ら基本クロックおよび前記基本クロックよりさらに高い
周波数である基準パルスとを生成するシンセサイザ機能
を有するPLLと、前記光ディスク上に情報を記録する際
に記録データを前記基本クロックおよび前記基準パルス
と同期をとる記録同期回路と、前記記録同期回路で同期
のとられた記録データに基づいて前記ピックアップ内に
あるレーザダイオードの出力を制御するレーザダイオー
ド変調回路と、前記基本クロックのタイミングを利用し
て前記再生信号から情報を検出するデータ検出回路を備
え、前記再生信号が前記基本クロックと同期するよう
に、記録時に記録再生系による遅延を考慮して、前記記
録同期回路が前記基本クロックと前記基準パルスを用い
て、前記基本クロックで決定される記録すべきタイミン
グよりも前の時刻に記録信号を前記レーザダイオード変
調回路に出力することを特徴とするものである。
装置は、光ディスク上に情報を記録再生するピックアッ
プと、前記ピックアップより得られる再生信号から同期
信号を得るための同期信号検出回路と、前記同期信号か
ら基本クロックおよび前記基本クロックよりさらに高い
周波数である基準パルスとを生成するシンセサイザ機能
を有するPLLと、前記光ディスク上に情報を記録する際
に記録データを前記基本クロックおよび前記基準パルス
と同期をとる記録同期回路と、前記記録同期回路で同期
のとられた記録データに基づいて前記ピックアップ内に
あるレーザダイオードの出力を制御するレーザダイオー
ド変調回路と、前記基本クロックのタイミングを利用し
て前記再生信号から情報を検出するデータ検出回路を備
え、前記再生信号が前記基本クロックと同期するよう
に、記録時に記録再生系による遅延を考慮して、前記記
録同期回路が前記基本クロックと前記基準パルスを用い
て、前記基本クロックで決定される記録すべきタイミン
グよりも前の時刻に記録信号を前記レーザダイオード変
調回路に出力することを特徴とするものである。
作用 本発明は上記した構成によって、記録時に記録再生系
による遅延時間を考慮して、前記記録同期回路が前記基
本クロックと前記基準パルスを用いて、前記基本クロッ
クで決定される記録すべきタイミングよりも前の時刻に
同期をとって記録することにより、再生信号が基本クロ
ックと高精度にかつ余裕をもって同期がとれるようにす
るものである。従って、再生データの検出が確実に行わ
れ信頼性が向上することになる。またさらに、記録再生
系の遅延時間が一定であればよいことから、遅延時間に
対して許容が大きくでき、特に遅延時間の大半を占める
レーザダイオード変調回路の設計がしやすくなり、低コ
スト化が実現できることになる。
による遅延時間を考慮して、前記記録同期回路が前記基
本クロックと前記基準パルスを用いて、前記基本クロッ
クで決定される記録すべきタイミングよりも前の時刻に
同期をとって記録することにより、再生信号が基本クロ
ックと高精度にかつ余裕をもって同期がとれるようにす
るものである。従って、再生データの検出が確実に行わ
れ信頼性が向上することになる。またさらに、記録再生
系の遅延時間が一定であればよいことから、遅延時間に
対して許容が大きくでき、特に遅延時間の大半を占める
レーザダイオード変調回路の設計がしやすくなり、低コ
スト化が実現できることになる。
実施例 以下、本発明の光学式記録再生装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における光学式記録再生装
置の構成を示すブロック図である。第1図において、1
はレーザダイオード、2は光学ヘッド、3はフォトダイ
オード、4はアクチュエータでピックアップ5を構成し
ている。6はビームスポット、7は光ディスクである。
8は再生信号、9は同期信号検出回路、10は同期信号、
11はPLL、12は基本クロック、13は基準パルス、14はサ
ーボ回路、15は記録同期回路、16はレーザダイオード変
調回路、17はデータ検出回路である。
置の構成を示すブロック図である。第1図において、1
はレーザダイオード、2は光学ヘッド、3はフォトダイ
オード、4はアクチュエータでピックアップ5を構成し
ている。6はビームスポット、7は光ディスクである。
8は再生信号、9は同期信号検出回路、10は同期信号、
11はPLL、12は基本クロック、13は基準パルス、14はサ
ーボ回路、15は記録同期回路、16はレーザダイオード変
調回路、17はデータ検出回路である。
以上のように構成された光学式記録再生装置の動作に
ついて説明する。レーザダイオード1から出力された光
は光学ヘッド2を通り、アクチュエータ4によって光デ
ィスク6上にビームスポット5として照射される。光デ
ィスク6上で反射した光は、再びアクチュエータ4、光
学ヘッド2を通ってフォトダイオード3に到達する。フ
ォトダイオード3は再生信号8を出力する。同期信号検
出回路9は再生信号8に含まれている同期信号10を検出
する。同期信号10は再生信号8からデータ信号やサーボ
信号を正しく分離検出するのに必要なタイミングを決め
る基本クロック12を生成する基準であり、周波数は通常
約45KHzである。この同期信号10に同期した基本クロッ
ク12および基準パルス13をつくる機能はPLL11が果た
す。基本クロック12の周波数は通常同期信号10の約数百
倍である。また、基準パルス13は基本クロック12を基準
としたより高い周波数の信号で、通常基本クロック12の
約3倍程度である。
ついて説明する。レーザダイオード1から出力された光
は光学ヘッド2を通り、アクチュエータ4によって光デ
ィスク6上にビームスポット5として照射される。光デ
ィスク6上で反射した光は、再びアクチュエータ4、光
学ヘッド2を通ってフォトダイオード3に到達する。フ
ォトダイオード3は再生信号8を出力する。同期信号検
出回路9は再生信号8に含まれている同期信号10を検出
する。同期信号10は再生信号8からデータ信号やサーボ
信号を正しく分離検出するのに必要なタイミングを決め
る基本クロック12を生成する基準であり、周波数は通常
約45KHzである。この同期信号10に同期した基本クロッ
ク12および基準パルス13をつくる機能はPLL11が果た
す。基本クロック12の周波数は通常同期信号10の約数百
倍である。また、基準パルス13は基本クロック12を基準
としたより高い周波数の信号で、通常基本クロック12の
約3倍程度である。
サーボ回路14は基本クロック12と同期をとりながら再
生信号8に含まれているサーボ信号をサンプリングし、
そのサーボ信号に基づいてビームスポット5が常に光デ
ィスク6上のトラック上にあるようにアクチュエータ4
を制御する。データ信号の再生は、データ検出回路17が
基本クロック12と同期をとりながら再生信号8に含まれ
ているデータ信号をサンプリングし再生データを出力す
る。データの記録は、記録同期回路15が記録データを基
本クロック12と基準パルス13で同期をとり、レーザダイ
オード変調回路16がこの同期のとれた記録信号に従って
レーザダイオード1の出力を制御することで、光ディス
ク7上への記録を行う。
生信号8に含まれているサーボ信号をサンプリングし、
そのサーボ信号に基づいてビームスポット5が常に光デ
ィスク6上のトラック上にあるようにアクチュエータ4
を制御する。データ信号の再生は、データ検出回路17が
基本クロック12と同期をとりながら再生信号8に含まれ
ているデータ信号をサンプリングし再生データを出力す
る。データの記録は、記録同期回路15が記録データを基
本クロック12と基準パルス13で同期をとり、レーザダイ
オード変調回路16がこの同期のとれた記録信号に従って
レーザダイオード1の出力を制御することで、光ディス
ク7上への記録を行う。
記録の際、記録同期回路15は、基準パルス13と基本ク
ロック12によって、基本クロック12よりも位相の進んだ
記録用基本クロックをつくり、この記録用基本クロック
で記録信号の同期をとる。第2図は、記録同期回路15で
あって基準パルス13と基本クロック12とから記録用基本
クロックを生成する構成図である。18はシフトレジスタ
である。シフトレジスタ18は、基準パルスaの立ち上が
りで基本クロックbを取り入れ、シフトレジスタ18の各
出力に順次出力する。第3図は、シフトレジスタ18の各
入出力信号を示したものである。ここでは基準パルスa
は基本クロックbの3倍の周波数にしてある。記録用基
本クロックとしてシフトレジスタ18の2段目の出力cを
選ぶと、出力の記録用基本クロックcには基本クロック
bに対して基準パルス2クロック分遅れたパルスP1′が
出力される。基準パルスaは基本クロックbに対し3倍
の周波数であるから、記録用基本クロックのパルスP1′
は、基本クロックbの次のパルスP2に対して、基準パル
ス1クロック分時間にしてTだけ位相が進んでいること
になる。従って、基本クロックbのパルスP2に同期させ
て記録する際に、記録用基本クロックcのパルスP1′に
同期させて記録を行うと、基準パルス1クロック分の時
間Tだけ早い時刻に記録が実行されることになる。以上
のように構成された記録同期回路15から出力された記録
信号は、レーザダイオード1の出力を制御するレーザダ
イオード変調回路16へ送られ、光ディスク7上の記録膜
に記録を行う。このようにして記録されたデータ信号の
再生について述べる。データ検出回路17は、同期信号10
からPLL11で生成された基本クロック12と同期をとりな
がら再生信号8に含まれているデータ信号をサンプリン
グし、再生データを出力する。第4図は、記録再生の信
号変化の様子を示したものである。基本クロックに対し
て時間T1だけ位相の進んだ記録用基本クロックと同期し
た記録信号で記録を行うと、再生信号は記録再生系の遅
延時間T2だけ遅れて現れる。この時、T1をT2同じ時間に
設定しておくと基本クロックによって再生信号のe点が
サンプリングされることになる。e点は再生信号のピー
クであり、スレッシュホルド電圧Vthに対して最も良い
条件でサンプリングすることになる。従って確実に再生
データfが得られることとなる。
ロック12によって、基本クロック12よりも位相の進んだ
記録用基本クロックをつくり、この記録用基本クロック
で記録信号の同期をとる。第2図は、記録同期回路15で
あって基準パルス13と基本クロック12とから記録用基本
クロックを生成する構成図である。18はシフトレジスタ
である。シフトレジスタ18は、基準パルスaの立ち上が
りで基本クロックbを取り入れ、シフトレジスタ18の各
出力に順次出力する。第3図は、シフトレジスタ18の各
入出力信号を示したものである。ここでは基準パルスa
は基本クロックbの3倍の周波数にしてある。記録用基
本クロックとしてシフトレジスタ18の2段目の出力cを
選ぶと、出力の記録用基本クロックcには基本クロック
bに対して基準パルス2クロック分遅れたパルスP1′が
出力される。基準パルスaは基本クロックbに対し3倍
の周波数であるから、記録用基本クロックのパルスP1′
は、基本クロックbの次のパルスP2に対して、基準パル
ス1クロック分時間にしてTだけ位相が進んでいること
になる。従って、基本クロックbのパルスP2に同期させ
て記録する際に、記録用基本クロックcのパルスP1′に
同期させて記録を行うと、基準パルス1クロック分の時
間Tだけ早い時刻に記録が実行されることになる。以上
のように構成された記録同期回路15から出力された記録
信号は、レーザダイオード1の出力を制御するレーザダ
イオード変調回路16へ送られ、光ディスク7上の記録膜
に記録を行う。このようにして記録されたデータ信号の
再生について述べる。データ検出回路17は、同期信号10
からPLL11で生成された基本クロック12と同期をとりな
がら再生信号8に含まれているデータ信号をサンプリン
グし、再生データを出力する。第4図は、記録再生の信
号変化の様子を示したものである。基本クロックに対し
て時間T1だけ位相の進んだ記録用基本クロックと同期し
た記録信号で記録を行うと、再生信号は記録再生系の遅
延時間T2だけ遅れて現れる。この時、T1をT2同じ時間に
設定しておくと基本クロックによって再生信号のe点が
サンプリングされることになる。e点は再生信号のピー
クであり、スレッシュホルド電圧Vthに対して最も良い
条件でサンプリングすることになる。従って確実に再生
データfが得られることとなる。
なお、上記実施例では記録用基本クロックを生成する
のに基準パルスとシフトレジスタを用いたが、基本クロ
ックを遅らせる機能を有するものであれば何でもよく、
例えばディレイラインを用いることも可能である。
のに基準パルスとシフトレジスタを用いたが、基本クロ
ックを遅らせる機能を有するものであれば何でもよく、
例えばディレイラインを用いることも可能である。
また、上記実施例では記録用基本クロックを記録同期
回路内でつくるとしたが、PLLにその機能をもたせ、基
本クロックと記録用基本クロックの2つのクロックを出
力させてもよい。
回路内でつくるとしたが、PLLにその機能をもたせ、基
本クロックと記録用基本クロックの2つのクロックを出
力させてもよい。
さらに、上記実施例では記録同期回路で記録データの
タイミングをとっていたが、基本クロックよりも前のタ
イミングに前記信号を出力する機能を有するものであれ
ば何でもよい。例えば記録データを一旦メモリに入れて
おき、記録の際に本来メモリからデータを読み出すタイ
ミングよりも前の時刻に読み出しを行うことにより、記
録信号を得ることも可能である。
タイミングをとっていたが、基本クロックよりも前のタ
イミングに前記信号を出力する機能を有するものであれ
ば何でもよい。例えば記録データを一旦メモリに入れて
おき、記録の際に本来メモリからデータを読み出すタイ
ミングよりも前の時刻に読み出しを行うことにより、記
録信号を得ることも可能である。
さらにまた、上記実施例では記録信号を基本クロック
よりもあらかじめ決められた時間だけ前にずらして出力
するとしたが、各記録ごとにこの時間が最適になるよう
に変化させる機能をもたせてもよい。例えば記録直前に
試記録を行い、その再生信号から記録再生系の遅延時間
を求めて記録を行うという学習機能を用いることも可能
である。
よりもあらかじめ決められた時間だけ前にずらして出力
するとしたが、各記録ごとにこの時間が最適になるよう
に変化させる機能をもたせてもよい。例えば記録直前に
試記録を行い、その再生信号から記録再生系の遅延時間
を求めて記録を行うという学習機能を用いることも可能
である。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明は、光ディスク
上に情報を記録再生するピックアップと、前記ピックア
ップより得られる再生信号から同期信号を得るための同
期信号検出回路と、前記同期信号から基本クロックおよ
び前記基本クロックよりさらに高い周波数である基準パ
ルスとを生成するためのシンセサイザ機能を有するPLL
と、前記光ディスク上に情報を記録する際に記録データ
を前記基本クロックおよび前記基準パルスと同期をとる
記録同期回路と、前記記録同期回路で同期のとられた記
録データに基づいて前記ピックアップ内にあるレーザダ
イオードの出力を制御するレーザダイオード変調回路
と、前記基本クロックのタイミングを利用して前記再生
信号から情報を検出するデータ検出回路とを備え、前記
再生信号が前記基本クロックと同期するように、記録時
に記録再生系による遅延を考慮して、前記記録同期回路
が前記基本クロックと前記基準パルスを用いて、前記基
本クロックで決定される記録すべきタイミングよりも前
の時刻に記録信号を前記レーザダイオード変調回路に出
力することにより、再生信号が基本クロックと高精度で
かつ充分な余裕をもって同期がとれ、再生データの検出
が確実に行われるという優れた効果が得られる。その結
果により、記録再生系の遅延時間が一定であればよいこ
とから、記録再生系の遅延時間に対して許容が大きくで
き、特に遅延時間の大半を占めるレーザダイオード変調
回路の設計がしやすくなり、低コスト化が実現できると
いう効果が得られる。
上に情報を記録再生するピックアップと、前記ピックア
ップより得られる再生信号から同期信号を得るための同
期信号検出回路と、前記同期信号から基本クロックおよ
び前記基本クロックよりさらに高い周波数である基準パ
ルスとを生成するためのシンセサイザ機能を有するPLL
と、前記光ディスク上に情報を記録する際に記録データ
を前記基本クロックおよび前記基準パルスと同期をとる
記録同期回路と、前記記録同期回路で同期のとられた記
録データに基づいて前記ピックアップ内にあるレーザダ
イオードの出力を制御するレーザダイオード変調回路
と、前記基本クロックのタイミングを利用して前記再生
信号から情報を検出するデータ検出回路とを備え、前記
再生信号が前記基本クロックと同期するように、記録時
に記録再生系による遅延を考慮して、前記記録同期回路
が前記基本クロックと前記基準パルスを用いて、前記基
本クロックで決定される記録すべきタイミングよりも前
の時刻に記録信号を前記レーザダイオード変調回路に出
力することにより、再生信号が基本クロックと高精度で
かつ充分な余裕をもって同期がとれ、再生データの検出
が確実に行われるという優れた効果が得られる。その結
果により、記録再生系の遅延時間が一定であればよいこ
とから、記録再生系の遅延時間に対して許容が大きくで
き、特に遅延時間の大半を占めるレーザダイオード変調
回路の設計がしやすくなり、低コスト化が実現できると
いう効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例における光学式記録再生装置
の構成を示すブロック図、第2図は記録同期回路であっ
て基準パルスと基本クロックとから記録用基本クロック
をつくり出す構成図、第3図はシフトレジスタの各入出
力信号を示す波形図、第4図は記録再生の信号変化の様
子を示す波形図、第5図は従来のサンプルサーボ方式の
光ディスク装置の構成のブロック図、第6図は従来のサ
ンプルサーボ方式の光ディスク装置における基本クロッ
ク、記録信号、再生信号、再生データの関係を示す波形
図である。 1……レーザダイオード、2……光学ヘッド、3……フ
ォトダイオード、4……アクチュエータ、5……ピック
アップ、6……ビームスポット、7……光ディスク、8
……再生信号、9……同期信号検出回路、10……同期信
号、11……PLL、12……基本クロック、13……基準パル
ス、14……サーボ回路、15……記録同期回路、16……レ
ーザダイオード変調回路、17……データ検出回路、18…
…シフトレジスタ。
の構成を示すブロック図、第2図は記録同期回路であっ
て基準パルスと基本クロックとから記録用基本クロック
をつくり出す構成図、第3図はシフトレジスタの各入出
力信号を示す波形図、第4図は記録再生の信号変化の様
子を示す波形図、第5図は従来のサンプルサーボ方式の
光ディスク装置の構成のブロック図、第6図は従来のサ
ンプルサーボ方式の光ディスク装置における基本クロッ
ク、記録信号、再生信号、再生データの関係を示す波形
図である。 1……レーザダイオード、2……光学ヘッド、3……フ
ォトダイオード、4……アクチュエータ、5……ピック
アップ、6……ビームスポット、7……光ディスク、8
……再生信号、9……同期信号検出回路、10……同期信
号、11……PLL、12……基本クロック、13……基準パル
ス、14……サーボ回路、15……記録同期回路、16……レ
ーザダイオード変調回路、17……データ検出回路、18…
…シフトレジスタ。
Claims (1)
- 【請求項1】光ディスク上に情報を記録再生するピック
アップと、前記ピックアップより得られる再生信号から
同期信号を得るための同期信号検出回路と、前記同期信
号から基本クロックおよび前記基本クロックよりさらに
高い周波数である基準パルスとを生成するフェーズロッ
クドループと、前記光ディスク上に情報を記録する際に
記録データを前記基本クロックおよび前記基準パルスと
同期をとる記録同期回路と、前記記録同期回路で同期の
とられた記録データに基づいて前記ピックアップ内にあ
るレーザダイオードの出力を制御するレーザダイオード
変調回路と、前記基本クロックのタイミングを利用して
前記再生信号から情報を検出するデータ検出回路とを備
え、前記再生信号が前記基本クロックと同期するよう
に、記録時に記録再生系による遅延を考慮して、前記記
録同期回路が前記基本クロックと前記基準パルスを用い
て、前記基本クロックで決定される記録すべきタイミン
グよりも前の時刻に記録信号を前記レーザダイオード変
調回路に出力することを特徴とする光学式記録再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63084733A JPH0834041B2 (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 光学式記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63084733A JPH0834041B2 (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 光学式記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01256024A JPH01256024A (ja) | 1989-10-12 |
JPH0834041B2 true JPH0834041B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=13838898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63084733A Expired - Lifetime JPH0834041B2 (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 光学式記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834041B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-06 JP JP63084733A patent/JPH0834041B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01256024A (ja) | 1989-10-12 |
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Legal Events
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