JPH0834040A - 射出成形機の制御方法 - Google Patents

射出成形機の制御方法

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Publication number
JPH0834040A
JPH0834040A JP17407294A JP17407294A JPH0834040A JP H0834040 A JPH0834040 A JP H0834040A JP 17407294 A JP17407294 A JP 17407294A JP 17407294 A JP17407294 A JP 17407294A JP H0834040 A JPH0834040 A JP H0834040A
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JP
Japan
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screw
weighing
resin
completion position
measurement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17407294A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Sakamoto
一郎 坂本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0834040A publication Critical patent/JPH0834040A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】初回計量動作時において「ショート」が発生す
るのを防止し、射出ノズルから無駄な樹脂が流れ出すの
を抑制する。 【構成】運転開始に当たり、スクリュー12を計量完了
位置S9の直前に設定された計量設定位置S9−αまで
後退させてサックバックを行い、無背圧状態においてス
クリュー12を回転させて計量を行う。次に、前記スク
リュー12を計量完了位置S9まで後退させた後、スク
リュー12を前記計量完了位置S9より後方に設定され
たサックバック位置S10まで後退させてサックバック
を行う。この場合、スクリュー12を加熱シリンダ11
内に満たされた樹脂の圧力によって最終的に計量完了位
置S9に到達させるようにしているので、計量完了時に
おいて加熱シリンダ11内に十分な樹脂が満たされた状
態になる。「ショート」が発生して離型不良を引き起こ
してしまうことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内にスクリューが配設される。そして、計量工程に
おいては、前記スクリューを回転させながら後退させる
ことによって、加熱シリンダ内に供給された樹脂が溶融
させられ、スクリューの前方に蓄えられる。また、射出
工程においては、前記スクリューを前進させることによ
って、スクリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズル
から射出される。
【0003】ところで、オープンノズル式の射出成形機
において自動運転を行うに当たり、運転モード切替スイ
ッチを「自動」又は「半自動」に切り替えると、初回計
量動作が開始される。図2は従来の射出成形機における
初回計量動作の説明図である。図の(a)は初回計量動
作の第1の状態図、(b)は初回計量動作の第2の状態
図、(c)は初回計量動作の第3の状態図、(d)は初
回計量動作の第4の状態図、(e)は初回計量動作の第
5の状態図である。
【0004】図において、11は加熱シリンダ、12は
該加熱シリンダ11内において進退自在にかつ回転自在
に配設されたスクリュー、12aは該スクリュー12の
先端に形成されたスクリューヘッドである。そして、射
出成形機の自動運転を行うに当たり、図示しない運転モ
ード切替スイッチを「切」から「自動」又は「半自動」
に切り替えると、スクリュー12が図の(a)の位置か
ら(b)の計量完了位置S9まで後退させられてサック
バックが行われる。次に、(c)に示すように、設定さ
れた初回計量時間だけスクリュー12を回転させ、計量
を行う。この時、スクリュー12は後退せず、溶融させ
られた樹脂がスクリュー12の前方(図における左方)
に蓄えられる。
【0005】続いて、(d)に示すように、スクリュー
12は回転が停止させられ、その後、(e)のサックバ
ック位置S10まで後退させられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機の制御方法においては、前記初回計量時
間だけ計量が行われるようになっているので、前記初回
計量時間が短いと、図2の(d)及び(e)の斜線で表
されるように、樹脂をスクリュー12の前方に十分に蓄
えることができず、「ショート」が発生して離型不良を
引き起こしてしまう。
【0007】一方、前記初回計量時間が長いと、射出ノ
ズル11aから無駄な樹脂が流れ出してしまう。本発明
は、前記従来の射出成形機の制御方法の問題点を解決し
て、初回計量動作時において「ショート」が発生して離
型不良を引き起こしてしまうことがなく、射出ノズルか
ら無駄な樹脂が流れ出すのを抑制することができる射出
成形機の制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形機の制御方法においては、運転開始に当たり、ス
クリューを計量完了位置の直前に設定された計量設定位
置まで後退させてサックバックを行い、無背圧状態にお
いてスクリューを回転させて計量を行う。次に、前記ス
クリューを計量完了位置まで後退させた後、スクリュー
を前記計量完了位置より後方に設定されたサックバック
位置まで後退させてサックバックを行う。
【0009】
【作用】本発明によれば、前記のように射出成形機の制
御方法においては、運転開始に当たり、スクリューを計
量完了位置の直前に設定された計量設定位置まで後退さ
せてサックバックを行う。この場合、前記計量設定位置
は、初回計量動作時の計量工程中に十分な量の樹脂をス
クリューの前方に蓄えることを可能にし、また、その後
の樹脂の圧力によってスクリューを計量完了位置まで後
退させることを可能にする最低長さに基づいて決定され
る。
【0010】次に、無背圧状態においてスクリューを回
転させて計量を行うと、樹脂は加熱シリンダ内に満たさ
れる。そして、樹脂が加熱シリンダ内に完全に満たされ
ると、樹脂の圧力によってスクリューが計量完了位置ま
で後退させられる。その後、スクリューを前記計量完了
位置より後方に設定されたサックバック位置まで後退さ
せてサックバックを行う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
初回計量動作の説明図、図3は本発明の実施例における
射出成形機の動作を示すフローチャートである。図1の
(a)は初回計量動作の第1の状態図、(b)は初回計
量動作の第2の状態図、(c)は初回計量動作の第3の
状態図、(d)は初回計量動作の第4の状態図、(e)
は初回計量動作の第5の状態図、(f)は初回計量動作
の第6の状態図である。
【0012】図において、11は加熱シリンダ、11a
は該加熱シリンダ11の先端に形成された射出ノズルで
ある。また、12は前記加熱シリンダ11内において進
退自在にかつ回転自在に配設されたスクリュー、12a
は該スクリュー12の先端に形成されたスクリューヘッ
ドである。そして、射出成形機の自動運転を行うに当た
り、図示しない運転モード切替スイッチを「切」から
「自動」又は「半自動」に切り替えると、スクリュー1
2が図1の(a)の位置から(b)の計量設定位置S9
−αまで後退させられてサックバックが行われる。該計
量設定位置S9−αは、計量完了位置S9の直前(図に
おける左方)に設定される。
【0013】そして、αは固定された値であり、オペレ
ータが図示しない制御装置に計量完了位置S9を設定す
ることによって、計量設定位置S9−αは自動的に決定
される。この場合、前記値αは、初回計量動作時の計量
工程中に十分な樹脂をスクリュー12の前方(図におけ
る左方)に蓄えることを可能にし、また、その後の樹脂
の圧力によってスクリュー12を計量完了位置S9まで
後退させることを可能にする最低長さであり、例えば、
1〜2〔mm〕程度に設定される。
【0014】次に、(c)に示すように、スクリュー1
2の回転を開始する。そして、スクリュー12の回転に
伴って、(d)に示すように、十分な量の樹脂がスクリ
ュー12の前方に蓄えられる。この場合、前記スクリュ
ー12には背圧が加えられないので、樹脂が加熱シリン
ダ11内に完全に満たされると、樹脂の圧力が上昇し、
スクリュー12は後退を開始する。
【0015】続いて、該スクリュー12を、(e)に示
すように回転させながら計量設定位置S9まで後退させ
る。この間、スクリュー12の回転に伴って、樹脂はス
クリュー12の前方に蓄えられ、わずかな量の樹脂が射
出ノズル11aから流れ出す。そして、スクリュー12
は(f)のサックバック位置S10まで後退させられ、
無背圧状態が維持される。
【0016】このように、スクリュー12を最終的に計
量完了位置S9に到達させる方法として、スクリュー1
2を加熱シリンダ11内に満たされた樹脂の圧力によっ
て後退させるようにしているので、計量完了時において
加熱シリンダ11内に十分な量の樹脂が満たされた状態
になる。したがって、「シュート」が発生して離型不良
を引き起こしてしまうことがなくなる。
【0017】また、計量完了位置S9の直前の計量設定
位置S9−αまで、サックバックによってスクリュー1
2を強制的に後退させるようにしているので、加熱シリ
ンダ12内に樹脂が満たされてから、スクリュー12が
計量完了位置S9に到達するまでの間に射出ノズル11
aから無駄な樹脂が流れ出すのを抑制することができ、
「鼻たれ量」を最少にすることができる。
【0018】次に、射出成形機の動作を示すフローチャ
ートについて説明する。 ステップS1 運転モード切替スイッチを「切」から
「自動」又は「半自動」に切り替える。 ステップS2 スクリュー12を計量設定位置S9−α
まで後退させてサックバックを行う。 ステップS3 無背圧状態においてスクリュー12を回
転させて計量を行い、計量完了位置S9まで後退させ
る。 ステップS4 スクリュー12をサックバック位置S1
0まで後退させてサックバックを行う。 ステップS5 無背圧状態を保持する。
【0019】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出成形機の制御方法においては、運転開始に当
たり、スクリューを計量完了位置の直前に設定された計
量設定位置まで後退させてサックバックを行い、無背圧
状態においてスクリューを回転させて計量を行う。
【0021】次に、前記スクリューを計量完了位置まで
後退させた後、スクリューを前記計量完了位置より後方
に設定されたサックバック位置まで後退させてサックバ
ックを行う。この場合、スクリューを最終的に計量完了
位置に到達させる方法として、スクリューを加熱シリン
ダ内に満たされた樹脂の圧力によって後退させるように
しているので、計量完了時において加熱シリンダ内に十
分な樹脂が満たされた状態になる。したがって、「ショ
ート」が発生して離型不良を引き起こしてしまうことが
なくなる。
【0022】また、計量完了位置の直前の計量設定位置
まで、サックバックによってスクリューを強制的に後退
させるようにしているので、加熱シリンダ内に樹脂が満
たされてから、スクリューが計量完了位置に到達するま
での間に射出ノズルから無駄な樹脂が流れ出すのを抑制
することができ、「鼻たれ量」を最少にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における初回計量動作の説明図
である。
【図2】従来の射出成形機における初回計量動作の説明
図である。
【図3】本発明の実施例における射出成形機の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
12 スクリュー S9 計量完了位置 S9−α 計量設定位置 S10 サックバック位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)運転開始に当たり、スクリューを
    計量完了位置の直前に設定された計量設定位置まで後退
    させてサックバックを行い、(b)無背圧状態において
    スクリューを回転させて計量を行い、(c)スクリュー
    を計量完了位置まで後退させた後、(d)スクリューを
    前記計量完了位置より後方に設定されたサックバック位
    置まで後退させてサックバックを行うことを特徴とする
    射出成形機の制御方法。
JP17407294A 1994-07-26 1994-07-26 射出成形機の制御方法 Withdrawn JPH0834040A (ja)

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JP17407294A JPH0834040A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 射出成形機の制御方法

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JP17407294A JPH0834040A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 射出成形機の制御方法

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JPH0834040A true JPH0834040A (ja) 1996-02-06

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ID=15972153

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JP17407294A Withdrawn JPH0834040A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 射出成形機の制御方法

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JP (1) JPH0834040A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320256A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機及びその制御方法
US9943984B2 (en) 2014-02-28 2018-04-17 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Injection molding machine
KR20190104117A (ko) * 2012-10-22 2019-09-06 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 사출성형기

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Effective date: 20011002