JPH08340361A - マルチキャリアピーク電力抑圧送信装置 - Google Patents

マルチキャリアピーク電力抑圧送信装置

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JPH08340361A
JPH08340361A JP7144773A JP14477395A JPH08340361A JP H08340361 A JPH08340361 A JP H08340361A JP 7144773 A JP7144773 A JP 7144773A JP 14477395 A JP14477395 A JP 14477395A JP H08340361 A JPH08340361 A JP H08340361A
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2614Peak power aspects

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピーク電力を小とする。 【構成】 入力端子111 〜11N よりの送信データは
波形生成手段211 〜21N で互いに周波数が異なる例
えばQPSK変調用信号361 〜36N とし、入力端子
111 〜11N よりの送信データは抑圧データ生成RO
M22で1シンボル中での合成変調信号のピークが最小
になるM個の抑圧データを読み出し、これら抑圧データ
で抑圧信号生成手段371 〜37M で互いに異なる周波
数の抑圧信号とし、これら信号381 〜38M と変調用
信号361 〜36N とを合成し、合成信号を高周波に変
換して電力増幅器で増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマルチキャリア(多重
搬送波)無線通信において、変調波のピーク電力を低く
抑えることのできるピーク電力抑圧送信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複数の送信データ信号系列を変調し、合
成した場合には、1系列のデータ信号を変調した変調波
に比べて、平均電力に対するピーク電力比が大きくな
る。これは複数の変調波が全て同相で合成された場合、
非常に大きな出力となるからである。このような合成変
調波の例として、マルチキャリア信号がある。無線通信
において高速広帯域なデータ信号系列を良好な伝送特性
で伝送するためには、複数のキャリア(搬送波)に分割
して伝送を行うマルチキャリア伝送が有効である。この
伝送システムを図8に示す。N個の入力端子111 〜1
N よりのN系列のデータ信号が波形生成手段121
12N でそれぞれ帯域制限され、各帯域制限された出力
により変調手段131 〜13N で搬送波発生器141
14N よりのN個のキャリア信号が変調される。これら
の変調出力は合成手段15で合成され、出力増幅器16
で増幅され送信される。マルチキャリア伝送では、各々
のキャリアの変調信号は狭帯域信号となるため、無線通
信で伝送特性劣化の原因となる周波数選択性フェージン
グの影響を小さくすることができる。
【0003】しかしながら、このようなマルチキャリア
信号ではキャリア数をNとすると、ピーク電力は平均電
力のN倍以上となる。このためマルチキャリア信号のよ
うな合成変調波を一括して電力増幅器16で増幅する場
合には、電力増幅器16において平均出力を最大出力に
対してかなり小さくする、すなわち大きなバックオフを
とることが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大きな
バックオフをとることは電力増幅効率の低下を招くこと
となる。また、このようにピーク電力が大きい合成変調
波を増幅する場合には、最大出力の大きい電力増幅器が
必要となる。このためキャリア数Nが大きくなった場合
には、バックオフにより電力効率が著しく低下するとと
もに、電力増幅器の最大出力を非常に大きくする必要が
あり、このような伝送システムは実現が困難である。
【0005】一方、合成変調波のピーク電力を抑圧する
方式として、各々の変調波の初期位相を適切に設定する
方法が提案されている。(参考文献 S. Boyd,"Multiton
e signals with low crest factar",IEEE vol. CAS-33,
No.10, Oct. 1986 )しかしながら、この方法は無変調
波の合成時には効果があるが、各々が独立に変調されて
いるとき、特に位相変調されているときには効果が少な
い。更に、送信データでそれぞれ変調された複数のサブ
キャリアの合成ベクトルと反対の最も近いベクトルのパ
ワー制御用サブキャリアをシンボルごとに合成してピー
クパワーを小さくすることが特開平6−30069号
「マルチサブキャリアによるQAM伝送方式」が提案さ
れている。しかし、この方法では1シンボル中にサブキ
ャリアの相互位相が変化するため、必ずしもピークパワ
ーを十分抑圧することができない。またパワー制御用サ
ブキャリアの発生方法に一般性がない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、N系統(Nは2以上の整数)の送信データ信号がN
個の波形生成手段でそれぞれ互いに周波数を異にするN
系統の変調用信号として生成出力される。また上記N系
統の送信データ信号は抑圧データ生成手段に入力され、
そのシンボルごとにM系統(Mは1以上の整数)の抑圧
用データが出力される。このM系統の抑圧用データはM
個の抑圧信号生成手段でそれぞれ互いに周波数を異に
し、かつ上記N系統の変調用信号とも周波数を異にする
M系統の抑圧信号とされて出力される。上記N系統の変
調用信号と上記M系統の抑圧信号とが合成手段により、
合成されて合成変調用信号とされ、その合成変調用信号
により変調手段で搬送波信号が変調されて出力される。
上記抑圧データ生成手段は、1シンボルにおける上記合
成変調用信号のピーク電力が最小になるような抑圧デー
タを生成するものである。
【0007】請求項2の発明によれば、N系統(Nは2
以上の整数)の送信データ信号がN個の波形生成手段で
それぞれN系統の変調用信号として生成され、また上記
N系統の送信データ信号は抑圧データ生成手段に入力さ
れ、そのシンボルごとにM系統(Mは1以上の整数)の
抑圧用データが出力される。このM系統の抑圧用データ
はM個の抑圧信号生成手段にそれぞれ入力されてM系統
の抑圧信号が生成出力される。上記N系統の変調用信
号、上記M系統の抑圧信号によりN+M個の変調手段で
それぞれ互いに異なる周波数の搬送波信号が変調され、
これらN+M個の変調手段の変調出力が合成手段で合成
されて出力される。上記抑圧データ生成手段は、1シン
ボルにおける上記合成手段の出力信号のピーク電力が最
小になるような抑圧データを生成するものである。
【0008】
【実施例】図1に請求項1の発明の実施例を示す。N系
統の送信データは入力端子111〜11N から波形生成
手段211 〜21N および抑圧データ生成手段22に入
力される。波形生成手段211 〜21N はそれぞれ入力
されたデータ信号列を互いに周波数を異にする変調用の
ベースバンド信号(変調用信号)として出力するもの
で、初期位相設定機能、周波数オフセット設定機能、お
よび帯域制限機能を有している。例えば波形生成手段2
1 に示すように、入力送信データは直列並列変換回路
23により、例えば図2Aに示す2値の入力データ信号
は、1つおきに分離され、図2B,Cに示す2系列のI
軸信号Ii (t) とQ軸信号Qi (t) とにされ、演算器2
4に供給される。一方、累積加算器26でクロック入力
端子27のクロックごとに、周波数用レジスタ281
設定された数値が累積加算される。その累積加算器26
のレジスタに初期値として位相用レジスタ291 に格納
された数値が設定される。余弦波形メモリ31、正弦波
形メモリ32が、累積加算器26の加算値をアドレスと
してそれぞれ読み出され、これら読み出された余弦波、
正弦波が演算器24でI軸信号Ii (t) 、Q軸信号Qi
(t) とそれぞれ下記の演算がなされる。
【0009】 I´i (t) =Ii (t) cosθi (t) −Qi (t) sinθi (t) Q´i (t) =Ii (t) sinθi (t) +Qi (t) cosθi (t) 演算器24の出力I´i (t) ,Q´i (t) はそれぞれ帯
域制限フィルタ33,34で波形整形されて帯域制限さ
れた後、合成回路35で合成され、変調用信号として出
力される。
【0010】この変調用信号の周波数は周波数用レジス
タ281 に格納する数値により決まり、初期位相は位相
用レジスタ291 に格納される数値により決まる。変調
用信号の位相はI軸信号、Q軸信号に応じて図2Dに示
す4つの位相の何れかをとる。波形生成手段212 〜2
N も同様に構成され、周波数用レジスタ281 〜28
N の各数値を選定して、出力変調用信号361 〜36N
が、例えば図3Aに示すように互いに重なることなく、
周波数がずらされ、つまりマルチキャリアを構成するよ
うにされている。図3AはN=4の場合である。
【0011】抑圧データ生成手段22はN系統(Nは2
以上の整数)の送信データを入力して、そのシンボルご
とにM系統(Mは1以上の整数)の抑圧データを出力す
るものであり、その抑圧データの生成については後述す
る。これらM系統の抑圧データは抑圧信号生成手段37
1 〜37M に入力されて、互いに周波数を異にし、かつ
変調用信号361 〜36N とも周波数を異にする抑圧信
号381 〜38M を出力する。抑圧信号生成手段371
〜37M は波形生成手段211 と同様な構成とすること
ができ、周波数用レジスタ391 〜39M 、位相用レジ
スタ401 〜40M が設けられ、周波数用レジスタ39
1 〜39M に格納する値により、抑圧信号381 〜38
M の各周波数を設定する。
【0012】波形生成手段よりの変調用信号361 〜3
N と、抑圧信号生成手段よりの抑圧信号381 〜38
M とが合成手段41で合成され、その合成信号により搬
送波発生器42からの搬送波が変調出力手段43で変調
され、その変調出力が電力増幅器16で増幅出力され
る。抑圧データ生成手段22よりの抑圧データ信号のシ
ンボルごとのデータパターンは送信データ信号のシンボ
ルごとのパターンに対し、そのシンボル内で合成手段4
1の出力電力のピークが最も小さくなるよに選定されて
いる。これは送信データのあらゆる組合せパターンにつ
いて、抑圧データパターンを予め求めて例えばROMテ
ーブルに書き込んでおき、このROMテーブルを送信デ
ータで読み出せばよい。
【0013】以上説明したこの発明の例として、N=
4,M=1のマルチキャリア伝送の場合について述べ
る。キャリア数N+Mは5(=4+1)となる。また、
ベースバンドでの帯域制限は行わず、それぞれの信号は
矩形波とする。抑圧信号はそれ自体は情報信号を直接送
っているわけではないので、変調方式としてはデータ信
号の変調方式と同じである必要はない。このためピーク
電力が小さくなるように適切な変調方式を選択すればよ
い。このとき抑圧信号については、位相を細かく設定で
きるような変調方式を使う方が位相の設定を柔軟に行え
るため、ピーク電力抑圧効果が大きい。ただし、位相を
細かく設定できるように、例えば多相PSK変調を利用
した場合には、ハードウェア規模が増大することが予想
される。このため、抑圧信号の変調方式はピーク電力抑
圧効果とハードウェア規模の増大の両者を考慮して決定
する必要がある。ここでは4系統のデータ信号列を各々
QPSK変調方式で伝送し、1系統の抑圧信号列につい
ては8PSKで伝送することとする。信号点の例を図4
に示す。このときの各々の初期位相θ01,θ02,θ03
θ04,θ05については、波形生成手段211 〜214
よび抑圧信号生成手段371 の初期位相設定機能、つま
り位相用レジスタ291 〜294 ,401 への格納数値
の選択により設定し、基準となるキャリアに対する周波
数オフセットΔf 1 ,Δf2 ,Δf3 ,Δf4 ,Δf5
については、波形生成手段および抑圧信号生成手段の周
波数オフセット設定機能、つまり周波数用レジスタ28
1 〜284,391 に対する格納数値の選定により設定す
る。
【0014】このとき、抑圧信号を合成しなければ平均
電力に対するピーク電力比は6dBとなる。これは図5A
に示すように4波361 〜364 が同相で合成されたと
き、出力電力が1波の平均電力の16倍(=42 ),す
なわち、4波の平均電力の4倍となるからである。しか
しながら、例えば図5Bに示すような抑圧信号381
合成して変調することにより、平均電力に対するピーク
電力比を低減できる。ここで説明したN=4,M=1の
例では、平均電力に対するピーク電力比は約4dBとな
り、抑圧信号を合成しないときと比較して2dB程度低減
できる。
【0015】以上説明したように、抑圧信号を合成して
変調することにより、ピーク電力を低減できる。これに
より、合成変調波を増幅する電力増幅器16の効率を改
善することができる。また最大出力が決められていると
きには、平均電力に対するピーク電力比の低減により、
送信時の平均電力を大きく設定できるため、その結果、
受信電力が増大し、伝送特性が改善される。
【0016】図6に請求項2の発明の実施例を示し、図
1と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施例
では、N系統のデータ信号列を入力して波形生成手段2
1〜21N で同一周波数の変調用信号361 〜36N
を生成し、同様に抑圧信号生成手段371 〜37M で同
一周波数の抑圧信号381 〜38M を生成し、これらを
変調手段511 〜51N+M により、搬送波発生手段52
よりの互いに異なる周波数の搬送波を変調し、その変調
手段511 〜51N+M の変調出力を合成手段41で合成
してマルチキャリア信号を得て電力増幅器16へ供給さ
れる。搬送波発生手段52は基準信号源53の基準信号
から所要の各搬送波を生成する。波形生成手段211
21N および抑圧信号生成手段371 〜37M は周波数
オフセット設定機能、つまり周波数用レジスタ281
28N ,391 〜39M を省くことができ、ベースバン
ドでの処理が簡単化できる。例えばN=4,M=1の場
合、波形生成手段211 〜214 よりの変調用信号36
1 〜364 ,抑圧信号生成手段371 より抑圧信号38
1 は図3Bに示すように同一周波数帯であり、これらが
変調手段511 〜515 により図3Aに示したようにマ
ルチキャリア信号とされる。
【0017】抑圧信号381 〜38M に対し重みを付け
ることもできる。例えば、4波のキャリアに1波を加え
る場合を考え、4波の変調をQPSKとすると、信号パ
ターンについては、4(値)の4(波)乗で256通り
となる。抑圧信号についてはこの256通りの信号パタ
ーンについて、最もピークが下がるように信号パターン
ごとに変調位相を設定する。抑圧信号381 〜38M
生成時に位相だけでなく振幅についても設定し、すなわ
ち、256パターンに対して全て同一の振幅の抑圧信号
を加えるのではなく、信号パターンごとに振幅と位相を
設定する。各キャリア間には周波数差があるため情報信
号の合成信号の振幅と位相は1シンボル区間内で一定で
ないため、抑圧信号381 〜38M についても周波数差
により合成信号に対して回転する。従って、単に抑圧信
号381 〜38M の振幅を大きくするだけでは大きな抑
圧効果が得られず、逆に抑圧効果が小さくなることもあ
る。よって、信号パターンごとにきめ細かく振幅と位相
を設定して抑圧効果を向上させることができる。
【0018】つまり、情報信号の信号パターン(4波で
QPSKの場合には256通り)の中には出力電力があ
まり大きくなく、抑圧信号を加える必要がないパターン
もある。このパターンに対しては、例えば抑圧信号の信
号レベルを0にすることにより、必要以上に電波を出力
しないようにすることができる。また、例えば4波のマ
ルチキャリア信号に抑圧信号を1波加える場合には、抑
圧信号の信号レベルを情報信号伝送用のキャリアのレベ
ルに対して−2dB程度とすると、情報信号伝送用のキャ
リアと等レベルで抑圧信号を加えるより、より一層抑圧
効果がある。以上述べた抑圧信号のレベル設定について
は、例えば抑圧信号生成手段で抑圧信号に設定したい振
幅a(t)を乗算することにより行える。また、情報信
号の信号パターンごとに抑圧信号の信号レベルを設定す
る場合は、ROM等のメモリを用いたテーブルを構成
し、このテーブルから信号パターンごとに抑圧信号のレ
ベルを読み出すことにより容易に実現できる。
【0019】情報伝送用のキャリアについては、あまり
複雑な(位相分割数が大きい)変調方式を行った場合、
初期位相設定によるピーク抑圧効果が減る。逆に抑圧信
号については、位相設定の自由度を増すため、位相分割
数が大きい変調方式を採用することが有利で、8PS
K,16PSK,32PSK,64PSK等が挙げられ
る。ここで重要なことは、抑圧信号には情報をのせてい
ないため、受信側で必ずしも復調する必要がなく、受信
特性を考慮する必要がない。すなわち、多値PSKのと
きには受信特性は劣化するが、この点については考慮す
る必要がない。一方、情報信号伝送用キャリアの変調方
式については受信特性を考慮して決定されるため、移動
通信に適用する場合にはQPSK位が適当である。
【0020】なお、マルチキャリア信号にピーク電力抑
圧信号を追加する場合、抑圧信号の周波数軸上での位置
によりピーク電力抑圧効果に違いが生じることが判明し
た。例えば、4波のマルチキャリア信号に抑圧信号38
1 を1波加える場合には、抑圧信号381 の周波数軸上
での位置については図7に示すように5種類の配置パタ
ーンがある。このとき、配置パターンBと配置パターン
Dについては、抑圧信号381 を加えないときのピーク
電力に対して2dB程度のピーク電力抑圧量が得られる
が、これら以外の配置パターンに対してはあまり大きな
抑圧量が得られない。ただし、抑圧信号381 の周波数
軸上での最適な位置については、マルチキャリア信号お
よび抑圧信号の各数によって変化する。このため、キャ
リア数に応じて最適な位置に抑圧信号を加える必要があ
る。これらの関係を予め調べておき、使用する情報伝送
キャリアの数に応じて抑圧信号の数と配置を決めればよ
い。
【0021】この発明において、波形生成手段および抑
圧信号生成手段の周波数オフセット設定機能を省き、周
波数オフセットを0とすると、CDMA方式のように複
数のチャネルを同一の周波数で伝送するシステムへ適用
できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば平
均電力に対するピーク電力比が抑圧されることにより、
電力増幅器において大きなバックオフをとる必要がなく
なり、電力増幅効率が改善される。また、ピーク電力が
抑圧されることにより、最大出力の大きい電力増幅器を
用いる必要がなくなる。更に、最大出力を一定とした場
合には、この発明を用いることにより送信時の平均電力
を大きくすることができ、その結果、受信電力が増大
し、伝送特性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示すブロック図。
【図2】Aは入力データの例を示す図、B,Cはそれを
2系列データとした図、Dはデータに応じた信号点を示
す図である。
【図3】Aは抑圧信号を含むマルチキャリア信号の例を
示す図、Bは同一周波数の情報変調用信号と抑圧信号を
示す図である。
【図4】データ変調用信号および抑圧信号の信号点と初
期位相の例を示す図。
【図5】Aは情報変調用信号の合成変調波の例を示す
図、Bはこれに抑圧信号を重畳した例を示す図。
【図6】請求項2の発明の実施例を示すブロック図。
【図7】情報変調用信号と抑圧信号との周波数配置の各
種状態を示す図。
【図8】従来のマルチキャリア送信装置を示すブロック
図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N系統(Nは2以上の整数)の送信デー
    タ信号をそれぞれ入力し、互いに周波数を異にするN系
    統の変調用信号をそれぞれ出力するN個の波形生成手段
    と、 上記N系統の送信データ信号を入力し、そのシンボルご
    とにM系統(Mは1以上の整数)の抑圧用データを出力
    する抑圧データ生成手段と、 上記M系統の抑圧用データをそれぞれ入力し、互いに周
    波数を異にし、かつ上記N系統の変調用信号とも周波数
    を異にするM系統の抑圧信号を出力するM個の抑圧信号
    生成手段と、 上記N系統の変調用信号と上記M系統の抑圧信号とを合
    成して合成変調用信号を出力する合成手段と、 上記合成変調用信号で搬送波信号を変調して出力する変
    調手段とを有し、 上記抑圧データ生成手段は、1シンボルにおける上記合
    成変調用信号のピーク電力が最小になるような抑圧デー
    タを生成するものであることを特徴とするマルチキャリ
    アピーク電力抑圧送信装置。
  2. 【請求項2】 N系統(Nは2以上の整数)の送信デー
    タ信号をそれぞれ入力してN系統の変調用信号を出力す
    るN個の波形生成手段と、 上記N系統の送信データ信号を入力し、そのシンボルご
    とにM系統(Mは1以上の整数)の抑圧用データを出力
    する抑圧データ生成手段と、 上記M系統の抑圧用データを入力し、それぞれM系統の
    抑圧信号を出力するM個の抑圧信号生成手段と、 上記N系統の変調用信号、上記M系統の抑圧信号でそれ
    ぞれ互いに異なる周波数の搬送波信号を変調するN+M
    個の変調手段と、 これらN+M個の変調手段の変調出力を合成する合成手
    段とを備え、 上記抑圧データ生成手段は、1シンボルにおける上記合
    成手段の出力信号のピーク電力が最小になるような抑圧
    データを生成するものであることを特徴とするマルチキ
    ャリアピーク電力抑圧送信装置。
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