JPH08340242A - 検出スイッチ - Google Patents

検出スイッチ

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JPH08340242A
JPH08340242A JP17026595A JP17026595A JPH08340242A JP H08340242 A JPH08340242 A JP H08340242A JP 17026595 A JP17026595 A JP 17026595A JP 17026595 A JP17026595 A JP 17026595A JP H08340242 A JPH08340242 A JP H08340242A
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JP
Japan
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differential
threshold
value
threshold value
light
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Pending
Application number
JP17026595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kamei
隆 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Priority to JP17026595A priority Critical patent/JPH08340242A/ja
Publication of JPH08340242A publication Critical patent/JPH08340242A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出スイッチの近傍に検出物体を通過させ、
閾値を自動的に設定できるようにすること。 【構成】 投光駆動部12より投光部13を介して光を
物体検知領域に照射する。受光部14に得られる受光量
を微分処理部15により微分して微分閾値と比較する。
微分閾値を越えている間によって分割され、微分閾値以
下の間の複数の受光量レベルを受光量・微分値保持部1
7により保持する。こうして得られる複数のレベルに基
づいて閾値算出部18よりその中間値に複数の閾値を自
動的に設定できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検出スイッチにおいて、
閾値を自動的に設定することができる検出スイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来光電スイッチ等においては物体の有
無を検出するために閾値が設定される。例えば図4に示
す反射型光電スイッチでは、閾値の設定時に投光部1の
近傍に物体を配置した第1の状態で外部入力部2のティ
ーチングスイッチをオンとし、投光部1より光を物体に
照射する。そしてその反射光を受光部3で受光してその
受光レベルを一旦マイクロコンピュータ4に保持する。
次いで物体がない第2の状態でティーチングスイッチを
投入し、投光部1より光を照射し、反射光の受光レベル
を記憶する。そしてマイクロコンピュータ4によりこれ
らの入力レベルの中間値に閾値を設定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の閾値設定方式にあっては、設定される閾値のレ
ベルが1箇所であり、多数のレベルの閾値を設定するこ
とが難しいという欠点があった。多数の閾値を設定する
ためには閾値の設定時に閾値の設定時に複数箇所におい
て投受光を実行しなければならない。そのため設定に対
する操作が複雑化し、特に物体が微小な場合には指定さ
れた位置で投光することが難しいという欠点があった。
【0004】例えば図5に示すように白色の検出物体6
上に黄色いラベル6aが貼り付けられているものとする
と、黒色の背景と検出物体6から黄色のラベル6aのみ
を識別しようとすれば、白い検出物体のレベルと背景の
黒レベルとの中間値に黄色ラベルを識別するための2つ
の閾値Th1,Th2を設定する必要がある。このため、背
景、黄色ラベル6a、白色の検出物体6の3つの箇所に
光を正確に照射し、その反射光を検出する必要があると
いう欠点があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、設定時に検出物体を所定位置
に配置して投受光を繰り返すことなく、検出物体を搬送
させただけで閾値を自動的に設定できるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は物理状態に対応
したレベルを検出する検出手段と、前記検出手段の出力
を微分する微分手段と、閾値設定モードにおいて前記微
分手段より得られる微分絶対値と微分閾値とを比較する
微分比較部と、前記微分比較部より出力される微分閾値
を越える時間によって分割され、前記微分絶対値が微分
閾値以下の間に得られる前記検出手段の複数の検出レベ
ルを保持する保持手段と、前記保持手段より保持された
複数の検出レベルに基づいて閾値を設定する閾値設定手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、閾値
設定モードでは検出手段より得られる出力を微分し、微
分絶対値が微分閾値を越えているかどうかを判別してい
る。そして検出手段によって検出物体が変動し微分閾値
を越えた状態が生じた場合には、その前後の夫々の検出
レベルを保持手段によって保持している。そして検出物
体の通過を完了させた後、複数の保持手段より得られる
レベルに基づいて閾値を設定するようにしている。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例による光電スイッチ
の構成を示すブロック図である。本図に示すように光電
スイッチ10はマイクロコンピュータ11を有してお
り、マイクロコンピュータ11内の投光駆動部12より
投光部13を介して光が周期的に物体検知領域に照射さ
れる。この光信号の反射光は受光部14によって受光さ
れる。ここで投光駆動部12,投光部13と受光部14
とは物理状態に対応したレベルを検出する検出手段を構
成している。受光部14の出力はマイクロコンピュータ
11に直接及び微分処理部15を介して入力される。マ
イクロコンピュータ11内にはこの受光量及び微分絶対
値を保持する受光量・微分値保持部16と、微分閾値に
基づいてこの微分絶対値を弁別する微分値比較部17を
有している。受光量・微分値保持部16は微分比較部よ
り出力される閾値を越える時間によって分割され、微分
絶対値が微分閾値以下の間に得られる複数の検出レベル
を保持する保持手段を構成している。又マイクロコンピ
ュータ11は微分値及び受光量に基づいて閾値を算出す
る閾値算出部18、及び算出された閾値を保持する閾値
保持部19と、閾値を保持した後に受光部14からの出
力に基づいて所定範囲の物体を弁別する判別部20を有
している。このマイクロコンピュータ11には閾値数と
微分閾値を入力し閾値設定モードと動作モードを切換え
る設定部21が接続されており、判別部20からの出力
は出力部22を介して外部に出力される。
【0009】次に本実施例の動作についてタイムチャー
ト及びフローチャートを参照しつつ説明する。閾値の設
定時にはまず設定部21より閾値の設定モードにする。
さて図2(a)は搬送経路31を搬送される検出物体3
2と検出物体32上に貼り付けられるラベル32aを示
す側面図であり、その上方より前述した光電スイッチ1
0から光が照射されその反射光を受光するようにしてい
る。検出物体32が図示の状態より右側のときには光は
背景物体に入射し、更に検出物体の搬送につれて検出
物体32の台紙部及びラベル部を通過し、次いで再
び台紙部及び背景に入射することとなる。このため
検出物体通過時の時間に対する受光量の変化は図2
(b)に示すものとなり、受光量の微分の絶対値は図2
(c)に示すように変化する。
【0010】さて閾値設定時には動作を開始すると、ま
ずステップ41において設定部21より閾値数及び微分
値の閾値レベルBJを入力する。この場合は閾値数は2
となる。次いでステップ42に進んで閾値の設定モード
かどうかをチェックする。閾値設定モードであればステ
ップ43,44において投光駆動部12より投光部13
を介して光を物体検知領域に照射し、受光量と微分値の
絶対値Bとを取得する。微分値は前回の受光量との差分
によって得てその符号を正に統一している。この微分絶
対値Bが微分閾値BJを越えているかどうかをステップ
45によって判別し、微分閾値BJ以下であれば受光量
の代表値をメモリに保持する(ステップ46)。そして
ステップ42に戻って同様の処理を繰り返す。図2
(b)に示した背景物体から検出物体32にかかる状
態では受光量が増加するため、微分値の絶対値Bも図
2(c)に示すように増加して閾値BJを越える。この
ためステップ45よりステップ47に進んで、続いて投
光処理を行い微分値を取得する(ステップ48)。そし
てステップ49に進んで微分絶対値Bが微分閾値BJ以
下となったかどうかをチェックし、これ以下となるまで
ステップ47,48のループを繰り返す。そしてこの微
分閾値BJ以下となればステップ50に進んで受光量を
格納したメモリのアドレスを変更する。そしてステップ
42に戻って同様の処理を繰り返す。こうすれば図2
(b)に示す微分絶対値Bが微分閾値BJ以下の平坦な
部分,,,,の代表値を夫々メモリに保持す
ることができる。ここでマイクロコンピュータ10はス
テップ41からステップ44,ステップ46からステッ
プ50において、微分閾値を越える時間によって分割さ
れ微分閾値以下の検出手段の複数の検出レベルを保持す
る保持手段の機能を達成している。
【0011】こうして検出物体を光電スイッチの投光領
域に通過させ終えた後、設定部21より閾値設定モード
を変更する。こうすればステップ51に進んで設定が終
了されているかどうかをチェックし、設定が終了されて
いない場合にはステップ52において統合処理を行う。
ここで統合処理とは図2(b)に示すように実質的に同
一レベルの受光量、即ちと,との受光量が所定
の誤差範囲内にあるときに同一のレベルと見なしてその
平均値を代表値とするものである。こうすればメモリに
保持されているデータは実質的には,,のみとな
る。そしてステップ53に進んでこれらの間の閾値を算
出する。閾値はより近いレベルの中間値、即ちとの
中間値に第1の閾値Th1,との中間値Th2に第2の
閾値を算出する。そしてこれらの閾値を閾値保持部19
に設定して処理を終える。
【0012】次いで動作モードでは、判別部20におい
てここで得られた2つの閾値Th1,Th2と受光部14よ
り得られる受光量とを比較し、所定範囲内かどうかで判
別して出力を出す。こうすれば逐一検出物体を所定の位
置に配置してティーチングスイッチを押下し投光させる
必要がなく、複数の閾値を極めて容易に設定することが
できる。ここでマイクロコンピュータ10はステップ5
1〜54において、保持手段に保持された複数の検出レ
ベルに基づいて閾値を設定する閾値設定手段の機能を達
成している。
【0013】本実施例は光電スイッチについて説明して
いるが、本発明は光電スイッチだけでなく近接スイッ
チ,超音波スイッチ,磁気スイッチ等種々の閾値を必要
とする検出スイッチに適用することができることはいう
までもない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、所定の位置に検出物体を配置してティーチングスイ
ッチを投入しティーチングを行う必要がなく、通常の使
用状態で検出物体を通過させることによって自動的に閾
値を設定することができる。このため閾値を極めて容易
に設定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光電スイッチの構成を
示すブロック図である。
【図2】(a)は本発明による光電スイッチの使用状態
を示す図、(b)は検出物体通過時の時間に対する受光
量の変化、(c)は検出物体通過時の時間に対する微分
値の変化を示すグラフである。
【図3】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の光電スイッチの一例を示すブロック図で
ある。
【図5】従来の光電スイッチの受光量に対する閾値の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 光電スイッチ 11 マイクロコンピュータ 12 投光駆動部 13 投光部 14 受光部 15 微分処理部 16 受光量・微分値保持部 17 微分値比較部 18 閾値算出部 19 閾値保持部 20 判別部 21 設定部 22 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 5/08 9406−2G G01V 9/04 J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理状態に対応したレベルを検出する検
    出手段と、 前記検出手段の出力を微分する微分手段と、 閾値設定モードにおいて前記微分手段より得られる微分
    絶対値と微分閾値とを比較する微分比較部と、 前記微分比較部より出力される微分閾値を越える時間に
    よって分割され、前記微分絶対値が微分閾値以下の間に
    得られる前記検出手段の複数の検出レベルを保持する保
    持手段と、 前記保持手段より保持された複数の検出レベルに基づい
    て閾値を設定する閾値設定手段と、を具備することを特
    徴とする検出スイッチ。
JP17026595A 1995-06-12 1995-06-12 検出スイッチ Pending JPH08340242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17026595A JPH08340242A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 検出スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP17026595A JPH08340242A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 検出スイッチ

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JPH08340242A true JPH08340242A (ja) 1996-12-24

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ID=15901738

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JP17026595A Pending JPH08340242A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 検出スイッチ

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JP (1) JPH08340242A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7057152B2 (en) 2002-09-11 2006-06-06 Omron Corporation Photoelectric sensor having sensitivity adjustment device
JP2013545363A (ja) * 2010-10-15 2013-12-19 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 動き検出システムを含む特定用途向け集積回路
JP2018121157A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 オムロン株式会社 センサ、およびセンサのしきい値設定方法

Cited By (4)

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DE102017124971B4 (de) 2017-01-24 2024-02-22 Omron Corporation Sensor und verfahren zum einstellen einer schwelle für den sensor

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