JPH08340098A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08340098A
JPH08340098A JP7145857A JP14585795A JPH08340098A JP H08340098 A JPH08340098 A JP H08340098A JP 7145857 A JP7145857 A JP 7145857A JP 14585795 A JP14585795 A JP 14585795A JP H08340098 A JPH08340098 A JP H08340098A
Authority
JP
Japan
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light wave
semiconductor device
light
clock
semiconductor
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Pending
Application number
JP7145857A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Mizuno
弘之 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック系の負荷容量による消費電力増加が
少なく、クロックスキューを小さくする。 【構成】 半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積層さ
れた基板の該薄膜半導体表面に1つ以上の受光素子が形
成された半導体装置において、光波を該絶縁膜中に伝搬
させ、該受光素子によって該光波を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速低消費電力を特徴と
する薄膜SOI基板を利用した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クロック信号の分配方法に関して
は、アイ・イー・イー・イー、ジャーナル・オブ・ソリ
ッド・ステート・サーキット、第1555頁から第15
67頁、1992年11月号(IEEE JOURNA
L OF SOLID−STATE CIRCUIT
S、 VOL 27、 NO 11、 NOVEMBE
R1992)に記載されている。ここでは配線層を2層
用いてアルミ線を餅網状に接続し、クロックを各部に分
配している。その餅網状配線の寄生容量は3。2nFに
なると見積もられており、クロック分配による消費電力
が大きくなる。また、生じるクロックスキューは0.1
nsである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
したようなクロック分配における消費電力増加と、クロ
ックスキューを低減する半導体装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】半導体基体、絶縁膜、薄
膜半導体層が積層された基板の該薄膜半導体表面に1つ
以上の受光素子が形成された半導体装置において、光波
を該絶縁膜中に伝搬させ、該受光素子によって該光波を
検出する。
【0005】
【作用】電気信号によるクロック伝搬ではなく、光信号
によるクロック伝搬なので、負荷容量による消費電力増
加がない。また、クロック信号が絶縁膜中での光速で伝
搬されるので、クロックスキューが小さくなる。
【0006】
【実施例】以下、図を参照して本発明の具体的な実施例
を、より詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の原理を説明するのに最も簡
単な実施例である。
【0008】半導体基体1、絶縁膜2、薄膜半導体層3
が積層された基板の該薄膜半導体表面に受光素子R0が
形成されている。この絶縁膜2中に光波L0を伝搬させ
る。光波L0は図2のように受光素子R0が形成されて
いる薄膜半導体層3に形成された発光素子T0から発生
させてもいいし、あるいは、図3のように基板の側面か
ら発光素子T1によって入射してもよい。
【0009】光波L0の信号を薄膜半導体層3に形成し
た受光素子全体に伝えることができる。
【0010】図4は本発明のより具体的な実施例であ
る。図1の実施例に加えて、MOS型トランジスタMO
S1、MOS2を薄膜半導体層3に形成し、配線AL1
〜AL5によって結線している。光波L0によって伝搬
された信号を受光素子R0によって受光し、その信号を
MOS型トランジスタMOS1、MOS2によって処理
している。光波をL1のように配線層の上面から入射す
る場合には配線層中の配線によって光波が受光素子に届
かないという問題がある。図4では配線AL1によって
光波L1が遮断され受光素子R0に届かない。また、配
線AL1〜AL5により乱反射をおこし、受光素子R0
が受ける光波が乱れる。
【0011】本発明のように絶縁層2中に光波L0を伝
搬させることにより、受光素子R0はどの位置にあって
も光波L0を受光でき、また、光波は乱れることなく受
光素子に到達する。
【0012】図4では光波によって伝搬した信号をMO
S型トランジスタMOS1、MOS2を用いて処理して
いるが、バイポーラトランジスタを用いてもよい。さら
に、MOS型トランジスタMOS1が半導体チップであ
ってもよい。要は信号を処理できればよい。
【0013】また、受光素子R0は薄膜半導体層と同一
の半導体材料で実現してもよいが、別の材料でもよい。
例えばで薄膜半導体層がシリコンで形成されていた場
合、受光素子は化合物半導体で形成されていてもよい。
もちろん、受光素子がシリコンのMOS型トランジスタ
で実現できるならそれでもよい。要は絶縁膜2を伝搬し
ている光波L0を受光できる素子であればよい。
【0014】図5は図4に光波遮断層C1、C2を、薄
膜半導体層3と絶縁膜2の間に形成した実施例である。
絶縁膜2を伝搬する光波L0を受光素子R0で受光する
ため、光波遮断層C1、C2は発光素子R0と絶縁膜2
の間には形成していない。光波遮断層C1、C2によっ
て、光波L1がMOS型トランジスタMOS1、MOS
2に入射しない。これにより光波によるMOS型トラン
ジスタの特性変動を防ぐことができる。ここでは光波遮
断層C1、C2によって光波L0が直接MOS型トラン
ジスタMOS1、MOS2に入射しない構造にしたが、
別の方法でもよい。要は光波L0を絶縁膜2に伝搬させ
ることによってMOS型トランジスタMOS1、MOS
2の特性変動が起こらないようにすればよい。できるな
らば、その特性変動がこの半導体装置に対して利点とな
るようにすればよりよい。
【0015】図6は本実施例をマイクロプロセッサ等の
クロック分配系に用いた実施例である。
【0016】マイクロプロセッサCPUを複数の回路ブ
ロックQ1〜Q11に分解し、それぞれの回路ブロック
Q1〜Q11に一つの受光素子R1〜R11を設けてい
る。各回路ブロックQ1〜Q11中で用いるクロック信
号はその回路ブロック中にある受光素子R1〜R11か
ら受光したクロック信号を用いる。回路ブロック内での
クロック分配は従来例で記述したような配線層を用いた
クロック分配でよい。
【0017】各受光素子へのクロック信号分配は酸化膜
中の光波を用いて行われているので低スキューで行え
る。高速が約3億m/sとすると、マイクロプロセッサ
CPUの大きさが1cm角として、最大約33psにな
る。各受光素子R1〜R11へのクロック分配時間が無
視できる時間であることがわかる。したがって、各回路
ブロックQ1〜Q11を十分小さくすれば、その回路ブ
ロック中にある受光素子Q1〜Q11からのクロック信
号を低スキューで伝搬させるので、マイクロプロセッサ
CPU全体に低スキューにクロック信号を分配できる。
【0018】消費電力についても、従来例で記述したよ
うにクロック系全体を電気信号で駆動した場合には大き
くなる。本実施例の場合、各回路ブロックQ1〜Q11
内への分配で済むので消費電力を小さく抑えることがで
きる。図7はそれを示したものである。
【0019】従来例(a)ではクロック信号CLKをク
ロックバッファK1〜K4を用いてツリー状に分配し、
各クロック入力部N1〜N80に分配している。伝搬時
間を最小化するため、クロックバッファK1〜K4の各
ゲート幅WK1〜WK4はWK1 < WK2 < W
K3 < WK4 を満たさなければならない。したが
って、クロックバッファK4のゲート幅WK4は必然的
に大きなものとなり、クロックバッファK2〜K4を駆
動するために要する消費電力は大きくなる。図7(b)
は本発明の実施例場合である。受光素子R01〜R04
で受信されたクロック信号はクロックバッファK5によ
って各クロック入力部N1〜N80に分配される。前記
のクロックバッファK2〜K4を駆動する必要がなくな
り、低消費電力になる。
【0020】上記した実施例には光波の波長の特定は行
っていないが、どのような波長の光波を用いてもよい。
酸化膜2で吸収され難い波長の光波を使うとよりよい。
【0021】また、波長の違う光波を2種類以上用い、
受光素子R0にそれぞれの波長の光波を検出する受光素
子を用いれば、相互での干渉が生じないので、酸化膜2
で複数回線の信号をやりとりできる。
【0022】図6のようにマイクロプロセッサ等のクロ
ック信号に用いた場合には、複数の周波数を伝搬させる
ことができる。
【0023】また、図8のように酸化膜2を隔壁PAで
分離し、光波が隔壁PAで分離された区画REG1〜R
EG3間を相互に伝搬しないようにすれば、区画REG
1〜REG3で別々の回線の信号をやりとりすることが
できる。その場合、区画REG1〜REG3で別々の発
光素子T2〜T4を形成するとよい。それぞれの発光素
子T2〜T4で独立した信号を発信できる。
【0024】図6のようにマイクロプロセッサ等のクロ
ック信号に用いた場合には、その区画REG1〜REG
3に別々のクロック周波数のクロック信号を伝搬でき
る。
【0025】隔壁PAは、酸化膜2を非透過性に変質さ
れてもよいし、溝をほり、非透過性の物質で埋めて形成
してもよい。要は光波が伝搬しないようにすればよい。
【0026】以上のマイクロプロセッサの実施例ではク
ロック分配に、光波を用いているが、データ線やアドレ
ス線などの他の信号線の伝搬に用いてもよい。特に、マ
イクロプロセッサ全体に伝える必要がある信号の伝搬に
用いればより効果がある。
【0027】
【発明の効果】クロック線の負荷容量による消費電力増
加がなく、クロックスキューが小さくなる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の図である。
【図2】光波の入射方法を示す実施例の図である。
【図3】光波の入射方法を示す実施例の図である。
【図4】本発明の示すより具体的な実施例の図である。
【図5】光波遮断層の実施例の図である。
【図6】本発明をクロック分配に適応したときの実施例
の図である。
【図7】従来例とのクロック分配の比較を示す図であ
る。
【図8】隔壁の実施例の図である。
【符号の説明】
R0〜R11……受光素子、 T0〜T4……発光素子、 C1、C2……光波遮断層、 L1、L2……光波、 Q1〜Q11……回路ブロック、 AL1〜AL5……配線、 MOS1、MOS2……MOS型トランジスタ、 K1〜K5……クロックバッファ、 PA……隔壁。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基体、絶縁膜、薄膜半導体層が積層
    された基板の該薄膜半導体表面に1つ以上の受光素子が
    形成された半導体装置において、該受光素子が該絶縁膜
    中を伝搬する光波を検出することを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した半導体装置において、
    該光波が該薄膜半導体表面に形成された少なくとも一つ
    の発光素子から出力されていることを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載した半導体装置において、
    該光波が該基板の側面から入射されていることを特徴と
    する半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載した半導体装置において、
    該薄膜半導体層と該絶縁膜層の間の、少なくとも一部分
    に光波遮断層が形成された半導体装置において、該光波
    が該光波遮断層によって該薄膜半導体層に入射されない
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4に記載された光波に
    おいて、該光波の波長が少なくとも二種類以上あり、そ
    れぞれで別の信号を伝搬していることを特徴とする半導
    体装置。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5に記載された半導体
    装置において、該絶縁膜層が隔壁によって光波が相互に
    伝搬しないように分離され、該隔壁によって囲まれた領
    域間で独立して該光波を伝搬することを特徴とする半導
    体装置。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6に記載された半導体
    装置において、該光波が該半導体装置のクロック信号と
    なっていることを特徴とする半導体装置。
JP7145857A 1995-06-13 1995-06-13 半導体装置 Pending JPH08340098A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128314A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sony Corp 半導体装置およびそれを用いた電子機器

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