JPH0833914A - 被圧延材ループを制御の下に形成するための方法および装置 - Google Patents
被圧延材ループを制御の下に形成するための方法および装置Info
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- JPH0833914A JPH0833914A JP7048631A JP4863195A JPH0833914A JP H0833914 A JPH0833914 A JP H0833914A JP 7048631 A JP7048631 A JP 7048631A JP 4863195 A JP4863195 A JP 4863195A JP H0833914 A JPH0833914 A JP H0833914A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B41/00—Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters
- B21B41/08—Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters without overall change in the general direction of movement of the work
- B21B41/10—Loop deflectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被圧延材ループを制御の下に形成するための
方法および装置を提供すること 【構成】 ロールスタンドから抜出す被圧延材に重力に
よる降下の機会を与え、被圧延材先端を次のロールスタ
ンド方向に転向させ、引続き被圧延材を転向相の間被圧
延材先端が次のロールスタンド内に挿入するまで一時的
に支持し、ループ調整部によりループを安定化する、こ
の目的を行うために装置が相前後している二つのロール
スタンドI,IIの少なくともそれぞれ前方のロールス
タンドIIを下方へと傾斜していてかつそれぞれ手前の
ロールスタンドIに延在している支持案内部6を備えて
いる
方法および装置を提供すること 【構成】 ロールスタンドから抜出す被圧延材に重力に
よる降下の機会を与え、被圧延材先端を次のロールスタ
ンド方向に転向させ、引続き被圧延材を転向相の間被圧
延材先端が次のロールスタンド内に挿入するまで一時的
に支持し、ループ調整部によりループを安定化する、こ
の目的を行うために装置が相前後している二つのロール
スタンドI,IIの少なくともそれぞれ前方のロールス
タンドIIを下方へと傾斜していてかつそれぞれ手前の
ロールスタンドIに延在している支持案内部6を備えて
いる
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つのロールスタンド
間において、特に小形鋼圧延ラインおよび中形鋼圧延ラ
インの仕上げ圧延ラインもしくは中間圧延ライン内にお
いて被圧延材ループを制御の下に形成するための方法お
よび装置に関する。
間において、特に小形鋼圧延ラインおよび中形鋼圧延ラ
インの仕上げ圧延ラインもしくは中間圧延ライン内にお
いて被圧延材ループを制御の下に形成するための方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知の圧延ラインにあっては、相前後し
ている二つのロールスタンド間において確実に無張力で
の圧延を行うために、仕上げ段を経て被圧延材が通過す
る際にロールスタンド間において垂直方向と水平方向の
ループが形成される。この目的に使用される、二つのロ
ールスタンド間におけるループの形成と解消を可能にす
るループリフタは、少なくとも一つの空圧シリンダ或い
は液圧シリンダにより旋回されるエジェクタを備えた水
平ループ形成装置から成る。垂直ループ形成装置も設け
られている場合、垂直方向ループのためのエジェクタロ
ールはレバーロッドを介して空圧シリンダ或いは液圧シ
リンダにより駆動機構され、ループ形成のために転向さ
れる。
ている二つのロールスタンド間において確実に無張力で
の圧延を行うために、仕上げ段を経て被圧延材が通過す
る際にロールスタンド間において垂直方向と水平方向の
ループが形成される。この目的に使用される、二つのロ
ールスタンド間におけるループの形成と解消を可能にす
るループリフタは、少なくとも一つの空圧シリンダ或い
は液圧シリンダにより旋回されるエジェクタを備えた水
平ループ形成装置から成る。垂直ループ形成装置も設け
られている場合、垂直方向ループのためのエジェクタロ
ールはレバーロッドを介して空圧シリンダ或いは液圧シ
リンダにより駆動機構され、ループ形成のために転向さ
れる。
【0003】圧延の際二つのロールスタンド間でループ
の形成の下に圧延作業が行われる小形鋼圧延ラインの例
にあっては、この様式の引張力を伴うことのない圧延作
業を行うのに必要な設備にあっ被圧延材のループを形成
するためには諸装置並びに駆動機構、制御機構および調
整機構を設備するために多額の経費と手間とを要し、か
つ設備構造が複雑となる。、被圧延材始端部は真っ直ぐ
な案内により両ロールスタンド内に入る。その際ループ
を形成するためには、ロール周速度もしくは後続してい
るロールスタンドの回転数がこの被圧延材始端部の捕捉
の際、先行するロールスタンドにおけるロール周速度よ
りも小さくなければならない。
の形成の下に圧延作業が行われる小形鋼圧延ラインの例
にあっては、この様式の引張力を伴うことのない圧延作
業を行うのに必要な設備にあっ被圧延材のループを形成
するためには諸装置並びに駆動機構、制御機構および調
整機構を設備するために多額の経費と手間とを要し、か
つ設備構造が複雑となる。、被圧延材始端部は真っ直ぐ
な案内により両ロールスタンド内に入る。その際ループ
を形成するためには、ロール周速度もしくは後続してい
るロールスタンドの回転数がこの被圧延材始端部の捕捉
の際、先行するロールスタンドにおけるロール周速度よ
りも小さくなければならない。
【0004】同時に、両ロールスタンド間の速度差によ
って形成されるループは、ローラレバーにより、真っ直
ぐな案内からループテーブル上に転向される。この際、
被圧延材始端部がこれらの二つのロールスタンドに続く
ロールスタンドに達しており、新しいループ形成が始っ
ている際、ループ形成は二つのロールスタンド間におい
て遅くとも完了していなければならない。
って形成されるループは、ローラレバーにより、真っ直
ぐな案内からループテーブル上に転向される。この際、
被圧延材始端部がこれらの二つのロールスタンドに続く
ロールスタンドに達しており、新しいループ形成が始っ
ている際、ループ形成は二つのロールスタンド間におい
て遅くとも完了していなければならない。
【0005】上記の工程はループ制御によって支援さ
れ、このループ制御によりループが形成され、圧延作業
の間所定の値に一定に維持される。このループ調整はル
ープの両水平方向の端部位置と両垂直方向の端部位置を
区画し、これらの端部位置をループテーブルの中央にお
いて可能な限り所定の値に維持する。その際、圧延プロ
セスにあって生じる、例えば先行する多段のロールスタ
ンドの交互の充填、被圧延材の温度等による断面変化の
ような影響が考慮され、この影響はループの長さ変化お
よびこれに伴いループ大きさの変化に変わる。ループ調
整はローラレバーによるループの転向の後終了される。
ループ制御の作業は被圧延材を光電気的に走査すること
により行われ、カスケード制御の方向に依存して先行す
る或いは次のロールスタンドの回転数を制御するように
して行われる。
れ、このループ制御によりループが形成され、圧延作業
の間所定の値に一定に維持される。このループ調整はル
ープの両水平方向の端部位置と両垂直方向の端部位置を
区画し、これらの端部位置をループテーブルの中央にお
いて可能な限り所定の値に維持する。その際、圧延プロ
セスにあって生じる、例えば先行する多段のロールスタ
ンドの交互の充填、被圧延材の温度等による断面変化の
ような影響が考慮され、この影響はループの長さ変化お
よびこれに伴いループ大きさの変化に変わる。ループ調
整はローラレバーによるループの転向の後終了される。
ループ制御の作業は被圧延材を光電気的に走査すること
により行われ、カスケード制御の方向に依存して先行す
る或いは次のロールスタンドの回転数を制御するように
して行われる。
【0006】上記のように、制御および調整には高い要
件が課せられ、その際ループの形成および解消は動力学
的な態様が高いことからループ制御にとって問題となる
作業相であることがわかった。何故なら、振動がしばし
ば避けられないからである。被圧延材が抜出す以前に、
ループはループ制御によって解消されていなければなら
ない。即ちループの高さは零にまで下降されていなけれ
ばならない。特に圧延作業が高速で行われている場合、
ロールスタンドから抜出す被圧延材端部が案内部に衝突
するのを回避するために、解消が適宜な時期に行われる
ことが必要である。
件が課せられ、その際ループの形成および解消は動力学
的な態様が高いことからループ制御にとって問題となる
作業相であることがわかった。何故なら、振動がしばし
ば避けられないからである。被圧延材が抜出す以前に、
ループはループ制御によって解消されていなければなら
ない。即ちループの高さは零にまで下降されていなけれ
ばならない。特に圧延作業が高速で行われている場合、
ロールスタンドから抜出す被圧延材端部が案内部に衝突
するのを回避するために、解消が適宜な時期に行われる
ことが必要である。
【0007】他の課題は、ロール速度が20m/秒以上
である場合、不正評価を回避するために、調整部が被圧
延材の移動に同期して1/10秒に正確に作用しなけれ
ばならないと言うことである。被圧延材がロールスタン
ド内に走入する以前にループは個々のロールスタンド間
において安定した状態に存在していなければならない。
しかし、特に高い速度にあってループを形成する際には
大抵このことを実現するのは困難である。
である場合、不正評価を回避するために、調整部が被圧
延材の移動に同期して1/10秒に正確に作用しなけれ
ばならないと言うことである。被圧延材がロールスタン
ド内に走入する以前にループは個々のロールスタンド間
において安定した状態に存在していなければならない。
しかし、特に高い速度にあってループを形成する際には
大抵このことを実現するのは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、上記の欠点が回避され、かつループ形成が簡単と
なり、しかもこの場合駆動技術、制御技術および調整技
術に対する面倒な企図を必要としない、冒頭に記載して
様式の方法および装置を提供することである。
題は、上記の欠点が回避され、かつループ形成が簡単と
なり、しかもこの場合駆動技術、制御技術および調整技
術に対する面倒な企図を必要としない、冒頭に記載して
様式の方法および装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
より、ロールスタンドから抜出す被圧延材に重力による
降下の機会を与え、次いで被圧延材先端を後続するロー
ルスタンド方向に転向させ、引続き被圧延材を転向相の
間被圧延材先端が次のロールスタンド内に走入するまで
一時的に支持し、ループ制御部によりループを安定化す
ることによって解決される。
より、ロールスタンドから抜出す被圧延材に重力による
降下の機会を与え、次いで被圧延材先端を後続するロー
ルスタンド方向に転向させ、引続き被圧延材を転向相の
間被圧延材先端が次のロールスタンド内に走入するまで
一時的に支持し、ループ制御部によりループを安定化す
ることによって解決される。
【0010】上記の驚異的な構成により、即ちループを
抜出す被圧延材の自重により重力自体に依存して形成す
ることにより、多くの利点が得られる。ループテーブル
およびループ持上げビームを使用することなく作業を行
うことが可能であり、従って運動する装置部分が可能な
限りわずかであると構造が可能となり、これにより製造
並びに保守管理および作業経費が低減されることは別と
して、本発明による方法により、特にループ制御におい
て問題となる二つの相、即ちループの形成とループの解
消の問題が解決される。
抜出す被圧延材の自重により重力自体に依存して形成す
ることにより、多くの利点が得られる。ループテーブル
およびループ持上げビームを使用することなく作業を行
うことが可能であり、従って運動する装置部分が可能な
限りわずかであると構造が可能となり、これにより製造
並びに保守管理および作業経費が低減されることは別と
して、本発明による方法により、特にループ制御におい
て問題となる二つの相、即ちループの形成とループの解
消の問題が解決される。
【0011】重力によって形成されたループは、作業終
期において自動的に支持部材上に抜出す。ループ持上げ
ビームが設けられていないので、抜出す被圧延材が『鞭
打ち振動』を行うと言う危険が回避される。重力に依存
したループ形成はループ制御の動力学的な態様に関連し
て生じる課題が著しく低減され、従って回転数制御は一
象限的な制御(Einquadrantenregelung) として構成する
ことが可能であり、他方公知の装置にあっては四一象限
的な制御(Vierquadrantenregelung)が普通である。
期において自動的に支持部材上に抜出す。ループ持上げ
ビームが設けられていないので、抜出す被圧延材が『鞭
打ち振動』を行うと言う危険が回避される。重力に依存
したループ形成はループ制御の動力学的な態様に関連し
て生じる課題が著しく低減され、従って回転数制御は一
象限的な制御(Einquadrantenregelung) として構成する
ことが可能であり、他方公知の装置にあっては四一象限
的な制御(Vierquadrantenregelung)が普通である。
【0012】本発明による提案により、降下相は所望の
ループ高さに依存して調節される。従って、転向相の間
被圧延材に対して載置面を提供する支持部を相応して多
少持上げることにより、自重に条件付けられる最大被圧
延材の湾曲は前もって調節することが可能である。ルー
プを重力に依存して形成する際、被圧延材をループ持上
げビームを介して引抜く必要がないので、通常の高さよ
りも低いループの高さ位置で作業が行われる。ループ高
さ位置は生産条件に応じてほぼ20〜100mm間で変
動するに過ぎない。ループ高さ位置を予め適当に選択す
ることにより補って、支持部を調節することにより、安
定した状態にある自重に依存して形成されるループ形成
が支持部と接触することがないことが保証される。
ループ高さに依存して調節される。従って、転向相の間
被圧延材に対して載置面を提供する支持部を相応して多
少持上げることにより、自重に条件付けられる最大被圧
延材の湾曲は前もって調節することが可能である。ルー
プを重力に依存して形成する際、被圧延材をループ持上
げビームを介して引抜く必要がないので、通常の高さよ
りも低いループの高さ位置で作業が行われる。ループ高
さ位置は生産条件に応じてほぼ20〜100mm間で変
動するに過ぎない。ループ高さ位置を予め適当に選択す
ることにより補って、支持部を調節することにより、安
定した状態にある自重に依存して形成されるループ形成
が支持部と接触することがないことが保証される。
【0013】本発明による方法を実施するための装置の
特徴とするところは、相前後している二つのロールスタ
ンドのうち、少なくともそれぞれ前方のロールスタンド
を下方へと傾斜していてかつそれぞれ手前のロールスタ
ンドに延在している支持案内部を備えていることであ
る。
特徴とするところは、相前後している二つのロールスタ
ンドのうち、少なくともそれぞれ前方のロールスタンド
を下方へと傾斜していてかつそれぞれ手前のロールスタ
ンドに延在している支持案内部を備えていることであ
る。
【0014】上記の支持案内部に、自重により降下する
被圧延材先端部が支持され、その際調心され、引続き行
われる転向相−この転向相にあってはこの被圧延材先端
部は次のロールスタンド内に導入される−間において支
持される。
被圧延材先端部が支持され、その際調心され、引続き行
われる転向相−この転向相にあってはこの被圧延材先端
部は次のロールスタンド内に導入される−間において支
持される。
【0015】本発明による他の構成により、支持案内部
のそれぞれ前方のロールスタンドに面している高い位置
に存在している端部が旋回支承部に存在している。従っ
て、最も簡単な様式として溶接構造として形成される支
持案内部もしくは支持溝の調節は旋回によって達せられ
る。このことは、一方或いは両方の案内溝の傾斜の度合
いを後調節するために、場合によって必要となるプログ
ラム交替を容易にする。
のそれぞれ前方のロールスタンドに面している高い位置
に存在している端部が旋回支承部に存在している。従っ
て、最も簡単な様式として溶接構造として形成される支
持案内部もしくは支持溝の調節は旋回によって達せられ
る。このことは、一方或いは両方の案内溝の傾斜の度合
いを後調節するために、場合によって必要となるプログ
ラム交替を容易にする。
【0016】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳細に説明する。
き本発明を詳細に説明する。
【0017】
【実施例】詳しく図示しなかった小形鋼圧延ラインおよ
び中形鋼圧延ラインの仕上げ圧延ラインもしくは中間圧
延ラインIうち、二つの、相前後している、それぞれた
だ一つの上方の水平ロール2と下方の水平ロール3によ
って表されたロールスタンドIとIIのみを図示した。
この実施例にあっては、手前のロールスタンドIと次の
前方のロールスタンドIIにも、それぞれ旋回支承部4
内に調節可能に設けられていてかつ溶接構造部分として
形成されている案内溝5と6の様式の支持案内部が所属
している。これらの支持案内部はV−字形の配設で下方
へと傾斜して枢着されている。
び中形鋼圧延ラインの仕上げ圧延ラインもしくは中間圧
延ラインIうち、二つの、相前後している、それぞれた
だ一つの上方の水平ロール2と下方の水平ロール3によ
って表されたロールスタンドIとIIのみを図示した。
この実施例にあっては、手前のロールスタンドIと次の
前方のロールスタンドIIにも、それぞれ旋回支承部4
内に調節可能に設けられていてかつ溶接構造部分として
形成されている案内溝5と6の様式の支持案内部が所属
している。これらの支持案内部はV−字形の配設で下方
へと傾斜して枢着されている。
【0018】以下に記載する、重力に依存したループ形
成を行うためには、前方のロールスタンドIIの旋回支
承部4に枢着されている案内溝6で十分であり、手前の
案内溝5はただ、被圧延材の抜出す端部を全く鞭打ち振
動を伴うことなく前方の案内溝6上に移行するために働
く。
成を行うためには、前方のロールスタンドIIの旋回支
承部4に枢着されている案内溝6で十分であり、手前の
案内溝5はただ、被圧延材の抜出す端部を全く鞭打ち振
動を伴うことなく前方の案内溝6上に移行するために働
く。
【0019】抜出す被圧延材7の自重により自動的に形
成される重力に依存して形成されるループは、図面にお
いては相A、相Bおよび相Cで概略示した。手前のロー
ルスタンドIから抜出る被圧延材7の被圧延材先端部
は、ループ形成の相Aにおいて、湾曲した線で示したカ
ーブの経過を辿り、その後この被圧延材先端部は自重に
より重力により自動的に降下する。この被圧延材先端部
が次の前方のロールスタンドIIの案内溝6上に突当る
て直ちに、点線で示したカーブ経過をたどって相Bが開
始される。この相Bにあっては被圧延材先端部、即ち被
圧延材7は前方のロールスタンドIIの方向に抵抗さ
れ、同時に、被圧延材先端部がロールスタンドIIの水
平ロール2,3間に導入されてしまうまで、支持され
る。この導入は導入機構8によって補助される。これが
達成されると、即ち被圧延材7がロールスタンドIIの
水平ロール2,3により捕捉されると直ちに、重力にに
依存して形成されるループは、次に走査機構により行わ
れるループ制御により安定される。安定された重力によ
るループの曲線経過は相Cで鎖線で示した。
成される重力に依存して形成されるループは、図面にお
いては相A、相Bおよび相Cで概略示した。手前のロー
ルスタンドIから抜出る被圧延材7の被圧延材先端部
は、ループ形成の相Aにおいて、湾曲した線で示したカ
ーブの経過を辿り、その後この被圧延材先端部は自重に
より重力により自動的に降下する。この被圧延材先端部
が次の前方のロールスタンドIIの案内溝6上に突当る
て直ちに、点線で示したカーブ経過をたどって相Bが開
始される。この相Bにあっては被圧延材先端部、即ち被
圧延材7は前方のロールスタンドIIの方向に抵抗さ
れ、同時に、被圧延材先端部がロールスタンドIIの水
平ロール2,3間に導入されてしまうまで、支持され
る。この導入は導入機構8によって補助される。これが
達成されると、即ち被圧延材7がロールスタンドIIの
水平ロール2,3により捕捉されると直ちに、重力にに
依存して形成されるループは、次に走査機構により行わ
れるループ制御により安定される。安定された重力によ
るループの曲線経過は相Cで鎖線で示した。
【0020】ループの高さ位置9は僅かに20〜100
mmの寸法で製造条件に依存して移動する。相Cによる
垂れ下がった、重力によるループを形成する被圧延材
は、物理的な観点からしてその安定した状態にあり、湾
曲の形状は自然である。この自重により安定に維持され
た状態は、必要とする制御干渉の後僅かに機械的な振動
を行う傾向を有する。作業開始は公知装置におけるより
もずっと短い時間を要するに過ぎない。何故なら、ルー
プ調整には形成相および解消相が−既に述べたように−
必要としないからである。更に、これに伴いエジェク
タ、制御、被圧延材通板および制御の終了間の同期をも
はや必要としない。これは極めて簡単なプロセス経過を
可能にするのみならず、より高度な作業安全性を招来す
る。
mmの寸法で製造条件に依存して移動する。相Cによる
垂れ下がった、重力によるループを形成する被圧延材
は、物理的な観点からしてその安定した状態にあり、湾
曲の形状は自然である。この自重により安定に維持され
た状態は、必要とする制御干渉の後僅かに機械的な振動
を行う傾向を有する。作業開始は公知装置におけるより
もずっと短い時間を要するに過ぎない。何故なら、ルー
プ調整には形成相および解消相が−既に述べたように−
必要としないからである。更に、これに伴いエジェク
タ、制御、被圧延材通板および制御の終了間の同期をも
はや必要としない。これは極めて簡単なプロセス経過を
可能にするのみならず、より高度な作業安全性を招来す
る。
【0021】
【発明の効果】本発明による方法および装置により、ル
ープ形成が機械的な手段によって行われず、被圧延材の
自重により重力により行われ、例え圧延作業が高速で行
われる場合でも、ロールスタンドから抜出る被圧延材が
案内部に衝突するのが確実に回避され、またループの形
成と解消とが適宜な時期に行われる。
ープ形成が機械的な手段によって行われず、被圧延材の
自重により重力により行われ、例え圧延作業が高速で行
われる場合でも、ロールスタンドから抜出る被圧延材が
案内部に衝突するのが確実に回避され、またループの形
成と解消とが適宜な時期に行われる。
【図1】本発明によるループ形成のための方法を実施す
るための装置の一実施例を示す図である。
るための装置の一実施例を示す図である。
1 中間圧延ラインもしくは仕上げ圧延ライン 2,3 水平ロール 4 旋回支承部 5,6 案内溝 7 被圧延材 8 導入機構 9 ループ高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 39/14 B
Claims (5)
- 【請求項1】 二つのロールスタンド間において、特に
小形鋼圧延ラインおよび中形鋼圧延ラインの仕上げ圧延
ラインもしくは中間圧延ライン内において被圧延材ルー
プを制御の下に形成するための方法において、ロールス
タンドから抜出す被圧延材に重力による降下の機会を与
え、次いで被圧延材先端を後続するロールスタンド方向
に転向させ、引続き被圧延材を、転向相の間被圧延材先
端が次のロールスタンド内に走入するまで一時的に支持
し、ループ制御部によりループを安定化することを特徴
とする被圧延材ループを制御の下に形成するための方
法。 - 【請求項2】 降下相を所望のループ高さに依存して調
節することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 二つのロールスタンド間において、特に
小形鋼圧延ラインおよび中形鋼圧延ラインの仕上げ圧延
ラインもしくは中間圧延ライン内において被圧延材ルー
プを制御の下に形成するための装置において、相前後し
ている二つのロールスタンド(I,II)のうち、少な
くともそれぞれ前方のロールスタンド(II)が下方向
へと傾斜していてかつそれぞれ手前のロールスタンド
(I)に延在している支持案内部(6)を備えているこ
とを特徴とする被圧延材ループを調整の下に形成するた
めの装置。 - 【請求項4】 支持案内部が案内溝(6)として形成さ
れていることを特徴とする請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 支持案内部(6)の、それぞれ前方のロ
ールスタンド(II)に面している高い位置に存在して
いる端部が旋回支承部(4)に存在していることを特徴
とする請求項三或いは4に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4407981:8 | 1994-03-10 | ||
DE4407981A DE4407981A1 (de) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | Verfahren und Vorrichtung zur geregelten Bildung von Walzgut-Schlingen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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