JPH08339097A - 製版機 - Google Patents

製版機

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JPH08339097A
JPH08339097A JP7169197A JP16919795A JPH08339097A JP H08339097 A JPH08339097 A JP H08339097A JP 7169197 A JP7169197 A JP 7169197A JP 16919795 A JP16919795 A JP 16919795A JP H08339097 A JPH08339097 A JP H08339097A
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JP
Japan
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air
paper
water
making machine
plate making
Prior art date
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Application number
JP7169197A
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English (en)
Inventor
Tamio Iwamoto
民夫 岩元
Masahiro Hayashi
正広 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iwatsu Electric Co Ltd filed Critical Iwatsu Electric Co Ltd
Priority to JP7169197A priority Critical patent/JPH08339097A/ja
Publication of JPH08339097A publication Critical patent/JPH08339097A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製版機が乾燥した環境下で運転される場合で
あっても、マスター紙がカールすることがないマスター
紙を得るにある。 【構成】 マスター紙Xを堆積状態におくことができる
給紙部2を有する製版機において、前記マスターX紙を
取り囲む空気循環路Yを形成できる空気取入口8及び空
気吐出口9を前記給紙部2の隔壁3に設け、前記空気取
入口8から取り込まれた循環空気に湿気を与えて前記空
気吐出口9から加湿空気を前記給紙部2中に再循環させ
る加湿装置10を付設した製版機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷用原版であるマスタ
ーを作成する製版機に関し、特に、製版機の給紙部に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、多層構造からなる酸化亜
鉛紙で作られる製版マスター紙は乾燥するとカールする
性質があるが、このようなマスター紙が乾燥した環境下
にある製版機で用いられると、次のような数々の障害が
引き起こされることがある。
【0003】つまり、全自動湿式製版機においては、堆
積状態におかれたマスター紙から一枚ずつマスター紙が
取り出されて制限された通路を通って給紙されるけれど
も、この際、カールしたマスター紙であると、マスター
紙が給紙通路の各部に引っ掛かり、所謂”ジャム”が頻
繁に発生する。また、製版機においては、マスター紙の
表面に感光面に均一な帯電を行うけれども、カールした
マスター紙では、通過する感光面と帯電器との距離が通
過部位により変化するため、不均一な帯電状態となり、
画像に濃度ムラが発生する。
【0004】そして、製版機の露光ステージにおいて
は、真空圧や位置決めピンによりマスター紙を露光面に
正確に位置されるけれども、真空圧固定露光ステージに
カールしたマスター紙が供給されると、マスター紙の全
面を正確に露光面に吸着できなくなり、部分的に画像が
ゆがんで露光される所謂”画線曲がり”が生じ、位置決
めピンでマスター紙を係止する構造では、カールしたマ
スター紙が同位置決めピンを乗り越えてしまい、マスタ
ー紙に対し画像曲がりが発生する。その他、カールした
マスター紙を用いると、現像液への瞬間的な浸漬だけで
は、マスター紙のカール状態は戻らないため、現像ムラ
や定着ムラが問題となる場合が多く、マスター紙の乾燥
によるカール状態の発生が印刷原版の製作時に重大な問
題となっている。
【0005】勿論、前述したような問題を解決するため
には、シート状にカットされるマスター紙のカット面か
ら水分が蒸散しない保水処理をすればよいけれども、こ
のような保水処理マスター紙は非常に高価となり、経済
的に実用化は困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、以上に述べたような従来のカールしたマスター紙の
問題に鑑み、製版機が乾燥した環境下で運転される場合
であっても、マスター紙がカールすることがない構造を
得るにある。また、本発明の第2の目的は、第1の目的
を達成できる製版機であって、湿度が高く、除湿を必要
とする場合にも対応できる製版機を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るため、本発明は、マスター紙を堆積状態におくことが
できる給紙部を有する製版機において、前記マスター紙
を取り囲む空気循環路を形成できる空気取入口及び空気
吐出口を前記給紙部の隔壁に設け、前記空気取入口から
取り込まれた循環空気に湿気を与えて前記空気吐出口か
ら加湿空気を前記給紙部中に再循環させる加湿装置を付
設した製版機を提案するものである。また、後述する本
発明の好ましい実施例においては、前記加湿装置は、前
記空気吐出口から循環空気を強制的に吸い込む吸込ファ
ンと、水を貯留させる水トレーと、一部を同水トレーの
水中に浸漬された状態で前記吸込ファンに臨まされかつ
強制循環空気に吸い上げられた水分の一部を蒸散させる
吸水手段とを備えるものが説明される。前記第2の目的
は、本発明によれば、前記給紙部から前記空気循環路の
一部を取り入れて循環空気中に水分の一部を除去する除
湿器を前記給紙部に付設した構造で達成できる。つま
り、この構造の製版機は、一般的な乾燥環境下での運転
ばかりでなく、除湿を要求される季節的な条件や悪条件
下での運転にも対応できる。
【0008】
【実施例】以下、図1から図6について本発明の実施例
の詳細を説明する。図1から図4は本発明の第1実施例
による製版機を示し、この製版機は原稿をセットできる
露光台1と、内部に体積状態におかれた多数枚のマスタ
ー紙Xを装填できる給紙部2とを備えている。
【0009】図3は同給紙部2の詳細を示し、隔壁3で
囲まれた給紙部2の内部には表面に多数枚のマスター紙
Xを堆積状態におくことができる給紙台4が組み込まれ
ており、開閉可能なカバー2aで覆われた同給紙台4の
一端側にはマスター紙Xを一枚ずつ繰り出す給紙ローラ
5が付設され、この給紙ローラ5で繰り出されたマスタ
ー紙Xは中間ローラ6に引き取られ、同中間ローラ6に
続く搬送ベルト7により下方の露光ステージ(図示せ
ず)へ供給される。
【0010】また、前記隔壁3の右側には給紙部2中の
空気を吸い込む空気取入口8及び加湿した空気を吐き出
す空気吐出口9が形成され、これらの空気取入口8及び
空気吐出口9により前記給紙台4を取り囲む空気循環路
Yが形成してあり、前記空気取入口8及び空気吐出口9
の外部に加湿装置10が付設される。
【0011】図4は加湿装置10の詳細であって、密閉
された加湿ボックス11の内部には加湿用の水を貯留で
きる水トレー12が位置され、この水トレー12の上部
空間は仕切り壁13によって、前記空気取入口8及び空
気吐出口9に面した加湿室14と、不足水を補給できる
補充室15とに区画してある。即ち、加湿室14中に
は、前記空気取入口8の吸込ファン17に面して位置さ
れかつ下部を前記水トレー12中に浸漬された複数枚の
吸水紙16(吸水手段)が配置され、前記空気吐出口9
に位置される吸込ファン17の強制循環風により水トレ
ー12から吸い上げられた吸水紙16の水分が蒸散され
る。
【0012】また、前記加湿ボックス11の補充室15
の開口からは、補充水を入れた補給ボトル18が補給栓
19を下向きとした状態で装填され、同補給ボトル18
中の補充水により前記水トレー12内の水の水準が一定
状態に保たれる。つまり、同補給栓19は前記補給ボト
ル18の口部に着脱可能にねじ込まれた口金部材19a
と、同口金部材19aの中心部に長さ方向に移動可能に
支持されかつ先端部を前記水トレー12の底面に衝合で
きる弁棒19bとを備え、同弁棒19bの内端部には、
前記口金部材19aの弁座に着座できる栓体19cが固
定してある。なお、補給ボトル18について言えば、補
給ボトル18に水レベルセンサを設けてもよいけれど
も、加湿ボックス11の一部を透明部材で構成すれば、
内容量の確認を容易に行うことができる。
【0013】図2は前述した加湿装置10の制御部を示
し、加湿装置10の処理回路CPUには、電源オンオフ
スイッチDS及び給紙部2中の雰囲気の湿度を感知する
温湿度センサSSからの信号が入力され、同処理回路C
PUの出力信号で加湿装置10のファンモータ20が制
御されることになる。
【0014】第1実施例の製版機は、以上のような構造
であるから、乾燥環境下の製版機の運転に際して、電源
オンオフスイッチDSを投入すると、給紙部2の空気循
環路Y内の環境空気の湿度が温湿度センサSSで検知さ
れ、ファンモータ20が駆動されて水トレー12の水を
吸い上げている吸水紙16に空気循環路Y中の空気が吹
き付けられる。このため、吸水紙16の表面から水分が
同空気中に蒸散され、水分を含んだ空気が空気吐出口9
から給紙部2の内部に再循環され、マスター紙Xを載置
した給紙台4の周囲の空気循環路Yの湿度が略一定状態
に保たれる。
【0015】この結果、給紙部2中に収容されたマスタ
ー紙Xのカット面からの水分の抜け出しが防止されるた
め、同マスター紙Xのカールが未然に阻止されるから、
カールしたマスター紙Xを用いることによる数々の障害
がなくなる。第1実施例の場合、吸水紙16から蒸発し
た水分は細かな粒子状となって再循環空気中に混和され
るため、加湿のために給紙部2中に水分を直接に噴霧す
る場合に比較し、露結現象を充分に阻止できるばかりで
なく、設備費用を割安なものとすることができる。
【0016】第2実施例によるマスター紙Xを示す図5
は前述した図2対応図であり、図2と同一構造部分につ
いては同一符号を付して示してある。即ち、電源オンオ
フスイッチDS及び給紙部2中の雰囲気の湿度を感知す
る温湿度センサSSからの信号は処理回路CPUに入力
され、同処理回路CPUの出力信号で加湿装置10のフ
ァンモータ20が制御されることになるが、この処理回
路CPUは前記空気循環路Y中の循環空気の一部を取り
入れる除湿器21に出力信号を与え、同除湿器21によ
り給紙部2内の循環空気中の余分な水分が取り除かれ
る。
【0017】つまり、給紙部2の空気循環路の空気はそ
の一部を取り入れる除湿器ファン22で冷却フィン23
に導かれて不必要な水分を除去された後、放熱フィン2
4で加熱・乾燥され、乾燥風が再循環ファン25により
給紙部2中に戻されることになる。この除湿器21とし
ては、小型の空気冷却装置として知られる一般冷凍装置
であればよいけれども、例えば図6の電子ヒートポンプ
を用いれば、前記冷却フィン23の冷却と放熱フィン2
4の加熱を同時に行うことができる。
【0018】即ち、図6は直列接合された2つの半導体
P,Nに直流電流を印加するペルチェ効果素子であり、
同ペルチェ効果素子においては、周知のように、低温側
接合部26に前記冷却フィン23を、高温側接合部27
に放熱フィン24を機械的に接続するだけで、簡単に除
湿器21を構成できる。なお、湿度測定時にあっては、
電源立上げ後、一定時間だけ加湿を行い、その後、湿度
測定を行って除湿・加湿制御を行えば、確実に湿度調整
を行うことができるのは改めて指摘するまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、加湿装置の付設により給紙部中のマスター紙
が乾燥してカールするのを防止できるから、カットされ
たマスター紙で問題となる諸問題を未然に防止できる。
また、本発明による加湿装置では、吸水紙と水トレーと
による安価な構造とするので、製造原価の沸騰を抑制で
き、除湿器の追加により高湿度条件下での露結を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による製版機の全体斜視図
である。
【図2】同製版機の加湿装置のブロック線図である。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図である。
【図4】同加湿装置の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の図2と同様のブロック線
図である。
【図6】第2実施例の電子除湿器に用いるペルチェ効果
素子の説明図である。
【符号の説明】
X マスター紙 Y 空気循環路 2 給紙部 3 隔壁 4 給紙台 8 空気取入口 9 空気吐出口 10 加湿装置 11 加湿ボックス 12 水トレー 16 吸水紙 18 補給ボトル 21 除湿器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスター紙を堆積状態におくことができ
    る給紙部を有する製版機において、前記マスター紙を取
    り囲む空気循環路を形成できる空気取入口及び空気吐出
    口を前記給紙部の隔壁に設け、前記空気取入口から取り
    込まれた循環空気に湿気を与えて前記空気吐出口から加
    湿空気を前記給紙部中に再循環させる加湿装置を付設し
    たことを特徴とする製版機。
  2. 【請求項2】 前記加湿装置は、前記空気吐出口から循
    環空気を強制的に吸い込む吸込ファンと、水を貯留させ
    る水トレーと、一部を同水トレーの水中に浸漬された状
    態で前記吸込ファンに臨まされかつ強制循環空気に吸い
    上げられた水分の一部を蒸散させる吸水手段とを備える
    請求項1記載の製版機。
  3. 【請求項3】 前記給紙部から前記空気循環路の一部を
    取り入れて循環空気中に水分の一部を除去する除湿器を
    前記給紙部に付設したことを特徴とする請求項1記載の
    製版機。
JP7169197A 1995-06-12 1995-06-12 製版機 Pending JPH08339097A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04345447A (ja) * 1991-05-22 1992-12-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH04349473A (ja) * 1991-05-27 1992-12-03 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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