JP2011043532A - 画像形成装置、プログラム及び電子機器装置 - Google Patents

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JP2011043532A JP2009189711A JP2009189711A JP2011043532A JP 2011043532 A JP2011043532 A JP 2011043532A JP 2009189711 A JP2009189711 A JP 2009189711A JP 2009189711 A JP2009189711 A JP 2009189711A JP 2011043532 A JP2011043532 A JP 2011043532A
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Abstract

【課題】画像形成部を空気で冷やす場合に、画像形成部に供給する空気の速度(風速)を上げなくても冷却効果を高めることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1の構成として、画像を形成する画像形成部5と、画像形成部5を内包する内包空間6を有する装置本体3と、装置本体3の外部の空気を装置本体3の内部に吸気する吸気部12と、吸気部12によって吸気された空気の流れを内包空間6に導く通気路を形成する通気路形成部材(14,42)と、通気路を通して内包空間6に取り込まれた空気を排気する排気口26と、吸気部12によって吸気された空気を通気路の途中で冷却する冷却部13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、プログラム及び電子機器装置に関する。
特許文献1には、装置本体の正面側に設けられ、空気を装置本体内に吸気する吸気部と、この吸気部を介して装置本体内に導入された空気を排気する排気部と、装置本体内における吸気部及び排気部間に配設された被冷却部とを備えた画像形成装置において、吸気部は、各被冷却部に対応して設けられた複数の吸気口と、該吸気口から吸気された空気を被冷却部へ送風する送風ファンと、該送風ファンによって吸気され送風された空気を、対象とする被冷却部へ向かわせる複数の送風ダクトを備えた構成が開示されている。
特許文献2には、冷却ファンからの空気を被冷却部分に導く通風用ダクトの少なくとも一部を、装置本体の外装カバーで構成した画像形成装置が開示されている。
特許文献3には、潜像担持体に形成された潜像を現像手段で現像し、これによって潜像担持体に形成されたトナー像を熱転写手段により転写媒体上に熱転写する画像形成装置において、熱転写手段から現像手段への搬送過程中の潜像担持体に冷却側が配置されるとともに、現像手段から熱転写手段への搬送過程中の潜像担持体に発熱側が配置され、これら冷却側及び発熱側に対応する潜像担持体の間で熱交換を行う電子冷却手段を具備した構成が開示されている。
特許文献4には、LED発光光源を有し、露光する際に、LED光源の発光部を冷却手段により冷却すると共に、LED光源の定格光量を上回る上限光量を発光量の上限として露光する画像記録装置が開示されている。
特許文献5には、粉体現像剤を収容した現像剤収容手段と、該現像剤収容手段によって回転自在に支持されて表面に現像剤を担持するローラ状の現像剤担持手段と、現像剤層厚規制部材とを有する現像装置において、現像剤層厚規制部材表面にヒートパイプを当接させて、該ヒートパイプの一部に、ペルチェ素子で構成した冷却手段を設けた構成が開示されている。
特許文献6には、像保持体に当接して当該像保持体に付着する付着物を除去するクリーニングブレードと、このクリーニングブレードの温度を上昇させる加熱手段と、クリーニングブレードの温度を低下させる冷却手段とを備え、加熱手段及び冷却手段を用いてクリーニングブレードの温度が所定範囲内になるように制御するクリーニング装置とこれを備える画像形成装置が開示されている。
特開2006−195357号公報 特開2003−140534号公報 特開平8−69164号公報 特開2001−96800号公報 特開2002−351213号公報 特開2006−91152号公報
本発明の課題は、画像形成部を空気で冷やす場合に、画像形成部に供給する空気の速度(風速)を上げなくても冷却効果を高めることができる仕組みを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を内包する内包空間を有する装置本体と、
前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、
前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、
前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、
前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で冷却する冷却手段と
を備える画像形成装置
に係るものである。
請求項2に記載の発明は、
前記通気路によって導かれた空気を前記内包空間に取り込む取り込み口が、当該内包空間の下部に設けられ、
前記排気口が、前記内包空間の上部に設けられている
請求項1記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項3に記載の発明は、
前記冷却手段は、前記通気路側に第1面を臨むように配置し、かつ、前記通気路と反対側に第2面を臨むように配置した電子冷却素子と、前記電子冷却素子の前記第1面及び前記第2面のうち、少なくとも一方の面に熱的に結合した状態で取り付けられるとともに、前記電子冷却素子の前記第1面又は前記第2面よりも表面積が大きい熱交換部材とを有する 請求項1又は2記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項4に記載の発明は、
前記画像形成部は、潜像保持体に保持された静電潜像を現像剤で現像する現像手段を少なくとも含む
請求項1、2又は3記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項5に記載の発明は、
前記内包空間の内部に圧電ファンが設けられている
請求項1記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項6に記載の発明は、
前記内包空間の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段による温度の測定結果に基づいて、前記圧電ファンの駆動状態を制御する送風制御手段と
を備える請求項5記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項7に記載の発明は、
前記温度検出手段は、前記内包空間の複数の位置で温度を検出する複数の温度検出素子を有し、
前記送風制御手段は、前記複数の温度検出素子を用いて検出された温度の差が予め設定された上限値を超える場合に、前記圧電ファンを駆動するように制御する
請求項6記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項8に記載の発明は、
前記温度検出手段は、前記内包空間の複数の位置で温度を検出する複数の温度検出素子を有し、
前記送風制御手段は、前記複数の温度検出素子を用いて検出された温度の差が予め設定された上限値以下の場合に、前記圧電ファンを駆動しないように制御する
請求項6又は7記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項9に記載の発明は、
前記画像形成部で形成された画像の転写位置を通過するように搬送される記録媒体を収容する記録媒体収容部を備え、
前記冷却手段は、前記通気路側に第1面を臨むように配置し、かつ、前記記録媒体収容部側に第2面を臨むように配置した電子冷却素子を有する
請求項1記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項10に記載の発明は、
前記電子冷却素子の少なくとも前記第2面に前記熱交換部材が取り付けられているとともに、当該熱交換部材が前記装置本体の一部で構成されている
請求項3記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項11に記載の発明は、
前記画像形成部で形成された画像を転写及び定着させた記録媒体を媒体排出部に排出する排出口が、前記排気口を兼ねている
請求項1記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項12に記載の発明は、
前記内包空間の相対湿度を検出する湿度検出手段と、
前記湿度検出手段による相対湿度の測定結果に基づいて、前記電子冷却素子を駆動するために供給する駆動電流の極性を変更するように制御する冷却素子制御手段と
を備える請求項1記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項13に記載の発明は、
前記冷却素子制御手段は、前記湿度検出手段によって検出された相対湿度が予め設定された上限値を超える場合に、前記電子冷却素子の前記第1面が放熱面、前記第2面が吸熱面となる電流の極性で、前記電子冷却素子に駆動電流を供給する
請求項12記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項14に記載の発明は、
前記冷却素子制御手段は、前記湿度検出手段によって検出された相対湿度が予め設定された上限値以下の場合に、前記電子冷却素子の前記第1面が吸熱面、前記第2面が放熱面となる電流の極性で、前記電子冷却素子に駆動電流を供給する
請求項12又は13記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項15に記載の発明は、
画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を内包する内包空間を有する装置本体と、前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で冷却する冷却手段と、前記内包空間の内部に設けられた圧電ファンと、前記内包空間の温度を検出する温度検出手段とを備える画像形成装置のコンピュータを、
前記温度検出手段による温度の検出結果に基づいて、前記圧電ファンの駆動状態を制御する送風制御手段
として機能させるプログラム
に係るものである。
請求項16に記載の発明は、
画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を内包する内包空間を有する装置本体と、前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、電子冷却素子を含み、前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で前記電子冷却素子を用いて冷却する冷却手段と、前記内包空間の相対湿度を検出する湿度検出手段とを備える画像形成装置のコンピュータを、
前記湿度検出手段で検出された相対湿度の情報に基づいて、前記電子冷却素子に供給する駆動電流の極性を変更するように制御する冷却素子制御手段
として機能させるプログラム
に係るものである。
請求項17に記載の発明は、
被冷却部を内包する内包空間を有する装置本体と、
前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、
前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、
前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、
前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で冷却する冷却手段と
を備える電子機器装置
に係るものである。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成部を空気で冷やす場合に、画像形成部に供給する空気の速度(風速)を上げなくても冷却効果を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、空気の取り込み口を内包空間の上部に設けて、取り込まれた空気を排気する排気口が内包空間の下部に設けられている場合に比べて、冷却効果を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、電子冷却素子に熱交換部材を取り付けない場合に比べて、電子冷却素子を用いた吸熱又は放熱の効率を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、現像剤の飛散を抑えたうえで、冷却効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、内包空間の内部で空気の淀みの発生を防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、内包空間の温度の状態にあわせて、圧電ファンの駆動状態を切り換えることができる。
請求項7に記載の発明によれば、検出した温度の差が上限値を超える場合に、圧電ファンを駆動しないときに比べて、速やかに内包空間の温度差を低減することができる。
請求項8に記載の発明によれば、検出した温度の差が上限値以下の場合に、圧電ファンを駆動するときに比べて、消費電力量を低減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、電子冷却素子の第1面を吸熱面、第2面を放熱面として動作させた場合に、電子冷却素子の第2面から放出される熱を利用して記録媒体を乾燥させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、電子冷却素子の第2面に装置本体と別個に熱交換部材を取り付ける場合に比べて、部品点数を低減することができる。
請求項11に記載の発明によれば、内包空間に取り込んだ空気を、専用の排気口を設けなくても、装置本体の外部に排気することができる。
請求項12に記載の発明によれば、内包空間の相対湿度の状態にあわせて、電子冷却素子の駆動状態を切り換えることができる。
請求項13に記載の発明によれば、検出した相対湿度が上限値を超える場合に、電子冷却素子の第1面が吸熱面、第2面が放熱面となる条件で電子冷却素子を駆動するときや、電子冷却素子を駆動しないときと比べて、内包空間の相対湿度を低下させることができる。
請求項14に記載の発明によれば、検出した相対湿度が上限値以下の場合に、電子冷却素子の第1面が放熱面、第2面が吸熱面となる条件で電子冷却素子を駆動するときや、電子冷却素子を駆動しないときと比べて、内包空間の空気の温度を低下させ、そこに内包されている画像形成部を冷却することができる。
請求項15に記載の発明によれば、内包空間の温度の状態にあわせて、圧電ファンの駆動状態を切り換え可能な画像形成装置を実現することができる。
請求項16に記載の発明によれば、内包空間の相対湿度の状態にあわせて、電子冷却素子の駆動状態を切り換え可能な画像形成装置を実現することができる。
請求項17に記載の発明によれば、被冷却部を空気で冷やす場合に、被冷却部に供給する空気の速度(風速)を上げなくても冷却効果を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略図である。 画像形成装置の装置本体の内部の構成例を示す正面図である。 空気冷却機構を含む画像形成装置の俯瞰図である。 空気冷却機構の詳細な構成を示す分解斜視図である。 通気路の形成例を示す図である。 本実施の形態と比較例の冷却方式の違いを説明する模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置において、圧電ファンの駆動を制御するための制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す側面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を前面側から見た場合の概略図である。 本発明の第6の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す斜視図である。 本発明の第7の実施の形態に係る画像形成装置において、ペルチェ素子の駆動を制御するための制御系の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲は以下に記述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、大きくは、画像読取装置2と、画像形成装置本体(以下、「装置本体」と記す)3とを備えている。画像読取装置2は、装置本体3の上方に配置されている。画像読取装置2は、装置本体3から上方に突出した支持部4によって支持されている。
ここで、画像形成装置1の奥行き方向(図1の左右方向)において、画像形成装置1を使用する使用者が当該画像形成装置1を操作するときに立つ立ち位置に面する側(使用者からみて手前側)を画像形成装置1の「正面側」と定義し、当該立ち位置と反対側(使用者からみて奥側)に面する側を画像形成装置1の「背面側」と定義する。そうした場合、上述した支持部4は、画像形成装置1の背面側に設けられている。
(画像読取装置)
画像読取装置2は、原稿の画像を光学的に読み取るものである。画像読取装置2は、図示しない原稿台に置かれた原稿の画像を、例えば、ランプ、ミラー、レンズ等の光学系と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子とを用いて読み取る。
(装置本体)
装置本体3は、画像形成部5を内包する内包空間6を有している。内包空間6は、例えば、画像形成装置1の外装カバーや装置本体3内のフレームなどを用いて、後述する取り込み口49と排気口26以外の部分で空気の出入りがないように概略隔絶された空間となっている。内包空間6には、画像形成部5を構成する部材を含めて、多数の部材が近接された形で配置されており、部品間の隙間は高々数mm程度しかないような高い実装密度で組み込まれている。
画像形成部5は、記録媒体に出力すべき画像を形成する部分である。画像形成部5は、少なくとも作像部7及び中間転写体収容部8を含むものである。本実施の形態においては、一例として、画像形成部5が、作像部7、中間転写体収容部8及び現像剤収容部9を含んだ構成となっている。
作像部7は、記録媒体に出力すべき画像を、電子写真方式に基づく「帯電」、「露光」、「現像」及び「転写」の各プロセスによって作り出す部分である。中間転写体収容部8は、中間転写体を収容する部分である。中間転写体収容部8は、作像部7よりも上側に配置されている。現像剤収容部9は、作像部7で静電潜像を現像するときに使用する現像剤を収容する部分である。現像剤収容部9は、中間転写体収容部8よりも上側に配置されている。
装置本体3の背面側には、駆動系収容部10と、電装部品収容部11と、吸気部12と、冷却部13が設けられている。駆動系収容部10は、作像部7を駆動する駆動系(モータ、歯車列など)や、中間転写体を駆動する駆動系(モータ、歯車列など)などを収容する部分である。電装部品収容部11は、例えば、電源、コントローラ(画像処理回路等を含む)などの電装部品が収納されている。
吸気部12は、吸気手段の一例として設けられたものである。吸気部12は、装置本体3の外部の空気を装置本体3の内部に吸気する部分である。
冷却部13は、冷却手段の一例として設けられたものである。冷却部13は、吸気部12によって吸気された空気を、後述する通気路の途中で冷却する部分である。
画像形成部5を内包する内包空間6の下方には、通気路の一部を形成するチャンバ部材14が設けられている。チャンバ部材14は、通気路形成部材の一例として設けられたものである。内包空間6とチャンバ部材14との間には仕切り部材48が配置されている。仕切り部材48は、内包空間6とチャンバ部材14とを上下方向で仕切るように配置されている。
仕切り部材48には、チャンバ部材14(通気路)によって導かれた空気を内包空間6に取り込む取り込み口49が設けられている。取り込み口49は、仕切り部材48に複数設けられている。各々の取り込み口49は、仕切り部材48を厚み方向に貫通する状態で形成されている。このため、内包空間6とチャンバ部材14が形成する通気路とは、仕切り部材48に設けられた各々の取り込み口49を介して空間的につながっている。
図2は画像形成装置の装置本体の内部の構成例を示す正面図である。
(作像部の構成)
作像部7は、複数(図例では4つ)の作像ユニット7Y,7M,7C,7Kで構成されている。作像ユニット7Yは、イエローの画像を作り出すものである。作像ユニット7Mは、マゼンタの画像を作り出すものである。作像ユニット7Cは、シアンの画像を作り出すものである。作像ユニット7Kは、ブラックの画像を作り出すものである。
各々の作像ユニット7Y,7M,7C,7Kは、感光体ドラム15と、帯電ロール16と、露光器17と、現像器18と、転写ロール19と、クリーナー20とを、それぞれ1つずつ備えている。
感光体ドラム15は、潜像保持体の一例として設けられたものである。感光体ドラム15は、予め決められた速度で回転するように駆動される。帯電ロール16は、感光体ドラム15の表面を予め決められた電位に帯電させるものである。露光器17は、帯電ロール16で帯電させた感光体ドラム15の表面をレーザ光で照射して露光することにより、感光体ドラム15の表面に静電潜像を形成するものである。
現像器18は、現像手段の一例として設けられたものである。現像器18は、露光器17で露光された後の感光体ドラム15に対し、現像剤の一例としてのトナーを供給することにより、感光体ドラム15の表面の静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成するものである。
転写ロール19は、感光体ドラム15の表面に形成されたトナー像を、中間転写体の一例としての中間転写ベルト21に転写(一次転写)するものである。
クリーナー20は、転写ロール19で転写した後の感光体ドラム15を清掃するものである。転写ロール19で中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム15の表面に残ったトナーはクリーナー20によって除去される。
(中間転写体収容部の構成)
中間転写体収容部8は、上記中間転写体の一例としての中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21を支持する複数(図例では3つ)の支持ロール22,23,24と、中間転写ベルト21を清掃するクリーナー25とを有している。
中間転写ベルト21は、無端状のベルト部材を用いて構成されている。中間転写ベルト21は、複数の支持ロール22,23,24にループ状に架け渡されている。中間転写ベルト21は、各々の支持ロール22,23,24の回転にしたがって、上述した複数の作像ユニット7Y,7M,7C,7Kを順に通過するように走行する。
複数の支持ロール22,23,24のうち、例えば、支持ロール22は回転駆動側の支持ロールとして設けられ、支持ロール23は回転従動側の支持ロールとして設けられている。このため、中間転写ベルト21は、支持ロール22の回転にしたがって走行し、支持ロール23は、中間転写ベルト21の走行にしたがって回転する。支持ロール24は、中間転写ベルト21に張力を付与する張力付与手段の一例として設けられている。なお、ここでは中間転写ベルト21を3つの支持ロール22,23,24で支持しているが、4つ以上の支持ロールを用いて中間転写ベルト21を支持してもよい。
(現像剤収容部の構成)
現像剤収容部9には、上記現像剤の一例となるトナーを収容するトナー収容ボトル9Y,9M,9C,9Kが配置されている。トナー収容ボトル9Yは、イエローのトナーを収容するボトルである。トナー収容ボトル9Mは、マゼンタのトナーを収容するボトルである。トナー収容ボトル9Cは、シアンのトナーを収容するボトルである。トナー収容ボトル9Kは、ブラックのトナーを収容するボトルである。各々のトナー収容ボトル9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ円筒状に形成され、支持ロール22から支持ロール24に向かって走行する中間転写ベルト21の走行方向に所定の間隔をあけて並んでいる。また、各々のトナー収容ボトル9Y,9M,9C,9Kは、上述した複数の作像部7Y,7M,7C,7Kと同様の色順序で並んでいる。
トナー収容ボトル9Yに収容されたイエローのトナーは、図示しないトナー補給手段により、作像部7Yの現像器18に補給される。トナー収容ボトル9Mに収容されたマゼンタのトナーは、図示しないトナー補給手段により、作像部7Mの現像器18に補給される。トナー収容ボトル9Cに収容されたシアンのトナーは、図示しないトナー補給手段により、作像部7Cの現像器18に補給される。トナー収容ボトル9Kに収容されたブラックのトナーは、図示しないトナー補給手段により、作像部7Kの現像器18に補給される。
(記録媒体収容部及び記録媒体搬送系の構成)
装置本体3には、記録媒体の一例としての用紙を収容する用紙収容部27と、この用紙収容部27に収容された用紙を搬送する搬送部28が設けられている。用紙29は、用紙収容部27内に配置された用紙トレイ30に積層状態で収容される構成となっている。記録媒体としては、用紙以外にも、例えば、プラスチック製のシートなどであってもよい。
用紙トレイ30の近傍には繰り出しロール31と送り出しロール32が配置されている。繰り出しロール31は、用紙トレイ30に収容された用紙29を、最上位の用紙29から順に繰り出すものである。送り出しロール32は、繰り出しロール31によって繰り出された用紙29を1枚ずつ分離して搬送路Rに送り出すものである。
なお、搬送路Rに対しては、用紙トレイ30に収容された用紙以外にも、手差し給紙用のトレイ33から給紙された用紙も送り出されるようになっている。
搬送部28は、搬送路Rに沿って用紙(記録媒体)を搬送する部分である。搬送路Rは、図示しない搬送路形成部材を用いて形成される。搬送路Rの途中には、搬送路Rに沿う用紙の搬送方向の上流側から下流側に向かって、搬送ロール34、二次転写ロール35、定着ロール36及び排出ロール37が順に配置されている。
搬送ロール34は、上記送り出しロール32によって送り出された用紙を搬送路Rに沿って搬送する。搬送ロール34によって搬送された用紙は、上述した支持ロール23と二次転写ロール35との間に送り込まれる。その際、搬送ロール34は、上述した作像部7で作像され、かつ、中間転写ベルト21に転写されたトナー画像が、二次転写ロール35による画像の転写位置(二次転写ロール35と支持ロール23とが中間転写ベルト21を介して近接し対向する位置)に到達するタイミングにあわせて、当該転写位置に用紙を送り込む。支持ロール23の外周面の一部には中間転写ベルト21が巻き付けられているため、搬送ロール34によって送り込まれた用紙の一面は中間転写ベルト21に接触し、当該用紙の他面は二次転写ロール35に接触する。二次転写ロール35は、中間転写ベルト21に保持されて支持ロール23の外周位置まで移送されたトナー画像を、例えば静電気力と加圧力で用紙の一面に転写(二次転写)する。
支持ロール23と二次転写ロール35の間を通過した用紙は、それらのロールの回転にしたがって定着ロール36へと送り込まれる。定着ロール36は、例えば、一方のロールを加熱用のロール、他方のロールを加圧用のロールとした、一対のロールで構成される。定着ロール36に送り込まれた用紙には、当該定着ロール36から受ける加熱及び加圧の作用によってトナー画像が定着される。
定着ロール36を通過した用紙は、当該定着ロール36の回転にしたがって排出ロール37へと送り込まれる。排出ロール37は、定着ロール36から受け取った用紙を、装置本体3に設けられた排出口38を通して、媒体排出部の一例としての排出トレイ39上に排出する。排出トレイ39は、筐体構造をなす装置本体3の一部(例えば、トップカバー)で形成されている。
(空冷構造の詳細)
上記構成の画像形成装置1は、内包空間6に内包された画像形成部5を空気で冷却する機能を有している。図3は空気冷却機構を含む画像形成装置の俯瞰図であり、図4は空気冷却機構の詳細な構成を示す分解斜視図である。図示のように、上述した吸気部12及び冷却部13は、上記図1に示す画像形成装置1の背面側に設けられている。また、画像形成装置1の背面側には、図3及び図4に示すように、駆動系収容部10と電装部品収容部11とともに、排気口26が設けられている。排気口26は、画像形成装置1の装置本体3の背面部に、例えば円形の開口形状をもって形成されている。排気口26は、上記取り込み口49を通して内包空間6に取り込まれた空気を排気するものである。排気口26は、内包空間6の上部に設けられている。
吸気部12には、吸気口40と吸気ファン41とが設けられている。吸気口40は、装置本体3の外部の空気を装置本体3の内部に吸気するための開口となる。吸気口40は、ダクト部材42に設けられている。ダクト部材42は、蓋部材43との組み合わせで、装置本体3の幅方向に長い第1の通気路を形成する部材の一例となる。ダクト部材42は、一側部を開口し、当該開口部を板状の蓋部材43で塞ぐことにより、画像形成装置1の装置本体3の幅方向に長い、断面矩形の筒状の空間を形成する。第1の通気路は、この空間を利用して形成される。
吸気口40は、ダクト部材42の長手方向の一方の端部に、例えば図示のように円形の開口形状をもって形成されている。吸気口40の開口形状は、円形以外の形状(例えば、四角形などの多角形等)であってもよい。ダクト部材42は、上述したチャンバ部材14とともに、通気路形成部材の一例として設けられたものである。ダクト部材42及び蓋部材43は、チャンバ部材14が形成する通気路(第2の通気路)に空間的につながる通気路(第1の通気路)を形成する。
ダクト部材42の内部には、当該ダクト部材42が形成する筒状の空間を、上側空間44と下側空間45に分割する分割部材46が設けられている。上側空間44及び下側空間45は、第1の通気路を形成する空間となる。上述した吸気口40は、上側空間44に通じる位置に形成されている。分割部材46は、ダクト部材42の長手方向に延びる長尺状の板状に形成されている。分割部材46は、上側空間44が下側空間45よりも大きな容積となるように、ダクト部材42の内部空間を上下方向で分割している。
分割部材46の長手寸法は、ダクト部材42の長手寸法よりも短く設定されている。分割部材46の長手方向の一端部は、吸気口40が形成されているダクト部材42の一方の端部に突き当てられている。分割部材46の長手方向の他端部は、吸気口40が形成されていないダクト部材42の他方の端部に突き当てられることなく、当該ダクト部材42の他方の端部から所定距離だけ離れて配置されている。このため、ダクト部材42の内部空間を蓋部材43で閉じた状態では、ダクト部材42の長手方向において、上側空間44と下側空間45が、吸気口40が設けられている側と反対側で互いに通じ合っている。このため、ダクト部材42及び蓋部材43を用いて形成される通気路(第1の通気路)は、図5に示すように、横U字形の通気路となっている。
また、ダクト部材42の下側空間45には、上述したチャンバ部材14内の空間(第2の通気路となる空間)に通じる接続口47(図5参照)が複数形成されている。これらの接続口47は、蓋部材43と反対側(対向する側)でダクト部材42の側壁部に開口状態で形成されている。チャンバ部材14の空間とダクト部材42の下側空間45とは、装置本体3の奥行き方向で互いに隣り合っており、双方の空間が、ダクト部材42に設けられた複数の接続口47を通して空間的につながっている。
吸気ファン41は、図示しない複数の回転する羽根を有し、当該複数の羽根を回転させることにより、装置本体3の外部の空気(外気)を、上記吸気口40を通して装置本体3の内部に吸い込む。吸気ファン41は、ダクト部材42の吸気口40の形成部位に取り付けられている。
一方、冷却部13には、電子冷却素子の一例としてのペルチェ素子50と、それぞれ熱交換部材の一例としての第1フィン部材51及び第2フィン部材52とが設けられている。
ペルチェ素子50は、ペルチェ効果を利用した素子であり、さらに詳しくは、駆動電流の供給を受けて、一方の面を吸熱面、他方の面を放熱面として動作する電子冷却素子である。ペルチェ素子50は、表裏面の位置関係となる2つの主面、すなわち第1面50Aと第2面50Bを有している。ペルチェ素子50は、蓋部材43に設けられた開口部43Aに嵌り込む状態で取り付けられる。この取り付け状態において、ペルチェ素子50の第1面50Aは、ダクト部材42内の上側空間44によって形成される通気路側に臨むように配置され、ペルチェ素子50の第2面50Bは、通気路と反対側(例えば、装置本体3の外側)に臨むように配置される。
なお、ここでは一例としてペルチェ素子50を1個設けているが、これに限らず、ダクト部材42及び蓋部材43の長手方向に複数個のペルチェ素子50を設けてもよい。具体的には、例えば、蓋部材43の長手方向の中央部と両端部にそれぞれ1個ずつ開口部43Aを形成し、各々の開口部43Aにペルチェ素子50を個別に取り付けることにより、合計3個のペルチェ素子50を設けるようにしてもよい。
第1フィン部材51及び第2フィン部材52は、例えば、銅、アルミニウムなどの金属のように熱伝導率の高い材料で形成されている。第1フィン部材51は、ペルチェ素子50の第1面50Aに熱的に結合した状態で取り付けられ、第2フィン部材52は、ペルチェ素子50の第2面50Bに熱的に結合した状態で取り付けられている。ここで記述する「熱的に結合」した状態とは、例えば、物理的に2つの部材の面同士が密着した状態をいう。また、物理的に2つの部材の面同士が密着していない状態でも、例えば、熱伝導率の高い接着剤、接着シート等を用いて2つの部材を接着した状態も、熱的に結合した状態の一形態例となる。
第1フィン部材51は、当該第1フィン部材51が取り付けられるペルチェ素子50の第1面50Aよりも表面積が大きい部材となっている。第2フィン部材52は、当該第2フィン部材52が取り付けられるペルチェ素子50の第2面50Bよりも表面積が大きい部材となっている。
第1フィン部材51は、ダクト部材42の上側空間44内に配置されている。第1フィン部材51は、ダクト部材42の長手方向に長い部材であって、吸気口40側から見ると、櫛歯状をなす複数のフィン部51Aと、各々のフィン部51Aを連結する基部51Bとを一体に有している。
各々のフィン部51Aは、第1フィン部材51の長手寸法と同じ長さをもって、薄い長尺の板状に形成されている。第1フィン部材51を吸気口40側から見ると、基部51Bは、ダクト部材42の一側部に取り付けられる上記蓋部材43と平行な向きで、垂直(鉛直)に配置されている。これに対して、各々のフィン部51Aは、基部51Bから横方向に水平に延出する状態で上下方向に複数段に配置されている。このため、ダクト部材42の上側空間44は、第1フィン部材51の複数のフィン部51Aの介在により、上下方向に仕切られている。ダクト部材42の吸気口40から吸い込まれた空気は、第1フィン部材51の各々のフィン部51Aに沿って、ダクト部材42の上側空間44を、ダクト部材42の長手方向に流れる。
チャンバ部材14は、装置本体3の奥行き方向に長い第2の通気路を形成する部材の一例となるものである。チャンバ部材14は、装置本体3の幅方向に並べられた複数の隔壁部14Aを有している。各々の隔壁部14Aは、装置本体3の奥行き方向に長い板状に形成されている。隔壁部14Aは、上記仕切り部材48に設けられた各取り込み口49の両側に位置するように配置されている。仕切り部材48は、平面視矩形の平らな板状に形成されている。仕切り部材48の各取り込み口49は、例えば上記図4に示すようなスリット形状に形成されている。仕切り部材48には、例えば、上述した4つの作像ユニット7Y,7M,7C,7Kの個数に合わせて、合計4列にわたって取り込み口49が形成されている。取り込み口49は、一列につき、3つずつ形成されている。各取り込み口49のスリットの長手方向は、装置本体3の奥行き方向に一致している。取り込み口49の形状及び個数に関しては、ここで例示した形態以外であってもかまわない。
チャンバ部材14の構成として、各取り込み口49の両側に位置する2つの隔壁部14Aは、上述した第2の通気路を形成しており、当該第2の通気路に対して、ダクト部材42の下側空間45による第1の通気路が、上記接続口47を介して空間的につながっている。このため、吸気ファン41の駆動(回転)によってダクト部材42の内部に取り込まれた空気は、当該ダクト部材42内の第1の通気路(上側空間44、下側空間45)を流れた後、接続口47を通して、チャンバ部材14内の第2の通気路(2つの隔壁部14で挟まれた空間)に流れ込む。また、こうしてチャンバ部材14内に流れ込んだ空気は、上記2つの隔壁部14Aで形成された第2の通気路から、仕切り部材48の各取り込み口49を通して、上記内包空間6に取り込まれる。
第2フィン部材52は、例えば、装置本体3の外側の空間(大気中)に露出するように、ダクト部材52の外側に配置されている。第2フィン部材52は、ダクト部材42の長手方向に長い部材であって、上記第1フィン部材51と同様に、櫛歯状をなす複数のフィン部52Aと、各々のフィン部52Aを連結する基部52Bとを一体に有している。第2フィン部材52は、第1フィン部材51との間に、上述したペルチェ素子50及び蓋部材43を介在させた状態で、第1フィン部材51と背中合わせの形態で配置されている。
第2フィン部材52をダクト部材42の長軸方向から見ると、基部52Bは、ダクト部材42の一側部に取り付けられる上記蓋部材43と平行な向きで、垂直(鉛直)に配置されている。これに対して、各々のフィン部52Aは、基部52Bから横方向に水平に延出する状態で上下方向に複数段に配置されている。また、画像形成装置1の奥行き方向において、第1フィン部材51の各フィン部51Aと第2フィン部材52の各フィン部52Aとは、互いに逆向きに配置されている。
(画像形成装置の動作例)
上記構成からなる画像形成装置1において、画像形成部5の各作像ユニット7Y,7M,7C,7Kを駆動すると、例えば、現像器18において、現像剤を保持する現像剤保持体の一例となる現像ロールに保持される現像剤の層厚を規制するブレードを、回転中の現像ロールの外周部に接触させたときに、摩擦による熱が発生する。また、現像ロールの回転軸に歯車列を用いて回転力を伝達する場合は、歯車同士の噛み合い部分にも、摩擦による熱が発生する。さらに、現像器18以外でも、例えば、感光体ドラム15に残留する不要トナーなどの汚れをクリーナー20で除去する場合にも、感光体ドラム15の外周面にクリーナー20のブレード等を接触させたときに、摩擦による熱が発生する。このため、画像形成部5を冷却する機能を持たない場合は、画像形成部5を内包する内包空間6内の温度が、例えば上述した発熱要因によって上昇することになる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1においては、以下のような動作によって画像形成部5を冷却する。すなわち、ダクト部材42の長手方向の一端部に取り付けられた吸気ファン41を回転駆動させるとともに、ペルチェ素子50に駆動電流を供給する。
そうすると、装置本体3の外側の空気が、吸気ファン41の回転により、ダクト部材42の吸気口40から、ダクト部材42の内部に吸い込まれる。こうしてダクト部材42の内部に吸い込まれた空気は、分割部材46を用いて形成された第1の通気路(上側空間44、下側空間45)に沿って流れる。また、ダクト部材42の内部に吸い込まれた空気は、ダクト部材42内の上側空間44に配置された第1フィン部材51の各フィン部51Aに沿って流れる。
このとき、吸気ファン41による空気の取り込みに際して、ペルチェ素子50の第1面50Aが吸熱面、第2面50Bが放熱面となる電流の極性(正負の関係)で、ペルチェ素子50に駆動電流を供給する。そうすると、ペルチェ素子50の第1面50Aに取り付けられた第1フィン部材51が冷却フィンとして機能し、ペルチェ素子50の第2面50Bに取り付けられた第2フィン部材52が放熱フィンとして機能する。このため、ダクト部材42の上側空間44を流れる空気は、ペルチェ素子50の吸熱作用と第1フィン部材51との熱交換により冷却される。したがって、ダクト部材42の上側空間44から下側空間45へと回り込んだ空気(ペルチェ素子50を用いて冷やされた冷気)の温度は、装置本体3の外側の空気の温度よりも低くなる。また、第1フィン部材51との熱交換によりペルチェ素子50の第1面50Aに吸い取られた熱は、ペルチェ素子50の第2面50Bから第2フィン部材52を通して装置本体3の外側の空間に放出される。このとき、第2フィン部材52の各フィン部52Aに図示しないファン等を用いて空気を吹き付ける構成を採用すれば、当該構成を採用しない場合に比べて、第2フィン部材52による放熱効率が高くなる。
上述のようにダクト部材42の内部空間(第1の通気路)を流れた空気は、その後、上記接続口47を通して、チャンバ部材14の内部に流れ込む。チャンバ部材14の内部では、仕切り部材48の取り込み口49の両側に位置する2つの隔壁部14Aの間、すなわち第2の通気路を、装置本体3の背面側から前面側に向かって空気が流れる。また、第2の通気路に流れ込んだ空気は、仕切り部材48の各取り込み口49から内包空間6に取り込まれる。
こうして内包空間6に取り込まれた空気は、内包空間6に内包されている画像形成部5に供給され、最終的には内包空間6の上部の排気口26を通して、装置本体3の外側に排気される。このため、内包空間6においては、画像形成部5(特に、発熱する部分)が、ペルチェ素子50を用いて冷却された冷却空気により冷却される。したがって、装置本体3の外側の空気をペルチェ素子50で冷却してから内包空間6内の画像形成部5に供給する場合と、装置本体3の外側の空気を冷却せずに内包空間6内の画像形成部5に供給する場合で比較すると、内包空間6の空気の温度は、前者の方が後者よりも低くなる。
また、内包空間6に対しては、ペルチェ素子50を用いて冷却された空気が内包空間6の下部に設けられた取り込み口49から取り込まれる一方、画像形成部5に供給された空気が内包空間6の上部に設けられた排気口26から排気される。このとき、内包空間6の内部では、自然対流によって空気が下方から上方に向かって流れる。このため、内包空間6の下部は負圧となり、内包空間の上部は正圧となる。したがって、内包空間6の下部に空気の取り込み口49を設け、内包空間6の上部に空気の排気口26を設けると、例えば、それらの位置関係を上下反転させた場合に比べて、ペルチェ素子50を用いて冷却した空気を内包空間6に導入しやすくなり、さらに冷却効果が高くなる。
図6(A)は本実施の形態との比較例となる冷却方式を示す模式図であり、図6(B)は本実施の形態で採用した冷却方式を示す模式図である。
比較例においては、筐体53で囲まれた空間内に発熱量Qの発熱体(被冷却部)54が存在する場合に、筐体53の外側から温度Toの空気を風量Vで発熱体54に供給している。このとき、発熱体54の伝熱量をQ、発熱体54に供給される空気の風速をu、発熱体54の長さをL、発熱体54の断面積をSとすると、発熱体54の温度Tfは、次の(1)式で求められる。
Figure 2011043532
本実施の形態においては、筐体53の外側から、温度Toの空気をΔT℃だけ冷却し、当該冷却後(温度:To−ΔT)の空気を風量Vで発熱体(被冷却部)54に供給している。このとき、上記同様に、発熱体54の伝熱量をQ、発熱体54に供給される空気の風速をu、発熱体54の長さをL、発熱体54の断面積をSとすると、発熱体54の温度Tfは、次の(2)式で求められる。
Figure 2011043532
上記(1)式と上記(2)式から分かるように、比較例の場合は、発熱体54の温度Tfを下げるために、発熱体54に供給する空気の風速uを上昇させる必要がある。そして、この風速uを上昇させるためには、ファンの回転数を上げたり、大型のファンを用いたりする必要がある。
これに対して、本実施の形態の場合は、筐体53の内部に取り込む空気の温度を冷却している。このため、発熱体54の温度Tfを下げるにあたって、発熱体54に供給する空気の風速uを上昇させる必要がない。
したがって、同じ冷却効果を得る場合には、比較例に比べて本実施の形態の方が、発熱体54に供給する空気の風速が低速になる。このため、例えば、発熱体54が上述した現像器18である場合には、比較例に比べて本実施の形態の方が、現像器18に空気を供給したときに、現像剤が飛散しにくくなる。また、画像形成部を構成する部材を含めて、多数の部材が近接された形で配置されており、高い実装密度で組み込まれているような画像形成部では、内部を通過する空気の風速を上げることは困難であるが、本実施の形態では空気の風速を上げなくても、高い冷却効果を得ることができる。
続いて、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下に記述する他の実施の形態においては、上記第1の実施の形態で挙げた各構成部分と同様の部分に同じ符号を付して説明することとする。
<第2の実施の形態>
図7は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1においては、上記第1の実施の形態と比較して、排気口26に排気ファン61が設けられている点と、内包空間6の内部に圧電ファン62が設けられている点が異なる。
排気ファン61は、仕切り部材48の各取り込み口49から内包空間6へと取り込まれた空気を、排気口26を通して、装置本体3の外側に排気するものである。排気ファン61は、例えば、吸気ファン41よりも大型のファンを用いて構成される。また、排気ファン61は、例えば、少なくとも吸気ファン41よりも低速となるように、ゆっくりと回転駆動される。
圧電ファン62は、内包空間6の内部で、例えば、画像形成部5の周囲に設けられている。圧電ファン62は、内包空間6の内部に1個だけ設けてもよいし、複数個設けてもよい。図例では、3つの圧電ファン62を内包空間6の内部に分散して設けてある。内包空間6の内部では、空気の淀みが発生しやすい部分(例えば、内包空間6の隅部や、内包空間6の上部で排気口26までの距離が長い部分、部材の介在によって空気の流れが妨げられる部分など)に圧電ファン62を設けるとよい。圧電ファン62の向きは、当該圧電ファン62による送風方向が、取り込み口49を最上流、排気口26を最下流とした空気の流れに沿う方向に設定するとよい。
圧電ファン62は、圧電素子を用いて送風する方式のファンである。圧電ファン62は、例えば、厚み方向に分極された2枚の圧電素子(圧電セラミックス板など)を、弾性板(金属体等)の表裏面に貼り付けて構成されるバイモルフ構造を有するものである。圧電ファン62の弾性体にはうちわ状の羽根が取り付けられる。そして、圧電ファン62に印加される電圧の極性に応じて、一方の圧電素子が縮み、他方の圧電素子が伸びることにより、弾性板の屈曲振動し、これに連動してうちわ状の羽根が振動する。このうちわ状の羽根は、装置本体3の幅方向に長い長尺状のものとなっている。
本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置1においては、ペルチェ素子50、第1フィン部材51及び第2フィン部材52を有する冷却部13で冷却された空気を、仕切り部材48の各取り込み口49から内包空間6内の画像形成部5に供給したときに、この空気が、排気ファン61の駆動によって排気口26側に引き込まれ、装置本体3の外側に排気される。このため、排気ファン61を設けない場合に比べると、内包空間6内で画像形成部5に供給した空気が停留しにくくなる。
また、内包空間6の内部で圧電ファン62を駆動させると、圧電ファン62の送風作用によって空気が移動する。このため、圧電ファン62を設けない場合に比べて、内包空間6の内部(特に、画像形成部5の周囲)に空気が淀みにくくなる。
<第3の実施の形態>
図8は本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置において、圧電ファンの駆動を制御するための制御系の構成例を示すブロック図である。図8においては、画像形成部5を内包する内包空間6に、温度検出素子の一例として複数の温度センサ65,…が配置されている。複数の温度センサ65,…は、内包空間6の内部で互いに異なる位置(以下、「測定点」)に配置されている。
複数の温度センサ65,…からの出力信号は温度検出部66に与えられる。温度検出部66は、複数の温度センサ65,…を用いて内包空間6の温度を検出する温度検出手段の一例となる。各々の温度センサ65,…は、例えば、内包空間6に内包される画像形成部5の周囲に設定された各測定点における温度を検出し、この検出結果に応じた出力信号を生成する。ここでは一例として4つの温度センサ65,…を用いた構成を採用している。
温度検出部66は、4つの温度センサ65,…から生成される出力信号を取り込んで、各々の出力信号から、内包空間6の各測定点における温度を検出する。また、温度検出部66は、内包空間6の各測定点で測定された温度のうち、例えば、最も高い測定温度と最も低い測定温度の差を算出する。温度検出部66で算出された温度差は、温度の検出結果の一例として、比較部67に与えられる。
比較部67は、温度検出部66から与えられる温度差と、予め設定された温度差の上限値とを比較し、この比較結果に基づいて、圧電ファン制御部68に駆動開始信号又は駆動停止信号を出力する。比較の基準となる温度差の上限値は、例えば、図示しない不揮発性のメモリに記憶され、そこから比較部67により読み出される。
圧電ファン制御部68は、比較部67から出力される駆動開始信号又は駆動停止信号にしたがって、圧電ファン62の駆動状態を制御する。圧電ファン制御部68及び比較部67は、送風制御手段の一例として設けられたものである。圧電ファン制御部68及び比較部67に関しては、例えば、コンピュータのハードウェア資源であるCPU(中央演算処理装置)、ROM(Read-Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を、例えば画像形成装置1の電装部品収容部11に組み込み、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、実現されるものである。そのためのプログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、有線又は無線による通信手段を介した配信により提供されてもよい。
本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置においては、4つの温度センサ65,…から生成される出力信号を、予め設定された時間刻み(例えば、数m秒刻み)で温度検出部66が取り込む。このとき、温度検出部66は、上述のように内包空間6の各測定点における温度を検出するとともに、それらの温度差を算出し、その算出結果を比較部67に与える。
そうすると、比較部67は、温度検出部66から与えられた温度差と予め設定された温度差の上限値とを比較する。そして、比較部67は、温度検出部66から与えられた温度差が予め設定された上限値を超える場合に、圧電ファン制御部68に駆動開始信号を出力する。また、比較部67は、温度検出部66から与えられた温度差が予め設定された上限値以下の場合に、圧電ファン制御部68に駆動停止信号を出力する。
一方、圧電ファン制御部68は、比較部67から駆動開始信号が出力された場合は、圧電ファン62を駆動するように制御する。また、圧電ファン制御部68は、比較部67から駆動停止信号が出力された場合は、圧電ファン62を駆動しないように(圧電ファン62が駆動中の場合は、当該駆動を停止するように)制御する。
これにより、複数の温度センサ65,…を用いて検出した温度の差が予め設定された上限値を超える場合に、圧電ファン62を駆動しない場合に比べて、内包空間6における温度差が小さくなる。
また、複数の温度センサ65,…を用いて検出した温度の差が予め設定された上限値以下の場合には、圧電ファン62を駆動する場合に比べて、消費電力量が少なくなる。
なお、本発明の第3の実施の形態においては、排気ファン61と圧電ファン62の両方を備えた画像形成装置1の構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、排気ファン61及び圧電ファン62のうちの一方を備えた装置構成を採用してもかまわない。
また、本発明の第3の実施の形態においては、複数の温度センサ65,…を用いて検出した温度の差に基づいて、圧電ファン62の駆動を制御するものとしたが、これに限らず、例えば、複数の温度センサ65,…を用いて検出した温度の代表値(例えば、最高温度、最低温度、平均温度など)に基づいて、当該代表値が予め設定された上限値を超えるか上限値以下であるかにより、圧電ファン62の駆動を開始又は停止するように制御してもよい。
<第4の実施の形態>
図9は本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1においては、上記第1の実施の形と比較して、チャンバ部材14が形成する通気路の途中に冷却部13を設けた点が異なる。
チャンバ部材14が形成する通気路の一端部には、吸気口40及び吸気ファン41を有する吸気部12が設けられている。このため、吸気ファン41を駆動すると、装置本体3の外側の空気が吸気口40を通してチャンバ部材14の内部(通気路)に吸い込まれる。
冷却部13は、ペルチェ素子50、第1フィン部材51及び第2フィン部材52を用いて構成されている。ペルチェ素子50は、第1フィン部材51とともに、チャンバ部材14が形成する通気路の途中に設けられている。ペルチェ素子50は、チャンバ部材14が形成する通気路と、記録媒体収容部の一例となる用紙収容部27との境界(仕切り)部分に配置されている。用紙収容部27には3つの用紙トレイ30が、上段、中段、下段の3段構造で配置されている。ただし、用紙収容部27には、少なくとも1つの用紙トレイ30が設けられていればよい。
ペルチェ素子50の第1面50Aは、チャンバ部材14が形成する通気路側に臨むように上向きに配置されている。ペルチェ素子50の第2面50Bは、用紙収容部27側に臨むように下向きに配置されている。第1フィン部材51は、チャンバ部材14が形成する通気路側に上記フィン部51Aを突出させた状態(フィン部51Aが上向きとなる状態)で配置されている。第1フィン部材51の各フィン部51Aは、チャンバ部材14が形成する通気路を流れる空気の流れ方向に沿うように配置されている。第2フィン部材52は、用紙収容部27側に上記フィン部52Aを突出させた状態(フィン部52Aが下向きとなる状態)で配置されている。
本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置1においては、吸気ファン41の駆動により吸気口40を通してチャンバ部材14の内部に吸い込まれた空気が、チャンバ部材14が形成する通気路に沿って装置本体3の背面側から前面側に向かって流れる。
このとき、吸気ファン41による空気の取り込みに際して、ペルチェ素子50の第1面50Aが吸熱面、第2面50Bが放熱面となる電流の極性で、ペルチェ素子50に駆動電流を供給する。そうすると、ペルチェ素子50の第1面50Aに取り付けられた第1フィン部材51が冷却フィンとして機能し、ペルチェ素子50の第2面50Bに取り付けられた第2フィン部材52が放熱フィンとして機能する。このため、チャンバ部材14の内部(通気路)を流れる空気は、ペルチェ素子50の吸熱作用と第1フィン部材51との熱交換により冷却される。そして、この冷却された空気が、仕切り部材48の各取り込み口49から内包空間6に取り込まれ、そこに内包されている画像形成部5に供給される。
一方、第1フィン部材51との熱交換によりペルチェ素子50の第1面50Aに吸い取られた熱は、ペルチェ素子50の第2面50Bから第2フィン部材52を通して用紙収容部27の空間に放出される。そうすると、用紙収容部27の空間の相対湿度が、ペルチェ素子50の第2面50Bから第2フィン部材52を通して放熱される熱の影響で低下する。このため、ペルチェ素子50で吸熱した熱を用紙収容部27に放熱しない場合に比較して、用紙トレイ30に収容された用紙29が乾燥した状態となる。
<第5の実施の形態>
図10は本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す斜視図であり、図11は同側面図である。図示した画像形成装置1においては、上記第1の実施の形態と比較して、冷却部13の構成が異なる。
すなわち、上記第1の実施の形態においては、ペルチェ素子50、第1フィン部材51及び第2フィン部材52を用いて冷却部13を構成しているが、本第4の実施の形態においては、第2フィン部材52に代わる熱交換部材が、装置本体3の一部となる背面側のフレーム部材70で構成されている。
フレーム部材70は、熱伝導性の高い板状の部材、例えば、金属板を用いて構成されている。フレーム部材70は、装置本体3の背面側を覆うように幅広に形成されている。また、フレーム部材70は、ダクト部材42の外形に合わせて曲げ加工されている。
ペルチェ素子50の第1面(不図示)には上記第1の実施の形態と同様に第1フィン部材51が取り付けられ、その反対側となるペルチェ素子50の第2面(不図示)に、フレーム部材70が熱的に結合した状態で取り付けられている。フレーム部材70は、ペルチェ素子50の第2面よりも格段に広い表面積と熱容量を有している。
本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置1においては、吸気ファン41の回転によりダクト部材42の吸気口40から吸い込まれた空気が、ペルチェ素子50の第1面に取り付けられた第1フィン部材51との熱交換により冷却される。このとき、第1フィン部材51を介してペルチェ素子50の第1面(吸熱面)に吸い取られた熱は、ペルチェ素子50の第2面に取り付けられたフレーム部材70に伝わり、このフレーム部材70の外表面から放出される。このため、第2フィン部材52を用いなくても、上記第1の実施の形態と同等又はそれ以上の放熱効率が得られる。
<第6の実施の形態>
図12は本発明の第6の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を前面側から見た場合の概略図である。図13は本発明の第6の実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す斜視図である。図示した画像形成装置1においては、上記第1の実施の形態と比較して、トナー画像が転写及び定着された用紙を排出トレイ39に排出するための開口である排出口38が、上記の排気口26を兼ねた構成となっている。
内包空間6の内部には、排出トレイ39の下面側に位置するように排気ダクト71が設けられている。排気ダクト71は、例えば、接着、ネジ止め等の固定手段で排出トレイ39又は装置本体3のフレーム(不図示)などに取り付けられる。排気ダクト71は、装置本体3の奥行き方向に幅広の部材であって、装置本体3の奥行き方向(前面側)から見ると、略L字形に形成されている。
排気ダクト71は、空気の導入口72と導出口73とを有する。導入口72は、排気ダクト71の内部を流れる空気の流れ方向において、相対的に上流側の端部に開口状態で設けられている。導出口73は、排気ダクト71の内部を流れる空気の流れ方向において、相対的に下流側の端部に開口状態で設けられている。このため、排気ダクト71の中では、導入口72から導出口73に向かって空気が流れる。
導入口72は、4つのトナー収容ボトル9Y,9M,9C,9Kを収容している現像剤収容部9側に臨むように横向きに開口する状態で配置されている。導入口72は、装置本体3の奥行き方向に所定の間隔で複数(図例では3つ)形成されている。そして、各々の導入口72に吸引ファン74が個別に取り付けられている。導出口73は、排出口38の近傍に配置されている。導出口73は、排出口38と同様に装置本体3の奥行き方向に長いスリット状の開口形状となっている。導出口73は、当該導出口73から吐き出された空気が排出口38を通って装置本体3の外部に排出されるように、排出口38に臨むように上向きに開口する状態で配置されている。
本発明の第6の実施の形態に係る画像形成装置1においては、チャンバ部材14が形成する通気路から仕切り部材48の各取り込み口49を通して内包空間6に取り込まれた空気(冷却部で冷却された空気)が、画像形成部5に供給される。さらに、画像形成部5に供給された空気は、自然対流によって、排出トレイ39下の空間(現像剤収容部9)に集まる。
このとき、各々の吸引ファン74を回転駆動させた状態にすると、排出トレイ39下に集まった空気が、吸引ファン74の吸引作用により、導入口72を通して排気ダクト71の中に吸い込まれる。さらに、排気ダクト71内に吸い込まれた空気は、導入口72から導出口73に向かって流れた後、導出口73から吐き出される。
こうして排気ダクト71の導出口72から吐き出された空気は、用紙排出用の排出口38を通して装置本体3の外部に排気される。このため、上記の排気口26を設けなくても、内包空間6に取り込んだ空気が排気されることになる。
<第7の実施の形態>
図14は本発明の第7の実施の形態に係る画像形成装置において、ペルチェ素子の駆動を制御するための制御系の構成例を示すブロック図である。図14においては、画像形成部5を内包する内包空間6に、湿度検出素子の一例として複数の湿度センサ75,…が配置されている。複数の湿度センサ75,…は、内包空間6の内部で互いに異なる位置(以下、「測定点」)に配置されている。
複数の湿度センサ75,…からの出力信号は湿度検出部76に与えられる。湿度検出部76は、複数の湿度センサ75,…を用いて内包空間6の相対温度を検出する湿度検出手段の一例となる。各々の湿度センサ75,…は、例えば、内包空間6に内包される画像形成部5の周囲に設定された各測定点における相対湿度を検出し、この検出結果に応じた出力信号を生成する。ここでは一例として4つの湿度センサ75,…を用いた構成を採用しているが、内包空間6の内部には少なくとも1個の湿度センサ75,…が設けられていればよい。
湿度検出部76は、4つの湿度センサ75,…から生成される出力信号を取り込んで、各々の出力信号から、内包空間6の各測定点における相対湿度を検出する。また、湿度検出部76は、内包空間6の各測定点で測定された相対湿度の代表値を求める。相対湿度の代表値としては、例えば、4つの湿度センサ75,…を用いて検出される各測定点での相対湿度のうち、最高湿度、最低湿度、又は平均湿度を適用すればよい。湿度検出部76で検出された相対湿度の代表値は比較部77に与えられる。
比較部77は、湿度検出部76から与えられる相対湿度の代表値と、予め設定された相対湿度の上限値とを比較し、この比較結果に基づいて、ペルチェ制御部78に極性切り替え信号を出力する。このとき、比較の基準となる相対湿度の上限値は、例えば、図示しない不揮発性のメモリに記憶され、そこから比較部77により読み出される。また、比較部77からペルチェ制御部78に出力される極性切り替え信号には、第1の極性切り替え信号と第2の極性切り替え信号の2種類がある。
ペルチェ制御部78は、比較部77から出力される極性切り替え信号(第1の極性切り替え信号/第2の極性切り替え信号)に応じて、ペルチェ素子50に供給する駆動電流の極性(正負の関係)を決定し、この決定にしたがってペルチェ素子50に駆動電流を供給する。ペルチェ制御部78及び比較部77は、冷却素子制御手段の一例として設けられたものである。ペルチェ制御部78及び比較部77に関しては、例えば、上述したようにコンピュータのハードウェア資源であるCPU、ROM及びRAMを、例えば画像形成装置1の電装部品収容部11に組み込み、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、実現されるものである。そのためのプログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、有線又は無線による通信手段を介した配信により提供されてもよい。
本発明の第7の実施の形態に係る画像形成装置においては、4つの湿度センサ75,…から生成される出力信号を、予め設定された時間刻み(例えば、数msec刻み)で湿度検出部76が取り込む。このとき、湿度検出部76は、上述のように内包空間6の各測定点における相対湿度を検出するとともに、それらの相対湿度の代表値を求めて比較部77に与える。
そうすると、比較部77は、湿度検出部76から与えられた相対湿度の代表値と予め設定された相対湿度の上限値とを比較する。そして、比較部77は、湿度検出部76から与えられた相対湿度の代表値が予め設定された上限値を超える場合に、ペルチェ制御部78に第1の極性切り替え信号を出力する。また、比較部77は、湿度検出部76から与えられた相対湿度の代表値が予め設定された上限値以下の場合に、ペルチェ制御部78に第2の極性切り替え信号を出力する。
一方、ペルチェ制御部78は、比較部77から第1の極性切り替え信号が出力された場合に、ペルチェ素子50の第1面50Aが放熱面、第2面50Bが吸熱面となる電流の極性で、ペルチェ素子50に駆動電流を供給する。また、ペルチェ制御部78は、比較部77から第2の極性切り替え信号が出力された場合に、ペルチェ素子50の第1面50Aが吸熱面、第2面50Bが放熱面となる電流の極性で、ペルチェ素子50に駆動電流を供給する。
ここで、上述のようにペルチェ素子50の第1面50Aが放熱面、第2面50Bが吸熱面となる条件でペルチェ素子50を駆動すると、ペルチェ素子50の第1面50Aに取り付けられた第1フィン部材51が放熱フィンとして機能する一方、ペルチェ素子50の第2面50Bに取り付けられた第2フィン部材52が冷却フィンとして機能する。このため、吸気ファン41によってダクト部材42の内部に吸い込まれた空気は、第1フィン部材51との熱交換により暖められる。したがって、内包空間6の画像形成部5には、第1フィン部材51との熱交換によって暖められた空気が供給される。その結果、内包空間6の空気の温度が上昇するため、当該空間の相対湿度は低下する。特に、外気温が低くなる冬期などに、画像形成装置1の電源が投入されたときは、内包空間6の内部で相対湿度が上がり、装置のフレームなどに結露を生じることがある。そのような場合に、上記のような制御条件でペルチェ素子50を駆動すれば、内包空間6の内部で結露が生じにくくなる。
また、上述のようにペルチェ素子50の第1面50Aが吸熱面、第2面50Bが放熱面となる条件でペルチェ素子50を駆動すると、ペルチェ素子50の第1面50Aに取り付けられた第1フィン部材51が冷却フィンとして機能する一方、ペルチェ素子50の第2面50Bに取り付けられた第2フィン部材52が放熱フィンとして機能する。このため、吸気ファン41によってダクト部材42の内部に吸い込まれた空気は、第1フィン部材51との熱交換により冷やされる。したがって、内包空間6の画像形成部5には、第1フィン部材51との熱交換によって冷やされた空気が供給される。したがって、画像形成部5が冷却空気で冷やされるため、内包空間6の空気の温度が低下する。
なお、上記各実施の形態においては、ペルチェ素子50を用いて冷却部13を構成したが、本発明はこれに限らない。例えば、冷却部13の構成として、図示はしないが、パイプ内に作動液体が封入されて、パイプ長手方向の一端側を熱入力部、他端側を熱出力部としたヒートパイプと、当該ヒートパイプの熱出力部に空気を吹き付けるファンを組み合わせた構成を採用してもよい。その場合は、内包空間6につながる通気路の途中に、例えば複数本のヒートパイプを並べて設けるとともに、各々のヒートパイプの一端側(熱入力部)を通気路の内側に突出させ、かつ各々のヒートパイプの他端側(熱出力部)を通気路の外側に突出させて配置する。そして、通気路の外側に突出させたヒートパイプの他端側にファンの回転によって空気を吹き付ける構成とすればよい。
また、本発明は、画像形成装置1への適用に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバー等の電子機器装置に適用してもよい。その場合、電子機器装置の装置本体(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバー等の筐体など)は、例えば、被冷却部の一例としてのCPUが搭載されたマザーボードの一部又は当該マザーボードの全部を内包する内包空間を有するものとし、この内包空間に、例えば、吸気ファン及び吸気口からなる吸気手段と、ダクト部材からなる通気路形成部材と、ペルチェ素子等を用いた冷却手段により、冷却空気を送り込む仕組みとすればよい。
1…画像形成装置、3…装置本体、5…画像形成部、6…内包空間、7…作像部、8…中間転写体収容部、9…現像剤収容部、12…吸気部、13…冷却部、14…チャンバ部材、15…感光体ドラム、18…現像器、26…排気口、38…排出口、48…仕切り部材、49…取り込み口、50…ペルチェ素子、51…第1フィン部材、52…第2フィン部材、61…排気ファン、62…圧電ファン、65…温度センサ、66…温度検出部、67…比較部、68…圧電ファン制御部、70…フレーム部材、71…排気ノズル、75…湿度センサ、76…湿度検出部、77…比較部、78…ペルチェ制御部

Claims (17)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を内包する内包空間を有する装置本体と、
    前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、
    前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、
    前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、
    前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で冷却する冷却手段と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記通気路によって導かれた空気を前記内包空間に取り込む取り込み口が、当該内包空間の下部に設けられ、
    前記排気口が、前記内包空間の上部に設けられている
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記冷却手段は、前記通気路側に第1面を臨むように配置し、かつ、前記通気路と反対側に第2面を臨むように配置した電子冷却素子と、前記電子冷却素子の前記第1面及び前記第2面のうち、少なくとも一方の面に熱的に結合した状態で取り付けられるとともに、前記電子冷却素子の前記第1面又は前記第2面よりも表面積が大きい熱交換部材とを有する
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部は、潜像保持体に保持された静電潜像を現像剤で現像する現像手段を少なくとも含む
    請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記内包空間の内部に圧電ファンが設けられている
    請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記内包空間の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段による温度の測定結果に基づいて、前記圧電ファンの駆動状態を制御する送風制御手段と
    を備える請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記温度検出手段は、前記内包空間の複数の位置で温度を検出する複数の温度検出素子を有し、
    前記送風制御手段は、前記複数の温度検出素子を用いて検出された温度の差が予め設定された上限値を超える場合に、前記圧電ファンを駆動するように制御する
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記温度検出手段は、前記内包空間の複数の位置で温度を検出する複数の温度検出素子を有し、
    前記送風制御手段は、前記複数の温度検出素子を用いて検出された温度の差が予め設定された上限値以下の場合に、前記圧電ファンを駆動しないように制御する
    請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部で形成された画像の転写位置を通過するように搬送される記録媒体を収容する記録媒体収容部を備え、
    前記冷却手段は、前記通気路側に第1面を臨むように配置し、かつ、前記記録媒体収容部側に第2面を臨むように配置した電子冷却素子を有する
    請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記電子冷却素子の少なくとも前記第2面に前記熱交換部材が取り付けられているとともに、当該熱交換部材が前記装置本体の一部で構成されている
    請求項3記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成部で形成された画像を転写及び定着させた記録媒体を媒体排出部に排出する排出口が、前記排気口を兼ねている
    請求項1記載の画像形成装置。
  12. 前記内包空間の相対湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記湿度検出手段による相対湿度の測定結果に基づいて、前記電子冷却素子を駆動するために供給する駆動電流の極性を変更するように制御する冷却素子制御手段と
    を備える請求項1記載の画像形成装置。
  13. 前記冷却素子制御手段は、前記湿度検出手段によって検出された相対湿度が予め設定された上限値を超える場合に、前記電子冷却素子の前記第1面が放熱面、前記第2面が吸熱面となる電流の極性で、前記電子冷却素子に駆動電流を供給する
    請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記冷却素子制御手段は、前記湿度検出手段によって検出された相対湿度が予め設定された上限値以下の場合に、前記電子冷却素子の前記第1面が吸熱面、前記第2面が放熱面となる電流の極性で、前記電子冷却素子に駆動電流を供給する
    請求項12又は13記載の画像形成装置。
  15. 画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を内包する内包空間を有する装置本体と、前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で冷却する冷却手段と、前記内包空間の内部に設けられた圧電ファンと、前記内包空間の温度を検出する温度検出手段とを備える画像形成装置のコンピュータを、
    前記温度検出手段による温度の検出結果に基づいて、前記圧電ファンの駆動状態を制御する送風制御手段
    として機能させるプログラム。
  16. 画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を内包する内包空間を有する装置本体と、前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、電子冷却素子を含み、前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で前記電子冷却素子を用いて冷却する冷却手段と、前記内包空間の相対湿度を検出する湿度検出手段とを備える画像形成装置のコンピュータを、
    前記湿度検出手段で検出された相対湿度の情報に基づいて、前記電子冷却素子に供給する駆動電流の極性を変更するように制御する冷却素子制御手段
    として機能させるプログラム。
  17. 被冷却部を内包する内包空間を有する装置本体と、
    前記装置本体の外部の空気を当該装置本体の内部に吸気する吸気手段と、
    前記吸気手段によって吸気された空気の流れを前記内包空間に導く通気路を形成する通気路形成部材と、
    前記通気路を通して前記内包空間に取り込まれた空気を排気する排気口と、
    前記吸気手段によって吸気された空気を前記通気路の途中で冷却する冷却手段と
    を備える電子機器装置。
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