JPH08338439A - 等速ジョイント - Google Patents
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- JPH08338439A JPH08338439A JP14469695A JP14469695A JPH08338439A JP H08338439 A JPH08338439 A JP H08338439A JP 14469695 A JP14469695 A JP 14469695A JP 14469695 A JP14469695 A JP 14469695A JP H08338439 A JPH08338439 A JP H08338439A
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- holder
- constant velocity
- velocity joint
- roller
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D2003/2026—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints with trunnion rings, i.e. with tripod joints having rollers supported by a ring on the trunnion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プランジ性能および振動遮断特性を向上させる
とともに、簡素な構造によって廉価に製造することが可
能な等速ジョイントを提供すること。 【構成】相互に対向するローラ部材３６の頂部５８とト
ラック溝３２ａの平面部３４との間に所定のクリアラン
スＡを形成し、且つ前記ローラ部材３６の頂部５８がホ
ルダ５２の頂部６０よりも該トラック溝３２ａの平面部
３４側に突出して形成される。
とともに、簡素な構造によって廉価に製造することが可
能な等速ジョイントを提供すること。 【構成】相互に対向するローラ部材３６の頂部５８とト
ラック溝３２ａの平面部３４との間に所定のクリアラン
スＡを形成し、且つ前記ローラ部材３６の頂部５８がホ
ルダ５２の頂部６０よりも該トラック溝３２ａの平面部
３４側に突出して形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車の駆動
力伝達部において、駆動軸と従動軸とを連結させる等速
ジョイントに関し、特にトリポード型の等速ジョイント
に関する。
力伝達部において、駆動軸と従動軸とを連結させる等速
ジョイントに関し、特にトリポード型の等速ジョイント
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、自動車の駆動力伝達部では、
駆動軸の回転力を従動軸を介して各車軸へと伝達させる
ために、等速ジョイントが用いられている。
駆動軸の回転力を従動軸を介して各車軸へと伝達させる
ために、等速ジョイントが用いられている。
【０００３】ここで、本出願人が案出した従来技術に係
る等速ジョイントを図８に示す。この等速ジョイント１
は、アウタカップ２の内壁面に軸方向に沿って延在する
３本のローラガイド溝３ａ〜３ｃが画成され、前記アウ
タカップ２内にはスパイダ４が配設される。前記スパイ
ダ４にはローラガイド溝３ａ〜３ｃに向かって膨出する
スパイダ軸５ａ〜５ｃがそれぞれ形成され、前記スパイ
ダ軸５ａ（５ｂ、５ｃ）の外周面にはリング状の内側ロ
ーラ６が外嵌され、さらに、前記内側ローラ６の外周部
にはニードル７および外側ローラ８を保持するホルダ９
が設けられる。前記外側ローラ８が摺接するローラガイ
ド溝３ａ（３ｂ、３ｃ）の湾曲面には、該外側ローラ８
の傾きを規制する端面規制部１０が膨出形成される。ま
た、前記ホルダ９の底面部にはローラガイド溝３ａ側に
向かって突出するフランジ１１が設けられる。
る等速ジョイントを図８に示す。この等速ジョイント１
は、アウタカップ２の内壁面に軸方向に沿って延在する
３本のローラガイド溝３ａ〜３ｃが画成され、前記アウ
タカップ２内にはスパイダ４が配設される。前記スパイ
ダ４にはローラガイド溝３ａ〜３ｃに向かって膨出する
スパイダ軸５ａ〜５ｃがそれぞれ形成され、前記スパイ
ダ軸５ａ（５ｂ、５ｃ）の外周面にはリング状の内側ロ
ーラ６が外嵌され、さらに、前記内側ローラ６の外周部
にはニードル７および外側ローラ８を保持するホルダ９
が設けられる。前記外側ローラ８が摺接するローラガイ
ド溝３ａ（３ｂ、３ｃ）の湾曲面には、該外側ローラ８
の傾きを規制する端面規制部１０が膨出形成される。ま
た、前記ホルダ９の底面部にはローラガイド溝３ａ側に
向かって突出するフランジ１１が設けられる。
【０００４】この場合、駆動軸に連結されるスパイダ４
に対して駆動力が作用し、前記スパイダ４に対して大き
な作動角が付与されることにより、湾曲するローラガイ
ド溝３ａに沿って外側ローラ８が摺動変位する。このた
め、ホルダ９の上部側端部１２をアウタカップ２の上面
部１３に当接させ、あるいはホルダ９のフランジ１１を
端面規制部１０に当接させることにより、前記外側ロー
ラ８の摺動変位が所定範囲となるように規制している。
に対して駆動力が作用し、前記スパイダ４に対して大き
な作動角が付与されることにより、湾曲するローラガイ
ド溝３ａに沿って外側ローラ８が摺動変位する。このた
め、ホルダ９の上部側端部１２をアウタカップ２の上面
部１３に当接させ、あるいはホルダ９のフランジ１１を
端面規制部１０に当接させることにより、前記外側ロー
ラ８の摺動変位が所定範囲となるように規制している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係る等速ジョイント１では、外側ローラ８の摺動変
位を規制すべく、ホルダ９をアウタカップ２の上面部１
３または端面規制部１０に当接させているため、摺動摩
擦が発生し、プランジ性能が阻害されるおそれがある。
術に係る等速ジョイント１では、外側ローラ８の摺動変
位を規制すべく、ホルダ９をアウタカップ２の上面部１
３または端面規制部１０に当接させているため、摺動摩
擦が発生し、プランジ性能が阻害されるおそれがある。
【０００６】また、前記の等速ジョイント１では、ホル
ダ９がアウタカップ２の上面部１３または端面規制部１
０に当接することにより、アウタカップ２からの振動が
ホルダ９および内側ローラ６を経由してスパイダ軸５ａ
に伝達されるため、振動遮断特性が劣化するおそれがあ
る。
ダ９がアウタカップ２の上面部１３または端面規制部１
０に当接することにより、アウタカップ２からの振動が
ホルダ９および内側ローラ６を経由してスパイダ軸５ａ
に伝達されるため、振動遮断特性が劣化するおそれがあ
る。
【０００７】本発明は、前記の点を改善するためになさ
れたものであり、プランジ性能および振動遮断特性を向
上させるとともに、簡素な構造によって廉価に製造する
ことが可能な等速ジョイントを提供することを目的とす
る。
れたものであり、プランジ性能および振動遮断特性を向
上させるとともに、簡素な構造によって廉価に製造する
ことが可能な等速ジョイントを提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在
する複数のトラック溝が内周面に設けられ、一方の伝導
軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記トラック溝に
沿って摺動変位するローラ部材と前記ローラ部材を保持
するホルダとを有し、前記アウタ部材の開口する内空部
内に挿入されて他方の伝導軸に連結されるインナ部材
と、を備える等速ジョイントにおいて、相互に対向する
前記ローラ部材の頂部と前記トラック溝の平面部との間
に所定のクリアランスを形成し、且つ前記ローラ部材の
頂部がホルダの頂部よりも該トラック溝の平面部側に突
出して形成されることを特徴とする。
めに、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在
する複数のトラック溝が内周面に設けられ、一方の伝導
軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記トラック溝に
沿って摺動変位するローラ部材と前記ローラ部材を保持
するホルダとを有し、前記アウタ部材の開口する内空部
内に挿入されて他方の伝導軸に連結されるインナ部材
と、を備える等速ジョイントにおいて、相互に対向する
前記ローラ部材の頂部と前記トラック溝の平面部との間
に所定のクリアランスを形成し、且つ前記ローラ部材の
頂部がホルダの頂部よりも該トラック溝の平面部側に突
出して形成されることを特徴とする。
【０００９】
【作用】上記の本発明に係る等速ジョイントでは、一方
の伝導軸が回転すると、その回転力は、アウタ部材の内
周面に設けられたトラック溝に摺接するローラ部材を通
じてインナ部材に伝達され、他方の伝導軸が回転する。
の伝導軸が回転すると、その回転力は、アウタ部材の内
周面に設けられたトラック溝に摺接するローラ部材を通
じてインナ部材に伝達され、他方の伝導軸が回転する。
【００１０】この場合、相互に対向するローラ部材の頂
部とトラック溝の平面部との間に所定のクリアランスが
形成され、且つ前記ローラ部材の頂部がホルダの頂部よ
りも該トラック溝の平面部側に突出して形成されるた
め、前記等速ジョイントに対して大きな作動角が付与さ
れてもローラ部材のみがトラック溝の平面部に当接し、
ホルダがトラック溝に当接することがない。このため、
摺動摩擦が発生することが阻止され、プランジ性能が向
上する。
部とトラック溝の平面部との間に所定のクリアランスが
形成され、且つ前記ローラ部材の頂部がホルダの頂部よ
りも該トラック溝の平面部側に突出して形成されるた
め、前記等速ジョイントに対して大きな作動角が付与さ
れてもローラ部材のみがトラック溝の平面部に当接し、
ホルダがトラック溝に当接することがない。このため、
摺動摩擦が発生することが阻止され、プランジ性能が向
上する。
【００１１】
【実施例】次に、本発明に係る等速ジョイントについて
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【００１２】図１は、本発明の実施例に係る等速ジョイ
ントの縦断面図、図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った
縦断面図、図３は図２の部分拡大図である。
ントの縦断面図、図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った
縦断面図、図３は図２の部分拡大図である。
【００１３】この等速ジョイント２０は、基本的には、
駆動軸２２の一端部に一体的に連結されて開口部を有す
る筒状のアウタカップ（アウタ部材）２４と、従動軸２
６の一端部に固着されてアウタカップ２４の孔部（内空
部）２８内に収納されるインナ部材３０とから構成され
る。前記アウタカップ２４の内周面には、軸線方向に沿
って延在し、中心軸の回りにそれぞれ１２０度の間隔を
おいて３本のトラック溝３２ａ〜３２ｃが画成される。
このトラック溝３２ａ〜３２ｃは、それぞれ、フラット
に形成された平面部３４と、後述するローラ部材３６に
摺接し、相互に対向する湾曲面からなるローラ案内溝３
８とから構成される（図３参照）。なお、前記アウタカ
ップ２４の開口部は、両端部がバンド４０で挟持された
可撓ブーツ４２によって閉塞される。
駆動軸２２の一端部に一体的に連結されて開口部を有す
る筒状のアウタカップ（アウタ部材）２４と、従動軸２
６の一端部に固着されてアウタカップ２４の孔部（内空
部）２８内に収納されるインナ部材３０とから構成され
る。前記アウタカップ２４の内周面には、軸線方向に沿
って延在し、中心軸の回りにそれぞれ１２０度の間隔を
おいて３本のトラック溝３２ａ〜３２ｃが画成される。
このトラック溝３２ａ〜３２ｃは、それぞれ、フラット
に形成された平面部３４と、後述するローラ部材３６に
摺接し、相互に対向する湾曲面からなるローラ案内溝３
８とから構成される（図３参照）。なお、前記アウタカ
ップ２４の開口部は、両端部がバンド４０で挟持された
可撓ブーツ４２によって閉塞される。
【００１４】従動軸２６の端部に刻設されたセレーショ
ン４４にトリポード部材４６が係合し、前記トリポード
部材４６の外周面にはそれぞれトラック溝３２ａ〜３２
ｃに向かって膨出し中心軸の回りにそれぞれ１２０度の
間隔をおいて３本の脚軸４８ａ〜４８ｃが一体的に形成
される。それぞれの脚軸４８ａ〜４８ｃは、図３に示さ
れるように球面部５０を有し、前記球面部５０が筒状の
ホルダ５２の内壁面に対して線接触状態で係合している
ため、あらゆる方向に揺動自在に設けられる。前記ホル
ダ５２の外周面にはニードル５４を介してリング状のロ
ーラ部材３６が外嵌され、前記ローラ部材３６の外周面
は湾曲して形成される。前記ニードル５４は、ホルダ５
２およびローラ部材３６の環状溝に装着された一組のワ
ッシャ５６ａ、５６ｂによって保持される。
ン４４にトリポード部材４６が係合し、前記トリポード
部材４６の外周面にはそれぞれトラック溝３２ａ〜３２
ｃに向かって膨出し中心軸の回りにそれぞれ１２０度の
間隔をおいて３本の脚軸４８ａ〜４８ｃが一体的に形成
される。それぞれの脚軸４８ａ〜４８ｃは、図３に示さ
れるように球面部５０を有し、前記球面部５０が筒状の
ホルダ５２の内壁面に対して線接触状態で係合している
ため、あらゆる方向に揺動自在に設けられる。前記ホル
ダ５２の外周面にはニードル５４を介してリング状のロ
ーラ部材３６が外嵌され、前記ローラ部材３６の外周面
は湾曲して形成される。前記ニードル５４は、ホルダ５
２およびローラ部材３６の環状溝に装着された一組のワ
ッシャ５６ａ、５６ｂによって保持される。
【００１５】また、ローラ部材３６は、ローラ案内溝３
８に摺接して前後左右に回転自在に設けられる。さら
に、ローラ部材３６の頂部５８と平面部３４との間は所
定のクリアランスＡが確保されるように組み付けられ、
且つローラ部材３６の頂部５８はホルダ５２の頂部６０
よりも平面部３４側に突出して形成されているため、ロ
ーラ部材３６が所定角度以上に傾くことが阻止される。
８に摺接して前後左右に回転自在に設けられる。さら
に、ローラ部材３６の頂部５８と平面部３４との間は所
定のクリアランスＡが確保されるように組み付けられ、
且つローラ部材３６の頂部５８はホルダ５２の頂部６０
よりも平面部３４側に突出して形成されているため、ロ
ーラ部材３６が所定角度以上に傾くことが阻止される。
【００１６】すなわち、駆動軸２２に力が作用してロー
ラ部材３６が大きく傾斜した場合（作動角が大きい場
合）には、ローラ部材３６の頂部５８がアウタカップ２
４の平面部３４に当接し、ローラ部材３６の傾斜角度が
規制される。従って、ローラ部材３６が大きく傾斜した
場合であっても、ホルダ５２はアウタカップ２４に当接
しないように構成される。
ラ部材３６が大きく傾斜した場合（作動角が大きい場
合）には、ローラ部材３６の頂部５８がアウタカップ２
４の平面部３４に当接し、ローラ部材３６の傾斜角度が
規制される。従って、ローラ部材３６が大きく傾斜した
場合であっても、ホルダ５２はアウタカップ２４に当接
しないように構成される。
【００１７】この場合、ホルダ５２の外周部にニードル
５４が組み込まれた後、ホルダ５２の頂部６０をかしめ
ることにより環状溝に嵌合するワッシャ５６ａが固定さ
れ、該ローラ部材３６の底面部６２をかしめることによ
りワッシャ５６ｂが固定される。
５４が組み込まれた後、ホルダ５２の頂部６０をかしめ
ることにより環状溝に嵌合するワッシャ５６ａが固定さ
れ、該ローラ部材３６の底面部６２をかしめることによ
りワッシャ５６ｂが固定される。
【００１８】なお、図４Ａに示すように、ローラ部材３
６の底面部６２をかしめることなくサークリップ６４と
ワッシャ５６ｂとを用いてローラ部材３６をニードル５
４に保持することも可能である。また、図４Ｂおよび図
４Ｃに示すように、かしめることなくサークリップ６６
を用い、またはサークリップ６６およびワッシャ６８を
用いてニードル５４をホルダ５２に保持することも可能
である。
６の底面部６２をかしめることなくサークリップ６４と
ワッシャ５６ｂとを用いてローラ部材３６をニードル５
４に保持することも可能である。また、図４Ｂおよび図
４Ｃに示すように、かしめることなくサークリップ６６
を用い、またはサークリップ６６およびワッシャ６８を
用いてニードル５４をホルダ５２に保持することも可能
である。
【００１９】本発明の実施例に係る等速ジョイント２０
は基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、その動作並びに作用効果について説明する。
は基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、その動作並びに作用効果について説明する。
【００２０】駆動軸２２が回転すると、その回転力はア
ウタカップ２４を介してインナ部材３０に伝達され、ト
リポード部材４６を通じて従動軸２６が回転する。すな
わち、アウタカップ２４の回転力は、トラック溝３２ａ
（３２ｂ、３２ｃ）に摺動するローラ部材３６、前記ロ
ーラ部材３６に内嵌されるニードル５４およびホルダ５
２を介してトリポード部材４６に膨出形成された脚軸４
８ａ（４８ｂ、４８ｃ）に伝達され、前記トリポード部
材４６に係合する従動軸２６が回転する。この場合、駆
動軸２２あるいは従動軸２６が傾斜すると、ローラ部材
３６がトラック溝３２ａ（３２ｂ、３２ｃ）に沿って転
動する。従って、駆動軸２２の回転速度はアウタカップ
２４に対する従動軸２６の傾斜角度によらず、常に一定
の回転速度で従動軸２６に伝達される。
ウタカップ２４を介してインナ部材３０に伝達され、ト
リポード部材４６を通じて従動軸２６が回転する。すな
わち、アウタカップ２４の回転力は、トラック溝３２ａ
（３２ｂ、３２ｃ）に摺動するローラ部材３６、前記ロ
ーラ部材３６に内嵌されるニードル５４およびホルダ５
２を介してトリポード部材４６に膨出形成された脚軸４
８ａ（４８ｂ、４８ｃ）に伝達され、前記トリポード部
材４６に係合する従動軸２６が回転する。この場合、駆
動軸２２あるいは従動軸２６が傾斜すると、ローラ部材
３６がトラック溝３２ａ（３２ｂ、３２ｃ）に沿って転
動する。従って、駆動軸２２の回転速度はアウタカップ
２４に対する従動軸２６の傾斜角度によらず、常に一定
の回転速度で従動軸２６に伝達される。
【００２１】ここで、ローラ部材３６がアウタカップ２
４のトラック溝３２ａ（３２ｂ、３２ｃ）から所定角度
傾斜した場合、前記ローラ部材３６の外周面は、湾曲す
るローラ案内溝３８に沿って摺動するとともに、前記ロ
ーラ部材３６の頂部５８がトラック溝３２ａ（３２ｂ、
３２ｃ）の平面部３４に当接する。従って、ローラ部材
３６が傾斜してもホルダ５２がトラック溝３２ａ（３２
ｂ、３２ｃ）の平面部３４に当接することがないために
摺動摩擦が発生するおそれがなく、プランジ性能を阻害
することが防止される。なお、プランジ性能とは、トラ
ック溝３２ａ（３２ｂ、３２ｃ）の案内作用下にローラ
部材３６がアウタカップ２４の軸線方向に沿って円滑に
往復動作することをいう。
４のトラック溝３２ａ（３２ｂ、３２ｃ）から所定角度
傾斜した場合、前記ローラ部材３６の外周面は、湾曲す
るローラ案内溝３８に沿って摺動するとともに、前記ロ
ーラ部材３６の頂部５８がトラック溝３２ａ（３２ｂ、
３２ｃ）の平面部３４に当接する。従って、ローラ部材
３６が傾斜してもホルダ５２がトラック溝３２ａ（３２
ｂ、３２ｃ）の平面部３４に当接することがないために
摺動摩擦が発生するおそれがなく、プランジ性能を阻害
することが防止される。なお、プランジ性能とは、トラ
ック溝３２ａ（３２ｂ、３２ｃ）の案内作用下にローラ
部材３６がアウタカップ２４の軸線方向に沿って円滑に
往復動作することをいう。
【００２２】また、従動軸２６の作動角が大きい場合で
あっても、アウタカップ２４にはローラ部材３６のみが
接触してホルダ５２は接触しないとともに、ホルダ５２
とローラ部材３６の間に介装されたニードル５４によっ
て振動が遮断されるため、アウタカップ２４から脚軸４
８ａ（４８ｂ、４８ｃ）側に振動が伝達されることを阻
止することができる。このため、良好な振動遮断特性を
得ることができる。
あっても、アウタカップ２４にはローラ部材３６のみが
接触してホルダ５２は接触しないとともに、ホルダ５２
とローラ部材３６の間に介装されたニードル５４によっ
て振動が遮断されるため、アウタカップ２４から脚軸４
８ａ（４８ｂ、４８ｃ）側に振動が伝達されることを阻
止することができる。このため、良好な振動遮断特性を
得ることができる。
【００２３】さらに、従来技術に係る等速ジョイントと
比較して、本実施例に係る等速ジョイント２０では、ロ
ーラ部材３６の傾きを規制する端面規制部を設ける必要
がないため耐久性に富み、アウタカップ２４を簡単な構
造で廉価に製造することができる。
比較して、本実施例に係る等速ジョイント２０では、ロ
ーラ部材３６の傾きを規制する端面規制部を設ける必要
がないため耐久性に富み、アウタカップ２４を簡単な構
造で廉価に製造することができる。
【００２４】次に、ローラ部材３６の軸線Ｂと脚軸４８
ａの軸線Ｃとの関係を図５Ａ〜図５Ｃに示す。
ａの軸線Ｃとの関係を図５Ａ〜図５Ｃに示す。
【００２５】図５Ａは、ローラ部材３６の軸線Ｂと脚軸
４８ａ（４８ｂ、４８ｃ）の軸線Ｃとが一致する同軸の
場合を示し、図５Ｂおよび図５Ｃは、それぞれの軸線
Ｂ、Ｃが上下方向にオフセットしている場合を示す。図
５Ａ〜図５Ｃに示されるようにローラ部材３６の軸線Ｂ
と脚軸４８ａ（４８ｂ、４８ｃ）の軸線Ｃとの位置関係
によって、駆動力伝達方向からみたローラ部材３６の傾
きを常に一方向に保持して安定したプランジ性能を得る
ことができる。
４８ａ（４８ｂ、４８ｃ）の軸線Ｃとが一致する同軸の
場合を示し、図５Ｂおよび図５Ｃは、それぞれの軸線
Ｂ、Ｃが上下方向にオフセットしている場合を示す。図
５Ａ〜図５Ｃに示されるようにローラ部材３６の軸線Ｂ
と脚軸４８ａ（４８ｂ、４８ｃ）の軸線Ｃとの位置関係
によって、駆動力伝達方向からみたローラ部材３６の傾
きを常に一方向に保持して安定したプランジ性能を得る
ことができる。
【００２６】次に、本発明の他の実施例に係る等速ジョ
イント７０を図６に示す。
イント７０を図６に示す。
【００２７】この等速ジョイント７０は、略円柱状を呈
する脚軸７２ａ（７２ｂ、７２ｃ）と、前記脚軸７２ａ
の軸線方向に沿って摺動変位する内側ローラ部材７４と
が設けられる。前記内側ローラ部材７４には略円筒状を
呈するホルダ７６が外嵌され、前記ホルダ７６の内周面
は内側ローラ部材７４の外周面に対応して湾曲するよう
に形成されている（図７Ａおよび図７Ｂ参照）。また、
前記ホルダ７６には対向する一組の切欠部７８ａ、７８
ｂが形成され（図７Ｃ参照）、前記切欠部７８ａ、７８
ｂに沿って内側ローラ部材７４を挿入した後、前記内側
ローラ部材７４を略９０度回転させることにより、ホル
ダ７６に対して内側ローラ部材７４を容易に組み付ける
ことができる。
する脚軸７２ａ（７２ｂ、７２ｃ）と、前記脚軸７２ａ
の軸線方向に沿って摺動変位する内側ローラ部材７４と
が設けられる。前記内側ローラ部材７４には略円筒状を
呈するホルダ７６が外嵌され、前記ホルダ７６の内周面
は内側ローラ部材７４の外周面に対応して湾曲するよう
に形成されている（図７Ａおよび図７Ｂ参照）。また、
前記ホルダ７６には対向する一組の切欠部７８ａ、７８
ｂが形成され（図７Ｃ参照）、前記切欠部７８ａ、７８
ｂに沿って内側ローラ部材７４を挿入した後、前記内側
ローラ部材７４を略９０度回転させることにより、ホル
ダ７６に対して内側ローラ部材７４を容易に組み付ける
ことができる。
【００２８】前記ホルダ７６の外周面には、かしめ止め
された一組のワッシャ５６ａ、５６ｂによって保持され
るニードル８０と、さらに、ローラ案内溝３８に接触す
るローラ部材８２とが設けられる。この場合、前記ロー
ラ部材８２の頂部５８と平面部３４との間は所定のクリ
アランスＡが確保されるように組み付けられ、且つロー
ラ部材３６の頂部５８はホルダ７６の頂部６０よりも平
面部３４側に突出して形成されており、ローラ部材８２
が所定角度以上に傾くことが阻止される点は図３に示す
等速ジョイント２０と同様である。
された一組のワッシャ５６ａ、５６ｂによって保持され
るニードル８０と、さらに、ローラ案内溝３８に接触す
るローラ部材８２とが設けられる。この場合、前記ロー
ラ部材８２の頂部５８と平面部３４との間は所定のクリ
アランスＡが確保されるように組み付けられ、且つロー
ラ部材３６の頂部５８はホルダ７６の頂部６０よりも平
面部３４側に突出して形成されており、ローラ部材８２
が所定角度以上に傾くことが阻止される点は図３に示す
等速ジョイント２０と同様である。
【００２９】その他の構成および作用効果は、図３に示
す等速ジョイント２０と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
す等速ジョイント２０と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
【００３０】
【発明の効果】本発明に係る等速ジョイントによれば、
以下の効果が得られる。
以下の効果が得られる。
【００３１】すなわち、一方の伝導軸から他方の伝導軸
に回転力が伝達される際、ホルダがアウタ部材に接触し
ないように形成されている。このため、プランジ性能に
優れ、良好な振動遮断特性を得ることができる。
に回転力が伝達される際、ホルダがアウタ部材に接触し
ないように形成されている。このため、プランジ性能に
優れ、良好な振動遮断特性を得ることができる。
【００３２】また、本発明に係る等速ジョイントでは、
トラック溝に端面規制部等を設ける必要がないため、ア
ウタ部材の加工コストを抑制して廉価に製造することが
できる。
トラック溝に端面規制部等を設ける必要がないため、ア
ウタ部材の加工コストを抑制して廉価に製造することが
できる。
【図１】本発明の実施例に係る等速ジョイントの縦断面
図である。
図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った縦断面図である。
【図３】図２に示す等速ジョイントの部分拡大図であ
る。
る。
【図４】図４Ａは、ローラ部材とニードル、図４Ｂおよ
び図４Ｃは、ニードルとホルダの保持方法の説明図であ
る。
び図４Ｃは、ニードルとホルダの保持方法の説明図であ
る。
【図５】図５Ａ〜図５Ｃは、それぞれ、ローラ部材の軸
線と脚軸の軸線との関係を示す説明図であり、図５Ａは
同軸の場合、図５Ｂおよび図５Ｃはオフセットの場合を
示すものである。
線と脚軸の軸線との関係を示す説明図であり、図５Ａは
同軸の場合、図５Ｂおよび図５Ｃはオフセットの場合を
示すものである。
【図６】本発明の他の実施例に係る等速ジョイントの縦
断面図である。
断面図である。
【図７】図６に示す等速ジョイントを構成するホルダの
説明図であり、図７Ａは、ホルダの平面図、図７Ｂは、
縦断面図、図７Ｃは底面図である。
説明図であり、図７Ａは、ホルダの平面図、図７Ｂは、
縦断面図、図７Ｃは底面図である。
【図８】本出願人が案出した従来技術に係る等速ジョイ
ントの要部断面図である。
ントの要部断面図である。
２０、７０…等速ジョイント ２２…駆動軸 ２４…アウタカップ ２６…従動軸 ３０…インナ部材 ３２ａ〜３２ｃ
…トラック溝 ３４…平面部 ３６、８２…ロ
ーラ部材 ３８…ローラ案内溝 ４８ａ〜４８
ｃ、７２ａ…脚軸 ５２、７６…ホルダ ５４、８０…ニ
ードル ５６ａ、５６ｂ、６８…ワッシャ ６４、６６…サ
ークリップ ７４…内側ローラ部材 Ａ…クリアラン
ス
…トラック溝 ３４…平面部 ３６、８２…ロ
ーラ部材 ３８…ローラ案内溝 ４８ａ〜４８
ｃ、７２ａ…脚軸 ５２、７６…ホルダ ５４、８０…ニ
ードル ５６ａ、５６ｂ、６８…ワッシャ ６４、６６…サ
ークリップ ７４…内側ローラ部材 Ａ…クリアラン
ス
Claims (3)
- 【請求項１】所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する
複数のトラック溝が内周面に設けられ、一方の伝導軸に
連結される筒状のアウタ部材と、 前記トラック溝に沿って摺動変位するローラ部材と前記
ローラ部材を保持するホルダとを有し、前記アウタ部材
の開口する内空部内に挿入されて他方の伝導軸に連結さ
れるインナ部材と、 を備える等速ジョイントにおいて、 相互に対向する前記ローラ部材の頂部と前記トラック溝
の平面部との間に所定のクリアランスを形成し、且つ前
記ローラ部材の頂部がホルダの頂部よりも該トラック溝
の平面部側に突出して形成されることを特徴とする等速
ジョイント。 - 【請求項２】請求項１記載の等速ジョイントにおいて、
ローラ部材とホルダとの間にニードルが介装され、前記
ニードルは、ホルダおよびローラ部材にそれぞれかしめ
て保持された一組のワッシャ、またはホルダおよびロー
ラ部材に装着されたサークリップ、あるいはサークリッ
プおよびワッシャのいずれかによって挟持されることを
特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項３】請求項１記載の等速ジョイントにおいて、
伝導軸の軸線と略直交する方向に突出して形成される脚
軸とホルダとの間に内側ローラ部材が介装されることを
特徴とする等速ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14469695A JPH08338439A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14469695A JPH08338439A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 等速ジョイント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338439A true JPH08338439A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15368151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14469695A Pending JPH08338439A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 等速ジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338439A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000014419A1 (fr) * | 1998-09-08 | 2000-03-16 | Nsk Ltd. | Galet cylindrique pour joint homocinetique tripode et procede de fabrication de ce galet |
| US6431986B2 (en) | 1998-07-31 | 2002-08-13 | Ina Wälzlager Schaeffer oHG | Constant-velocity universal joint of a tripod type |
| WO2005083283A1 (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-09 | Honda Motor Co., Ltd. | 等速ジョイント |
| JP2005248998A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Honda Motor Co Ltd | 等速ジョイント |
| JP2006017136A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Honda Motor Co Ltd | 等速ジョイント |
| EP1624208A1 (en) * | 2004-08-03 | 2006-02-08 | Ntn Corporation | Tripod type constant velocity universal joint |
| JP2008519219A (ja) * | 2004-11-09 | 2008-06-05 | アイエフエ−テクノロジース ゲーエムベーハー | トリポード型ロール |
| JP2010281357A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Jtekt Corp | 摺動式トリポード型等速ジョイント |
| JP2011058514A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Jtekt Corp | 摺動式トリポード型等速ジョイント |
| DE102018100952A1 (de) * | 2018-01-17 | 2019-05-23 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Tripoderolle |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP14469695A patent/JPH08338439A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6431986B2 (en) | 1998-07-31 | 2002-08-13 | Ina Wälzlager Schaeffer oHG | Constant-velocity universal joint of a tripod type |
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| JP2006017136A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Honda Motor Co Ltd | 等速ジョイント |
| EP1624208A1 (en) * | 2004-08-03 | 2006-02-08 | Ntn Corporation | Tripod type constant velocity universal joint |
| US7654908B2 (en) | 2004-08-03 | 2010-02-02 | Ntn Corporation | Tripod type constant velocity universal joint |
| JP2008519219A (ja) * | 2004-11-09 | 2008-06-05 | アイエフエ−テクノロジース ゲーエムベーハー | トリポード型ロール |
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| DE102018100952A1 (de) * | 2018-01-17 | 2019-05-23 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Tripoderolle |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040824 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050628 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |