JPH08337682A - 有機化合物 - Google Patents

有機化合物

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JPH08337682A
JPH08337682A JP8144627A JP14462796A JPH08337682A JP H08337682 A JPH08337682 A JP H08337682A JP 8144627 A JP8144627 A JP 8144627A JP 14462796 A JP14462796 A JP 14462796A JP H08337682 A JPH08337682 A JP H08337682A
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JP
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alkyl
composition
hydrogen
alkoxy
formula
Prior art date
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JP8144627A
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Lajos Avar
ラジヨス・アバール
Roland Joseph Valin
ローランド・ジヨウジフ・バリン
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Clariant International Ltd
Clariant Finance BVI Ltd
Original Assignee
Clariant International Ltd
Clariant Finance BVI Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/20Carboxylic acid amides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/56Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having carbon atoms of carboxamide groups bound to carbon atoms of carboxyl groups, e.g. oxamides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/48Stabilisers against degradation by oxygen, light or heat
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K15/00Anti-oxidant compositions; Compositions inhibiting chemical change
    • C09K15/04Anti-oxidant compositions; Compositions inhibiting chemical change containing organic compounds
    • C09K15/30Anti-oxidant compositions; Compositions inhibiting chemical change containing organic compounds containing heterocyclic ring with at least one nitrogen atom as ring member
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
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    • C08K5/3432Six-membered rings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に自動車業界で使用されるコーティング組
成物中に用いることで、該コーティング組成物に、紫外
線及び屋外暴露に対して優れた耐性を付与する光安定化
組成物を提供する。 【解決手段】 式: 【化18】 〔式中、R1は、水素、アルキル、アルコキシ又はハロ
ゲンであり、R2は、水素、アルキル、アルコキシ、ハ
ロゲン、フェニル又はフェノキシであり、R3及びR
4は、水素、アルキル又はアルコキシである〕の少なく
とも1種のジフェニルオキサミドと、少なくとも1種の
選択されたテトラアルキルピペリジンとのブレンドを含
む高分子材料用の光安定化組成物。好ましい実施態様に
おいては、ベンゾトリアゾールも存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光安定化組成物及
び該光安定化組成物を含む高分子組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多くの
高分子組成物はその有効寿命中に高レベルの光に暴露さ
れる。そのような高分子組成物の例としては、自動車に
適用されるコーティング組成物があり、該組成物が適用
される自動車は長時間太陽にさらされたままでいること
が多い。光、特に紫外(UV)光は、コーティングフィ
ルムに有害な作用を及ぼす。これらの作用のうちで最も
良く知られているのは、コーティング組成物のフィルム
形成ポリマーの退色及び劣化である。これらの作用を妨
げるために、該高分子組成物に、紫外線の作用を妨げて
高分子組成物の有効寿命を長持ちさせる機能を有する添
加剤を加えるのが普通である。種々の化合物類が当該分
野で開示されている。化合物群の1例としては、長い間
紫外線吸収剤として用いられてきたベンゾトリアゾール
類がある。別種のものにはジフェニルオキサミド類があ
り、その典型的な例が米国特許第3,808,273号
に記載されている。より最近の物質種はヒンダードアミ
ン系光安定剤(HALS)であり、そのうちの1種はテ
トラアルキルピペリジン類である。
【0003】そのような安定剤の特定の組合わせは、特
にコーティング組成物、とりわけ自動車のコーティング
組成物に用いた場合、特に効果的な結果が得られること
が見いだされた。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って本発明により、少
なくとも1種のジフェニルオキサミド及び少なくとも1
種のテトラアルキルピペリジンを含む光安定化組成物が
提供され、ジフェニルオキサミドは、式I:
【0005】
【化9】
【0006】〔式中、R1は、水素、C1-20アルキル、
1-20アルコキシ及びハロゲンから選択され;R2は、
水素、C1-20アルキル、C1-20アルコキシ、ハロゲン、
フェニル及びフェノキシから選択され;R3及びR4は、
水素、C1-20アルキル及びC1-20アルコキシから選択さ
れる〕の化合物から選択され;テトラアルキルピペリジ
ンは、式II〜式IX:
【0007】
【化10】
【0008】
【化11】
【0009】
【化12】
【0010】〔式中、R5は、水素及び式−(CH2n
−COOR6(ここで、R6はC1-18アルキルである)の
基から選択され;各R7はC1-6アルキルから選択され、
好ましくはメチルであり、又はピペリジンの同一炭素原
子に結合する2つの基R7がその炭素原子と一緒に最大
6個の炭素原子を有する飽和同素環式環を形成し;R8
は、水素、C1-18アルキル、C1-18アルキルカルボニ
ル、C1-18アルコキシ、−COR13(ここで、R13は−
C(R14)=CH2;C1-6アルキル;フェニル;−NR
1516;−CO−C65;−CH265;−COOC
1-12アルキル又は−COOHであり;R15は、水素、C
1-12アルキル、C5-6シクロアルキル、フェニル、フェ
ニルC1-4アルキル又はC1-12アルキルフェニルであ
り、R16は水素又はC1-12アルキルであり;R14は、水
素又は非置換若しくはOHでモノ置換されたC1-6アル
キルである)から選択され;R9はC1-18アルキルであ
り;R10は独立に、水素、C1-12アルキル、C1-12アル
コキシ,−OH又は
【0011】
【化13】
【0012】から選択され;R11は、C1-18アルコキシ
及びPhOCH2COOR6(ここで、Phはフェニルで
ある)から選択され;nは1〜18の数であり;mは1
〜4の数である〕の化合物から選択され、ジフェニルオ
キサミドとテトラアルキルピペリジンは、組成物中に
1:19〜19:1の比率で存在する。
【0013】本明細書においては、直鎖又は分枝鎖であ
り得る基は、特に断りのない限り、全て、直鎖又は分枝
鎖であり、1つの記号が1つの式中に2度以上出てくる
場合は、その意味は互いに独立している。
【0014】本発明の好ましい実施態様において、R2
及びR3は水素である。別の好ましい実施態様において
4は水素である。より好ましい実施態様においては、
2,R3及びR4は水素である。さらにより好ましい実
施態様において、R1は、C1-20アルキル及びC1-20
ルコキシから選択される。R1が2又は4位にあればな
お好ましい。最も好ましいジフェニルオキサミド類の具
体的な例は、式Ia〜Ih:
【0015】
【化14】
【0016】
【化15】
【0017】
【化16】
【0018】を有する化合物である。
【0019】式Iaの化合物が特に好ましい。
【0020】好ましいテトラアルキルピペリジン化合物
は、式II〜式VI〔式中、R8はR8aであり、R
8aは、水素、C1-4アルキル,(C1-4アルキル)カルボ
ニル及びC1-8アルコキシからなる群から選択される〕
の化合物である。最も好ましい実施態様において、R8a
はR8bであり、R8bは水素、メチル、アセチル及びオク
チルオキシから選択される。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様におい
て、本発明組成物はさらに、少なくとも1種の紫外線吸
収ベンゾトリアゾールを含んでいる。ベンゾトリアゾー
ル類は、長い間紫外線安定剤として知られており、その
ようなベンゾトリアゾールはいずれも本発明に使用し得
る。本発明で使用するのに好ましいベンゾトリアゾール
化合物は、式VIII:
【0022】
【化17】
【0023】〔式中、Xは、水素、ハロゲン,C1-18
ルキル及びC1-18アルコキシから選択され;R12は、C
1-18アルキル及び−C(R132Ph(ここで、R13
1-4アルキルであり、Phはフェニル基である)から
選択される〕に対応する。
【0024】好ましい化合物においては、Xは塩素であ
り、R12はブチル、ノニル及び−(CH32Phから選
択される。
【0025】
【発明の実施の形態】ジフェニルオキサミド、テトラア
ルキルピペリジンと、存在する場合には、ベンゾトリア
ゾールを混合して単一組成物を形成し得、次いで該組成
物を実際に適用し得る。しかし、上記複数の化合物を別
々に加えてもよいし、また本明細書において以下に記載
するある特殊な場合には、該組成物の個々の成分をコー
ティングフィルムの異なる部分に用いることができる。
【0026】組成物中のジフェニルオキサミド及びテト
ラアルキルピペリジンは1:5〜5:1の比率で存在す
るのが好ましい。ベンゾトリアゾールが存在する場合に
は、組成物全体の5〜25重量%、好ましくは10〜2
0重量%で含まれる。
【0027】本発明組成物は、ポリマーの紫外線安定剤
として有用である。高分子材料は任意の高分子材料であ
ってよく、本発明組成物は慣用法で高分子材料に混合
(beincorporated)し得る。従って本発
明は、光安定化量の上記組成物を含む高分子材料を提供
する。本発明はさらに、高分子材料の光安定性を増強す
る方法を提供し、該方法は、上記組成物を高分子材料に
混合することを含む。本発明組成物は、通常のポリマー
加工操作には影響されず、ポリマー系に容易に混合し
て、あらゆるポリマー製品を形成することができる。
【0028】本発明組成物は、支持体(substra
tes)上に装飾及び/又は保護用ポリマーフィルムを
形成するために該支持体に適用されるコーティング組成
物における光安定剤として用いる場合に特に有用であ
る。該組成物は、自動車用コーティング組成物、表面再
仕上げのいずれのOEMにも特に有用である。従って、
本発明は、コーティング組成物に光安定化量の上記組成
物を混合することにより光劣化に対して安定化されたコ
ーティング組成物を提供する。
【0029】該コーティング組成物は、水性又は非水性
媒体中に、溶液、分散又は粉末形態で通常のどのような
フィルム形成高分子材料を含んでいてもよく、アクリル
樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、ユリアホルムアルデヒド樹脂、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂及びフェニルホルムアルデ
ヒド樹脂のような高分子材料を含んでいてよい。本発明
は、コーティング組成物がベースコート(baseco
at)−クリヤーコート(clearcoat)組成物
である場合に特に良好な結果を得ることが知見された。
そのような組成物においては、支持体に着色ベースコー
トを適用し、次いで透明又は「クリヤー(clea
r)」トップコートを(一般にベースコートがまだ湿っ
ている間に)適用する。このようにすると、優れた光沢
を有し、「濃(deep)」色の外観を有する仕上げが
得られ、そのような組成物は現在、自動車の分野に多用
されている。しかし、そのようなコーティングは、特に
紫外線損傷を受けやすい。本発明により、特に良好な紫
外線耐性を有するベースコート−クリヤーコート組成物
の配合が可能になる。従って本発明はさらに、少なくと
も2種のコート、即ち、少なくとも1種の着色ベースコ
ートと少なくとも1種の透明トップコートとを含むコー
ティングフィルムを提供し、本発明組成物は、少なくと
も1種のベースコート又は少なくとも1種のトップコー
ト中に存在するか、あるいは少なくとも1種のベースコ
ートと少なくとも1種のトップコートの両方に存在す
る。特に好ましい実施態様において、ジフェニルオキサ
ミド及びテトラアルキルピペリジンは、少なくとも1種
のクリヤートップコート中に存在し、ベンゾトリアゾー
ルは少なくとも1種の着色ベースコート中に存在する。
従って本発明はさらに、少なくとも2種のコート、即
ち、少なくとも1種の着色ベースコート及び少なくとも
1種の透明トップコートを含み、並びに少なくとも1種
のベンゾトリアゾールを含有する上記組成物を含むコー
ティングフィルムを提供し、ベンゾトリアゾールは少な
くとも1種のベースコートに混合され、組成物中の他の
成分は少なくとも1種のトップコートに混合される。
【0030】本発明組成物は、該組成物と特定のフィル
ム形成系との適合性に応じて、該系に直接添加するか、
又は先ず適当な溶媒に溶解又は分散させてから添加する
ことができる。
【0031】本発明のコーティング組成物は優れた特性
を有している。光に長期間暴露した後でさえ、優れた光
沢を保ち、クラッキング(cracking)が殆ど見
られない。これは、本発明のベースコート−クリヤーコ
ート組成物を同種の公知組成物と比較して見ればすぐわ
かる。
【0032】高分子組成物に高度の光安定性を賦与する
に要する組成物の量は、ポリマーの種類及び最終用途に
より異なるが、一般に慣用の光安定剤に要求される量よ
りかなり低い。当業者は、所与の場合に適切な量を容易
に決定し得るであろうが、典型的な量は、ポリマーの
0.01〜8.0重量%、好ましくは0.2〜4.0重
量%である。
【0033】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。実施例では全ての部を重量で表わしている。
【0034】実施例1 ベースコート−クリヤーコート組成物における本発明組
成物の使用。本発明組成物は、化合物Iaと化合物II
の等重量混合物を含んでおり、化合物IIのR5は基−
(CH22COOC1225であり、R7はメチルであ
り、R8は水素である。
【0035】「Viacryl」SC344(Vian
ova Kunstharz製)アクリル樹脂の50%
溶液80部、「Mafrenal」MF80(Hoec
hst製)メラミン樹脂13.9部及び「Byketa
l」OK(Byk−Mallinkrodt製)溶媒
4.1部をブレンドしてクリヤーコーティング組成物を
調製する。
【0036】上記の本発明組成物を樹脂の溶媒と適合す
る溶媒に溶解し、樹脂固体100部当たり組成物3部の
割合で樹脂ブレンド中に入れて攪拌する。
【0037】該コーティング組成物をベースコート−ク
リヤーコート系のクリヤートップコートとして用い、ま
だ湿っている着色ベースコートに慣用法により適用し、
30〜40μmの厚さのフィルムを得る。コーティング
組成物を250℃で30分間硬化させ、標準耐紫外線及
び耐候試験にかける。対照として、上記のコーティング
組成物と同一であるが本発明組成物を含まないコーティ
ング組成物を適用して、硬化し、同一方法でテストす
る。本発明コーティング組成物は極めて優れた耐紫外光
及び耐候性を示す。
【0038】実施例2 重量比2:1のポリエステル樹脂とポリイソシアネート
をブレンドしてコーティング組成物を調製した。該ブレ
ンドに本発明組成物を加える。該組成物は、実施例1に
記載の化合物Iaと化合物IIとの混合物であり、I
a:IIの重量比は2:1である。
【0039】得られたクリヤーコーティング組成物をベ
ースコート−クリヤーコート組成物のトップコートとし
て用い、噴霧し、実施例1のコーティング組成物と同様
な方法でテストする。本発明組成物を含まないこと以外
は同一である対照に比較して、実施例1と同様な優れた
結果が得られる。
【0040】実施例3 以下の成分をブレンドして均質混合物を形成した: 「Setalux」C−1502 XX−60 29.5部 (Synthese B.V.製 − アクリル樹脂の60%溶液) 「Setalux」C−1382 BX−45 39.2部 (アクリル樹脂の45%溶液) 「Setamine」US−138 BB−70 21.4部 (Synthese B.V.製 − メラミン樹脂の70%溶液) 「Baysilonoil」 2.5部 (Bayer製 − シリコーン油の2%キシレン溶液) 「Depanol」Y溶媒 7.4部 (Hoechst製) 実施例1で得られた組成物 2.5部 リン酸触媒 2.0部 この組成物をベースコート−クリヤーコート組成物中の
クリヤーコートとして用いた。該組成物をまだ湿ってい
る着色ベースコート上に噴霧して30〜40μmの厚さ
のフィルムを得、110℃で20分間ベークした。耐紫
外線及び耐候試験において、本発明組成物を含むコーテ
ィング組成物は、本発明組成物を含まないこと以外は同
一である対照よりはるかに性能が優れていた。
【0041】実施例4 市販のポリウレタン樹脂をベースとする着色仕上げ剤
に、実施例1に記載の本発明組成物を2重量%の割合で
加えた。下塗りした金属パネルに噴霧により20〜30
μmのフィルムを適用し、室温で30分間放置し、次い
で120℃で30分間ベークした。一連の対照パネルも
作製したが、これらは、着色仕上げ剤が本発明組成物を
含まないこと以外は同一である。
【0042】その後の耐紫外線及び耐候試験において、
本発明組成物を含む仕上げ剤でコーティングしたパネル
は、対照パネルよりはるかに性能が優れている。
【0043】実施例5 熱硬化性アクリル樹脂をベースとし、40%樹脂固体を
含む自動車のベースコートと、樹脂固体重量の1%のベ
ンゾトリアゾール光安定剤(「Tinuvin」32
8)及び0.8%のp−トルエンスルホン酸とを混合す
る。
【0044】2.79部の式Iaの化合物を75部のシ
クロヘキサノンに溶解した溶液を、実施例1で用いた式
IIの化合物を前もって加えておいた熱硬化性アクリル
樹脂をベースとする自動車のクリヤーコート、及びドデ
シルベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸の
ような酸触媒と混合する。クリヤーコートは、62%の
樹脂固体を含み、上記成分の量は、得られた混合物が、
樹脂固体重量の3%の式Iaの化合物、0.5%の式I
Iの化合物及び約0.8%の酸触媒を含むような量であ
る。
【0045】上記のように調製したベースコート及びク
リヤーコートをそれぞれ、噴霧適用するのに適当な粘度
にキシレンで希釈し、化学組成物(「Alodin
e」)で加工コーティングしておいたアルミニウムパネ
ル上に噴霧する。ベースコートを0.6〜0.8ミルの
厚さに適用し、次いで、クリヤーコートを1.7〜2.
0ミルの厚さにウエット・オン・ウエットで適用する。
次いで、コーティングしたパネルを121℃で30分間
ベークする。得られたコーティングは、紫外光に暴露し
ても、優れた光沢の保持及びクラッキング耐性を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種のジフェニルオキサミド
    及び少なくとも1種のテトラアルキルピペリジンを含む
    光安定化組成物であって、ジフェニルオキサミドが、式
    I: 【化1】 〔式中、R1は、水素、C1-20アルキル、C1-20アルコ
    キシ及びハロゲンから選択され;R2は、水素、C1-20
    アルキル、C1-20アルコキシ、ハロゲン、フェニル及び
    フェノキシから選択され;R3及びR4は、水素、C1-20
    アルキル及びC1-20アルコキシから選択される〕の化合
    物から選択され;テトラアルキルピペリジンが、式II
    〜式IX: 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 〔式中、R5は、水素及び式−(CH2n−COOR
    6(ここで、R6はC1-18アルキルである)の基から選択
    され;各R7はC1-6アルキルから選択され、好ましくは
    メチルであり、又はピペリジンの同一炭素原子に結合す
    る2つの基R7がその炭素原子と一緒に最大6個の炭素
    原子を有する飽和同素環式環を形成し;R8は、水素、
    1-18アルキル、C1-18アルキルカルボニル、C1-18
    ルコキシ、−COR13(ここで、R13は−C(R14)=
    CH2;C1-6アルキル;フェニル;−NR1516;−C
    O−C65;−CH265;−COOC1-12アルキル
    又は−COOHであり;R15は、水素、C1-12アルキ
    ル、C5-6シクロアルキル、フェニル、フェニルC1-4
    ルキル又はC1-12アルキルフェニルであり、R16は水素
    又はC1-12アルキルであり;R14は、水素又は非置換若
    しくはOHでモノ置換されたC1-6アルキルである)か
    ら選択され;R9はC1-18アルキルであり;R10は独立
    に、水素、C1-12アルキル、C1-12アルコキシ,−OH
    又は 【化6】 から選択され;R11は、C1-18アルコキシ及びPhOC
    2COOR6(ここで、Phはフェニルである)から選
    択され;nは1〜18の数であり;mは1〜4の数であ
    る〕の化合物から選択され、 ジフェニルオキサミドとテトラアルキルピペリジンが、
    組成物中に1:19〜19:1の比率で存在する光安定
    化組成物。
  2. 【請求項2】 ジフェニルオキサミドが、式Ia〜I
    h: 【化7】 【化8】 の化合物から選択される、請求項1に記載の光安定化組
    成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の組成物を光安定
    化量含む高分子材料。
  4. 【請求項4】 少なくとも2種のコート、即ち、少なく
    とも1種の着色ベースコートと少なくとも1種の透明ト
    ップコートとを含むコーティングフィルムであって、請
    求項1又は2に記載の組成物が、少なくとも1種のベー
    スコート又は少なくとも1種のトップコート中に存在す
    るか、あるいは少なくとも1種のベースコート及び少な
    くとも1種のトップコートの両方に存在するコーティン
    グフィルム。
JP8144627A 1995-06-07 1996-06-06 有機化合物 Pending JPH08337682A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9511486.4 1995-06-07
GBGB9511486.4A GB9511486D0 (en) 1995-06-07 1995-06-07 Organic compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08337682A true JPH08337682A (ja) 1996-12-24

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