JPH0833638A - 縫合針位置揃え装置および縫合針位置揃え方法 - Google Patents

縫合針位置揃え装置および縫合針位置揃え方法

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JPH0833638A
JPH0833638A JP7021100A JP2110095A JPH0833638A JP H0833638 A JPH0833638 A JP H0833638A JP 7021100 A JP7021100 A JP 7021100A JP 2110095 A JP2110095 A JP 2110095A JP H0833638 A JPH0833638 A JP H0833638A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手術用縫合針を選別して処理部へ移送する為
の第1のコンベア上に無作意に幸する供給装置を含む縫
合針位置揃え装置を得る。 【構成】 移動時には1台又はそれ以上のカメラで載置
した縫合針の画像を得てその画像をデジタル化し、デジ
タル信号を制御システムのコンピュータへ転送し、ここ
で無作意に配置された縫合針の位置及び方向のデータを
評価し、その情報を処理して把持部を有する1台又はそ
れ以上のロボット・アセンブリーに通信するためのデー
タを得る。位置及び方向のデータを用いて、ロボット・
アセンブリーの把持部は前記第1のコンベアから選択し
た縫合針を取り除き各々の縫合針を第2の精密コンベア
上に配置してある嵌合装置へ移動する。この第2の精密
コンベアにはここに移動した縫合針の方向を更に揃える
為のさらなる装置を設ける。方向を揃えた各縫合針は第
2のコンベアで自動スエージング装置へ搬送され、自動
的に縫合糸が装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に縫合糸をすでに装
着してある外科用縫合針などの縫合糸付き縫合針を自動
的に作成するための装置に関し、より特定すれば縫合針
の方向を自動的に揃えてこれをさらなる処理例えば自動
スエージング装置のために供給する針供給装置および縫
合針位置揃え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大半の縫合糸付き縫合針、すなわち今日
外科医や医療関係者が使用しているような一端に縫合糸
を装着してある縫合針は、米国特許第3,611,55
1号、第3,980,177号、第4,922,904
号などに説明されているように、用手的および半自動的
な方法を用いて製造されている。例えば、米国特許第
3,611,551号で解説しているように、スエージ
下降するため縫合針内に縫合糸を正確に配置し、異なる
太さ(ゲージ)の撚糸をスエージ加工する際にスエージ
・ダイを調節してスエージ加工圧を増加または減少させ
るにはオペレータによる手作業が必要となる。この処理
工程はスエージ加工を行うために用手的な位置合わせが
必要なことから人時間工賃と効率の面で高価である。
【0003】今日、縫合糸の素材は糸巻きまたは芯や被
駆動スプールに巻いた状態で供給され、これを切断しス
エージ加工しようとする縫合針の端部に配置する。米国
特許第3,980,177号では、縫合針の材料はスプ
ールから供給され回転式のテンションラックを通り、こ
こで一様な長さに撚糸が切断される。つまり、縫合糸の
長さはラックの大きさで決まり、ラックに巻き取られた
撚糸材料を切断するためにはラックの調整を手作業で行
う必要がある。更に、異なる長さの撚糸を所望する場合
には毎回ラックを手作業で変更する必要がある。
【0004】米国特許第4,922,904号では、撚
糸材料はボビンに巻いた状態で供給され、様々なガイド
手段とヒーターを通って素材を延伸させ、その後縫合針
の圧着溝に挿入される。本明細書に図示した1つの実施
例では、スエージ加工する前に縫合針の圧着溝内に垂ら
した縫合糸を位置合わせするために高精細テレビジョン
・モニター手段が必要である。同実施例では、回転エン
コーダ装置を用いてボビンから引き出した縫合糸素材の
長さを決定してから切断している。別の実施例では、不
定長の縫合糸材料を縫合針にスエージ加工した後、縫合
針−縫合糸アセンブリーを所定の距離だけ送り出してか
ら切断し、所定の長さの縫合糸を得ている。つまり、一
定の長さの縫合糸材料を得るには、注意深い操作と精密
な制御が毎回必要であり、これらの作業に用いる工程は
人時間工賃と効率の面でも高価である。
【0005】完全に自動化されかつ縫合針に縫合糸を圧
着するために自動スエージ装置へ手術用縫合針を自動的
に供給するための手段を含む縫合糸付き縫合針製造・包
装システムを提供するのが非常に望ましい。
【0006】縫合糸付き縫合針製造装置において、自動
スエージ部へ次々と送り出す縫合針の向きを効率的かつ
正確に揃えることが出来る縫合針位置揃え装置を提供す
ることも非常に望ましい。
【0007】縫合針位置揃え兼搬送機能の効率ならびに
完全性を維持するための制御システムを提供することが
更に望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はここの縫合針を縫合針処理位置へ搬送するための自動
縫合針位置揃え装置を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は頻繁な手作業からオペ
レータを事実上解放する経済的な縫合針の位置揃え装置
を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は正確かつ所定の方向で
縫合針を位置揃えして自動スエージング装置へ移動しこ
こに縫合糸付き手術用縫合針を装着するための自動縫合
針位置揃え装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のこれ
らのおよびその他の目的は、縫合針を自動的に位置揃え
して自動的にスエージングし小型の外箱へ包装する準備
を行うための装置で実現される。縫合針位置揃え装置は
複数の縫合針を保持するための受け入れ手段を含み、前
記受け入れ手段には所定量の縫合針を一本づつに分けて
これを搬送するための第1のコンベア手段に無作意に載
置するための手段を設けてある。第1の組の遠隔的に配
置してあるビデオカメラ手段が前記第1のコンベア手段
の上の縫合針の画像を取得し、前記画像をデジタル化し
て制御システムのコンピュータで処理できるようにす
る。デジタル化した信号を処理し選択した無作意に配置
された縫合針の位置および方向に関するデータを生成す
る。
【0012】第1のコンベア手段から第2の精密コンベ
ア手段へ選択され無作意に配置した縫合針の各々を移動
して前記縫合針を自動スエージング装置へ搬送するため
にロボット・アセンブリーを設ける。制御システムのコ
ンピュータは前記選択した方向の揃っていない縫合針の
位置および方向についてのデータに基づいて前記ロボッ
ト・アセンブリーが使用する命令を更に生成する。前記
ロボット・アセンブリーは前記制御システムから前記命
令を受信し、ロボットのアームで選択した縫合針の各々
をつかみ、前記第2のコンベア手段の上に配置した嵌合
装置へ配置する。前記縫合針が前記第2のコンベア手段
上で指定した位置から0.001インチ以内で全て一様
に同じ方向に揃うように1台またはそれ以上の方向揃え
装置を設け、更にスエージングするための移動が効率的
に行えるようにする。
【0013】縫合針位置揃えシステムには前述のような
方法で作動する第2の組のビデオカメラ手段と第2のロ
ボット・アセンブリー手段を設けてある。冗長性はシス
テムが毎分60本で連続的に絶え間なく流れる縫合針を
自動スエージング装置へ供給できるように設計してあ
る。
【0014】本発明のさらなる利点および特徴は、以下
の詳細な説明と本発明の好適実施例を特定しまた図示す
る添付の図面とを合わせて玩味熟読することにより明ら
かとなろう。
【0015】
【実施例】本発明は、各種寸法の手術用縫合針を自動的
に仕分選別し自動スエージング装置へ搬送しここで各々
の縫合針に縫合糸を装着させるように設計した縫合針供
給装置に関する。一般的な手術用縫合針19は軸部分
7、湾曲した針先部分8、縫合糸を受け入れる端部また
は縫合糸をスエージ加工するための開口部5を有し、こ
れを図2に図示してある。
【0016】図1は縫合針を揃えてこれに縫合糸を自動
スエージ加工し小型の外箱に包装するために使用する工
程10を一般的に図示したブロック図である。縫合針の
自動縫合糸取り付け兼スエージ加工システムおよび自動
パッケージシステムはそれぞれ本発明と同一の譲受人に
譲受される同時出願中の米国特許出願第181,598
号(事件番号第8922号)および第181,626号
(事件番号第8925号)に更に詳細な説明が成されて
いる。前述のように、本発明は各種の寸法の手術用縫合
針を仕分け選別し自動スエージング装置へ搬送するため
に使用する縫合針位置揃え装置を説明する。一般的な手
術用縫合針19は軸部分83、湾曲した針先部分87、
縫合糸受け入れ端部または縫合糸をスエージ加工するた
めの開口部85を有し、これを図2に図示してある。
【0017】一般に、図1に図示した自動縫合針仕分工
程10において、段階11で縫合針は第1に振動するボ
ールに載せられ、段階12で自動的に向きを揃え、段階
13で直線的に半透明の前進するコンベアへ供給され、
段階14でコンピュータ制御システムの一部を成す画像
追跡システムにより縫合針の方向ならびに位置について
の評価を行い、段階15でロボット装置により拾い上げ
られ、段階16でロボット装置により精密コンベアへ運
ばれ、最終的に段階17でスエージング装置へ搬送され
てここから縫合針は多軸移動手段へ搬送され後続のスエ
ージング加工装置へ送り出される。各々の段階を実行す
るのに使用する装置について以下でさらに詳細に説明す
る。コンピュータ制御システムについてのさらに詳細な
説明は、本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受される同時
出願中の特許出願第181,624号(事件番号第89
21号)に見ることが出来る。
【0018】縫合針位置揃え供給装置20の好適実施例
は、図3(a)にシステムの上面図、図3(b)に側面
図が図示してある。本明細書に図示したように、縫合針
19は2台の振動するボールまたはホッパ21a、21
bの各々にまとめて供給され、ここでそれぞれの仕分選
別アセンブリー22a、22bを使って1本づつ分けら
れ、2台の半透明コンベア25a、25bの各々に無作
意に配置される。2台の半透明コンベア25a、25b
は方向の不揃いな縫合針19を図3(a)の矢印で示し
た方向に搬送し、その位置と方向を遠隔的に配置した視
覚的追跡システムにより評価する。追跡システムについ
ては図3(b)に関連して以下で説明する。本追跡シス
テムは(透過光式)照明台30a、30bの上を縫合針
が前進する際に半透明コンベア25aの上に載せられた
縫合針各々の方向と位置を評価し、さらに(透過光式)
照明台33a、33bの上を縫合針が前進する際に半透
明コンベア25bの上の各々の縫合針の方向と位置も評
価する。画像追跡システムから得られた方向と位置に関
する情報を処理し2台のロボット・アセンブリー50
a、50bが利用できる情報に変換して、各々のロボッ
トの把持部55a、55bに指令し、半透明コンベアの
一方から識別した縫合針を拾い上げて図3(a)に図示
した半透明コンベアと同じ方向に前進している精密コン
ベア上に配置してある各々の嵌合舟40へ移動させる。
本発明の制御システムコンピュータはロボットの把持
部、たとえばロボット・アセンブリー50aの把持部5
5a等に命令してシステムのドエル周期すなわちそれぞ
れのコンベアが一時停止している間に追跡した縫合針を
2台のコンベア25a、25bの一方からつまみ出す。
無作意に配置した縫合針19の方向が把持部55a、5
5bのいずれかで取り出せないような方向にあるときま
たは移動範囲外にあるため精密コンベア上へ縫合針を載
置できない場合、回復手順を実行して、毎分60本の速
度でスエージ加工する自動高速スエージング装置(図示
していない)へ精密コンベアが供給する縫合針に欠品が
出ないようにする。好適実施例において、各々のコンベ
ア25a、25bのタイミングは同一だが、ドエル周期
は相互に違っている。タイミングがずらしてあるため、
画像追跡システムは一方の前進するコンベアたとえば2
5aの上の縫合針を識別し、両方のロボットが他方の前
進コンベア25bから縫合針を取り出して精密コンベア
の各々の嵌合舟に各々の縫合針を載置する。同様に、両
方のロボットが前進するコンベア25aから縫合針を取
り出している間、画像追跡システム方向を揃えた後、ア
ーム・ストップ93はコンベアの舟40の上部の位置へ
復動してこれまでに説明したような方法で縫合針の方向
を更に揃えるように待機する。
【0019】自動スエージ/巻き付け処理10の第1の
段階は供給装置例えばボールまたはホッパから縫合針分
別アセンブリーへ所定の量の縫合針19を供給すること
である。図4の側面図および図4(b)の正面断面図に
図示した好適実施例では、振動式ホッパまたはボール2
1に適当な光学式または機械式計数装置たとえばセンサ
ープレート24を設けて、6本までの縫合針がいちどに
選別アセンブリーへ供給されるようにしている。縫合針
19は振動式ホッパ21からゲート18へ供給され、重
力によって縫合針選別アセンブリー内を落下するが、こ
れには一連の偏向扉23a、23bとトラップ扉23
c、23dが含まれており、交互に2つの位置に移動し
て落下してくる縫合針の半分を仕切られた2つのシュー
トの各々に落下させ、可動式の半透明コンベア25a、
25bへ最終的に載置する。図4に図示した位置に偏向
扉23aがあるとき、縫合針選別アセンブリー22に投
入された縫合針19はすべて落下の方向が曲げられて外
側の受け皿へ落とされ、ここから縫合針は更にホッパ2
1へ戻される。偏向扉22aが図4(a)の破線で示し
た偏向扉23a’の第2の位置にある場合、仕分アセン
ブリーを落下中に縫合針19が6本までセンサー44で
計数され、偏向扉23bとトラップ扉23c、23dの
適当な切り換えにより一本づつに分けられる。偏向扉2
3a、23bとトラップ扉23c、23dの往復運動は
6本づつの縫合針が各々のコンベア25a、25bに1
度に配置されるようにタイミングを合わせてある。好適
実施例では、この本数の縫合針が載置されると前進する
コンベア上で約8インチの長さを占有し、これによって
縫合針同志が載置されたときに十分に離れるようにして
ある。望ましくは、偏向扉23a、23bが自動制御シ
ステムの制御下に作動し、2つの位置の間で交互に位置
が変わるようにタイミングをとり、3本づつの縫合針が
各々の落下シュート26、28を通って半透明送りコン
ベア25a、25b上へ落下できるようにする。両方の
偏向扉23a、23bは各々円柱状ののピストン27
a、27bおよび適切な電磁石または油圧モーター(図
示していない)で駆動される。半透明の送りコンベア2
5a、25bに載置される縫合針19はどれも位置がバ
ラバラで、方向が揃っていないことを理解するべきであ
る。好適実施例において、各々の半透明前進コンベア2
5a、25bは毎秒4インチ(4インチ/秒)の一定し
た速度で駆動され図3(a)および図4(b)に図示し
たように精密コンベアと平行に走る無限軌道式のコンベ
アである。
【0020】前述のように、また図3(a)に示すよう
に、ロボット・アセンブリーは各々の縫合針分別アセン
ブリー22a、22bの後方で精密コンベアと半透明の
前進コンベアの両方に近い位置に配置した2台のロボッ
ト50a、50bを含む。本明細書で説明する好適実施
例では、各々のロボット・アセンブリー50a、50b
はアデプト社604S型ロボットで、各々のロボットに
対応するアデプトCC制御装置で制御すると毎分40回
程度の速度で縫合針の移動を実行する能力を有してい
る。各々のロボットは4軸SCARA(選択的コンプラ
イアンス・アセンブリー・ロボット・アーム)型ロボッ
トで、4つの関節を含む。関節1は±100°の回転運
動範囲を有する肩関節、関節2は±140°の回転運動
範囲を有する肘関節、関節3は上下運動の方向に150
ミリメートルまでロボットの指先を運動させる移動運動
を提供し、関節4は手首関節で指先の±360°の回転
運動を提供する。ロボットの把持部55a、55bは各
々のロボット・アセンブリー50a、50bの指先に装
着してあり、空気シリンダ(図示していない)から供給
する圧力によって把持動作を提供することが出来る。
【0021】図3(b)を参照すると、一方向に向いた
手術用縫合針を毎秒1本(1縫合針/毎秒)自動スエー
ジ装置へ転送するのに十分な速度で駆動モータ・アセン
ブリー42により駆動される精密コンベア35が図示し
てある。前進コンベア25a、25bを駆動するために
同様な駆動モータ・アセンブリーを設けてある。詳細に
ついては後述するように、各々の駆動モータ・アセンブ
リー42、43は制御システム69とインタフェースし
これの制御下に作動して、前進運動を一時停止させ、前
進コンベアから精密コンベアへの縫合針の取り出しと移
動を行えるようにしてある。図5(a)と図5(b)で
は各々が個々の手術用縫合針19に嵌合するための精密
コンベア35とこれの上に装置した複数の嵌合舟を図示
してある。精密コンベア35の作動もロボット50a、
50bからこれの上へ縫合針19を移動することができ
るように所望の周期速度で定期的に一旦停止する。好適
実施例において、制御システム69はアデプト・ロボッ
ト制御装置および視覚的追跡システムの部材とデジタル
的に通信して供給システムを制御するためのプログラマ
ブル論理制御装置(PLC)を含む。
【0022】図3(b)に図示してあるように、視覚的
追跡システムは前進コンベア25aの各々の照明載物台
部分30a、30bの上部に1台づつ配置した2台のビ
デオカメラ62、64を含む。詳細については後述する
が、各々のカメラ62、64から得られた縫合針のビデ
オ画像はビットマップ処理または適切なデジタル化処理
が施され、適当な転送媒体例えば図3(b)に示す通信
線67a、67bを経由して遠隔的に配置した制御シス
テムのコンピュータ69へ転送し、ここで画像制御タス
ク160がビデオ画像を処理し、通信線197経由で各
々のロボット50a、50bへデータを入力する。コン
ベア25a、25bを半透明にしまた各々の部分30
a、30bと33a、33bで透過光照明を当てるよう
にして、上部にあるカメラ・アセンブリーにより処理用
の鮮鋭なビデオ画像が得られるようにするのが望まし
い。説明の目的で、図3(b)には2本の照明載物台に
対応するビデオカメラが2台62、64だけ図示してあ
ることが理解されよう。しかし、本発明はコンベア25
bの照明部分33a、33bに対応する第2のビデオカ
メラの組(図示していない)を含み、前述の通り、ロボ
ットがコンベア25aから縫合針を取り出して配置し直
している間にコンベア25bの上の縫合針の2進化画像
が得られるように成してある。本システムに組み込んで
ある冗長性によって、スエージング装置へ供給する縫合
針が一時的に不足することは無く、またスエージング装
置へ供給するための向きを揃えた縫合針の最大供給量が
達成されるように成してある。ロボット技術が進歩した
場合、またロボット・アセンブリーが更に速い速度で更
に多くの動きを行えるようになれば、第2の組のカメラ
と第2のロボット・アセンブリーはもはや必要ではなく
なる。更に、十分高速で正確なロボット・アセンブリー
は移動するコンベアから無作意に置かれた縫合針を拾い
上げ直接スエージング装置へ向きを揃えて配置すること
も出来るようになる。
【0023】好適実施例において、各々のカメラ62、
64は透過光照明式コンベア25a、25bの各々の約
1メートル上方に装置してあり、適当なアダプタを使え
ば交換自在な焦点距離が10ミリメートルから140ミ
リメートルの電子制御式望遠レンズを使用している。適
切なレンズ制御装置を用いて光量・絞り、焦点、および
画角を各々のカメラのレンズについて設定し、RS−2
32Cリンクを経由してアデプト製制御装置とインタフ
ェースさせてある。
【0024】縫合針選別供給装置のための制御システム
のさらなる部材には供給システムを監視し指令するため
に使用するSCADAノードが含まれる。このノードは
アデプト製制御装置の各々と独立したRS−232Cリ
ンクでインタフェースし、これを用いてデータ情報例え
ば縫合針のパラメータやエラー・メッセージ、および状
態メッセージなどを運転中にアデプト制御装置へダウン
ロードする。SCADAノードは商業的に利用可能なF
IX/DMACSソフトウェアを走らせるパーソナル・
コンピュータまたはこれに類似の適当な装置を含む。シ
リアル通信を用いて後述する縫合針交換手順の間に処理
しようとする縫合針の大きさと種類を供給システムに教
えるために使用するFIX/DMACSの「アデプト設
定」画面へ入力した縫合針のパラメータを変更する。オ
ペレータが縫合針のパラメータを入力してから交換を開
始すると、FIX/DMACSノードはこれらのパラメ
ータをロボット制御装置へ転送する。
【0025】本発明のロボット/視覚制御システム69
は縫合針並べ替え供給システム10により実行する特定
のタスクに各々が関係し、PLC120の制御下に実行
される独立したコンピュータ・ソフトウェアプログラム
を含む。図8に図示したように、本発明の縫合針位置揃
え装置を制御するためののソフトウェアの構造は8つの
主要なタスクを実行する。ロボット制御タスク150、
画像制御タスク160、コンベア運転制御タスク18
0、SCADAノード・インタフェースタスク195、
制御パネルタスク260、タスク・マネージャ240、
コンベア初期化タスク190、およびレンズ制御タスク
270である。上述のこれら8つのタスクのうち、初め
の6つのタスクは後述するように縫合針供給安定状態運
転中は作動状態にある。図8には更にタスク間のデータ
の流れとタスクを起動する信号を図示してある。好適実
施例において使用しているソフトウェアの言語はアデプ
ト社のV/V+言語で、これはマルチタスク環境におけ
る画像とロボット両方の制御を支援するものである。図
8を参照してタスクの各々について一般的に説明する。
以下のタスクについてのより詳細な説明は前述の同時出
願中の米国特許出願第181,624号(事件番号第8
921号)に見ることができる。
【0026】各々のロボット・アセンブリー、制御装
置、およびカメラの視覚的追跡システムは供給システム
が正しく機能するように注意深い較正と設定の手順が必
要である。例えば、各ロボット・アセンブリーは関節位
置を設定し関節の運動限界を規定してロボットが作動し
たときに構造上の損傷を受けないようにする必要があ
る。更に、カメラ対ロボットの較正を行い、視覚系シス
テムが縫合針の位置座標を正確に計算してロボットが取
り出し位置へ動けるようにしなければならない。この手
順はカメラの画角と各々のロボットの据付位置の間の変
換行列を提供する。
【0027】PLC120はロボット制御装置とロボッ
トの電源投入を行う。ロボット較正手順は電源投入後に
起動されロボットの関節を既知の「ホーム」ポジション
へ移動させてデジタル・エンコーダ(図示していない)
を同期させる。
【0028】[ロボット制御タスク]PLC120、ロ
ボット制御装置、およびコンベア25a、25bの起動
処理は時間的関係が重要である。ロボット制御装置の側
から見ると、ROBOT ENABLE信号219をP
LC120が有効にすると、ロボット制御タスク15
0、画像制御タスク160、コンベア移動制御タスク1
80、コンベア初期化タスク190を実行して通常のサ
イクルを開始する。これによってコンベア25aの移動
が開始され、2秒間だけ待って詳細を後述するように第
2のコンベア25bを起動する。PLCは同時にもう一
方のアデプト・ロボットにもROBOTENABLE信
号を有効にする。この方法だと、PLCは大量供給装置
システムと送りコンベアとスエージング装置の起動をR
OBOT ENABLE信号の起ち上げで行うことが出
来る。詳細については後述するように、ROBOT E
NABLE信号を引き下げると、アデプト・ロボットは
通常処理を停止してSCADAノードからの要求に応答
するようになる。
【0029】各々のロボット・アセンブリー50a、5
0bに対するそれぞれのアデプト制御装置に関連して単
一のロボット制御タスクが存在するが、図7では1つだ
けを要素150として図示してある。ロボット制御タス
ク150の制御システム・ソフトウェアは各々のロボッ
ト・アセンブリー50a、50bを資源として管理し、
画像制御タスク160で生成されここから入力される識
別した縫合針の位置をFIFOバッファから読み取り、
縫合針配置のハンドシェークを行うため制御システム6
9のプログラマブル論理制御装置(PLC)120とイ
ンタフェースして、コンベア・ベルト25a、25bの
移動を開始させる。
【0030】各々のロボット・アセンブリー50a、5
0bに対して安定状態にあるロボット制御タスク150
の運転は次のようになる:
【0031】第1に、各々のロボット制御装置はデータ
線193経由で入力FIFO155を連続的に読み出し
て各々の半透明コンベア25a、25bの上の識別した
縫合針の位置についての位置座標データを取得する。縫
合針位置についてのデータは、詳細について後述するよ
うに各々のデータ線197を経由して画像制御タスク1
60へ供給する。受け入れ可能な(認識可能な)縫合針
位置がFIFOバッファ155に入力されると、ロボッ
ト制御装置はバッファから縫合針位置を除去してロボッ
トの把持腕55a(55b)に指令を出し、コンベアベ
ルト上のその位置へ移動させる。次に、各々の認識した
縫合針について、ロボット制御タスク150はロボット
の把持腕55a(55b)に命令を送って、縫合針の円
柱状部分7で閉咬させてからコンベアから離昇させ、精
密コンベア35に近い到達位置へ移動させる。ロボット
制御タスクは次にNEEDLE IN GRIPPER
信号207をPLC宛てに生成し、PLC120からの
応答を待つ。PLCがロボットタスクの生成したNEE
DLE IN GRIPPER信号207を受信する
と、PLC120はロボット50a、50bの各々が受
信するSAFE TOPLACE信号191を生成す
る。 SAFE TO PLACE信号191の目的は
各々のロボット・アセンブリーに対して縫合針がコンベ
ア35の精密コンベア舟40に配置できることを通知す
ることである。SAFE TO PLACE信号191
の受信に応答して、縫合針を精密コンベア35上に配置
する直前に、ロボット制御タスク150はPLC120
が受信するDON’T INDEX PRECISIO
N CONVEYOR信号204を生成する。この信号
が高電位例えば論理値「1」の状態にある間、アデプト
・ロボット50aまたは50bは精密コンベア35の舟
40に縫合針を載置しようとする。これにより後述する
ように精密コンベアの嵌合舟40の嵌合あご47、49
の後退を開始させこれらの間に縫合針を配置できるよう
にする。ロボットの動きが止まり縫合針が載置される
と、ロボットタスク150はPLC120の受信するN
EEDLE PLACE COMPLETE信号206
を生成し、PLCは適切な制御信号209を生成して精
密コンベアの嵌合舟の嵌合あご40が縫合針に嵌合でき
るようにする。好適実施例において、NEEDLE P
LACE COMPLETE信号206のドエル時間は
およそ48〜64ミリ秒である。この信号を有効にした
後、ロボット・アセンブリー50a、50bは同じ時間
間隔に渡り縫合針をその位置で保持し続ける(48〜6
4ミリ秒)その直後、ロボットは把持部を開咬し、嵌合
舟40から離れた準備位置へ戻る。最後に、DON’T
INDEX PRECISION CONVEYOR
信号204を排除し、進めようとする精密コンベア35
の移動を開始できる状態になったことを示し、PLC1
20の命令によりこれが実行される。
【0032】コンベア移動開始の安全ロックとして、ロ
ボット制御タスク150はコンベア移動制御タスク18
0にそれぞれの内部制御LAST PICK信号19
2、196を送り、図8に示すようにロボット・アセン
ブリー50a、50bが現在のコンベアから最後の縫合
針を摘み上げたことを示す。カメラの現時点の画角(F
OV)あたりで想定される縫合針の最大本数が各々の現
在の供給コンベアベルト25a(25b)から摘み上げ
られていない場合、ロボット制御タスク150はコンベ
ア制御タスク180に対してコンベアベルトを「早く」
移動させるように、図8に図示してあるように、IND
EX CONVEYOR 1 EARLYまたはIND
EX CONVEYOR 2 EARLY信号211、
212で指示する。
【0033】コンベアの動きに影響を与える全ての信号
はコンベア制御タスク180を経由するので、コンベア
制御タスクはもう一方のアデプト・ロボットが受信する
ように対応するINDEX CONVEYOR 1 E
ARLY信号211’またはINDEX CONVEY
OR 2 EARLY信号212’通常の動作中にロボ
ット制御タスクがINDEX CONVEYOR 1
EARLY信号またはINDEX CONVEYOR
2 EARLY信号のどちらかを受信すると、FIFO
バッファ155の内容を消去しコンベアから最後の縫合
針を摘み上げたように動作を継続する。
【0034】制御ソフトウェアはV/V+のタイムスラ
イスに基づくデジタル出力の16ミリ秒から32ミリ秒
まで変動する持続時間を考慮する必要がある。これはD
ON’T INDEX PRECISION CONV
EYOR信号204の設定および再設定に連動して縫合
針の配置に必要な最小時間の計算に影響を与える。
【0035】ロボット制御タスク150は2種類のエラ
ーに対してエラー回復を実行する。これらのエラーは送
りエラーと総数エラーに大別される。他の全てのタスク
と同様、総数エラーはタスク・マネージャ240のエラ
ー回復に応答してロボット制御タスクを即時停止させ
る。ロボットがこれのFIFOに書き込まれた縫合針を
待ち続け両方のコンベア・ベルトが適当な時間の間に送
られなかった場合には送りエラーが発生する。ロボット
制御タスク150は他のロボットに対してそれぞれIN
DEX CONVEYOR 1 EARLY信号および
INDEX CONVEYOR 2 EARLY信号2
11、212を経由してコンベアを送るように要求する
ことで、この種のエラーから復旧する。これによって画
像制御/ロボット制御両方のシステムに現在のFIFO
の内容を破棄してコンベアベルトを前進させる。
【0036】[コンベア送り制御タスク]コンベア送り
制御タスク180は各々の半透明送りコンベア23a、
25bの送りを開始させ、このタスクはコンベア始動タ
スク190により起動される。コンベアの動きに影響を
与える全ての信号はコンベア制御タスク180を経由す
る。
【0037】図8に図示したように、コンベア送り制御
タスク180の第1の段階は、ロボット制御タスク15
0で内部的に生成され各々の供給半透明コンベア25
a、25bからの最後の縫合針の取り出しがアデプト・
ロボット50a、50bの一方で完了したことを表わす
LAST PICK信号192、196を検査すること
である。これ以外にも、コンベア移動制御タスク180
は現在のカメラの画角内で認識される縫合針がない場合
には画像制御タスク160からの内部的に生成されたI
NDEX CONVEYOR EARLY(1および
2)信号231、232を待機する。LAST PIC
K信号192、196をロボット・タスクから受信する
結果、コンベア制御タスクはPLC120で受信するよ
うにそれに対応するINDEX CONVEYOR 1
信号198またはINDEX CONVEYOR 2信
号199を生成する。最後の縫合針を各々のコンベアか
ら摘み上げた後でそれぞれのアデプト・ロボット制御装
置がPLC120に対して半透明送りコンベア25aを
前進させるように要求することが分る。これによって、
もう一方のアデプト・ロボットは、現在の半透明コンベ
ア25a(25b)を前進させるよう指令する前に、P
LCが受信するようにこれに対応するINDEXCON
VEYOR 1(またはINDEX CONVEYOR
2)信号を生成しなければならない。最大個数の縫合
針を取り出していないかまたは各々のカメラの画角内に
不十分な縫合針しかないまたは縫合針が全くないことを
表わすINDEX CONVEYOR 1 EARLY
信号211’またはINDEXCONVEYOR 2
EARLY信号213’をコンベア制御タスク180か
ら受信する結果、他方のアデプト・ロボットはこれに対
応するCONVEYOR1 INDEXED EARL
Y信号198’またはCONVEYOR 2INDEX
ED EARLY信号199’を生成しこれを図8に図
示したようにコンベア制御タスク180が受信する。こ
れらの信号は対応するコンベア25a(25b)に処理
を中止させ、ベルト送りを開始させる。
【0038】INDEX CONVEYOR 1(また
はINDEX CONVEYOR2)信号198、19
9両方を各々のロボット’アセンブリーから受信した
後、PLC120は半透明送りコンベア25aに前進す
るように指令し、コンベア制御タスク180で受信する
ように、対応するCONVEYOR 1 SETTLE
D信号241またはCONVEYOR 2 SETTL
ED信号242を生成する。CONVEYOR 1 S
ETTLED信号241とCONVEYOR2 SET
TLEDはロボット制御タスク150によりPLCがコ
ンベア25aを(25b)を前進させるように要求され
てから約2秒後に起ち上がる。コンベア制御タスク18
0は、各々CONVEYOR 1 SETTLEDとC
ONVEYOR 2 SETTLED信号241、24
2に対応する内部制御信号241’、242’を受信す
ると、画像制御タスク160に縫合針の画像化を開始す
るように通知する。送りコンベア25a(25b)が送
られてこれに対応するCONVEYOR SETTLE
D信号241、242を受信すると、画像制御タスク1
60は対応するカメラの画角内で縫合針の認識を開始で
きる。より特定すれば、後述するように、コンベア25
a(25b)のカメラ62、64が半透明コンベアの各
々の照明された部分30a、30bで各々の視野を撮影
し、画像制御タスクは画像を処理して、各々のカメラの
視野内に認識可能な縫合針が存在しているか否かの決定
を行う。
【0039】この時点で、視野内での縫合針の単なる存
在または検出と「認識可能な」縫合針の存在との弁別を
行う必要がある。縫合針は存在するかもしれないが、様
々な理由から、各々のカメラの絞りおよび撮影システム
の照明パラメータを自動調節する自動が増加アルゴリズ
ムの実行によりカメラの撮影パラメータが画像制御タス
ク160を変更して処理することの出来る拡張画像をカ
メラが実質的にとれるようにならなければ画像制御タス
ク160はこれの位置座標を決定することが出来ない。
定常運転中には、画像制御タスク160がすでに各々の
視野内で縫合針を「認識」しているとき、自動画像化ア
ルゴリズムは反復実行されない。自動画像化アルゴリズ
ムの詳細については後述する。
【0040】[画像制御タスク]画像制御タスク160
は2台のカメラ・アセンブリー62、64の各々が撮影
した画像を制御・処理する。2台の半透明コンベアのタ
イミングはずらしてあるので、一度に1台のカメラだけ
が作動する。
【0041】より特定すれば、図3(b)に図示してあ
るように、画像制御タスク160は各々のカメラ62、
64とインタフェースして各々の照明部分30a、30
bに位置する領域を含むそのカメラのレンズの各々の視
野内にある認識可能な縫合針の位置を識別する。さらに
画像制御タスク160は識別した縫合針の場所の位置と
方向についての情報を処理して、これらの位置をデータ
線197経由でロボット制御タスクのFIFO155に
書き込む。前述のように、画像制御タスクはカメラの視
野内において縫合針が画像化されない場合にコンベア先
送りを起動することが出来る。
【0042】すでに簡単に説明したように、画像制御タ
スクはコンベア25a、25bのいずれかが送りを完了
する度に実行される。これが起動されるとCONVEY
OR1 SETTLED信号241’またはアデプト・
ロボットが命令するとおりに各々の半透明送りコンベア
25a、25bが送りを中止する度にPLC120で生
成されてコンベア制御タスク180を通って転送されて
くるCONVEYOR 2 SETTLED信号24
2’のいずれかを受信すると縫合針の認識を開始する。
PLCが半透明送りコンベアを送るようにアデプト・ロ
ボットから要求されてから約2秒後にCONVEYOR
SETTLED信号241、242の各々が高電位に
なる(論理値「1」)。CONVEYOR SETTL
ED信号1と2(241、242)はアデプト・ロボッ
トから各々のINDEX CONVEYOR1または2
信号198、199を次にPLC120が受信するまで
高電位のままである。
【0043】画像制御タスク160はそのCONVEY
OR SETTLED信号の関係するカメラを起動す
る。起動時に、カメラ62、64はコンベア・ベルト2
5a(25b)の透過光領域30a、30bの画像を撮
影する。得られた全ての画像は2進画像データへ変換
し、次のデジタル処理を施すのが望ましい。画像制御タ
スク160は「撮影ツール」を使って受け入れ可能な縫
合針を検出し、受け入れ可能な縫合針の取り出しポイン
トの座標をロボットタスク用のFIFOバッファ155
に書き込む。透過光照明領域内の「受け入れ可能な」縫
合針は縫合針交換手順の間にすでに受け入れられた縫合
針パラメータの許容範囲内にある縫合針である。縫合針
交換手順は供給システムのソフトウェアに現在処理しよ
うとしてるバッチ内の縫合針の種類と寸法について知ら
せる手順で、後述するような縫合針バッチの変更を行う
前に実行する必要がある。縫合針の半径、軸の幅、ロボ
ットに対する縫合針の角度的な特徴、および縫合針パラ
メータから計算したとおりの計算領域を縫合針の指定許
容範囲とする。
【0044】[自動画像化アルゴリズム]前述したよう
に、検出した縫合針が認識不可能な場合、自動画像化ア
ルゴリズムを起動してカメラの撮影パラメータを変更す
る。つまり、2進化画像データを処理した後、縫合針の
画像が指定した半径か、縫合針の画像が指定した軸の幅
か、縫合針の画像が指定した角度特性を有するか、また
縫合針の画像が指定した許容範囲内に収まっているかに
ついての決定を行う。これらの基準のいずれかが仕様か
ら外れている場合、自動画像化アルゴリズムが実行さ
れ、各々のカメラの視野にある同じ縫合針画像の一連の
撮影を行うことで、画像間の撮影パラメータを改善する
ことによって縫合針の認識が良好に行えるように縫合針
画像を強調する。つまり、一連の画像の各々を撮影した
後、自動画像化アルゴリズムはカメラの絞りと撮影シス
テムの照明パラメータを自動調節し、撮影システムがカ
メラの視野内で正しく縫合針を画像化できるようにす
る。例えば、視野の照明を調節する際に、カメラの幾つ
かの撮影パラメータ、例えば利得、オフセット、2進化
閾値などを変更することが出来る。自動画像化アルゴリ
ズムは各々のカメラの視野で縫合針が認識されるまで実
行され、縫合針交換を行うまで反復実行されることはな
い。
【0045】画像制御タスク160でカメラが調節され
ても縫合針の画像がまだ正しく撮影されないことがあ
る。これは各々のカメラの撮影範囲が透過光光源を使用
しており相互に重なり合っている縫合針、各々が接触し
ている縫合針、または視野の辺縁からはみ出してクリッ
プされた縫合針などが認識対象として考慮されないため
である。つまり、画像制御タスクは縫合針の重なり合い
または相互の接触があるかどうか決定し、視野の辺縁に
縫合針が接近しすぎていないかを調べる。
【0046】考えられる全ての縫合針を認識した後、画
像制御タスクは受け入れ可能な縫合針の拾いだし座標を
計算してこれをロボット制御タスクのFIFOバッファ
155内に配置し、ロボットが受け入れ可能な縫合針を
摘み上げ精密コンベア上へ載置できるようにする。好適
実施例において、各々の半透明送りコンベアの各々のド
エル周期の間に認識することの出来る縫合針の最大本数
は3である。この最大値より少ない本数しか認識されな
いか、または全く縫合針が認識されない場合、ロボット
は対応するコンベアを早送りするように信号を生成して
前述のように撮影システムに処理を中断させることが出
来る。
【0047】撮影タスク160はFIFOへ書き込む縫
合針座標の個数を3に制限するが、これはロボット制御
タスクがFIFO155へ渡した全ての縫合針の座標で
縫合針を取り出し置き直すためである。好適実施例で
は、撮影タスクは送りコンベアの周期毎に5秒間だけ作
動するように制限されている。
【0048】画像制御タスク160は3種類のエラーに
ついてエラー回復を実行する。これらの3ラーは画像化
エラー、処理エラー、総数エラーに大別される。総数エ
ラーではタスク・マネージャのエラー回復が応答し画像
制御タスク160をすぐに停止させる。画像化エラーが
発生すると、画像制御タスク160は現在の視野での実
行を全て保留し、INDEX CONVEYOR 1
EARLYまたはINDEX CONVEYOR 2
EARLY信号231、233のどちらかを生成するこ
とによって、前述のようにコンベアベルトの早送りを要
求する。これらの信号を受信するとこの部分のFIFO
には縫合針の座標を配置せずに撮影/ロボット制御シス
テム両方に縫合針の現在の視野を渡す。処理エラーが発
生すると、画像制御タスクは現在の縫合針についての全
ての処理を保留して更に別の縫合針が利用可能なら新し
い縫合針の処理を同じ視野内で開始する。その結果、撮
影タスクはFIFO内に縫合針座標を挿入しない。
【0049】[コンベア起動タスク]コンベア初期化タ
スク190の機能はコンベア送り制御タスク180を起
動することで、PLC120からROBOT ENAB
LE信号219が入ってくると起動する。一旦起動する
と、図7に図示したように、このタスクはINDEXI
NFEED CONVEYOR 1(25a)信号23
7を要求した後、約2秒間待ってから、INDEX I
NFEED CONVEYOR2(25b)信号239
を要求する。タスク190はここで終了し、ROBOT
ENABLE信号が下がってまた立ち上げられるまで
再起動することはない。
【0050】[タスク・マネージャ]タスク・マネージ
ャ240はソフトウェアおよびハードウェアのI/O信
号、グローバル変数、撮影/ロボットシステムタスクを
初期化する。撮影/ロボットシステムタスクが走ると、
タスク・マネージャは現在走っている各々のタスクの完
全性と状態、ならびにこれらのタスクが制御している資
源を監視する。状態問合せ信号247a〜247fは図
8に図示してある。ここで言う資源とは、ロボット、通
信ポート、I/O信号線である。タスク・マネージャは
SYSTEMFAIL信号222によってPLCに、ま
たSCADAノード・インタフェースタスク195を経
由してSCADAノードへあらゆるエラーを報告する。
SYSTEM FAIL信号222はロボット(タスク
・マネージャが検出した)が動作を継続できないような
総数エラーを認識した場合に必ず生成される。この信号
は低位が有効で、アデプト・ロボットがリセットされる
まで低電位のままである。つまり、PLCはこの信号を
受信するとすぐにROBOT ENABLE信号219
を低電位にしなければならない。
【0051】撮影/ロボット制御ソフトウェアで総数エ
ラーが発生した場合には、タスク・マネージャ240を
使ってプログラム実行中に全ての運転状態にあるタスク
と資源の状態ならびに完全性を連続的に問い合せること
によりこれらのエラーを検出し復元しようとする。発生
したエラーが総数エラーだと分ると、PLC120に対
してSYSTEM FAIL信号222を上げ、SCA
DAノード・インタフェースタスク、制御パネルタス
ク、タスク・マネージャ以外の全てのタスクを停止す
る。最後の復旧不可能なエラーの理由を表わす符号はS
CADAノード・インタフェースタスク経由でSCAD
Aノードへ供給する。場合によっては、アデプト・ロボ
ット制御装置のモニター・ウインドウにエラー・メッセ
ージを表示する。SYSTEM FAIL信号を立ち上
げた後、タスク・マネージャはロボットで検出された全
ての問題を補正しようと試みモニター・ウインドウを通
してオペレータに通知する。たいていの場合、オペレー
タはもう一回ROBOT ENABLE信号を起ち上げ
て撮影/ロボット制御ソフトウェアをリセットするだけ
で良い。
【0052】[制御パネルタスク]制御パネルタスク2
60は、オペレータが各種ソフトウェアの「デバッグ」
ユティリティへアクセスしたり診断ユティリティへアク
セスしたり、ロボットのスピードを制御したり、縫合針
を取り出して配置するためにロボットを移動させようと
する新しい位置を選択したり出来るようにするマウスで
操作する形の制御パネルを表示する。また、制御パネル
タスクではオペレータが撮影/ロボットシステムタスク
の実行を停止させることが出来る。
【0053】[SCADAノード・インタフェースタス
ク]SCADAノード・インタフェースタスク195は
SCADAノードからのメッセージをSCADAノード
RS−232Cインタフェースへ問い合せる。このタス
クは製品の交換時に必要とされるアデプト・ロボットと
カメラの設定手順を要求するSCADAノードのスレー
ブとして機能する。これらの要求はROBOT ENA
BLE信号219が無効化された場合にのみ有効であ
る。
【0054】[レンズ制御タスク]レンズ制御タスク2
70はSCADAノードが撮影システムへ導入しようと
する新しい製品を要求した場合にのみ起動されオフライ
ン・プロセスとして実行されるのみである。レンズ制御
タスク270は新しい縫合針のパラメータを受け取り、
新しい製品の寸法に適合するように両方のカメラの画角
を調節する。ズーム、焦点、レンズ絞りがこの新しい製
品の導入で影響を受けるが、同様に内部システムのパラ
メータ例えば利得、2進化閾値オフセットなど画像化に
使用するパラメータも影響される。カメラの調整が済む
と、別の新製品を撮影/ロボットシステムに導入するま
で保留される。
【0055】[製品の変更]ロボットに縫合針供給処理
を開始させる前に、縫合針変更手順を起動して制御シス
テム・ソフトウェアの撮影およびロボット制御タスクに
処理しようとする縫合針の種類と寸法を通知する。この
ような製品変更手順は縫合針バッチの変更を行う以前に
完了しておく必要がある。電源投入後第1の縫合針バッ
チを実行する前に変更が完了していないと、ロボットが
作動可能でロボットが作動しない場合にエラー・メッセ
ージ信号がFIX/DMACS(SCADAノード)の
画面に表示される。異なる縫合針バッチの実行毎に変更
が完了していない場合、画像制御タスクは実行中の縫合
針を識別しない。
【0056】基本的に、システムのオペレータが適当な
単位例えばミリメートルや度数でSCADAタスクのF
IX/DMACS画面へデータ線を通して縫合針のパラ
メータを入力する。画像制御タスクが使用するこれらの
縫合針パラメータには、縫合針の半径と半径の許容範
囲、受け入れ可能な縫合針の角度とその許容範囲、およ
び縫合針の幅と幅の許容範囲が含まれる。
【0057】画像制御タスクへ縫合針の変更パラメータ
を入力することに加えて、処理しようとする縫合針の特
定のバッチに関係するカメラの初期設定パラメータもシ
ステムが使用するSCADAノードを通して入力する。
ソフトウェアはSCADAノードからユーザが供給した
情報を使用してロボットを作動させる前に正しい画角寸
法、焦点、ズームパラメータになるようにレンズを自動
調整する。
【0058】図6(a)〜図6(c)は各々の縫合針1
9を移動する精密コンベアの舟40を示す。各々の舟に
は一対のあごを設けるのが望ましく、一方のあご47は
固定的に装置しておき、第2のあご49はポケット42
内で摺動自在にしておく。動作において、図6(c)の
矢印「A」で示した方向に押し棒46が押され、矢印
「B」で示した方向に移動自在なあご49の位置を後退
させるスプリング52を圧縮し、両方のあごの間のノッ
チ44に縫合針19を配置できるようにする。通常、ス
プリング52は図6(b)に示したようにバイアスして
おき移動自在なあご49を嵌合位置に保持してノッチ4
4に縫合針19を保定する。各々の縫合針が後に行うス
エージング加工の際に各々の舟の上で正しい方向に向い
ているのであれば何らかの種類の解放自在な嵌合機構を
設けてコンベアの舟40に縫合針19を解放自在に保定
し得ることは理解されるべきである。
【0059】図7はロボット・ローディング・ソレノイ
ド機構70を示しており、すでに説明したように精密コ
ンベアの舟40に縫合針を移動しようとする度にPLC
120からの信号線209で起動される。ロボット・ロ
ーディング・ソレノイド70は適当な装着プレート72
を用いて精密コンベアに装置することが出来る。精密コ
ンベア上に装架してあるセンサーは精密コンベアの舟4
0の接近を検出するように設けてある。コンベアの舟が
これに縫合針を移動させるための所定位置に停止する
と、ロボット・ローディング・ソレノイドの解除アーム
56がソレノイド70により作動して、ピン51の周囲
を軸旋回し、押し棒46を押して移動自在なあご49を
図5(c)に図示した位置まで後退させる。ロボットの
アーム51がコンベアの舟40のあご47、49の間で
嵌合させるために縫合針19を配置する。解除アーム5
6はコンベアの舟40が移動を再開するとスプリング7
8により引戻される。
【0060】自動スエージング装置で自動スエージ加工
を行うには縫合針が舟40の嵌合あご47、49の間の
ノッチ44に正確に配置されている必要がある。これは
図1のシステムの流れ図の段階17で一般的に示した多
軸把持部が、縫合針19の縫合糸受け入れ端部5に縫合
糸(図示していない)を配置するために精密に位置決め
した縫合針を受け取る必要がある。自動スエージ加工装
置の多軸把持部へ移動するために各々の縫合針が一定の
方向に向くようにするには、縫合針の方向合わせ装置
(すき)54を図5(b)〜図9(a)に図示したよう
に設けてコンベアの舟40のあご47、49の間に嵌合
している間に各々の縫合針の方向を揃える。すきは図9
(a)および図9(b)に最も良く図示してあるように
装着ブラケット58から突出した細長い湾曲した刃57
を含む。図5(b)と図9(c)に図示してある好適実
施例では、すきは精密コンベア35の一端8に固定的に
装置しておき、前進中にコンベアの舟40に位置する縫
合針19をすくい上げる。接触したら、縫合針19の彎
曲部分87を持ち上げ図9(c)から図9(e)に示し
てあるようにすき54の湾曲した刃57に沿わせる。す
き54を設けることによって縫合糸スエージング装置へ
搬送する各々の縫合針が一定の方向に向くようになる。
【0061】精密コンベアの舟の上で縫合針の方向を更
に揃えるために設ける別の機構は図10(a)と図10
(b)に図示した縫合針ハードストップ・アセンブリー
95である。ハードストップ・アセンブリー95は駆動
モータ(図示していない)により作動自在なプーリー9
9と図10(a)に示すカム98を回転させるためのタ
イミング・ベルト97を含む。コンベアの舟40が図1
0(b)の矢印で示した前進方向に搬送されている間に
コンベアの舟40の嵌合あご47、49の上の第1の位
置から縫合針19の端部85にアームストップ93のブ
レードが接触し得る位置まで往復運動するようにアーム
ストップ93を作動させるために、カム・フォロワ91
が設けてある。ブレード94により縫合針19の前進す
る動きが接近すると、コンベアの舟40の嵌合あご4
7、49の間へ縫合針を移動させ、嵌合あご47、49
が正確な位置で、たとえば縫合針の軸部分83で縫合針
に嵌合するようにさせる。ロボット制御タスク150と
PLC120で設定したようにカム98がタイミングベ
ルト97により駆動され、アーム・ストップ93が舟4
0の前進に合わせた時間的関係で往復運動して、各々の
コンベアの舟40に載せた各々の縫合針の方向を更に揃
えられるように設計してあることに注意されたい。
【0062】前述のような方法で精密コンベアの舟40
に正しい方向に向けた縫合針19が装置されると、これ
が自動スエージング装置(図示していない)へ移送さ
れ、ここで縫合針に縫合糸が固定的に装着される。図1
1(a)と図11(b)に図示してあるストップ・アセ
ンブリー80は、縫合針スエージング装置の目的の場所
の端部へ舟が到着したときに縫合針を運搬するコンベア
の舟40のハード・ストップを実行するための機構であ
る。ハード・ストップ・アセンブリー80のブレード8
2は舟40の上の縫合針の位置の精密調整を提供する。
より特定すれば、ブレード82は自動スエージングを行
うために必要な最終位置から0.001インチ以内に縫
合針の方向を合わせる。
【0063】本発明についてこれの好適実施例を参照し
て部分的に図示しまた説明したが、形態や細部における
前述のまたその他の変更が添付の請求項の範囲において
のみ制限されるべき本発明の趣旨と範囲から逸脱するこ
となく成し得ることは当業者には理解されよう。
【0064】本発明の具体的な実施態様は、次の通りで
ある。 (1)縫合針を無作意に載置するための手段が第1のコ
ンベア手段上に載置する前に所定の本数の縫合針の各々
を選別するための手段を更に含み、前記選別した縫合針
お各々が相互にはなれて前記第1のコンベア手段上に載
置される請求項1に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。 (2)移動手段は前記第1のコンベア手段から縫合針を
摘み上げて前記第2のコンベア手段に前記縫合針を載せ
るための把持手段を各々が有する1台またはそれ以上の
ロボット手段を含む請求項1に記載の自動縫合針位置揃
え供給装置。 (3)前記第2のコンベア手段は各々の縫合針を把持す
るための1台またはそれ以上の嵌合装置を含み、前記移
動手段が各々の嵌合装置に各々の前記縫合針を載せるこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動縫合針位置揃え供
給装置。 (4)コンピュータ制御手段が画像化した縫合針に対応
する位置および方向のデータを記憶しておくためのメモ
リー手段を更に含み、前記移動手段は前記メモリー手段
にアクセスして前記画像化した縫合針に対応する位置お
よび方向のデータを得るための手段を含む請求項1に記
載の自動縫合針位置揃え供給装置。
【0065】(5)前記無作意に載置した縫合針の画像
を得るための手段は1台またはそれ以上のカメラ手段を
含み、前記1台またはそれ以上のカメラ手段の各々は前
記コンピュータ制御手段と通信することを特徴とする請
求項1に記載の自動縫合針位置揃え供給装置。 (6)前記カメラ手段の各々は前記1台またはそれ以上
のカメラの各々の視野内の1つまたはそれ以上の所定の
位置の各々において前記第1のコンベア手段の上の前記
縫合針のビデオ画像を得ることを特徴とする実施態様5
に記載の自動縫合針位置揃え供給装置。 (7)前記選別手段は前記所定量の縫合針を第1と第2
の縫合針のグループに分割するため第1と第2の位置の
間を往復する少なくとも1つの復動扉手段を含み、前記
第1のグループは前記復動扉手段が前記第1の位置にあ
るときに前記第1のコンベア手段上に載置され、また前
記第2のグループは前記復動扉手段が前記第2の位置に
あるときに第3のコンベア手段上に載置されることを特
徴とする実施態様1に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。 (8)ロボット手段が前記メモリー手段と通信し、前記
ロボット手段が前記メモリー手段にアクセスして前記画
像化した縫合針に対応する位置および方向のデータを得
ることを特徴とする実施態様4に記載の自動縫合針位置
揃え供給装置。
【0066】(9)前記嵌合装置の各々は一対の嵌合あ
ごを含みこれの間に前記移動手段によって縫合針が嵌合
するように成してあることを特徴とする実施態様3に記
載の自動縫合針位置揃え供給装置。 (10)前記嵌合装置の各々は前記一対の嵌合あごの第
1の移動自在なあごを前記一対の嵌合あごの第2の固定
されたあごと嵌合するように移動してこれらの間に配置
した前記縫合針を保持するためのスプリング手段を更に
含むことを特徴とする実施態様9に記載の自動縫合針位
置揃え供給装置。 (11)前記嵌合装置の各々は前記第2の固定されたあ
ごとの嵌合から前記第1の移動自在な嵌合あごを後退さ
せしかるのちこれらの間に前記縫合針を配置するための
手段を更に含むことを特徴とする実施態様10に記載の
自動縫合針位置揃え供給装置。 (12)前記第2の固定したあごとの嵌合から前記第1
の移動自在な嵌合あごを後退させるための手段が前記ス
プリング手段の圧力に対向して前記第1の移動自在なあ
ごを押すための押し棒であることを特徴とする実施態様
11に記載の自動縫合針位置揃え供給装置。
【0067】(13)前記第2のコンベア手段上に配置
されたときに均一な方向に前記縫合針の各々を向けるた
めの第1の方向揃え手段を更に含む実施態様3に記載の
自動縫合針位置揃え供給装置。 (14)前記いっついの嵌合あごの中でさらに軸方向に
前記縫合針の方向を揃えるための第2の方向揃え手段を
含む実施態様13に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。 (15)前記第2のコンベア手段上の前記縫合針につい
て所望する所定の方向から0.001インチ以内に前記
縫合針の方向をさらに揃えるための第3の方向揃え手段
を含む実施態様14に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。
【0068】(16)選別の段階(a)は前記第1のコ
ンベア手段上に載置するため所定量の縫合針を少なくと
も2つの独立したグループに分割する段階を含むこと
と、だいいちと第2のグループは相互に離して無作意に
載置されることを特徴とする請求項2に記載の方法。 (17)選択した無作意に載置された縫合針についての
位置および方向のデータを得る段階(c)は前記位置お
よび方向のデータを処理して、ロボット・アーム手段が
各々の位置および方向データにあわせて前記選択した縫
合針を摘み上げこれを前記第2のコンベア手段に移動で
きるように命令を生成する段階をさらに含む実施態様1
6に記載の方法。 (18)縫合針を移動する段階(d)は前記第2のコン
ベア手段上に位置する一対の嵌合あごの間に各々の縫合
針を配置する段階をさらに含む実施態様17に記載の方
法。 (19)前記段階(d)は前記一対の嵌合あごの一方の
あごを後退させてこれらの間に前記縫合針を配置できる
ように成すための押し棒手段を作動させる段階をさらに
含み、前記作動段階は前記一対の嵌合あごの間に前記縫
合針を配置する前に行われることを特徴とする実施態様
18に記載の方法。 (20)前記第2のコンベア手段委配置する際に前記縫
合針の向きをさらに揃える段階をさらに含む実施態様1
9に記載の方法。
【0069】
【発明の効果】本発明は前進するコンベア上に無作意に
位置する縫合針を嵌合装置へ自動的に搬送しさらに自動
縫合針スエージング装置へ搬送するための縫合針供給装
置を実現することができる。また、本発明はこの縫合針
を縫合針処理位置へ搬送するための自動縫合針位置揃え
装置が得られる効果がある。また、頻繁な手作業からオ
ペレータを事実上解放する経済的な縫合針の位置揃え装
置が得られる効果がある。さらに、正確かつ所定の方向
で縫合針を位置揃えして自動スエージング装置へ移動し
ここに縫合糸付き手術用縫合針を装着するための自動縫
合針位置揃え装置が得られる。
【0070】そして、本発明は、縫合針を自動的に位置
揃えして自動的にスエージングし小型の外箱へ包装する
準備を行うための装置で実現できる。縫合針位置揃え装
置は複数の縫合針を保持するための受け入れ手段を含
み、前記受け入れ手段には所定量の縫合針を一本づつに
分けてこれを搬送するための第1のコンベア手段に無作
意に載置するための手段を設けてある。第1の組の遠隔
的に配置してあるビデオカメラ手段が前記第1のコンベ
ア手段の上の縫合針の画像を取得し、前記画像をデジタ
ル化して制御システムのコンピュータで処理できるよう
にする。デジタル化した信号を処理し選択した無作意に
配置された縫合針の位置および方向に関するデータを生
成する。
【0071】第1のコンベア手段から第2の精密コンベ
ア手段へ選択され無作意に配置した縫合針の各々を移動
して前記縫合針を自動スエージング装置へ搬送するため
にロボット・アセンブリーを設ける。制御システムのコ
ンピュータは前記選択した方向の揃っていない縫合針の
位置および方向についてのデータに基づいて前記ロボッ
ト・アセンブリーが使用する命令を更に生成する。前記
ロボット・アセンブリーは前記制御システムから前記命
令を受信し、ロボットのアームで選択した縫合針の各々
をつかみ、前記第2のコンベア手段の上に配置した嵌合
装置へ配置する。前記縫合針が前記第2のコンベア手段
上で指定した位置から0.001インチ以内で全て一様
に同じ方向に揃うように1台またはそれ以上の方向揃え
装置を設け、更にスエージングするための移動が効率的
に行える。
【0072】縫合針位置揃えシステムには前述のような
方法で作動する第2の組のビデオカメラ手段と第2のロ
ボット・アセンブリー手段を設けてある。冗長性はシス
テムが毎分60本で連続的に絶え間なく流れる縫合針を
自動スエージング装置へ供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合針位置揃え装置における処理工程
を示す図である。
【図2】縫合糸受け入れ端部85と円筒状部分83と湾
曲した刃の部分87を有する手術用縫合針を示す図であ
る。
【図3】(a)は本発明の縫合針位置揃え装置20の立
面図、(b)は第1のコンベア手段の上部にあるロボッ
ト・アセンブリーと縫合針の画像を得るための2台のビ
デオカメラと画像データを処理するための制御システム
手段とを含む画像追跡手段を示す縫合針位置揃え装置の
側面立面図である。
【図4】(a)は一本ずつ縫合針を取り出し半透明のコ
ンベア上に配置するための縫合針供給手段の詳細側面
図、(b)は(a)のコンベア供給装置の線4〜4に沿
ってみた略図で供給装置を出る半透明コンベアとこれと
平行に走る精密コンベアを示す。
【図5】(a)は特定の方向を向いた縫合針を自動スエ
ージング装置へ移動するための精密コンベアの側面図、
(b)は(a)の線5〜5に沿ってみた精密コンベアの
立面図でこれの上に配置した縫合針を示す。
【図6】(a)は嵌合するためと後続のスエージング加
工のために方向の揃った縫合針を保持するあごを有する
精密コンベアの舟を示す詳細図、(b)は(a)に図示
した舟の線5〜5に沿ってみた前記精密コンベアの舟の
詳細立面図、(c)は自動スエージングのために方向を
揃えた縫合針の配置のための移動自在なあごが延出する
精密コンベアの舟の詳細図である。
【図7】前記精密コンベアの舟のあごを作動させるロボ
ット・ローディング・ソレノイドの側面図である。
【図8】本発明の縫合針位置揃え装置の制御タスク各々
についての制御とデータの流れを示す模式図である。
【図9】(a)は自動スエージ加工の前に縫合針がコン
ベアの舟に均一な方向に並ぶようにする縫合針ロールオ
ーバー(すき上げ)の側面図、(b)は(a)の線9〜
9に沿ってみたすき上げ部の正面図、(c)〜(e)は
精密コンベアの舟40の上に縫合針を一方向に並べるす
き54を示す正面図である。
【図10】(a)はコンベアの舟40の嵌合あご内部で
縫合針19の向きを更に揃えるための縫合針ハードスト
ップ・アセンブリー95の側面図、(b)はコンベアの
舟40の嵌合あご内部で縫合針19の向きを更に揃える
ための縫合針ハードストップ・アセンブリーの上面図で
ある。
【図11】(a)はコンベアの舟40の上で縫合針の向
きを更に揃えるためのストップ・アセンブリーの側面
図、(b)は(a)の線11〜11に沿ってみたコンベ
アの舟40の上で縫合針の向きを更に揃えるためのスト
ップ・アセンブリーの正面図である。
【符号の説明】
120 PLC 150 ロボット制御タスク 155 FIFO 160 画像制御タスク 180 コンベア運転制御タスク 190 コンベア始動タスク 195 SCADAノード・インタフェースタスク 240 タスクマネージャ 260 制御パネルタスク 270 レンズ制御タスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 縫合針位置揃え装置および縫合針位置
揃え方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に縫合糸をすでに装
着してある外科用縫合針などの縫合糸付き縫合針を自動
的に作成するための装置に関し、より特定すれば縫合針
の方向を自動的に揃えてこれをさらなる処理例えば自動
スエージング装置のために供給する針供給装置および縫
合針位置揃え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大半の縫合糸付き縫合針、すなわち今日
外科医や医療関係者が使用しているような一端に縫合糸
を装着してある縫合針は、米国特許第3,611,55
1号、第3,980,177号、第4,922,904
号などに説明されているように、用手的および半自動的
な方法を用いて製造されている。例えば、米国特許第
3,611,551号で解説しているように、スエージ
下降するため縫合針内に縫合糸を正確に配置し、異なる
太さ(ゲージ)の撚糸をスエージ加工する際にスエージ
・ダイを調節してスエージ加工圧を増加または減少させ
るにはオペレータによる手作業が必要となる。この処理
工程はスエージ加工を行うために用手的な位置合わせが
必要なことから人時間工賃と効率の面で高価である。
【0003】今日、縫合糸の素材は糸巻きまたは芯や被
駆動スプールに巻いた状態で供給され、これを切断しス
エージ加工しようとする縫合針の端部に配置する。米国
特許第3,980,177号では、縫合針の材料はスプ
ールから供給され回転式のテンションラックを通り、こ
こで一様な長さに撚糸が切断される。つまり、縫合糸の
長さはラックの大きさで決まり、ラックに巻き取られた
撚糸材料を切断するためにはラックの調整を手作業で行
う必要がある。更に、異なる長さの撚糸を所望する場合
には毎回ラックを手作業で変更する必要がある。
【0004】米国特許第4,922,904号では、撚
糸材料はボビンに巻いた状態で供給され、様々なガイド
手段とヒーターを通って素材を延伸させ、その後縫合針
の圧着溝に挿入される。本明細書に図示した1つの実施
例では、スエージ加工する前に縫合針の圧着溝内に垂ら
した縫合糸を位置合わせするために高精細テレビジョン
・モニター手段が必要である。同実施例では、回転エン
コーダ装置を用いてボビンから引き出した縫合糸素材の
長さを決定してから切断している。別の実施例では、不
定長の縫合糸材料を縫合針にスエージ加工した後、縫合
針−縫合糸アセンブリーを所定の距離だけ送り出してか
ら切断し、所定の長さの縫合糸を得ている。つまり、一
定の長さの縫合糸材料を得るには、注意深い操作と精密
な制御が毎回必要であり、これらの作業に用いる工程は
人時間工賃と効率の面でも高価である。
【0005】完全に自動化されかつ縫合針に縫合糸を圧
着するために自動スエージ装置へ手術用縫合針を自動的
に供給するための手段を含む縫合糸付き縫合針製造・包
装システムを提供するのが非常に望ましい。
【0006】縫合糸付き縫合針製造装置において、自動
スエージ部へ次々と送り出す縫合針の向きを効率的かつ
正確に揃えることが出来る縫合針位置揃え装置を提供す
ることも非常に望ましい。
【0007】縫合針位置揃え兼搬送機能の効率ならびに
完全性を維持するための制御システムを提供することが
更に望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はここの縫合針を縫合針処理位置へ搬送するための自動
縫合針位置揃え装置を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は頻繁な手作業からオペ
レータを事実上解放する経済的な縫合針の位置揃え装置
を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は正確かつ所定の方向で
縫合針を位置揃えして自動スエージング装置へ移動しこ
こに縫合糸付き手術用縫合針を装着するための自動縫合
針位置揃え装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のこれ
らのおよびその他の目的は、縫合針を自動的に位置揃え
して自動的にスエージングし小型の外箱へ包装する準備
を行うための装置で実現される。縫合針位置揃え装置は
複数の縫合針を保持するための受け入れ手段を含み、前
記受け入れ手段には所定量の縫合針を一本ずつに分けて
これを搬送するための第1のコンベア手段に無作意に載
置するための手段を設けてある。第1の組の遠隔的に配
置してあるビデオカメラ手段が前記第1のコンベア手段
の上の縫合針の画像を取得し、前記画像をデジタル化し
て制御システムのコンピュータで処理できるようにす
る。デジタル化した信号を処理し選択した無作意に配置
された縫合針の位置および方向に関するデータを生成す
る。
【0012】第1のコンベア手段から第2の精密コンベ
ア手段へ選択され無作意に配置した縫合針の各々を移動
して前記縫合針を自動スエージング装置へ搬送するため
にロボット・アセンブリーを設ける。制御システムのコ
ンピュータは前記選択した方向の揃っていない縫合針の
位置および方向についてのデータに基づいて前記ロボッ
ト・アセンブリーが使用する命令を更に生成する。前記
ロボット・アセンブリーは前記制御システムから前記命
令を受信し、ロボットのアームで選択した縫合針の各々
をつかみ、前記第2のコンベア手段の上に配置した嵌合
装置へ配置する。前記縫合針が前記第2のコンベア手段
上で指定した位置から0.001インチ以内で全て一様
に同じ方向に揃うように1台またはそれ以上の方向揃え
装置を設け、更にスエージングするための移動が効率的
に行えるようにする。
【0013】縫合針位置揃えシステムには前述のような
方法で作動する第2の組のビデオカメラ手段と第2のロ
ボット・アセンブリー手段を設けてある。冗長性はシス
テムが毎分60本で連続的に絶え間なく流れる縫合針を
自動スエージング装置へ供給できるように設計してあ
る。
【0014】本発明のさらなる利点および特徴は、以下
の詳細な説明と本発明の好適実施例を特定しまた図示す
る添付の図面とを合わせて玩味熟読することにより明ら
かとなろう。
【0015】
【実施例】本発明は、各種寸法の手術用縫合針を自動的
に仕分選別し自動スエージング装置へ搬送しここで各々
の縫合針に縫合糸を装着させるように設計した縫合針供
給装置に関する。一般的な手術用縫合針19は軸部分
7、湾曲した針先部分8、縫合糸を受け入れる端部また
は縫合糸をスエージ加工するための開口部5を有し、こ
れを図2に図示してある。
【0016】図1は縫合針を揃えてこれに縫合糸を自動
スエージ加工し小型の外箱に包装するために使用する工
程10を一般的に図示したブロック図である。縫合針の
自動縫合糸取り付け兼スエージ加工システムおよび自動
パッケージシステムはそれぞれ本発明と同一の譲受人に
譲受される同時出願中の米国特許出願第181,598
号(事件番号第8922号)および第181,626号
(事件番号第8925号)に更に詳細な説明が成されて
いる。前述のように、本発明は各種の寸法の手術用縫合
針を仕分け選別し自動スエージング装置へ搬送するため
に使用する縫合針位置揃え装置を説明する。一般的な手
術用縫合針19は軸部分83、湾曲した針先部分87、
縫合糸受け入れ端部または縫合糸をスエージ加工するた
めの開口部85を有し、これを図2に図示してある。
【0017】一般に、図1に図示した自動縫合針仕分工
程10において、段階11で縫合針は第1に振動するボ
ールに載せられ、段階12で自動的に向きを揃え、段階
13で直線的に半透明の前進するコンベアへ供給され、
段階14でコンピュータ制御システムの一部を成す画像
追跡システムにより縫合針の方向ならびに位置について
の評価を行い、段階15でロボット装置により拾い上げ
られ、段階16でロボット装置により精密コンベアへ運
ばれ、最終的に段階17でスエージング装置へ搬送され
てここから縫合針は多軸移動手段へ搬送され後続のスエ
ージング加工装置へ送り出される。各々の段階を実行す
るのに使用する装置について以下でさらに詳細に説明す
る。コンピュータ制御システムについてのさらに詳細な
説明は、本発明の譲受人と同じ譲受人に譲受される同時
出願中の特許出願第181,624号(事件番号第89
21号)に見ることが出来る。
【0018】縫合針位置揃え供給装置20の好適実施例
は、図3にシステムの上面図、図4に側面図が図示して
ある。本明細書に図示したように、縫合針19は2台の
振動するボールまたはホッパ21a、21bの各々にま
とめて供給され、ここでそれぞれの仕分選別アセンブリ
ー22a、22bを使って1本ずつ分けられ、2台の半
透明コンベア25a、25bの各々に無作意に配置され
る。2台の半透明コンベア25a、25bは方向の不揃
いな縫合針19を図3の矢印で示した方向に搬送し、そ
の位置と方向を遠隔的に配置した視覚的追跡システムに
より評価する。追跡システムについては図4に関連して
以下で説明する。本追跡システムは(透過光式)照明台
30a、30bの上を縫合針が前進する際に半透明コン
ベア25aの上に載せられた縫合針各々の方向と位置を
評価し、さらに(透過光式)照明台33a、33bの上
を縫合針が前進する際に半透明コンベア25bの上の各
々の縫合針の方向と位置も評価する。画像追跡システム
から得られた方向と位置に関する情報を処理し2台のロ
ボット・アセンブリー50a、50bが利用できる情報
に変換して、各々のロボットの把持部55a、55bに
指令し、半透明コンベアの一方から識別した縫合針を拾
い上げて図3に図示した半透明コンベアと同じ方向に前
進している精密コンベア上に配置してある各々の嵌合舟
40へ移動させる。本発明の制御システムコンピュータ
はロボットの把持部、たとえばロボット・アセンブリー
50aの把持部55a等に命令してシステムのドエル周
期すなわちそれぞれのコンベアが一時停止している間に
追跡した縫合針を2台のコンベア25a、25bの一方
からつまみ出す。無作意に配置した縫合針19の方向が
把持部55a、55bのいずれかで取り出せないような
方向にあるときまたは移動範囲外にあるため精密コンベ
ア上へ縫合針を載置できない場合、回復手順を実行し
て、毎分60本の速度でスエージ加工する自動高速スエ
ージング装置(図示していない)へ精密コンベアが供給
する縫合針に欠品が出ないようにする。好適実施例にお
いて、各々のコンベア25a、25bのタイミングは同
一だが、ドエル周期は相互に違っている。タイミングが
ずらしてあるため、画像追跡システムは一方の前進する
コンベアたとえば25aの上の縫合針を識別し、両方の
ロボットが他方の前進コンベア25bから縫合針を取り
出して精密コンベアの各々の嵌合舟に各々の縫合針を載
置する。同様に、両方のロボットが前進するコンベア2
5aから縫合針を取り出している間、画像追跡システム
方向を揃えた後、アーム・ストップ93はコンベアの舟
40の上部の位置へ復動してこれまでに説明したような
方法で縫合針の方向を更に揃えるように待機する。
【0019】自動スエージ/巻き付け処理10の第1の
段階は供給装置例えばボールまたはホッパから縫合針分
別アセンブリーへ所定の量の縫合針19を供給すること
である。図5の側面図および図6の正面断面図に図示し
た好適実施例では、振動式ホッパまたはボール21に適
当な光学式または機械式計数装置たとえばセンサープレ
ート24を設けて、6本までの縫合針がいちどに選別ア
センブリーへ供給されるようにしている。縫合針19は
振動式ホッパ21からゲート18へ供給され、重力によ
って縫合針選別アセンブリー内を落下するが、これには
一連の偏向扉23a、23bとトラップ扉23c、23
dが含まれており、交互に2つの位置に移動して落下し
てくる縫合針の半分を仕切られた2つのシュートの各々
に落下させ、可動式の半透明コンベア25a、25bへ
最終的に載置する。図5に図示した位置に偏向扉23a
があるとき、縫合針選別アセンブリー22に投入された
縫合針19はすべて落下の方向が曲げられて外側の受け
皿へ落とされ、ここから縫合針は更にホッパ21へ戻さ
れる。偏向扉22aが図5の破線で示した偏向扉23
a’の第2の位置にある場合、仕分アセンブリーを落下
中に縫合針19が6本までセンサー44で計数され、偏
向扉23bとトラップ扉23c、23dの適当な切り換
えにより一本ずつに分けられる。偏向扉23a、23b
とトラップ扉23c、23dの往復運動は6本ずつの縫
合針が各々のコンベア25a、25bに1度に配置され
るようにタイミングを合わせてある。好適実施例では、
この本数の縫合針が載置されると前進するコンベア上で
約8インチの長さを占有し、これによって縫合針同志が
載置されたときに十分に離れるようにしてある。望まし
くは、偏向扉23a、23bが自動制御システムの制御
下に作動し、2つの位置の間で交互に位置が変わるよう
にタイミングをとり、3本ずつの縫合針が各々の落下シ
ュート26、28を通って半透明送りコンベア25a、
25b上へ落下できるようにする。両方の偏向扉23
a、23bは各々円柱状ののピストン27a、27bお
よび適切な電磁石または油圧モーター(図示していな
い)で駆動される。半透明の送りコンベア25a、25
bに載置される縫合針19はどれも位置がバラバラで、
方向が揃っていないことを理解するべきである。好適実
施例において、各々の半透明前進コンベア25a、25
bは毎秒4インチ(4インチ/秒)の一定した速度で駆
動され図3および図6に図示したように精密コンベアと
平行に走る無限軌道式のコンベアである。
【0020】前述のように、また図3に示すように、ロ
ボット・アセンブリーは各々の縫合針分別アセンブリー
22a、22bの後方で精密コンベアと半透明の前進コ
ンベアの両方に近い位置に配置した2台のロボット50
a、50bを含む。本明細書で説明する好適実施例で
は、各々のロボット・アセンブリー50a、50bはア
デプト社604S型ロボットで、各々のロボットに対応
するアデプトCC制御装置で制御すると毎分40回程度
の速度で縫合針の移動を実行する能力を有している。各
々のロボットは4軸SCARA(選択的コンプライアン
ス・アセンブリー・ロボット・アーム)型ロボットで、
4つの関節を含む。関節1は±100°の回転運動範囲
を有する肩関節、関節2は±140°の回転運動範囲を
有する肘関節、関節3は上下運動の方向に150ミリメ
ートルまでロボットの指先を運動させる移動運動を提供
し、関節4は手首関節で指先の±360°の回転運動を
提供する。ロボットの把持部55a、55bは各々のロ
ボット・アセンブリー50a、50bの指先に装着して
あり、空気シリンダ(図示していない)から供給する圧
力によって把持動作を提供することが出来る。
【0021】図4を参照すると、一方向に向いた手術用
縫合針を毎秒1本(1縫合針/毎秒)自動スエージ装置
へ転送するのに十分な速度で駆動モータ・アセンブリー
42により駆動される精密コンベア35が図示してあ
る。前進コンベア25a、25bを駆動するために同様
な駆動モータ・アセンブリーを設けてある。詳細につい
ては後述するように、各々の駆動モータ・アセンブリー
42、43は制御システム69とインタフェースしこれ
の制御下に作動して、前進運動を一時停止させ、前進コ
ンベアから精密コンベアへの縫合針の取り出しと移動を
行えるようにしてある。図7図8では各々が個々の手
術用縫合針19に嵌合するための精密コンベア35とこ
れの上に装置した複数の嵌合舟を図示してある。精密コ
ンベア35の作動もロボット50a、50bからこれの
上へ縫合針19を移動することができるように所望の周
期速度で定期的に一旦停止する。好適実施例において、
制御システム69はアデプト・ロボット制御装置および
視覚的追跡システムの部材とデジタル的に通信して供給
システムを制御するためのプログラマブル論理制御装置
(PLC)を含む。
【0022】図4に図示してあるように、視覚的追跡シ
ステムは前進コンベア25aの各々の照明載物台部分3
0a、30bの上部に1台ずつ配置した2台のビデオカ
メラ62、64を含む。詳細については後述するが、各
々のカメラ62、64から得られた縫合針のビデオ画像
はビットマップ処理または適切なデジタル化処理が施さ
れ、適当な転送媒体例えば図4に示す通信線67a、6
7bを経由して遠隔的に配置した制御システムのコンピ
ュータ69へ転送し、ここで画像制御タスク160がビ
デオ画像を処理し、通信線197経由で各々のロボット
50a、50bへデータを入力する。コンベア25a、
25bを半透明にしまた各々の部分30a、30bと3
3a、33bで透過光照明を当てるようにして、上部に
あるカメラ・アセンブリーにより処理用の鮮鋭なビデオ
画像が得られるようにするのが望ましい。説明の目的
で、図4には2本の照明載物台に対応するビデオカメラ
が2台62、64だけ図示してあることが理解されよ
う。しかし、本発明はコンベア25bの照明部分33
a、33bに対応する第2のビデオカメラの組(図示し
ていない)を含み、前述の通り、ロボットがコンベア2
5aから縫合針を取り出して配置し直している間にコン
ベア25bの上の縫合針の2進化画像が得られるように
成してある。本システムに組み込んである冗長性によっ
て、スエージング装置へ供給する縫合針が一時的に不足
することは無く、またスエージング装置へ供給するため
の向きを揃えた縫合針の最大供給量が達成されるように
成してある。ロボット技術が進歩した場合、またロボッ
ト・アセンブリーが更に速い速度で更に多くの動きを行
えるようになれば、第2の組のカメラと第2のロボット
・アセンブリーはもはや必要ではなくなる。更に、十分
高速で正確なロボット・アセンブリーは移動するコンベ
アから無作意に置かれた縫合針を拾い上げ直接スエージ
ング装置へ向きを揃えて配置することも出来るようにな
る。
【0023】好適実施例において、各々のカメラ62、
64は透過光照明式コンベア25a、25bの各々の約
1メートル上方に装置してあり、適当なアダプタを使え
ば交換自在な焦点距離が10ミリメートルから140ミ
リメートルの電子制御式望遠レンズを使用している。適
切なレンズ制御装置を用いて光量・絞り、焦点、および
画角を各々のカメラのレンズについて設定し、RS−2
32Cリンクを経由してアデプト製制御装置とインタフ
ェースさせてある。
【0024】縫合針選別供給装置のための制御システム
のさらなる部材には供給システムを監視し指令するため
に使用するSCADAノードが含まれる。このノードは
アデプト製制御装置の各々と独立したRS−232Cリ
ンクでインタフェースし、これを用いてデータ情報例え
ば縫合針のパラメータやエラー・メッセージ、および状
態メッセージなどを運転中にアデプト制御装置へダウン
ロードする。SCADAノードは商業的に利用可能なF
IX/DMACSソフトウェアを走らせるパーソナル・
コンピュータまたはこれに類似の適当な装置を含む。シ
リアル通信を用いて後述する縫合針交換手順の間に処理
しようとする縫合針の大きさと種類を供給システムに教
えるために使用するFIX/DMACSの「アデプト設
定」画面へ入力した縫合針のパラメータを変更する。オ
ペレータが縫合針のパラメータを入力してから交換を開
始すると、FIX/DMACSノードはこれらのパラメ
ータをロボット制御装置へ転送する。
【0025】本発明のロボット/視覚制御システム69
は縫合針並べ替え供給システム10により実行する特定
のタスクに各々が関係し、PLC120の制御下に実行
される独立したコンピュータ・ソフトウェアプログラム
を含む。図11に図示したように、本発明の縫合針位置
揃え装置を制御するためのソフトウェアの構造は8つの
主要なタスクを実行する。ロボット制御タスク150、
画像制御タスク160、コンベア運転制御タスク18
0、SCADAノード・インタフェースタスク195、
制御パネルタスク260、タスク・マネージャ240、
コンベア初期化タスク190、およびレンズ制御タスク
270である。上述のこれら8つのタスクのうち、初め
の6つのタスクは後述するように縫合針供給安定状態運
転中は作動状態にある。図11には更にタスク間のデー
タの流れとタスクを起動する信号を図示してある。好適
実施例において使用しているソフトウェアの言語はアデ
プト社のV/V+言語で、これはマルチタスク環境にお
ける画像とロボット両方の制御を支援するものである。
図11を参照してタスクの各々について一般的に説明す
る。以下のタスクについてのより詳細な説明は前述の同
時出願中の米国特許出願第181,624号(事件番号
第8921号)に見ることができる。
【0026】各々のロボット・アセンブリー、制御装
置、およびカメラの視覚的追跡システムは供給システム
が正しく機能するように注意深い較正と設定の手順が必
要である。例えば、各ロボット・アセンブリーは関節位
置を設定し関節の運動限界を規定してロボットが作動し
たときに構造上の損傷を受けないようにする必要があ
る。更に、カメラ対ロボットの較正を行い、視覚系シス
テムが縫合針の位置座標を正確に計算してロボットが取
り出し位置へ動けるようにしなければならない。この手
順はカメラの画角と各々のロボットの据付位置の間の変
換行列を提供する。
【0027】PLC120はロボット制御装置とロボッ
トの電源投入を行う。ロボット較正手順は電源投入後に
起動されロボットの関節を既知の「ホーム」ポジション
へ移動させてデジタル・エンコーダ(図示していない)
を同期させる。
【0028】[ロボット制御タスク]PLC120、ロ
ボット制御装置、およびコンベア25a、25bの起動
処理は時間的関係が重要である。ロボット制御装置の側
から見ると、ROBOT ENABLE信号219をP
LC120が有効にすると、ロボット制御タスク15
0、画像制御タスク160、コンベア移動制御タスク1
80、コンベア初期化タスク190を実行して通常のサ
イクルを開始する。これによってコンベア25aの移動
が開始され、2秒間だけ待って詳細を後述するように第
2のコンベア25bを起動する。PLCは同時にもう一
方のアデプト・ロボットにもROBOTENABLE信
号を有効にする。この方法だと、PLCは大量供給装置
システムと送りコンベアとスエージング装置の起動をR
OBOT ENABLE信号の起ち上げで行うことが出
来る。詳細については後述するように、ROBOT E
NABLE信号を引き下げると、アデプト・ロボットは
通常処理を停止してSCADAノードからの要求に応答
するようになる。
【0029】各々のロボット・アセンブリー50a、5
0bに対するそれぞれのアデプト制御装置に関連して単
一のロボット制御タスクが存在するが、図10では1つ
だけを要素150として図示してある。ロボット制御タ
スク150の制御システム・ソフトウェアは各々のロボ
ット・アセンブリー50a、50bを資源として管理
し、画像制御タスク160で生成されここから入力され
る識別した縫合針の位置をFIFOバッファから読み取
り、縫合針配置のハンドシェークを行うため制御システ
ム69のプログラマブル論理制御装置(PLC)120
とインタフェースして、コンベア・ベルト25a、25
bの移動を開始させる。
【0030】各々のロボット・アセンブリー50a、5
0bに対して安定状態にあるロボット制御タスク150
の運転は次のようになる:
【0031】第1に、各々のロボット制御装置はデータ
線193経由で入力FIFO155を連続的に読み出し
て各々の半透明コンベア25a、25bの上の識別した
縫合針の位置についての位置座標データを取得する。縫
合針位置についてのデータは、詳細について後述するよ
うに各々のデータ線197を経由して画像制御タスク1
60へ供給する。受け入れ可能な(認識可能な)縫合針
位置がFIFOバッファ155に入力されると、ロボッ
ト制御装置はバッファから縫合針位置を除去してロボッ
トの把持腕55a(55b)に指令を出し、コンベアベ
ルト上のその位置へ移動させる。次に、各々の認識した
縫合針について、ロボット制御タスク150はロボット
の把持腕55a(55b)に命令を送って、縫合針の円
柱状部分7で閉咬させてからコンベアから離昇させ、精
密コンベア35に近い到達位置へ移動させる。ロボット
制御タスクは次にNEEDLE IN GRIPPER
信号207をPLC宛てに生成し、PLC120からの
応答を待つ。PLCがロボットタスクの生成したNEE
DLE IN GRIPPER信号207を受信する
と、PLC120はロボット50a、50bの各々が受
信するSAFE TOPLACE信号191を生成す
る。 SAFE TO PLACE信号191の目的は
各々のロボット・アセンブリーに対して縫合針がコンベ
ア35の精密コンベア舟40に配置できることを通知す
ることである。SAFE TO PLACE信号191
の受信に応答して、縫合針を精密コンベア35上に配置
する直前に、ロボット制御タスク150はPLC120
が受信するDON’T INDEX PRECISIO
N CONVEYOR信号204を生成する。この信号
が高電位例えば論理値「1」の状態にある間、アデプト
・ロボット50aまたは50bは精密コンベア35の舟
40に縫合針を載置しようとする。これにより後述する
ように精密コンベアの嵌合舟40の嵌合あご47、49
の後退を開始させこれらの間に縫合針を配置できるよう
にする。ロボットの動きが止まり縫合針が載置される
と、ロボットタスク150はPLC120の受信するN
EEDLE PLACE COMPLETE信号206
を生成し、PLCは適切な制御信号209を生成して精
密コンベアの嵌合舟の嵌合あご40が縫合針に嵌合でき
るようにする。好適実施例において、NEEDLE P
LACE COMPLETE信号206のドエル時間は
およそ48〜64ミリ秒である。この信号を有効にした
後、ロボット・アセンブリー50a、50bは同じ時間
間隔に渡り縫合針をその位置で保持し続ける(48〜6
4ミリ秒)その直後、ロボットは把持部を開咬し、嵌合
舟40から離れた準備位置へ戻る。最後に、DON’T
INDEX PRECISION CONVEYOR
信号204を排除し、進めようとする精密コンベア35
の移動を開始できる状態になったことを示し、PLC1
20の命令によりこれが実行される。
【0032】コンベア移動開始の安全ロックとして、ロ
ボット制御タスク150はコンベア移動制御タスク18
0にそれぞれの内部制御LAST PICK信号19
2、196を送り、図11に示すようにロボット・アセ
ンブリー50a、50bが現在のコンベアから最後の縫
合針を摘み上げたことを示す。カメラの現時点の画角
(FOV)あたりで想定される縫合針の最大本数が各々
の現在の供給コンベアベルト25a(25b)から摘み
上げられていない場合、ロボット制御タスク150はコ
ンベア制御タスク180に対してコンベアベルトを「早
く」移動させるように、図11に図示してあるように、
INDEX CONVEYOR 1 EARLYまたは
INDEX CONVEYOR 2 EARLY信号2
11、212で指示する。
【0033】コンベアの動きに影響を与える全ての信号
はコンベア制御タスク180を経由するので、コンベア
制御タスクはもう一方のアデプト・ロボットが受信する
ように対応するINDEX CONVEYOR 1 E
ARLY信号211’またはINDEX CONVEY
OR 2 EARLY信号212’通常の動作中にロボ
ット制御タスクがINDEX CONVEYOR 1
EARLY信号またはINDEX CONVEYOR
2 EARLY信号のどちらかを受信すると、FIFO
バッファ155の内容を消去しコンベアから最後の縫合
針を摘み上げたように動作を継続する。
【0034】制御ソフトウェアはV/V+のタイムスラ
イスに基づくデジタル出力の16ミリ秒から32ミリ秒
まで変動する持続時間を考慮する必要がある。これはD
ON’T INDEX PRECISION CONV
EYOR信号204の設定および再設定に連動して縫合
針の配置に必要な最小時間の計算に影響を与える。
【0035】ロボット制御タスク150は2種類のエラ
ーに対してエラー回復を実行する。これらのエラーは送
りエラーと総数エラーに大別される。他の全てのタスク
と同様、総数エラーはタスク・マネージャ240のエラ
ー回復に応答してロボット制御タスクを即時停止させ
る。ロボットがこれのFIFOに書き込まれた縫合針を
待ち続け両方のコンベア・ベルトが適当な時間の間に送
られなかった場合には送りエラーが発生する。ロボット
制御タスク150は他のロボットに対してそれぞれIN
DEX CONVEYOR 1 EARLY信号および
INDEX CONVEYOR 2 EARLY信号2
11、212を経由してコンベアを送るように要求する
ことで、この種のエラーから復旧する。これによって画
像制御/ロボット制御両方のシステムに現在のFIFO
の内容を破棄してコンベアベルトを前進させる。
【0036】[コンベア送り制御タスク]コンベア送り
制御タスク180は各々の半透明送りコンベア23a、
25bの送りを開始させ、このタスクはコンベア始動タ
スク190により起動される。コンベアの動きに影響を
与える全ての信号はコンベア制御タスク180を経由す
る。
【0037】図11に図示したように、コンベア送り制
御タスク180の第1の段階は、ロボット制御タスク1
50で内部的に生成され各々の供給半透明コンベア25
a、25bからの最後の縫合針の取り出しがアデプト・
ロボット50a、50bの一方で完了したことを表わす
LAST PICK信号192、196を検査すること
である。これ以外にも、コンベア移動制御タスク180
は現在のカメラの画角内で認識される縫合針がない場合
には画像制御タスク160からの内部的に生成されたI
NDEX CONVEYOR EARLY(1および
2)信号231、232を待機する。LAST PIC
K信号192、196をロボット・タスクから受信する
結果、コンベア制御タスクはPLC120で受信するよ
うにそれに対応するINDEX CONVEYOR 1
信号198またはINDEX CONVEYOR 2信
号199を生成する。最後の縫合針を各々のコンベアか
ら摘み上げた後でそれぞれのアデプト・ロボット制御装
置がPLC120に対して半透明送りコンベア25aを
前進させるように要求することが分る。これによって、
もう一方のアデプト・ロボットは、現在の半透明コンベ
ア25a(25b)を前進させるよう指令する前に、P
LCが受信するようにこれに対応するINDEX CO
NVEYOR 1(またはINDEX CONVEYO
R 2)信号を生成しなければならない。最大個数の縫
合針を取り出していないかまたは各々のカメラの画角内
に不十分な縫合針しかないまたは縫合針が全くないこと
を表わすINDEX CONVEYOR 1 EARL
Y信号211’またはINDEXCONVEYOR 2
EARLY信号213’をコンベア制御タスク180
から受信する結果、他方のアデプト・ロボットはこれに
対応するCONVEYOR 1 INDEXED EA
RLY信号198’またはCONVEYOR 2IND
EXED EARLY信号199’を生成しこれを図1
に図示したようにコンベア制御タスク180が受信す
る。これらの信号は対応するコンベア25a(25b)
に処理を中止させ、ベルト送りを開始させる。
【0038】INDEX CONVEYOR 1(また
はINDEX CONVEYOR2)信号198、19
9両方を各々のロボット’アセンブリーから受信した
後、PLC120は半透明送りコンベア25aに前進す
るように指令し、コンベア制御タスク180で受信する
ように、対応するCONVEYOR 1 SETTLE
D信号241またはCONVEYOR 2 SETTL
ED信号242を生成する。CONVEYOR 1 S
ETTLED信号241とCONVEYOR2 SET
TLEDはロボット制御タスク150によりPLCがコ
ンベア25aを(25b)を前進させるように要求され
てから約2秒後に起ち上がる。コンベア制御タスク18
0は、各々CONVEYOR 1 SETTLEDとC
ONVEYOR 2 SETTLED信号241、24
2に対応する内部制御信号241’、242’を受信す
ると、画像制御タスク160に縫合針の画像化を開始す
るように通知する。送りコンベア25a(25b)が送
られてこれに対応するCONVEYOR SETTLE
D信号241、242を受信すると、画像制御タスク1
60は対応するカメラの画角内で縫合針の認識を開始で
きる。より特定すれば、後述するように、コンベア25
a(25b)のカメラ62、64が半透明コンベアの各
々の照明された部分30a、30bで各々の視野を撮影
し、画像制御タスクは画像を処理して、各々のカメラの
視野内に認識可能な縫合針が存在しているか否かの決定
を行う。
【0039】この時点で、視野内での縫合針の単なる存
在または検出と「認識可能な」縫合針の存在との弁別を
行う必要がある。縫合針は存在するかもしれないが、様
々な理由から、各々のカメラの絞りおよび撮影システム
の照明パラメータを自動調節する自動が増加アルゴリズ
ムの実行によりカメラの撮影パラメータが画像制御タス
ク160を変更して処理することの出来る拡張画像をカ
メラが実質的にとれるようにならなければ画像制御タス
ク160はこれの位置座標を決定することが出来ない。
定常運転中には、画像制御タスク160がすでに各々の
視野内で縫合針を「認識」しているとき、自動画像化ア
ルゴリズムは反復実行されない。自動画像化アルゴリズ
ムの詳細については後述する。
【0040】[画像制御タスク]画像制御タスク160
は2台のカメラ・アセンブリー62、64の各々が撮影
した画像を制御・処理する。2台の半透明コンベアのタ
イミングはずらしてあるので、一度に1台のカメラだけ
が作動する。
【0041】より特定すれば、図4に図示してあるよう
に、画像制御タスク160は各々のカメラ62、64と
インタフェースして各々の照明部分30a、30bに位
置する領域を含むそのカメラのレンズの各々の視野内に
ある認識可能な縫合針の位置を識別する。さらに画像制
御タスク160は識別した縫合針の場所の位置と方向に
ついての情報を処理して、これらの位置をデータ線19
7経由でロボット制御タスクのFIFO155に書き込
む。前述のように、画像制御タスクはカメラの視野内に
おいて縫合針が画像化されない場合にコンベア先送りを
起動することが出来る。
【0042】すでに簡単に説明したように、画像制御タ
スクはコンベア25a、25bのいずれかが送りを完了
する度に実行される。これが起動されるとCONVEY
OR1 SETTLED信号241’またはアデプト・
ロボットが命令するとおりに各々の半透明送りコンベア
25a、25bが送りを中止する度にPLC120で生
成されてコンベア制御タスク180を通って転送されて
くるCONVEYOR 2 SETTLED信号24
2’のいずれかを受信すると縫合針の認識を開始する。
PLCが半透明送りコンベアを送るようにアデプト・ロ
ボットから要求されてから約2秒後にCONVEYOR
SETTLED信号241、242の各々が高電位に
なる(論理値「1」)。CONVEYOR SETTL
ED信号1と2(241、242)はアデプト・ロボッ
トから各々のINDEX CONVEYOR1または2
信号198、199を次にPLC120が受信するまで
高電位のままである。
【0043】画像制御タスク160はそのCONVEY
OR SETTLED信号の関係するカメラを起動す
る。起動時に、カメラ62、64はコンベア・ベルト2
5a(25b)の透過光領域30a、30bの画像を撮
影する。得られた全ての画像は2進画像データへ変換
し、次のデジタル処理を施すのが望ましい。画像制御タ
スク160は「撮影ツール」を使って受け入れ可能な縫
合針を検出し、受け入れ可能な縫合針の取り出しポイン
トの座標をロボットタスク用のFIFOバッファ155
に書き込む。透過光照明領域内の「受け入れ可能な」縫
合針は縫合針交換手順の間にすでに受け入れられた縫合
針パラメータの許容範囲内にある縫合針である。縫合針
交換手順は供給システムのソフトウェアに現在処理しよ
うとしてるバッチ内の縫合針の種類と寸法について知ら
せる手順で、後述するような縫合針バッチの変更を行う
前に実行する必要がある。縫合針の半径、軸の幅、ロボ
ットに対する縫合針の角度的な特徴、および縫合針パラ
メータから計算したとおりの計算領域を縫合針の指定許
容範囲とする。
【0044】[自動画像化アルゴリズム]前述したよう
に、検出した縫合針が認識不可能な場合、自動画像化ア
ルゴリズムを起動してカメラの撮影パラメータを変更す
る。つまり、2進化画像データを処理した後、縫合針の
画像が指定した半径か、縫合針の画像が指定した軸の幅
か、縫合針の画像が指定した角度特性を有するか、また
縫合針の画像が指定した許容範囲内に収まっているかに
ついての決定を行う。これらの基準のいずれかが仕様か
ら外れている場合、自動画像化アルゴリズムが実行さ
れ、各々のカメラの視野にある同じ縫合針画像の一連の
撮影を行うことで、画像間の撮影パラメータを改善する
ことによって縫合針の認識が良好に行えるように縫合針
画像を強調する。つまり、一連の画像の各々を撮影した
後、自動画像化アルゴリズムはカメラの絞りと撮影シス
テムの照明パラメータを自動調節し、撮影システムがカ
メラの視野内で正しく縫合針を画像化できるようにす
る。例えば、視野の照明を調節する際に、カメラの幾つ
かの撮影パラメータ、例えば利得、オフセット、2進化
閾値などを変更することが出来る。自動画像化アルゴリ
ズムは各々のカメラの視野で縫合針が認識されるまで実
行され、縫合針交換を行うまで反復実行されることはな
い。
【0045】画像制御タスク160でカメラが調節され
ても縫合針の画像がまだ正しく撮影されないことがあ
る。これは各々のカメラの撮影範囲が透過光光源を使用
しており相互に重なり合っている縫合針、各々が接触し
ている縫合針、または視野の辺縁からはみ出してクリッ
プされた縫合針などが認識対象として考慮されないため
である。つまり、画像制御タスクは縫合針の重なり合い
または相互の接触があるかどうか決定し、視野の辺縁に
縫合針が接近しすぎていないかを調べる。
【0046】考えられる全ての縫合針を認識した後、画
像制御タスクは受け入れ可能な縫合針の拾いだし座標を
計算してこれをロボット制御タスクのFIFOバッファ
155内に配置し、ロボットが受け入れ可能な縫合針を
摘み上げ精密コンベア上へ載置できるようにする。好適
実施例において、各々の半透明送りコンベアの各々のド
エル周期の間に認識することの出来る縫合針の最大本数
は3である。この最大値より少ない本数しか認識されな
いか、または全く縫合針が認識されない場合、ロボット
は対応するコンベアを早送りするように信号を生成して
前述のように撮影システムに処理を中断させることが出
来る。
【0047】撮影タスク160はFIFOへ書き込む縫
合針座標の個数を3に制限するが、これはロボット制御
タスクがFIFO155へ渡した全ての縫合針の座標で
縫合針を取り出し置き直すためである。好適実施例で
は、撮影タスクは送りコンベアの周期毎に5秒間だけ作
動するように制限されている。
【0048】画像制御タスク160は3種類のエラーに
ついてエラー回復を実行する。これらの3種類のエラー
は画像化エラー、処理エラー、総数エラーに大別され
る。総数エラーではタスク・マネージャのエラー回復が
応答し画像制御タスク160をすぐに停止させる。画像
化エラーが発生すると、画像制御タスク160は現在の
視野での実行を全て保留し、INDEX CONVEY
OR 1 EARLYまたはINDEX CONVEY
OR 2 EARLY信号231、233のどちらかを
生成することによって、前述のようにコンベアベルトの
早送りを要求する。これらの信号を受信するとこの部分
のFIFOには縫合針の座標を配置せずに撮影/ロボッ
ト制御システム両方に縫合針の現在の視野を渡す。処理
エラーが発生すると、画像制御タスクは現在の縫合針に
ついての全ての処理を保留して更に別の縫合針が利用可
能なら新しい縫合針の処理を同じ視野内で開始する。そ
の結果、撮影タスクはFIFO内に縫合針座標を挿入し
ない。
【0049】[コンベア起動タスク]コンベア初期化タ
スク190の機能はコンベア送り制御タスク180を起
動することで、PLC120からROBOT ENAB
LE信号219が入ってくると起動する。一旦起動する
と、図10に図示したように、このタスクはINDEX
INFEED CONVEYOR 1(25a)信号
237を要求した後、約2秒間待ってから、INDEX
INFEED CONVEYOR2(25b)信号2
39を要求する。タスク190はここで終了し、ROB
OT ENABLE信号が下がってまた立ち上げられる
まで再起動することはない。
【0050】[タスク・マネージャ]タスク・マネージ
ャ240はソフトウェアおよびハードウェアのI/O信
号、グローバル変数、撮影/ロボットシステムタスクを
初期化する。撮影/ロボットシステムタスクが走ると、
タスク・マネージャは現在走っている各々のタスクの完
全性と状態、ならびにこれらのタスクが制御している資
源を監視する。状態問合せ信号247a〜247fは
11に図示してある。ここで言う資源とは、ロボット、
通信ポート、I/O信号線である。タスク・マネージャ
はSYSTEMFAIL信号222によってPLCに、
またSCADAノード・インタフェースタスク195を
経由してSCADAノードへあらゆるエラーを報告す
る。SYSTEM FAIL信号222はロボット(タ
スク・マネージャが検出した)が動作を継続できないよ
うな総数エラーを認識した場合に必ず生成される。この
信号は低位が有効で、アデプト・ロボットがリセットさ
れるまで低電位のままである。つまり、PLCはこの信
号を受信するとすぐにROBOT ENABLE信号2
19を低電位にしなければならない。
【0051】撮影/ロボット制御ソフトウェアで総数エ
ラーが発生した場合には、タスク・マネージャ240を
使ってプログラム実行中に全ての運転状態にあるタスク
と資源の状態ならびに完全性を連続的に問い合せること
によりこれらのエラーを検出し復元しようとする。発生
したエラーが総数エラーだと分ると、PLC120に対
してSYSTEM FAIL信号222を上げ、SCA
DAノード・インタフェースタスク、制御パネルタス
ク、タスク・マネージャ以外の全てのタスクを停止す
る。最後の復旧不可能なエラーの理由を表わす符号はS
CADAノード・インタフェースタスク経由でSCAD
Aノードへ供給する。場合によっては、アデプト・ロボ
ット制御装置のモニター・ウインドウにエラー・メッセ
ージを表示する。SYSTEM FAIL信号を立ち上
げた後、タスク・マネージャはロボットで検出された全
ての問題を補正しようと試みモニター・ウインドウを通
してオペレータに通知する。たいていの場合、オペレー
タはもう一回ROBOT ENABLE信号を起ち上げ
て撮影/ロボット制御ソフトウェアをリセットするだけ
で良い。
【0052】[制御パネルタスク]制御パネルタスク2
60は、オペレータが各種ソフトウェアの「デバッグ」
ユティリティへアクセスしたり診断ユティリティへアク
セスしたり、ロボットのスピードを制御したり、縫合針
を取り出して配置するためにロボットを移動させようと
する新しい位置を選択したり出来るようにするマウスで
操作する形の制御パネルを表示する。また、制御パネル
タスクではオペレータが撮影/ロボットシステムタスク
の実行を停止させることが出来る。
【0053】[SCADAノード・インタフェースタス
ク]SCADAノード・インタフェースタスク195は
SCADAノードからのメッセージをSCADAノード
RS−232Cインタフェースへ問い合せる。このタス
クは製品の交換時に必要とされるアデプト・ロボットと
カメラの設定手順を要求するSCADAノードのスレー
ブとして機能する。これらの要求はROBOT ENA
BLE信号219が無効化された場合にのみ有効であ
る。
【0054】[レンズ制御タスク]レンズ制御タスク2
70はSCADAノードが撮影システムへ導入しようと
する新しい製品を要求した場合にのみ起動されオフライ
ン・プロセスとして実行されるのみである。レンズ制御
タスク270は新しい縫合針のパラメータを受け取り、
新しい製品の寸法に適合するように両方のカメラの画角
を調節する。ズーム、焦点、レンズ絞りがこの新しい製
品の導入で影響を受けるが、同様に内部システムのパラ
メータ例えば利得、2進化閾値オフセットなど画像化に
使用するパラメータも影響される。カメラの調整が済む
と、別の新製品を撮影/ロボットシステムに導入するま
で保留される。
【0055】[製品の変更]ロボットに縫合針供給処理
を開始させる前に、縫合針変更手順を起動して制御シス
テム・ソフトウェアの撮影およびロボット制御タスクに
処理しようとする縫合針の種類と寸法を通知する。この
ような製品変更手順は縫合針バッチの変更を行う以前に
完了しておく必要がある。電源投入後第1の縫合針バッ
チを実行する前に変更が完了していないと、ロボットが
作動可能でロボットが作動しない場合にエラー・メッセ
ージ信号がFIX/DMACS(SCADAノード)の
画面に表示される。異なる縫合針バッチの実行毎に変更
が完了していない場合、画像制御タスクは実行中の縫合
針を識別しない。
【0056】基本的に、システムのオペレータが適当な
単位例えばミリメートルや度数でSCADAタスクのF
IX/DMACS画面へデータ線を通して縫合針のパラ
メータを入力する。画像制御タスクが使用するこれらの
縫合針パラメータには、縫合針の半径と半径の許容範
囲、受け入れ可能な縫合針の角度とその許容範囲、およ
び縫合針の幅と幅の許容範囲が含まれる。
【0057】画像制御タスクへ縫合針の変更パラメータ
を入力することに加えて、処理しようとする縫合針の特
定のバッチに関係するカメラの初期設定パラメータもシ
ステムが使用するSCADAノードを通して入力する。
ソフトウェアはSCADAノードからユーザが供給した
情報を使用してロボットを作動させる前に正しい画角寸
法、焦点、ズームパラメータになるようにレンズを自動
調整する。
【0058】図9(a)〜図9(c)は各々の縫合針1
9を移動する精密コンベアの舟40を示す。各々の舟に
は一対のあごを設けるのが望ましく、一方のあご47は
固定的に装置しておき、第2のあご49はポケット42
内で摺動自在にしておく。動作において、図9(c)
矢印「A」で示した方向に押し棒46が押され、矢印
「B」で示した方向に移動自在なあご49の位置を後退
させるスプリング52を圧縮し、両方のあごの間のノッ
チ44に縫合針19を配置できるようにする。通常、ス
プリング52は図9(b)に示したようにバイアスして
おき移動自在なあご49を嵌合位置に保持してノッチ4
4に縫合針19を保定する。各々の縫合針が後に行うス
エージング加工の際に各々の舟の上で正しい方向に向い
ているのであれば何らかの種類の解放自在な嵌合機構を
設けてコンベアの舟40に縫合針19を解放自在に保定
し得ることは理解されるべきである。
【0059】図10はロボット・ローディング・ソレノ
イド機構70を示しており、すでに説明したように精密
コンベアの舟40に縫合針を移動しようとする度にPL
C120からの信号線209で起動される。ロボット・
ローディング・ソレノイド70は適当な装着プレート7
2を用いて精密コンベアに装置することが出来る。精密
コンベア上に装架してあるセンサーは精密コンベアの舟
40の接近を検出するように設けてある。コンベアの舟
がこれに縫合針を移動させるための所定位置に停止する
と、ロボット・ローディング・ソレノイドの解除アーム
56がソレノイド70により作動して、ピン51の周囲
を軸旋回し、押し棒46を押して移動自在なあご49を
図9(c)に図示した位置まで後退させる。ロボットの
アーム51がコンベアの舟40のあご47、49の間で
嵌合させるために縫合針19を配置する。解除アーム5
6はコンベアの舟40が移動を再開するとスプリング7
8により引戻される。
【0060】自動スエージング装置で自動スエージ加工
を行うには縫合針が舟40の嵌合あご47、49の間の
ノッチ44に正確に配置されている必要がある。これは
図1のシステムの流れ図の段階17で一般的に示した多
軸把持部が、縫合針19の縫合糸受け入れ端部5に縫合
糸(図示していない)を配置するために精密に位置決め
した縫合針を受け取る必要がある。自動スエージ加工装
置の多軸把持部へ移動するために各々の縫合針が一定の
方向に向くようにするには、縫合針の方向合わせ装置
(すき)54を図8〜図12(a)に図示したように設
けてコンベアの舟40のあご47、49の間に嵌合して
いる間に各々の縫合針の方向を揃える。すきは図12
(a)および図12(b)に最も良く図示してあるよう
に装着ブラケット58から突出した細長い湾曲した刃5
7を含む。図8図13(a)に図示してある好適実施
例では、すきは精密コンベア35の一端8に固定的に装
置しておき、前進中にコンベアの舟40に位置する縫合
針19をすくい上げる。接触したら、縫合針19の彎曲
部分87を持ち上げ図13(a)から図13(c)に示
してあるようにすき54の湾曲した刃57に沿わせる。
すき54を設けることによって縫合糸スエージング装置
へ搬送する各々の縫合針が一定の方向に向くようにな
る。
【0061】精密コンベアの舟の上で縫合針の方向を更
に揃えるために設ける別の機構は図14図15に図示
した縫合針ハードストップ・アセンブリー95である。
ハードストップ・アセンブリー95は駆動モータ(図示
していない)により作動自在なプーリー99と図14
示すカム98を回転させるためのタイミング・ベルト9
7を含む。コンベアの舟40が図15の矢印で示した前
進方向に搬送されている間にコンベアの舟40の嵌合あ
ご47、49の上の第1の位置から縫合針19の端部8
5にアームストップ93のブレードが接触し得る位置ま
で往復運動するようにアームストップ93を作動させる
ために、カム・フォロワ91が設けてある。ブレード9
4により縫合針19の前進する動きが接近すると、コン
ベアの舟40の嵌合あご47、49の間へ縫合針を移動
させ、嵌合あご47、49が正確な位置で、たとえば縫
合針の軸部分83で縫合針に嵌合するようにさせる。ロ
ボット制御タスク150とPLC120で設定したよう
にカム98がタイミングベルト97により駆動され、ア
ーム・ストップ93が舟40の前進に合わせた時間的関
係で往復運動して、各々のコンベアの舟40に載せた各
々の縫合針の方向を更に揃えられるように設計してある
ことに注意されたい。
【0062】前述のような方法で精密コンベアの舟40
に正しい方向に向けた縫合針19が装置されると、これ
が自動スエージング装置(図示していない)へ移送さ
れ、ここで縫合針に縫合糸が固定的に装着される。図1
図17に図示してあるストップ・アセンブリー80
は、縫合針スエージング装置の目的の場所の端部へ舟が
到着したときに縫合針を運搬するコンベアの舟40のハ
ード・ストップを実行するための機構である。ハード・
ストップ・アセンブリー80のブレード82は舟40の
上の縫合針の位置の精密調整を提供する。より特定すれ
ば、ブレード82は自動スエージングを行うために必要
な最終位置から0.001インチ以内に縫合針の方向を
合わせる。
【0063】本発明についてこれの好適実施例を参照し
て部分的に図示しまた説明したが、形態や細部における
前述のまたその他の変更が添付の請求項の範囲において
のみ制限されるべき本発明の趣旨と範囲から逸脱するこ
となく成し得ることは当業者には理解されよう。
【0064】本発明の具体的な実施態様は、次の通りで
ある。 (1)縫合針を無作意に載置するための手段が第1のコ
ンベア手段上に載置する前に所定の本数の縫合針の各々
を選別するための手段を更に含み、前記選別した縫合針
お各々が相互にはなれて前記第1のコンベア手段上に載
置される請求項1に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。 (2)移動手段は前記第1のコンベア手段から縫合針を
摘み上げて前記第2のコンベア手段に前記縫合針を載せ
るための把持手段を各々が有する1台またはそれ以上の
ロボット手段を含む請求項1に記載の自動縫合針位置揃
え供給装置。 (3)前記第2のコンベア手段は各々の縫合針を把持す
るための1台またはそれ以上の嵌合装置を含み、前記移
動手段が各々の嵌合装置に各々の前記縫合針を載せるこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動縫合針位置揃え供
給装置。 (4)コンピュータ制御手段が画像化した縫合針に対応
する位置および方向のデータを記憶しておくためのメモ
リー手段を更に含み、前記移動手段は前記メモリー手段
にアクセスして前記画像化した縫合針に対応する位置お
よび方向のデータを得るための手段を含む請求項1に記
載の自動縫合針位置揃え供給装置。
【0065】(5)前記無作意に載置した縫合針の画像
を得るための手段は1台またはそれ以上のカメラ手段を
含み、前記1台またはそれ以上のカメラ手段の各々は前
記コンピュータ制御手段と通信することを特徴とする請
求項1に記載の自動縫合針位置揃え供給装置。 (6)前記カメラ手段の各々は前記1台またはそれ以上
のカメラの各々の視野内の1つまたはそれ以上の所定の
位置の各々において前記第1のコンベア手段の上の前記
縫合針のビデオ画像を得ることを特徴とする実施態様5
に記載の自動縫合針位置揃え供給装置。 (7)前記選別手段は前記所定量の縫合針を第1と第2
の縫合針のグループに分割するため第1と第2の位置の
間を往復する少なくとも1つの復動扉手段を含み、前記
第1のグループは前記復動扉手段が前記第1の位置にあ
るときに前記第1のコンベア手段上に載置され、また前
記第2のグループは前記復動扉手段が前記第2の位置に
あるときに第3のコンベア手段上に載置されることを特
徴とする実施態様1に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。 (8)ロボット手段が前記メモリー手段と通信し、前記
ロボット手段が前記メモリー手段にアクセスして前記画
像化した縫合針に対応する位置および方向のデータを得
ることを特徴とする実施態様4に記載の自動縫合針位置
揃え供給装置。
【0066】(9)前記嵌合装置の各々は一対の嵌合あ
ごを含みこれの間に前記移動手段によって縫合針が嵌合
するように成してあることを特徴とする実施態様3に記
載の自動縫合針位置揃え供給装置。 (10)前記嵌合装置の各々は前記一対の嵌合あごの第
1の移動自在なあごを前記一対の嵌合あごの第2の固定
されたあごと嵌合するように移動してこれらの間に配置
した前記縫合針を保持するためのスプリング手段を更に
含むことを特徴とする実施態様9に記載の自動縫合針位
置揃え供給装置。 (11)前記嵌合装置の各々は前記第2の固定されたあ
ごとの嵌合から前記第1の移動自在な嵌合あごを後退さ
せしかるのちこれらの間に前記縫合針を配置するための
手段を更に含むことを特徴とする実施態様10に記載の
自動縫合針位置揃え供給装置。 (12)前記第2の固定したあごとの嵌合から前記第1
の移動自在な嵌合あごを後退させるための手段が前記ス
プリング手段の圧力に対向して前記第1の移動自在なあ
ごを押すための押し棒であることを特徴とする実施態様
11に記載の自動縫合針位置揃え供給装置。
【0067】(13)前記第2のコンベア手段上に配置
されたときに均一な方向に前記縫合針の各々を向けるた
めの第1の方向揃え手段を更に含む実施態様3に記載の
自動縫合針位置揃え供給装置。 (14)前記いっついの嵌合あごの中でさらに軸方向に
前記縫合針の方向を揃えるための第2の方向揃え手段を
含む実施態様13に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。 (15)前記第2のコンベア手段上の前記縫合針につい
て所望する所定の方向から0.001インチ以内に前記
縫合針の方向をさらに揃えるための第3の方向揃え手段
を含む実施態様14に記載の自動縫合針位置揃え供給装
置。
【0068】(16)選別の段階(a)は前記第1のコ
ンベア手段上に載置するため所定量の縫合針を少なくと
も2つの独立したグループに分割する段階を含むこと
と、第1と第2のグループは相互に離して無作意に載置
されることを特徴とする請求項2に記載の方法。 (17)選択した無作意に載置された縫合針についての
位置および方向のデータを得る段階(c)は前記位置お
よび方向のデータを処理して、ロボット・アーム手段が
各々の位置および方向データにあわせて前記選択した縫
合針を摘み上げこれを前記第2のコンベア手段に移動で
きるように命令を生成する段階をさらに含む実施態様1
6に記載の方法。 (18)縫合針を移動する段階(d)は前記第2のコン
ベア手段上に位置する一対の嵌合あごの間に各々の縫合
針を配置する段階をさらに含む実施態様17に記載の方
法。 (19)前記段階(d)は前記一対の嵌合あごの一方の
あごを後退させてこれらの間に前記縫合針を配置できる
ように成すための押し棒手段を作動させる段階をさらに
含み、前記作動段階は前記一対の嵌合あごの間に前記縫
合針を配置する前に行われることを特徴とする実施態様
18に記載の方法。 (20)前記第2のコンベア手段委配置する際に前記縫
合針の向きをさらに揃える段階をさらに含む実施態様1
9に記載の方法。
【0069】
【発明の効果】本発明は前進するコンベア上に無作意に
位置する縫合針を嵌合装置へ自動的に搬送しさらに自動
縫合針スエージング装置へ搬送するための縫合針供給装
置を実現することができる。また、本発明はこの縫合針
を縫合針処理位置へ搬送するための自動縫合針位置揃え
装置が得られる効果がある。また、頻繁な手作業からオ
ペレータを事実上解放する経済的な縫合針の位置揃え装
置が得られる効果がある。さらに、正確かつ所定の方向
で縫合針を位置揃えして自動スエージング装置へ移動し
ここに縫合糸付き手術用縫合針を装着するための自動縫
合針位置揃え装置が得られる。
【0070】そして、本発明は、縫合針を自動的に位置
揃えして自動的にスエージングし小型の外箱へ包装する
準備を行うための装置で実現できる。縫合針位置揃え装
置は複数の縫合針を保持するための受け入れ手段を含
み、前記受け入れ手段には所定量の縫合針を一本ずつに
分けてこれを搬送するための第1のコンベア手段に無作
意に載置するための手段を設けてある。第1の組の遠隔
的に配置してあるビデオカメラ手段が前記第1のコンベ
ア手段の上の縫合針の画像を取得し、前記画像をデジタ
ル化して制御システムのコンピュータで処理できるよう
にする。デジタル化した信号を処理し選択した無作意に
配置された縫合針の位置および方向に関するデータを生
成する。
【0071】第1のコンベア手段から第2の精密コンベ
ア手段へ選択され無作意に配置した縫合針の各々を移動
して前記縫合針を自動スエージング装置へ搬送するため
にロボット・アセンブリーを設ける。制御システムのコ
ンピュータは前記選択した方向の揃っていない縫合針の
位置および方向についてのデータに基づいて前記ロボッ
ト・アセンブリーが使用する命令を更に生成する。前記
ロボット・アセンブリーは前記制御システムから前記命
令を受信し、ロボットのアームで選択した縫合針の各々
をつかみ、前記第2のコンベア手段の上に配置した嵌合
装置へ配置する。前記縫合針が前記第2のコンベア手段
上で指定した位置から0.001インチ以内で全て一様
に同じ方向に揃うように1台またはそれ以上の方向揃え
装置を設け、更にスエージングするための移動が効率的
に行える。
【0072】縫合針位置揃えシステムには前述のような
方法で作動する第2の組のビデオカメラ手段と第2のロ
ボット・アセンブリー手段を設けてある。冗長性はシス
テムが毎分60本で連続的に絶え間なく流れる縫合針を
自動スエージング装置へ供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合針位置揃え装置における処理工程
を示す図である。
【図2】縫合糸受け入れ端部85と円筒状部分83と湾
曲した刃の部分87を有する手術用縫合針を示す図であ
る。
【図3】本発明の縫合針位置揃え装置20の立面図であ
る。
【図4】第1のコンベア手段の上部にあるロボット・ア
センブリーと縫合針の画像を得るための2台のビデオカ
メラと画像データを処理するための制御システム手段と
を含む画像追跡手段を示す縫合針位置揃え装置の側面立
面図である。
【図5】一本ずつ縫合針を取り出し半透明のコンベア上
に配置するための縫合針供給手段の詳細側面図である。
【図6】図5のコンベア供給装置の線4〜4に沿ってみ
た略図で供給装置を出る半透明コンベアとこれと平行に
走る精密コンベアを示す図である。
【図7】特定の方向を向いた縫合針を自動スエージング
装置へ移動するための精密コンベアの側面図である。
【図8】図7の線5〜5に沿ってみた精密コンベアの立
面図でこれの上に配置した縫合針を示す図である。
【図9】(a)は嵌合するためと後続のスエージング加
工のために方向の揃った縫合針を保持するあごを有する
精密コンベアの舟を示す詳細図、(b)は(a)に図示
した舟の線5〜5に沿ってみた前記精密コンベアの舟の
詳細立面図、(c)は自動スエージングのために方向を
揃えた縫合針の配置のための移動自在なあごが延出する
精密コンベアの舟の詳細図である。
【図10】前記精密コンベアの舟のあごを作動させるロ
ボット・ローディング・ソレノイドの側面図である。
【図11】本発明の縫合針位置揃え装置の制御タスク各
々についての制御とデータの流れを示す模式図である。
【図12】(a)は自動スエージ加工の前に縫合針がコ
ンベアの舟に均一な方向に並ぶようにする縫合針ロール
オーバー(すき上げ)の側面図、(b)は(a)の線9
〜9に沿ってみたすき上げ部の正面図である。
【図13】(a)〜(c)は精密コンベアの舟40の上
に縫合針を一方向に並べるすき54を示す正面図であ
る。
【図14】コンベアの舟40の嵌合あご内部で縫合針1
9の向きを更に揃えるための縫合針ハードストップ・ア
センブリー95の側面図である。
【図15】コンベアの舟40の嵌合あご内部で縫合針1
9の向きを更に揃えるための縫合針ハードストップ・ア
センブリーの上面図である。
【図16】コンベアの舟40の上で縫合針の向きを更に
揃えるためのストップ・アセンブリーの側面図である。
【図17】図16の線11〜11に沿ってみたコンベア
の舟40の上で縫合針の向きを更に揃えるためのストッ
プ・アセンブリーの正面図である。
【符号の説明】 120 PLC 150 ロボット制御タスク 155 FIFO 160 画像制御タスク 180 コンベア運転制御タスク 190 コンベア始動タスク 195 SCADAノード・インタフェースタスク 240 タスクマネージャ 260 制御パネルタスク 270 レンズ制御タスク
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図7】
【図1】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図14】
【図16】
【図11】
【図12】
【図17】
【図13】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エフ・ブランチ アメリカ合衆国、07724 ニュージャージ ィ州、ティントン・フォールス、ウェイサ イド・ロード 141B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1のコンベア手段上に所定の量
    の縫合針を無作意に載置するための手段と、 (b)前記第1のコンベア手段上の1つまたはそれ以上
    の所定の位置にある前記縫合針の画像を得るための手段
    であって、前記画像をデジタル信号に変換するためのデ
    ジタル化手段を含むことと、 (c)前記デジタル信号を処理して前記第1のコンベア
    手段上の1つまたはそれ以上の画像化した縫合針につい
    ての位置および方向データを得るためのコンピュータ制
    御手段と、 (d)各々の位置および方向データに従って前記第1の
    コンベア手段から前記縫合針を取り除き処理を行う場所
    へ搬送するための第2のコンベア手段上に前記縫合針を
    配置するための移動手段を含む自動縫合針位置揃え供給
    装置。
  2. 【請求項2】 (a)大量受け入れ手段から所定量の縫
    合針をより分け第1のコンベア手段上に前記縫合針を無
    作意に載置する段階と、 (b)前記第1のコンベア手段上の前記無作意に載置し
    た縫合針の画像を得て前記画像をデジタル化する段階
    と、 (c)前記無作意に載置した縫合針のうちの1本または
    それ以上についての位置と方向のデータを得るため前記
    デジタル化画像を処理する段階と、 (d)前記第1のコンベア手段から第2のコンベア手段
    へ前記位置と方向のデータに基づいて前記選択した無作
    意に載置されている縫合針を移動する段階を含む自動的
    に縫合針を位置揃えするための方法。
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