JP3827355B2 - 針供給装置 - Google Patents

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JP3827355B2
JP3827355B2 JP01457896A JP1457896A JP3827355B2 JP 3827355 B2 JP3827355 B2 JP 3827355B2 JP 01457896 A JP01457896 A JP 01457896A JP 1457896 A JP1457896 A JP 1457896A JP 3827355 B2 JP3827355 B2 JP 3827355B2
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    • B65G47/02Devices for feeding articles or materials to conveyors
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    • B65G47/14Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles arranging or orientating the articles by mechanical or pneumatic means during feeding
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    • B65G47/1421Vibratory movement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06004Means for attaching suture to needle

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、針付縫合糸の製造装置等に対し、手術針等の湾曲した針を複数本収容してこれらの針を所定位置へ供給するための針供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療産業の分野では、予め縫合糸の先端に外科手術用の針を固定した針付縫合糸なるものを製造し、これを滅菌済みの状態で市販するといったことが行われている。また、上記針付縫合糸を製造する装置としては、針を所定の向きで保持する針保持部と、保持された針の後端部の糸挿入孔に縫合糸を挿入する縫合糸挿入装置と、縫合糸が挿入された状態で上記針の後端部をかしめて固定するかしめ用ダイスとを備えたものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、手術用の針等は略円弧状に湾曲していて方向性を有している。従って、上記のような製造装置で針付縫合糸を製造するにあたっては、針保持部に対して上記針を1本ずつ、しかも所定の向きに正確に合わせた状態で供給する必要がある。しかしながら従来は、このような針の供給を自動的に行う装置が開発されておらず、上記針のセットは手作業で行われているのが現状である。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑み、針付縫合糸の製造装置等において、不規則な向きで与えられた湾曲形状をもつ針を1本ずつ正確な向きで所定位置へ供給できる針供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、湾曲した複数本の針を収容し、これらの針を1本ずつ所定の向きで所定の位置へ供給するための針供給装置であって、上記針を収容する針収容部と針排出部と上記針収容部から針排出部に至る針通路とを形成する通路形成部材と、この通路形成部材を振動させることにより上記針収容部内の針を上記針通路を通じて針排出部へ移動させる針移送手段と、上記針通路の途中に設けられ、中間部分が予め設定された側に湾曲している針のみその姿勢での通過を許容する左右選別部とを備え、この左右選別部として、通路側壁に設けられて上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔を有し、上記針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針を上記貫通孔を通じて通路外へ排除し、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針をそのまま通過させるものを含むものである。
【0006】
この装置において、上記針収容部に複数の針をその向きが不規則な状態のまま入れ、針移送手段を作動させて通路形成部材を振動させると、上記針収容部内の針は順次針通路を通り、左右選別部に至る。そして、この左右選別部において、中間部分が予め設定された側と反対の側に湾曲した状態の針は通過を阻止される。従って、この左右選別部から針排出部に至る針は全て、その中間部分が同じ側に湾曲した状態に揃えられる。具体的には、先端もしくは後端が通路側壁に対向する針は上記貫通孔に侵入して針通路から排除され、中間部分が通路側壁に対向する針のみがそのままの姿勢での通過を許される。
【0007】
また本発明は、湾曲した複数本の針を収容し、これらの針を1本ずつ所定の向きで所定の位置へ供給するための針供給装置であって、上記針を収容する針収容部と針排出部と上記針収容部から針排出部に至る針通路とを形成する通路形成部材と、この通路形成部材を振動させることにより上記針収容部内の針を上記針通路を通じて針排出部へ移動させる針移送手段と、上記針通路の途中に設けられ、中間部分が予め設定された側に湾曲している針のみその姿勢での通過を許容する左右選別部とを備え、この左右選別部として、上記針通路を針移動方向と直交する方向に区画して一方を上記針収容部に通ずる上流側通路とし他方を上記針排出部に通ずる下流側通路とする仕切り壁を有し、かつ、この仕切り壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔が設けられたものを含み、上記上流側通路を通る針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が貫通孔を通過しながら略180°反転して下流側通路に至り、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのままの向きで上記仕切り壁の先端よりも先方の上記上流側通路と上記下流側通路とが径方向に連通されている部分を通って上記下流側通路に至るように構成されているものである。
【0008】
この装置によれば、正常な状態、すなわち中間湾曲部分が上記仕切り壁に対向している状態で移動する針がそのまま下流側通路に移行するのに加え、正常でない状態、すなわち中間湾曲部分が上記仕切り壁と反対の側を向いて移動する針も、その先端もしくは後端が仕切り壁の貫通穴を通過して略180°反転してその向きが是正された後に下流側通路に移行し、針排出部へ導かれる。
【0009】
さらに、この装置において、上記下流側通路の側壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔が設けられ、この下流側通路を通る針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が上記貫通孔を通じて通路外へ排除され、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのままの向きで上記仕切り壁の先端よりも先方の上記上流側通路と上記下流側通路とが径方向に連通されている部分を通って上記下流側通路に至るようにすれば、もし仮に上記貫通穴を通過した針が180°反転せずに(すなわち向きが是正されずに)下流側通路に至ったとしても、この針は下流側通路の側壁に設けられた貫通穴を通じて通路外へ排除されるため、針選別の信頼性はさらに高められる。
【0010】
本発明では、上記左右選別部として、さらに、針移動方向と直交する方向の針寸法よりも狭い寸法をもつ狭小通路を有し、中間部分が狭小通路上に位置する向きで移動する針はその重心が狭小通路上に位置し、中間部分が上記狭小通路から側方へ外れる向きで移動する針はその重心が狭小通路から側方に外れるように上記狭小通路の幅寸法が設定されたものを含むようにしてもよい。
【0011】
この装置によれば、正常な状態、すなわち中間湾曲部分が上記仕切り壁に対向している状態で移動する針がそのまま下流側通路に移行するのに加え、正常でない状態、すなわち中間湾曲部分が上記仕切り壁と反対の側を向いて移動する針も、その先端もしくは後端が仕切り壁の貫通穴を通過して略180°反転してその向きが是正された後に下流側通路に移行し、針排出部へ導かれる。
【0012】
この場合、上記狭小通路を上記針収容部よりも高い位置に設けるとともに、上記狭小通路と隣接する位置にこの狭小通路から脱落した針を上記針収容部側へ案内する傾斜部を設ければ、この狭小通路で排除された針を自動的に針収容部側へ回収できる。
【0013】
また、上記針の選別部としては、前記左右選別部に加え、先端、後端のうち予め設定された端が前を向いて移動している針のみその通過を許容する前後選別部を設けるようにしてもよい。
【0014】
具体的には、上記前後選別部が設けられる針通路を、底壁とこの底壁から立ち上がって針を傾斜状態で支持する側壁とで構成し、この側壁に上記底壁上面もしくはその近傍位置から所定の高さ位置にまで至る穴を設け、上記底壁上面に中間部分が接触しかつ先端が前を向く状態で上記底壁上を移動する針はその先端が上記穴よりも上方の側壁部分に接触しながらそのまま通過し、それ以外の針(すなわち後端が前を向く状態で移動する針)は上記穴に入り込んで通路外へ排除されるように上記穴の高さ寸法及び形状を設定することにより、前後方向についての選別をすることができる。
【0015】
この場合、上記穴を利用して針を排除する具体的な手段としては、上記穴を上記側壁を貫通する貫通穴とし、この貫通穴に前端が入り込んだ針がこの貫通穴を通じて底壁上から脱落するようにしてもよいし、上記穴に針が入り込むことによりこの針の重心が上記底壁から上記側壁と反対の側へ外れるように上記底壁の幅寸法を設定するようにしてもよい。後者の場合、上記穴は貫通孔、窪みのいずれでもよく、この穴に針が入り込む際の重心移動によってこの針は側壁と反対側へ落下することになる。
【0016】
上記各装置では、針通路の具体的な形状は問わないが、この針通路を略渦巻状にし、その中心部、外周部のいずれか一方に針収容部を配し、他方に針排出部を配するようにすれば、例えば針通路を直線状に配する場合に比べ、少ないスペースで十分な通路長を確保することができる。
【0017】
また、上記針排出部に排出された針を検知する針検知手段と、この針検知手段により針が検知された時に上記針移送手段の作動を一時停止させる移送制御手段とを備えたものによれば、針排出部に排出された針が搬出されないうちに次の針が針排出部に排出される不都合が防がれ、針の供給が1本ずつ確実になされる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図12及び図18に基づいて説明する。
【0019】
図18は、本発明にかかる針供給装置2を備えた針付縫合糸の製造装置の全体構成を示したものである。この装置は、上記針供給装置2の他、針搬送装置(針搬出手段)4、針方向微調整装置6、針ピックアップ装置12、ターンテーブル14、針後端位置微調整装置18、針かしめダイス20、検品装置22、針排出装置24、針排出テーブル26、及び縫合糸供給装置28を備えている。
【0020】
上記針搬送装置4は、回動アーム5を備え、この回動アーム5の先端に針保持チャック7が設けられたものであり、上記針供給装置2においてその所定位置(詳細後述)へ供給された針Nを上記針保持チャック7でつかみ、回動アーム5の垂直軸回りの回動及び昇降によって針方向微調整装置6まで搬送するものである。
【0021】
なお、この装置で取扱われる針Nは、略円弧状に湾曲し、後端が先端よりも太い形状とされており、その後端に軸方向に開口する縫合糸挿入孔が形成されたものとなっている。
【0022】
針方向微調整装置6は、微調整テーブル8と、画像認識装置10とを備えている。微調整テーブル8は、前後左右への移動及び旋回が可能となるように設置され、この微調整テーブル8の上に上記針Nが載置される。画像認識装置10は、CCD等からなり、上記微調整テーブル8上の針Nの像を認識するものであり、この認識された像と予め設定された目標像とを合致させるように上記微調整テーブル8が駆動されることにより、針Nの向き及び位置が微調整されるようになっている。
【0023】
針ピックアップ装置12は、回動アームの先端に針吸引部13が設けられたものであり、上記微調整テーブル8上で微調整された針Nを針吸引部13で吸引し、上記回動アームの回動によってターンテーブル14上の針保持部16へ供給するものである。
【0024】
ターンテーブル14は、基盤上に旋回可能に設置され、その周縁部上に複数個の針保持部16が設置されたものである。各針保持部16は、針ピックアップ12により供給された針Nを保持するように構成され、ターンテーブル14の旋回に伴って上記針Nを針後端位置微調整装置18、針かしめダイス20、検品装置22、針排出装置24の順に搬送するものである。
【0025】
針後端位置微調整装置18は、所定位置に移動してきた針保持部16に保持されている針Nの後端を針保持部16の保持力に抗して押し、これにより針Nの後端位置を微調整するものである。
【0026】
針かしめダイス20は、縫合糸供給装置28から供給された縫合糸Yが針保持部16に保持されている針Nの後端の縫合糸挿入孔に挿入された状態で、この針Nの後端を上下から押圧してかしめることにより、これら縫合糸Yと針Nとを所定の強度で結合するものである。上記縫合糸供給装置28は、ボビン30に巻かれている縫合糸Yを引き出して所定寸法に切断し、かつこの切断済縫合糸Yを上記針保持部16に保持されている針Nの後端の縫合糸挿入孔に挿入するように構成されている。
【0027】
検品装置22は、針保持部16に保持されている針Nに結合された縫合糸Yに下向きの引張荷重を与え、上記結合の強度が十分であるか否かを検査するものである。
【0028】
針排出装置24は、回動アームの先端に針保持チャックが設けられたものであり、針保持部16に保持されている針N(縫合糸Yが結合されている針N)をピックアップして針排出テーブル26に排出するものである。
【0029】
次に、上記針供給装置2の具体的な構成を図1〜図12に基づいて説明する。
【0030】
この針供給装置2は、通路形成部材32と回転振動装置(針移送手段)34とを備えている。回転振動装置34は、上向きに突出する支持軸36を備え、この支持軸36に上記通路形成部材32の中央部が連結されており、回転振動装置34の作動によって通路形成部材32に周方向の振動が与えられるようになっている。
【0031】
通路形成部材32は、水平な基板38と、この基板38上に立設された通路形成壁40と、径方向の最も外側に立設されたカバー周壁41(図2のみ図示)とを備えている。この通路形成壁40は、上から見て略渦巻状をなしており、この通路形成壁40によって、径方向内側から順に、針収容部42、上流側通路44と、下流側通路46が形成されている。これら針収容部42、上流側通路44、及び下流側通路46は、その順につながり、かつ針収容部42から下流側通路46に向かうに従って高くなっており、この下流側通路46の終端に針排出トレイ(針排出部)55が形成されている。そして、上記回転振動装置34によって通路形成部材32に回転振動が与えられることにより、上記針収容部42に収容されている針Nが上流側通路44及び下流側通路46を登り、針排出トレイ55に供給されるように、回転振動装置34が構成されている。
【0032】
なお、この回転振動装置34には、従来からナット等をはじめとする比較的小型の部品の搬送に用いられているものをそのまま適用することが可能である。
【0033】
上記通路44,46の途中には、針Nを選別するための特別な形状をもつ第1選別部(左右選別部)48、第2選別部(左右選別部)50、及び第3選別部(前後選別部)52が配設されている。
【0034】
第1選別部48の詳細を図3及び図4に示す。この第1選別部48は、上記下流側通路44の途中に設けられ、互いに左右方向(針移動方向に対して直交する方向)に並ぶ狭小通路44aと傾斜部54とからなっている。
【0035】
狭小通路44aは、他の上流側通路44よりも狭小で、この上流側通路44の径方向外側よりの部分のみに通じており、傾斜部54は、この狭小通路44aから下方に傾斜して中央の針収容部42に通じている。
【0036】
この狭小通路44aの幅寸法aは、次の条件を満たすように設定されている。1)狭小通路44aに対して針Nが径方向外側の通路形成壁40(図3では奥側の通路形成壁40)に接しながら移動する場合において、図3(a)及び図4(a)に示すように針Nの中間部分(すなわち湾曲部分)が上記通路形成壁40に接触(対向)している時に、この針Nの重心Gが狭小通路44a上に位置する。2)上記場合において、図3(b)及び図4(b)に示すように針Nの前端、後端の少なくとも一方が上記通路形成壁40に接触している時、もしくは2本以上の針が重なっている時には、この針Nの重心Gが狭小通路44aから径方向内側に外れる(すなわち傾斜部54上に位置する)。
【0037】
第2選別部50の詳細を図5〜図7に示す。この第2選別部50は、径方向内側よりの上流側通路44と、径方向外側よりの下流側通路46との境界部分に設けられ、両通路44,46を区画する仕切り壁56を備えており、この仕切り壁56の先端よりも先方の部分で両通路44,46同士が径方向に連通されている。
【0038】
上記仕切り壁56と、下流側通路46の径方向外側に位置する通路形成壁40とには、これらを貫通する貫通孔57,58が設けられている。各貫通孔57,58の幅寸法bは、これらの貫通孔57,58に対して上記針Nがその中間部分(湾曲部分)からは侵入できないが(図6参照)、針Nの先端もしくは後端は侵入できる(図7(a)(b)参照)ように設定されている。
【0039】
上記下流側通路46の底壁は、下流側に向かうに従って立ち上がり、最終的には図8及び図10に示すような側壁64をなしている。この部分では、最も外側の通路形成壁40の上端が通路底壁62を構成し、この通路底壁62と上記側壁64とによって下流側通路46が形成されており、針Nは側壁64によって傾斜状態に支持されながら底壁62上を移動するようになっている。そして、この下流側通路46の途中部分に、第3選別部52が設けられている。
【0040】
この第3選別部52では、上記側壁64に任意個数(図1の例では2個)の貫通孔66が設けられている。この貫通孔66は、図8に示す実施形態では、底壁62から上方に直線状に立ち上がる立直縁66aと、同じく底壁62から上記立直縁66aよりも先方の領域で略円弧状に立ち上がる円弧縁66bと、これら立直縁66a及び円弧縁66bの上端同士を結ぶ水平な水平縁66cとで囲まれた形状をなし、上記円弧縁66bは針Nの曲率半径とほぼ同等の曲率半径を有している。図9に示すように、上記水平縁66cの底壁62からの高さ寸法hは、同図のように針Nがその中間部分の所定点Pが底壁62の上面に接触した状態における当該針Nの先端の高さ寸法αよりも小さく、かつ後端の高さ寸法βよりも大きい寸法に設定されている。
【0041】
なお、上記のように針先端の高さ寸法αと針後端の高さ寸法βとの間に差があるのは、針Nの後端が先端よりも太く、その重心が後端側に偏っていることに起因する。
【0042】
上記針排出トレイ55の近傍には、針検知センサ78が設けられている。この針検知センサ78は、針排出トレイ55上に針Nが排出されたか否かを検知するものであり、排出された場合に制御装置80に検知信号を出力するものである。制御装置(移送制御手段)80は、マイクロコンピュータ等からなり、上記針検知センサ78の検知信号に基づいて前記針搬送装置4や回転振動装置34の作動を制御するように構成されている。
【0043】
次に、この装置の作用を説明する。
【0044】
まず、針収容部42内に多数の針Nをその向きが不規則な状態のまま入れる。そして、回転振動装置34を作動させると、この回転振動装置34が通路形成部材32全体を周方向に振動させることにより、上記針収容部42内の針Nは、上流側通路44及び下流側通路46を順に通過し、針排出トレイ55に至ろうとする。
【0045】
ここで各針Nは、上記回転振動に起因する遠心力により、この上流側通路44と下流側通路46とを区画する通路形成壁40の内周面に接しながら上流側通路44に沿って移動するが、この上流側通路44に侵入した時点では針Nの向きが不規則であるため、図3(a)及び図4(a)に示すように中間湾曲部分が上記通路形成壁40に接触する針(以下、第1状態の針と称する。)Nと、図3(b)及び図4(b)に示すように先端、後端の少なくとも一方が上記通路形成壁40に接触する針(以下、第2状態の針と称する。)Nもしくは2本以上重なっている針Nとの双方が存在する。
【0046】
これらの針Nが第1選別部48に至ると、まず第1状態の針Nは、その重心Gが狭小通路44a上に位置するため、この狭小通路44aから落下することなくそのまま通過できる。しかし、第2状態の針Nや複数本重なった針Nは、その重心Gが傾斜部54側に外れるため、狭小通路44aから脱落し、傾斜部54を滑り落ちて最初の針収容部42に戻される。従って、この第1選別部48においては、上流側通路44を移動する針Nのうち、第1状態の針Nのみが通路を許容され、第2状態の針Nは排除されることになる。
【0047】
なお、上記遠心力を利用できない場合、例えば針通路が直線状に形成されている場合でも、通路底壁をその通路形成壁40よりの部分が低くなる方向に傾かせることにより、この通路形成壁40に針Nを接触させながらその移送を行うことが可能である。
【0048】
第1選別部48を通過した針Nは、第2選別部50に至る。この時点では、既に前記第1選別部48で選別がなされているので、第2選別部50に向かう針Nは全て上記第1の状態、すなわち図6に示すように中間湾曲部分が通路形成壁40に接触している状態にあるはずであるが、第1選別部48で選別漏れがあった場合には、第2の状態、すなわち図7(a)に示すように先端、後端の少なくとも一方が通路形成壁40に接触している状態の針Nも混在することになる。しかし、この第2選別部50でさらなる選別が行われることにより、針Nの選別はより確実なものになる。
【0049】
具体的に、まず第1の状態の針Nは、図6に示すように、第2選別部50における仕切り壁56の貫通孔57に侵入できないので、そのまま下流側通路46に移行する。これに対し、図7(a)に示すように、第2の状態の針Nは、その先端もしくは後端から貫通孔57内に侵入し、この貫通孔57を通過する。この通過の際、針Nは略180°反転するため、この反転により自動的に向きが是正された状態(すなわち第1の状態)で下流側通路46へ移行することになる。また、図7(b)に示すように、上記反転が不十分で向きが是正されなかった針Nは、その先端もしくは後端から貫通孔58内に侵入し、通路外へ排除されるため、最終的に下流側通路46には、向きが是正された第1の状態の針Nのみが確実に給送されることになる。
【0050】
この下流側通路46では、前記第2選別部50において底壁を構成していた部材が次第に立ち上がって側壁64をなすため、これに伴って針Nも徐々に起こされる。そして、この側壁64により傾斜状態で支持されながら、最外側の通路形成壁40の上端の底壁62上を移動する状態に移行し、第3選別部52へ向かう。
【0051】
この第3選別部52に向かう針Nとしては、図8,図9,図11に示すように、先端が前を向いて移動する針Nと、図12に示すように後端が前を向いて移動する針Nの双方が存在する。ここで、前者の針Nは、前方に位置する先端が側壁64において貫通孔66の水平縁66cよりも上方の部分と接触しながら移動するため(図10実線及び図11(a)(b)参照)、この貫通孔66内に侵入することなく、その側方の底壁62上を難なく通過することができる。しかし、後者の針Nは、前方に位置する後端が上記水平縁66cよりも低いため、底壁62との接触点Pが貫通孔66の立直縁66aと円弧部66bとの間の領域に到達した時点で上記後端側から上記貫通孔66内に入り込み、この貫通孔66を通じて底壁62上から落下する(図10二点鎖線及び図12(a)(b)参照)。従って、この第3選別部52では、先端が前を向いている針Nのみが通過を許され、後端が前を向いている針Nは排除されることになる。
【0052】
このようにして各選別部48,50,52で選別された針Nのみが針排出トレイ55に到達できるので、この針排出トレイ55には、中間湾曲部分が通路形成部材32の径方向外側を向き、かつ先端が前を向いた針Nのみが排出されることになる。そして、この針Nが排出される度に、針検知センサ78から制御装置80に検知信号が出力される。
【0053】
制御装置80は、上記検知信号を受けた時点で回転振動装置34の作動を一旦停止させる。そして、針搬送装置4に指令信号を出力し、その回動アーム5の先端の針保持チャック7を上記針排出トレイ55へ移動させ、排出済の針Nを保持させる。そして、この針Nが針搬送装置4により搬出されたことを確認した後に、回転振動装置34の作動を再開させる。このような制御が実行されることにより、複数の針Nが同時に針排出トレイ55に排出される不都合が回避され、各針Nは確実に1本ずつ正確な向きで針排出トレイ55に供給され、針保持チャック7に受け渡されることになる。
【0054】
この針保持チャック7に保持された針Nは、所定の向きを保ったまま、回動アーム5の回動によって搬出され、以下、前記図18に示した装置で針付縫合糸の製造に供される。
【0055】
このような装置によれば、中央の針収容部42に針Nを入れるだけで、後は自動的に針Nの供給が的確に行われる。しかも、針Nの向きを検出するための高価なセンサ等は不要であり、特殊形状の通路を形成する通路形成部材32に回転振動を与えるだけの簡単な構成で、針Nの選別を確実に行うことができる。
【0056】
次に、第2の実施の形態を図13〜図17に基づいて説明する。ここでは、第3選別部52において、前記貫通孔66に代え、側壁64の下端部に窪み68が形成され、その上側に続けて貫通孔70が設けられている。
【0057】
上記窪み68は、図13及び図14に示すように、前記貫通孔66の側面視形状とほぼ相似の正面視形状を有し、図15に示すように上端に向かうに従って凹みが深くなる断面形状を有している。貫通孔70は上記窪み68の上端に続いており、この貫通孔70の底壁62からの高さ寸法h´は、この底壁62と点Pで接触しながら移動する針Nの先端の高さ寸法αよりも小さく、かつ後端の高さ寸法βよりも大きい寸法に設定されている。また、底壁62の幅寸法dは針Nの直径とほぼ等しい寸法まで小さく設定されており、複数本の針Nが重なって移動することが阻止されている。
【0058】
この第3選別部52に到来する針Nのうち、図13,図14,図16に示すように、先端が前を向いて移動する針Nは、その先端が側壁64において貫通孔70の上縁よりも上方の部分と接触しながら移動するため、この貫通孔70及び窪み68に入り込むことなくそのまま通過できる。しかし、図17(a)に示すように後端が前を向いて移動する針Nは、その後端が上記貫通孔70よりも低いため、底壁62との接触点Pが窪み68の形成領域に到達した時点でその後端が窪み68内に嵌まり込み、この嵌まり込んだ分だけ針N全体が回転する(図17(b)参照)。この回転に伴い、針Nの重心は底壁62の上方の領域から径方向外側(図17(b)では右側)に逸脱し、この逸脱した側に針Nが落下し、カバー周壁41(図2)の内側に収容されることになる。
【0059】
従って、この第3選別部52によっても、先端が前を向いている針Nのみを選別し、後端が前を向いている針Nを排除することができる。
【0060】
なお、本発明の実施形態は上記のものに限定されず、例として次のような実施形態をとることも可能である。
【0061】
(1) 本発明では、針通路を直線状に配し、これを直線的に振動させることにより針を移送することも可能である。ただし、前記図1に示したように針通路を渦巻状に配すれば、少ないスペースで十分な通路長を確保できる利点がある。
【0062】
また、このように針通路を渦巻状にする場合でも、針収容部42が中央位置にありかつ針排出トレイ55が外周部にあるものに限定されず、逆に針収容部42が外周部にあって針排出トレイ55が中央にあるもの(すなわち針Nが径方向外側から内側に向かって移送されるもの)であってもよい。
【0063】
(2) 上記各実施形態で示した選別部48,50,52は、装置の用途や要求される選別精度に応じて一部を省略することが可能である。例えば、第1選別部48、第2選別部50のうちの一方を省略しても良いし、前後選別が不要の場合には第3選別部52を省略することもできる。また、針Nの両端が底壁62に接触する状態で移動する針Nも上記貫通孔66や凹部68に入り込むようにこれら貫通孔66や凹部68の形状を設定すれば、単一の第3選別部52だけで左右選別と前後選別の双方を同時に行うことも可能である。
【0064】
(3) 前記第2選別部50において、貫通孔57を通過する際の針Nの反転が確実な場合には、貫通孔58を省略してもよい。逆に、仕切り壁56を省略し、通路形成壁40の貫通孔58のみを設けるようにしても左右選別が可能である。ただし、仕切り壁56を用いた選別によれば、正しい向きを有しない針Nを排除するのではなく、その向きを是正して下流側通路46へ送り込むので、排除する場合に比べてより効率の高い針Nの供給ができる。
【0065】
(4) 第3選別部52において、貫通孔66や窪み68、貫通孔70の形状は図示のものに限定されない。第1の実施の形態のように貫通孔66を通じて針Nを落下させる場合には、この針Nが通過できる形状に貫通孔66を形成すればよく、第2の実施の形態のように側壁64と反対側に針Nを落下させる場合には、この針Nの後端を嵌まり込ませて針Nのバランスを崩すような形状に穴を形成すればよい。従って、この場合には上記窪み68と貫通穴70との組み合わせに限らず、上記要件を満たす限りにおいて、穴全体を窪みにしても良いし、逆に穴全体を貫通孔としてもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上のように本発明は、針収容部と針排出部とを結ぶ針通路を形成する通路形成部材を振動させて上記針収容部内の針を上記針通路を通じて針排出部へ移動させるとともに、上記針通路の途中に中間部分が予め設定された側に湾曲している針のみその姿勢での通過を許容する左右選別部を設け、全ての針をその中間部分が同じ側に湾曲した状態に揃えた状態で上記針排出部に供給できるようにしたものであるので、針の姿勢を検出する手段や針を針通路から脱落させるための駆動手段といった高価な手段を用いることなく、通路形成部材を振動させかつ特別な通路形状の設定をするだけの簡単かつ安価な構成で、針収容部内の針を1本ずつ正確な向きで針排出部に供給でき、針付縫合糸の製造装置等の自動化、省人化を進めることができる効果がある。
【0067】
より具体的に、上記左右選別部として、通路側壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔を設けるとともに、針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が上記貫通孔を通じて通路外へ排除され、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのまま通過するようにしたものによれば、針の湾曲形状を巧みに利用して針の選別ができる。
【0068】
また、上記左右選別部として、上記針通路を針移動方向と直交する方向に区画して一方を上記針収容部に通ずる上流側通路とし他方を上記針排出部に通ずる下流側通路とする仕切り壁を設け、この仕切り壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔を設けるとともに、上記上流側通路を通る針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が貫通孔を通過しながら略180°反転して下流側通路に至り、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのままの向きで上記下流側通路に至るようにしたものによれば、針の湾曲形状を巧みに利用して針の向きを是正でき、効率の高い針供給ができる効果が得られる。
【0069】
さらに、上記下流側通路の側壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔を設けるとともに、この下流側通路を通る針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が上記貫通孔を通じて通路外へ排除され、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのまま下流側通路を通過するようにすれば、うまく反転しなかった針については上記下流側通路の側壁に設けられた貫通穴を通じて通路外へ排除することにより、高い信頼性を確保できる。
【0070】
また、前記左右選別部として、さらに、針移動方向と直交する方向の針寸法よりも狭い寸法をもつ狭小通路を設け、中間部分が狭小通路上に位置する向きで移動する針はその重心が狭小通路上に位置し、中間部分が上記狭小通路から側方へ外れる向きで移動する針はその重心が狭小通路から側方に外れるように上記狭小通路の幅寸法を設定したものを含む装置によれば、上記狭小通路を通過する針の重心位置の相違を巧みに利用して針の選別を行うことができる効果がある。
【0071】
ここで、上記狭小通路を上記針収容部よりも高い位置に設けるとともに、上記狭小通路と隣接する位置にこの狭小通路から脱落した針を上記針収容部側へ案内する傾斜部を設けたものによれば、上記狭小通路で排除された針をわざわざ針収容部側へ戻す作業を不要にでき、効率をさらに高めることができる効果が得られる。
【0072】
また、上記針の選別部として、上記左右選別部に加え、先端、後端のうち予め設定された端が前を向いて移動している針のみその通過を許容する前後選別部を設けたものによれば、全ての針をその先端が移動方向前方に向く状態に揃えて針排出部に供給することができる。
【0073】
具体的に、上記前後選別部が設けられる針通路を、底壁とこの底壁から立ち上がって針を傾斜状態で支持する側壁とで構成し、この側壁に上記底壁上面もしくはその近傍位置から所定の高さ位置にまで至る穴を設け、上記底壁上面に中間部分が接触しかつ先端が前を向く状態で上記底壁上を移動する針はその先端が上記穴よりも上方の側壁部分に接触しながらそのまま通過し、それ以外の針は上記穴に入り込んで通路外へ排除されるように上記穴の高さ寸法及び形状を設定することにより、安価な構造で前後の選別ができ、中間部分が底壁に接触しかつ先端が前を向いている針のみを針排出部に供給できる効果が得られる。
【0074】
上記各装置において、針通路を略渦巻状にし、その中心部、外周部のいずれか一方に針収容部を配し、他方に針排出部を配したものによれば、少ないスペースで十分な通路長を確保できる効果が得られる。
【0075】
また、上記針排出部に排出された針を検知する針検知手段と、この針検知手段により針が検知された時に上記針移送手段の作動を一時停止させる移送制御手段とを備えたものによれば、針排出部に排出された針が搬出されないうちに次の針が針排出部に排出される不都合を回避し、針の供給を1本ずつ確実にかつ自動的に行うことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における針供給装置の平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 (a)は上記針供給装置に設けられた第1選別部において針の重心が狭小通路上に位置する状態でこの狭小通路を上記針が通過する状態を示す斜視図、(b)は上記針供給装置において針の重心が狭小通路から逸脱してこの針が狭小通路から滑り落ちる状態を示す斜視図である。
【図4】 (a)は上記針供給装置において針の重心が狭小通路上に位置している状態を示す平面図、(b)は上記針供給装置において針の重心が狭小通路から逸脱している状態を示す平面図である。
【図5】 上記針供給装置に設けられた第2選別部を示す斜視図である。
【図6】 上記第2選別部を針が正常な状態で通過する様子を示す断面平面図である。
【図7】 (a)は上記第2選別部における仕切り壁の貫通孔を針が通過して反転する様子を示す断面平面図、(b)は上記第2選別部における下流側通路の通路形成壁の貫通孔を針が通過して排除される様子を示す断面平面図である。
【図8】 上記針供給装置に設けられた第3選別部を示す斜視図である。
【図9】 上記第3選別部を示す正面図である。
【図10】 図9のB−B線断面図である。
【図11】 (a)(b)は先端が前を向いている針が上記第3選別部を通過している様子を示す正面図である。
【図12】 (a)(b)は後端が前を向いている針が上記第3選別部に至る様子を示す正面図である。
【図13】 第2の実施の形態における第3選別部を示す斜視図である。
【図14】 上記第3選別部を示す正面図である。
【図15】 図14のC−C線断面図である。
【図16】 先端が前を向いている針が上記第3選別部を通過している様子を示す正面図である。
【図17】 (a)は後端が前を向いている針が上記第3選別部の窪みに嵌まり込む様子を示す正面図、(b)はその様子を示す断面図である。
【図18】 上記針供給装置を備えた針付縫合糸の製造装置の全体斜視図である。
【符号の説明】
2 針供給装置
4 針搬送装置(針搬出手段)
32 通路形成部材
34 回転振動装置(針移送手段)
42 針収容部
44 上流側通路
44a 狭小通路
46 下流側通路
48 第1選別部(左右選別部)
50 第2選別部(左右選別部)
52 第3選別部(前後選別部)
54 傾斜部
56 仕切り壁
57,58 貫通孔
62 下流側通路の底壁
64 下流側通路の側壁
66 貫通孔
68 窪み(穴)
70 貫通孔(穴)
78 針検知センサ(針検知手段)
80 制御装置(移送制御手段)
N 針
a 狭小通路の幅寸法
b 貫通孔の幅寸法
c 通路底壁の幅寸法

Claims (10)

  1. 湾曲した複数本の針を収容し、これらの針を1本ずつ所定の向きで所定の位置へ供給するための針供給装置であって、上記針を収容する針収容部と針排出部と上記針収容部から針排出部に至る針通路とを形成する通路形成部材と、この通路形成部材を振動させることにより上記針収容部内の針を上記針通路を通じて針排出部へ移動させる針移送手段と、上記針通路の途中に設けられ、中間部分が予め設定された側に湾曲している針のみその姿勢での通過を許容する左右選別部とを備え、この左右選別部として、通路側壁に設けられて上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔を有し、上記針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針を上記貫通孔を通じて通路外へ排除し、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針をそのまま通過させるものを含むことを特徴とする針供給装置。
  2. 湾曲した複数本の針を収容し、これらの針を1本ずつ所定の向きで所定の位置へ供給するための針供給装置であって、上記針を収容する針収容部と針排出部と上記針収容部から針排出部に至る針通路とを形成する通路形成部材と、この通路形成部材を振動させることにより上記針収容部内の針を上記針通路を通じて針排出部へ移動させる針移送手段と、上記針通路の途中に設けられ、中間部分が予め設定された側に湾曲している針のみその姿勢での通過を許容する左右選別部とを備え、この左右選別部として、上記針通路を針移動方向と直交する方向に区画して一方を上記針収容部に通ずる上流側通路とし他方を上記針排出部に通ずる下流側通路とする仕切り壁を有し、かつ、この仕切り壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔が設けられたものを含み、上記上流側通路を通る針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が貫通孔を通過しながら略180°反転して下流側通路に至り、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのままの向きで上記仕切り壁の先端よりも先方の上記上流側通路と上記下流側通路とが径方向に連通されている部分を通って上記下流側通路に至るように構成されていることを特徴とする針供給装置。
  3. 請求項2記載の針供給装置において、上記下流側通路の側壁に上記針の先端もしくは後端が侵入可能でかつ上記針の中間部分が侵入不能な幅寸法をもつ貫通孔が設けられ、この下流側通路を通る針の先端もしくは後端が上記貫通孔に侵入した場合にはこの針が上記貫通孔を通じて通路外へ排除され、上記針が上記貫通孔に侵入しない場合にはこの針がそのままの向きで上記仕切り壁の先端よりも先方の上記上流側通路と上記下流側通路とが径方向に連通されている部分を通って上記下流側通路に至るように構成されていることを特徴とする針供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の針供給装置において、上記左右選別部として、さらに、針移動方向と直交する方向の針寸法よりも狭い寸法をもつ狭小通路を有し、中間部分が狭小通路上に位置する向きで移動する針はその重心が狭小通路上に位置し、中間部分が上記狭小通路から側方へ外れる向きで移動する針はその重心が狭小通路から側方に外れるように上記狭小通路の幅寸法が設定されたものを含むことを特徴とする針供給装置。
  5. 請求項記載の針供給装置において、上記狭小通路が上記針収容部よりも高い位置に設けられ、上記狭小通路と隣接する位置にこの狭小通路から脱落した針を上記針収容部側へ案内する傾斜部が設けられていることを特徴とする針供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の針供給装置において、先端、後端のうち予め設定された端が前を向いて移動している針のみその通過を許容する前後選別部を備え、この前後選別部は、底壁と、この底壁とともに針通路を構成し、この底壁から立ち上がって針を傾斜状態で支持する側壁とを有し、この側壁に上記底壁上面もしくはその近傍位置から所定の高さ位置にまで至る穴が設けられたものであり、かつ、上記底壁上面に中間部分が接触しかつ先端が前を向く状態で上記底壁上を移動する針はその先端が上記穴よりも上方の側壁部分に接触しながらそのまま通過し、それ以外の針は上記穴に入り込ん で通路外へ排除されるように上記穴の高さ寸法及び形状が設定されたものであることを特徴とする針供給装置。
  7. 請求項6記載の針供給装置において、上記穴は、上記側壁を貫通する貫通穴であり、この貫通穴に前端が入り込んだ針がこの貫通穴を通じて底壁上から脱落するものであることを特徴とする針供給装置。
  8. 請求項記載の針供給装置において、上記穴に針が入り込むことによりこの針の重心が上記底壁から上記側壁と反対の側へ外れるように上記底壁の幅寸法が設定されていることを特徴とする針供給装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の針供給装置において、上記針通路は略渦巻状であり、その中心部、外周部のいずれか一方に上記針収容部が配され、他方に上記針排出部が配されていることを特徴とする針供給装置。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の針供給装置において、上記針排出部に排出された針を検知する針検知手段と、この針検知手段により針が検知された時に上記針移送手段の作動を一時停止させる移送制御手段とを備えたことを特徴とする針供給装置。
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