JPH08336342A - 真珠核の製造方法 - Google Patents

真珠核の製造方法

Info

Publication number
JPH08336342A
JPH08336342A JP7170133A JP17013395A JPH08336342A JP H08336342 A JPH08336342 A JP H08336342A JP 7170133 A JP7170133 A JP 7170133A JP 17013395 A JP17013395 A JP 17013395A JP H08336342 A JPH08336342 A JP H08336342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pearl
semi
nucleus
pearl nucleus
powdery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7170133A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Toyoda
田 秀 利 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO K
TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO KK
Original Assignee
TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO K
TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO K, TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO KK filed Critical TOYODA SHINJIYUKAKU KOGYOSHO K
Priority to JP7170133A priority Critical patent/JPH08336342A/ja
Publication of JPH08336342A publication Critical patent/JPH08336342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定量の原貝から従来の方法よりも多くの真
珠核を製造できる真珠核の製造方法を提供する。 【構成】 ヒビ玉を粉砕して、第1の粉状体を得る。そ
して、エンバンペケ,ゴロペケ,ロールペケのうちいず
れか1種類を核として、第1の粉状体をコーティングす
る。さらに、第1の粉状体をコーティングした核を加圧
して、半焼物状体を得る。半焼物状体を規格サイズまで
削り、真珠核を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は真珠核の製造方法に関
し、特にたとえば、真珠を製造するために用いられる真
珠核の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は真珠1を示す断面図である。真珠
1は球状の真珠核2を含む。真珠核2の周囲は、中空球
状の真珠層3で覆われる。真珠は、本来天然産のものの
みであったが、現在では、人工的に養殖によって製造さ
れている。真珠の養殖では、アコヤ貝等の貝の殻の内面
に真珠核を挿入し、真珠層を成長させることによって、
真珠が製造される。
【0003】このように真珠の養殖に用いられる真珠核
は、一般的にドブ貝等の貝殻から作られる。ドブ貝等の
原貝1トンに対しては、製品30kg,半製品100k
g,半貝500kgが採取される。ここで、「製品」と
は、製品となる真珠核である。また、「半製品」とは、
ヒビ玉(製品ペケ),エンバンペケ,ゴロペケ,ロール
ペケ,シミ玉をいう。「半貝」は、用途がないため捨て
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように原貝から
「製品」として作られる真珠核に対して、他の製造方法
によって、真珠核を製造しようという試みは以前からあ
った。セラミック製の真珠核について研究されたことが
あったが、製造費用が高かった。また、セラミック製の
真珠核は、貝殻から作られる真珠核と、重さや堅さが異
なり、製品として不適当であった。他の製造方法によっ
て作られる真珠核は、原貝から「製品」として作られる
真珠核と比較して、見た目,重さ,比重,弾力性が同じ
で、穴を開ける加工処理がしやすいことが必要とされ、
その表面は、つやがあって、平滑であるのが好ましい。
なお、穴を開ける加工処理とは、たとえば1mmのテン
ガロン針で穴を開ける処理をいう。上記のセラミック製
の真珠核は、1mmのテンガロン針で穴を開けられな
い。
【0005】上述のように、真珠核は、貝殻から作られ
るが、原貝1トンに対して、製品30kg,半製品10
0kg,半貝500kgが採取される。ここで、「半製
品」とは、ヒビ玉,エンバンペケ,ゴロペケ,ロールペ
ケ,シミ玉をいうが、従来では、これらの「半製品」
は、「製品」としての真珠核に利用できなかった。ヒビ
玉は、たとえばイミテーションの真珠用に用いられ、エ
ンバンペケ,ゴロペケは、より小さい規格の真珠核とし
て用いられてきた。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、一
定量の原貝から従来の方法よりも多くの真珠核を製造で
きる真珠核の製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ヒビ玉を
粉砕して、第1の粉状体を得る工程と、エンバンペケ,
ゴロペケ,ロールペケのうちいずれか1種類を核とし
て、第1の粉状体をコーティングする工程と、第1の粉
状体をコーティングした核を加圧して、半焼物状体を得
る工程と、半焼物状体を規格サイズまで削り、真珠核を
得る工程とを含む、真珠核の製造方法である。第2の発
明は、原貝全体を粉砕して、第2の粉状体を得る工程
と、エンバンペケ,ゴロペケ,ロールペケのうちいずれ
か1種類を核として、第2の粉状体をコーティングする
工程と、第2の粉状体をコーティングした核を加圧し
て、半焼物状体を得る工程と、半焼物状体を規格サイズ
まで削り、真珠核を得る工程とを含む、真珠核の製造方
法である。第3の発明は、ヒビ玉を粉砕して、第1の粉
状体を得る工程と、第1の粉状体を成形し、加圧して、
半焼物状体を得る工程と、半焼物状体を規格サイズまで
削り、真珠核を得る工程を含む、真珠核の製造方法であ
る。第4の発明は、原貝全体を粉砕して、第2の粉状体
を得る工程と、第2の粉状体を成形し、加圧して、半焼
物状体を得る工程と、半焼物状体を規格サイズまで削
り、真珠核を得る工程とを含む、真珠核の製造方法であ
る。
【0008】
【作用】請求項1,請求項2および請求項3に係る発明
によれば、従来「製品」としての真珠核に利用できなか
った「半製品」を用いて「製品」としての真珠核を製造
することができる。また、請求項2および請求項4に係
る発明によれば、原貝全体を有効に利用して、真珠核を
製造することができる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、一定量の原貝から従
来の方法よりも多くの真珠核を製造できるので、真珠核
を安価に製造することができる。特に、原貝の価格が上
昇する傾向にあるので、一定量の原貝から従来の方法よ
りも多くの真珠核を製造できる本発明の効果は大きい。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、以下の実施例の詳細な説明から一層明
らかとなろう。
【0011】
【実施例】「従来の技術」で述べたように、ドブ貝等の
原貝1トンに対しては、製品30kg,半製品100k
g,半貝500kgが採取される。ここで、「製品」と
は、製品となる真珠核である。また、「半製品」とは、
ヒビ玉,エンバンペケ,ゴロペケ,ロールペケ,シミ玉
をいう。「半貝」は、用途がないため捨てられる。
【0012】(実施例1)まず、ヒビ玉を粉砕して、第
1の粉状体を得る。次に、エンバンペケ,ゴロペケ,ロ
ールペケのうちいずれか1種類を核として、前記第1の
粉状体を接着剤でコーティングする。このコーティング
の際に、真空蒸着を行ってもよい。この第1の粉状体を
コーティングした核を加圧して、接着剤をとばして、半
焼物状体を得る。この半焼物状体を研磨機で規格サイズ
まで削り、真珠核が得られる。
【0013】(実施例2)まず、原貝全体を粉砕して、
第2の粉状体を得る。次に、エンバンペケ,ゴロペケ,
ロールペケのうちいずれか1種類を核として、前記第2
の粉状体を接着剤でコーティングする。このコーティン
グの際に、真空蒸着を行ってもよい。この第2の粉状体
をコーティングした核を加圧して、接着剤をとばして、
半焼物状体を得る。この半焼物状体を研磨機で規格サイ
ズまで削り、真珠核が得られる。
【0014】(実施例3)まず、ヒビ玉を粉砕して、第
1の粉状体を得る。次に、第1の粉状体を球状またはサ
イコロ状に成形し、加圧して、半焼物状体を得る。この
半焼物状体を研磨機で規格サイズまで削り、真珠核が得
られる。
【0015】(実施例4)まず、原貝全体を粉砕して、
第2の粉状体を得る。次に、第2の粉状体を球状または
サイコロ状に成形し、加圧して、半焼物状体を得る。こ
の半焼物状体を研磨機で規格サイズまで削り、真珠核が
得られる。
【0016】なお、実施例1〜4で得られる真珠核につ
いては、(希塩酸鉄液:湯=1:30,温度60〜80
℃)の溶液に浸して、艶出しを行う。また、実施例1お
よび実施例2で用いられる接着剤としては、たとえば、
(株)旭化成製の蟹の甲羅内の「キチン」という成分を
用いて作られる接着剤が用いられる。また、接着剤とし
て、無機系の接着剤を用いてもよい。実施例1〜4で得
られる真珠核は、原貝から「製品」として作られる真珠
核と比較して、見た目,重さ,比重,弾力性が同じで、
穴を開ける加工処理がしやすくその表面は、つやがあっ
て、平滑である。
【0017】真珠が製造される加工工程での真珠核が満
たすべき性質について述べる。かかる加工工程では、真
珠は、メチルアルコール・水・過酸化水素水3%以内程
度の薬品で、PH7.3〜8.5程度で漂白される。こ
のとき、真珠は、常温で約120日、薬品の液に浸さ
れ、薬品の液は、4日ごとに交換される。また、真珠の
乾燥・塗色工程では、真珠は、45℃以内で10時間加
熱される。したがって、真珠核は、かかる真珠の加工工
程での処理に耐えられなければならない。実施例1〜4
で得られる真珠核は、かかる真珠の加工工程での処理に
耐えられるものである。
【0018】従来の方法によれば、原貝1トンに対し
て、「製品」としての真珠核が30kgしか得られなか
ったのに対し、実施例1,実施例2および実施例3の真
珠核の製造方法によれば、従来「製品」としての真珠核
に利用できなかった「半製品」を用いて「製品」として
の真珠核を製造することができる。また、実施例2およ
び実施例4の原貝全体を粉砕した粉状体を用いる真珠核
の製造方法によれば、原貝全体を有効に利用して、真珠
核を製造することができる。すなわち、この発明によれ
ば、一定量の原貝から従来の方法よりも多くの真珠核を
製造できるので、真珠核を安価に製造することができ
る。特に、原貝の価格が上昇する傾向にあるので、一定
量の原貝から従来の方法よりも多くの真珠核を製造でき
る本発明の効果は大きい。
【0019】なお、実施例1および実施例2では、エン
バンペケ,ゴロペケ,ロールペケのうちいずれか1種類
を核として用いたが、シミ玉を核として用いることも可
能であると考えられる。ただし、シミ玉を核として用い
た場合、シミが真珠核の表面にうつる可能性が大きいの
で、コーティングの厚みを工夫する必要があると考えら
れる。また、シミ玉のシミ抜きを行ってから、シミ玉を
核として用いてもよいと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】真珠を示す断面図である。
【符号の説明】
1 真珠 2 真珠核

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒビ玉を粉砕して、第1の粉状体を得る
    工程、 エンバンペケ,ゴロペケ,ロールペケのうちいずれか1
    種類を核として、前記第1の粉状体をコーティングする
    工程、 前記第1の粉状体をコーティングした前記核を加圧し
    て、半焼物状体を得る工程、および前記半焼物状体を規
    格サイズまで削り、真珠核を得る工程を含む、真珠核の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 原貝全体を粉砕して、第2の粉状体を得
    る工程、 エンバンペケ,ゴロペケ,ロールペケのうちいずれか1
    種類を核として、前記第2の粉状体をコーティングする
    工程、 前記第2の粉状体をコーティングした前記核を加圧し
    て、半焼物状体を得る工程、および前記半焼物状体を規
    格サイズまで削り、真珠核を得る工程を含む、真珠核の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 ヒビ玉を粉砕して、第1の粉状体を得る
    工程、 前記第1の粉状体を成形し、加圧して、半焼物状体を得
    る工程、および前記半焼物状体を規格サイズまで削り、
    真珠核を得る工程を含む、真珠核の製造方法。
  4. 【請求項4】 原貝全体を粉砕して、第2の粉状体を得
    る工程、 前記第2の粉状体を成形し、加圧して、半焼物状体を得
    る工程、および前記半焼物状体を規格サイズまで削り、
    真珠核を得る工程を含む、真珠核の製造方法。
JP7170133A 1995-06-12 1995-06-12 真珠核の製造方法 Pending JPH08336342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170133A JPH08336342A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 真珠核の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170133A JPH08336342A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 真珠核の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08336342A true JPH08336342A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15899277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7170133A Pending JPH08336342A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 真珠核の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08336342A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197905A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Univ Nihon 真珠核の再生方法及び装置
WO2012073226A2 (en) * 2010-12-02 2012-06-07 Pt. Selat Alas Process to produce cultured pearl product through transplantation by using natural pearl nucleus waste
CN103098740A (zh) * 2013-03-13 2013-05-15 广东海洋大学 一种利用失衡丽蚌贝壳制备珠核的方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197905A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Univ Nihon 真珠核の再生方法及び装置
JP4604171B2 (ja) * 2005-01-24 2010-12-22 学校法人日本大学 真珠核の再生方法及び装置
WO2012073226A2 (en) * 2010-12-02 2012-06-07 Pt. Selat Alas Process to produce cultured pearl product through transplantation by using natural pearl nucleus waste
WO2012073226A3 (en) * 2010-12-02 2012-10-04 Pt. Selat Alas Process to produce cultured pearl product through transplantation by using natural pearl nucleus waste
CN103098740A (zh) * 2013-03-13 2013-05-15 广东海洋大学 一种利用失衡丽蚌贝壳制备珠核的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU228484B1 (en) A highly purified biogenic silica product
CN108217776A (zh) 一种用于处理化学污染的水源的药剂及其制备方法
JPH08336342A (ja) 真珠核の製造方法
CN108821725B (zh) 一种石膏仿玉制品及其制备方法
CN103314911A (zh) 一种天然海水珍珠的培育方法
CN1919624B (zh) 利用水生动物肢体制作装饰画的工艺
JP2724379B2 (ja) 真珠養殖用の核及びその製造方法
Brannt The techno-chemical receipt book
CN102869245A (zh) 通过移植法使用天然珍珠核废料生产养殖珍珠产品的方法
KR20140005777U (ko) 굴양식용 인공 종패각
CN108944238A (zh) 琉璃与葫芦的结合方法
WO1986006250A1 (en) Process for culturing colored pearl
CN101268855B (zh) 一种食用保健胶含锭的成型方法
JPH04325040A (ja) 真珠核材の製造方法
JP2006314225A (ja) 果肉加工食品
JPH07163266A (ja) 真珠核及びその製造方法
JPH1199800A (ja) 人造真珠の製造方法
JP2008054656A (ja) 焼酎用麹菌株の選択法及び選択キット
KR20090119389A (ko) 진주분말과 칼슘분말을 이용한 양식 진주핵의 제조방법
JP2859723B2 (ja) 人工真珠核の製造方法
JP2988053B2 (ja) 養殖真珠用核
CN106363753A (zh) 不易变形的竹根雕制作方法
JP2024030385A (ja) コロイド結晶構造体、可食性装飾体、及びコロイド結晶構造体の製造方法
KR20020048167A (ko) 인삼 초콜릿의 조성물과 그 제조 방법 및 그에 의한 인삼초콜릿
KR19980069688A (ko) 진주핵