JPH08336087A - テレビジョン信号受信装置 - Google Patents

テレビジョン信号受信装置

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JPH08336087A
JPH08336087A JP7140757A JP14075795A JPH08336087A JP H08336087 A JPH08336087 A JP H08336087A JP 7140757 A JP7140757 A JP 7140757A JP 14075795 A JP14075795 A JP 14075795A JP H08336087 A JPH08336087 A JP H08336087A
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JP
Japan
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control information
television signal
channel
multiplexed
microcomputer
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JP7140757A
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English (en)
Inventor
Hideo Shigihara
秀郎 鴫原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、制御情報を確実に受信することが
でき、しかも低消費電力で熱の発生も抑えることのでき
るテレビジョン信号受信装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】受信側を制御するための制御情報が多重化され
たテレビジョン信号を受信し、該テレビジョン信号に多
重化された制御情報に基づいて動作が制御されるテレビ
ジョン信号受信装置において、電源スイッチがオフされ
た状態で、制御情報がテレビジョン信号に多重化されて
いるチャンネルを選局する選局手段と、この選局手段で
選局されたチャンネルから制御情報が得られた状態で、
選局手段に対する電力供給を遮断する制御手段とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばCATV(Ca
ble Television)放送システム等のような加入者テレビ
ジョン放送システムの受信端末として使用されるテレビ
ジョン信号受信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、首記の如き加入者テレビ
ジョン放送システムにあっては、放送局側から各加入者
の受信端末に対して、映像信号や音声信号を含むテレビ
ジョン信号を送信するだけでなく、受信端末を制御する
ための制御情報を送信する必要がある。この場合、テレ
ビジョン信号と制御情報とを別個の伝送線路によってそ
れぞれ独立に送信するアウトバンド制御と、制御情報を
テレビジョン信号に多重化して共通の伝送線路によって
送信するインバンド制御とがある。
【0003】このうち、インバンド制御は、アウトバン
ド制御に比べて特に独立した伝送線路を必要とせず実用
的であるため、今後、実施される可能性が非常に高くな
っている。ところが、インバンド制御において、制御情
報は、全てのチャンネルのテレビジョン信号に常時多重
されて送信されるわけではない。例えば制御情報がテレ
ビジョン信号に多重化されて送信されるチャンネルもあ
り、制御情報が全くテレビジョン信号に多重化されない
チャンネルもある。また、制御情報がテレビジョン信号
に多重化されて送信されるチャンネルであっても、その
制御情報は、一定または不定期で間欠的に送信されるも
のもある。
【0004】このため、従来の受信端末では、使用者に
よって制御情報を含まないチャンネルが選択されている
とき以外、特に、受信端末の電源スイッチがオフにされ
たときに、自動的に制御情報を含むチャンネルを常に受
信するように制御にすることで、最新の制御情報が得ら
れるようにしている。しかしながら、制御情報を含むチ
ャンネルを常に受信しておくということは、受信端末の
大部分の回路に常時電力を供給し続けるということであ
るため、電力消費量が多くなり経済的な不利を招くとと
もに、発熱に対する対策も施す必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、加入者
テレビジョン放送システムに使用される従来の受信端末
では、制御情報を含むチャンネルを常に受信しておくた
めに、消費電力の増大や発熱等の不所望な事態を招くと
いう問題を有している。
【0006】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、制御情報を確実に受信することができ、
しかも低消費電力で熱の発生も抑えることのできる極め
て良好なテレビジョン信号受信装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るテレビジ
ョン信号受信装置は、受信側を制御するための制御情報
が多重化されたテレビジョン信号を受信し、該テレビジ
ョン信号に多重化された制御情報に基づいて動作が制御
されるものを対象としている。そして、電源スイッチが
オフされた状態で、制御情報がテレビジョン信号に多重
化されているチャンネルを選局する選局手段と、この選
局手段で選局されたチャンネルから制御情報が得られた
状態で、選局手段に対する電力供給を遮断する制御手段
とを備えるようにしたものである。
【0008】
【作用】上記のような構成によれば、電源スイッチがオ
フされた状態で、制御情報がテレビジョン信号に多重化
されているチャンネルを選局し、この選局されたチャン
ネルから制御情報が得られた状態で、選局手段に対する
電力供給を遮断するようにしたので、制御情報を確実に
受信することができ、しかも低消費電力で熱の発生も抑
えることができるようになる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、この実施例で説明する
CATV放送システムの概略を示している。すなわち、
図1において、符号11はセンター装置であり、複数種
類のテレビジョン信号を発生するビデオソース12を備
えている。
【0010】このビデオソース12から出力される各テ
レビジョン信号は、変調装置13に供給されて複数の変
調回路131 ,……,13n によりそれぞれ変調処理が
施されるとともに、スクランブル変調装置14に供給さ
れて複数のスクランブルエンコーダ141 ,……,14
m によりそれぞれスクランブル処理及び変調処理が施さ
れる。
【0011】これら変調装置13の出力とスクランブル
変調装置14の出力とは、多重化装置15によって多重
化されネットワークに送出される。このネットワークと
しては、伝送線路16に複数(図示の場合は1つ)の受
信端末17がマルチポイントに接続されている。この受
信端末17には、テレビジョン受信機18が接続されて
いる。そして、上記ビデオソース12及びスクランブル
変調装置14は、センター装置11内のコンピュータ装
置19によって制御されている。
【0012】また、このコンピュータ装置19は、ネッ
トワークに送出するための制御情報を生成し、スクラン
ブル変調装置14に出力している。このため、変調装置
13から出力されるテレビジョン信号や、スクランブル
変調装置14から出力されるスクランブル処理されたテ
レビジョン信号に、スクランブル処理された制御情報が
多重化されて、受信端末17に送出されることが可能に
なる。
【0013】ここで、上記コンピュータ装置19から出
力される制御情報は、図2(a)にデータラインとして
示すように、垂直帰線期間におけるテレビジョン信号に
多重化される。この制御情報は、図2(b)に示すよう
に、データ同期信号部分と、データパケット種別データ
部分と、制御データ部分と、チェック符号部分とから構
成されている。そして、制御情報の内容としては、図2
(c)に示すように、共通情報としてチャンネル番号、
選局周波数及び現在時刻等があり、個別情報として個別
宛先、チャンネル番号及び選局許可条件等がある。
【0014】次に、図3は、上記受信端末17の詳細を
示している。すなわち、図3において、符号20は入力
端子で、センター装置11から送出されるテレビジョン
信号が供給されている。この入力端子20に供給された
テレビジョン信号は、チューナ21に供給されて選局回
路22の指示に基づいてチャンネル選局が行なわれた
後、音声復調回路23及び映像復調回路24にそれぞれ
供給される。
【0015】このうち、音声復調回路23は、入力され
たテレビジョン信号中の音声成分を復調して、RF(Ra
dio Frequency )モジュレータ回路25に出力してい
る。また、上記映像復調回路24は、入力されたテレビ
ジョン信号中の映像成分を復調して、制御情報抽出回路
26及び映像デスクランブル回路27にそれぞれ出力し
ている。
【0016】この場合、まず、制御情報抽出回路26
は、入力された映像信号中から制御情報を抽出してマイ
クロコンピュータ28に出力している。このマイクロコ
ンピュータ28は、入力された制御情報を解読しその解
読結果に基づいて映像デスクランブル回路27を制御す
る。このため、映像デスクランブル回路27は、入力さ
れた映像信号にマイクロコンピュータ28の指示に基づ
いてデスクランブル処理を施し、RFモジュレータ回路
25に出力している。
【0017】このRFモジュレータ回路25は、音声復
調回路23から出力された音声信号と、映像復調回路2
4から出力された映像信号とを合成し、出力端子29を
介して上記テレビジョン受信機18に出力している。ま
た、このRFモジュレータ回路25は、マイクロコンピ
ュータ28からの指示に基づいて、音声信号と映像信号
との合成信号を、出力端子29に出力することつまりテ
レビジョン受信機18に出力することを遮断する機能も
有している。
【0018】ここで、マイクロコンピュータ28には、
入力回路30を介して図示しないキーボードやリモート
コントロール操作部等からの操作情報が入力されるよう
になっている。このため、加入者が所望のチャンネルを
選局操作すると、その操作情報がマイクロコンピュータ
28で解析されて選局回路22に供給される。このた
め、選局回路22が、その指定されたチャンネルを選局
するようにチューナ21を制御することになる。また、
マイクロコンピュータ28には、表示器31が接続され
ており、操作情報や受信端末17の動作状態等が表示さ
れるようになっている。
【0019】次に、図3において、符号32は電源端子
で、外部からの交流商用電力が供給されている。この電
源端子32に供給された交流商用電力は、電源回路33
に供給されて所定の電圧に変換された後、マイクロコン
ピュータ28に電源電圧として印加される。また、電源
回路33から出力される電圧は、マイクロコンピュータ
28によってオン・オフ制御されるスイッチ34を介し
て、チューナ21,選局回路22,音声復調回路23,
映像復調回路24,RFモジュレータ回路25,制御情
報抽出回路26,映像デスクランブル回路27,入力回
路30及び表示器31等の内部回路に、それぞれ電源電
圧として印加される。
【0020】上記のような構成において、図4に示すフ
ローチャートを参照して、その動作について説明する。
まず、ステップS1で、加入者によって受信端末17の
図示しない電源スイッチがオフされると、マイクロコン
ピュータ28は、ステップS2で、RFモジュレータ回
路25を遮断状態とし音声と映像との合成信号がテレビ
ジョン受信機18に供給されないようにするとともに、
表示器31の表示を全て消灯させる。
【0021】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS3で、制御情報が伝送されるチャンネルを選局
するように選局回路22を制御し、ステップS4で、制
御情報が受信されるのを待って、ステップS5で、スイ
ッチ34をオフ状態に切り替え、上記内部回路への電源
電圧の印加を停止させる。そして、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS6で、電源スイッチがオンされた
か否かを判別し、オンされた(YES)と判断された場
合、ステップS7で、通常の受信処理を実行する。
【0022】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、電源スイッチがオフされたとき、制御情報が伝送
されるチャンネルの受信状態となり、この状態で制御情
報が受信された後は、マイクロコンピュータ28以外の
内部回路に対する電源供給を停止させるようにしたの
で、制御情報を確実に受信し、しかも消費電力を低くし
て熱の発生も抑えることができるようになる。
【0023】次に、図5は、この発明の第2の実施例を
説明するためのフローチャートである。まず、ステップ
S8で、加入者によって受信端末17の図示しない電源
スイッチがオフされると、前述したように、マイクロコ
ンピュータ28は、ステップS9で、RFモジュレータ
回路25を遮断状態とし音声と映像との合成信号がテレ
ビジョン受信機18に供給されないようにするととも
に、表示器31の表示を全て消灯させる。
【0024】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS10で、制御情報が伝送されるチャンネルを選
局するように選局回路22を制御し、ステップS11
で、内蔵された図示しないタイマーをセットして時間の
計測を実行する。そして、マイクロコンピュータ28
は、ステップS12で、制御情報が受信されたか否かを
判別し、受信されていない(NO)と判断された場合、
ステップS13で、タイマーが所定時間を計測したか否
か、つまりオーバーフローになったか否かを判別する。
【0025】ここで、タイマーがオーバーフローしてい
ない(NO)と判断された場合、マイクロコンピュータ
28は、ステップS12の処理に戻される。また、タイ
マーがオーバーフローした(YES)と判断された場
合、つまり、現在選局しているチャンネルで所定時間内
に制御情報が得られなかった場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS14で、別のチャンネルを選局す
るように選局回路22を制御して、ステップS11の処
理に戻される。
【0026】一方、ステップS12で制御情報が受信さ
れた(YES)と判断された場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS15で、スイッチ34をオフ状態
に切り替え、上記内部回路への電源電圧の印加を停止さ
せる。そして、マイクロコンピュータ28は、ステップ
S16で、電源スイッチがオンされたか否かを判別し、
オンされた(YES)と判断された場合、ステップS1
7で、通常の受信処理を実行する。
【0027】したがって、上記第2の実施例のような構
成によれば、電源スイッチがオフされたとき、制御情報
が伝送されるチャンネルの受信状態となり、この状態で
所定時間以上制御信号が受信されない場合、別のチャン
ネルを選局するようにしたので、制御情報を確実に受信
することができるようになる。
【0028】次に、図6は、この発明の第3の実施例を
説明するためのフローチャートである。まず、ステップ
S18で、加入者によって受信端末17の図示しない電
源スイッチがオフされると、前述したように、マイクロ
コンピュータ28は、ステップS19で、RFモジュレ
ータ回路25を遮断状態とし音声と映像との合成信号が
テレビジョン受信機18に供給されないようにするとと
もに、表示器31の表示を全て消灯させる。
【0029】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS20で、制御情報が伝送されるチャンネルを選
局するように選局回路22を制御し、ステップS21
で、内蔵された図示しないタイマーをセットして時間の
計測を実行する。そして、マイクロコンピュータ28
は、ステップS22で、制御情報が受信されたか否かを
判別し、受信されていない(NO)と判断された場合、
ステップS23で、タイマーが所定時間を計測したか否
か、つまりオーバーフローになったか否かを判別する。
【0030】ここで、タイマーがオーバーフローしてい
ない(NO)と判断された場合、マイクロコンピュータ
28は、ステップS22の処理に戻される。また、タイ
マーがオーバーフローした(YES)と判断された場
合、つまり、現在選局しているチャンネルで所定時間内
に制御情報が得られなかった場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS24で、予め設定された順序に基
づいて次のチャンネルを選局するように選局回路22を
制御して、ステップS21の処理に戻される。
【0031】一方、ステップS22で制御情報が受信さ
れた(YES)と判断された場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS25で、スイッチ34をオフ状態
に切り替え、上記内部回路への電源電圧の印加を停止さ
せる。そして、マイクロコンピュータ28は、ステップ
S26で、電源スイッチがオンされたか否かを判別し、
オンされた(YES)と判断された場合、ステップS2
7で、通常の受信処理を実行する。
【0032】したがって、上記第3の実施例のような構
成によれば、電源スイッチがオフされたとき、制御情報
が伝送されるチャンネルの受信状態となり、この状態で
所定時間以上制御信号が受信されない場合、予め設定さ
れた順序に基づいて次のチャンネルを選局するようにし
たので、やはり、制御情報を確実に受信することができ
るようになる。
【0033】次に、図7は、この発明の第4の実施例を
説明するためのフローチャートである。まず、ステップ
S28で、加入者によって受信端末17の図示しない電
源スイッチがオフされると、前述したように、マイクロ
コンピュータ28は、ステップS29で、RFモジュレ
ータ回路25を遮断状態とし音声と映像との合成信号が
テレビジョン受信機18に供給されないようにするとと
もに、表示器31の表示を全て消灯させる。
【0034】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS30で、制御情報が伝送されるチャンネルを選
局するように選局回路22を制御し、ステップS31
で、内蔵された図示しない第1のタイマーをセットして
時間の計測を実行し、引き続き、ステップS32で、内
蔵された図示しない第2のタイマーをセットして時間の
計測を実行する。
【0035】そして、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS33で、制御情報が受信されたか否かを判別
し、受信されていない(NO)と判断された場合、ステ
ップS34で、第2のタイマーが所定時間を計測したか
否か、つまりオーバーフローになったか否かを判別す
る。
【0036】ここで、第2のタイマーがオーバーフロー
していない(NO)と判断された場合、マイクロコンピ
ュータ28は、ステップS33の処理に戻される。ま
た、第2のタイマーがオーバーフローした(YES)と
判断された場合、つまり、現在選局しているチャンネル
で所定時間内に制御情報が得られなかった場合、マイク
ロコンピュータ28は、ステップS35で、別のチャン
ネルを選局するように選局回路22を制御して、ステッ
プS32の処理に戻される。
【0037】一方、ステップS33で制御情報が受信さ
れた(YES)と判断された場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS36で、スイッチ34をオフ状態
に切り替え、上記内部回路への電源電圧の印加を停止さ
せる。そして、マイクロコンピュータ28は、ステップ
S37で、第1のタイマーが所定時間を計測したか否
か、つまりオーバーフローになったか否かを判別し、オ
ーバーフローした(YES)と判断された場合、ステッ
プS38で、スイッチ34をオン状態に切り替え、上記
内部回路への電源電圧の印加を開始させた後、ステップ
S30の処理に戻される。
【0038】また、ステップS37で第1のタイマーが
オーバーフローしていない(NO)と判断された場合、
マイクロコンピュータ28は、ステップS39で、電源
スイッチがオンされたか否かを判別し、オンされた(Y
ES)と判断された場合、ステップS40で、通常の受
信処理を実行する。
【0039】したがって、上記第4の実施例のような構
成によれば、電源スイッチがオフされ制御情報が受信さ
れて内部回路への電源電圧の印加が停止された状態で
も、第1のタイマーが所定時間を計測することにより、
所定時間経過後に内部回路に再度自動的に電源電圧が印
加されて制御情報を受信し得る状態になるので、制御情
報が一定期間毎に更新されても十分に対処することがで
きるようになる。
【0040】次に、図8は、この発明の第5の実施例を
説明するためのフローチャートである。この第5の実施
例では、センター装置11から送出される制御情報内
に、今後の制御情報がいつ送られるかを記した制御情報
伝送スケジュールを示すデータが含まれている場合を対
象としている。
【0041】まず、ステップS41で、加入者によって
受信端末17の図示しない電源スイッチがオフされる
と、前述したように、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS42で、RFモジュレータ回路25を遮断状態
とし音声と映像との合成信号がテレビジョン受信機18
に供給されないようにするとともに、表示器31の表示
を全て消灯させる。
【0042】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS43で、制御情報が伝送されるチャンネルを選
局するように選局回路22を制御し、ステップS44
で、内蔵された図示しないタイマーをセットして時間の
計測を実行する。そして、マイクロコンピュータ28
は、ステップS45で、制御情報が受信されたか否かを
判別し、受信されていない(NO)と判断された場合、
ステップS46で、タイマーが所定時間を計測したか否
か、つまりオーバーフローになったか否かを判別する。
【0043】ここで、タイマーがオーバーフローしてい
ない(NO)と判断された場合、マイクロコンピュータ
28は、ステップS45の処理に戻される。また、タイ
マーがオーバーフローした(YES)と判断された場
合、つまり、現在選局しているチャンネルで所定時間内
に制御情報が得られなかった場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS47で、別のチャンネルを選局す
るように選局回路22を制御して、ステップS44の処
理に戻される。
【0044】一方、ステップS45で制御情報が受信さ
れた(YES)と判断された場合、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS48で、その受信された制御情報
に含まれる制御情報伝送スケジュールを、内蔵された図
示しないメモリに記憶するとともに、スイッチ34をオ
フ状態に切り替え、上記内部回路への電源電圧の印加を
停止させる。
【0045】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS49で、電源スイッチがオンされたか否かを判
別し、オンされた(YES)と判断された場合、ステッ
プS50で、通常の受信処理を実行する。また、ステッ
プS49で、電源スイッチがオンされていない(NO)
と判断された場合、マイクロコンピュータ28は、ステ
ップS51で、先にメモリに記憶された制御情報伝送ス
ケジュールを見て、次の制御情報が送信される時刻にな
ったか否かを判別する。
【0046】そして、次の制御情報の送信時刻でない
(NO)と判断された場合、マイクロコンピュータ28
は、ステップS49の処理に戻され、次の制御情報の送
信時刻になった(YES)と判断された場合、マイクロ
コンピュータ28は、ステップS52で、スイッチ34
をオン状態に切り替え、上記内部回路への電源電圧の印
加を開始させるとともに、次の制御情報が伝送されるチ
ャンネルを選局するように選局回路22を制御し、ステ
ップS44の処理に戻される。
【0047】ここで、マイクロコンピュータ28による
制御情報伝送スケジュールのメモリへの記憶動作は、図
9に示すフローチャートに基づいて行なわれる。すなわ
ち、マイクロコンピュータ28は、ステップS53で、
制御情報を受信すると、ステップS54で、その受信さ
れた制御情報の中に制御情報伝送スケジュールが含まれ
ているか否かを判別し、含まれている(YES)と判断
された場合、ステップS55で、その制御情報伝送スケ
ジュールをメモリに記憶した後、ステップS56で、制
御情報の受信以外の動作に移行される。
【0048】したがって、上記第5の実施例のような構
成によれば、制御情報内に、今後の制御情報がいつ送ら
れるかを記した制御情報伝送スケジュールを示すデータ
が含まれている場合に、受信された制御情報から制御情
報伝送スケジュールを取り出してメモリに記憶してお
き、以後、メモリの内容を見て制御情報が送信される時
刻に内部回路に自動的に電源電圧が印加されて制御情報
を受信し得る状態になるようにしたので、制御情報をも
れなく確実に受信することが可能となる。
【0049】次に、図10及び図11は、この発明の第
6の実施例を説明するためのフローチャートである。ま
ず、受信端末17が所定のチャンネルを受信している
(ステップS57)状態において、マイクロコンピュー
タ28は、ステップS58で、受信しているチャンネル
から制御情報が得られたか否かを判別し、得られていな
い(NO)と判断された場合、ステップS59で、内蔵
されたタイマーを動作させて制御情報が得られていない
時間を計測する。
【0050】そして、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS60で、計測された時間から制御情報が長期間
受信されていないか否かを判別し、長期間受信されてい
ない(YES)と判断された場合、ステップS61で、
スイッチ34をオン状態に切り替えるように制御し、内
部回路への電源電圧の印加を開始させるとともに、制御
情報が伝送されているチャンネルを選局するように選局
回路22を制御する。この場合、ステップS57で受信
端末17は所定のチャンネルを受信していたので、スイ
ッチ34はもともとオン状態である。そして、最初に受
信していたチャンネルから強制的に制御情報が伝送され
ているチャンネルに切り替えられることになる。
【0051】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS62で、制御情報が受信されるまで待ち、ステ
ップS63で、制御情報が伝送されているチャンネルに
切り替えられる前に、電源スイッチがオン状態であった
か否かを判別し、オン状態であった(YES)と判断さ
れた場合、ステップS64で、もともと受信していた所
定のチャンネルを選局する。
【0052】そして、ステップS58で制御情報が受信
された(YES)と判断された場合、スイップS60で
制御情報が長期間受信されていなくない(NO)と判断
された場合、ステップS63で電源スイッチがオン状態
でなかった(NO)と判断された場合、またはステップ
S64の後、マイクロコンピュータ28は、ステップS
65で、入力回路30を介して加入者の操作情報が入力
されているか否かを判別する。
【0053】ここで、操作情報が入力された(YES)
と判断された場合、マイクロコンピュータ28は、ステ
ップS66で、スイッチ34がオンされているか否かを
判別し、オンされていない(NO)と判断された場合、
ステップS67で、入力された操作情報に基づく処理を
実行して、ステップS65の処理に戻される。また、ス
テップS66でスイッチ34がオンされている(YE
S)と判断された場合、マイクロコンピュータ28は、
ステップS68で、電源スイッチがオンされたか否かを
判別し、オンされた(YES)と判断された場合、ステ
ップS69で、スイッチ34をオフ状態に設定して、ス
テップS65の処理に戻される。
【0054】この第6の実施例によれば、受信端末17
が所定のチャンネルを受信している状態であっても、制
御情報が長期間得られなかった場合に、強制的に制御情
報を伝送しているチャンネルを選局するようにしたの
で、制御情報が長期間得られないまま受信するという不
都合が防止されることになる。つまり、制御情報を更新
することなく受信を続けると、受信端末17が誤動作を
起こすことがあるので、その問題に対処するために、制
御情報が長期間得られなかった場合に、強制的に制御情
報を伝送しているチャンネルを選局するようにしている
ものである。
【0055】次に、図12は、この発明の第7の実施例
を説明するためのフローチャートである。すなわち、こ
の第7の実施例では停電があった場合の対策について述
べている。まず、マイクロコンピュータ28は、停電が
あった後、復旧したことを検出すると、内部初期化処理
を開始(ステップS70)し、ステップS71で、スイ
ッチ34をオン状態に切り替え内部回路への電源電圧の
印加を開始させた後、内蔵メモリやその他の回路の初期
化処理を実行する。
【0056】その後、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS72で、制御情報が伝送されるチャンネルを選
局するように選局回路22を制御し、ステップS73
で、制御情報が受信されるのを待ってから、ステップS
74で、加入者からの操作情報を受け付けるようにな
る。
【0057】すなわち、この第7の実施例によれば、停
電があった後、復旧したことが検出された状態では、制
御情報を受信してから加入者の操作情報を受け付けるよ
うにしたので、例えば制御情報が更新されていることに
より受信端末17が誤動作を生じることを防止すること
ができる。
【0058】次に、図13は、この発明の第8の実施例
を説明するためのフローチャートである。すなわち、こ
の第8の実施例では、制御情報に含まれる現在時刻デー
タを利用して、受信端末17にプログラムタイマー機能
を行なわせる場合について述べている。
【0059】まず、加入者が、ステップS75で、受信
端末17にプログラムタイマー機能を要求する操作情報
を入力すると、マイクロコンピュータ28は、ステップ
S76で、要求されたプログラムタイマー機能を実現す
るように内部回路を設定処理した後、ステップS77
で、制御情報が伝送されるチャンネルを選局するように
選局回路22を制御し、ステップS78で、制御情報が
受信されたか否かを判別する。
【0060】そして、制御情報が受信された(YES)
と判断された場合、マイクロコンピュータ28は、ステ
ップS79で、受信された制御情報の中から現在時刻デ
ータを抽出し、ステップS80で、プログラムタイマー
機能を実行する。
【0061】したがって、この第8の実施例によれば、
受信端末17に対してプログラムタイマー機能が要求さ
れた場合、まず、制御情報を受信してその中に含まれる
現在時刻データを得てから、プログラムタイマー機能を
実行するようにしたので、正確なプログラムタイマー機
能を実現することができる。なお、この発明は上記各実
施例に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
制御情報を確実に受信することができ、しかも低消費電
力で熱の発生も抑えることのできる極めて良好なテレビ
ジョン信号受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテレビジョン信号受信装置の一
実施例を示すもので、CATV放送システムの概略を示
すブロック構成図。
【図2】同実施例における制御情報を説明するために示
す図。
【図3】同実施例における受信端末の詳細を示すブロッ
ク構成図。
【図4】同実施例の動作を説明するために示すフローチ
ャート。
【図5】この発明の第2の実施例を説明するために示す
フローチャート。
【図6】この発明の第3の実施例を説明するために示す
フローチャート。
【図7】この発明の第4の実施例を説明するために示す
フローチャート。
【図8】この発明の第5の実施例を説明するために示す
フローチャート。
【図9】この発明の第5の実施例を説明するために示す
フローチャート。
【図10】この発明の第6の実施例を説明するために示
すフローチャート。
【図11】この発明の第6の実施例を説明するために示
すフローチャート。
【図12】この発明の第7の実施例を説明するために示
すフローチャート。
【図13】この発明の第8の実施例を説明するために示
すフローチャート。
【符号の説明】
11…センター装置、 12…ビデオソース、 13…変調装置、 14…スクランブル変調装置、 15…多重化装置、 16…伝送線路、 17…受信端末、 18…テレビジョン受信機、 19…コンピュータ装置、 20…入力端子、 21…チューナ、 22…選局回路、 23…音声復調回路、 24…映像復調回路、 25…RFモジュレータ回路、 26…制御情報抽出回路、 27…映像デスクランブル回路、 28…マイクロコンピュータ、 29…出力端子、 30…入力回路、 31…表示器、 32…電源端子、 33…電源回路、 34…スイッチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側を制御するための制御情報が多重
    化されたテレビジョン信号を受信し、該テレビジョン信
    号に多重化された制御情報に基づいて動作が制御される
    テレビジョン信号受信装置において、電源スイッチがオ
    フされた状態で、前記制御情報がテレビジョン信号に多
    重化されているチャンネルを選局する選局手段と、この
    選局手段で選局されたチャンネルから前記制御情報が得
    られた状態で、前記選局手段に対する電力供給を遮断す
    る制御手段とを具備してなることを特徴とするテレビジ
    ョン信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記選局手段で選局さ
    れたチャンネルから所定時間以上前記制御情報が得られ
    ないとき、他のチャンネルを選局するように前記選局手
    段を制御することを特徴とする請求項1記載のテレビジ
    ョン信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記選局手段で選局さ
    れたチャンネルから所定時間以上前記制御情報が得られ
    ないとき、予め設定された順序に基づいた次のチャンネ
    ルを選局するように前記選局手段を制御することを特徴
    とする請求項1記載のテレビジョン信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記選局手段に対する
    電力供給を遮断し所定時間が経過した状態で、前記選局
    手段に対する電力供給を開始して該選局手段による選局
    動作を実行させることを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビジョン信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御情報は、以後に伝送される制御
    情報の伝送スケジュールを示すデータを含んでおり、前
    記制御手段は、前記選局手段で選局されたチャンネルか
    ら前記制御情報が得られた状態で、該制御情報に含まれ
    る伝送スケジュールデータを記憶し、この記憶された伝
    送スケジュールに基づいて前記選局手段に対する電力供
    給及び遮断を制御することを特徴とする請求項1記載の
    テレビジョン信号受信装置。
  6. 【請求項6】 受信側を制御するための制御情報が多重
    化されたテレビジョン信号を受信し、該テレビジョン信
    号に多重化された制御情報に基づいて動作が制御される
    テレビジョン信号受信装置において、前記テレビジョン
    信号のチャンネルを選局する選局手段と、この選局手段
    で選局されたチャンネルから所定時間以上前記制御情報
    が得られない状態で、他のチャンネルを選局するように
    前記選局手段を制御する制御手段とをを具備してなるこ
    とを特徴とするテレビジョン信号受信装置。
  7. 【請求項7】 受信側を制御するための制御情報が多重
    化されたテレビジョン信号を受信し、該テレビジョン信
    号に多重化された制御情報に基づいて動作が制御される
    テレビジョン信号受信装置において、外部からの電力供
    給が開始されたことが検出された状態で、前記制御情報
    がテレビジョン信号に多重化されているチャンネルを選
    局する選局手段を具備し、前記選局手段で選局されたチ
    ャンネルから前記制御情報が得られた状態で、外部操作
    情報を受け付けるように構成してなることを特徴とする
    テレビジョン信号受信装置。
  8. 【請求項8】 受信側を制御するための制御情報が多重
    化されたテレビジョン信号を受信し、該テレビジョン信
    号に多重化された制御情報に基づいて動作が制御される
    テレビジョン信号受信装置において、前記制御情報に含
    まれるデータを利用した機能を要求する操作情報が入力
    された状態で、前記制御情報がテレビジョン信号に多重
    化されているチャンネルを選局する選局手段を具備し、
    前記選局手段で選局されたチャンネルから前記制御情報
    が得られた状態で、前記機能を実行するように構成して
    なることを特徴とするテレビジョン信号受信装置。
JP7140757A 1995-06-07 1995-06-07 テレビジョン信号受信装置 Pending JPH08336087A (ja)

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US08/659,530 US6067121A (en) 1995-06-07 1996-06-06 Scrambled broadcast system
CN 96107938 CN1141559A (zh) 1995-06-07 1996-06-07 加密广播系统

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