JPH08335392A - 半導体メモリ用センスアンプ回路 - Google Patents

半導体メモリ用センスアンプ回路

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JPH08335392A
JPH08335392A JP7142121A JP14212195A JPH08335392A JP H08335392 A JPH08335392 A JP H08335392A JP 7142121 A JP7142121 A JP 7142121A JP 14212195 A JP14212195 A JP 14212195A JP H08335392 A JPH08335392 A JP H08335392A
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JP
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output
line
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JP7142121A
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Atsushi Saito
淳 斎藤
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MIYAGI OKI DENKI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
MIYAGI OKI DENKI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体メモリ用センスアンプ回路における無
駄な消費電流の発生を防ぐ。 【構成】 データバスDB,DB/上のデータをビット
線BL,BL/に逆転送する場合、最初から所定の期間
の間、ワンショットパルス発生器20が“H”の制御信
号SCを出力する。これにより、トランスファーゲート
31,32がオフ状態となり、各データバスDB,DB
/とビット線BL,BL/が接続されても、各ビット線
BL,BL/は、センスラッチドライバ15からの駆動
電位V1,V2で駆動されない。即ち、センスラッチド
ライバ15から、そのセンスラッチドライバ15の出力
線P1,P2、PMOS11,12、NMOS13,1
4、ビット線BL,BL/、及びNMOS16,17を
介してデータバスDB,DB/へ流れる無駄な電流が、
遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS(Complement
ary-Metal Oxide Semiconductor)回路等で構成され、ダ
イナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAMと
いう)等に接続されたビット線上の微小信号を増幅する
半導体メモリ用センスアンプ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAM等の各メモリセルには、ビット
線対がそれぞれ接続れている。センスアンプ回路は、そ
のビット線対間に直列に接続された2個のP型チャネル
MOSトランジスタ(以下、PMOSという)と、ビッ
ト線対間に直列に接続された2個のN型チャネルMOS
トランジスタ(以下、NMOSという)を備えている。
各PMOSはビット線対の電位に基づき、相補的にオ
ン、オフする。同様に、各NMOSも相補的にオン、オ
フする構成である。これらNMOS及びPMOSのオ
ン、オフ動作により、ビット線対がセンスラッチドライ
バの出力線対に接続される。その出力線対には、センス
ラッチドライバで異なる電位が供給され、ビット線対が
異なる電位の出力線に接続されることで、ビット線対が
駆動される。そして、メモリセルに対するアクセスが行
われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
センスアンプ回路では、次のような課題があった。図2
は従来のセンスアンプ回路の構成例を示す回路図であ
り、図3はその図2の課題を説明する波形図である。こ
のセンスアンプ回路は、メモリセルアレイ1中のメモリ
セルに接続されたビット線対BL,BL/の電位を駆動
するために、該ビット線対BL,BL/間に直列に接続
されたPMOS1,2と、同様に直列に接続されたNM
OS3,4を備えている。PMOS1とPMOS2の接
続点がセンスラッチドライバ5の出力線P1に接続され
ている。NMOS3とNMOS4の接続点がセンスラッ
チドライバ5の出力線P2に接続されている。各PMO
S1及びNMOS3のゲートは、ビット線BLに接続さ
れ、それらPMOS1及びNMOS3が該ビット線BL
の電位に基づきオン、オフ動作する構成である。つま
り、PMOS1及びNMOS3が、ビット線BL/を出
力線P1またはP2に接続する構成である。一方、各P
MOS2とNMOS4のゲートは、共にビット線BL/
に接続され、該各PMOS2とNMOS4は、各PMO
S1及びNMOS3とは相補的にそれぞれオン、オフす
る構成である。よって、ビット線BLが、PMOS2及
びNMOS4によって出力線P1またはP2に接続され
る構成になっている。ここで、各出力線P1,P2に
は、センスラッチドライバ5から所望の異なった電位の
駆動電位が与えられている。各ビット線対BL,BL/
は、メモリセルのアクセス時に、それらの駆動電位で駆
動される構成である。ビット線BLは、NMOS6を介
してデータバスDBに接続されている。ビット線BL/
は、NMOS7を介してデータバスDB/に接続されて
いる。各NMOS6,7のゲートには共通にアドレスデ
コーダ8からの選択信号aが入力される接続となってい
る。
【0004】次に、図2の構成のセンスアンプ回路の課
題を説明する。ビット線BL,BL/がセンスラッチド
ライバ5によって駆動された状態で、データバスDB,
DB/から逆データを該ビット線BL,BL/に転送す
る場合、センスラッチドライバ5と各データバスDB,
DB/間に貫通電流が流れる。例えば図3のように、各
ビット線BL,BL/の電位が、センスラッチドライバ
5により、出力線P1,P2を介して、それぞれ
“L”,“H”に駆動されているとする。また、データ
バスDB,DB/のレベルが、それぞれ“H”,“L”
であるとする。ここで、選択信号aが“H”となると、
各NMOS6,7は共にオン状態となる。ビット線BL
のレベルが上昇を開始し、ビット線BL/のレベルが降
下を開始する。ところが、このときビット線BLのレベ
ルがビット線BL/のレベルより低いので、PMOS1
及びNMOS4がオン状態のままである。よって、セン
スラッチドライバ5からPMOS1、ビット線BL/、
及びNMOS7を介し、データバスDB/に電流が流れ
る。また、センスラッチドライバ5からNMOS4、ビ
ット線BL、及びNMOS6を介し、データバスDBに
電流が流れる。即ち、ビット線BLのレベルがビット線
BL/のレベルよりも、低い状態の期間Δtの間、無駄
な電流が消費されることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、第1の出力線に第1の駆動電位を供
給し、第2の出力線に第1の駆動電位とは異なる第2の
駆動電位を供給するセンスラッチドライバと、第1のビ
ット線の電位に基づきオン、オフし、そのオン状態のと
き該第1のビット線と同じメモリセルに接続された第2
のビット線を前記第1の出力線に接続する第1のスイッ
チング素子と、前記第2のビット線の電位に基づき前記
第1のスイッチング素子とは相補的にオン、オフし、そ
のオン状態のとき前記第1のビット線を前記第1の出力
線に接続する第2のスイッチング素子と、前記第1のビ
ット線の電位に基づきオン、オフし、そのオン状態のと
きに前記第2のビット線を第2の出力線に接続する第3
のスイッチング素子と、前記第2のビット線の電位に基
づき前記第3のスイッチング素子とは相補的にオン、オ
フし、そのオン状態のとき前記第1のビット線を第2の
出力線に接続する第4のスイッチング素子とを備え、前
記各第1及び第2のビット線にそれぞれ接続された第1
のデータバス及び第2のデータバスと前記メモリセル間
のアクセスを行うために、該第1のビット線と該第2の
ビット線を前記第1または前記第2の駆動電位で駆動す
る半導体メモリ用センスアンプ回路において、次のよう
な制御信号発生手段及び遮断手段を設けている。制御信
号発生手段は、前記アクセスを行うために前記第1及び
第2のデータバス上のデータを前記第1及び第2のビッ
ト線に転送する際に、該転送開始から所定の時間が経過
するまでを示す制御信号を生成するものである。遮断手
段は、前記転送開始から所定の時間が経過するまでの
間、前記センスラッチドライバの前記第1及び第2の出
力線に対する前記第1及び第2の駆動電位の供給を遮断
するものである。
【0006】第2の発明は、半導体メモリ用センスアン
プ回路において、第1の発明における前記センスラッチ
ドライバと、前記第1から第4のスイッチング素子と、
前記制御信号発生手段とを備えている。そして、そのセ
ンスラッチドライバは、前記制御信号に基づき前記転送
開始から所定の時間が経過するまでの間、前記第1及び
第2の出力線に対する前記第1及び第2の駆動電位の供
給能力が減じられる構成としている。第3の発明は、第
2の発明の半導体メモリ用センスアンプ回路において、
前記センスラッチドライバは、前記第1及び第2の出力
線に対して第1及び第2の駆動電位をそれぞれ供給する
複数の電位供給手段で構成し、前記複数の供給手段の一
部は、前記制御信号に基づき前記転送開始から所定の時
間が経過するまでの間、前記第1及び第2の出力線に対
する前記第1及び第2の駆動電位の供給を遮断する遮断
手段を備えた構成としている。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、以上のように半導体メモ
リ用センスアンプ回路を構成したので、第1の出力線に
第1の駆動電位、第2の出力線に第2の駆動電位がセン
スラッチドライバによって供給され、第1から第4のス
イッチング素子のオン、オフにより、第1のビット線と
第2のビット線がセンスラッチドライバの第1及び第2
の出力線に接続される。これによって、第1及び第2の
ビット線が、第1及び第2の駆動電位で駆動され、メモ
リセルと第1及び第2のデータバス間のアクセスが行わ
れる。ここで、アクセスを行うために第1及び第2のデ
ータバス上のデータを第1及び第2のビット線に転送す
る際に、該転送開始から所定の時間が経過するまでを示
す制御信号が、制御信号発生手段で生成される。転送開
始から所定の時間が経過するまでの間、その制御信号に
基づき、第1及び第2の出力線にセンスラッチドライバ
から供給される第1及び第2の駆動電位が遮断される。
第2及び第3の発明によれば、第1の発明における制御
信号に基づき、転送開始から所定の時間が経過するまで
の間、センスラッチドライバは、第1及び第2の出力線
に対する第1及び第2の駆動電位の供給能力が減じられ
る。
【0008】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示すセンスアンプ回路
の回路図である。センスアンプ回路10は、従来と同様
に、メモリセルアレイ1中のメモリセルに対するアクセ
スを行うために、センスラッチドライバで生成された駆
動電位を該センスラッチドライバの出力線P1及びP2
を介して与え、メモリセルに接続された第1のビット線
BLと第2のビット線BL/の電位をそれぞれ所望の電
位に駆動するものである。本実施例のセンスアンプ回路
の特徴は、第1及び第2のデータバスDB,DB/上の
データをビット線BL,BL/に逆転送する際に、転送
開始から所定の時間が経過するまで、駆動電位の供給を
遮断して、無駄な消費電流の発生を防ぐようにしてい
る。センスアンプ回路10は、第1及び第2のスイッチ
ング素子である2個のPMOS11,12と、第3及び
第4のスイッチング素子である2個のNMOS13,1
4を備えている。PMOS11,12は、2つのビット
線BL,BL/間に直列に接続され、各PMOS11,
12の接続点が出力線P1に接続されている。PMOS
11のゲートにはビット線BLが接続され、PMOS1
2のゲートにはビット線BL/が接続されている。ビッ
ト線BLとビット線BL/は、相補的の電位をとるの
で、各PMOS11,12は相補的にオン、オフする構
成であり、オン状態のときにビット線BLまたはビット
線BL/を出力線P1に接続するようになっている。各
NMOS13,14も、ビット線対BL,BL/間に直
列に接続され、NMOS13,14の接続点が出力線P
2に接続されている。NMOS13のゲートにはビット
線BLが接続され、NMOS14のゲートには、ビット
線BL/が接続されている。各NMOS13,14は相
補的にオン、オフする接続であり、オン状態のときにビ
ット線BLまたはビット線BL/を出力線P2に接続す
るようになっている。
【0009】各出力線P1,P2は、センスラッチドラ
イバ15で生成された第1及び第2の駆動電位V1,V
2をそれらビット線BL,BL/に与える構成である。
即ち、センスラッチドライバ15は、第1及び第2の駆
動電位V1,V2を生成し、それら電位V1,V2を出
力線P1,P2に供給する機能を有している。一方、ビ
ット線BLはNMOS16を介して第1のデータバスD
Bに接続され、ビット線BL/はNMOS17を介して
第2のデータバスDB/に接続されている。NMOS1
6,17のゲートには、アドレスデコーダ8からの選択
信号aが入力される接続である。このセンスアンプ回路
10には、さらに、制御信号発生手段であるワンショッ
トパルス発生器20が設けられている。ワンショットパ
ルス発生器20は、ライト信号Wとデコーダイネーブル
信号DEとから書込み開始を検出し、その書込み開始か
ら所定の期間“H”となる制御信号SCを生成する機能
を有している。
【0010】図4は、図1中のワンショットパルス発生
器を示す回路図である。ワンショットパルス発生器20
は、2入力NANDゲート21を備えている。NAND
21の一方の入力端子には、ライト信号Wが入力され、
他方にはデコーダイネーブル信号DEが入力される構成
である。NANDゲート21の出力側は、インバータ2
2に接続され、そのインバータ22の出力側が、2入力
NANDゲート23の一方の入力端子と遅延素子24と
に接続されている。遅延素子24の出力側がインバータ
25を介してNANDゲート23の他方の入力端子に接
続されている。NANDゲート23の出力側は、インバ
ータ26に接続されている。インバータ26の出力側か
ら制御信号SCが送出される構成である。ワンショット
パルス発生器20の出力側に、PMOS31a及びNM
OS31bで構成されるトランスファーゲート31と、
PMOS32a及びNMOS32bで構成されるトラン
スファーゲート32が設けられている。PMOS31a
及びNMOS31bで構成されるトランスファーゲート
31は、センスラッチドライバ15と出力線P1間に接
続されている。PMOS31aのゲートには、ワンショ
ットパルス発生器20からの制御信号SCが直接与えら
れ、NMOS31bのゲートには制御信号SCがインバ
ータ33を介して与えられる構成である。PMOS32
a及びNMOS32bで構成されるトランスファーゲー
ト32は、センスラッチドライバ15と出力線P2間に
接続されている。PMOS32aのゲートには、ワンシ
ョットパルス発生器20からの制御信号SCが直接与え
られ、NMOS32bのゲートには制御信号SCがイン
バータ33を介して与えられる構成である。これら、P
MOS31a,32a、NMOS31b,32b、及び
インバータ33が遮断手段となり、出力線P1,P2と
センスラッチドライバ15とを遮断する構成となってい
る。
【0011】次に、図1のセンスアンプ回路の動作を説
明する。メモリセルから読出されたデータをデータバス
DB,DB/に転送する場合、ワンショットパルス発生
器20からの制御信号SCのレベルは“L”レベルとな
っている。そのため、各出力線P1,P2には、トラン
スファーゲート31,32を介して駆動電位V1,V2
がそれぞれ供給されている。各ビット線BL,BL/の
電位は、メモリセルから読出されたデータに基づく相補
的な電位となる。ビット線BL,BL/の電位により、
PMOS11,12のうち一方がオンし、他方がオフ状
態となる。そして、ビット線BLまたはビット線BL/
が、出力線P1に接続される。また、NMOS13,1
4のオン、オフにより、ビット線BL/またはビット線
BLが、出力線P2に接続される。一方、ワンショット
パルス発生器20の出力する制御信号SCのレベルは
“L”レベルであり、各出力線P1,P2にはトランス
ファーゲート31,32を介して駆動電位V1,V2が
それぞれ供給されている。そのため、各ビット線BL,
BL/は駆動電位V1またはV2にそれぞれ駆動されて
いる。選択信号aが“H”になることによって、各ビッ
ト線BL,BL/がNMOS16,17を介してデータ
バスDB,DB/にそれぞれ接続される。これにより、
メモリセルの格納データがデータバスDB,DB/に転
送される。
【0012】図5は図1のセンスアンプ回路の動作を示
す波形図であり、各データバスDB,DB/上のデータ
をビット線BL,BL/に逆転送する場合を示してい
る。ライト動作を指示するライト信号Wが“H”の状態
でデコーダイネーブル信号DEが“H”になると、それ
をワンショットパルス発生器20が検出し、制御信号S
Cのレベルを“H”にする。よって、各PMOS31
a,32a、NMOS31b,32bがオフ状態とな
る。例えば図5のように、各ビット線BL,BL/の電
位が、センスラッチドライバ15により、出力線P1,
P2を介して“L”,“H”にそれぞれ駆動されている
とする。また、データバスDB,DB/のレベルが、そ
れぞれ“H”,“L”であるとする。ここで、選択信号
aが“H”となると、各NMOS16,17は共にオン
状態となり、各ビット線BL,BL/がデータバスD
B,DB/にそれぞれ接続され、ビット線BLのレベル
が上昇を開始すると共に、ビット線BL/のレベルが降
下を開始する。即ち、各ビット線BL,BL/はデータ
バスDB,DB/の電位で駆動される。続いて、各ビッ
ト線BL,BL/の電位変化が開始してから遅延素子2
4で設定された時間Δt経過したとき、ワンショットパ
ルス発生器20は、制御信号SCを“L”にする。この
時間Δtは、各ビット線BLの電位がビット線BL/の
電位を越える時間に相当する。制御信号SCが“L”に
なると、各PMOS31a,32a、NMOS31b,
32bが、すべてオン状態となり、各ビット線BL,B
L/は、センスラッチドライバ15からの駆動電位V
1,V2によって駆動される。
【0013】以上のように、この第1の実施例では、ワ
ンショットパルス発生器20と、PMOS31a,32
a、NMOS31b,32b、及びインバータ33で構
成される遮断手段を設けている。そして、ライト動作時
に、時間Δtの間、出力線P1,P2とセンスラッチド
ライバ15とを遮断する構成となっている。そのため、
センスラッチドライバ15から、データバスDB,DB
/に流れる無駄な電流がなくなり、低消費電力化が可能
となっている。また、無駄な電流の発生がなく、センス
ラッチドライバ15の駆動能力を高めるだけで書込み動
作の高速化を実現できるので、例えば、データバスD
B,DB/に接続された図示しないライトバッファのド
ライバのディメンジョンを小さくすることができ、パタ
ーン面積の縮小化が可能となる。
【0014】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示すセンスアンプ回路
の回路図であり、図1中の要素と共通する要素には、共
通の符号が付されている。このセンスアンプ回路は、各
出力線P1,P2と各ビット線BL,BL/間に接続さ
れたセンスアンプ40と、制御信号発生手段のワンショ
ットパルス発生器50と、センスラッチドライバ60と
を備えている。センスアンプ40の内部では、2個のP
MOS11,12と2個のNMOS13,14が、第1
の実施例と同様に接続されている。各出力線P1,P2
は、センスラッチドライバ60に接続されている。セン
スラッチドライバ60は、各ビット線対BL,BL/を
駆動する第1及び第2の駆動電位V1,V2を生成し、
それら電位V1,V2を出力線P1,P2に供給する機
能を有している。ここで、本実施例のセンスラッチドラ
イバ60は、駆動電位V1,V2を出力線P1,P2に
供給する2個の電位供給手段であるドライバ61,62
を備えている。なお、ドライバ62の駆動電位供給能力
は、ドライバ61よりも小さくされている。ドライバ6
1は遮断手段63を介して、2つの出力線P1,P2に
接続され、ドライバ62は直接出力線P1,P2に接続
されている。ワンショットパルス発生器50の構造は、
第1の実施例のワンショットパルス発生器20と同様の
構成となっている。ワンショットパルス発生器50の出
力側が遮断手段63に接続されている。遮断手段63
は、PMOS及びNMOSでそれぞれ構成される2個の
トランスファーゲート63−1,63−2とインバータ
63−3とを備えている。トランスファーゲート63−
1はオン状態のとき、ドライバ61の出力する駆動電位
V1を出力線P1に供給し、トランスファーゲート63
−2はオン状態のとき、駆動電位V2を出力線P2に供
給する構成である。各トランスファーゲート63−1,
63−2を構成するPMOSのゲートには、ワンショッ
トパルス発生器50の出力する制御信号SCが共通に直
接入力され、各NMOSのゲートには、制御信号SCが
インバータ63−3を介して入力される接続である。即
ち、制御信号SCのレベルが“H”のとき、遮断手段6
0は、ドライバ61から出力線P1,P2に与える駆動
電位V1,V2を遮断する構成となっている。
【0015】ビット線BLはNMOS16を介して第1
のデータバスDBに接続され、ビット線BL/はNMO
S17を介して第2のデータバスDB/に接続されてい
る。NMOS16,17のゲートには、アドレスデコー
ダからの選択信号aが入力される接続である。図6のセ
ンスアンプ回路においてメモリセルから読出されたデー
タをデータバスDB,DB/に転送する場合の動作は、
第1の実施例と同様である。各出力線P1,P2には、
ドライバ61及び62から駆動電位V1,V2が供給さ
れ、ビット線BL,BL/は駆動電位V1,V2に駆動
される。各ビット線BL,BL/がデータバスDB,D
B/にそれぞれ接続され、メモリセルの格納データがデ
ータバスDB,DB/に転送される。一方、各データバ
スDB,DB/上のデータをビット線BL,BL/に逆
転送する場合、ライト動作を指示するライト信号Wが
“H”の状態でデコーダイネーブル信号DEが“H”に
なると、それをワンショットパルス発生器50が検出
し、制御信号SCのレベルを“H”にする。よって、各
トランスファーゲート63−1,63−2がオフ状態と
なる。各ビット線BL,BL/が、出力線P1,P2を
介して“L”,“H”に駆動されているとする。また、
データバスDB,DB/のレベルが、それぞれ“H”,
“L”であるとする。ここで、選択信号aが“H”とな
ると、各NMOS16,17は共にオン状態となり、各
ビット線BL,BL/がデータバスDB,DB/に接続
される。このとき、各ビット線BL,BL/は、データ
バスDB,DB/とドライバ62からの駆動電位V1,
V2に駆動される。ビット線BLのレベルが上昇を開始
すると共に、ビット線BL/のレベルが降下を開始す
る。各ビット線BL,BL/の電位変化が開始してから
時間Δt経過したときに、ワンショットパルス発生器5
0は、制御信号SCを“L”にする。この時間Δtは、
各ビット線BLの電位がビット線BL/の電位を越える
時間に相当する。制御信号SCが“L”になると、各ト
ランスファーゲート63−1,63−2がオン状態とな
り、ドライバ61も各ビット線BL,BL/の駆動を行
うようになる。
【0016】以上のように、この第2の実施例では、セ
ンスラッチドライバを2つのドライバ61,62で構成
し、ライト動作のときの時間Δtの間、遮断手段63が
ドライバ61のビット線BL,BL/に対する駆動を遮
断するようにしている。即ち、駆動能力を減じている。
そのため、ライト動作の時間Δtの間、駆動能力の低い
ドライバ62からの駆動電位V1,V2がビット線B
L,BL/に与えられるので、無駄な消費電流を従来に
比べて低減できる。また、第1の実施例よりも、高速に
ライト動作を行うことができる。なお、本発明は、上記
実施例に限定されず種々の変形が可能である。その変形
例としては、例えば次のようなものがある。 (1) 第1及び第2の実施例では第1〜第4のスイッ
チング素子をPMOSとNMOSで構成しているが、バ
イポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子で構成
してもよい。 (2) ワンショットパルス発生器20,50の回路構
成は、図4に限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1及び第2の出力線に第第1及び第2の駆
動電位を供給するセンスラッチドライバと、第1及び第
2のビット線を該第1及び第2のビット線の電位に基づ
き第1及び第2の出力線に接続する第1から第4のスイ
ッチング素子とを備え、第1のデータバス及び第2のデ
ータバスとメモリセル間のアクセスを行うために、それ
ら第1のビット線と第2のビット線を第1及び第2の駆
動電位で駆動する半導体メモリ用センスアンプ回路にお
いて、制御信号発生手段と、制御信号に基づき、転送開
始から所定の時間が経過するまでの間、センスラッチド
ライバの第1及び第2の駆動電位の供給を遮断する遮断
手段とを、設けている。そのため、第1及び第2のデー
タバス上のデータを第1及び第2のビット線に転送する
際に発生する無駄な電流を防止することができ、低消費
電力のセンスアンプ回路を実現できる。第2及び第3の
発明によれば、第1の発明におけるセンスラッチドライ
バと第1から第4のスイッチング素子と制御信号発生手
段とを備え、そのセンスラッチドライバは、制御信号に
基づき転送開始から所定の時間が経過するまでの間、第
1及び第2の出力線に対する第1及び第2の駆動電位の
供給能力が減じられる構成としている。そのため、第1
及び第2のデータバス上のデータを第1及び第2のビッ
ト線に転送する際に発生する無駄な電流を従来よりも、
低減することができる。また、第1の実施例よりも、高
速にライト動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すセンスアンプ回路
の回路図である。
【図2】従来のセンスアンプ回路の構成例を示す回路図
である。
【図3】図2の課題を説明する波形図である。
【図4】図1中のワンショットパルス発生器を示す回路
図である。
【図5】図1のセンスアンプ回路の動作を示す波形図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例を示すセンスアンプ回路
の回路図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 10 センスアンプ回路 11〜14 第1〜第4のスイッチング素子 15,60 センスラッチドライバ 20,50 ワンショットパルス発生器(制御
信号生成手段) 31,32,63−1,63−2 トランスファー
ゲート(遮断手段) 61,62 ドライバ(第1及び第2の電位供
給手段) V1,V2 第1及び第2の駆動電位 BL,BL/ 第1及び第2のビット線 DB,DB/ 第1及び第2のデータバス SC 制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の出力線に第1の駆動電位を供給
    し、第2の出力線に第1の駆動電位とは異なる第2の駆
    動電位を供給するセンスラッチドライバと、 第1のビット線の電位に基づきオン、オフし、そのオン
    状態のとき該第1のビット線と同じメモリセルに接続さ
    れた第2のビット線を前記第1の出力線に接続する第1
    のスイッチング素子と、 前記第2のビット線の電位に基づき前記第1のスイッチ
    ング素子とは相補的にオン、オフし、そのオン状態のと
    き前記第1のビット線を前記第1の出力線に接続する第
    2のスイッチング素子と、 前記第1のビット線の電位に基づきオン、オフし、その
    オン状態のときに、前記第2のビット線を第2の出力線
    に接続する第3のスイッチング素子と、 前記第2のビット線の電位に基づき前記第3のスイッチ
    ング素子とは相補的にオン、オフし、そのオン状態のと
    き前記第1のビット線を第2の出力線に接続する第4の
    スイッチング素子とを備え、 前記各第1及び第2のビット線にそれぞれ接続された第
    1のデータバス及び第2のデータバスと前記メモリセル
    間のアクセスを行うために、該第1のビット線と該第2
    のビット線を前記第1または前記第2の駆動電位で駆動
    する半導体メモリ用センスアンプ回路において、 前記アクセスを行うために前記第1及び第2のデータバ
    ス上のデータを前記第1及び第2のビット線に転送する
    際に、該転送開始から所定の時間が経過するまでを示す
    制御信号を生成する制御信号発生手段と、 前記制御信号に基づき、前記転送開始から所定の時間が
    経過するまでの間、前記センスラッチドライバの前記第
    1及び第2の出力線に対する前記第1及び第2の駆動電
    位の供給を遮断する遮断手段とを、 設けたことを特徴とする半導体メモリ用センスアンプ回
    路。
  2. 【請求項2】 前記センスラッチドライバと、前記第1
    から第4のスイッチング素子と、前記制御信号発生手段
    とを備え、 前記センスラッチドライバは、前記制御信号に基づき前
    記転送開始から所定の時間が経過するまでの間、前記第
    1及び第2の出力線に対する前記第1及び第2の駆動電
    位の供給能力が減じられる構成としたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体メモリ用センスアンプ回路。
  3. 【請求項3】 前記センスラッチドライバは、前記第1
    及び第2の出力線に対して第1及び第2の駆動電位をそ
    れぞれ供給する複数の電位供給手段で構成し、前記複数
    の電位供給手段の一部は、前記制御信号に基づき前記転
    送開始から所定の時間が経過するまでの間、前記第1及
    び第2の出力線に対する前記第1及び第2の駆動電位の
    供給を遮断する遮断手段を備えた構成としたことを特徴
    とする請求項2記載の半導体メモリ用センスアンプ回
    路。
JP7142121A 1995-06-08 1995-06-08 半導体メモリ用センスアンプ回路 Withdrawn JPH08335392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016169A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ素子及びその駆動方法
JP2011175696A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Elpida Memory Inc 半導体装置

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