JPH08335340A - 光磁気記録方法及び装置 - Google Patents

光磁気記録方法及び装置

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JPH08335340A
JPH08335340A JP14060795A JP14060795A JPH08335340A JP H08335340 A JPH08335340 A JP H08335340A JP 14060795 A JP14060795 A JP 14060795A JP 14060795 A JP14060795 A JP 14060795A JP H08335340 A JPH08335340 A JP H08335340A
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JP
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recording
power
magneto
recording power
magnetic field
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JP14060795A
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English (en)
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Yasuyuki Miyaoka
康之 宮岡
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気記録再生装置において、消し残りを低
減するために記録パワーを変調させた場合にも記録マー
クの長さの変化なく記録マークを形成することにある。 【構成】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、該照射
部位の記録膜をキュリー点近傍或いはそれ以上に上昇さ
せ、該照射部位に記録信号に応じて極性を反転した磁界
を印加して、変調磁界の極性および、記録パワーを変化
させて情報を記録する磁界変調記録方式による光磁気記
録方法及び装置において、記録パワーを高くする時間を
磁界が印加されている時間よりも短くすることを特徴と
する。また、上記光磁気記録方法及び装置において、磁
化の極性により記録パワーの強弱を切り換える、切り換
え部分の記録パワーをハイ・ロー記録パワーのどちらの
記録パワーよりも小さくすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録信号に対応した変
調磁界を印加することによりオーバーライト可能な磁界
変調オーバーライト方式の光磁気記録方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の多様化が激しくまた情報の
高密度化の要求が高く、マルチメディアの時代として、
年々種々の情報媒体及び情報記録再生装置が開発され、
発表され、その進展が著しい。特に、ランダムアクセス
が可能な光ディスク記録媒体には、記録密度が高いため
多くの期待が寄せられている。この光ディスクには再生
専用のレーザーディスクがあるが、カラー静止画や動画
などを納める大容量の可換媒体としてパソコンデータを
も扱える追記型や書き換え可能な媒体として光磁気記録
ディスクや相変化記録ディスクなどが注目されている。
この光磁気記録ディスクには、光変調方式と磁界変調方
式があり、光変調方式は、光強度変調で記録して一定光
量を連続的に照射して消去し、反射光の偏光面が磁化方
向によって逆の向きに回転するKerr効果を利用して読み
出すもので、表裏の両面媒体への記録が可能で、記録膜
を通常よりも多層化した専用のディスクであればオーバ
ーライトも可能である。
【0003】一方、磁界変調方式は、レーザ光を照射し
続けて、この間に磁気ヘッドの磁界を矩形波に近いかた
ちで反転させるもので、磁界印加用のコイルに流す電流
を矩形波に近づけたままで記録周波数を高める必要があ
るため、データを高速に記録することが難しく、記録マ
ークのエッジがトラック方向に尾を引いた形になり、消
費電力が多いが、一般に単純磁界変調方式ともいわれ、
いわゆるミニディスクに採用されている。
【0004】また、この方式を改良したレーザ・パルス
磁界変調方式は、レーザ光を一定の間隔でパルス状に照
射して熱された領域が冷えるときの磁界方向で記録し、
読み出し方法は光変調方式と同様で、表裏の両面媒体へ
の記録は不可能であるが、ディスクの1回転で消去と書
き込みを同時にすませてしまうオーバーライトは十分可
能で、Kerr回転角が通常 0.5度程度と小さく、デー
タ読み出し時の信号振幅は相変化方式に比べて記録マー
クを小さくしにくい。このレーザ・パルス磁界変調方式
は、記録するときにレーザ光を一定の間隔でパルス状に
照射し、レーザ光の当たったスポットだけが記録マーク
として磁化の向きが反転し、磁界を反転させる電流の波
形によって記録マークの形が決まる一般の磁界変調方式
に比べて、記録マークのエッジは鋭くなり、記録マーク
のエッジ位置に情報をのせるマーク・エッジ記録に向い
ており、デジタルビデオディスク(DVD)への応用と
しても期待されている。
【0005】ここで、上記レーザ・パルス磁界変調方式
の光磁気記録再生装置の構成例を図7に示して説明す
る。図中、1はガラスあるいはプラスチックを素材とし
た基板2に光磁気記録媒体3を被着し、さらに保護膜4
を形成した光磁気ディスクである。この光磁気ディスク
1はマグネットチャッキング等でスピンドルモータに支
持され、回転軸に対して回転自在の構造となっている。
5〜13は光ヘッド部として、光磁気ディスク1にレー
ザ光を照射し、さらに反射光から情報を得る光ヘッドを
構成する個々の部品の概略図であり、5はアクチュエー
タ、6は半導体レーザ、7は集光レンズ、8はビーム整
形レンズ、9はビームスプリッタ、10はλ/2板、1
1は偏光ビームスプリッタ、12は集束レンズ、13は
フォトセンサである。
【0006】このような光ヘッド部材5〜13によっ
て、光磁気ディスク1の記録情報を再生動作する場合、
半導体レーザ6から照射されたレーザ光は、ビーム整形
レンズ8、ビームスプリッタ9、集光レンズ7を介し
て、光磁気ディスク1に照射される。このとき集光レン
ズ7はアクチュエータ5の制御によってフォーカシング
方向、及び、トラッキング方向に移動してレーザ光が光
磁気記録媒体3上に逐次焦点を結ぶように制御され、か
つ、光磁気ディスク上に刻まれた案内溝に沿って、トラ
ッキングする構成になっている。光磁気ディスク1で反
射されたレーザ光はビームスプリッタ9により、偏光ビ
ームスプリッタ11の方向に光路が変えられ、λ/2板
10、偏光ビームスプリッタ11を介して光磁気記録媒
体の磁化の極性によって、それぞれセンサ13に集束レ
ンズ12によって集められる。それぞれのセンサ13の
出力は、差動増幅器14により差動増幅され、光磁気信
号を出力する構成となっている。
【0007】また、コントローラ17は温度センサ16
の出力、光磁気ディスクの回転数、及び、記録半径を入
力情報として、光導体レーザ6を駆動するためのLDド
ライバ18を制御するものである。LDドライバ18は
変調磁界の極性に応じて出射強度を2値で変化できるよ
うになっており、信号処理回路15により制御されてい
る。即ち、2値変調できるような構成になっている。
【0008】さらに、19は記録動作時に光磁気ディス
ク1のレーザ照射部位に変調磁界を印加するための浮上
磁気ヘッドであり、光磁気ディスク1をはさみ集光レン
ズ7と対向して配設されている。この浮上磁気ヘッド1
9は磁界変調ドライバ20により、記録信号に対応して
極性の異なる磁界を発生するようになっている。また、
この浮上磁気ヘッド19は光ヘッド部5〜13と連動し
て光磁気ディスク1の半径方向に移動し、記録時には逐
次光磁気記録媒体3のレーザ照射部位に磁界を印加する
ことで情報を記録する構成になっている。
【0009】記録動作を行なう場合、コントローラ17
は記録動作を行なう半径位置、回転数から記録レーザパ
ワーを算出し、さらに温度センサ16から光磁気ディス
ク1の近傍の温度を検出して雰囲気温度による記録感度
の変化を考慮して最終的に最適な記録レーザパワーを決
定し、DA変換器等によりLDドライバ18に出力パワ
ー値を設定する。ここで、前回の記録情報の消し残りの
改善のために、初期消去状態の磁化の向きを決定してお
り、初期状態と同じ向きの磁区形成を行なう場合には記
録パワーを高くして、記録磁区幅を大きくして消去比を
良くするようになっている。この動作は信号処理回路1
5によって制御され、記録パワーの変調が行われるよう
になっている。記録パワーの増分は記録媒体の種類によ
っても異なるが、記録パワー変動を吸収できる値が望ま
しく、記録パワーの増減はおよそ10%〜20%であれ
ば解決できる。
【0010】このような構成、方法において、図8に示
すような記録信号(a)を記録する場合、レーザ光強度
(c)が記録レーザパワーになると同時に、浮上磁気ヘ
ッド19には磁界変調ドライバ20により、記録信号に
応じた向きの電流が浮上磁気ヘッド19のコイルに供給
され、レーザ光が照射されてキュリー点近傍或いはそれ
以上に上昇した記録膜上に変調磁界(b)を印加する。
その結果、記録パターン(d)に示すようなピットパタ
ーンがトラック上に形成されて記録が行なわれる。この
場合、前述したように、レーザ光のパワーが変調磁界の
極性により強度が異なるために、形成された磁区の幅が
磁化の向きによって異なっており、ここでは“0”を記
録した場合の白抜きで示す磁区幅が広くなっている。さ
らに、この記録されたパターンを再生すると光磁気信号
として再生波形(e)が読みだされる。この再生波形信
号(e)を、例えばレベルスライスにより2値化を行な
うことにより、記録した2値情報を再生することができ
る。
【0011】以上のように、記録レーザパワーを照射
し、印加磁界を変調させることにより、書き込み以前の
記録ピットの有無に関わらず情報を重ね書きすることが
でき、さらに磁化の方向に合わせて、記録パワーに強弱
をもたせたことで初期消去状態(ここでは白抜き)と同
じ向きに磁区を形成した場合には磁区幅が大きくなり、
前に記録した場合に対して記録パワーが変動しても、前
に記録した逆向きの磁区は消し残りなく消去できるよう
になっている。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、レ
ーザ・パルス磁界変調方式の光磁気記録の場合、記録マ
ークの形成はキュリー点近傍あるいはそれ以上に上昇し
た記録膜の温度が冷えて、所望の温度に達した場合に磁
区が形成されるような記録プロセスである。記録パワー
が変化した場合、記録パワーが低い場合と高い場合では
記録膜の温度低下に時間的な差が発生する。そのため、
磁界変調記録において記録パワーが変化した場合、光ビ
ームに対する記録磁区が形成される位置は、図5(A)
に示すように記録パワー依存性を示し、光ビームに対し
て記録磁区が形成される位置がずれる。記録パワーが低
い場合には光ビーム進行方向に対して光ビーム中心に近
い後方位置で記録磁区端が形成され、それに対して、記
録パワーが高い場合には光ビーム中心に遠い後方位置で
記録磁区端が形成されることになる。
【0013】また、図5(B)にこの場合の光磁気ディ
スク上の状態を示す。矢印のビーム進行方向において、
レーザの円形のビームスポットに対して、実際の形成磁
区は遅れて形成され、その後端は、記録信号が”1”
で、変調磁界が”+Hw”で、レーザパワーが”Pw1”
である時の低パワー時磁区形成端よりも、記録信号が”
0”で、変調磁界が”ーHw”で、レーザパワーが”Pw
2”である時の高パワー時磁区形成端のほうがより遅れ
る結果となる。
【0014】その結果、図8の記録パターン(d)に示
すように、記録パワーが高い場合の記録マーク磁区の長
さが短くなり、結果として磁化の向きにより記録マーク
の長さが変化してしまうことになる。そのため、再生波
形(e)に示すように再生波形にエッジシフトが起こっ
てしまう。すなわち、上記従来例では変調磁界に合わせ
て記録レーザパワーの強度を変化させているために、記
録マークの幅のみならず、記録マークの長さまでも変わ
り、近年高密度化の1手法であるマークエッジ記録を行
なう場合には、エッジシフトが大きくなってしまうとい
う欠点があった。
【0015】本発明に係わる発明の目的は、消し残りを
低減するために記録パワーを変調させた場合にも記録マ
ークの長さの変化なく記録マークを形成することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、上
記目的を達成するために、光磁気記録媒体にレーザ光を
照射し、該照射部位の記録膜をキュリー点以上に上昇さ
せ、該照射部位に記録信号に応じて極性を反転した磁界
を印加して、さらに変調磁界の極性により、記録パワー
を変化させて情報を記録する磁界変調記録方式の光磁気
記録再生装置において、第1の発明は、記録パワーを高
くする時間を磁界が印加されている時間よりも短くする
ことを特徴とする。さらに、この短くする時間が0.5
T(T:1チャネル時間)以上であることを特徴とす
る。
【0017】これにより、記録パワーを適切に選ぶこと
で磁界スイッチングされる各時刻での記録膜温度が磁区
形成温度となる位置がほぼ等しくなり、記録パワーの高
い場合に形成されるマークの長さと、低い場合に形成さ
れるマークの長さとを等しくすることができる。
【0018】本発明に係わる第2の発明は、第1の発明
に加えて、磁化の極性により記録パワーの強弱を切り換
える切り換え部分の記録パワーを切り換えない部分の記
録パワーよりも小さくすることを特徴とする。さらに、
前記切り換え部分の記録パワーを切り換えない部分の記
録パワーよりも小さくする期間が変調符号の1チャネル
時間をTとした場合、1.0T以下であることを特徴と
する。
【0019】この方法によれば、記録パワーを適切に選
ぶことで磁界スイッチングされる各時刻での記録膜温度
はほぼ同じになり、記録パワーの高い場合に形成される
マークの長さと、低い場合に形成される長さとを等しく
することができるともに、高パワー、低パワー間での記
録膜上での熱干渉を低減させることができ、高パワー時
に磁区形状が涙滴状になることを低減させることができ
る。
【0020】本発明に係わる第3の発明は、第1の発明
に加えて、磁化の極性により記録パワーを高くする記録
パワーの増加部分をパルス照射になることを特徴とす
る。さらに、前記記録パワー増加部分をパルス照射にす
るパルス幅が、変調符号の1チャネル時間をTとした場
合、0.5T以下であることを特徴とする。
【0021】この方法によれば、記録パワーを適切に選
ぶことで、磁界スイッチングされる各時刻での記録膜温
度はほぼ同じになり、記録パワーの高い場合に形成され
るマークの長さと、低い場合に形成される長さとを等し
くすることができるともに、高パワー、低パワー間での
記録膜上での熱干渉を低減させることができ、高パワー
時に磁区形状が涙滴状になることを防止することができ
る。
【0022】
【実施例】
(1)〔実施例1〕 本発明における第1の実施例の光磁気記録再生装置の構
成を第1図に示す。図中、1はガラスあるいはプラスチ
ックを素材とした基板2に光磁気記録媒体3を被着し、
さらに光磁気記録媒体3を保護する保護膜4を形成した
光磁気ディスクである。この光磁気ディスク1はマグネ
ットチャッキング等でスピンドルモータに支持され、回
転軸に対して回転自在の構造となっている。5〜13は
光ヘッド部であり、光磁気ディスク1にレーザ光を照射
し、さらに反射光から情報を得る光ヘッドを構成する個
々の部品の概略図であり、5はアクチュエータ、6は半
導体レーザ、7は集光レンズ、8はビーム整形レンズ、
9はビームスプリッタ、10はλ/2板、11は偏光ビ
ームスプリッタ、12は集束レンズ、13はフォトセン
サである。
【0023】この光ヘッド部5〜13は、光磁気ディス
ク1の記録情報を再生動作する場合、半導体レーザ6か
ら出射されたレーザ光は、ビーム整形レンズ8、ビーム
スプリッタ9、集光レンズ7を介して、光磁気ディスク
1に照射される。このとき集光レンズ7は、アクチュエ
ータ5の制御によって、フォーカシング方向、及び、ト
ラッキング方向に移動してレーザ光が光磁気記録媒体3
上に逐次焦点を結ぶように制御され、かつ、光磁気ディ
スク上に刻まれた案内溝に沿ってトラッキングする構成
になっている。光磁気ディスク1に反射されたレーザ光
はビームスプリッタ9により、偏光ビームスプリッタ1
1の方向に光路が変えられ、レーザー光線の偏光面を回
転させ左旋回の円偏光を右旋回の円偏光に変換できまた
単一波長の直線偏光の入射光線を無段階の分岐比で分岐
できるλ/2板10、真っ直ぐに透過するP−偏光と入
射面に対して垂直なベクトルを有するS−偏光とに光量
1:1の比率で分岐する偏光ビームスプリッタ11を介
して、光磁気記録媒体の磁化の極性によって、それぞれ
センサ13に集束レンズ12によって集められる。それ
ぞれのセンサ13の出力は差動増幅器14により差動増
幅され、光磁気信号を出力する構成となっている。
【0024】また、コントローラ17は温度センサ16
の出力、光磁気ディスク1の回転数、及び、記録半径を
入力情報として、半導体レーザ6を駆動するためのLD
ドライバ18を制御するものである。また、LDドライ
バ18は変調磁界の極性に応じて出射強度を2値さらに
は多値で変化できるように信号処理回路15により制御
されている。即ち、多値変調できるような構成になって
いる。
【0025】さらに、19は記録動作時に光磁気ディス
クのレーザ照射部位に変調磁界を印加するための浮上磁
気ヘッドであり、光磁気ディスク1をはさみ集光レンズ
7と対向して保護層4から例えば8μmの浮上量にて配
設されている。この浮上磁気ヘッド19は磁界変調ドラ
イバ20により記録信号に対応して極性の異なる磁界を
発生するようになっている。また、この浮上磁気ヘッド
19は光ヘッドと連動して光磁気ディスク1の半径方向
に移動し、記録時には逐次光磁気記録媒体3のレーザ照
射部位に磁界を印加することで情報を記録する構成にな
っている。
【0026】光磁気ディスク1に情報の記録動作を行な
う場合、コントローラ17は記録動作を行なう記録半径
位置、ディスク回転数から記録レーザパワーを算出し、
さらに温度センサ16から光磁気ディスク1の近傍の温
度を検出して雰囲気温度による記録感度の変化を考慮し
て最終的に最適な記録レーザパワーを決定する。さら
に、消し残りの改善のために初期消去状態の磁化の向き
を決定しており、初期状態と同じ向きの磁区形成を行な
う場合には記録パワーを大きくして、記録磁区幅を広く
して消去比を良くするようになっている。この手法によ
れば、図6に示すように、今回記録した黒塗り、白抜き
の記録磁区の以前に記録された斜線で示す記録磁区が、
記録時の記録パワー変動或いは別の記録装置との機差に
よる記録パワー差により、今回記録した黒塗りの磁区幅
よりも幅広くなっていた場合でも、高記録パワーで磁区
を形成する幅広の白抜きの磁区によって、消し残り無く
消去することができ、消去比を良くすることが可能であ
る。
【0027】そして、本発明の特徴である、高記録パワ
ーのレーザ照射時間を磁界印加時間よりも短くすること
で、磁区端が決定される温度の位置は光ビーム中心に対
してほぼ一定位置となり、磁化の極性の違いによる記録
マーク長の変化を低減させ、エッジシフトの少ない、よ
り正確な再生信号を実現でき、記録情報を正確に再現で
きる。このレーザパワーの変調の制御は信号処理回路1
5によって行われるようになっている。不図示の記録情
報入力部から記録情報信号を信号処理回路15に入力さ
れ、信号処理回路15では、当該記録信号及び当該記録
信号の基準となるチャンネルクロックにより、LDドラ
イバ18の制御信号を生成する。例えば、LDドライバ
18は、パワーPw1用の電流源とパワーPw2用の電
流源を含む複数の電流源を備え、信号処理回路15は、
信号記録が始まると、パワーPw1用電源をON状態と
し、記録信号が“0”の場合には、記録信号とチャンネ
ルクロックに基いて記録信号の“0”の期間より0.5
T(T:変調符号の1チャネル時間)短い期間パワーP
w2用の電流源をON状態(この時、パワーPw1用の
電流源から出力される一定電流にパワーPw2用の電流
源から出力される一定電流は重畳される。)とする制御
信号を生成する。そうして、図2(d)に示す記録パタ
ーンを得ることができる。
【0028】このような構成、方法において、図2に示
すような記録信号(a)を記録する場合、レーザ光強度
(c)が記録レーザパワーになると同時に浮上ヘッド1
9には磁界変調ドライバ20により、記録信号に応じた
向きの電流が供給され、レーザ光が照射されてキュリー
点近傍或いはそれ以上に上昇した記録膜上に変調磁界
(b)を印加する。この場合、レーザ光も発生磁界の極
性に応じて変調がかかっている。
【0029】本発明においては、記録パワーの変調は記
録磁界の変調パターンとは異なり、ここでは、図中、記
録信号“0”に対応する白抜きの磁区を形成する場合、
記録パワーを高くして、その照射幅はこの極性の磁区を
形成するための印加磁界の期間より0.5T(T:変調
符号の1チャネル時間)短くして、記録パワー(c)の
ような変調パターンとなっている。その結果、記録パワ
ーを変化させても、磁界がスイッチングされる時点での
磁区端が決定される温度位置は光ビーム中心に対してほ
ぼ一定位置となり、記録パターン(d)に示すようなピ
ットパターンが形成され記録が行なわれる。そして、前
述したように、レーザ光のパワーが変調磁界の極性によ
り強度が異なるために、今回記録した黒塗り、白抜きの
記録磁区の以前に記録された記録磁区が、記録時の記録
パワー変動或いは別の記録装置との機差による記録パワ
ー差により、今回記録した黒塗りの磁区幅よりも幅広く
なっていた場合でも、高記録パワーで磁区を形成する幅
広いの白抜きの磁区により消し残り無く消去することが
でき、消去比を良くすることができる。そして、この記
録パターンを再生すると光磁気信号として再生波形
(e)が読みだされる。
【0030】このとき、記録磁区の極性による記録マー
クの長さ変化が起こっていないために、エッジシフトの
ない良好な再生信号が得られ、この再生波形信号(e)
を例えば中心線で示すレベルスライスにより2値化を行
なうことにより、記録した2値情報をエッジシフトなく
正確に再生することが可能になる。
【0031】(2)〔実施例2〕 本発明における第2の実施例の光磁気記録再生装置の構
成は第1の実施例と同様になる。
【0032】本実施例では、記録動作を行なう場合、コ
ントローラ17は記録動作を行なう半径位置、回転数か
ら記録レーザパワーを算出し、さらに温度センサ16か
ら光磁気ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気温度
による記録感度の変化を考慮して最終的に最適な記録レ
ーザパワーを決定する。さらに、実施例1と同様に、消
し残りの改善のために初期消去状態の磁化の向きを決定
しており、初期状態と同じ向きの磁区形成を行なう場合
には記録パワーを大きくして、記録磁区幅を広くして消
去比を良くするようになっている。この手法によれば、
図6に示すように、今回記録した黒塗り、白抜きの記録
磁区の以前に記録された斜線で示す記録磁区が、記録時
の記録パワー変動或いは別の記録装置との機差による記
録パワー差により、今回記録した黒塗りの磁区幅よりも
幅広くなっていた場合でも、高記録パワーで磁区を形成
する、より幅広の白抜きの磁区によって、消し残り無く
消去することができ、消去比を良くすることが可能であ
る。
【0033】そして、本発明の特徴である、磁化の極性
により記録パワーを変化させて高記録パワーのレーザ照
射時間を磁界印加時間よりも短くし、さらに、磁界のス
イッチング位置で記録パワーをどちらの記録パワーより
も小さくすることで、磁区端が決定される温度の位置は
光ビーム中心に対してほぼ一定位置となり磁化の極性の
違いによる記録マーク長の変化を低減させるとともに、
高低の記録パワーによる磁区の形状に影響を及ぼす熱干
渉を低減させ、エッジシフトの少ない、より正確な再生
信号を実現でき、記録情報をより正確に再現できる。
【0034】この場合、不図示の記録情報入力部から記
録情報信号を信号処理回路15に入力され、信号処理回
路15では、当該記録信号及び当該記録信号の基準とな
るチャンネルクロックにより、LDドライバ18の制御
信号を生成する。例えば、LDドライバ18は、パワー
Pw1用の電流源とパワーPw2用の電流源を含む複数
の電流源を備え、信号処理回路15は、記録信号が
“1”の場合、パワーPw1用の電流源をON状態と
し、記録信号が“0”の場合には、記録信号とチャンネ
ルクロックに基いて、記録信号の“0”の期間より前後
で0.5T短い期間、パワーPw2用の電流源をON状
態とする制御信号を生成する。
【0035】このような構成、方法において、図3に示
すような記録信号(a)を記録する場合、レーザ光強度
(c)が記録レーザパワーになると同時に浮上ヘッド1
9には磁界変調ドライバ20により、記録信号に応じた
向きの電流が供給され、レーザ光が照射されてキュリー
点以上に上昇した記録膜上に変調磁界(b)を印加す
る。この場合、レーザ光も発生磁界の極性に応じて変調
がかかっている。本発明に於いては、記録パワーの変調
は記録磁界の変調パターンとは異なり、ここでは、図中
白抜きの磁区を形成する場合、記録パワーを高くして、
その照射幅はこの極性の磁区を形成するための印加磁界
の期間より前後で0.5T(T:変調符号の1チャネル
時間)ずつ各々短くして、さらに、記録パワーを高くす
る直前にどちらの記録パワーよりも低い記録パワー(こ
こでは再生パワー)を0.5T間出力し、更に低記録パ
ワーに切り替える直前に同様にどちらのパワーよりも低
い記録パワー(ここでは再生パワー)を0.5T間出力
する、記録パワー(c)に示すような変調パターンに信
号処理回路15によって制御されている。
【0036】その結果、記録パワーを変化させても、磁
界がスイッチングさせる時点での磁区端が決定される温
度位置は、光ビーム中心に対してほぼ一定位置となり、
さらに高低の記録パワーによる磁区の形状に影響を及ぼ
す熱干渉を低減させ、記録パターン(d)に示すような
ピットパターンが形成され記録が行なわれる。なお、前
述したように、レーザ光のパワーが変調磁界の極性によ
り強度が異なるために、今回記録した黒塗り、白抜きの
記録磁区の以前に記録された記録磁区が、記録時の記録
パワー変動或いは別の記録装置との機差による記録パワ
ー差により、今回記録した黒塗りの磁区幅よりも幅広く
なっている場合でも、高記録パワーで磁区を形成する幅
広の白抜きの磁区により消し残り無く消去され、消去比
を良くすることができる。
【0037】そして、この記録パターンを再生すると光
磁気信号として再生波形(e)が読みだされる。このと
き記録磁区の極性による記録マークの長さ変化が起こっ
ていないために、エッジシフトのない良好な再生信号が
得られ、この再生波形信号(e)を例えば中心線で示す
レベルスライスにより2値化を行なうことにより、記録
した2値情報をエッジシフトなく正確に再生することが
可能になる。
【0038】(3)〔実施例3〕 本発明における第3の実施例の光磁気記録再生装置の構
成は第1の実施例と同様になる。
【0039】本実施例では、記録動作を行なう場合、コ
ントローラ17は記録動作を行なう半径位置、回転数か
ら記録レーザパワーを算出し、さらに温度センサ16か
ら光磁気ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気温度
による記録感度の変化を考慮して最終的に最適な記録レ
ーザパワーを決定する。さらに、実施例1と同様に、消
し残りの改善のために初期消去状態の磁化の向きを決定
しており、初期状態と同じ向きの磁区形成を行なう場合
には記録パワーを大きくして、記録磁区幅を広くして消
去比を良くするようになっている。この手法によれば、
図6に示すように、今回記録した黒塗り、白抜きの記録
磁区の以前に記録された斜線で示す記録磁区が、記録時
の記録パワー変動或いは別の記録装置との機差による記
録パワー差により、今回記録した黒塗りの磁区幅よりも
幅広くなっていた場合でも、高記録パワーで磁区を形成
するより幅広の白抜きの磁区によって消し残り無く消去
され、消去比を良くすることが可能である。そして、本
発明の特徴である、磁化の極性により記録パワーを変化
させて高記録パワーのレーザ照射時間をパルス化するこ
とで、磁区端が決定される温度の位置は光ビーム中心に
対してほぼ一定位置となり磁化の極性の違いによる記録
マーク長の変化を低減させるとともに、高低の記録パワ
ーによる磁区の形状に影響を及ぼす熱干渉を低減させ、
エッジシフトの少ないより正確な再生信号を実現でき、
記録情報をより正確に再現できるようになる。
【0040】この場合、不図示の記録情報入力部から記
録情報信号を信号処理回路15に入力され、信号処理回
路15では、当該記録信号及び当該記録信号の基準とな
るチャンネルクロックにより、LDドライバ18の制御
信号を生成する。例えば、LDドライバ18は、パワー
Pw1用の電流源とパワーPw2用の電流源を含む複数
の電流源を備え、信号処理回路15は、信号記録が始ま
るとパワーPw1用の電流源をON状態とし、記録信号
が“0”の場合には、チャンネルクロックと同じ周期、
パルス幅(1T周期、0.5T幅)でパワーPw2用の
電流源をON状態(この時、パワーPw1用の電流源か
ら出力される一定電流にパワーPw2の電流源から出力
される変調電流が重畳される。)とする制御信号を生成
する。
【0041】このような構成、方法において、図4に示
すような記録信号(a)を記録する場合、レーザ光強度
(c)が記録レーザパワーになると同時に浮上ヘッド1
9には磁界変調ドライバ20により、記録信号に応じた
向きの電流が供給され、レーザ光が照射されてキュリー
点以上に上昇した記録膜上に変調磁界(b)を印加す
る。この場合、レーザ光も発生磁界の極性に応じて変調
がかかっている。本発明に於いては、記録パワーの変調
は記録磁界の変調パターンとは異なり、ここでは、図中
白抜きの磁区を形成する場合、記録パワーをパルス状に
高くして、その照射幅を0.5T(T:変調符号の1チ
ャネル時間)の1T周期としている。この場合、高パワ
ーとなる最後のパルスは磁界の極性が切り換わる0.5
T前が最終の高パワー照射となる記録パワー(c)に示
すような変調パターンに信号処理回路15によって制御
されている。
【0042】その結果、記録パワーを変化させても磁界
がスイッチングさせる時点での磁区端が決定される温度
位置は、光ビーム中心に対してほぼ一定位置となり、さ
らに高低の記録パワーによる磁区の形状に影響を及ぼす
熱干渉を低減させ、記録パターン(d)に示すようなピ
ットパターンが形成され記録が行なわれる。なお、前述
したように、レーザ光のパワーが変調磁界の極性により
強度が異なるために、今回記録した黒塗り、白抜きの記
録磁区の以前に記録された記録磁区が、記録時の記録パ
ワー変動或いは別の記録装置との機差による記録パワー
差により、今回記録した黒塗りの磁区幅よりも幅広くな
っている場合でも、高記録パワーで磁区を形成する幅広
の白抜きの磁区により消し残り無く消去され、消去比が
良くなっている。
【0043】そして、この記録されたパターンを再生す
ると光磁気信号として再生波形信号(e)が読みだされ
る。このとき記録磁区の極性による記録マークの長さ変
化が起こっていないために、エッジシフトのない良好な
再生信号が得られ、この再生波形信号(e)を例えば中
心線で示すレベルスライスにより2値化を行なうことに
より、記録した2値情報をエッジシフトなく正確に再現
することが可能になる。
【0044】上記実施例においては、光磁気記録再生装
置としてレーザ・パルス時期変調方式について主に説明
したが、本発明はこれらに限られるものではなく、今後
開発される記録媒体にも適用可能であることが予測でき
る。また、光磁気ディスク上に記録パターンを形成する
際にLDパワーを記録信号の”1”の時にローパワーと
したが、この逆の場合でもよく、また、本実施例に示し
たごとくLDパワーの切換が、デジタル的変化ではな
く、リニアに変更可能であれば、LDパワーを記録信号
の立ち上がり時よりも速く徐々に減少し、その立ち上が
り時にローパワーになるように制御してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、光磁気記録媒体に
レーザ光を照射し、該照射部位の記録膜をキュリー点近
傍或いはそれ以上に上昇させ、該照射部位に記録信号に
応じて極性を反転した磁界を印加して、さらに変調磁界
の極性により、記録パワーを変化させて情報を記録する
磁界変調記録方法において、本発明に係わる第1の発明
である記録パワーを高くする時間を磁界が印加されてい
る時間よりも短くすることによれば、磁界スイッチング
される各時刻での磁区形成温度となる位置がほぼ等しく
なり、記録パワーの高い場合に形成されるマークの長さ
と、低い場合に形成される長さとが等しくなり、記録磁
区の長さ変動を低減することができる。その結果、エッ
ジシフトのない良好な再生信号が得られ、正確に記録情
報を再現することが可能になる。
【0046】本発明に係わる第2の発明である、磁界の
極性により記録パワーの強弱を切り換える、切り換え部
分の記録パワーをどちら記録パワーよりも小さくするこ
とによれば、磁界スイッチングされる各時刻での磁区形
成温度となる位置がほぼ等しくなり、記録パワーの高い
場合に形成されるマークの長さと、低い場合に形成され
る長さとが等しくなり、記録磁区の長さ変動を低減する
ことができるとともに、記録パワーの高低の切り換えに
よる、相互の熱干渉が低減された磁区を形成することが
できる。その結果、エッジシフトのない良好な再生信号
が得られ、正確に記録情報を再現することが可能にな
る。
【0047】本発明に係わる第3の発明である、高記録
パワーのレーザ照射をパルス化することによれば、磁界
の向きがスイッチングされる各時刻での磁区形成温度と
なる位置がほぼ等しくなり、記録パワーの高い場合に形
成されるマークの長さと、低い場合に形成される長さと
が等しくなり、記録磁区の長さ変動を低減することがで
きるとともに、記録パワーの高低の切り換えによる、相
互の熱干渉が低減された磁区を形成することができる。
その結果、エッジシフトのない良好な再生信号が得ら
れ、正確に記録情報を再現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光磁気記録装置の構成を
示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る記録方法を示すタ
イミング図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る記録方法を示すタ
イミング図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る記録方法を示すタ
イミング図である。
【図5】本発明の実施例に係る記録原理を説明する図で
ある。
【図6】本発明の実施例に係る記録原理を説明する図で
ある。
【図7】従来例に係る光磁気記録装置の構成を示す概略
図である。
【図8】従来例に係る記録方法を示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 6 半導体レーザ 10 λ/2板 11 偏光ビームスプリッタ 13 フォトセンサ 15 信号処理回路 17 コントローラ 18 LDドライバ 19 浮上ヘッド 20 磁界変調ドライバ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、該
    照射部位の記録膜をキュリー点近傍或いはそれ以上に上
    昇させ、該照射部位に記録信号に応じて極性を反転した
    磁界を印加して、変調磁界の極性および、記録パワーを
    変化させて情報を記録する光磁気記録方法において、 前記記録パワーを高くする時間を前記変調磁界が印加さ
    れている時間よりも短くすることを特徴とする光磁気記
    録方法。
  2. 【請求項2】 前記記録パワーを短くする時間が、変調
    符号の1チャネル時間をTとした場合、0.5T以上で
    あることを特徴とする請求項1に記載の光磁気記録方
    法。
  3. 【請求項3】 磁化の極性により前記記録パワーの強弱
    を切り換える切り換え部分の記録パワーを前記強弱の記
    録パワーよりも小さくすることを特徴とする請求項1に
    記載の光磁気記録方法。
  4. 【請求項4】 前記切り換え部分の記録パワーを前記強
    弱の記録パワーよりも小さくする期間が、変調符号の1
    チャネル時間をTとした場合、1.0T以下であること
    を特徴とする請求項3に記載の光磁気記録方法。
  5. 【請求項5】 磁化の極性により前記記録パワーを高く
    する記録パワー増加部分をパルス照射にすることを特徴
    とする請求項1に記載の光磁気記録方法。
  6. 【請求項6】 前記記録パワー増加部分をパルス照射に
    するパルス幅が、変調符号の1チャネル時間をTとした
    場合、0.5T以下であることを特徴とする請求項5に
    記載の光磁気記録方法。
  7. 【請求項7】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射する照
    射手段と、該照射手段による照射部位の記録膜をキュリ
    ー点近傍或いはそれ以上に上昇させ、該照射部位に記録
    信号に応じて極性を反転した磁界を印加する磁界印加手
    段とを備え、前記磁界印加手段による変調磁界の極性お
    よび前記照射手段による記録パワーを変化させて情報を
    記録する光磁気記録装置において、 前記記録パワーを高くする時間を前記変調磁界が印加さ
    れている時間よりも短くすることを特徴とする光磁気記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録パワーを短くする時間が、変調
    符号の1チャネル時間をTとした場合、0.5T以上で
    あることを特徴とする請求項7に記載の光磁気記録装
    置。
  9. 【請求項9】 磁化の極性により前記記録パワーの強弱
    を切り換える切り換え部分の記録パワーを前記強弱の記
    録パワーよりも小さくすることを特徴とする請求項7に
    記載の光磁気記録装置。
  10. 【請求項10】 前記切り換え部分の記録パワーを前記
    強弱の記録パワーよりも小さくする期間が、変調符号の
    1チャネル時間をTとした場合、1.0T以下であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の光磁気記録装置。
  11. 【請求項11】 磁化の極性により前記記録パワーを高
    くする記録パワー増加部分をパルス照射にすることを特
    徴とする請求項7に記載の光磁気記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録パワー増加部分をパルス照射
    にするパルス幅が、変調符号の1チャネル時間をTとし
    た場合、0.5T以下であることを特徴とする請求項1
    1に記載の光磁気記録装置。
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