JPH08334084A - 可変容量型圧縮機における最小容量保持構造 - Google Patents

可変容量型圧縮機における最小容量保持構造

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JPH08334084A
JPH08334084A JP7140869A JP14086995A JPH08334084A JP H08334084 A JPH08334084 A JP H08334084A JP 7140869 A JP7140869 A JP 7140869A JP 14086995 A JP14086995 A JP 14086995A JP H08334084 A JPH08334084 A JP H08334084A
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JP
Japan
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swash plate
hole
minimum
rotary shaft
guide
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Application number
JP7140869A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Masanori Sonobe
正法 園部
Takeshi Mizufuji
健 水藤
Shinichi Ogura
進一 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜板を最小傾角状態に保持すること。 【構成】 斜板17の傾動は回転軸16と一体回転可能
である回転支持体18上の支持アーム26のガイド孔3
3、34とガイド球27、28とのスライドガイド関係
により案内される。そして斜板17の傾角が最小になっ
たとき、ガイド球27、28がガイド孔33、34の内
周面下部に設けられた凹部36に嵌合する。よって斜板
17は最小の傾角を確実に保持した状態で、ガイドピン
29、30との連係により回転軸16と一体的に回転す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置な
どに用いる可変容量型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可変容量型圧縮機においては、クランク
室と吸入行程のシリンダ内の差圧を制御することによ
り、斜板の傾斜角を変化させ、ピストンのストロークを
可変にし、吐出容量を制御するようになっている。
【0003】圧縮機の運転中、冷房負荷が小さくなった
り、空調装置作動スイッチをOFFにすると、クランク
室内の圧力が高くなり、斜板の傾角が最小傾角側へ移行
し、吐出容量が最小となる。
【0004】従来の技術では、この斜板の最小傾角状態
を保持するために、回転軸上にストッパとして機能する
サークリップを設けて斜板をそのサークリップに当接さ
せていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来はこのサ
ークリップのために余分な部品が必要となり、構造が複
雑になるとともに組付けが面倒であった。しかも斜板の
高回転時においては斜板に設けられたカウンタウェイト
のために、斜板との当接によりサークリップに大きな荷
重がかかり、当該部位がはずれるおそれがある。
【0006】またクラッチレス可変容量型圧縮機におい
ては、冷房が不要のときにも圧縮機が常時回転されるた
め、このようなときには斜板を最小傾角状態に保持する
必要がある。
【0007】しかしながら従来は、ピストンの往復運動
などにより斜板の最小傾角状態が完全に保持されなくな
るおそれがあった。もし、斜板が最小傾角状態に保持さ
れないと、余分なピストンの運動から動力損失を生ずる
ばかりでなく、冷媒ガスの循環により、蒸発器でフロス
トが発生するというおそれもあった。
【0008】また特に、圧縮機の起動時には、斜板を最
小傾角状態に保持することが困難で、斜板が傾斜してい
る状態で起動されると大きなショックが生じる。この発
明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目し
てなされたものである。その主たる目的は、簡単な構成
で、かつ性能上問題を生じないような最小容量を保持す
る構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、孔とピンとの間に斜
板の最小傾角状態を保持する保持手段を設けた。
【0010】請求項2に記載の発明では、前記保持手段
は凹凸の嵌合関係で対応する構成とした。請求項3に記
載の発明では、前記孔の内周面に、ピンの一部が嵌合さ
れる凹部を設けた。
【0011】請求項4に記載の発明では、斜板を傾動方
向において一方向へ付勢するばね手段を設けた。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、斜板の傾角が最小傾角状
態に移行したとき、孔とピンとが保持される。
【0013】請求項2の発明では、斜板の傾角が最小傾
角状態に移行したとき、孔とピンが凹凸の関係で嵌合す
る。請求項3の発明では、斜板の傾角が最小傾角状態に
移行したとき、孔の内周面に形成された凹部にピンの一
部が嵌合する。
【0014】請求項4の発明では、斜板の傾角が最小傾
角状態に移行したとき、ピンがばね手段のばね力により
凹部に嵌合する。
【0015】
【実施例】以下、クラッチレス可変容量型圧縮機に本発
明を具体化した一実施例を図1〜図3に基づいて説明す
る。
【0016】図1に示すようにシリンダブロック1の前
端にはフロントハウジング2が接合されている。シリン
ダブロック1の後端にはリヤハウジング3がバルブプレ
ート6を介して接合固定されている。クランク室19は
フロントハウジング2とシリンダブロック1との間に区
画されている。回転軸16はクランク室19内を通るよ
うに、フロントハウジング2とシリンダブロック1との
間に架設支持されている。回転軸16の前端は、クラン
ク室19から外部へ突出しており、この突出端部にはプ
ーリ22が止着されている。プーリ22は、フロントハ
ウジング2にアンギュラベアリング21を介して回転自
在に支持されるとともに、ベルト23を介して車両エン
ジン(図示略)に電磁クラッチを介することなく直結さ
れている。
【0017】回転軸16の前端部とフロントハウジング
2との間にはクランク室19内の圧力洩れを防止するた
めのリップシール20が介在されている。回転軸16に
は回転支持体18が一体回転可能に止着されていると共
に、斜板17が回転軸16の軸線方向へスライド可能か
つ傾動可能に支持されている。回転支持体18はスラス
トベアリング24を介してフロントハウジング2の内壁
面に支持されている。図3に示すように斜板17には一
対の連結片31,32が一体形成されている。連結片3
1,32には一対のガイドピン29、30が止着されて
いる。ガイドピン29、30の先端部にはガイド球2
7、28が一体形成されている。回転支持体18には支
持アーム26が突設されており、支持アーム26には一
対のガイド孔33、34が形成されている。保持手段と
してのガイド球27、28はガイド孔33、34にスラ
イド可能に嵌入されている。ガイド孔33、34の回転
支持体18側の内周面下部には、斜板の傾角が最小にな
ったとき、ガイド球27、28が嵌合するように保持手
段としての浅い凹部36が形成されている。
【0018】支持アーム26と一対のガイドピン29、
30との連係により、斜板17が回転軸16と一体的に
回転可能になる。斜板17の傾動は、ガイド孔33、3
4とガイド球27、28とのスライドガイド関係により
案内される。
【0019】そして、斜板17の傾角が最小になったと
き、ガイド球27、28がガイド孔33、34の内周面
の凹部36に嵌合する。図1及び図2に示すようにシリ
ンダブロック1の中心部には収容孔11が貫設されてい
る。収容孔11内には筒状の遮断体13がスライド可能
に収容されている。遮断体13と収容孔11の端面との
間にはばね手段としてのばね12が介在されている。ば
ね12は遮断体13を斜板17側へ付勢している。
【0020】遮断体13の筒内には、回転軸16の後端
部が挿入されて、それらの間には、ボールベアリング1
5が介在されている。リヤハウジング3の中心部には吸
入通路25が形成されている。吸入通路25は収容孔1
1に連通している。遮断体13の先端面が収容孔11の
内端の位置決め面10に当接することにより遮断体13
が斜板17から離間する方向への移動を規制される。
【0021】回転軸16の斜板17とボールベアリング
15との間には、伝導筒14が回転軸16の軸線方向に
スライド可能に嵌入されている。斜板17が遮断体13
側へ移動するに伴い、斜板17の傾動が伝導筒14を介
して遮断体13に伝達する。この傾動伝達により遮断体
13がばね12のばね力に抗して位置決め面10側へ移
動し、遮断体13が位置決め面10に当接する。斜板1
7の回転はボールベアリング15の存在によって遮断体
13には伝達されない。
【0022】シリンダブロック1に貫設されたシリンダ
ボア38内には片頭ピストン39が収容されている。斜
板17の回転運動はシュー37を介して片頭ピストン3
9の前後往復運動に変換され、片頭ピストン39がシリ
ンダボア38内を前後動する。
【0023】図1及び図2に示すようにリヤハウジング
3内には吸入室4及び吐出室5が区画形成されている。
バルブプレート6上には吸入ポート7及び吐出ポート8
が形成されている。バルブプレート6上には吸入弁59
及び吐出弁58が設けられている。吸入室4内の冷媒ガ
スは片頭ピストン39の復動動作により吸入ポート7か
ら吸入弁59を押し退けてシリンダボア38内へ流入す
る。シリンダボア38内へ流入した冷媒ガスは片頭ピス
トン39の往動動作により吐出ポート8から吐出弁58
を押し退けて吐出室5へ吐出される。吐出弁58はリテ
ーナ形成プレートのリテーナ60に当接して開度規制さ
れる。
【0024】吸入室4は通口9を介して収容孔11に連
通している。遮断体13が位置決め面10に当接する
と、通口9は吸入通路25から遮断される。回転軸16
内には通路56が形成されている。通路56の入口55
はリップシール20付近でクランク室19に開口してお
り、通路56の出口57は遮断体13の内部に開口して
いる。図1及び図2に示すように遮断体13の前端面に
は放圧通口62が貫設されている。放圧通口62は遮断
体13の内部と収容孔11とを連通している。
【0025】図1に示すように吐出室5とクランク室1
9とは圧力供給通路50で接続されている。圧力供給通
路50上には電磁開閉弁40が介在されている。電磁開
閉弁40のソレノイド41の励磁により弁体43が弁孔
42を閉鎖する。ソレノイド41が消磁すれば弁体43
が弁孔42を開く。即ち、電磁開閉弁40は吐出室5と
クランク室19とを接続する圧力供給通路50を開閉す
る。
【0026】吸入室4へ冷媒ガスを導入する入口となる
吸入通路25と、吐出室5から冷媒ガスを排出する出口
44とは外部冷媒回路45で接続されている。外部冷媒
回路45上には凝縮器46、膨張弁47及び蒸発器49
が介在されている。膨張弁47は蒸発器49の出口側の
ガス温度の変動に応じて冷媒流量を制御する温度式自動
膨張弁である。蒸発器49の近傍には温度センサ48が
設置されている。温度センサ48は蒸発器49における
温度を検出し、この検出温度情報が制御コンピュータC
に送られる。
【0027】電磁開閉弁40のソレノイド41は制御コ
ンピュータCの励消磁制御を受ける。制御コンピュータ
Cは温度センサ48から得られる検出温度情報に基づい
てソレノイド41を励消磁制御する。
【0028】図1の状態ではソレノイド41は励磁状態
にあり、圧力供給通路50は閉じられている。従って、
吐出室5からクランク室19への高圧冷媒ガスの供給は
行われない。この状態ではクランク室19内の冷媒ガス
が通路56及び放圧通口62を介して吸入室4に流出す
るばかりであり、クランク室19内の圧力は吸入室4内
の低圧力、即ち吸入圧に近づいていく。そのため、斜板
17はばね12のばね力も作用して傾角増大方向へ付勢
される。斜板17の最大傾角は回転支持体18の傾角規
制突部54と斜板17との当接によって規制される。斜
板17の傾角は最大傾角に保持され、吐出容量は最大と
なる。
【0029】冷房負荷が小さくなった状態で斜板17が
最大傾角を維持して吐出作用が行われると、蒸発器49
における温度がフロスト発生をもたらす温度に近づくよ
うに低下してゆく。温度センサ48は蒸発器49におけ
る検出温度情報を制御コンピュータCに送っており、検
出温度が設定温度以下になると制御コンピュータCはソ
レノイド41の消磁を指令する。ソレノイド41が消磁
されると圧力供給通路50が開き、吐出室5とクランク
室19とが連通する。従って、吐出室5内の高圧冷媒ガ
スが圧力供給通路50を介してクランク室19へ供給さ
れ、クランク室19内の圧力が高くなる。クランク室1
9内の圧力上昇により斜板17の傾角が最小傾角へ移行
する。又、空調装置作動スイッチ61のOFF信号に基
づいて制御コンピュータCがソレノイド41を消磁し、
この消磁により斜板17が最小傾角へ移行する。
【0030】斜板17が最小傾角側に移動すると、遮断
体13が位置決め面10側に移動する。そのため、吸入
室4からシリンダボア38内へ吸入される冷媒ガス量も
減少して、吐出容量が減少する。
【0031】図2に示すように遮断体13が位置決め面
10に当接すると、吸入通路25における通過断面積が
零となり、外部冷媒回路45から吸入室4への冷媒ガス
流入が阻止される。従って、斜板17の最小傾角は、遮
断体13と位置決め面10との当接によって規制され
る。
【0032】斜板17の最小傾角は0°よりも僅かに大
きい。つまり、斜板17の最小傾角は0°ではないた
め、斜板傾角が最小の状態においてもシリンダボア38
から吐出室5への吐出は行われている。シリンダボア3
8から吐出室5へ吐出された冷媒ガスは圧力供給通路5
0を通ってクランク室19へ流入する。クランク室19
内の冷媒ガスは通路56及び放圧通口62という放圧通
路を通って吸入室4へ流入し、吸入室4内の冷媒ガスは
シリンダボア38内へ吸入されて吐出室5へ吐出され
る。即ち、斜板傾角が最小状態では、吐出圧領域である
吐出室5、圧力供給通路50、クランク室19、通路5
6、放圧通口62、吸入圧領域である収容孔11、吸入
圧領域である吸入室4、シリンダボア38を経由する循
環通路が圧縮機内にできている。そして、吐出室5、ク
ランク室19及び吸入室4の間では圧力差が生じてい
る。従って、冷媒ガスが前記循環通路を循環する。
【0033】ここで、圧縮機の冷房負荷が小さい間は、
この斜板17の最小傾角状態を保持する必要がある。し
かし、この状態でもピストンは往復運動して冷媒の吐出
を行っており、この運動が斜板17の傾角に影響を及ぼ
し、前記斜板17の最小傾角状態が完全に保持されなく
なるというおそれがある。
【0034】そこで本実施例では、回転支持体18から
突設した支持アーム26のガイド孔33、34の内周面
にガイド球27、28が嵌合するような凹部36を設け
た。その結果、斜板17の傾角が最小状態へ移行したと
き、ガイド球27、28が凹部36に嵌合する。しか
も、ばね12は斜板17を介してガイド球27、28を
凹部36との嵌合方向へ付勢している。
【0035】よって、前記斜板17が最小傾角状態を確
実に保持した状態で、回転軸16とともに回転する。そ
してその斜板17の回転運動がシュー37を介して片頭
ピストン39の前後往復動に変換され、片頭ピストン3
9が最小の容量の冷媒を吐出しつづける。その結果、余
分な斜板傾角の増大もなく、動力損失はなくなる。
【0036】さらに斜板17が最小傾角に保持されるこ
とにより、伝導筒14を介して遮断体13が位置決め面
10から離間することがなく保持され、吸入通路25は
閉じられたままである。よって外部回路45から冷媒が
圧縮機との間を循環することはないので、蒸発器49で
フロストが起こる恐れはない。
【0037】また、本実施例における最小容量保持構造
は、何ら新たに部品を必要としないため構造が簡単で、
組付けも容易であり、コスト的にも有利である。エンジ
ンが停止すれば圧縮機の運転も停止し、即ち斜板17の
回転も停止し、斜板17の傾角は最小傾角となる。圧縮
機の運転停止状態が続けば圧縮機内の圧力が均一化して
斜板17が最大傾角側へ移動しようとするが、本実施例
ではガイド孔33、34に設けられた凹部36とガイド
球27、28が嵌合しているため、斜板17の傾角は最
小の傾角に保持される。従って、車両エンジン起動によ
って圧縮機の運転が開始されると、斜板17は負荷トル
クの最も少ない最小傾角状態から回転開始し、圧縮機の
起動時のショックも殆どない。
【0038】吐出容量を大きくするために、斜板17が
最大傾角側へ移動する場合は、凹部36が浅いために、
ガイド球27、28はその凹部36から容易に抜け出る
ことができる。
【0039】尚、この発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、各部の構成を例えば以下のように変更し
て具体化することも可能である。 (1)支持アーム26のガイド孔33、34に設ける凹
部36の代わりに、凹部の位置の上部に形成されたわず
かにふくらんだ凸部を設け、ガイド球27、28がこの
凸部を乗り越えることにより斜板が最小傾角状態に保持
されるように構成すること。
【0040】このように構成しても、しっかりと斜板1
7を最小傾角状態に保持することができる。 (2)前記実施例とは逆に、支持アームのガイド孔3
3、34の内周面下部に凸部を設け、それに嵌合するよ
うにガイド球27、28に凹部を設けること。
【0041】このように構成しても、斜板17を最小傾
角状態にしっかりと保持することができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明で
は、斜板を最小傾角状態に確実に保持できる。その結
果、余分なピストンの運動による動力損失がなく、さら
には、冷媒の循環による蒸発器でのフロストの発生のお
それもない。しかも起動時にかかるショックも低減でき
る。
【0043】請求項2及び3の発明では、サークリップ
などの余分な部品が不要となり、構成及び組付けが簡単
になる。請求項4の発明では、斜板の最小傾角保持をい
っそう確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧縮機全体の側断面図。
【図2】 斜板傾角が最小状態にある圧縮機全体の側断
面図。
【図3】 図1のA−A線断面図。
【符号の説明】
12…ばね手段としてのばね、16…回転軸、17…斜
板、19…クランク室、27、28…保持手段としての
ガイド球、29、30…ガイドピン、33、34…ガイ
ド孔、36…保持手段としての凹部、39…片頭ピスト
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 進一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンを往復動させるための斜板をクラ
    ンク室内において回転軸上に傾動可能に支持するととも
    に、その回転軸上には回転支持体を回転軸と一体的に回
    転可能に支持し、回転支持体及び斜板の一方には孔を設
    けるとともに、他方にはその孔にスライド可能に嵌合す
    るピンを設けて、回転支持体と斜板との間の相対回転を
    阻止するように構成し、クランク室内の圧力と吸入圧と
    の間の差圧を制御することにより、斜板の傾斜角を変化
    させピストンのストロークを可変にして、吐出容量を制
    御するように構成した可変容量型圧縮機において、 孔とピンとの間には斜板が最小傾角のときに、その状態
    を保持するための保持手段を設けた可変容量型圧縮機に
    おける最小容量保持構造。
  2. 【請求項2】保持手段は凹凸の嵌合関係で対応する構成
    である請求項1に記載された可変容量型圧縮機における
    最小容量保持構造。
  3. 【請求項3】孔の内周面に、ピンの一部が嵌合される凹
    部を形成した請求項2に記載された可変容量型圧縮機に
    おける最小容量保持構造。
  4. 【請求項4】斜板を傾動方向において一方向へ付勢する
    ばね手段をもうけ、ピンがそのばね手段のばね力により
    凹部に嵌合される請求項3に記載された可変容量型圧縮
    機における最小容量保持構造。
JP7140869A 1995-06-07 1995-06-07 可変容量型圧縮機における最小容量保持構造 Pending JPH08334084A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786705B2 (en) 2001-12-25 2004-09-07 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement compressor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786705B2 (en) 2001-12-25 2004-09-07 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement compressor

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