JPH08333389A - ヘキサペプチドの製造方法 - Google Patents

ヘキサペプチドの製造方法

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JPH08333389A
JPH08333389A JP14452695A JP14452695A JPH08333389A JP H08333389 A JPH08333389 A JP H08333389A JP 14452695 A JP14452695 A JP 14452695A JP 14452695 A JP14452695 A JP 14452695A JP H08333389 A JPH08333389 A JP H08333389A
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leu
ile
tyr
pro
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JP14452695A
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English (en)
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Kazuhisa Kashimoto
和久 樫本
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Ito Ham KK
Itoham Foods Inc
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Ito Ham KK
Itoham Foods Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol (I) で表されるヘキサペプチドを液相中にて製造することを
特徴とするヘキサペプチドの製造方法であり、特に式
(I) のヘキサペプチド中の一部のアミノ酸を有するペプ
チドフラグメントを液相中で形成し、得られた各ペプチ
ドフラグメントを液相中でカップリングさせることを特
徴とするヘキサペプチドの製造方法、又は液相中にて、
式(I) のヘキサペプチドの末端アミノ酸に順次1個ずつ
アミノ酸を縮合させることを特徴とするヘキサペプチド
の製造方法である。 【効果】 式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol (I)
で表されるヘキサペプチドを、液相合成によって多量
に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として有用なペプ
チド、詳しくはヘキサペプチドを液相法による化学合成
手法を用い、効率的に製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol
(I) で表されるヘキサペプチドは、抗浮腫剤、抗ショ
ック剤、抗血栓剤、抗動脈硬化剤、降圧剤、抗アレルギ
ー剤、創傷治癒剤および抗炎症剤等の医薬に応用が期待
される。上記ヘキサペプチドの製造方法は特開平5-1945
90号公報に開示されているが、該方法は固相法を中心と
した製造方法であり、工業的に不経済であり、大量合成
するのには不向きである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、式
(I) で表されるヘキサペプチドを安価に、大量に安定供
給するための製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、液相合成法により式(I):Ac-Ar
g-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol (I) で表されるヘキサペプ
チドを大量に工業的に製造することができることを見出
し、本発明を完成した。即ち、本発明は、式(I):Ac-Ar
g-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol (I)で表されるヘキサペプチ
ドを液相中にて製造することを特徴とするヘキサペプチ
ドの製造方法である。
【0005】また、本発明は、式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-
Tyr-Ile-Leu-ol (I)で表されるヘキサペプチドの製造方
法であって、式(I) のヘキサペプチド中の一部のアミノ
酸を有するペプチドフラグメントを液相中で形成し、得
られた各ペプチドフラグメントを液相中でカップリング
させることを特徴とするヘキサペプチドの製造方法てあ
る。
【0006】さらに、本発明は、式(I):Ac-Arg-Arg-Pr
o-Tyr-Ile-Leu-ol (I)で表されるヘキサペプチドの製造
方法であって、液相中にて、式(I) のヘキサペプチドの
末端アミノ酸に順次1個ずつアミノ酸を縮合させること
を特徴とするヘキサペプチドの製造方法である。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明書において、アミノ酸、ペプチド、
保護基、溶媒、その他に関し略号で表示する場合、IU
PAC,IUBの規定、あるいは当該分野における慣用
記号に従うものとする。以下にその例を挙げる。ただし
アミノ酸等に関し光学異性体がある場合は、特に明示し
なければL体を示すものとする。 Tyr チロシン残基 Pro プロリン残基 Arg アルギニン残基 Ile イソロイシン残基 Leu-ol ロイシノール Boc t−ブトキシカルボニル Bz ベンジル Z ベンジルオキシカルボニル Tos トシル OBz ベンジルエステル TFA トリフルオロ酢酸 THF テトラヒドロフラン DMF ジメチルホルムアミド DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール MeOH メタノール AcOH 酢酸
【0008】本発明のヘキサペプチドの製造方法では、
次式(I): Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol (I) で表されるヘキサペプチドを液相中にて製造する。即
ち、本発明では上記ヘキサペプチドを液相合成法によっ
て製造するが、液相合成法を行うにあたり、例えば末端
アミノ酸に順次1個ずつアミノ酸を縮合させるいわゆる
ステップワイズ伸長法、または数個のフラグメントに分
けてカップリングさせていくフラグメント縮合法を適用
することができる。
【0009】それらの方法を行う際には、例えば「ザ.
ペプチド(The Peptides)」第1巻(1966年)[Schreder an
d Luhke著、Academic Press ,New York,U.S.A.]、ある
いは「ペプチド合成」[泉屋ら著、丸善株式会社(1975
年)]に記載されている、アジド法、酸クロライド法、
酸無水物法、混合酸無水物法、DCC法、活性エステル
法(p−ニトロフェニルエステル法、N−ヒドロキシコ
ハク酸イミドエステル法、シアノメチルエステル法
等)、ウッドワード試薬Kを用いる方法、カルボイミダ
ゾール法、酸化還元法、DCC−アディティブ(HON
B、HOBt、HOSu)法等の方法を利用することが
できる。
【0010】上記各種方法では、反応に関与すべきでは
ない官能基、例えば各アミノ酸(Tyr、Arg等)の側鎖
官能基は保護しておくのが望ましい。官能基の保護は通
常の保護基を用いて行うことができ、反応終了後、該保
護基は脱離される。その一方で、反応に関与する官能基
は通常活性化される。これら各反応は常法によって行え
ばよく、それに用いる試薬等も通常使用されるものから
適宜選択し得る。
【0011】アミノ酸の保護基としては、例えばカルボ
ベンゾキシ(以下Zと略す)、Boc、Aoc、イソボニル
オキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボ
ニル、2−クロル−ベンジルオキシカルボニル、アダマ
ンチルオキシカルボニル、トリフルオロアセチル、フタ
リル、ホルミル、o−ニトロフェニルスルフェニル、ジ
フェニルホスフイノチオイルなどが挙げられる。
【0012】Tyrの水酸基の保護基としては、例えばB
zl、BrZ、Cl2−Bzl、Z、アセチル、Tos基等が
挙げられる。Argのグアニジノ基の保護基としては、例
えばTos、ニトロ、Z、Aoc基等が挙げられる。カルボ
キシル基の活性化されたものとしては、例えば対応する
酸クロライド、酸無水物または混合酸無水物、アジド、
活性エステル(ペンタクロロフェノール、p−ニトロフ
ェノール、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロ
キシベンズトリアゾール、N−ヒドロキシ−5−ノルボ
ルネン−2,3−ジカルボキシイミド等とのエステル)
等が挙げられる。
【0013】ペプチド結合形式反応は縮合剤、例えばD
CC、カルボジイミダゾール等のカルボジイミド試薬や
テトラエチルピロホスフェイト、ベンゾトリアゾール−
N−ヒドロキシトリスジメチルアミノホスホニウムヘキ
サフルオロリン化物塩(Bop試薬)等の存在下で行う
ことができる。液相合成法における反応性アミノ基と反
応性カルボキシル基との縮合反応(ペプチド結合形成反
応)は、溶媒の存在下で行う。そのような溶媒として
は、ペプチド結合形成に使用し得ることが知られている
各種のもの、例えば無水または含水のジメチルホルムア
ミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、
ピリジン、クロロホルム、ジオキサン、ジクロロメタン
(DCM)、テトラヒドロフラン(THF)、酢酸エチ
ル、N−メチルピロリドン、ヘキサメチルリン酸トリア
ミド(HMPA)あるいはこれらの混合溶媒等を用いる
ことができる。
【0014】Boc、Zなどのウレタン型保護基を有する
アミノ酸は、カルボキシル基活性の際にアズラクトン
(オキサゾロン)を形成しないためラセミ化しない。従
って、ステップワイズ伸長法によって製造する場合に
は、ラセミ化を考慮する必要がない。一方、フラグメン
ト縮合法の場合、フラグメントのC末端がGly(不斉炭
素がない)及びPro(オキサゾロン形成に必要な水素が
ない)以外は、カルボキシル基活性の際にオキサゾロン
を形成し、顕著にラセミ化を生じるが、一気に反応を終
了させることができるという利点を有する。
【0015】ステップワイズ伸長法では、式(I) のヘキ
サペプチドのC末端、即ちLeu-olに順次1個ずつアミ
ノ酸を縮合させることにより上記ヘキサペプチドを製造
するが、その製造方法の一例を以下説明する。本例で
は、アミノ酸の末端保護基としてBoc、Tyrの水酸基の
保護基としてCl2−Bzl、Argのグアニジノ基の保護
基としてTosを用いているが、本発明はこれに限定され
ることなく、前述した各種保護基を用いることができ、
またTyr及びArgには必ずしも保護基は必要でない。
【0016】(1) Boc-Ile-Leu-olの合成 Boc-Ile-Leu-olは、例えば液相中でBoc-Ile-OHおよびH-
Leu-olを反応させることにより合成することができる。
例えば、Boc-Ile-OHをTHFに溶解させるとともに−20
℃程度に冷却し、これにN−メチルモルフォリン、次い
でイソブチルクロロフォルメイトを滴下・攪拌し、混合
酸無水物を調製する。この反応液を、H-Leu-olのTHF
−DMF溶液と混合し、撹拌後、常法により精製する。
【0017】(2) Boc-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olの合成 Boc-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olは、例えば(1) で得られた
Boc-Ile-Leu-olからH-Ile-Leu-olを調製し、これとBoc-
Tyr(Cl2-Bz)-OHとを液相中で反応させることにより合成
することができる。例えば、Boc-Ile-Leu-olに氷冷下、
Boc基除去のためのTFAを加えて攪拌し、減圧濃縮す
ることによりH-Ile-Leu-ol・TFA を得る。一方、Boc-Tyr
(Cl2-Bz)-OHをTHFに溶解させ、−20℃程度に冷却
し、これにN−メチルモルフォリン、次いでイソブチル
クロロフォルメイトを滴下・攪拌し、混合酸無水物を調
製する。この反応液と、上記H-Ile-Leu-ol・TFA をN−
メチルモルフォリンで中和したTHF溶液とを混合し、
攪拌後、常法により精製する。
【0018】(3) Boc-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olの合
成 Boc-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olは、例えば(2) で得ら
れたBoc-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olからH-Tyr(Cl2-Bz)-Il
e-Leu-olを調製し、これとBoc-Pro-OHとを液相中で反応
させることにより合成することができる。例えば、Boc-
Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olに氷冷下、TFAおよび副反応
を防止するためのアニソールを加えて撹拌し、減圧濃縮
することによりH-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFAを得る。
一方、Boc-Pro-OHをTHFに溶解させ、−20℃程度に冷
却し、これにN−メチルモルフォリン、次いでイソブチ
ルクロロフォルメイトを滴下・攪拌し、混合酸無水物を
調製する。この反応液と、上記H-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-
ol・TFAをN−メチルモルフォリンで中和したTHF溶液
とを混合し、攪拌後、常法により精製する。
【0019】(4) Boc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-L
eu-olの合成 Boc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olの合成は、
例えば(3) で得られたBoc-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol
からH-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olを調製し、これとBo
c-Arg(Tos)-OH とを液相中で反応させることにより合成
することができる。
【0020】例えば、Boc-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol
に氷冷下、TFAおよびアニソールを加えて撹拌し、減
圧濃縮することによりH-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・T
FAを得る。一方、Boc-Arg(Tos)-OH をTHFに溶解さ
せ、−20℃程度に冷却し、これにN−メチルモルフォリ
ン、次いでイソブチルクロロフォルメイトを滴下・攪拌
し、混合酸無水物を調製する。この反応液と、上記H-Pr
o-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFAをN−メチルモルフォリ
ンで中和したTHF溶液とを混合し、攪拌後、常法によ
り精製する。
【0021】(5) Boc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-
Bz)-Ile-Leu-olの合成 Boc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olの
合成は、例えば(4) で得られたBoc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(C
l2-Bz)-Ile-Leu-olからH-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl 2-Bz)-Il
e-Leu-olを調製し、これとBoc-Arg(Tos)-OH とを液相中
で反応させることにより合成することができる。
【0022】例えば、Boc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-I
le-Leu-ol に氷冷下、TFAおよびアニソールを加えて
撹拌し、減圧濃縮することによりH-Arg(Tos)-Pro-Tyr(C
l2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFAを得る。一方、Boc-Arg(Tos)-OH
をTHFに溶解させ、−20℃程度に冷却し、これにN
−メチルモルフォリン、次いでイソブチルクロロフォル
メイトを滴下・攪拌し、混合酸無水物を調製する。この
反応液と、上記H-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-o
l・TFAをN−メチルモルフォリンで中和したTHF溶液
とを混合し、攪拌後、常法により精製する。
【0023】(6) Ac-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-B
z)-Ile-Leu-olの合成 Ac-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol
は、例えば(5) で得られたBoc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-
Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olからH-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-
Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olを調製し、これと酢酸とを液相
中で反応させることにより合成することができる。
【0024】例えば、Boc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr
(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olに氷冷下、TFAおよびアニソー
ルを加えて撹拌し、減圧濃縮することによりH-Arg(Tos)
-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFA を得る。
次いで、当該生成物をTHFに溶解させ、N−メチルモ
ルフォリンで中和した後、ピリジンを加え、ピリジン/
THF溶液とする。これに無水酢酸を加え、撹拌後、常
法により精製する。
【0025】(7) Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-olの合
成 Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-olは、例えば(6) で得ら
れたAc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-o
lにおける保護基を液相中で脱離することにより得られ
る。例えば、Ac-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-I
le-Leu-ol にアニソールを加えた後、−70℃程度の冷却
下でTHFを加え、撹拌した後、常法により精製する。
【0026】上述した方法によって得られる式(I):Ac-
Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol (I)で表されるヘキサペプ
チドは、通常の方法に従い脱塩、精製することができ
る。脱塩、精製は、例えばCM−セルロース等のイオン
交換クロマトグラフィー、セファデックスLH−20、
セファデックスG−10等の分配クロマトグラフィー、
シリカゲル等の順相クロマトグラフィー、ODS−シリ
カゲル等の逆相クロマトグラフィー、高速液体クロマト
グラフィー等によって行うことができる。このようにし
て得られたヘキサペプチドは、必要に応じて医薬品に許
容され得る塩、例えば、酢酸塩、塩酸塩、リン酸塩等に
することができる。
【0027】本発明では、液相法によってヘキサペプチ
ドの製造を行うため大量合成が可能であるが、特にステ
ップワイズ伸長法のメリットとして、 ラセミ化等の副反応が少ない。 混合酸無水物法を用いることができるため、反応時間
を短縮することができる。 汎用アミノ酸であるBocアミノ酸を使用することがで
きるため、安価に製造することができる。等を挙げるこ
とができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1) (1) Boc-Ile-Leu-olの合成 Boc-Ile-OH(ペプチド研究所製)10.29gをTHF100ml
に溶解し、ドライアイス−エタノールで−20℃に冷却し
た。これにN−メチルモルフォリン4.71ml、次いでイソ
ブチルクロロフォルメイト5.65mlを滴下した後、−20℃
で1分間撹拌して、上記化合物の混合酸無水物を調製し
た。この反応液と、H-Leu-ol(アルドリッチ社製) 5.0
2gのTHF−DMF溶液(THF:50ml、DMF:10m
l)とを混合し、0℃で5分間および室温で30分間撹拌
後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル400mlを加え、1
N塩酸200mlで2回、飽和重曹水200mlで2回、飽和食塩
水2回の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮した。残渣をn−ヘキサンで処理して固化し、Bo
c-Ile-Leu-ol 10.27g (収率73.0%)を得た。このペプ
チドフラグメントの物性は以下の通りであった。
【0029】m.p. 132.0 〜135.2 ℃ [α]=−8.6(MeOH, C=1.0) Rf 0.72 (BuOH/AcOH/H2O=4/1/5) 元素分析値 C173224 理論値 C:62.17 % H: 9.82 % N: 8.53 % 測定値 C:62.17 % H:10.13 % N: 8.54 %
【0030】(2) Boc-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olの合成 (1) で得られたBoc-Ile-Leu-ol 9.65gに氷冷下、TFA
10mlを加え、30分間室温で撹拌後、減圧濃縮し、H-Ile-
Leu-ol・TFA を得た。一方、Boc-Tyr(Cl2-Bz)-OH(ペプ
チド研究所製)12.86gをTHF150mlに溶解し、ドライ
アイス−エタノールで−20℃に冷却した。これにN−メ
チルモルフォリン3.21ml、次いでイソブチルクロロフォ
ルメイト3.85mlを滴下した後、−20℃で1分間撹拌し
て、上記化合物の混合酸無水物を調製した。この反応液
と、H-Ile-Leu-ol・TFA をN−メチルモルフォリンで中
和したTHF150ml溶液とを混合し、0℃で5分間およ
び室温で30分間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチ
ル500mlを加え、1N塩酸200mlで2回、飽和重曹水200m
lで2回、飽和食塩水2回の順で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をヘキサンで処理
して固化し、Boc-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol 16.81g (収
率88.2%)を得た。このペプチドフラグメントの物性は
以下の通りであった。
【0031】m.p. 166.5 〜169.5 ℃ [α]=−43.2(DMF, C=1.0) RfI(Partrige System) 0.98 RfII(AcOEt) 0.83 元素分析値 C334536Cl2 理論値 C:60.92 % H: 6.97 % N: 6.46 % 測定値 C:60.92 % H: 7.12 % N: 6.64 %
【0032】(3) Boc-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-olの合
成 (2) で得られたBoc-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol 16.75g に
氷冷下、TFA18mlおよびアニソール2.5mlを加え、30
分間室温で撹拌後、減圧濃縮し、H-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Le
u-ol・TFAを得た。一方、Boc-Pro-OH(ペプチド研究所
製)5.51gをTHF50mlに溶解し、ドライアイス−エタ
ノールで−20℃に冷却した。これにN−メチルモルフォ
リン2.82ml、次いでイソブチルクロロフォルメイト3.39
mlを滴下した後、−20℃で1分間撹拌して、上記化合物
の混合酸無水物を調製した。この反応液と、H-Tyr(Cl2-
Bz)-Ile-Leu-ol・TFAをN−メチルモルフォリンで中和し
たTHF200ml溶液とを混合し、0℃で5分間および室
温で30分間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル50
0mlを加え、1N塩酸200mlで2回、飽和重曹水200mlで
2回、飽和食塩水2回の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をエーテルで処理して
固化し、母液をヘキサンで処理してBoc-Pro-Tyr(Cl2-B
z)-Ile-Leu-ol 18.29g (収率95.1%)を得た。このペ
プチドフラグメントの物性は以下の通りであった。
【0033】m.p. 102.8 〜106.7 ℃ [α]=−56.2(MeOH, C=1.0) RfI(Partrige System) 0.96 RfII(AcOEt) 0.63 元素分析値 C385247Cl2 理論値 C:61.04 % H: 7.01 % N: 7.49 % 測定値 C:61.04 % H: 7.20 % N: 7.52 %
【0034】(4) Boc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-L
eu-olの合成 (3) で得られたBoc-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol 16.27
g に氷冷下、TFA20mlおよびアニソール4mlを加え、
30分間室温で撹拌後、減圧濃縮し、H-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-
Ile-Leu-ol・TFAを得た。Boc-Arg(Tos)-OH(ペプチド研
究所製)8.83g をTHF50mlに溶解し、ドライアイス−
エタノールで−20℃に冷却した。N−メチルモルフォリ
ン2.27ml、次いでイソブチルクロロフォルメイト2.72ml
を滴下した後、−20℃で1分間撹拌して、上記化合物の
混合酸無水物を調製した。この反応液と、H-Pro-Tyr(Cl
2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFAをN−メチルモルフォリンで中和
したTHF100ml溶液とを混合し、0℃で5分間および
室温で30分間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル
1000mlを加え、1N塩酸500mlで2回、蒸留水で2回洗
浄し、減圧濃縮した。残渣をエーテルで処理して固化
し、Boc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol 21.01
g(収率91.0%)を得た。このペプチドフラグメントの
物性は以下の通りであった。
【0035】m.p. 125.6 〜129.1 ℃ [α]=−27.6(DMF, C=1.0) RfI(Partrige System) 0.95 RfII(AcOEt) 0.29 元素分析値 C5170810SCl2 理論値 C:57.89 % H: 6.67 % N:10.59 % 測定値 C:57.89 % H: 6.83 % N: 9.95 %
【0036】(5) Boc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-
Bz)-Ile-Leu-olの合成 (4) で得られたBoc-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu
-ol 19.46gに氷冷下、TFA20mlおよびアニソール3.5m
lを加え、30分間室温で撹拌後、減圧濃縮した。残渣を
エーテルで処理し、生成(析出)した生成物を濾取し、
水酸化ナトリウム上で真空乾燥して、H-Arg(Tos)-Pro-T
yr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFAを得た。
【0037】一方、Boc-Arg(Tos)-OH(ペプチド研究所
製)7.49g をTHF50mlに溶解し、ドライアイス−エタ
ノールで−20℃に冷却した。これにN−メチルモルフォ
リン1.92ml、次いでイソブチルクロロフォルメイト2.30
mlを滴下した後、−20℃で1分間撹拌して、上記化合物
の混合酸無水物を調製した。この反応液と、H-Arg(Tos)
-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFAをN−メチルモルフ
ォリンで中和したTHF100ml溶液とを混合し、0℃で
5分間および室温で30分間撹拌後、減圧濃縮した。残渣
に酢酸エチル500mlを加え、1N塩酸200mlで2回、飽和
重曹水200mlで2回、飽和食塩水2回の順で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をエー
テルで処理して固化し、Boc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Ty
r(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol 21.01g (収率88.0%)を得た。
このペプチドフラグメントの物性は以下の通りであっ
た。
【0038】m.p. 152.8 〜155.3 ℃ [α]=−24.4(DMF, C=1.0) RfI(Partrige System) 0.91 RfIII(AcOEt:MeOH=1:
1) 0.82 RfIV(MeOH) 0.94 元素分析値 C649012132Cl2 理論値 C:56.17 % H: 6.48 % N:12.28 % 測定値 C:56.17 % H: 6.66 % N:10.79 %
【0039】(6) Ac-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-B
z)-Ile-Leu-olの合成 (5) で得られたBoc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-B
z)-Ile-Leu-ol 20.90gに氷冷下、TFA35mlおよびアニ
ソール5mlを加え、30分間室温で撹拌後、減圧濃縮し
た。残渣をエーテルで処理し、生成(析出)した生成物
を濾取し、水酸化ナトリウム上で一夜真空乾燥して、H-
Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFA
20.92gを得た。
【0040】得られた生成物H-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-
Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol・TFA をTHF540mlに溶解し、
N−メチルモルフォリンで中和した後、ピリジン60mlを
加え、10%ピリジン/THF溶液とした。これに無水酢
酸1.3mlを加えて室温で30分間撹拌した後、28%アンモ
ニア水0.6mlを加え、減圧濃縮した。残渣に1N塩酸100
0mlを加えて固化し、蒸留水で洗浄した後、乾燥させてB
oc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-ol 2
0.42g (収率100.0 %)を得た。このペプチドフラグメ
ントの物性は以下の通りであった。
【0041】m.p. 148.6 〜150.6 ℃ [α]=−23.4(DMF, C=1.0) RfI(Partrige System) 0.78 RfIII(AcOEt:MeOH=1:
1) 0.91 元素分析値 C618412122Cl2 理論値 C:55.91 % H: 6.33 % N:10.85 % 測定値 C:55.91 % H: 6.52 % N:11.18 %
【0042】(7) Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-olの合
成 (6) で得られたAc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)
-Ile-Leu-ol 18.9gにアニソール31.1mlを加え、ドライ
アイス−エタノールによる−70℃冷却下、HF約200ml
を加えた後、0℃で1時間撹拌し、減圧濃縮した。残渣
をエーテルで処理し、生成(析出)した生成物を濾取
し、水酸化ナトリウム上で真空乾燥した。乾燥後、10%
AcOHで抽出し、凍結乾燥してAc-Arg-Arg-Pro-Tyr-I
le-Leu-olの粗製物15.5g を得た。これをHPLCで分
取し、Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol 6.5gを得た。な
お、HF解裂は株式会社ペプチド研究所製 HF-React
ion Apparatus TypeIVを使用した。 HPLCによる純度 99 % (RT 8.90min 25%MeCN-0.1
%TFA)
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、式(I):Ac-Arg-Arg-Pr
o-Tyr-Ile-Leu-ol (I) で表されるヘキサペプチドを、
液相合成によって多量に製造することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(7) Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-olの合
成 Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-olは、例えば(6) で得ら
れたAc-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-Ile-Leu-o
lにおける保護基を液相中で脱離することにより得られ
る。例えば、Ac-Arg(Tos)-Arg(Tos)-Pro-Tyr(Cl2-Bz)-I
le-Leu-ol にアニソールを加えた後、−70℃程度の冷却
下でHFを加え、撹拌した後、常法により精製する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol
    (I) で表されるヘキサペプチドを液相中にて製造することを
    特徴とするヘキサペプチドの製造方法。
  2. 【請求項2】 式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol
    (I) で表されるヘキサペプチドの製造方法であって、式(I)
    のヘキサペプチド中の一部のアミノ酸を有するペプチド
    フラグメントを液相中で形成し、得られた各ペプチドフ
    ラグメントを液相中でカップリングさせることを特徴と
    するヘキサペプチドの製造方法。
  3. 【請求項3】 式(I):Ac-Arg-Arg-Pro-Tyr-Ile-Leu-ol
    (I) で表されるヘキサペプチドの製造方法であって、液相中
    にて、式(I) のヘキサペプチドの末端アミノ酸に順次1
    個ずつアミノ酸を縮合させることを特徴とするヘキサペ
    プチドの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005139163A (ja) * 2003-10-17 2005-06-02 Shimadzu Corp タンパク質又はペプチドのc末端を修飾する方法
CN103613642A (zh) * 2013-11-20 2014-03-05 陕西东大生化科技有限责任公司 一种六胜肽的液相分段合成方法

Cited By (3)

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JP2005139163A (ja) * 2003-10-17 2005-06-02 Shimadzu Corp タンパク質又はペプチドのc末端を修飾する方法
CN103613642A (zh) * 2013-11-20 2014-03-05 陕西东大生化科技有限责任公司 一种六胜肽的液相分段合成方法
CN103613642B (zh) * 2013-11-20 2015-05-13 陕西东大生化科技有限责任公司 一种六胜肽的液相分段合成方法

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