JPH08332662A - 徐変基材への押出成形方法及び徐変基材への押出成形装置 - Google Patents

徐変基材への押出成形方法及び徐変基材への押出成形装置

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JPH08332662A
JPH08332662A JP7141939A JP14193995A JPH08332662A JP H08332662 A JPH08332662 A JP H08332662A JP 7141939 A JP7141939 A JP 7141939A JP 14193995 A JP14193995 A JP 14193995A JP H08332662 A JPH08332662 A JP H08332662A
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Japan
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gradually changing
resin
gradually
changing base
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JP7141939A
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English (en)
Inventor
Kenji Tanigaki
垣 健 志 谷
Yoshiro Hattori
部 芳 郎 服
Tadahiko Kohama
浜 忠 彦 小
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面形状が2次元に徐々に変化する徐変基材
の表面に樹脂材を押し出す際に、徐変基材を固定型に干
渉させることなく、徐変基材を裏面側から確実に保持で
きる徐変基材への押出成形方法及び押出成形装置を提供
すること。 【構成】 断面形状が2次元に徐々に変化する徐変基材
2の表面2cに樹脂材を押し出す際に、徐変基材の裏面
2eに圧力を加えて徐変基材を保持する押出成形方法及
び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面形状が2次元に徐
々に変化する徐変基材の表面に樹脂材を押し出す徐変基
材への押出成形方法及び押出成形装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一定断面形状の基材(例えばSU
S)の表面に樹脂材を押し出す一定断面基材への押出成
形方法は一般的である(例えば特開昭60−79926
号公報参照)。ここで用いる押出成形装置は、一定断面
の基材を移動自在にガイドするガイド孔及びガイド孔内
の基材の表面に向けて開口する樹脂通路を有する固定型
と、樹脂通路に樹脂材を圧送する押出装置とを有するも
のである。このものでは、固定型のガイド孔が基材の裏
面形状に合わせて形成されているから、押出成形時には
一定断面の基材の裏面を保持することができ、基材の表
面に加わる樹脂材の圧力の影響で基材が裏面側へ変形す
るのを防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、断面形状が
2次元に徐々に変化する徐変基材の表面に樹脂材を押し
出すものに上記の装置を適用すると、上記固定型のガイ
ド孔は基材の裏面形状に合わせて形成されるものである
から、徐変基材を確実に保持することはできないか徐変
基材の移動時に徐変部と固定型とが干渉するかいずれか
の問題点が発生する。
【0004】故に、本発明は、断面形状が2次元に徐々
に変化する徐変基材の表面に樹脂材を押し出す際に、徐
変基材を固定型に干渉させることなく、徐変基材を裏面
側から確実に保持できる徐変基材への押出成形方法及び
押出成形装置を提供することを、その技術的課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、請求項1の発明においては、断面形状が2次
元に徐々に変化する徐変部をもつ徐変基材の表面に樹脂
材を押し出す際に、徐変基材の裏面に圧力を加えて徐変
基材を保持した。
【0006】上記技術的課題を解決するために、請求項
2の発明においては、前記徐変基材の表面に樹脂材を押
し出す際に、徐変基材の裏面に樹脂材を圧送して徐変基
材を保持した。
【0007】請求項2の発明において、徐変基材の形状
に追従して樹脂材の圧送量を可変させるようにすると好
ましい。
【0008】上記技術的課題を解決するために、請求項
4の発明においては、断面形状が2次元に徐々に変化す
る徐変基材が通過する空間と、徐変基材の表面に向けて
開口するよう空間に連通する樹脂通路とを有する固定型
と、樹脂通路に樹脂材を圧送する押出装置と、徐変基材
に樹脂材を押し出す際に、徐変基材の裏面に圧力を加え
て徐変基材を保持する加圧装置とを備えた。
【0009】請求項4の発明において、加圧装置が、固
定型に形成され且つ徐変基材の裏面に向けて開口するよ
う空間に連通する第2樹脂通路と、第2樹脂通路に樹脂
材を圧送する第2押出装置とを有するようにすると好ま
しい。
【0010】ここで、第2押出装置を、徐変基材の形状
に追従して樹脂材の圧送量を可変させるものにすると好
ましい。
【0011】ここで、加圧装置が、前記第2樹脂通路及
び前記第2押出装置の他に、徐変基材の形状に追従して
第2樹脂通路の開口面積を可変させる開口面積可変装置
を有するようにすると好ましい。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、断面形状が2次元に
徐々に変化する徐変基材の表面に樹脂材を押し出す際
に、徐変基材の裏面に圧力を加えるので、徐変基材を裏
面側から確実に保持でき、特に、押出成形時に徐変基材
が裏面側に変形するのを防止できる。また、固定型を徐
変基材の裏面の形状に合わせる必要はないので、徐変基
材の移動時に、徐変基材が固定型と干渉するのを回避で
きる。
【0013】請求項2の発明によれば、断面形状が2次
元に徐々に変化する徐変基材の表面に樹脂材を押し出す
際に、徐変基材の裏面に樹脂材を圧送するので、請求項
1の発明と同様に、徐変基材の移動時に徐変基材を固定
型と干渉させることなく、徐変基材を裏面側から確実に
保持できる。
【0014】請求項2の発明において、徐変基材の形状
に追従して樹脂材の圧送量を可変させると、常時一定量
(徐変基材の最大断面形状に合わせた量)の樹脂材を圧
送する場合に比べて、圧送量が少なくなり、コスト的に
有利である。
【0015】請求項4の発明によれば、徐変基材に樹脂
材を押し出す際に、加圧装置により徐変基材の裏面に圧
力を加えるので、徐変基材を裏面側から確実に保持で
き、特に、押出成形時に徐変基材が裏面側に変形するの
を防止できる。また、固定型を徐変基材の裏面の形状に
合わせる必要はないので、徐変基材の移動時に、徐変基
材が固定型と干渉するのを回避できる。
【0016】請求項4の発明において、加圧装置とし
て、固定型に形成され且つ徐変基材の裏面に向けて開口
する第2樹脂通路と、第2樹脂通路に樹脂材を圧送する
第2押出装置を用いると、加圧装置に、徐変基材を裏面
側から確実に保持するという機能と、徐変基材の裏面に
樹脂を形成するという機能とを兼用させることができ
る。
【0017】また、第2押出装置により徐変基材の形状
に追従して樹脂材の圧送量を可変させると、常時一定量
(徐変基材の最大断面形状に合わせた量)の樹脂材を圧
送する場合に比べて、圧送量が少なくなり、コスト的に
有利である。
【0018】また、加圧装置に、徐変基材の形状に追従
して第2樹脂通路の開口面積を可変させる開口面積可変
装置を付加すると、徐変基材の不必要な部分に樹脂が付
着するのを極力回避できる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。
【0020】図1は、本発明の押出成形方法及び装置を
用いて成形されたルーフドリップモールの正面図であ
り、図2は図1のA−A断面図であり、図3は図1のB
−B断面図である。
【0021】図1に示すルーフドリップモール1は、自
動車のフロント側モールとリア側モールとが一体に形成
されたもので、徐変芯材(徐変基材)2と、樹脂層3と
から構成されている。
【0022】徐変芯材2は、SUS等の金属から徐変ロ
ール成形により形成され、複雑な断面2次元形状を呈し
ている。徐変芯材2は、一定断面形状の断面形状不変部
2a(図2参照)と、断面形状が2次元に徐々に変化す
る断面形状徐変部2b(図3参照)とを有している。樹
脂層3は、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂から後述する徐
変押出成形により形成され、徐変芯材2の徐変形状に合
わせて樹脂層3も徐変するようになっている。即ち、樹
脂層3も、一定断面形状の断面形状不変部3a(図2参
照)と、断面形状が徐々に変化する断面形状徐変部3b
(図3参照)とを有している。
【0023】図4を参照して、上記ルーフドリップモー
ル1の製造方法について簡単に説明する。
【0024】まず、徐変ロール成形により徐変芯材2を
成形する。その徐変芯材2を図4の矢印方向に移動させ
ながら、徐変芯材2の表面2cのへこみ部2dに接着剤
塗布装置10により接着剤を塗布する。ここで、接着剤
塗布装置10は、接着剤を溜めるための接着剤塗布フェ
ルト11と、その内部の接着剤をへこみ部2dに圧送す
るポンプ12とから構成されている。次に、高周波加熱
コイル20により接着剤を加熱して固化させる。次に、
接着剤が塗布された部分即ち徐変芯材2の表面2cのへ
こみ部2d上に、後述する押出成形により樹脂材を押し
出し、次いで冷却槽40により樹脂材を冷却して凝固さ
せて樹脂層3を形成する。次に、引取り機50により引
き取った後、所定箇所で切断して目的のルーフドリップ
モール1を製造する。
【0025】図5〜9を参照して、上記のような複雑な
断面2次元形状を呈する徐変芯材2の表面2cのへこみ
部2dに樹脂材を押し出す押出成形装置30及びそれに
用いた方法について具体的に説明する。
【0026】図5,6において、押出成形装置30は、
固定型31と、第1押出装置32と、加圧装置33と、
制御装置34とを備えている。
【0027】図6に示すように、固定型31は、徐変芯
材2が通過する芯材通路(空間)311と、芯材通路3
11よりも上方に位置するよう芯材通路311に連通す
る樹脂通路312を有している。芯材通路311は、徐
変芯材2の移動方向に延在しており、一定断面形状を呈
している。樹脂通路312は、徐変芯材2の表面2cの
へこみ部2dに向けて(図5上方向に)開口すると共
に、徐変芯材2の幅方向(図6左右方向)に延在するも
のである。樹脂通路312は、樹脂通路312に向けて
(即ち徐変芯材2の移動方向に向けて)開口する円形通
路313を介して樹脂供給通路(図示せず)に連通して
いる。
【0028】第1押出装置32は、樹脂原料を混練して
可塑化し、その可塑化した樹脂材(以下樹脂材と称す
る)を樹脂供給通路に所定の圧力(例えば100kgf/cm
2 )で押し出すものである。図5に示すように、第1押
出装置32は、内部にシリンダ孔321aを有するハウ
ジング321と、シリンダ孔321a内に回転可能に配
置されたスクリュー322とを有している。ここで、ス
クリュー322の回転数を変えることにより、樹脂材の
押出量(圧送量)を変えることができる。尚、スクリュ
ー322は、モータ(図示せず)により駆動される。
【0029】固定型31の内部には、シャッター35が
徐変芯材2の幅方向に摺動自在に配設され、その上下幅
は樹脂通路312の上下幅と略同一である。シャッター
35は、第1押出装置32から圧送される樹脂量に追従
して、樹脂通路312の芯材通路311への開口面積を
可変させるものである。このシャッター35は、エアシ
リンダ36に連結されている。
【0030】加圧装置33は、樹脂通路331と、円形
通路332と、樹脂供給通路(図示せず)と、第2押出
装置333と、シャッター334と、エアシリンダ33
5とを有している。
【0031】樹脂通路331は、芯材通路311よりも
下方に位置するよう固定型31の内部に形成され、芯材
通路311に連通している。又、樹脂通路331は、徐
変芯材2の裏面2eに向けて(図6上方向に)開口して
おり、樹脂通路312と同方向即ち徐変芯材2の幅方向
に延在している。円形通路332は、円形通路313と
同方向即ち樹脂通路312に向けて開口するよう固定型
31の内部に形成されている。樹脂供給通路は、円形通
路332及び第2押出装置333に連通するよう固定型
31の内部に形成されている。
【0032】第2押出装置333は、その構成が第1押
出装置32と同一である。即ち、第2押出装置333
は、ハウジング333aと、スクリュー333bを有し
ている。第2押出装置333は、へこみ部2dへの押出
成形時に、樹脂供給通路、円形通路332及び樹脂通路
331を介して徐変芯材2の裏面2eに向けて所定の圧
力(例えば100kgf/cm2 )の樹脂材を押し出すもの
で、この樹脂材の圧力により徐変芯材2を保持してい
る。ここで、この圧力は徐変芯材2を保持できる程度で
あれば良く、第1押出装置32から押し出される樹脂材
の圧力と同程度にすると好ましい。又、第2押出装置3
33は、徐変芯材2の形状に追従して樹脂材の押出量を
可変させるものである。即ち、徐変芯材2が最小断面形
状の場合には樹脂材の押出量を最小量とし、最大断面形
状の場合には最大量とし、更にその間の断面徐変形状の
場合には最小量と最大量との間で徐々に押出量を変える
ものである。
【0033】シャッター334は、固定型31の内部に
シャッター35と同方向即ち徐変芯材2の幅方向に摺動
自在に配設され、その上下幅は樹脂通路331の上下幅
と略同一である。シャッター334は、第2押出装置3
33から圧送される樹脂量に追従して、樹脂通路331
の芯材通路311への開口面積を可変させるものであ
る。つまり、シャッター334は、徐変芯材2の形状に
追従して樹脂材の押出量を可変させるものである。即
ち、徐変芯材2が最小断面形状の場合にはその開度を最
小とし、最大断面形状の場合には最大(100%)と
し、更にその間の断面徐変形状の場合には最小開度と最
大開度との間で徐々に開度を変えるものである。エアシ
リンダ335は、シャッター334を駆動するものであ
る。
【0034】制御装置34は、第1押出装置31のスク
リュー回転数及びシャッター35の開度を連動させるも
のである。即ち、図9に示すように、ある時刻T1に増
速開始が命令されると、第1押出装置31のスクリュー
回転数を徐々に(4段階で)増加させると共に、増速開
始時刻T1から少し遅れた時刻T2にシャッター35の
開度を徐々に増加させる。次に、シャッター全開時刻T
3から減速開始時刻T4までの間はシャッター35を全
開状態に維持すると共に、スクリュー回転数が最大にな
ってから減速開始時刻T4までの間はスクリュー回転数
を最大に維持する。次に、減速開始時刻T4において、
スクリュー回転数を徐々に(4段階で)減少させると共
に、減速開始時刻T4から少し遅れた時刻T5にシャッ
ター35の開度を徐々に減少させる。最後に、シャッタ
ー全閉時刻T6から増速開始時刻(図示せず)までの間
はシャッター35を全閉状態に維持すると共に、スクリ
ュー回転数が最小になってから増速開始時刻(図示せ
ず)までの間はスクリュー回転数を最小に維持する。
【0035】また、制御装置34は、第2押出装置33
3のスクリュー回転数及びシャッター334の開度を連
動させるものである。この制御は図9と略同一のためそ
の説明を省略する。
【0036】以下、徐変芯材2の徐変部2bのへこみ部
2dへの徐変押出成形方法について説明する。
【0037】図8に示す如く徐変芯材2の断面形状が最
小となる状態から図6に示す如く断面形状が最大となる
状態まで徐変芯材2の形状が変化する場合には、図9の
時刻T1〜時刻T3に示す如く、制御装置34により第
1押出装置31のスクリュー回転数を徐々に増加させる
と共に、これに連動させてシャッター35の開度を徐々
に増加させる。これにより、徐変部2bのへこみ部2d
の形状に追従して可変量の樹脂材が樹脂通路312を介
して徐変部2bのへこみ部2dに圧送される。
【0038】つまり、徐変芯材2の徐変部2bのへこみ
部2dに樹脂層3の徐変部3bが形成される。
【0039】これと同時に、制御装置34により第2押
出装置333のスクリュー回転数を徐々に増加させると
共に、これに連動させてシャッター334の開度を徐々
に増加させる。これにより、徐変芯材2の徐変部2bの
形状に追従して、徐変部2bの裏面2e全域に向けて可
変量の樹脂材を圧送し、徐変部2bの裏面2eを変形し
ないように保持する。またこのとき、徐変芯材2の徐変
部2bの裏面2eに樹脂層4が形成される。尚、この樹
脂層4は、冷却槽40を通過した後に剥がす。
【0040】一方、図6に示す如く徐変芯材2の断面形
状が最大となる状態から図8に示す如く断面形状が最小
となる状態まで徐変芯材2の形状が変化する場合には、
図9の時刻T4〜時刻T6に示す如く、制御装置34に
より第1押出装置31のスクリュー回転数を徐々に減少
させると共に、これに連動させてシャッター35の開度
を徐々に減少させる。これにより、徐変部2bのへこみ
部2dの形状に追従して可変量の樹脂材が樹脂通路31
2を介して徐変部2bのへこみ部2dに圧送される。つ
まり、徐変芯材2の徐変部2bのへこみ部2dに樹脂層
3の徐変部3bが形成される。
【0041】これと同時に、制御装置34により第2押
出装置333のスクリュー回転数を徐々に減少させると
共に、これに連動させてシャッター334の開度を徐々
に減少させる。これにより、徐変芯材2の徐変部2bの
形状に追従して、徐変部2bの裏面2e全域に向けて可
変量の樹脂材を圧送し、徐変部2bの裏面2eを変形し
ないように保持する。またこのとき、徐変芯材2の徐変
部2bの裏面2eに樹脂層4が形成される。尚、この樹
脂層4は、冷却槽40を通過した後に剥がす。
【0042】尚、本発明は、徐変芯材に一定量の樹脂材
を押し出す場合においても適用できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、以下の如く効果を有
する。
【0044】断面形状が2次元に徐々に変化する徐変基
材の表面に樹脂材を押し出す際に、徐変基材の裏面に圧
力を加えるので、徐変基材を裏面側から確実に保持で
き、特に、押出成形時に徐変基材が裏面側に変形するの
を防止できる。また、固定型を徐変基材の裏面の形状に
合わせる必要はないので、徐変基材の移動時に、徐変基
材が固定型と干渉するのを回避できる。
【0045】請求項2の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0046】断面形状が2次元に徐々に変化する徐変基
材の表面に樹脂材を押し出す際に、徐変基材の裏面に樹
脂材を圧送するので、請求項1の発明と同様に、徐変基
材の移動時に徐変基材を固定型と干渉させることなく、
徐変基材を裏面側から確実に保持できる。
【0047】請求項3の発明は、請求項2の発明の効果
に加えて、以下の如く効果を有する。
【0048】徐変基材の形状に追従して樹脂材の圧送量
を可変させたので、常時一定量(徐変基材の最大断面形
状に合わせた量)の樹脂材を圧送する場合に比べて、圧
送量が少なくなり、コスト的に有利である。
【0049】請求項4の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0050】徐変基材に樹脂材を押し出す際に、加圧装
置により徐変基材の裏面に圧力を加えるので、徐変基材
を裏面側から確実に保持でき、特に、押出成形時に徐変
基材が裏面側に変形するのを防止できる。また、固定型
を徐変基材の裏面の形状に合わせる必要はないので、徐
変基材の移動時に、徐変基材が固定型と干渉するのを回
避できる。
【0051】請求項5の発明は、請求項4の発明の効果
に加えて、以下の如く効果を有する。
【0052】加圧装置として、固定型に形成され且つ徐
変基材の裏面に向けて開口する第2樹脂通路と、第2樹
脂通路に樹脂材を圧送する第2押出装置を用いたので、
加圧装置に、徐変基材を裏面側から確実に保持するとい
う機能と、徐変基材の裏面に樹脂を形成するという機能
とを兼用させることができる。従って、徐変基材の裏面
にも樹脂を形成する場合において、工数の短縮化を図る
ことができる。
【0053】請求項6の発明は、請求項4の発明の効果
に加えて、以下の如く効果を有する。
【0054】第2押出装置により徐変基材の形状に追従
して樹脂材の圧送量を可変させたので、常時一定量(徐
変基材の最大断面形状に合わせた量)の樹脂材を圧送す
る場合に比べて、圧送量が少なくなり、コスト的に有利
である。
【0055】請求項7の発明は、請求項4の発明の効果
に加えて、以下の如く効果を有する。
【0056】また、加圧装置に、徐変基材の形状に追従
して第2樹脂通路の開口面積を可変させる開口面積可変
装置を付加したので、徐変基材の不必要な部分に樹脂が
付着するのを極力回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の成形方法により製造されたルーフド
リップモールの正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のルーフドリップモールの製造工程を示す
工程図である。
【図5】図4における押出成形装置の断面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】図6のD−D断面図である。
【図8】徐変芯材が断面最小形状の場合の押出成形方法
を示す説明図である。
【図9】第1押出装置のスクリュー回転数及びシャッタ
ー開度のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ルーフドリップモール 2 徐変芯材(徐変基材) 2b 徐変部 2c 徐変芯材の表面 2e 徐変芯材の裏面 3 樹脂層 4 樹脂層 30 押出成形装置 31 固定型 312 樹脂通路 32 第1押出装置(押出装置) 33 加圧装置 331 樹脂通路 333 第2押出装置 334 シャッター(開口面積可変装置)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が2次元に徐々に変化する徐変
    基材の表面に樹脂材を押し出す際に、前記徐変基材の裏
    面に圧力を加えて前記徐変基材を保持する徐変基材への
    押出成形方法。
  2. 【請求項2】 断面形状が2次元に徐々に変化する徐変
    基材の表面に樹脂材を押し出す際に、前記徐変基材の裏
    面に樹脂材を圧送して前記徐変基材を保持する徐変基材
    への押出成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記徐変基材の形状に追従して前記樹脂材の圧送量を可
    変させる徐変基材への押出成形方法。
  4. 【請求項4】 断面形状が2次元に徐々に変化する徐変
    基材が通過する空間と、前記徐変基材の表面に向けて開
    口するよう前記空間に連通する樹脂通路とを有する固定
    型と、 前記樹脂通路に樹脂材を圧送する押出装置と、 前記徐変基材に樹脂材を押し出す際に、前記徐変基材の
    裏面に圧力を加えて前記徐変基材を保持する加圧装置と
    を備える徐変基材への押出成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記加圧装置は、前記固定型に形成され且つ前記徐変基
    材の裏面に向けて開口するよう前記空間に連通する第2
    樹脂通路と、 前記第2樹脂通路に樹脂材を圧送する第2押出装置とを
    有している徐変基材への押出成形装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第2押出装置は、前記徐変基材の形状に追従して前
    記樹脂材の圧送量を可変させるものである徐変基材への
    押出成形装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記加圧装置は、前記徐変基材の形状に追従して前記第
    2樹脂通路の開口面積を可変させる開口面積可変装置を
    有している徐変基材への押出成形装置。
JP7141939A 1995-06-08 1995-06-08 徐変基材への押出成形方法及び徐変基材への押出成形装置 Pending JPH08332662A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5952013A (en) * 1996-11-29 1999-09-14 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Apparatus for applying a resin layer of varying width to a metal member of varying width

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5952013A (en) * 1996-11-29 1999-09-14 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Apparatus for applying a resin layer of varying width to a metal member of varying width
US6311450B1 (en) 1996-11-29 2001-11-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Molding having a resin layer of varying width applied to a supporting member of varying width

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