JPH08332406A - 泥土と骨材の分離混合装置 - Google Patents

泥土と骨材の分離混合装置

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JPH08332406A
JPH08332406A JP16824095A JP16824095A JPH08332406A JP H08332406 A JPH08332406 A JP H08332406A JP 16824095 A JP16824095 A JP 16824095A JP 16824095 A JP16824095 A JP 16824095A JP H08332406 A JPH08332406 A JP H08332406A
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JP
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rotary tank
rotary
mixing
separating
mud
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JP16824095A
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English (en)
Inventor
Kihee Takeda
喜平衛 竹田
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KATSUMURA CONSTRUCTION CO Ltd
KATSUMURA KENSETSU KK
Original Assignee
KATSUMURA CONSTRUCTION CO Ltd
KATSUMURA KENSETSU KK
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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設残土から粒径の大きい骨材などを除去
し、建設残土と土質改良材との混合を確実に行える分離
混合装置を提供すること。 【構成】 少なくとも内外二重の回転槽と、前記内側回
転槽の周面に開設した貫通孔と、任意の回転槽の内周面
に刻設した螺旋溝とを備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木建築現場において
発生する建設残土を再利用可能な所定の粒度の泥土と骨
材に分離し泥土と土質改良材を混同する分離混合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】土木建築現場において掘
削した際などに建設残土が発生する。この建設残土は、
泥土、土砂又はコンクリート塊などの骨材が混在した状
態である。このような建設残土は有効な建設資材として
再利用されることなく、産業廃棄物として処理されるこ
とが多い。また、再利用する場合でも、大粒径の骨材や
コンクリート塊を丁寧に除去し石灰系などの固化材を用
いて改良するか、多量の水を用いて洗い骨材のみを採取
して再利用しており、そのために多大な労力とコストが
かかる。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した泥土と骨材
の分離混合技術にあっては、次のような技術課題が存在
する。 <イ> 低コストで泥土あるいは土砂と骨材を分離し、
その泥土あるいは土砂を土質改良材と攪拌混合し有用な
改良体とし、骨材と共と再利用する技術の開発 <ロ> 多量の水を用いずに泥土または土砂と骨材とを
分離する技術の開発
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、様々な種類
の材料が混入した建設発生土を泥土又は土砂と骨材とに
分離して再利用できる分離混合装置を提供することにあ
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、粒径の
異なる土砂を攪拌混合して泥土または土砂と骨材に分離
して土質改良土とする装置であって、同一軸上に回転自
在に配置した少なくとも内外二重の回転槽からなり、前
記内側回転槽は周面に貫通孔を開設し、任意の回転槽の
周面に螺旋溝を刻設した、泥土と骨材の分離混合装置で
ある。また本発明は、前記記載の泥土と骨材の分離混合
装置において、前記各回転槽を任意の方向に回転可能と
したことを特徴とする、泥土と骨材の分離混合装置であ
る。また本発明は、前記記載の泥土と骨材の分離混合装
置において、前記回転槽は、その回転軸を鉛直方向に向
けてを配設したことを特徴とする、泥土と骨材の分離混
合装置である。また本発明は、前記記載の泥土と骨材の
分離混合装置において、前記回転槽はその回転軸を斜め
傾けてを配設したことを特徴とする、泥土と骨材の分離
混合装置である。また本発明は、前記記載の泥土と骨材
の分離混合装置において、前記回転槽はその回転軸を水
平方向に向けてを配設したことを特徴とする、泥土と骨
材の分離混合装置である。また本発明は、前記記載の泥
土と骨材の分離混合装置において、前記回転槽は傾倒自
在としたことを特徴とする、泥土と骨材の分離混合装置
である。また本発明は、前記記載の泥土と骨材の分離混
合装置において、前記螺旋溝を螺旋突条としたことを特
徴とする、泥土と骨材の分離混合装置である。更に本発
明は、前記記載の泥土と骨材の分離混合装置において、
任意の回転槽の内周面に前記螺旋溝と共に螺旋突条も突
設したことを特徴とする、泥土と骨材の分離混合装置で
ある。
【0006】
【実施例1】以下、図面を参照しながら本発明の一実施
例を説明する。
【0007】<イ>分離混合装置(図1) 分離混合装置10は、すり鉢状を呈し同心状に内外多重
に配した第一回転槽20、第二回転槽30と、その回転
槽を支持する支持体50とにより構成されている。以
下、各部について詳述する。
【0008】<ロ>回転槽(図1) 図1に示すように、回転槽は、建設残土60から粒径の
大きい骨材等を取り除き、必要な粒径の泥土又は土砂を
用いた土質改良材70を混合する槽体である。この回転
槽は、すり鉢状を呈する第一回転槽20、第二回転槽3
0とよりなり、上面開放した状態で内外多重に配した二
重構造となっている。
【0009】<ハ>第一回転槽(図1、図2) 第一回転槽20は、ガイドフレーム55上面からほぼ垂
直に突設した回転軸51の先端に取り付けられており、
第一回転槽20は、回転軸51と共に回転する構造とな
っている。この第一回転槽20の上面は、開放されてお
り建設残土60の投入口となっている。第一回転槽20
の内周面には、その中心軸を螺旋状に巻回するように螺
旋突条21が突設されている。螺旋突条21は、第一回
転槽20内の下方に溜る建設残土60をその上方へ移送
する部位である。即ち、第一回転槽20の回転により螺
旋突条21に沿って建設残土60が第一回転槽20の上
方へ移動する構造となっている。一方、第一回転槽20
の周面には貫通孔22が開設され、その貫通孔22を通
じて第一回転槽20内と第二回転槽30内は連通してい
る。この貫通孔22は、建設残土60のうち粒径の小さ
いものを第二回転槽30へ移動を許容するための孔であ
る。図2のように、貫通孔22を第二回転槽30に向け
て大径となるテーパー孔とするのが好ましく、貫通孔2
2の孔詰まりを低減が可能となる。また、第一回転槽2
0の外周面には、突起23が突設されている。突起23
は、第一回転槽20と第二回転槽30間の攪拌を促進す
るための部位である。
【0010】<ニ>第二回転槽(図1) 第二回転槽30は、第一回転槽20より大きい径で形成
した槽体であり、その中心に回転軸51が貫通してお
り、その回転軸51の基端部分を中心に空転自在に設置
されている。この第二回転槽30の内底面から回転軸5
1を介して前記第一回転槽20が上側に設置された状態
であり、第二回転槽30内底面と第一回転槽20外底面
との間、および第二回転槽30内周面と第一回転槽30
外周面との間には、攪拌するための空間が確保されてい
る。一方、第二回転槽30の周面にはローラ31が当接
しており、このローラ31の駆動制御することにより、
第二回転槽30が任意に回転制御できる構造となってい
る。第二回転槽30の内周面には攪拌用の突起32が突
設されている。
【0011】<ホ>支持体(図1) 支持体50は、前記回転槽10を支持する部材である。
この支持体50は、ガイドフレーム55と基台56と支
軸57とジャッキ58とにより構成されている。ガイド
フレーム55は、前記各回転槽20、30を支持する枠
体であり、その上面からは前述したように回転軸51が
突設されている。この回転軸51の基端部分の周面に
は、ガイドフレーム55に取り付けられたローラ52が
当接しており、このローラ52を駆動制御することによ
り、回転軸51が任意に回転制御できる構造となってい
る。また、回転軸51における第一回転槽20、第二回
転槽30間の周面部分には、放射状に複数の攪拌翼51
1が取り付けられており、第一回転槽20と第二回転槽
30との間を攪拌可能となっている。更に、このガイド
フレーム55は、傾斜自在となっており、各回転槽2
0、30を傾けることのできる構造となっている。即
ち、ガイドフレーム55の下方には略平行に基台56が
配置され、支軸57およびジャッキ58を介して、ガイ
ドフレーム55を支承しており、ジャッキ58を伸長す
ることによりガイドフレーム55および各回転槽20、
30が傾斜する構造となっている。尚、ガイドフレーム
55の傾斜手段はその他公知のものを用いてもよい。
【0012】<ヘ>建設残土 建設残土60は、建築現場などで掘削などの際に発生す
る残土などであり、コンクリート骨材や土砂(礫、砂、
シルト、粘土)が混在した状態のものである。この建設
残土60のうちコンクリート骨材、礫、砂は建設資材と
して有用なものであり、またシルト、粘土などは含水比
の調整をすることにより資材として有用なものであっ
て、再利用が可能なものである。
【0013】<ト>土質改良材 土質改良材70は、セメントあるいはその他石灰系の固
化材である。この土質改良材70には、公知の固化材を
採用できる。
【0014】
【作用】次に分離混合装置10の使用方法について説明
する。
【0015】<イ>建設残土の投入(図1) まず、第一回転槽20内に建設残土60を投入する。次
に、ローラ31、52をそれぞれ駆動させ、第一回転槽
20、第二回転槽30を回転させる。その際、第一回転
槽20と第二回転槽30を互いに逆回転させると骨材等
の分離効果が高められる。各回転槽20、30の回転速
度は、投入する建設残土60の量や骨材混合率などを考
慮して適宜設定すればよい。また、建設残土60の投入
は、前記回転槽20、30を回転させた状態で行う場合
もある。
【0016】<ロ>建設残土の攪拌(図3) 第一回転槽20の回転により、第一回転槽20内へ投入
された建設残土60はその内部で攪拌される。その際、
第一回転槽20内の下側へ建設残土60が滑落して溜ま
るが、その内周面に突設した螺旋突条21により建設残
土60は上方へ移送される。即ち、建設残土60は、図
3のように螺旋突条21に掛止されて、その螺旋突条2
1に沿って第一回転槽20上方へ移送されていく。そし
て、移送された建設残土60は、第一回転槽20上方側
の螺旋突条21切目部分に徐々に集積し、所定量に達す
るとが下方へ崩落していく。このような上方移送と下方
崩落を繰り返して建設残土60は確実に攪拌される。
【0017】<ハ>骨材等の分離(図2、図3) 第一回転槽20内での建設残土60攪拌に伴い、建設残
土60のうち粒径の小さい土砂は、第一回転槽20周面
の貫通孔22を通じて、第二回転槽30内へ移動してい
く。その際、貫通孔22は第二回転槽30に向けて大径
となるテーパー状に形成されているので、その径より大
きい粒径のものが内部に入ってしまい、貫通孔22が詰
まってしまうことはない。
【0018】<ニ>土質改良材との混合 第二回転槽30内へ移動した細粒径の建設残土60は、
第一回転槽20外周面に突設された突起23と、第二回
転槽30内周面に突出した突起32と、回転軸51の攪
拌翼511とにより攪拌される。そこで、第二回転槽3
0内に土質改良材70を投入する。そして、各回転槽2
0、30を回転させて、建設残土60(細粒径のもの)
と土質改良材70とを攪拌混合する。充分に混合攪拌し
たら、各回転槽20、30の回転を停止する。
【0019】<ホ>土砂の排出および骨材等の排除(図
1) 各回転槽20、30を停止した後、ジャッキ58を伸長
させガイドフレーム55を傾斜させ、第二回転槽30の
上口から改良土を排出する。一方、第一回転槽20内に
は、建設残土60に混在していた骨材等が粒径の大きい
骨材等が残存している。このため、更にガイドフレーム
55を傾斜させ、第一回転槽20内から骨材等を排除し
て、分離混合作業を完了する。
【0020】
【実施例2】前記分離混合装置10において、各回転槽
は、円筒状であってもよい。即ち、本実施例の分離混合
装置10aは、図4に示すように、円筒形を呈し同心状
に配された第一回転槽20a、第二回転槽30a、第三
回転槽40aと、それら回転槽を支持する支持体50a
とにより構成される。以下、各部について詳述する。
【0021】<イ>回転槽(図4) 図4に示すように、回転槽は、中空の筒体からなる第一
回転槽20a、第二回転槽30aおよび第三回転槽40
aで形成されており、第一回転槽20aが第二回転槽3
0aを軸方向に貫通した状態で配され、その第二回転槽
30aが第三回転槽40aを軸方向に貫通した状態で配
されている。つまり、内側から第一回転槽20a、第二
回転槽30a、第三回転槽40aの順で三重構造となっ
ている。
【0022】<ロ>第一回転槽(図2、図4) 第一回転槽20aは、一端が開放しており建設残土60
の投入口となっている。 一方、その他端は閉塞して第
三回転槽40aの外側に配設された支持体50aに軸着
され、その軸51を中心に第一回転槽20aが空転自在
となっている。また、第一回転槽20aの外周面にはロ
ーラ52が当接しており、このローラ52の回転駆動に
より第一回転槽20aが回転する構造である。即ち、ロ
ーラ52を回転制御することにより、第一回転槽20a
の回転方向、回転速度などが任意に設定することができ
る。第一回転槽20aの内周面には、その中心軸を螺旋
状に巻回するように螺旋突条21が突設されている。螺
旋突条21は、第一回転槽20a内の下方に溜る建設残
土60をその上方へ移送する部位である。即ち、第一回
転槽20aの回転により螺旋突条21に沿って建設残土
60が第一回転槽20aの上方へ移動する構造となって
いる。一方、第一回転槽20aの周面には貫通孔22が
開設され、その貫通孔22は第一回転槽20a内と第二
回転槽30a内を連通している。貫通孔22は、建設残
土60のうち粒径の小さいものを第二回転槽30aへ移
動を許容する孔である。図2のように、貫通孔22を第
二回転槽30に向けて大径となるテーパー孔とするのが
好ましい。
【0023】<ハ>第二回転槽(図4) 第二回転槽30aは、前記第一回転槽20aを軸に空転
自在と設置されている。 第二回転槽30aの周面には
ローラ53が当接しており、このローラ53の回転制御
により第二回転槽30aが任意に回転制御できる構造で
ある。第二回転槽30aの内周面には、その中心軸を螺
旋状に巻回するように螺旋突条31が突設されている。
この螺旋突条31の機能は、前記螺旋突条21と同様で
ある。また、第二回転槽30aの周面には貫通孔32が
開設され、その貫通孔32を通じて第二回転槽30内と
第三回転槽40内は連通している。この貫通孔32は、
建設残土60のうちより粒径の小さいものを第三回転槽
40aへ移動を許容する孔であり、第三回転槽40aに
向けてテーパー状とすれば孔詰まりが低減できる。更に
第二回転槽30aの外周面には、突起33が突設されて
いる。
【0024】<ニ>第三回転槽(図4) 第三回転槽40aは、前記第二回転槽30aを軸に空転
自在と設置されている。 第三回転槽40aの周面には
ローラ54が当接しており、このローラ54の回転制御
により第三回転槽40が任意に回転制御できる構造であ
る。第三回転槽40aの内周面には、突起41が突設さ
れており、攪拌混合が確実に行える構造になっている。
第三回転槽40aの上方の周面には、土質改良材70の
投入口42が開閉自在に設置されている。第三回転槽4
0aの下方端面には、適当な粒度の土質改良材を攪拌混
合された土砂の排出口43が開閉自在に設置されてい
る。
【0025】<ホ>支持体(図4) 支持体50aは、前記各回転槽を支持する部材である。
この支持体50aは、ガイドフレーム55と基台56と
支軸57とジャッキ58とにより構成されている。ガイ
ドフレーム55は、第一回転槽20を軸51により軸支
し、前記ローラ52、53および54を具備して、前記
各回転槽を支持する枠体である。このガイドフレーム5
5は、支持する各回転槽の軸方向の角度を任意に俯仰で
きる構造となっている。即ち、ガイドフレーム55とそ
の下方に位置する基台56との間において、軸51設置
側に支軸57を配置し、また第一回転槽20開放端側に
ジャッキ58を配置して、ジャッキ58の伸縮によりガ
イドフレーム55および各回転槽を俯仰できる構造とな
っている。尚、ガイドフレーム55の俯仰手段はその他
公知のものを用いてもよい。
【0026】次に分離混合装置10aの使用方法につい
て説明する。 <ヘ>建設残土の投入(図4) 建設残土60を第一回転槽20a内へその開放端側から
投入する。次に、ローラ52、53、54をそれぞれ駆
動させ、第一回転槽20a、第二回転槽30aおよび第
三回転槽40aを回転させる。その際、第一回転槽20
aおよび第三回転槽40aの回転方向に対しその間の第
二回転槽30aを逆回転させると骨材等の分離効果が高
められる。各回転槽の回転速度は、投入する建設残土6
0の量や骨材混合率などを考慮して適宜設定すればよ
い。また、建設残土60の投入は、前記回転槽20a〜
40aを回転させた状態で行う場合もある。
【0027】<ト>建設残土の攪拌 第一回転槽20a内へ投入された建設残土60は第一回
転槽20aの回転によりその内部で攪拌される。その
際、第一回転槽20aは軸着側(軸51設置側)を下方
として傾斜しているので、槽20a内の下方側へ建設残
土60が滑落して溜まる。一方、第一回転槽20aの内
周面に突設した螺旋突条21により建設残土60は上方
へ移送されていく。即ち、建設残土60は、図3のよう
に螺旋突条21に掛止され、螺旋突条21に沿って第一
回転槽20a上方へ移送されていく。そして、移送され
た建設残土60は、第一回転槽20a上方側の螺旋突条
21切目部分に徐々に集積し、所定量に達すると下方へ
崩落していく。このような上方移送と下方崩落を繰り返
して建設残土60は確実に攪拌される。
【0028】<チ>骨材等の分離 第一回転槽20a内での建設残土60攪拌に伴い、建設
残土60のうち粒径の小さい土砂は、第一回転槽20a
周面の貫通孔22を通じて、第二回転槽30aへ落下す
る。即ち、貫通孔22の内径より小さい粒径の土砂は、
第二回転槽30aへ移動していく。その際、貫通孔22
は第二回転槽30aに向けて大径となるテーパー状とな
っているので、その径より大きい粒径のものが内部に入
ってしまい、貫通孔22が詰まってしまうことはない。
【0029】<リ>第二回転槽での攪拌分離 第二回転槽30aにおいても、第一回転槽20a同様に
建設残土60の攪拌と分離が行われる。即ち、第一回転
槽20aから移動した粒径の小さい建設残土60は、内
周面に突設した螺旋突条32に沿って上方へ移送され、
上方で集積すると下方へ崩落していく。この移送崩落が
繰り返され建設残土60は充分に攪拌される。一方、第
二回転槽30a周面に開設された貫通孔32から、更に
粒径の小さい建設残土60が第三回転槽40aへ移動し
ていく。貫通孔32は、前記貫通孔22同様、テーパー
状に形成されているので、建設残土60が詰まってしま
うことはない。
【0030】<ヌ>土質改良材との混合 第三回転槽40aへ移動した細粒径の建設残土60は、
第二回転槽30a外周面に突設された突起33と第三回
転槽40a内周面に突出した突起41により攪拌され
る。そこで、第三回転槽40aの回転を止め、投入口4
2より第三回転槽40a内へ土質改良材70を投入す
る。そして、再び、第三回転槽40aを回転させ、建設
残土60(細粒径のもの)と土質改良材70とを混合す
る。混合状態が十分となったら、第三回転槽40aの回
転を止め、排出口43から混合して生成された改良体を
排出する。
【0031】<ル>骨材等の排除(図4) 改良体排出後、第一回転槽20aおよび第二回転槽30
a内には、粒径の大きい骨材等が残存する。このため、
ジャッキ58を収縮させ、第一回転槽20開口端を下方
に向けて、前記骨材等を排除して、分離混合作業を完了
する。
【0032】
【実施例3】前記回転槽20a〜40aは樽状を呈する
ものであってもよい。即ち、端部に対し中央部が大径を
呈する形状である。このような形状であれば、より多く
の建設残土60を分離混合処理することができる。
【0033】
【実施例4】前記螺旋突条21は、螺旋溝であってもよ
い。即ち、第一回転槽20(20a)等の内周面に螺旋
溝を形成した場合であっても、下方に溜まる建設残土6
0を上方へ移送することが可能である。
【0034】
【実施例5】前記各回転槽は、三重以上に配設したもの
であってもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 建設残土内に混在する粒径の大きな骨材などを
分離することができる。従って、骨材等の混在による土
質改良材との混合不良を回避することができる。 ま
た、良質な改良体を得ることができる。 <ロ> 粒径の大きな骨材等の分離と、粒径の小さなも
のとの土質改良材との混合が一つの装置で行うことがで
きる。この為、建築現場が狭い場合であっても使用する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 分離混合装置の説明図
【図2】 貫通孔の説明図
【図3】 分離混合装置の使用方法の説明図
【図4】 実施例2の説明図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径の異なる土砂を攪拌混合して所定の
    粒度の泥土と骨材に分離し泥土と土質改良材を混合する
    装置であって、 同一軸上に回転自在に配置した少なくとも内外二重の回
    転槽からなり、 前記内側回転槽は周面に貫通孔を開設し、 任意の回転槽の周面に螺旋溝を刻設した、 泥土と骨材の分離混合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の泥土と骨材の分離混合
    装置において、 前記各回転槽を任意の方向に回転可能としたことを特徴
    とする、 泥土と骨材の分離混合装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の泥土と骨材の
    分離混合装置において、 前記回転槽は、その回転軸を鉛直方向に向けてを配設し
    たことを特徴とする、泥土と骨材の分離混合装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の泥土と骨材の
    分離混合装置において、 前記回転槽は、その回転軸を斜めに傾けてを配設したこ
    とを特徴とする、 泥土と骨材の分離混合装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の泥土と骨材の
    分離混合装置において、 前記回転槽は、その回転軸を水平方向に向けてを配設し
    たことを特徴とする、 泥土と骨材の分離混合装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の泥土
    と骨材の分離混合装置において、 前記回転槽は、傾倒自在としたことを特徴とする、 泥土と骨材の分離混合装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の泥土
    と骨材の分離混合装置において、 前記螺旋溝を螺旋突条としたことを特徴とする、 泥土と骨材の分離混合装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の泥土
    と骨材の分離混合装置において、 任意の回転槽の内周面に前記螺旋溝と共に螺旋突条も突
    設したことを特徴とする、 泥土と骨材の分離混合装置。
JP16824095A 1995-06-09 1995-06-09 泥土と骨材の分離混合装置 Pending JPH08332406A (ja)

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JP16824095A Pending JPH08332406A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 泥土と骨材の分離混合装置

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JP (1) JPH08332406A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014113554A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Hiroshi Kogyo:Kk 粒状物の分離装置

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JP2014113554A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Hiroshi Kogyo:Kk 粒状物の分離装置

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