JPH08332372A - 光反応装置 - Google Patents
光反応装置Info
- Publication number
- JPH08332372A JPH08332372A JP16716595A JP16716595A JPH08332372A JP H08332372 A JPH08332372 A JP H08332372A JP 16716595 A JP16716595 A JP 16716595A JP 16716595 A JP16716595 A JP 16716595A JP H08332372 A JPH08332372 A JP H08332372A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- ultraviolet rays
- optical
- reaction apparatus
- fiber
- Prior art date
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- Pending
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- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紫外線の利用効率が高く、適応性に優れた光
反応装置を提供する。 【構成】 側面に漏光部を有する光学繊維の少なくとも
一方の端部に紫外線光源が配置された光反応装置。
反応装置を提供する。 【構成】 側面に漏光部を有する光学繊維の少なくとも
一方の端部に紫外線光源が配置された光反応装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線による化学合
成、分解及び殺菌に用いる光反応装置に関する。
成、分解及び殺菌に用いる光反応装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、紫外線による化学反応、分
解、殺菌は、化学工業において光重合による高分子の合
成、硬化等に、また、廃棄物、有害物の分解、さらに分
解作用による病院等における空気の殺菌或いは食器等の
殺菌等に利用されている。かかる紫外線の使用において
は、一般に高圧水銀灯等の紫外線光源から直接対象物に
照射する方法が用いられている。
解、殺菌は、化学工業において光重合による高分子の合
成、硬化等に、また、廃棄物、有害物の分解、さらに分
解作用による病院等における空気の殺菌或いは食器等の
殺菌等に利用されている。かかる紫外線の使用において
は、一般に高圧水銀灯等の紫外線光源から直接対象物に
照射する方法が用いられている。
【０００３】しかしながら、紫外線の直接照射では、光
としての特性の直進性から照射されない部分が生じ易
く、紫外線の利用効率が低くなるという問題があり、ま
た、紫外線光源を反応系に用いる場合、高圧条件での使
用は、耐圧性が要求され、光源装置として複雑となった
り、また高価なものとなる。
としての特性の直進性から照射されない部分が生じ易
く、紫外線の利用効率が低くなるという問題があり、ま
た、紫外線光源を反応系に用いる場合、高圧条件での使
用は、耐圧性が要求され、光源装置として複雑となった
り、また高価なものとなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光の利用効
率は、作用対象に接する光の供給面積にほぼ比例し、し
たがって、光の供給面積が反応系の中で広くすることが
重要であることから、光の供給面積を広くする手段につ
いての検討結果に基づいたものである。本発明の目的
は、紫外線の利用効率が高く、適応性に優れた光反応装
置を提供することにある。
率は、作用対象に接する光の供給面積にほぼ比例し、し
たがって、光の供給面積が反応系の中で広くすることが
重要であることから、光の供給面積を広くする手段につ
いての検討結果に基づいたものである。本発明の目的
は、紫外線の利用効率が高く、適応性に優れた光反応装
置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、側面に漏光部
を有する光学繊維の少なくとも一方の端部に紫外線光源
が配置された光反応装置にある。
を有する光学繊維の少なくとも一方の端部に紫外線光源
が配置された光反応装置にある。
【０００６】本発明の光反応装置において用いる紫外線
光源は、通常化学反応や分解、殺菌等に用いられる２９
００〜３０００オングストロームの近紫外線を照射可能
なものであればよく、特に限定されるものではないが、
水銀灯が好ましく用いられる。
光源は、通常化学反応や分解、殺菌等に用いられる２９
００〜３０００オングストロームの近紫外線を照射可能
なものであればよく、特に限定されるものではないが、
水銀灯が好ましく用いられる。
【０００７】また、本発明の光反応装置において用いる
光学繊維は、異なる屈折率の組み合わせ構造を有し、紫
外線を透過する光学繊維で、石英で代表される無機系光
学繊維、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、非晶質ポリオレフィン樹脂、シリコン樹脂
等の有機系光学繊維が挙げられる。
光学繊維は、異なる屈折率の組み合わせ構造を有し、紫
外線を透過する光学繊維で、石英で代表される無機系光
学繊維、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、非晶質ポリオレフィン樹脂、シリコン樹脂
等の有機系光学繊維が挙げられる。
【０００８】本発明の光反応装置においては、光学繊維
は、光学繊維の繊維表面に傷を付ける或いは光学繊維を
曲げる等の任意の方法により漏光部が形成され、その側
面に多数の紫外線の漏光部を有している。また、光学繊
維は、その端部の光出射部をそのまま漏光部として含ん
でいてもよい。光学繊維は、任意の本数をそのまま或い
は束ねて若しくは並べて用いられる。
は、光学繊維の繊維表面に傷を付ける或いは光学繊維を
曲げる等の任意の方法により漏光部が形成され、その側
面に多数の紫外線の漏光部を有している。また、光学繊
維は、その端部の光出射部をそのまま漏光部として含ん
でいてもよい。光学繊維は、任意の本数をそのまま或い
は束ねて若しくは並べて用いられる。
【０００９】光学繊維の長さは、透過する紫外線の減衰
率を考慮して決められるが、照射対象に応じ任意の長さ
とし得る。光学繊維の少なくとも一方の端部には紫外線
光源が配置されるが、好ましくは、紫外線光源と光学繊
維の入射側端部との間には、紫外線光源から照射の紫外
線を集め、光学繊維の入射端に送る集光器を設ける。
率を考慮して決められるが、照射対象に応じ任意の長さ
とし得る。光学繊維の少なくとも一方の端部には紫外線
光源が配置されるが、好ましくは、紫外線光源と光学繊
維の入射側端部との間には、紫外線光源から照射の紫外
線を集め、光学繊維の入射端に送る集光器を設ける。
【００１０】
【作用】本発明の光反応装置は、光学繊維の側面に紫外
線を出射する漏光部を有することにより、光学繊維の端
部より導いた紫外線を本来直進性の紫外線が照射されな
い或いは照射困難な対象領域まで照射することができ、
紫外線の利用効率が高く、また、光学繊維が繊維として
の可撓性を有することから、本発明の光反応装置の形状
を適用する対象に応じて変えることができる。
線を出射する漏光部を有することにより、光学繊維の端
部より導いた紫外線を本来直進性の紫外線が照射されな
い或いは照射困難な対象領域まで照射することができ、
紫外線の利用効率が高く、また、光学繊維が繊維として
の可撓性を有することから、本発明の光反応装置の形状
を適用する対象に応じて変えることができる。
【００１１】したがい、本発明の光反応装置は、光学繊
維を任意の長さとし得ることから、紫外線光源を光学繊
維の紫外線が出射される対象領域と離れた反応系外に位
置させて構成することができ、金属製の不透明な反応容
器内部、特に高圧の反応容器内部で、また、紫外線が通
過しにくい、濃く着色した液体或いは濁った液体中で、
光反応させることができる。例えば水底のヘドロの中で
紫外線を照射してヘドロを分解することができる。
維を任意の長さとし得ることから、紫外線光源を光学繊
維の紫外線が出射される対象領域と離れた反応系外に位
置させて構成することができ、金属製の不透明な反応容
器内部、特に高圧の反応容器内部で、また、紫外線が通
過しにくい、濃く着色した液体或いは濁った液体中で、
光反応させることができる。例えば水底のヘドロの中で
紫外線を照射してヘドロを分解することができる。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明の光反応装置の例の概略構成
図で、水銀灯１、集光器２、石英系の光学繊維３からな
り、光学繊維３は、その繊維表面に微細な傷を付けて所
定の長さにわたって漏光部が形成されている。図２は、
漏光部を有する光学繊維の例の斜視図で、４は芯、５は
鞘、６は漏光部を表す。
図で、水銀灯１、集光器２、石英系の光学繊維３からな
り、光学繊維３は、その繊維表面に微細な傷を付けて所
定の長さにわたって漏光部が形成されている。図２は、
漏光部を有する光学繊維の例の斜視図で、４は芯、５は
鞘、６は漏光部を表す。
【００１３】図３は、本発明の光反応装置の他の例の概
略構成図で、光学繊維８は、曲げたときに曲率半径を小
さくする程曲部での漏光量が多くなることから、クリン
プを付与して漏光部を増大させている。図４は、本発明
の光反応装置を圧力容器に適用した例の概略図で、圧力
容器８、攪拌羽根９を備えた攪拌装置１０、圧力計１１
からなる容器中の被反応液１２に複数本の光学繊維３を
挿入し、水銀灯１からの紫外線を光学繊維３より照射す
る。この圧力容器８がフランジ部分があるものであれ
ば、本発明の光反応装置の取り付けは容易である。
略構成図で、光学繊維８は、曲げたときに曲率半径を小
さくする程曲部での漏光量が多くなることから、クリン
プを付与して漏光部を増大させている。図４は、本発明
の光反応装置を圧力容器に適用した例の概略図で、圧力
容器８、攪拌羽根９を備えた攪拌装置１０、圧力計１１
からなる容器中の被反応液１２に複数本の光学繊維３を
挿入し、水銀灯１からの紫外線を光学繊維３より照射す
る。この圧力容器８がフランジ部分があるものであれ
ば、本発明の光反応装置の取り付けは容易である。
【００１４】図５は、本発明の光反応装置を管状の反応
容器に適用した他の例の概略図であり、反応容器１３内
の被反応液１２に水銀灯１からの紫外線を光学繊維３よ
り照射する。この反応容器１３が高圧容器であるときで
も、本発明の光反応装置の取り付け設計が容易で、メン
テナンスも容易であり、水道管等に付設し得る。図６
は、本発明の光反応装置を連続反応容器に適用した他の
例の概略図であり、反応容器１３内に被反応液導入口１
５より連続的に供給される被反応液１２に水銀灯１から
の集光器２で集光した紫外線を光学繊維８より照射し、
反応液は反応液導出口１６より流出する。
容器に適用した他の例の概略図であり、反応容器１３内
の被反応液１２に水銀灯１からの紫外線を光学繊維３よ
り照射する。この反応容器１３が高圧容器であるときで
も、本発明の光反応装置の取り付け設計が容易で、メン
テナンスも容易であり、水道管等に付設し得る。図６
は、本発明の光反応装置を連続反応容器に適用した他の
例の概略図であり、反応容器１３内に被反応液導入口１
５より連続的に供給される被反応液１２に水銀灯１から
の集光器２で集光した紫外線を光学繊維８より照射し、
反応液は反応液導出口１６より流出する。
【００１５】
【発明の効果】本発明の光反応装置は、漏光部を有する
光学繊維を備えたことにより、光学繊維による紫外線の
透過分配により直接紫外線の照射できる対象領域が広が
り、紫外線の利用効率が高い装置であり、また、光学繊
維は、内部空間がなく、耐圧性が高いため、高圧下での
光反応を行わせるための装置設計が容易である。さら
に、紫外線の透過分配する手段が可撓性の光学繊維であ
ることから、光反応装置として各種用途への適応性が高
いものである。
光学繊維を備えたことにより、光学繊維による紫外線の
透過分配により直接紫外線の照射できる対象領域が広が
り、紫外線の利用効率が高い装置であり、また、光学繊
維は、内部空間がなく、耐圧性が高いため、高圧下での
光反応を行わせるための装置設計が容易である。さら
に、紫外線の透過分配する手段が可撓性の光学繊維であ
ることから、光反応装置として各種用途への適応性が高
いものである。
【図１】本発明の光反応装置の例の概略構成図である。
【図２】本発明で用いる漏光部を有する光学繊維の例の
斜視図である。
斜視図である。
【図３】本発明の光反応装置の他の例の概略構成図であ
る。
る。
【図４】本発明の光反応装置を圧力容器に適用した例の
概略図である。
概略図である。
【図５】本発明の光反応装置を管状の反応容器に適用し
た他の例の概略図である。
た他の例の概略図である。
【図６】本発明の光反応装置を連続反応容器に適用した
他の例の概略図であ
他の例の概略図であ
１ 紫外線光源 ２ 集光器 ３ 光学繊維 ４ 芯 ５ 鞘 ６ 漏光部 ７ クリンプ状光学繊維 ８ 圧力容器 ９ 攪拌羽根 １０ 攪拌装置 １１ 圧力計 １２ 被反応液 １３ 管状反応容器 １４ 連続反応容器 １５ 被反応液導入口 １６ 反応液導出口
Claims (1)
- 【請求項１】 側面に漏光部を有する光学繊維の少なく
とも一方の端部に紫外線光源が配置された光反応装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16716595A JPH08332372A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 光反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16716595A JPH08332372A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 光反応装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08332372A true JPH08332372A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15844627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16716595A Pending JPH08332372A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 光反応装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08332372A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000001477A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-13 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Dispositif a rayonnement uv pour reaction photochimique et elaboration d'un derive de vitamine d avec ce dispositif |
| KR100329032B1 (ko) * | 1999-06-04 | 2002-03-18 | 손재익 | 기상오염물질 처리용 광촉매가 코팅된 광섬유 광화학반응 장치 및 방법 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16716595A patent/JPH08332372A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000001477A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-13 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Dispositif a rayonnement uv pour reaction photochimique et elaboration d'un derive de vitamine d avec ce dispositif |
| US6902654B2 (en) | 1998-07-03 | 2005-06-07 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Ultraviolet irradiation apparatus for photochemical reaction and preparation process of vitamin D derivative making use of the same |
| KR100329032B1 (ko) * | 1999-06-04 | 2002-03-18 | 손재익 | 기상오염물질 처리용 광촉매가 코팅된 광섬유 광화학반응 장치 및 방법 |
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