JPH08238476A - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置

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JPH08238476A
JPH08238476A JP4384295A JP4384295A JPH08238476A JP H08238476 A JPH08238476 A JP H08238476A JP 4384295 A JP4384295 A JP 4384295A JP 4384295 A JP4384295 A JP 4384295A JP H08238476 A JPH08238476 A JP H08238476A
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JP
Japan
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treated
optical fibers
ultraviolet rays
water
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4384295A
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English (en)
Inventor
Michiko Hashimoto
美智子 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08238476A publication Critical patent/JPH08238476A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の紫外線照射装置は、均等の長さに配
設されて紫外線を均等に照射する複数の光ファイバ2
と、光ファイバ2を内蔵し光ファイバ2の周囲に被処理
水を流通させる処理水排水管4と、処理水排水管4の下
部に設けられて被処理水を放流する放流口7とを備えた
ことを特徴としている。 【効果】 本発明により紫外線の照射効率を向上させる
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理水の消毒に用
いられている排水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理水の放流に対しては水質汚濁防
止法により、大腸菌群数を3000個/ml以下とする
ように定められている。そして現在、下水処理水の消毒
には塩素消毒が主流であるが、塩素の投与過剰による水
生生物への影響が深刻になり、塩素に代わる消毒方法が
求められており、紫外線による方法が僅かであるが実用
化されている。紫外線(波長200〜290nm)は微
生物の細胞膜を通過し、生命の遺伝現象と生物機能をつ
かさどるデオキシボ核酸(DNA)に損傷を与え、その
増殖能力を失わせる作用がある。紫外線殺菌はとくにこ
の作用が強い250〜260nm(通常254nm付
近)の波長の紫外線を利用して殺菌する。
【0003】このように、紫外線照射による消毒は塩素
消毒と同等の効果があり、その上、薬品を利用する方法
と異なり、殺菌作用の残留効果はない。
【0004】しかし、紫外線照射法は効率が悪いという
問題がある。それは、下水の処理水は高度処理水であっ
ても完全に無色透明とはならず、紫外線の減衰が生じる
ためである。紫外線の減衰の原因は、下水処理水中に有
機物や溶解物質が残存するためである。紫外線はエネル
ギーが弱いのでこれらの影響を受けやすく、照射強度は
減衰し、距離の2乗に反比例する。
【0005】従って、紫外線照射法を下水処理水の消毒
に適用する場合、距離、吸収による減衰の影響を小さく
するため、薄い水の層を作り照射するか、透過力の強い
ランプを使用する必要がある。
【0006】また、紫外線ランプを用いる場合、時間の
経過とともにランプの表面が汚れ効率が落ちる。これを
除去するために、ランプの表面を洗浄するワイパー等の
洗浄装置が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、紫外線
照射による下水処理水の消毒は、処理水中に残存する有
機物や溶解物質の影響による照射強度の減衰のため、効
率が悪い。
【0008】そのため薄い水の層を作り、少量ずつ消毒
しなければならない。また、多量に消毒する場合は照射
強度の強い紫外線ランプが必要となりランニングコスト
(運転経費)が高くなるという問題があった。
【0009】本発明では上記の欠点を除去し、導光管を
均等に紫外線が照射されるように配設し、設置面積の小
さく、ランニングコストの低い、効率の良い下水処理水
を消毒する排水処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の排水処理装置
は、被処理排水が流通する管内に、均等の長さを有し、
互いにほぼ平行に配置された複数の光ファイバーを設置
し、これら光ファイバーの一端を紫外線を照射する光源
に連結し、これら光ファイバーの各一端から紫外線を入
射させ、これら光ファイバーから管内の被処理排水に紫
外線を照射することを特徴としている。また、請求項2
に記載した排水処理装置は、複数の光ファイバーの長さ
を順次段階的に変化させたことを特徴とする。また、請
求項3に記載した被処理水が流通する管に、複数の光フ
ァイバーに洗浄水を噴射する洗浄ノズルを設けたことを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の排水処理装置においては、被処理排水
が流通する管内に、均等の長さを有し、互いにほぼ平行
に配置された複数の光ファイバーを設置し、これら光フ
ァイバーの一端を紫外線を照射する光源に連結し、これ
ら光ファイバーの各一端から紫外線を入射させ、これら
光ファイバーから管内の被処理排水に紫外線を照射する
ことを特徴としている。また、請求項2に記載した排水
処理装置は、複数の光ファイバーの長さを順次段階的に
変化させることを特徴とする。また、請求項3に記載し
た被処理水が流通する管に、複数の光ファイバーに洗浄
水を噴射することを特徴とする。
【0012】
【実施例】次に本発明の紫外線照射装置の一実施例を説
明する。図1において、複数の光ファイバ2は均等の長
さに配設されて紫外線を均等に照射する導光管である。
光源3は光ファイバ2に接続され、光ファイバ2から紫
外線を照射する電源である。処理水排水管4は光ファイ
バ2を内蔵し、光ファイバ2の周囲に、下水処理槽1か
ら処理水ポンプ6によって送水された被処理水を流通さ
せる管である。放流口7は処理水排水管4の下部に設け
られて被処理水を放流する管である。
【0013】即ち、図1は本実施例に係わる概略構成図
であり、下水処理水槽1から処理水ポンプ6によって下
水処理水を放流する。下水処理槽1から放流口7の間に
配管内に、光ファイバ2を均等に紫外線が照射するよう
に配設されている。
【0014】光ファイバ2は通常の通信に使用される光
ファイバとほぼ同一形状を有するが、光が散乱し易いガ
ラス材料または構造となっている。また、光ファイバ2
は光が伝搬する屈折率の高い心の部分(コア)とその外
周部分(クラッド)の二重構造からなっており、コアの
口径とコア,グラッド間の屈折率を調整し、光が散乱す
るようにグラッドを部分的に削除している。
【0015】従って、紫外線は処理水配管4に均等に供
給される。また、UV(紫外線)モニタ5によってUV
の照射強度を測定し、消毒状況に応じて照射強度を調整
する。
【0016】図2に示す紫外線照射装置において、複数
の光ファイバ2は下端位置を短くするよう長さ寸法を変
えて配設され紫外線を照射する導光管である。
【0017】この実施例においては、各光ファイバ2の
各下端位置は処理水配管4の配設方向に一様にされてい
る。この場合、光ファイバ2は一般の光ファイバを採用
している。
【0018】一般の通信用の光ファイバにおいては、フ
ァイバ側面から外部に漏れる光量より、ファイバ端面か
ら出力される光量の方が多いので、図2に示すように下
端位置をお互いにずらせることによって、処理水配管4
に紫外線を供給できる。よって、図1の実施例とほぼ同
様の効果を得ることができる。
【0019】図3に示した紫外線照射装置において、複
数の光ファイバ2は垂直方向に配設されて紫外線を照射
する導光管であり、処理水消毒槽8は光ファイバ2を内
蔵し光ファイバ2の周囲に被処理水を流通させる水槽で
ある。
【0020】この実施例においては、光ファイバ2を処
理水消毒槽8に配設している。光源3は処理水消毒槽8
の上方を覆う格子状の支持アームに取り付けられる。
【0021】このような構成の紫外線照射装置において
は、塩素系の薬品による消毒に用いていた消毒槽をその
まま用いることができる。また、設置面積が多くとれな
い場合でも、水深を深くし、導光管を槽の底部まで設置
すれば、効率よく下水処理水を消毒できる。
【0022】図4に示された紫外線照射装置において、
複数の光ファイバ2は水平方向に配設され紫外線を照射
する導光管であり、洗浄ノズル9は処理水排水管4に設
けられて光ファイバ2に洗浄水を噴射する噴射口であ
る。
【0023】この実施例設備においては、光ファイバ2
の洗浄用として洗浄ノズル9を付設する。そして、光フ
ァイバ2の端面から水を流すことによって、表面上の汚
れを除去することができる。これは、槽内に光ファイバ
を配設した場合も同様である。このように、光ファイバ
の柔軟性を利用し、光ファイバの端面から水を流すこと
によって、表面上の汚れを除去することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の紫外線照射装置によれば、導光
管を均等に紫外線が照射するように配設することによっ
て、設置面積が小さく、ランニングコストが低く、効率
よく、下水処理水を消毒できることを特徴とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す紫外線照射装置の構成
図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す紫外線照射装置の構
成図である。
【図3】本発明の更に別の実施例を示す紫外線照射装置
の構成図である。
【図4】本発明の更に別の実施例を示す紫外線照射装置
の構成図である。
【符号の説明】
1 下水処理水槽 2 光ファイバ 3 光源(UV) 4 処理水排水管 5 UVモニター 6 処理水ポンプ 7 放流口 8 処理水消毒槽 9 洗浄ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理排水が流通する管内に、均等の長
    さを有し、互いにほぼ平行に配置された複数の光ファイ
    バーを設置し、これら光ファイバーの一端を紫外線を照
    射する光源に連結し、これら光ファイバーの各一端から
    紫外線を入射させ、これら光ファイバーから前記管内の
    被処理排水に紫外線を照射することを特徴とする排水処
    理装置。
  2. 【請求項2】 複数の光ファイバーの長さを順次段階的
    に変化させたことを特徴とする請求項1に記載の排水処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記被処理水が流通する管に、複数の光
    ファイバーに洗浄水を噴射する洗浄ノズルを設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の排水処理装置。
JP4384295A 1995-03-03 1995-03-03 排水処理装置 Pending JPH08238476A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027970A3 (en) * 1997-12-01 1999-07-22 Zamir Tribelski Method and devices for disinfecting liquid and gases
JP2006274572A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Inax Corp ベル型トラップ
JP2007069097A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Kurimoto Ltd 排水処理装置
CN102153164A (zh) * 2011-03-28 2011-08-17 沈阳建筑大学 一种强化太阳紫外线用于水消毒处理的方法和装置
RU2782889C1 (ru) * 2022-03-22 2022-11-07 Общество с ограниченной ответственностью "ЕВРОЛОС" Узел обеззараживания

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