JPH08332121A - ワゴン型キャビネットの転倒防止装置 - Google Patents
ワゴン型キャビネットの転倒防止装置Info
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- JPH08332121A JPH08332121A JP14341495A JP14341495A JPH08332121A JP H08332121 A JPH08332121 A JP H08332121A JP 14341495 A JP14341495 A JP 14341495A JP 14341495 A JP14341495 A JP 14341495A JP H08332121 A JPH08332121 A JP H08332121A
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- cabinet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 机天板4の下方に、ワゴン型のキャビネット
2を奥深く押し込みできるものでありながら、前方に引
き出して使用するとき、キャビネット2が不用意に転倒
したり、移動しないようにする。 【構成】 抽斗等が収納可能なキャビネット2における
本体10の下面板10aの前部側と後部側とにそれぞれ
キャスタ19,20を設ける一方、本体10の下面板1
0aには、後部キャスタ20より後方位置に、下面板1
0aから下向きに起立する姿勢と下面板10aに近づく
方向に伏せる姿勢とに回動自在で、且つ起立方向に弾力
付勢した補助脚体21を設ける。この補助脚体21が起
立状態のときには、その下端が、基端よりも本体10の
後端側に接近すべく傾斜する姿勢となるように保持させ
る。
2を奥深く押し込みできるものでありながら、前方に引
き出して使用するとき、キャビネット2が不用意に転倒
したり、移動しないようにする。 【構成】 抽斗等が収納可能なキャビネット2における
本体10の下面板10aの前部側と後部側とにそれぞれ
キャスタ19,20を設ける一方、本体10の下面板1
0aには、後部キャスタ20より後方位置に、下面板1
0aから下向きに起立する姿勢と下面板10aに近づく
方向に伏せる姿勢とに回動自在で、且つ起立方向に弾力
付勢した補助脚体21を設ける。この補助脚体21が起
立状態のときには、その下端が、基端よりも本体10の
後端側に接近すべく傾斜する姿勢となるように保持させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、机の下方等に配置され
るワゴン型キャビネットの構造に関し、より詳しくは、
そのキャビネットの転倒を防止する構造に関するもので
ある。
るワゴン型キャビネットの構造に関し、より詳しくは、
そのキャビネットの転倒を防止する構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、実公昭62−44677号公
報等に開示しているように、机の脇や、机天板の下方等
に、箱状の本体内に抽斗を多段に設け、且つ本体の下面
には移動方向自在にできる回転コロ等からなるキャスタ
(脚輪)を備えたワゴン型のキャビネットを配置するこ
とが行われている。
報等に開示しているように、机の脇や、机天板の下方等
に、箱状の本体内に抽斗を多段に設け、且つ本体の下面
には移動方向自在にできる回転コロ等からなるキャスタ
(脚輪)を備えたワゴン型のキャビネットを配置するこ
とが行われている。
【0003】ところで、前記机の後幕板の前面下部に、
椅子に座る人の足を乗せる横桟や、下棚板が設けられて
いる場合、奥行き寸法の大きいワゴン型キャビネットを
机天板の下方に押し込むと、当該キャビネットの本体の
後面下部や、後側のキャスタが前記横桟や下棚板に干渉
してしまい、ワゴン型キャビネットを後幕板近傍まで深
く押し込むことができないという問題があった。
椅子に座る人の足を乗せる横桟や、下棚板が設けられて
いる場合、奥行き寸法の大きいワゴン型キャビネットを
机天板の下方に押し込むと、当該キャビネットの本体の
後面下部や、後側のキャスタが前記横桟や下棚板に干渉
してしまい、ワゴン型キャビネットを後幕板近傍まで深
く押し込むことができないという問題があった。
【0004】この対策として、前記本体の後面下部が前
記横桟や下棚板に干渉しない程度にキャスタの高さを大
きくすると共に、後側のキャスタの設置位置を、本体の
下面において後面より大幅に前方にすることが考えられ
る。
記横桟や下棚板に干渉しない程度にキャスタの高さを大
きくすると共に、後側のキャスタの設置位置を、本体の
下面において後面より大幅に前方にすることが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成したワゴン型キャビネットを机天板より前方に
引き出して、当該キャビネットの本体の上面を脇机天板
として使用するような場合、使用者が誤って、前記本体
の上面の後部側に手を付いた場合のように下向きの外力
が作用すると、この下向き外力の作用点が前記後側のキ
ャスタよりも後方であると、当該後側のキャスタの箇所
を中心にして本体が上向きに回動したり、不用意に前方
に移動してしまうという問題が招来するのであった。
うに構成したワゴン型キャビネットを机天板より前方に
引き出して、当該キャビネットの本体の上面を脇机天板
として使用するような場合、使用者が誤って、前記本体
の上面の後部側に手を付いた場合のように下向きの外力
が作用すると、この下向き外力の作用点が前記後側のキ
ャスタよりも後方であると、当該後側のキャスタの箇所
を中心にして本体が上向きに回動したり、不用意に前方
に移動してしまうという問題が招来するのであった。
【0006】本発明は、これらの従来の問題を解決する
ためになされたものであり、安全に使用できるようにし
た奥行き寸法の大きいワゴン型キャビネットを提供する
ことを目的とするものである。
ためになされたものであり、安全に使用できるようにし
た奥行き寸法の大きいワゴン型キャビネットを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のワゴン型キャビネットの転
倒防止装置は、抽斗等が収納可能な本体の下面の前部側
と後部側とにそれぞれキャスタを設ける一方、本体の下
面または後面には、後部側のキャスタより後方位置に、
本体の下面から下向きに起立する姿勢と本体の下面に近
づく方向に伏せる姿勢とに回動自在で、且つ起立方向に
弾力付勢した補助脚体を設けたものである。
め、請求項1に記載の発明のワゴン型キャビネットの転
倒防止装置は、抽斗等が収納可能な本体の下面の前部側
と後部側とにそれぞれキャスタを設ける一方、本体の下
面または後面には、後部側のキャスタより後方位置に、
本体の下面から下向きに起立する姿勢と本体の下面に近
づく方向に伏せる姿勢とに回動自在で、且つ起立方向に
弾力付勢した補助脚体を設けたものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ワゴン型キャビネットの転倒防止装置において、起立し
た姿勢のときの前記補助脚体の下端が、基端よりも本体
の後端側に接近すべく傾斜する姿勢となるように設定し
たものである。請求項3に記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載のワゴン型キャビネットの転倒防止装置
において、起立した姿勢のときの前記補助脚体の下端
が、床面にほぼ接するように、補助脚体の高さを設定し
たものである。
ワゴン型キャビネットの転倒防止装置において、起立し
た姿勢のときの前記補助脚体の下端が、基端よりも本体
の後端側に接近すべく傾斜する姿勢となるように設定し
たものである。請求項3に記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載のワゴン型キャビネットの転倒防止装置
において、起立した姿勢のときの前記補助脚体の下端
が、床面にほぼ接するように、補助脚体の高さを設定し
たものである。
【0009】
【実施例】つぎに本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は机1及びワゴン型のキャビネット2の斜
視図、図2は図1のII−II線矢視側断面図、図3は本発
明の要部を示す側面図である。机1は、左右両側の板状
等の脚体3,3の上端間に机天板4を固定し、左右脚体
3,3の後端間を後幕板5にて覆う。また、左右脚体
3,3の間にはその後部側に、下棚板6が床面7より高
さH1の箇所に固定されている。符号8は机天板4の下
面に設けた厚さの薄い抽斗であり、各脚体3の下端に
は、床面7に当接して机天板4の水平度を確保するため
のアジャスタ9が設けられている。
明する。図1は机1及びワゴン型のキャビネット2の斜
視図、図2は図1のII−II線矢視側断面図、図3は本発
明の要部を示す側面図である。机1は、左右両側の板状
等の脚体3,3の上端間に机天板4を固定し、左右脚体
3,3の後端間を後幕板5にて覆う。また、左右脚体
3,3の間にはその後部側に、下棚板6が床面7より高
さH1の箇所に固定されている。符号8は机天板4の下
面に設けた厚さの薄い抽斗であり、各脚体3の下端に
は、床面7に当接して机天板4の水平度を確保するため
のアジャスタ9が設けられている。
【0010】他方、ワゴン型のキャビネット2は、箱状
の本体10の上面に脇机として利用できるように天板1
1が固定されており、本体10内には、前面に対して引
き出し可能な多段の抽斗12,13,14が各々サスペ
ンション機構15,16,17を介して前後移動可能に
装架されている。本体10の下面板10aには、移動方
向を自由に変更できるように支軸18に対して左右首振
り自在な回転コロからなる4つのキャスタが配置されて
いる。そして、左右一対の前部キャスタ19,19は、
本体10の下面で前縁近傍に設けられ、左右一対の後部
キャスタ20,20は、本体10の背面板10bから、
距離L1だけ前寄りに設けられている。前部キャスタ1
9及び後部キャスタ20の高さ寸法H2(下面板10a
から床面7迄の高さ寸法)は、前記下棚板6の床面7に
対する高さH1より大きくし、キャビネット2を机天板
4の下方に押し込んだ場合、本体10における下面板1
0aが下棚板6と干渉しないように構成されている。
の本体10の上面に脇机として利用できるように天板1
1が固定されており、本体10内には、前面に対して引
き出し可能な多段の抽斗12,13,14が各々サスペ
ンション機構15,16,17を介して前後移動可能に
装架されている。本体10の下面板10aには、移動方
向を自由に変更できるように支軸18に対して左右首振
り自在な回転コロからなる4つのキャスタが配置されて
いる。そして、左右一対の前部キャスタ19,19は、
本体10の下面で前縁近傍に設けられ、左右一対の後部
キャスタ20,20は、本体10の背面板10bから、
距離L1だけ前寄りに設けられている。前部キャスタ1
9及び後部キャスタ20の高さ寸法H2(下面板10a
から床面7迄の高さ寸法)は、前記下棚板6の床面7に
対する高さH1より大きくし、キャビネット2を机天板
4の下方に押し込んだ場合、本体10における下面板1
0aが下棚板6と干渉しないように構成されている。
【0011】そして、本体10の下面板10aには、そ
の後端縁の近傍に、前記後部キャスタ20より後方位置
に、本体10の下面板10aから下向きに起立する姿勢
と下面板10aに近づく方向に伏せる姿勢とに回動自在
となるように補助脚体21を蝶番22を介して取付けら
れている。この補助脚体21が起立方向に弾力付勢され
るように、前記蝶番22には図示しない捩じりばねが設
けられている。
の後端縁の近傍に、前記後部キャスタ20より後方位置
に、本体10の下面板10aから下向きに起立する姿勢
と下面板10aに近づく方向に伏せる姿勢とに回動自在
となるように補助脚体21を蝶番22を介して取付けら
れている。この補助脚体21が起立方向に弾力付勢され
るように、前記蝶番22には図示しない捩じりばねが設
けられている。
【0012】また、図3に示すように、起立した姿勢の
ときの前記補助脚体21の下端が、基端よりも本体10
の背面側に接近すべく、鉛直線に対して角度θだけ傾斜
する姿勢となるように、起立した補助脚体21の上端が
下面板10aに当接する。また、起立した姿勢のときの
前記補助脚体21の下端が、床面7にほぼ当接するよう
に、当該補助脚体21の高さ寸法は、下面板10aから
床面7迄の高さ寸法H2と略等しくなるように設定され
ている。なお、補助脚体21の背面板10bの幅方向の
長さは適宜に設定されている。
ときの前記補助脚体21の下端が、基端よりも本体10
の背面側に接近すべく、鉛直線に対して角度θだけ傾斜
する姿勢となるように、起立した補助脚体21の上端が
下面板10aに当接する。また、起立した姿勢のときの
前記補助脚体21の下端が、床面7にほぼ当接するよう
に、当該補助脚体21の高さ寸法は、下面板10aから
床面7迄の高さ寸法H2と略等しくなるように設定され
ている。なお、補助脚体21の背面板10bの幅方向の
長さは適宜に設定されている。
【0013】このように構成することにより、ワゴン型
のキャビネット2を机天板4の下方に押し込むと、図2
及び図3に示すごとく、補助脚体21の後面が下棚板6
に押されて、当該補助脚体21が本体10の下面に接近
するように伏せる姿勢となり、下棚板6が本体10の下
面と後部キャスタ20との間に位置し、従って、キャビ
ネット2の本体10の奥行き寸法が長くても、図2に示
すように、机天板4の下方にすっぽりとキャビネット2
を収めることができる。
のキャビネット2を机天板4の下方に押し込むと、図2
及び図3に示すごとく、補助脚体21の後面が下棚板6
に押されて、当該補助脚体21が本体10の下面に接近
するように伏せる姿勢となり、下棚板6が本体10の下
面と後部キャスタ20との間に位置し、従って、キャビ
ネット2の本体10の奥行き寸法が長くても、図2に示
すように、机天板4の下方にすっぽりとキャビネット2
を収めることができる。
【0014】従って、このキャビネット2を机天板4の
下方等に押し込んだとき、その奥の床面7上に本体10
の下面より低い位置に下棚板等の段部があっても、これ
に補助脚体21が当接すると、ばね等の付勢力に抗して
当該補助脚体21が伏せるように回動して、補助脚体2
1が段部の上面に乗るから、補助脚体21が邪魔になる
ことなく、後部側のキャスタ20の箇所が前記段部に近
接するまでキャビネット2を奥深く押し込むことができ
る。
下方等に押し込んだとき、その奥の床面7上に本体10
の下面より低い位置に下棚板等の段部があっても、これ
に補助脚体21が当接すると、ばね等の付勢力に抗して
当該補助脚体21が伏せるように回動して、補助脚体2
1が段部の上面に乗るから、補助脚体21が邪魔になる
ことなく、後部側のキャスタ20の箇所が前記段部に近
接するまでキャビネット2を奥深く押し込むことができ
る。
【0015】次に、キャビネット2を机天板4の下方か
ら引き出すにつれて、補助脚体21の下端が下棚板6の
前方に行くと、前記蝶番22の箇所のねじりばねの付勢
力により、補助脚体21の下端が下向きとなるように回
動し、床面7にほぼ当接するように起立した姿勢を保持
することができる。このように補助脚体21がほぼ鉛直
状に起立すれば、キャビネット2における本体10の上
面後部に下向きの外力が作用しても補助脚体21が床面
7に当接して、本体10の前側が上向きに回動して後向
きに転倒したり、キャスタ19,20にてキャビネット
2が前方に不用意に移動するという事故が無くなるので
ある。特に、起立状態で、補助脚体21の下端が、基端
よりも本体10の背面側に接近すべく、鉛直線に対して
角度θだけ傾斜する姿勢となるように保持しておけば、
本体10に対する下向き外力にて当該本体10の後端側
がそれ以上下向き回動して後向きに転倒することを、起
立状の補助脚体21にて阻止できる。
ら引き出すにつれて、補助脚体21の下端が下棚板6の
前方に行くと、前記蝶番22の箇所のねじりばねの付勢
力により、補助脚体21の下端が下向きとなるように回
動し、床面7にほぼ当接するように起立した姿勢を保持
することができる。このように補助脚体21がほぼ鉛直
状に起立すれば、キャビネット2における本体10の上
面後部に下向きの外力が作用しても補助脚体21が床面
7に当接して、本体10の前側が上向きに回動して後向
きに転倒したり、キャスタ19,20にてキャビネット
2が前方に不用意に移動するという事故が無くなるので
ある。特に、起立状態で、補助脚体21の下端が、基端
よりも本体10の背面側に接近すべく、鉛直線に対して
角度θだけ傾斜する姿勢となるように保持しておけば、
本体10に対する下向き外力にて当該本体10の後端側
がそれ以上下向き回動して後向きに転倒することを、起
立状の補助脚体21にて阻止できる。
【0016】図4は、別実施例であって、補助脚体23
の棒部材を上向きコ字状に屈曲させ、その左右両上端を
水平外向きに折曲して枢軸部24とし、本体の下面板1
0aに固定したブラケット25,25に前記両枢軸部2
4を回動自在に軸支すると共に、ねじりばね26にて、
補助脚体23の水平状の下端部23aが床面7にほぼ当
接するように起立する方向に付勢されているものであ
る。補助脚体23の上端に溶接等にて固定した側面視逆
L字状の係止金具27を設け、前記補助脚体23が起立
状態になったとき、係止金具27の水平片が下面板10
aに当接して、前記起立状態を保持するように構成する
のもである。この構成によっても、前記実施例と同じ作
用・効果を奏することはいうまでもない。なお、補助脚
体は棒状であっても良い。
の棒部材を上向きコ字状に屈曲させ、その左右両上端を
水平外向きに折曲して枢軸部24とし、本体の下面板1
0aに固定したブラケット25,25に前記両枢軸部2
4を回動自在に軸支すると共に、ねじりばね26にて、
補助脚体23の水平状の下端部23aが床面7にほぼ当
接するように起立する方向に付勢されているものであ
る。補助脚体23の上端に溶接等にて固定した側面視逆
L字状の係止金具27を設け、前記補助脚体23が起立
状態になったとき、係止金具27の水平片が下面板10
aに当接して、前記起立状態を保持するように構成する
のもである。この構成によっても、前記実施例と同じ作
用・効果を奏することはいうまでもない。なお、補助脚
体は棒状であっても良い。
【0017】前記各実施例において補助脚体の下端(床
面に当接する箇所)に、ゴム等の摩擦係数の大きい材料
で被覆する等して設けておけば、床面との滑りを確実に
防止でき、より一層キャビネットの転倒防止の寄与する
ことができる。本発明のワゴン型キャビネットは、箱状
の本体内に多段の抽斗を収納したものの他、キッチン、
食堂等において使用するため、本体内上部に抽斗を、下
部側に物品収納部を設けたもの、もしくは前記物品収納
部の前面に開閉扉を取付けたもの、本体の左右前後の四
方から物品収納部に対して物品出し入れできるように開
放されたものにも適用できるものである。
面に当接する箇所)に、ゴム等の摩擦係数の大きい材料
で被覆する等して設けておけば、床面との滑りを確実に
防止でき、より一層キャビネットの転倒防止の寄与する
ことができる。本発明のワゴン型キャビネットは、箱状
の本体内に多段の抽斗を収納したものの他、キッチン、
食堂等において使用するため、本体内上部に抽斗を、下
部側に物品収納部を設けたもの、もしくは前記物品収納
部の前面に開閉扉を取付けたもの、本体の左右前後の四
方から物品収納部に対して物品出し入れできるように開
放されたものにも適用できるものである。
【0018】また、学習机、食卓等種々のタイプの机に
対して本発明のワゴン型キャビネットが適用できる。
対して本発明のワゴン型キャビネットが適用できる。
【0019】
【発明の作用・効果】以上に詳述したように、請求項1
に記載の発明のワゴン型キャビネットの転倒防止装置
は、抽斗等が収納可能な本体の下面の前部側と後部側と
にそれぞれキャスタを設ける一方、本体の下面または後
面には、後部側のキャスタより後方位置に、本体の下面
から下向きに起立する姿勢と本体の下面に近づく方向に
伏せる姿勢とに回動自在で、且つ起立方向に弾力付勢し
た補助脚体を設けたものである。
に記載の発明のワゴン型キャビネットの転倒防止装置
は、抽斗等が収納可能な本体の下面の前部側と後部側と
にそれぞれキャスタを設ける一方、本体の下面または後
面には、後部側のキャスタより後方位置に、本体の下面
から下向きに起立する姿勢と本体の下面に近づく方向に
伏せる姿勢とに回動自在で、且つ起立方向に弾力付勢し
た補助脚体を設けたものである。
【0020】従って、このキャビネットを机天板の下方
等に押し込んだとき、その奥の床面上に本体の下面より
低い位置に下棚板等の段部があっても、これに補助脚体
が当接すると、付勢力に抗して当該補助脚体が伏せるよ
うに回動して、補助脚体が段部の上面に乗るから、補助
脚体が邪魔になることなく、後部側のキャスタの箇所が
前記段部に近接するまでキャビネットを奥深く押し込む
ことができる。そして、キャビネットを机の外に引き出
す等、キャビネット単体にて使用するときは、本体の後
端より部位に設けた補助脚体は、その下端が床面にほぼ
当接する起立状態に保持されるので、後部のキャスタが
キャビネットの本端の後端に配置していなくても、安定
して本体を支えることができ、特に、本体の上面後端よ
り部位に下向きの外力が作用しても、不用意にキャビネ
ットが転倒したり、前方に移動するという事態を回避で
きるという効果を奏する。
等に押し込んだとき、その奥の床面上に本体の下面より
低い位置に下棚板等の段部があっても、これに補助脚体
が当接すると、付勢力に抗して当該補助脚体が伏せるよ
うに回動して、補助脚体が段部の上面に乗るから、補助
脚体が邪魔になることなく、後部側のキャスタの箇所が
前記段部に近接するまでキャビネットを奥深く押し込む
ことができる。そして、キャビネットを机の外に引き出
す等、キャビネット単体にて使用するときは、本体の後
端より部位に設けた補助脚体は、その下端が床面にほぼ
当接する起立状態に保持されるので、後部のキャスタが
キャビネットの本端の後端に配置していなくても、安定
して本体を支えることができ、特に、本体の上面後端よ
り部位に下向きの外力が作用しても、不用意にキャビネ
ットが転倒したり、前方に移動するという事態を回避で
きるという効果を奏する。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のワゴン型キャビネットの転倒防止装置において、
前記起立した姿勢のときの前記補助脚体の下端が、基端
よりも前記本体の後端側に接近すべく傾斜する姿勢とな
るように設定したものである。この構成により、キャビ
ネットの本体上面後部から下向きの外力が作用したと
き、この外力を支える補助脚体が不用意に伏せる姿勢の
方向に回動しないから、キャビネットの転倒防止の効果
を向上させることができる。
記載のワゴン型キャビネットの転倒防止装置において、
前記起立した姿勢のときの前記補助脚体の下端が、基端
よりも前記本体の後端側に接近すべく傾斜する姿勢とな
るように設定したものである。この構成により、キャビ
ネットの本体上面後部から下向きの外力が作用したと
き、この外力を支える補助脚体が不用意に伏せる姿勢の
方向に回動しないから、キャビネットの転倒防止の効果
を向上させることができる。
【0022】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載のワゴン型キャビネットの転倒防
止装置において、前記起立した姿勢のときの前記補助脚
体の下端が床面にほぼ接するように、補助脚体の高さを
設定したものであるから、キャビネットの本体上面後部
から下向きの外力が作用したとき、本体が傾くことを完
全に防止でき、転倒の危険を大幅に無くすることができ
るという効果を奏する。
1または請求項2記載のワゴン型キャビネットの転倒防
止装置において、前記起立した姿勢のときの前記補助脚
体の下端が床面にほぼ接するように、補助脚体の高さを
設定したものであるから、キャビネットの本体上面後部
から下向きの外力が作用したとき、本体が傾くことを完
全に防止でき、転倒の危険を大幅に無くすることができ
るという効果を奏する。
【図1】机及びワゴン型キャビネットの斜視図である。
【図2】図1のII−II線矢視側断面図である。
【図3】転倒防止装置の要部側面図である。
【図4】他の実施例の斜視図である。
1 机 2 キャビネット 4 机天板 6 下棚板 7 床面 10 本体 10a 下面板 10b 背面板 19 前部キャスタ 20 後部キャスタ 21,23 補助脚体 22 蝶番 25 ブラケット 26 ねじりばね
Claims (3)
- 【請求項1】 抽斗等が収納可能な本体の下面の前部側
と後部側とにそれぞれキャスタを設ける一方、前記本体
の下面または後面には、前記後部側のキャスタより後方
位置に、前記本体の下面から下向きに起立する姿勢と本
体の下面に近づく方向に伏せる姿勢とに回動自在で、且
つ起立方向に弾力付勢した補助脚体を設けたことを特徴
とするワゴン型キャビネットの転倒防止装置。 - 【請求項2】 起立した姿勢のときの前記補助脚体の下
端が、基端よりも前記本体の後端側に接近すべく傾斜す
る姿勢となるように設定したことを特徴とする請求項1
記載のワゴン型キャビネットの転倒防止装置。 - 【請求項3】 起立した姿勢のときの前記補助脚体の下
端が床面にほぼ接するように、補助脚体の高さを設定し
たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のワゴ
ン型キャビネットの転倒防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14341495A JPH08332121A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ワゴン型キャビネットの転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14341495A JPH08332121A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ワゴン型キャビネットの転倒防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08332121A true JPH08332121A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15338219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14341495A Withdrawn JPH08332121A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ワゴン型キャビネットの転倒防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08332121A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4540008B1 (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-08 | 井手 昊基 | 床置き器財の免震機構 |
CN114650676B (zh) * | 2020-12-18 | 2024-05-17 | 太原市安信通空调有限公司 | 一种复合式智能控制柜及智能控制系统 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP14341495A patent/JPH08332121A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4540008B1 (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-08 | 井手 昊基 | 床置き器財の免震機構 |
JP2010207522A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Koki Ide | 床置き器財の免震機構 |
CN114650676B (zh) * | 2020-12-18 | 2024-05-17 | 太原市安信通空调有限公司 | 一种复合式智能控制柜及智能控制系统 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |