JPH08331869A - 交直変換装置の制御装置 - Google Patents

交直変換装置の制御装置

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JPH08331869A
JPH08331869A JP7132140A JP13214095A JPH08331869A JP H08331869 A JPH08331869 A JP H08331869A JP 7132140 A JP7132140 A JP 7132140A JP 13214095 A JP13214095 A JP 13214095A JP H08331869 A JPH08331869 A JP H08331869A
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JP
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angle
control
control angle
voltage
converter
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JP7132140A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Ashikaga
朋義 足利
Shigeo Hayashi
成男 林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定余裕角制御回路から発生された制御角に基
づいて交直変換装置の位相を制御する場合でも、速やか
に電力を回復させることができる交直変換装置の制御装
置を得ることを目的とする。 【構成】 制御角発生手段により発生された制御角に対
して、直流電流に含まれる脈動成分と当該脈動成分の平
均レベルを加算し、その加算結果を位相制御角信号とし
て出力するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電力を直流電力
に変換し、あるいは、直流電力を交流電力に変換する交
直変換装置の位相を制御する交直変換装置の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の交直変換装置の制御装置を
示す構成図であり、図において、1,2は交流系統、
3,4は変圧器、5は交流電力を直流電力に変換する順
変換装置(交直変換装置)、6は直流電力を交流電力に
変換する逆変換装置(交直変換装置)、7は直流線路、
8,9は直流リアクトル、10は順変換装置5の直流側
を流れる直流電流Id1を検出する電流検出器(電流検
出手段)、11は逆変換装置6の直流側を流れる直流電
流Id2を検出する電流検出器(電流検出手段)、12
は順変換装置5の直流側に印加される直流電圧Vd1を
検出する電圧検出器、13は逆変換装置6の直流側に印
加される直流電圧Vd2を検出する電圧検出器、14は
交流系統1に印加されている交流電圧Vac1を検出す
る電圧検出器(電圧検出手段)、15は交流系統2に印
加されている交流電圧Vac2を検出する電圧検出器
(電圧検出手段)である。
【0003】また、16は電流検出器10により検出さ
れた直流電流Id1から電流設定値Idpを減算する減
算器、17は減算器16の減算結果に応じた制御角α1
を発生する定電流制御回路、18は電圧設定値Vdpか
ら電圧検出器12により検出された直流電圧Vd1を減
算する減算器、19は減算器18の減算結果に応じた制
御角α1 を発生する定電圧制御回路、20は電流検出器
10により検出された直流電流Id1と電圧検出器14
により検出された交流電圧Vac1と変圧器3の転流リ
アクタンスXとに基づいて、転流失敗を防止しうる最小
の余裕角γを確保できる制御角α1 を発生する定余裕角
制御回路(制御角発生手段)、21は定電流制御回路1
7,定電圧制御回路19及び定余裕角制御回路20から
発生された制御角α1 のなかで最小値の制御角α1 を選
択する最小値選択回路である。
【0004】また、22は電流検出器10により検出さ
れた直流電流Id1に含まれる脈動成分Im1を検出す
る脈動成分検出器(脈動成分抽出手段)、23は脈動成
分検出器22により検出された脈動成分Im1を増幅し
て制御角変調信号Δα1 を出力する増幅器、24は増幅
器23から出力された制御角変調信号Δα1 を最小値選
択回路21により選択された制御角α1 に加算し、その
加算結果を位相制御角信号として出力する加算器(加算
手段)、25は加算器24が出力する位相制御角信号に
基づいて順変換装置5に与える点弧パルスの時間間隔を
求める位相制御回路(制御手段)、26は位相制御回路
25により求められた時間間隔に従って点弧パルスを順
変換装置5に与える点弧パルス発生回路(制御手段)で
ある。
【0005】また、27は電流設定値Idpから電流マ
ージンΔIdpを減算する減算器、28は電流検出器1
1により検出された直流電流Id2から減算器27の減
算結果を減算する減算器、29は減算器28の減算結果
に応じた制御角α2 を発生する定電流制御回路、30は
電圧設定値Vdpから電圧検出器13により検出された
直流電圧Vd2を減算する減算器、31は減算器30の
減算結果に応じた制御角α2 を発生する定電圧制御回
路、32は電流検出器11により検出された直流電流I
d2と電圧検出器15により検出された交流電圧Vac
2と変圧器4の転流リアクタンスXとに基づいて、転流
失敗を防止しうる最小の余裕角γを確保できる制御角α
2 を発生する定余裕角制御回路(制御角発生手段)、3
3は定電流制御回路29,定電圧制御回路31及び定余
裕角制御回路32から発生された制御角α2 のなかで最
小値の制御角α2 を選択する最小値選択回路である。
【0006】さらに、34は電流検出器11により検出
された直流電流Id2に含まれる脈動成分Im2を検出
する脈動成分検出器(脈動成分抽出手段)、35は脈動
成分検出器34により検出された脈動成分Im2を増幅
して制御角変調信号Δα2 を出力する増幅器、36は増
幅器35から出力された制御角変調信号Δα2 を最小値
選択回路33により選択された制御角α2 に加算し、そ
の加算結果を位相制御角信号として出力する加算器(加
算手段)、37は加算器36が出力する位相制御角信号
に基づいて逆変換装置6に与える点弧パルスの時間間隔
を求める位相制御回路(制御手段)、38は位相制御回
路37により求められた時間間隔に従って点弧パルスを
逆変換装置6に与える点弧パルス発生回路(制御手段)
である。
【0007】次に動作について説明する。図6の送電系
統では、交流系統1の交流電力を順変換装置5が直流電
力に変換し、その直流電力を逆変換装置6が交流電力に
変換して、交流系統1の交流電力を交流系統2に送電し
ている。
【0008】そして、順変換装置5と逆変換装置6間の
直流送電が安定に動作する必要から、直流線路7を流れ
る直流電流が一定になるように順変換装置5の位相を制
御し、直流線路7に印加される直流電圧が一定になるよ
うに逆変換装置6の位相を制御している。
【0009】具体的には、まず、順変換装置5の場合、
減算器16が電流検出器10により検出された直流電流
Id1から電流設定値Idpを減算し、定電流制御回路
17が減算器16の減算結果に応じた制御角α1 を発生
する。因に、定電流制御回路17は下記に示す伝達特性
を有する一方、リミッタを有しており、減算器16の減
算結果がマイナスの値である場合には、零値の制御角α
1 を発生する。 定電流制御回路17の伝達特性=K1 /(1+T1 ・S) ・・・(1) ただし、T1 は時定数 K1 は増幅率
【0010】また、減算器18が電圧設定値Vdpから
電圧検出器12により検出された直流電圧Vd1を減算
し、定電圧制御回路19が減算器18の減算結果に応じ
た制御角α1 を発生する。因に、定電圧制御回路19は
下記に示す伝達特性を有している。 定電圧制御回路19の伝達特性=K2 /(1+T2 ・S) ・・・(2) ただし、T2 は時定数 K2 は増幅率
【0011】さらに、定余裕角制御回路20が、下記に
示すように電流検出器10により検出された直流電流I
d1と電圧検出器14により検出された交流電圧Vac
1と変圧器3の転流リアクタンスXとに基づいて、転流
失敗を防止しうる最小の余裕角γを確保できる制御角α
1 を発生する。 α1 =cos-1{(√2・X・Id1)/Vac1−cosγ} ・・・(3)
【0012】このようにして、定電流制御回路17,定
電圧制御回路19及び定余裕角制御回路20から制御角
α1 が発生されると、最小値選択回路21が、それぞれ
発生された制御角α1 のなかで最小値の制御角α1 を選
択するが、かかる直流送電の場合、電圧検出器12によ
り検出された直流電圧Vd1の極性が負になるので、減
算器18の減算結果(電圧設定値Vdpの約2倍の値)
が極めて大きくなる関係上、定電圧制御回路19から発
生される制御角α1 が極めて大きくなる(通常、制御角
α1 は180度前後になる)一方、減算器16の減算結
果は通常の電流設定値Idpより小さく、しかも零に近
い値となるので、定電流制御回路17から発生される制
御角α1 は、定電圧制御回路19から発生される制御角
α1 よりも通常小さく(通常、制御角α1 は20度前後
になる)、定電流制御回路17から発生される制御角α
1 が選択される。
【0013】因に、定余裕角制御回路20は、事故の発
生等に伴って定電流制御回路17から発生される制御角
α1 が大きくなり、それによって転流失敗が発生するの
を防止すべく、転流失敗が発生することのない最小の余
裕角γを確保する目的で設置されているので、事故が発
生していない通常時では、定電流制御回路17から発生
される制御角α1 より大きく(通常、制御角α1 は15
0度前後になる)、定余裕角制御回路20から発生され
る制御角α1 が選択されることはない。
【0014】そして、最小値選択回路21により最小値
の制御角α1 が選択されると、その選択された制御角α
1 が加算器24に入力されるが、交流系統1で発生した
事故が除去されて、直流線路7を流れる直流電流Id1
に脈動成分Im1が重畳された場合、その脈動成分Im
1を除去する必要から、脈動成分検出器22が直流線路
7を流れる直流電流Id1の直流成分を除去して、脈動
成分Im1を抽出したのち、増幅器23がその脈動成分
Im1を増幅し(通常、0.7〜1倍程度増幅する)、
その増幅結果が制御角変調信号Δα1 として加算器24
に入力される。
【0015】そして、加算器24が、増幅器23から出
力された制御角変調信号Δα1 を最小値選択回路21に
より選択された制御角α1 に加算すると、位相制御回路
25が、加算器24の加算結果である位相制御角信号α
1 +Δα1 に基づいて順変換装置5に与える点弧パルス
の時間間隔を求め、点弧パルス発生回路26が、その時
間間隔に従って点弧パルスを順変換装置5に与え、順変
換装置5の位相を制御する。因に、直流電流Id1が電
流設定値Idpより大きくなると、制御角α1 が大きく
なるので、直流電流Id1が小さくなるように順変換装
置5の位相が制御され、直流電流Id1が電流設定値I
dpより小さいと、制御角α1 が零になるので、直流電
流Id1が大きくなるように順変換装置5の位相が制御
される。また、図7に示すように、脈動成分Im1がプ
ラス側に大きくなると、制御角変調信号Δα1 がプラス
側に大きくなる一方、脈動成分Im1がマイナス側に大
きくなると、制御角変調信号Δα1 がマイナス側に大き
くなるので、脈動成分Im1が小さくなるように順変換
装置5の位相が制御され、その結果、脈動成分Im1が
速やかに抑制されるようになる。
【0016】次に、逆変換装置6の場合、減算器27が
電流設定値Idpから電流マージンΔIdpを減算した
のち、減算器28が電流検出器11により検出された直
流電流Id2から減算器27の減算結果を減算し、定電
流制御回路29が減算器28の減算結果Idp−ΔId
pに応じた制御角α2 を発生する。因に、定電流制御回
路29は下記に示す伝達特性を有している。また、電流
マージンΔIdpは、通常、電流設定値Idpの最大値
の10分の1程度の値に設定されている。 定電流制御回路29の伝達特性=K3 /(1+T3 ・S) ・・・(4) ただし、T3 は時定数 K3 は増幅率
【0017】また、減算器30が電圧設定値Vdpから
電圧検出器13により検出された直流電圧Vd2を減算
し、定電圧制御回路31が減算器30の減算結果に応じ
た制御角α2 を発生する。因に、定電圧制御回路31は
下記に示す伝達特性を有する一方、リミッタを有してお
り、減算器30の減算結果がマイナスの値である場合に
は、零値の制御角α2 を発生する。 定電圧制御回路31の伝達特性=K4 /(1+T4 ・S) ・・・(5) ただし、T4 は時定数 K4 は増幅率
【0018】さらに、定余裕角制御回路32が、下記に
示すように電流検出器11により検出された直流電流I
d2と電圧検出器15により検出された交流電圧Vac
2と変圧器4の転流リアクタンスXとに基づいて、転流
失敗を防止しうる最小の余裕角γを確保できる制御角α
2 を発生する。 α2 =cos-1{(√2・X・Id2)/Vac2−cosγ} ・・・(6)
【0019】このようにして、定電流制御回路29,定
電圧制御回路31及び定余裕角制御回路32から制御角
α2 が発生されると、最小値選択回路33が、それぞれ
発生された制御角α2 のなかで最小値の制御角α2 を選
択するが、直流送電が安定に動作するためには、順変換
装置5又は逆変換装置6の一方が定電流制御され、他方
が定電圧制御される必要から(順変換装置5は定電流制
御回路17が発生する制御角α1 によって制御されるの
で、逆変換装置6は定電圧制御回路31が発生する制御
角α2 によって制御される必要がある)電流設定値Id
pから電流マージンΔIdpを減算するようにしている
ので、定電流制御回路29から発生される制御角α2
極めて大きくなる(通常、制御角α2 は160度前後に
なる)一方、減算器30の減算結果は通常零に近い値と
なるので、定電圧制御回路31から発生される制御角α
2 は、定電流制御回路29から発生される制御角α2
りも通常小さく(通常、制御角α2 は140度前後とな
る)、定電圧制御回路31から発生される制御角α2
選択される。
【0020】因に、定余裕角制御回路32は、事故の発
生等に伴って定電圧制御回路31から発生される制御角
α2 が大きくなり、それによって転流失敗が発生するの
を防止すべく、転流失敗が発生することのない最小の余
裕角γを確保する目的で設置されているので、事故が発
生していない通常時では、定電圧制御回路31から発生
される制御角α2 より大きく(通常、制御角α2 は15
0度前後になる)、定余裕角制御回路32から発生され
る制御角α2 が選択されることはない。ただし、事故の
発生等に伴って定電圧制御回路31から発生される制御
角α2が大きくなり、定余裕角制御回路32から発生さ
れる制御角α2 より大きくなった場合には、転流失敗を
防止する必要があるので、定余裕角制御回路32から発
生される制御角α2 が選択される。
【0021】そして、最小値選択回路33により最小値
の制御角α2 が選択されると、その選択された制御角α
2 が加算器36に入力されるが、交流系統2で発生した
事故が除去されて、直流線路7を流れる直流電流Id2
に脈動成分Im2が重畳された場合、その脈動成分Im
2を除去する必要から、脈動成分検出器34が直流線路
7を流れる直流電流Id2の直流成分を除去して、脈動
成分Im2を抽出したのち、増幅器35がその脈動成分
Im2を増幅し(通常、0.7〜1倍程度増幅する)、
その増幅結果が制御角変調信号Δα2 として加算器36
に入力される。
【0022】そして、加算器36が、増幅器35から出
力された制御角変調信号Δα2 を最小値選択回路33に
より選択された制御角α2 に加算すると、位相制御回路
37が、加算器36の加算結果である位相制御角信号α
2 +Δα2 に基づいて逆変換装置6に与える点弧パルス
の時間間隔を求め、点弧パルス発生回路38が、その時
間間隔に従って点弧パルスを逆変換装置6に与え、逆変
換装置6の位相を制御する。因に、直流電圧Vd2が電
圧設定値Vdpより大きいと、制御角α2 が零になるの
で、直流電圧Vd2が小さくなるように逆変換装置6の
位相が制御され、直流電圧Vd2が電圧設定値Vdpよ
り小さくなると、制御角α2 が大きくなるので、直流電
圧Vd2が大きくなるように逆変換装置6の位相が制御
される。また、図8に示すように、脈動成分Im2がプ
ラス側に大きくなると、制御角変調信号Δα2 がプラス
側に大きくなる一方、脈動成分Im2がマイナス側に大
きくなると、制御角変調信号Δα2 がマイナス側に大き
くなるので、脈動成分Im2が小さくなるように逆変換
装置6の位相が制御され、その結果、脈動成分Im2が
速やかに抑制されるようになる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の交直変換装置の
制御装置は以上のように構成されているので、交流系統
1,2で発生した事故の除去に伴って重畳される直流電
流Id1,Id2の脈動成分Im1,Im2を速やかに
抑制することができるが、定余裕角制御回路20,32
は脈動成分Im1,Im2を考慮せずに、制御角α1
α2 を演算している関係上、定余裕角制御回路20,3
2から発生された制御角α1 ,α2 が最小値選択回路2
1,33により選択された場合、交直変換装置の余裕角
γ1 ,γ2が転流失敗を防止しうる最小の余裕角γより
大きくなってしまい、そのため事故が除去されても電力
が回復するまでに相当の時間を要してしまうなどの問題
点があった。
【0024】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、定余裕角制御回路から発生され
た制御角に基づいて交直変換装置の位相を制御する場合
でも、速やかに電力を回復させることができる交直変換
装置の制御装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る交
直変換装置の制御装置は、制御角発生手段により発生さ
れた制御角に対して、直流電流に含まれる脈動成分と当
該脈動成分の平均レベルを加算し、その加算結果を位相
制御角信号として出力するようにしたものである。
【0026】請求項2の発明に係る交直変換装置の制御
装置は、余裕角判定手段により余裕角が所定値以下であ
ると判定された場合、制御角発生手段により発生された
制御角に対して脈動成分だけを加算して、その加算結果
を位相制御角信号として出力するようにしたものであ
る。
【0027】請求項3の発明に係る交直変換装置の制御
装置は、事故検出手段から検出信号が出力されていない
場合には、平均レベル演算手段及び加算手段に対する脈
動成分の出力を制限するようにしたものである。
【0028】請求項4の発明に係る交直変換装置の制御
装置は、高調波成分判定手段により高調波成分が所定値
以上でないと判定されると、平均レベル演算手段及び加
算手段に対する脈動成分の出力を制限するようにしたも
のである。
【0029】
【作用】請求項1の発明における交直変換装置の制御装
置は、制御角発生手段により発生された制御角に対し
て、直流電流に含まれる脈動成分と当該脈動成分の平均
レベルを加算し、その加算結果を位相制御角信号として
出力する加算手段を設けたことにより、転流失敗を防止
しうる最小の余裕角と略同一の余裕角が確保されるよう
になる。
【0030】請求項2の発明における交直変換装置の制
御装置は、余裕角判定手段により余裕角が所定値以下で
あると判定された場合、制御角発生手段により発生され
た制御角に対して脈動成分だけを加算して、その加算結
果を位相制御角信号として出力する加算手段を設けたこ
とにより、余裕角が過度に小さい場合には、余裕角を増
大させることができるようになる。
【0031】請求項3の発明における交直変換装置の制
御装置は、事故検出手段から検出信号が出力されていな
い場合には、平均レベル演算手段及び加算手段に対する
脈動成分の出力を制限する脈動成分抽出手段を設けたこ
とにより、自己の交直変換装置が接続されていない側の
交流系統で発生した事故の復帰に伴う脈動成分及び当該
脈動成分の平均レベルが制御角に加算される確率が低下
する。
【0032】請求項4の発明における交直変換装置の制
御装置は、高調波成分判定手段により高調波成分が所定
値以上でないと判定されると、平均レベル演算手段及び
加算手段に対する脈動成分の出力を制限する脈動成分抽
出手段を設けたことにより、自己の交直変換装置が接続
されていない側の交流系統で発生した事故の復帰に伴う
脈動成分及び当該脈動成分の平均レベルが制御角に加算
される確率が低下する。
【0033】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による交直変換装置の
制御装置を示す構成図であり、図において従来のものと
同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。41は増幅器23から出力された制御角変調信号Δ
α1 の絶対値を演算する絶対値出力回路(平均レベル演
算手段)、42は制御角変調信号Δα1 の絶対値を入力
して、その制御角変調信号Δα1 (脈動成分)の平均レ
ベルαε1 を出力する一次遅れ回路(平均レベル演算手
段)、43は定余裕角制御回路20より発生された制御
角α1 に対して、一次遅れ回路42が出力するル平均レ
ベルαε1 を加算する加算器(加算手段)である。
【0034】また、44は増幅器35から出力された制
御角変調信号Δα2 の絶対値を演算する絶対値出力回
路、45は制御角変調信号Δα2 の絶対値を入力して、
その制御角変調信号Δα2 (脈動成分)の平均レベルα
ε2 を出力する一次遅れ回路、46は定余裕角制御回路
32より発生された制御角α2 に対して、一次遅れ回路
45が出力するル平均レベルαε2 を加算する加算器で
ある。
【0035】次に動作について説明する。絶対値出力回
路41,44、一次遅れ回路42,45及び加算器4
3,46以外は上記従来例と同様であるため説明を省略
する。まず、絶対値出力回路41,44は、増幅器2
3,35から脈動成分Im1,Im2を増幅した制御角
変調信号Δα1 ,Δα2 を受けると、その制御角変調信
号Δα1 ,Δα2 の絶対値|Δα1 |,|Δα2 |をそ
れぞれ求める。
【0036】そして、一次遅れ回路42,45は、絶対
値出力回路41,44から制御角変調信号Δα1 ,Δα
2 の絶対値|Δα1 |,|Δα2 |を受けると、その絶
対値|Δα1 |,|Δα2 |の平均レベルαε1 ,αε
2 をそれぞれ演算して出力する(通常、交流電圧Vac
1,Vac2の数サイクルに相当する時間ごとに、当該
時間の平均レベルを演算して出力する)。
【0037】そして、加算器43は、一次遅れ回路4
2,45から平均レベルαε1 ,αε2 を受けると、定
余裕角制御回路20,32より発生された制御角α1
α2 に対して、それぞれ平均レベルαε1 ,αε2 を加
算し、その加算結果α1 +αε1 、α2 +αε2 をそれ
ぞれ最小値選択回路21,33に出力する。
【0038】これにより、直流電流Id1,Id2に脈
動成分Im1,Im2が重畳された場合、その脈動成分
Im1,Im2に相当する制御角(平均レベルαε1
αε2 )が、定余裕角制御回路20,32から発生され
た制御角α1 ,α2 に加算されることになり、その結
果、上述した従来例のように、定余裕角制御回路20,
32から発生された制御角α1 ,α2 だけに基づいて交
直変換装置の位相を制御した場合より、交直変換装置の
余裕角γ1 ,γ2 が小さくなり、転流失敗を防止しうる
最小の余裕角γと略同一の余裕角が確保されるようにな
る。
【0039】実施例2.図2はこの発明の実施例2によ
る交直変換装置の制御装置を示す構成図であり、図にお
いて、47は余裕角設定値γref1から順変換装置5の余
裕角γ1 を減算する減算器(余裕角判定手段)、48は
減算器47の減算結果が所定値以上であるとき、検出信
号を出力するレベル設定器(余裕角判定手段)、49は
レベル設定器48から検出信号が出力されている場合に
限り開路するスイッチ(加算手段)である。また、50
は余裕角設定値γref2から逆変換装置6の余裕角γ2
減算する減算器、51は減算器50の減算結果が所定値
以上であるとき、検出信号を出力するレベル設定器、5
2はレベル設定器51から検出信号が出力されている場
合に限り開路するスイッチである。
【0040】次に動作について説明する。上記実施例1
では、常時、一次遅れ回路42,45の出力である平均
レベルαε1 ,αε2 を定余裕角制御回路20,32か
ら発生された制御角α1 ,α2 に加算するようにしてい
るので、交流系統の事故等の影響で順変換装置5の余裕
角γ1 及び逆変換装置6の余裕角γ2 が急激に小さくな
った場合でも、さらに、余裕角γ1 ,γ2 が小さくなる
ように作用し、最悪の場合には転流失敗を生ずる可能性
がある。
【0041】そこで、この実施例2では、転流失敗を防
止し安全な運転を確保すべく、まず、減算器47が、余
裕角設定値γref1から順変換装置5の余裕角γ1 を減算
し、減算器50が、余裕角設定値γref2から逆変換装置
6の余裕角γ2 を減算する。そして、レベル設定器4
8,51が、減算器47,50の減算結果が所定値以上
であるとき(余裕角γ1 ,γ2 が過度に小さいとき)、
検出信号を出力して、スイッチ49,52を開路させ
る。
【0042】これにより、余裕角γ1 ,γ2 が過度に小
さい場合には、一次遅れ回路42,45の出力である平
均レベルαε1 ,αε2 が、定余裕角制御回路20,3
2から発生された制御角α1 ,α2 に対して加算されな
くなるので、上記実施例1の場合よりも余裕角γ1 ,γ
2 が大きくなり、転流失敗を未然に防止することができ
る。
【0043】実施例3.図3はこの発明の実施例3によ
る交直変換装置の制御装置を示す構成図であり、図にお
いて、53は電圧検出器14により検出された交流電圧
Vac1を監視し、その交流電圧Vac1が所定値より
低下したか否かを検出する電圧低下検出器(事故検出手
段)、54は電圧低下検出器53によって交流電圧Va
c1が所定値より低下したことを検出されると、交流電
圧Vac1が所定値以下になってから一定時間だけ検出
信号を出力するワンショット回路(事故検出手段)、5
5はワンショット回路54から検出信号が出力されてい
ない場合には、上限値と下限値の幅を狭めることによっ
て、増幅器23が出力する制御角変調信号Δα1 が絶対
値出力回路41及び加算器24に対してほとんど出力さ
れない程度に制限し、ワンショット回路54から検出信
号が出力されている場合には、上限値と下限値の幅を広
げることによって、増幅器23が出力する制御角変調信
号Δα1 を制限することなく、そのまま絶対値出力回路
41及び加算器24に出力するリミッタ(脈動成分抽出
手段)である。
【0044】また、56は電圧検出器15により検出さ
れた交流電圧Vac2を監視し、その交流電圧Vac2
が所定値より低下したか否かを検出する電圧低下検出
器、57は電圧低下検出器56によって交流電圧Vac
2が所定値より低下したことを検出されると、交流電圧
Vac2が所定値以下になってから一定時間だけ検出信
号を出力するワンショット回路、58はワンショット回
路57から検出信号が出力されていない場合には、上限
値と下限値の幅を狭めることによって、増幅器35が出
力する制御角変調信号Δα2 が絶対値出力回路44及び
加算器36に対してほとんど出力されない程度に制限
し、ワンショット回路57から検出信号が出力されてい
る場合には、上限値と下限値の幅を広げることによっ
て、増幅器35が出力する制御角変調信号Δα2 を制限
することなく、そのまま絶対値出力回路44及び加算器
36に出力するリミッタである。
【0045】次に動作について説明する。上記実施例1
では、常時、増幅器23,35が出力する制御角変調信
号Δα1,Δα2 を制限することなく、そのまま絶対値
出力回路41,44等に出力するものについて示した
が、必要に応じて制御角変調信号Δα1 ,Δα2 を制限
するようにしてもよい。
【0046】即ち、電圧低下検出器53,56が、それ
ぞれ交流電圧Vac1,Vac2を監視し、交流電圧V
ac1,Vac2が所定値より低下したことを検出する
と、ワンショット回路54,57が、交流電圧Vac
1,Vac2がそれぞれ所定値以下になってから一定時
間だけ検出信号を出力する。
【0047】そして、リミッタ55,58は、ワンショ
ット回路54,57から検出信号が出力されていない場
合には、当該交直変換装置が接続されている側の交流系
統(順変換装置5の場合は交流系統1、逆変換装置6の
場合は交流系統2)に事故が発生している可能性が低い
ので、上限値と下限値の幅を狭めることによって、増幅
器23,35が出力する制御角変調信号Δα1 ,Δα2
がそれぞれ絶対値出力回路41,44及び加算器24,
36に対してほとんど出力されない程度に制限する。一
方、ワンショット回路54,57から検出信号が出力さ
れている場合には、当該交直変換装置が接続されている
側の交流系統(順変換装置5の場合は交流系統1、逆変
換装置6の場合は交流系統2)に事故が発生している可
能性が高いので、上限値と下限値の幅を広げることによ
って、増幅器23,35が出力する制御角変調信号Δα
1 ,Δα2 を制限することなく、そのまま絶対値出力回
路41,44及び加算器24,36にそれぞれ出力す
る。
【0048】これにより、当該交直変換装置が接続され
ていない側の交流系統(順変換装置5の場合は交流系統
2、逆変換装置6の場合は交流系統1)で発生した事故
の復帰に伴う脈動成分が、最小値選択回路21,33に
より選択された制御角α1 ,α2 に加算される確率が低
下し、制御の的確性が向上する。
【0049】ここで、制御の的確性が向上する理由を具
体的に説明すると、当該交直変換装置(説明の便宜上、
順変換装置5とする)が接続されていない側の交流系統
2で、事故が発生して復帰しても、順変換装置5が接続
されている側の交流系統1の交流電圧Vac1は変動し
ないので、本来、順変換装置5の位相は、交流系統2の
事故の影響を受けずに適正な値に制御されるが、交流系
統2の事故の復帰時にも、増幅器23が出力する制御角
変調信号Δα1 を絶対値出力回路41及び加算器24に
入力させてしまうと、順変換装置5の位相の値は、適正
な値から制御角変調信号Δα1 分だけずれてしまう不具
合が生じ、制御の的確性が低下する。即ち、交流電圧V
ac1が所定値より低下した場合には、交流系統1に事
故が発生した可能性が高いので、制御角変調信号Δα1
を制御角α1 に加算するが、いつまでもリミッタ55の
上限値と下限値の幅を広げておくと、その後に、交流系
統2で事故が発生・復帰した場合、順変換装置5の制御
に考慮すべきでない交流系統2の事故に伴う制御角変調
信号Δα1 が制御角α1 に加算され、上述した不具合が
生じてしまう可能性がある。
【0050】そこで、この実施例3では、考慮すべきで
ない制御角変調信号Δα1 ができるだけ制御角α1 に加
算されないようにすべく、交流電圧Vac1が所定値よ
り低下したのちの一定時間以外は、リミッタ55の上限
値と下限値の幅を狭めるようにしているので、上述した
不具合が生じにくく、制御の的確性が向上する。
【0051】実施例4.上記実施例3では、常時、一次
遅れ回路42,45の出力である平均レベルαε1 ,α
ε2 を定余裕角制御回路20,32から発生された制御
角α1 ,α2 に加算するようにしているので、交流系統
の事故等の影響で順変換装置5の余裕角γ1 及び逆変換
装置6の余裕角γ2 が急激に小さくなった場合でも、さ
らに、余裕角γ1 ,γ2 が小さくなるように作用し、最
悪の場合には転流失敗を生ずる可能性がある。
【0052】そこで、この実施例4では、転流失敗を防
止し安全な運転を確保すべく、まず、減算器47が、余
裕角設定値γref1から順変換装置5の余裕角γ1 を減算
し、減算器50が、余裕角設定値γref2から逆変換装置
6の余裕角γ2 を減算する。そして、レベル設定器4
8,51が、減算器47,50の減算結果が所定値以上
であるとき(余裕角γ1 ,γ2 が過度に小さいとき)、
検出信号を出力して、スイッチ49,52を開路させ
る。
【0053】これにより、余裕角γ1 ,γ2 が過度に小
さい場合には、一次遅れ回路42,45の出力である平
均レベルαε1 ,αε2 が、定余裕角制御回路20,3
2から発生された制御角α1 ,α2 に対して加算されな
くなるので、上記実施例3の場合よりも余裕角γ1 ,γ
2 が大きくなり、転流失敗を未然に防止することができ
る。
【0054】実施例5.図5はこの発明の実施例5によ
る交直変換装置の制御装置を示す構成図であり、図にお
いて、59は電圧検出器14により検出された交流電圧
Vac1に含まれている高調波成分を検出する高調波量
検出器(高調波成分判定手段)、60は高調波量検出器
59により検出された高調波成分が所定値以上であるか
否かを判定するレベル検出器(高調波成分判定手段)、
61はレベル検出器60により高調波成分が所定値以上
でないと判定されると、上限値と下限値の幅を狭めるこ
とによって、増幅器23が出力する制御角変調信号Δα
1 が絶対値出力回路41及び加算器24に対してほとん
ど出力されない程度に制限し、レベル検出器60により
高調波成分が所定値以上であると判定されると、上限値
と下限値の幅を広げることによって、増幅器23が出力
する制御角変調信号Δα1 を制限することなく、そのま
ま絶対値出力回路41及び加算器24に出力するリミッ
タである。
【0055】また、62は電圧検出器15により検出さ
れた交流電圧Vac2に含まれている高調波成分を検出
する高調波量検出器、63は高調波量検出器62により
検出された高調波成分が所定値以上であるか否かを判定
するレベル検出器、64はレベル検出器63により高調
波成分が所定値以上でないと判定されると、上限値と下
限値の幅を狭めることによって、増幅器35が出力する
制御角変調信号Δα2が絶対値出力回路44及び加算器
36に対してほとんど出力されない程度に制限し、レベ
ル検出器63により高調波成分が所定値以上であると判
定されると、上限値と下限値の幅を広げることによっ
て、増幅器35が出力する制御角変調信号Δα2 を制限
することなく、そのまま絶対値出力回路44及び加算器
36に出力するリミッタである。
【0056】次に動作について説明する。上記実施例
3,4では、交流電圧Vac1,Vac2が所定値より
低下したのちの一定時間以外はリミッタ55,58の上
限値と下限値の幅を狭めるものについて示したが、交流
電圧Vac1,Vac2に含まれている高調波成分が所
定値以上である場合には、交流系統1,2で事故が発生
している可能性が高いので、交流電圧Vac1,Vac
2に含まれている高調波成分が所定値以上であるときだ
け、リミッタ61,64の上限値と下限値の幅を狭める
ようにしてもよく、上記実施例3,4と同様の効果を奏
することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、制御角発生手段により発生された制御角に対して、
直流電流に含まれる脈動成分と当該脈動成分の平均レベ
ルを加算し、その加算結果を位相制御角信号として出力
するように構成したので、転流失敗を防止しうる最小の
余裕角と略同一の余裕角が確保される結果、速やかに電
力を回復させることができる効果がある。
【0058】請求項2の発明によれば、余裕角判定手段
により余裕角が所定値以下であると判定された場合、制
御角発生手段により発生された制御角に対して脈動成分
だけを加算して、その加算結果を位相制御角信号として
出力するように構成したので、余裕角が過度に小さい場
合には、余裕角を増大させることができるようになる結
果、転流失敗を未然に防止することができる効果があ
る。
【0059】請求項3の発明によれば、事故検出手段か
ら検出信号が出力されていない場合には、平均レベル演
算手段及び加算手段に対する脈動成分の出力を制限する
ように構成したので、自己の交直変換装置が接続されて
いない側の交流系統で発生した事故の復帰に伴う脈動成
分及び当該脈動成分の平均レベルが制御角に加算される
確率が低下し、制御の的確性が向上する効果がある。
【0060】請求項4の発明によれば、高調波成分判定
手段により高調波成分が所定値以上でないと判定される
と、平均レベル演算手段及び加算手段に対する脈動成分
の出力を制限するように構成したので、自己の交直変換
装置が接続されていない側の交流系統で発生した事故の
復帰に伴う脈動成分及び当該脈動成分の平均レベルが制
御角に加算される確率が低下し、制御の的確性が向上す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による交直変換装置の制
御装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例2による交直変換装置の制
御装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施例3による交直変換装置の制
御装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施例4による交直変換装置の制
御装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施例5による交直変換装置の制
御装置を示す構成図である。
【図6】 従来の交直変換装置の制御装置を示す構成図
である。
【図7】 事故に伴う各種信号の波形の変化を示す波形
図である。
【図8】 事故に伴う各種信号の波形の変化を示す波形
図である。
【符号の説明】
1,2 交流系統、3,4 変圧器、5 順変換装置
(交直変換装置)、6逆変換装置(交直変換装置)、1
0,11 電流検出器(電流検出手段)、14,15
電圧検出器(電圧検出手段)、20,32 定余裕角制
御回路(制御角発生手段)、22,34 脈動成分検出
器(脈動成分抽出手段)、24,36,43,46 加
算器(加算手段)、25,37 位相制御回路(制御手
段)、26,38 点弧パルス発生回路(制御手段)、
41,44 絶対値出力回路(平均レベル演算手段)、
42,45 一次遅れ回路(平均レベル演算手段)、4
7,50 減算器(余裕角判定手段)、48,51 レ
ベル設定器(余裕角判定手段)、49,52 スイッチ
(加算手段)、53,56 電圧低下検出器(事故検出
手段)、54,57 ワンショット回路(事故検出手
段)、55,58,61,64 リミッタ(脈動成分抽
出手段)、59,62 高調波量検出器(高調波成分判
定手段)、60,63 レベル検出器(高調波成分判定
手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流系統に変圧器を介して接続された交
    直変換装置の直流側に流れる直流電流を検出する電流検
    出手段と、上記交流系統に印加されている交流電圧を検
    出する電圧検出手段と、上記電流検出手段により検出さ
    れた直流電流,上記電圧検出手段により検出された交流
    電圧及び上記変圧器の転流リアクタンスに基づいて制御
    角を発生する制御角発生手段と、上記電流検出手段によ
    り検出された直流電流に含まれる脈動成分を抽出する脈
    動成分抽出手段と、上記脈動成分抽出手段により抽出さ
    れた脈動成分の平均レベルを演算する平均レベル演算手
    段と、上記制御角発生手段により発生された制御角に対
    して、上記平均レベル演算手段により演算された平均レ
    ベルと上記脈動成分抽出手段により抽出された脈動成分
    を加算し、その加算結果を位相制御角信号として出力す
    る加算手段と、上記加算手段が出力する位相制御角信号
    に基づいて上記交直変換装置の位相を制御する制御手段
    とを備えた交直変換装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記交直変換装置の余裕角が所定値以下
    であるか否かを判定する余裕角判定手段を設け、上記加
    算手段は、上記余裕角判定手段により余裕角が所定値以
    下であると判定された場合、上記制御角発生手段により
    発生された制御角に対して上記脈動成分抽出手段により
    抽出された脈動成分だけを加算して、その加算結果を位
    相制御角信号として出力することを特徴とする請求項1
    記載の交直変換装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記電圧検出手段により検出された交流
    電圧を監視し、その交流電圧が所定値以下になると、そ
    の交流電圧が所定値以下になってから一定時間だけ検出
    信号を出力する事故検出手段を設け、上記脈動成分抽出
    手段は、上記事故検出手段から検出信号が出力されてい
    ない場合には、上記平均レベル演算手段及び加算手段に
    対する脈動成分の出力を制限することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の交直変換装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記電圧検出手段により検出された交流
    電圧に含まれている高調波成分が所定値以上であるか否
    かを判定する高調波成分判定手段を設け、上記脈動成分
    抽出手段は、上記高調波成分判定手段により高調波成分
    が所定値以上でないと判定されると、上記平均レベル演
    算手段及び加算手段に対する脈動成分の出力を制限する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の交直変
    換装置の制御装置。
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