JP3405204B2 - 太陽光発電インバータ装置 - Google Patents

太陽光発電インバータ装置

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JP3405204B2
JP3405204B2 JP18538598A JP18538598A JP3405204B2 JP 3405204 B2 JP3405204 B2 JP 3405204B2 JP 18538598 A JP18538598 A JP 18538598A JP 18538598 A JP18538598 A JP 18538598A JP 3405204 B2 JP3405204 B2 JP 3405204B2
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電インバ
ータ装置に関し、特に、出力電流のうち商用系統電源へ
の直流電流の流出を、直流オフセット機能により防止す
る太陽光発電インバータ装置に関する。
【従来の技術】図6と図7を用いて従来の太陽光発電イ
ンバータ装置を説明する。図6は従来の太陽光発電イン
バータ装置を説明するブロック図、図7は従来の太陽光
発電インバータ装置における直流検出回路部を説明する
ブロック図である。図6に示す太陽光発電インバータ装
置は、太陽電池PVから得られる直流電力を、昇圧チョ
ッパ部10で増幅した後、インバータ回路部20で交流
電力に変換し、商用電源eと連系して負荷Sに電力を供
給する商用系統連系型のものである。インバータ回路部
20で直交変換して得る交流電力の電流波形は、例えば
直交変換のタイミングの早遅に因って、正確な正弦波に
ならない場合がある。多くの場合、インバータ回路部2
0で直交変換して得る交流電力の電流波形は、直流成分
を含んでいる。この直流成分は、商用系統電源や負荷S
へ流出して、負荷Sまたは商用電源eのトランスの動作
を狂わせる場合があり、好ましくない。そこで、太陽光
発電インバータ装置は、出力端である負荷S側に、直流
検出回路部30を備えている。直流検出回路部30は、
インバータ回路部20の出力電流のうち、直流成分を検
出する。また、太陽光発電インバータ装置は、肝心の出
力である交流電流を検出してフィードバック制御する交
流検出回路部40を備えている。直流検出回路部30と
交流検出回路部40とは、各検出結果を、制御回路部5
0へ送る。制御回路部50は、直流検出回路部30での
直流成分の検出結果を基にして、負荷Sへの出力電流か
ら直流成分を除去させるようにして、昇圧チョッパ部1
0およびインバータ回路部20を制御(直流除去制御)
する。図7に、直流検出回路部30を示す。直流検出回
路部30は、センサ部31と、直流フィルタ32と、ア
イソレーションアンプ33と、A/D変換器34とを備
えて構成される。センサ部31は、例えば数mΩのシャ
ント抵抗であり、インバータ回路部20の出力電流を電
圧に変換する。直流フィルタ32は、センサ部31で変
換した電圧のうち、商用電源の周波数帯である50〜6
0Hzを少なくとも除去するもので、数Hz程度の直流
電圧のみを透過させて出力するフィルタである。アイソ
レーションアンプ33は、センサ部31および直流フィ
ルタ32と、A/D変換器34との間の電気的絶縁を行
いながら、直流フィルタ32から出力される直流電圧を
増幅するアンプである。A/D変換器34は、アイソレ
ーションアンプ33での増幅結果を、略リアルタイムに
A/D変換して制御回路部50へ送る。一般に、センサ
部31および直流フィルタ32のグランド電位と、A/
D変換器34および制御回路部50のグランド電位と
は、電気的保安上またはノイズ対策上、分離しておく必
要があり、このため、電気的絶縁を行うアイソレーショ
ンアンプ33が必要になる。制御回路部50は、直流除
去制御を行い、交流検出回路部40で検出する交流電流
を、予め記憶した基準波形値に近づけるように、昇圧チ
ョッパ部10およびインバータ回路部20を制御する。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の太陽光発電インバータ装置においては、直
流検出回路部30にアイソレーションアンプ33を用い
ており、アイソレーションアンプ33は一般に回路の大
型化を招くため、直流検出回路部30が大型化する傾向
にあった。また、一般にアイソレーションアンプ33は
高価であり、太陽光発電インバータ装置が高価になるお
それがあった。本発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、直
流検出回路部の大型化を避け、安価な太陽光発電インバ
ータ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、太陽電池と、この太陽電池から発生する直流電
流を交流電流に変換して出力するインバータ回路部と、
このインバータ回路部の出力電流のうち直流成分を検出
する直流検出回路部と、この直流検出回路部での直流成
分の検出結果を基にして、前記インバータ回路部に、出
力電流から直流成分を除去させる直流除去制御を行う制
御回路部とを備え、前記インバータ回路部の起動前に
は、前記直流検出回路部のリセットを行う太陽光発電イ
ンバータ装置において、前記直流検出回路部は、前記直
流成分の検出値が正の符号を有する場合に関する閾値で
ある第1の正の直流閾値と、前記直流成分の検出値が負
の符号を有する場合に関する閾値である第1の負の直流
閾値とを記憶しており、前記直流成分の検出値が前記第
1の正の直流閾値を上回る場合には、一定レベルである
第1のレベルの信号を出力し、前記直流成分の検出値が
前記第1の負の直流閾値を下回る場合には、前記第1の
レベルの信号とは異なり一定レベルである第2のレベル
の信号を出力し、前記直流成分の検出値が前記第1の負
の直流閾値と前記第1の正の直流閾値との間にある場合
には、前記第1のレベルの信号および前記第2のレベル
の信号とは異なり一定レベルである第3のレベルの信号
を出力するものであり、前記制御回路部は、前記第1の
レベルの信号を受ける場合には、前記直流除去制御での
直流成分の除去の度合いをあらわすオフセット量を、所
定量だけ減じ、前記第2のレベルの信号を受ける場合に
は、前記オフセット量を所定量だけ加え、前記第3のレ
ベルの信号を受ける場合には、前記オフセット量を変化
させず、算出した前記オフセット量に応じて、前記直流
除去制御を行うものであることを特徴とする。請求項2
記載の発明にあっては、請求項1記載の太陽光発電イン
バータ装置において、前記直流検出回路部は、前記第1
の正の直流閾値よりも大きな値である第2の正の直流閾
値と、前記第1の負の直流閾値よりも小さな値である第
2の負の直流閾値とを記憶しており、前記直流成分の検
出値が前記第2の正の直流閾値を上回る場合か、または
前記直流成分の検出値が前記第2の負の直流閾値を下回
る場合には、前記インバータ回路部の交流電流の出力を
停止させる旨のインバータ出力停止信号を出力するもの
であり、前記制御回路部は、前記インバータ出力停止信
号を受けて前記インバータ回路部に交流電流の出力を停
止させる制御を行うことを特徴とする。請求項3記載の
発明にあっては、請求項1または請求項2記載の太陽光
発電インバータ装置において、前記制御回路部は、前記
前記直流検出回路部の出力を読み取る期間を、複数の読
み取り期間に区分けし、前記第1のレベルの信号を受け
る時間である第1の信号受信期間、または前記第2のレ
ベルの信号を受ける時間である第2の信号受信期間を、
各前記読み取り期間毎に計測し、或る読み取り期間内で
の前記第1の信号受信期間が占める割合が所定の割合以
上であれば、次の読み取り期間では、前記オフセット量
を所定量だけ減じるものであり、或る読み取り期間内で
の前記第2の信号受信期間が占める割合が所定の割合以
上であれば、次の読み取り期間では、前記オフセット量
を所定量だけ加えるものであることを特徴とする。請求
項4記載の発明にあっては、請求項1または請求項2記
載の太陽光発電インバータ装置において、前記制御回路
部は、前記前記直流検出回路部の出力を読み取る期間
を、複数の読み取り期間に区分けし、前記第1のレベル
の信号を受ける時間である第1の信号受信期間、または
前記第2のレベルの信号を受ける時間である第2の信号
受信期間を、各前記読み取り期間毎に計測し、或る読み
取り期間内での前記第1の信号受信期間が占める割合が
多いほど、次の読み取り期間では、前記オフセット量か
ら多く減算し、或る読み取り期間内での前記第2の信号
受信期間が占める割合が多いほど、次の読み取り期間で
は、前記オフセット量へ多く加算するものであることを
特徴とする。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る太陽光発電イ
ンバータ装置の第1の実施の形態を図1乃至図3に基づ
いて、第2の実施の形態を図4に基づいて、第3の実施
の形態を図5に基づいて、それぞれ詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1は太陽光発電インバータ装置
の直流検出回路部を説明するブロック図である。図2は
太陽光発電インバータ装置を説明するブロック図であ
る。図3は直流検出回路部での直流成分の検出結果を基
にして、制御回路部でのオフセット量の算出結果を示す
タイムチャートで、(a) は直流検出回路部の直流フィル
タの出力電圧、(b) は直流検出回路部の+60%コンパ
レータの出力電圧、(c) は直流検出回路部の−60%コ
ンパレータの出力電圧、(d) は制御回路部でのオフセッ
ト量の算出結果を、それぞれあらわす。図2に示す太陽
光発電インバータ装置は、太陽電池PVと、昇圧チョッ
パ部10と、インバータ回路部20と、直流検出回路部
30と、交流検出回路部40と、制御回路部50とを備
えて構成されている。太陽光発電インバータ装置は、太
陽電池PVから得られる直流電力を、昇圧チョッパ部1
0で昇圧した後、インバータ回路部20で交流電力に変
換し、商用電源eと連系して負荷Sに電力を供給する商
用系統連系型のものである。昇圧チョッパ部10は、太
陽電池PVに接続されて太陽電池PVの直流電力を増幅
するもので、入力側コンデンサ11と、リアクトル1
2、スイッチング素子13、環流用ダイオード13a、
出力側コンデンサ14および逆流防止用ダイオード15
とを備えて構成されている。入力側コンデンサ11は例
えば電解コンデンサであって、正極が、太陽電池PVの
一方の端子に接続されており、負極が、太陽電池PVの
他方の端子に接続している。入力側コンデンサ11の正
極は、リアクトル12を介して、例えばIGBTなどで
例示するスイッチング素子13の、コレクタ端子と接続
している。スイッチング素子13のエミッタ端子は、入
力側コンデンサ11の負極に接続している。また、スイ
ッチング素子13は、コレクタ端子とエミッタ端子との
間に、環流用ダイオード13aが接続されている。この
環流用ダイオード13aは、アノードがスイッチング素
子13のエミッタ端子に、カソードがスイッチング素子
13のコレクタ端子にそれぞれ接続されている。さら
に、スイッチング素子13のコレクタ端子は、逆流防止
用ダイオード15を介して、例えば電解コンデンサであ
る出力側コンデンサ14の正極と、接続している。出力
側コンデンサ14の負極は、スイッチング素子13のエ
ミッタ端子と接続している。インバータ回路部20は、
出力側コンデンサ14の蓄積電荷を交流電流に変換して
出力する正弦波生成回路であり、スイッチング素子2
1、22、23、24と、環流用ダイオード21a、2
2a、23a、24a、リアクトル25、26、コンデ
ンサ27、28とを備えて構成されている。スイッチン
グ素子21、22、23、24は、例えばIGBTであ
る。スイッチング素子21は、コレクタ端子が出力側コ
ンデンサ14の正極と、エミッタ端子がスイッチング素
子22のコレクタ端子と、それぞれ接続している。スイ
ッチング素子23は、コレクタ端子が出力側コンデンサ
14の正極と、エミッタ端子がスイッチング素子24の
コレクタ端子と、それぞれ接続されている。スイッチン
グ素子22、24の各エミッタ端子は、いずれも出力側
コンデンサ14の負極と接続されている。すなわち、こ
れらの4つのスイッチング素子は、ブリッジを組んで、
出力側コンデンサ14の両端に接続されている。4つの
スイッチング素子には、スイッチング素子13と同様
に、それぞれのコレクタ端子とエミッタ端子との間に、
環流用ダイオードが接続している。すなわち、スイッチ
ング素子21には環流用ダイオード21aが、スイッチ
ング素子22には環流用ダイオード22aが、スイッチ
ング素子23には環流用ダイオード23aが、スイッチ
ング素子24には環流用ダイオード24aが、それぞれ
アノードとカソードの向きが、環流用ダイオード13a
のスイッチング素子13への接続と同様な向きで、接続
している。スイッチング素子21のエミッタ端子とスイ
ッチング素子22のコレクタ端子との接続点には、リア
クトル25の一端が接続している。同様に、スイッチン
グ素子23のエミッタ端子とスイッチング素子24のコ
レクタ端子との接続点には、リアクトル26の一端が接
続している。リアクトル25の他端は、コンデンサ27
の一端に接続している。コンデンサ27の他端は、コン
デンサ28の一端に接続している。コンデンサ28の他
端は、リアクトル26の他端に接続している。リアクト
ル25、26、およびコンデンサ27、28は、高周波
成分除去フィルタ(ローパスフィルタ)として機能す
る。直流検出回路部30は、インバータ回路部20の出
力電流のうち直流成分を検出するものである。直流検出
回路部30は、図1に示すように、センサ部31と、直
流フィルタ32と、+60%コンパレータ35と、−6
0%コンパレータ36と、±90%コンパレータ37と
を備えて構成される。センサ部31は、例えば数mΩの
シャント抵抗であり、リアクトル26の他端に接続し、
インバータ回路部20の出力電流を電圧に変換する。直
流フィルタ32は、センサ部31で変換した電圧のう
ち、商用電源の周波数帯である50〜60Hzを少なく
とも除去するもので、数Hz程度の直流電圧のみを透過
させて出力するフィルタである。+60%コンパレータ
35は、インバータ回路部20の出力電流の直流成分の
符号正の許容値の60%の値を、電圧変換し、比較基準
値として予め記憶している。+60%コンパレータ35
は、出力端にフォトカプラを介することにより電気的絶
縁を行って、制御回路部50に入力を行う。つまり、セ
ンサ部31および直流フィルタ32のグランド電位と、
+60%コンパレータ35および制御回路部50のグラ
ンド電位とは、電気的保安上またはノイズ対策上、分離
しておく必要があり、このため、電気的絶縁を行うフォ
トカプラを使用するのである。+60%コンパレータ3
5が記憶する比較基準値は、直流成分の検出値が正の符
号を有する場合に関する閾値であり、図3(a) に示すよ
うに、第1の正の直流閾値V1 と称することにする。+
60%コンパレータ35は、直流フィルタ32で透過し
た直流電圧が入力され、この直流電圧を第1の正の直流
閾値V1 と比較する。+60%コンパレータ35は、入
力された直流電圧が第1の正の直流閾値V1 以下の間、
0出力をする。+60%コンパレータ35は、入力され
た直流電圧が第1の正の直流閾値V1 を上回る間、一定
のHighレベルである第1のレベルの信号を出力す
る。−60%コンパレータ36は、インバータ回路部2
0の出力電流の直流成分の符号負の許容値の60%の値
を、電圧変換し、比較基準値として予め記憶している。
−60%コンパレータ36は、+60%コンパレータ3
5と同様な理由で、出力端にフォトカプラを介すること
により電気的絶縁を行って、制御回路部50に入力を行
う。−60%コンパレータ36が記憶する比較基準値
は、直流成分の検出値が負の符号を有する場合に関する
閾値であり、図3(a) に示すように、第1の負の直流閾
値(−V1 )と称することにする。−60%コンパレー
タ36は、直流フィルタ32で透過した直流電圧が入力
され、この直流電圧を第1の負の直流閾値(−V1 )と
比較する。−60%コンパレータ36は、入力された直
流電圧が第1の負の直流閾値(−V1 )以上の間、0出
力をする。−60%コンパレータ36は、入力された直
流電圧が第1の負の直流閾値(−V1 )を下回る間、第
1のレベルの信号とは異なる一定のHighレベルであ
る第2のレベルの信号を出力する。なお、直流フィルタ
32で透過した直流電圧が第1の負の直流閾値(−
1 )と第1の正の直流閾値V1 との間にある場合に
は、+60%コンパレータ35と−60%コンパレータ
36は、共に0出力をする。このように+60%コンパ
レータ35と−60%コンパレータ36が共に0出力を
行っている場合、この2つの0出力は、第1のレベルの
信号および第2のレベルの信号とは異なり一定レベルで
あり、第3のレベルの信号と称することにする。±90
%コンパレータ37は、インバータ回路部20の出力電
流の直流成分の許容値の90%の値と−90%の値と
を、電圧変換し、比較基準値として予め記憶している。
±90%コンパレータ37は、+60%コンパレータ3
5と同様な理由で、出力端にフォトカプラを介すること
により電気的絶縁を行って、制御回路部50に入力を行
う。±90%コンパレータ37が記憶する2つの比較基
準値のうち、許容値の90%の値は、直流成分の検出値
が正の符号を有する場合に関する閾値であり、図3(a)
に示すように、第2の正の直流閾値V2 と称することに
する。許容値の−90%の値は、直流成分の検出値が負
の符号を有する場合に関する閾値であり、第2の負の直
流閾値(−V2 )と称することにする。±90%コンパ
レータ37は、直流フィルタ32で透過した直流電圧が
入力され、この直流電圧を第2の正の直流閾値V2 およ
び第2の負の直流閾値(−V2)と比較する。±90%
コンパレータ37は、入力された直流電圧が第2の負の
直流閾値(−V2 )から第2の正の直流閾値V2 に値す
る間、0出力をする。±90%コンパレータ37は、入
力された直流電圧が第2の正の直流閾値V2 を上回る場
合か、または第2の負の直流閾値(−V2 )を下回る場
合には、Highレベル信号を出力する。このHigh
レベル信号は、インバータ回路部20の交流電流の出力
を停止させるべき旨をあらわす信号であり、インバータ
出力停止信号と称することにする。交流検出回路部40
は、例えばカレントトランスであって、太陽光発電イン
バータ装置の肝心の出力である交流電流を検出する。こ
のように、直流検出回路部30と交流検出回路部40
は、インバータ回路部20の出力電流を検出するため、
インバータ回路部20の出力端に設けられるのである。
制御回路部50は、出力する交流電流に関する理想的な
基準波形をあらわすデータを予め記憶しており、タイマ
ー機能を有する例えばMPUを備えて構成される。制御
回路部50は、スイッチング素子13、21、22、2
3、24の各ゲート端子に接続し、各スイッチング素子
13、21、22、23、24に、オンオフの切り替え
を行わせるPWM制御信号を与える。制御回路部50
は、+60%コンパレータ35と接続し、0出力または
第1のレベルの信号を入力される。制御回路部50は、
−60%コンパレータ36と接続し、0出力または第2
のレベルの信号を入力される。制御回路部50は、±9
0%コンパレータ37と接続し、0出力またはインバー
タ出力停止信号を入力される。さらに、制御回路部50
は、交流検出回路部40と接続し、交流検出回路部40
で検出された交流電流の大きさがデータ入力される。制
御回路部50は、第1のレベルの信号を受ける場合に
は、直流除去制御での直流成分の除去の度合いをあらわ
すオフセット量を、図3(d) の各レベルをあらわす1単
位なる所定量だけ減じ、第2のレベルの信号を受ける場
合には、オフセット量を、図3(d) の各レベルをあらわ
す1単位なる所定量だけ加え、第3のレベルの信号を受
ける場合には、オフセット量を変化させず、算出したオ
フセット量に応じて、直流除去制御を行う。要するに、
制御回路部50は、タイミングを見計らって、スイッチ
ング素子13、21、22、23、24のオン、オフの
タイミングを調整することによって、インバータ回路部
20の出力すなわち交流成分を、できるだけオフセット
を行って正弦波に近似する。また、制御回路部50は、
インバータ出力停止信号を受けると、スイッチング素子
13、21、22、23、24をオフにする等して、イ
ンバータ回路部20に、交流電流の出力を停止させる。
このように構成される太陽光発電インバータ装置は、以
下のように動作して交流電力変換を行う。まず、太陽電
池PVから得られる直流電力は、入力側コンデンサ11
に蓄積される。制御回路部50は、インバータ回路部2
0の起動前には、直流検出回路部30と交流検出回路部
40とのリセットを行う。次に、制御回路部50は、ス
イッチング素子13のオンオフを繰り返すことによっ
て、入力側コンデンサ11に蓄積済みの電荷を、リアク
トル12の誘導現象を利用して、出力側コンデンサ14
に順次蓄積していく。すなわち、昇圧チョッパ10部に
おいては、スイッチング素子13をオンオフするスイッ
チング周波数を、制御回路部50で制御されて、出力側
コンデンサ14の昇圧がなされる。このようにして太陽
電池PVから得られる直流電力を昇圧した後、制御回路
部50は、インバータ回路部20を制御して、出力側コ
ンデンサ14の蓄積電荷を交流電流に変換する。すなわ
ち、インバータ回路部20においては、制御回路部50
からのスイッチング周波数制御によって、スイッチング
素子21、24がオンのときの回路ループと、スイッチ
ング素子22、23がオンのときの回路ループとが切り
換えられることによって、出力側コンデンサ14の蓄積
電荷が、交流電流に変換される。このように変換された
交流電流は、リアクトル25、26、およびコンデンサ
27、28で構成される高周波成分除去フィルタ(ロー
パスフィルタ)によって、スイッチング周波数制御に因
る高周波ノイズを除去され、略滑らかな正弦波となる。
制御回路部50は、直流除去制御を行い、交流検出回路
部40で検出する交流電流を、予め記憶した基準波形値
に近づけるように、スイッチング素子13、21、2
2、23、24のスイッチング周波数を制御する。図3
には、直流検出回路部30での直流成分の検出結果を基
にして、制御回路部50でのオフセット量の算出結果例
を示している。制御回路部50は、直流検出回路部30
の各出力を読み取る期間を、複数の読み取り期間1、
2、3、4、5、6、7、8、9、・・・に区分けし、
各読み取り期間ごとに、+60%コンパレータ35、−
60%コンパレータ36、±90%コンパレータ37の
出力を読み取る。複数の読み取り期間1、2、3、4、
5、6、7、8、9、・・・は、例えば、1秒間に設定
される。+60%コンパレータ35、−60%コンパレ
ータ36、±90%コンパレータ37は、それぞれ、各
読み取り期間ごとに、例えば50回のサンプリングを行
い、データを読み取る。すなわち、ここではサンプリン
グは20msec刻みで行われる。図3(a) に示すよう
に、直流フィルタ32で透過された直流電圧が、読み取
り期間2、3、4において、第1の正の直流閾値V1
上回るので、図3(b) に示すように、+60%コンパレ
ータ35は、読み取り期間2、3、4において、第1の
レベルの信号を出力する。また、図3(a) に示すよう
に、直流フィルタ32で透過された直流電圧が、読み取
り期間7、8において、第1の負の直流閾値(−V1
を下回るので、図3(c) に示すように、−60%コンパ
レータ36は、読み取り期間7、8において、第2のレ
ベルの信号を出力する。図3(d) に示すように、制御回
路部50は、初期状態では、直流除去制御での直流成分
の除去の度合いをあらわすオフセット量を、Level
0とする。制御回路部50は、読み取り期間2におい
て、第1のレベルの信号を入力されたので、読み取り期
間3ではオフセット量を1単位だけ減じてLevel1
を記録する。制御回路部50は、読み取り期間3におい
て、第1のレベルの信号を入力されたので、読み取り期
間4ではオフセット量を1単位だけ減じてLevel2
を記録する。制御回路部50は、読み取り期間4におい
て、第1のレベルの信号を入力されたので、読み取り期
間5ではオフセット量を1単位だけ減じてLevel3
を記録する。制御回路部50は、読み取り期間5、6に
おいて、第3のレベルの信号を入力されたので、読み取
り期間6、7ではオフセット量を変化させずLevel
3の記録を継続する。制御回路部50は、読み取り期間
7において、第2のレベルの信号を入力されたので、読
み取り期間8ではオフセット量を1単位だけ加えてLe
vel2を記録する。制御回路部50は、読み取り期間
8において、第2のレベルの信号を入力されたので、読
み取り期間9ではオフセット量を1単位だけ加えてLe
vel1を記録する。制御回路部50は、このようにし
て得たオフセット量の算出結果を基にして、直流電流の
発生量を知り、スイッチング素子13、21、22、2
3、24のオン、オフのタイミングを調整することによ
って、算出したオフセット量に応じて、直流除去制御を
行う。従って、直流検出回路部30の出力のうち、直流
流出の程度をあらわすオフセット量を、第1のレベルの
信号と、第2のレベルの信号と、第3のレベルの信号と
を基にして加減演算して求め、算出したオフセット量に
応じて、直流除去制御を行うようにしたため、直流検出
回路部30には、+60%コンパレータ35、−60%
コンパレータ36など、小型ICで構成可能な部品を使
用できるようになり、直流検出回路部30の大型化を避
けても直流流出の防止が可能な太陽光発電インバータ装
置を提供することができる。また、直流検出回路部30
は、従来例のような高価なアイソレーションアンプを用
いなくても構成できるため、安価な太陽光発電インバー
タ装置を提供できるようになる。また、±90%コンパ
レータ37を設けて、制御回路部50は、インバータ出
力停止信号を受けると、インバータ回路部20の交流電
流の出力を停止させるようにしたため、インバータ回路
部20の出力電流の直流成分が許容値を超えそうな場合
には、インバータ回路部20の交流電流の出力を停止し
て、商用系統電源である商用電源eへの直流電流の流
出、および負荷Sへの直流電流の流出を防いで、負荷S
の誤動作または破壊の防止と、商用電源eへのノイズ重
畳などの悪影響の発生の防止ができる。 [第2の実施の形態]図4は直流検出回路部での直流成
分の検出結果を基にして、制御回路部でのオフセット量
の算出結果を示すタイムチャートで、(a) は直流検出回
路部の直流フィルタの出力電圧、(b) は直流検出回路部
の+60%コンパレータの出力電圧、(c) は直流検出回
路部の−60%コンパレータの出力電圧、(d) は制御回
路部でのオフセット量の算出結果を、それぞれあらわ
す。なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同
じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。こ
の第2の実施の形態の太陽光発電インバータ装置が前述
の第1の実施の形態の太陽光発電インバータ装置と異な
り特徴となるのは、制御回路部が、各読み取り期間にお
ける直流検出回路部の出力の割合を判定し、直流検出回
路部の出力を各読み取り期間ごとに繰り上げまたは繰り
下げるようにした構成である。制御回路部50は、直流
検出回路部30の各出力を読み取る期間を、複数の読み
取り期間1、2、3、4、5、6、7、8、・・・に区
分けし、各読み取り期間ごとに、+60%コンパレータ
35、−60%コンパレータ36、±90%コンパレー
タ37の出力を読み取る。制御回路部50は、第1のレ
ベルの信号を受ける時間である第1の信号受信期間、ま
たは第2のレベルの信号を受ける時間である第2の信号
受信期間を、各読み取り期間毎に計測する。制御回路部
50は、或る読み取り期間内での第1の信号受信期間が
占める割合が、所定の割合以上であれば、次の読み取り
期間では、オフセット量を所定量だけ減じる。また、制
御回路部50は、或る読み取り期間内での第2の信号受
信期間が占める割合が、所定の割合以上であれば、次の
読み取り期間では、オフセット量を所定量だけ加える。
所定の割合とは、ここでは例えば50%に設定されてい
る。図4には、直流検出回路部30での直流成分の検出
結果を基にして、制御回路部50でのオフセット量の算
出結果例を示している。図4(a) に示すように、直流フ
ィルタ32で透過された直流電圧が、読み取り期間2、
3、4において、第1の正の直流閾値V1 を上回るの
で、図4(b) に示すように、+60%コンパレータ35
は、読み取り期間2、3、4において、第1のレベルの
信号を出力する。また、図4(a) に示すように、直流フ
ィルタ32で透過された直流電圧が、読み取り期間6、
7において、第1の負の直流閾値(−V1 )を下回るの
で、図4(c) に示すように、−60%コンパレータ36
は、読み取り期間6、7において、第2のレベルの信号
を出力する。図4(d) に示すように、制御回路部50
は、初期状態では、直流除去制御での直流成分の除去の
度合いをあらわすオフセット量を、Level0とす
る。制御回路部50は、読み取り期間2において、第1
の信号受信期間t2Hを計測する。制御回路部50は、読
み取り期間2における第1の信号受信期間t2Hの占める
割合を算出し、所定の割合(50%)を超えるか否か判
断する。ここでは、読み取り期間2における第1の信号
受信期間t2Hの占める割合が例えば54%であって、5
0%を超えているものとする。よって、制御回路部50
は、読み取り期間3ではオフセット量を1単位だけ減じ
てLevel1を記録する。制御回路部50は、読み取
り期間3において、第1の信号受信期間t3Hが、所定の
割合(50%)を超える100%であるので、読み取り
期間4ではオフセット量を1単位だけ減じてLevel
2を記録する。制御回路部50は、読み取り期間4にお
いて、第1の信号受信期間t4Hが、所定の割合(50
%)を超える60%であるので、読み取り期間5ではオ
フセット量を1単位だけ減じてLevel3を記録す
る。制御回路部50は、読み取り期間5において、第3
のレベルの信号を入力されたので、読み取り期間6では
オフセット量を変化させずLevel3の記録を継続す
る。制御回路部50は、読み取り期間6において、第2
の信号受信期間t6Lが、所定の割合(50%)を超える
100%であるので、読み取り期間7ではオフセット量
を1単位だけ加えてLevel2を記録する。制御回路
部50は、読み取り期間7において、第2の信号受信期
間t7Lが、所定の割合(50%)以下の30%であるの
で、読み取り期間8ではオフセット量を変化させずLe
vel2の記録を継続する。制御回路部50は、このよ
うにして得たオフセット量の算出結果を基にして、直流
電流の発生量を知り、スイッチング素子13、21、2
2、23、24のオン、オフのタイミングを調整するこ
とによって、算出したオフセット量に応じて、直流除去
制御を行う。従って、本実施の形態の太陽光発電インバ
ータ装置においては、上述した第1の実施の形態の太陽
光発電インバータ装置と略同様の効果を得るとともに、
制御回路部50が、各読み取り期間1、2、3、4、
5、6、7、8、・・・における直流検出回路部30の
出力の割合を判定し、直流検出回路部30の出力を各読
み取り期間1、2、3、4、5、6、7、8、・・・ご
とに繰り上げまたは繰り下げるようにみなしたため、第
1の信号受信期間または第2の信号受信期間を各読み取
り期間ごとに総計するので、単発的なノイズが発生した
場合や、小さな揺らぎ現象が発生した場合にも、単発的
なノイズや小さな揺らぎ現象を、所定の割合(50%)
という閾値を以って無視でき、信頼性の高い直流流出防
止機能を有する太陽光発電インバータ装置を提供でき
る。なお、上記実施の形態においては、所定の割合を5
0%に設定したが、本発明はこれに限らず、所定の割合
は任意に設定してよい。例えば、直流フィルタで透過さ
れた直流電圧の波形の急峻度が急峻であると予めわかっ
ているならば、所定の割合を20%など小さい値に設定
してもよい。 [第3の実施の形態]図5は直流検出回路部での直流成
分の検出結果を基にして、制御回路部でのオフセット量
の算出結果を示すタイムチャートで、(a) は直流検出回
路部の直流フィルタの出力電圧、(b) は直流検出回路部
の+60%コンパレータの出力電圧、(c) は直流検出回
路部の−60%コンパレータの出力電圧、(d) は制御回
路部でのオフセット量の算出結果を、それぞれあらわ
す。なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同
じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。こ
の第3の実施の形態の太陽光発電インバータ装置が前述
の第1の実施の形態の太陽光発電インバータ装置と異な
り特徴となるのは、制御回路部が、各読み取り期間にお
ける直流検出回路部の出力の割合を判定し、その割合に
応じて、オフセット量の加減量を増減するようにした構
成である。制御回路部50は、直流検出回路部30の各
出力を読み取る期間を、複数の読み取り期間1、2、
3、4、5、6、7、8、9、・・・に区分けし、各読
み取り期間ごとに、+60%コンパレータ35、−60
%コンパレータ36、±90%コンパレータ37の出力
を読み取る。制御回路部50は、第1のレベルの信号を
受ける時間である第1の信号受信期間、または第2のレ
ベルの信号を受ける時間である第2の信号受信期間を、
各読み取り期間毎に計測する。制御回路部50は、或る
読み取り期間内での第1の信号受信期間が占める割合が
多いほど、次の読み取り期間では、オフセット量から多
く減算する。また、制御回路部50は、或る読み取り期
間内での第2の信号受信期間が占める割合が多いほど、
次の読み取り期間では、オフセット量へ多く加算する。
図5には、直流検出回路部30での直流成分の検出結果
を基にして、制御回路部50でのオフセット量の算出結
果例を示している。図5(a) に示すように、直流フィル
タ32で透過された直流電圧が、読み取り期間2、3に
おいて、第1の正の直流閾値V1 を上回るので、図5
(b) に示すように、+60%コンパレータ35は、読み
取り期間2、3において、第1のレベルの信号を出力す
る。また、図5(a) に示すように、直流フィルタ32で
透過された直流電圧が、読み取り期間6において、第1
の負の直流閾値(−V1 )を下回るので、図5(c) に示
すように、−60%コンパレータ36は、読み取り期間
6において、第2のレベルの信号を出力する。図5(d)
に示すように、制御回路部50は、初期状態では、直流
除去制御での直流成分の除去の度合いをあらわすオフセ
ット量を、Level0とする。例えば、制御回路部5
0は、或る読み取り期間内での第1の信号受信期間が占
める割合が0〜10%の場合、オフセット量の変動は行
わない。制御回路部50は、或る読み取り期間内での第
1の信号受信期間が占める割合が10〜30%の場合、
オフセット量を1単位だけ減じる。制御回路部50は、
或る読み取り期間内での第1の信号受信期間が占める割
合が30〜60%の場合、オフセット量を2単位だけ減
じる。制御回路部50は、或る読み取り期間内での第1
の信号受信期間が占める割合が60〜100%の場合、
オフセット量を3単位だけ減じる。制御回路部50は、
第2の信号受信期間に関しては、今度はオフセット量を
増加する。制御回路部50は、読み取り期間2におい
て、第1の信号受信期間t2Hを計測する。制御回路部5
0は、読み取り期間2における第1の信号受信期間t2H
の占める割合を算出する。ここでは、読み取り期間2に
おける第1の信号受信期間t 2Hの占める割合が例えば3
0%であるものとする。よって、制御回路部50は、読
み取り期間3ではオフセット量を1単位だけ減じてLe
vel1を記録する。制御回路部50は、読み取り期間
3における第1の信号受信期間t3Hの占める割合を算出
する。ここでは、読み取り期間3における第1の信号受
信期間t3Hの占める割合が例えば20%であるものとす
る。よって、制御回路部50は、読み取り期間4ではオ
フセット量を1単位だけ減じてLevel2を記録す
る。制御回路部50は、読み取り期間4における第1の
信号受信期間t4Hの占める割合を算出する。ここでは、
読み取り期間4における第1の信号受信期間t4Hの占め
る割合が例えば58%であるものとする。よって、制御
回路部50は、読み取り期間5ではオフセット量を2単
位だけ減じてLevel4を記録する。制御回路部50
は、読み取り期間5における第1の信号受信期間t5H
占める割合を算出する。ここでは、読み取り期間5にお
ける第1の信号受信期間t5Hの占める割合が例えば16
%であるものとする。よって、制御回路部50は、読み
取り期間6ではオフセット量を1単位だけ減じてLev
el5を記録する。制御回路部50は、読み取り期間6
における第2の信号受信期間t6Lの占める割合を算出す
る。ここでは、読み取り期間6における第2の信号受信
期間t6Lの占める割合が例えば36%であるものとす
る。よって、制御回路部50は、読み取り期間7ではオ
フセット量を2単位だけ加えてLevel3を記録す
る。制御回路部50は、読み取り期間7における第2の
信号受信期間t7Lの占める割合を算出する。ここでは、
読み取り期間7における第2の信号受信期間t7Lの占め
る割合が例えば100%であるものとする。よって、制
御回路部50は、読み取り期間8ではオフセット量を3
単位だけ加えてLevel0を記録する。制御回路部5
0は、読み取り期間8における第1の信号受信期間また
は第2の信号受信期間が存在しないので、読み取り期間
9ではオフセット量を変化させずLevel0の記録を
継続する。制御回路部50は、このようにして得たオフ
セット量の算出結果を基にして、直流電流の発生量を知
り、スイッチング素子13、21、22、23、24の
オン、オフのタイミングを調整することによって、算出
したオフセット量に応じて、直流除去制御を行う。従っ
て、本実施の形態の太陽光発電インバータ装置において
は、上述した第1の実施の形態の太陽光発電インバータ
装置と略同様の効果を得るとともに、制御回路部50
が、各読み取り期間1、2、3、4、5、6、7、8、
9、・・・における直流検出回路部30の出力の割合を
判定し、その割合に応じて、オフセット量の加減量を増
減するようにしたため、応答性が良く、大きな直流流出
にも対処できる直流流出防止機能を有する太陽光発電イ
ンバータ装置を提供できる。なお、上記各実施の形態に
おいては、+60%コンパレータ35と、−60%コン
パレータ36と、±90%コンパレータ37とを用いた
が、本発明はこれに限らず、第1の正の直流閾値は+6
0%に限るものではない。また同様に、第1の負の直流
閾値は−60%に限るものではない。また同様に、第2
の正の直流閾値は+90%に限るものではなく、第2の
負の直流閾値は−90%に限るものではない。要する
に、第1の正の直流閾値、第1の負の直流閾値、第2の
正の直流閾値、第2の負の直流閾値は、必要に応じて適
宜設定すればよい。また、上記各実施の形態において
は、太陽電池PVから得られる直流電力を昇圧する昇圧
チョッパ部10を用いたものを例示したが、本発明はこ
れに限らず、昇圧チョッパ部10を用いずに、複数の太
陽電池を直列に接続することによって、インバータ回路
部20へ入力する電圧を大きくしたものであってもよ
い。
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、直流検
出回路部は、直流成分の検出値が正の符号を有する場合
に関する閾値である第1の正の直流閾値と、直流成分の
検出値が負の符号を有する場合に関する閾値である第1
の負の直流閾値とを記憶しており、直流成分の検出値が
第1の正の直流閾値を上回る場合には、一定レベルであ
る第1のレベルの信号を出力し、直流成分の検出値が第
1の負の直流閾値を下回る場合には、第1のレベルの信
号とは異なり一定レベルである第2のレベルの信号を出
力し、直流成分の検出値が第1の負の直流閾値と第1の
正の直流閾値との間にある場合には、第1のレベルの信
号および第2のレベルの信号とは異なり一定レベルであ
る第3のレベルの信号を出力するものであり、制御回路
部は、第1のレベルの信号を受ける場合には、直流除去
制御での直流成分の除去の度合いをあらわすオフセット
量を、所定量だけ減じ、第2のレベルの信号を受ける場
合には、オフセット量を所定量だけ加え、第3のレベル
の信号を受ける場合には、オフセット量を変化させず、
算出したオフセット量に応じて、直流除去制御を行うも
のであるようにしたため、直流検出回路部を、第1のレ
ベルの信号と、第2のレベルの信号と、第3のレベルの
信号とを出力可能な例えばコンパレータ等の簡易で安価
な回路を用いて構成できるようになり、直流検出回路部
の大型化を避けても直流流出の防止が可能な太陽光発電
インバータ装置を提供することができる。請求項2記載
の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加え
て、直流検出回路部は、第1の正の直流閾値よりも大き
な値である第2の正の直流閾値と、第1の負の直流閾値
よりも小さな値である第2の負の直流閾値とを記憶して
おり、直流成分の検出値が第2の正の直流閾値を上回る
場合か、または直流成分の検出値が第2の負の直流閾値
を下回る場合には、インバータ回路部の交流電流の出力
を停止させる旨のインバータ出力停止信号を出力するも
のであり、制御回路部は、インバータ出力停止信号を受
けてインバータ回路部に交流電流の出力を停止させる制
御を行うようにしたため、インバータ回路部の出力電流
の直流成分が許容値を超えそうな場合には、インバータ
回路部の交流電流の出力を停止して、商用系統電源であ
る商用電源への直流電流の流出、および負荷への直流電
流の流出を防いで、負荷の誤動作または破壊の防止と、
商用電源へのノイズ重畳などの悪影響の発生の防止がで
きる。請求項3記載の発明にあっては、請求項1または
請求項2記載の発明の効果に加えて、制御回路部は、直
流検出回路部の出力を読み取る期間を、複数の読み取り
期間に区分けし、第1のレベルの信号を受ける時間であ
る第1の信号受信期間、または第2のレベルの信号を受
ける時間である第2の信号受信期間を、各読み取り期間
毎に計測し、或る読み取り期間内での第1の信号受信期
間が占める割合が所定の割合以上であれば、次の読み取
り期間では、オフセット量を所定量だけ減じるものであ
り、或る読み取り期間内での第2の信号受信期間が占め
る割合が所定の割合以上であれば、次の読み取り期間で
は、オフセット量を所定量だけ加えるものであるように
したため、第1の信号受信期間または第2の信号受信期
間を各読み取り期間ごとに総計するので、単発的なノイ
ズが発生した場合や、小さな揺らぎ現象が発生した場合
にも、単発的なノイズや小さな揺らぎ現象を、所定の割
合という閾値を以って無視でき、信頼性の高い直流流出
防止機能を有する太陽光発電インバータ装置を提供でき
る。請求項4記載の発明にあっては、請求項1または請
求項2記載の発明の効果に加えて、制御回路部は、直流
検出回路部の出力を読み取る期間を、複数の読み取り期
間に区分けし、第1のレベルの信号を受ける時間である
第1の信号受信期間、または第2のレベルの信号を受け
る時間である第2の信号受信期間を、各読み取り期間毎
に計測し、或る読み取り期間内での第1の信号受信期間
が占める割合が多いほど、次の読み取り期間では、オフ
セット量から多く減算し、或る読み取り期間内での第2
の信号受信期間が占める割合が多いほど、次の読み取り
期間では、オフセット量へ多く加算するものであるよう
にしたため、応答性が良く、大きな直流流出にも対処で
きる直流流出防止機能を有する太陽光発電インバータ装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置の直流検出回路部を説明するブロック図で
ある。
【図2】同上の太陽光発電インバータ装置を説明するブ
ロック図である。
【図3】同上の制御回路部のオフセット量の算出結果を
示すタイムチャートである。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置の説明図であり、制御回路部のオフセット
量の算出結果を示すタイムチャートである。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置の説明図であり、制御回路部のオフセット
量の算出結果を示すタイムチャートである。
【図6】従来の太陽光発電インバータ装置を説明するブ
ロック図である。
【図7】同上の直流検出回路部を説明するブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8、9、 読み取り期間 20 インバータ回路部 30 直流検出回路部 50 制御回路部 V1 第1の正の直流閾値 −V1 第1の負の直流閾値 V2 第2の正の直流閾値 −V2 第2の負の直流閾値 PV 太陽電池 t2H、t3H、t4H、t5H 第1の信号受信期間 t6L、t7L 第2の信号受信期間
フロントページの続き (72)発明者 向井 忠吉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 湯浅 裕明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−322266(JP,A) 特開 平8−149842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、この太陽電池から発生する
    直流電流を交流電流に変換して出力するインバータ回路
    部と、このインバータ回路部の出力電流のうち直流成分
    を検出する直流検出回路部と、この直流検出回路部での
    直流成分の検出結果を基にして、前記インバータ回路部
    に、出力電流から直流成分を除去させる直流除去制御を
    行う制御回路部とを備え、前記インバータ回路部の起動
    前には、前記直流検出回路部のリセットを行う太陽光発
    電インバータ装置において、前記直流検出回路部は、前
    記直流成分の検出値が正の符号を有する場合に関する閾
    値である第1の正の直流閾値と、前記直流成分の検出値
    が負の符号を有する場合に関する閾値である第1の負の
    直流閾値とを記憶しており、前記直流成分の検出値が前
    記第1の正の直流閾値を上回る場合には、一定レベルで
    ある第1のレベルの信号を出力し、前記直流成分の検出
    値が前記第1の負の直流閾値を下回る場合には、前記第
    1のレベルの信号とは異なり一定レベルである第2のレ
    ベルの信号を出力し、前記直流成分の検出値が前記第1
    の負の直流閾値と前記第1の正の直流閾値との間にある
    場合には、前記第1のレベルの信号および前記第2のレ
    ベルの信号とは異なり一定レベルである第3のレベルの
    信号を出力するものであり、前記制御回路部は、前記第
    1のレベルの信号を受ける場合には、前記直流除去制御
    での直流成分の除去の度合いをあらわすオフセット量
    を、所定量だけ減じ、前記第2のレベルの信号を受ける
    場合には、前記オフセット量を所定量だけ加え、前記第
    3のレベルの信号を受ける場合には、前記オフセット量
    を変化させず、算出した前記オフセット量に応じて、前
    記直流除去制御を行うものであることを特徴とする太陽
    光発電インバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記直流検出回路部は、前記第1の正の
    直流閾値よりも大きな値である第2の正の直流閾値と、
    前記第1の負の直流閾値よりも小さな値である第2の負
    の直流閾値とを記憶しており、前記直流成分の検出値が
    前記第2の正の直流閾値を上回る場合か、または前記直
    流成分の検出値が前記第2の負の直流閾値を下回る場合
    には、前記インバータ回路部の交流電流の出力を停止さ
    せる旨のインバータ出力停止信号を出力するものであ
    り、前記制御回路部は、前記インバータ出力停止信号を
    受けて前記インバータ回路部に交流電流の出力を停止さ
    せる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の太陽光
    発電インバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路部は、前記前記直流検出回
    路部の出力を読み取る期間を、複数の読み取り期間に区
    分けし、前記第1のレベルの信号を受ける時間である第
    1の信号受信期間、または前記第2のレベルの信号を受
    ける時間である第2の信号受信期間を、各前記読み取り
    期間毎に計測し、或る読み取り期間内での前記第1の信
    号受信期間が占める割合が所定の割合以上であれば、次
    の読み取り期間では、前記オフセット量を所定量だけ減
    じるものであり、或る読み取り期間内での前記第2の信
    号受信期間が占める割合が所定の割合以上であれば、次
    の読み取り期間では、前記オフセット量を所定量だけ加
    えるものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の太陽光発電インバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路部は、前記前記直流検出回
    路部の出力を読み取る期間を、複数の読み取り期間に区
    分けし、前記第1のレベルの信号を受ける時間である第
    1の信号受信期間、または前記第2のレベルの信号を受
    ける時間である第2の信号受信期間を、各前記読み取り
    期間毎に計測し、或る読み取り期間内での前記第1の信
    号受信期間が占める割合が多いほど、次の読み取り期間
    では、前記オフセット量から多く減算し、或る読み取り
    期間内での前記第2の信号受信期間が占める割合が多い
    ほど、次の読み取り期間では、前記オフセット量へ多く
    加算するものであることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の太陽光発電インバータ装置。
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