JPH08331778A - リモート保守支援システム - Google Patents

リモート保守支援システム

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Publication number
JPH08331778A
JPH08331778A JP13633395A JP13633395A JPH08331778A JP H08331778 A JPH08331778 A JP H08331778A JP 13633395 A JP13633395 A JP 13633395A JP 13633395 A JP13633395 A JP 13633395A JP H08331778 A JPH08331778 A JP H08331778A
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JP
Japan
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system block
fault
relay
accident
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP13633395A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nishikawa
良博 西川
Mitsuo Sawairi
光雄 沢入
Takashi Goto
高志 後藤
Fumio Shibata
文夫 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、事故データの伝達情報を少な
くして迅速に処理できるようにしたリモート保守支援シ
ステムを提供することである。 【構成】本発明のリモート保守支援システムは、受電系
統ブロック及び配電系統ブロックと負荷側配電系統ブロ
ックとを備えて、各系統ブロック内に少なくとも1台以
上の遮断器が遮断した時の過電流継電器名及び事故発生
時刻を遠方の支援センタに送信手段により送信すること
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所内の特高・高圧
電源設備を監視する監視装置に関し、特に高圧電源設備
で発生した事故時に、運転員に対して適切な保守,点
検,修理等の運転ガイダンスを表示したり、運転員に対
する訓練用の模擬故障を表示したりするリモート保守支
援システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の特高・高圧電源設備の監視装置
は、各電源設備に事故情報や、電流・電圧といった計測
値を取り込むリモート入出力装置盤を設置して、監視室
に設置されている中央処理装置に情報を伝送して、中央
処理装置で情報処理を行い各種ガイダンスを表示してい
る。最近、監視装置を使って運転保守している保守員
が、工場全体の省力化の影響で減少したり、また電気機
器の信頼性が高くほとんど故障しないため、オペレータ
だけになってきた。一度複雑な事故が発生した場合に
は、対応できないという問題が発生し、変電所内の事故
発生時に迅速な対応ができないという問題が発生してい
る。
【0003】一般的に変電所での事故に対する保護シス
テムは、時限協調を基本としている。しかし、時限協調
がうまくとられていない場合、受電系統の遮断器がトリ
ップするなど重大事故になることが多い。この場合、動
作する保護リレーや変電所機器が多数になるため、事故
発生場所の判断が難しくなる。こういった複雑な事故時
のガイダンス表示のために事故要因の分析をするには、
過去の事故例や事故頻度、更には事故時の電圧,電流,
地絡電流といった情報が必要なため、中央に支援センタ
を設置して情報のやり取りを現場と行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電力系統等を監視する
システムは、離れた各設備を中央処理装置と結んで、情
報のやり取りを実施して制御情報を作成している。この
場合は、大量の情報をやり取りするために専用回線を準
備する必要がある。また、中央処理装置も大量のデータ
処理を実施するために大容量な設備が必要である。この
ため、重大事故を適切に判別するのに、迅速に処理でき
ないばかりでなく、また大量に事故データを伝達すると
コスト高はもとより、その分析に多大な時間を要する欠
点がある。尚、この種の技術として、特開昭61−157242
号公報,特開昭56ー46636 号公報,特開昭55−127850号
公報,特開昭61−88734 号公報,特開昭61−177133号公
報を挙げることができる。
【0005】本発明の目的は、事故データの伝達情報を
少なくして迅速に処理できるようにしたリモート保守支
援システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のリモート保守支
援システムは、受電系統ブロック及び配電系統ブロック
と負荷側配電系統ブロックとを備え、各系統ブロック内
に少なくとも1台以上の遮断器と系統に流れる検出電流
により遮断器を遮断させる継電器を有し、監視装置から
各継電器の番地及び事故発生時刻の情報を電信手段によ
り遠方の支援センタに送信することにある。
【0007】
【作用】本発明によれば、事故発生時の継電器の番地と
事故発生時刻の情報を支援センタに送信すればよいの
で、送信情報量が少なく、事故分析も迅速に処理するこ
とができるようになった。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3によ
り説明する。
【0009】図2のリモート保守支援システムは支援セ
ンタ例えば工場1から電話回線2を電信手段として複数
の変電所3の監視装置4に接続している。複数の変電所
3は構成が類似しているので、1個所を示し、他の個所
は省略する。変電所3は監視装置4より受電系統ブロッ
クA及び配電系統ブロックBと負荷側配電系統ブロック
Cとを接続している。受電系統ブロックA詳細は図1に
より説明する。
【0010】受電系統ブロックAは常用系統線と予備系
統線とに別れ途中で一体となり、再び常用系統線と成っ
ている。常用系統線と予備系統線には第1断路部5A,
5B及び受電用の第1遮断器6A,6Bと第2断路部7
A,7B等の電気機器を接続しており、常用系統線が事
故時に常用系統線の第1遮断器6Aと両断路部5A,7
A等の各電気機器を遮断して、予備系統線の第1遮断器
5Bと両断路部5B,7B等の各電気機器を投入して、
予備系統線の電力を計器用変成器8,受電用変圧器9,
受電用遮断器10,第3断路部11,配電系統ブロック
Bに供給している。
【0011】配電系統ブロックBは常用系統線からの電
力を複数の配電用第1遮断器12A〜12Nに分岐線に
て分散し、各分岐線より負荷側配電系統ブロックCに接
続している。複数の負荷側配電系統ブロックCは構成が
同じなので、1個所を示し、他の個所は省略する。負荷
側配電系統ブロックCは配電用変圧器14及び配電用第
2遮断器15を接続し、第2遮断器15に複数の負荷側
遮断器16A〜16Nを分岐線にて分散接続している。
各負荷側遮断器16A〜16Nには例えば所内電灯,給
水用モータ等を接続している。
【0012】受電系統ブロックAから負荷側配電系統ブ
ロックCに接続された各遮断器と各遮断器に流れる電流
を変流器20で検出し、検出した検出値により過電流継
電器RY1,RY2,RY3,RY4,RY5を動作し
て各遮断器6A及び6B,10,12A〜12N,1
5,16A〜16Nを遮断すると共に、A接点21を閉
じて、励磁コイル22,23を励磁する。励磁コイル2
2,23を励磁すると、デジタル入力部26の動作接点
24A〜24Nを閉じる。
【0013】監視装置4は主としてデジタル入力部2
6,記憶装置27,コンピュータCPU,伝送装置28とイ
ンターフェス用リレー29とより構成されている。デジ
タル入力部26は各過電流継電器RY1〜RY5の数だ
け例えば100個の動作接点24A〜240Nを設けて
いる。記憶装置27は各動作接点に対応した数以上の記
憶部が有り、記憶部は動作接点の閉信号により、例えば
動作接点が開放すれば0を、閉じれば1を出力する。
【0014】各動作接点の1個の動作信号であると、コ
ンピュータCPUに入力信号1が入力されると、コンピ
ュータCPUは入力時刻が事故時刻となり、各動作接点
名と事故時刻とのAND条件が成立すると、この成立信
号が伝送装置28より電話回線2及びリレーインターフ
ェス29に入力される。電話回線2を支援センタである
工場1に送信される。またリレーインターフェスが動作
すると、上述と同様に事故系統の電圧及び電流を工場1
に送信する。コンピュータCPUは送信を終了すると、
事故を生じた各動作接点24A〜240N及びリレーイ
ンターフェス29に開放指令を出して開放する。
【0015】次に、リモート保守支援システムの作用に
ついて説明する。
【0016】今、受電系統ブロックAの予備回線を使用
している間に例えばに短絡事故X1を生じたとすれば、
変流器20が短絡電流を検出し、この検出値により過電
流継電器RY1が動作して、受電用遮断器10を開放す
ると、そのA接点20Aが閉じて、励磁コイル22を励
磁して動作接点24Aを閉じ、記憶装置27より出力値
1を出力し、コンピュータCPUで事故時刻をカウント
して、各動作接点名と事故時刻を送信信号として生成す
る。この生成信号が伝送装置28より電話回線2及びリ
レーインターフェス29に入力され、電話回線2を支援
センタである工場1に送信される。
【0017】一方、リレーインターフェス29が閉じる
と、上述と同様に事故系統の電圧及び電流を工場1に送
信する。コンピュータCPUは送信を終了するか、又は
一定時間tを経過すると、リレーインターフェス29に
開放指令を出して開放する。 1).この場合、短絡事故X1が図3(A)に示すように
受電系統ブロックAで起きると、通常の事故と異なり、
それだけ重大事故といえる。例えば停電範囲が拡大し、
変電所内でパニックになる恐れがあるので、必ず電話回
線2により支援センタである工場1に送信する。ここで
の、一定時間tとは、コンピュータCPUのスキャン周
期と各系統ブロックに使用した過電流継電器の時限協調
の時間差を考慮した値である。この一定時間t内に各系
統ブロックで起きた事故の電流継電器名及び事故発性時
刻を漏れなく送信することができる。
【0018】また配電系統ブロックB及び負荷側配電系
統ブロックCで一定時間t内に短絡事故X2,X3が順
次発生した時には、事故が複雑になり変電所では対応で
きない恐れがあるので、必ず電話回線2により支援セン
タである工場1に送信する。即ち、時限協調の考えか
ら、うまく時限協調がとられていない場合の事故も複雑
な動きとなる。つまり、通常は負荷に一番近い遮断器が
トリップするだけの事故に対して、それ以外の遮断器
(より受電点に近い遮断器)がトリップする。そのため
事故点の特定が難しくなるばかりか、事故範囲も広がっ
てしまう。そのため、複数の遮断器がトリップした場合
も、重大事故といえる。
【0019】一方、配電系統ブロックB又は負荷側配電
系統ブロックCで短絡事故X2又はX3が単独に生じた
時には、事故が単純な場合が多く、変電所または変電所
の近くのメーカ支店で対応できることが多く、工場1に
送信する必要がない。この結果、受電系統ブロックAで
事故が発生した場合と、一定時間t内に複数の事故が発
生した場合とだけ、工場1のCRTに各動作接点名と事
故時刻とが表示されるので、送信時間及び送信量が少な
く、工場では数秒の情報量で直ちに事故分析ができるよ
うになり、迅速に事故対策ができるようになった。この
ことは、工場1では現場から送信されてくる事故情報
は、工場での累積データベースから過去の発生頻度から
適切な点検情報を知ることにより、迅速に事故対策がで
きるようになった。
【0020】又電信時間が短くコスト高にならず、使用
しやすい。更に、このシステムは従来の監視装置に公衆
回線とデータベース用の計算機のみを追加するだけで構
築できるため、システムコストを抑えることができる。
【0021】更に、本発明を使用すると変電所等でほと
んど発生しない重大事故時に運転員に適切なガイダンス
を表示するシステムを提供できる。
【0022】2).図3(B)は負荷側配電系統ブロック
Cで短絡事故X3が生じたにもかかわらず、配電系統ブ
ロックBが遮断した信号が先に来て、その後配電系統ブ
ロックBの遮断信号が一定時間t内に電話回線2により
支援センタである工場1に送信された時には、負荷側配
電系統ブロックCの過電流継電器RY5の時限協調時間
の狂い等が生じている場合で、負荷側配電系統ブロック
Cを点検すれば良い。
【0023】3).更に、上述の他に事故系統の電圧及び
電流を工場1に送信すれば、短絡事故の大小,地絡事
故,電圧不足等を知ることができ、更に事故対策が迅速
にできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、事故発生
時の継電器の番地と事故発生時刻の情報を支援センタに
送信すればよいので、送信情報量が少なく、事故分析も
迅速に処理することができるばかりか、又送信コストの
安くできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のリモート保守支援システムに使用した変
電所のブロック説明図である。
【図2】本発明の実施例として示したリモート保守支援
システムのブロック説明であるシステム構成図。
【図3】図3(A),図3(B)は各系統ブロックの過
家電継電器の動作特性図である。
【符号の説明】
1…工場、2…電話回線、3…変電所、4…監視装置、
ABC…受電系統ブロック、B…配電系統ブロック、図
3−1…ブロックA入力部、図3−2…ブロックB入力
部、C…負荷側配電系統ブロック、6A及び6B…第1
及び第2遮断器、12A〜12N…配電用第1遮断器、
16A〜16N…負荷側遮断器、20…変流器、RYI
〜RY5…過電流継電器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 文夫 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受電系統ブロック及び配電系統ブロックと
    負荷側配電系統ブロックとを備え、各系統ブロック内に
    少なくとも1台以上の遮断器と系統に流れる検出電流に
    より遮断器を遮断させる継電器を有し、各継電器の少な
    くとも1台以上の動作信号が入力されるとその番地及び
    事故発生時刻を記憶監視装置より電送手段を介して遠方
    の支援センタに送信することを特徴とするリモート保守
    支援システム。
  2. 【請求項2】上記受電系統ブロックの少なくとも1台以
    上の遮断器又は各系統ブロックの少なくとも複数台以上
    の遮断器が遮断した時にその遮断器を遮断させる継電器
    の番地と事故発生時刻を支援センタに送信することを特
    徴とする請求項1記載のリモート保守支援システム。
  3. 【請求項3】受電系統ブロック及び配電系統ブロックと
    負荷側配電系統ブロックとを備え、各系統ブロック内に
    少なくとも1台以上の遮断器と系統に流れる検出電流に
    より遮断器を遮断させる継電器を有し、各継電器の少な
    くとも1台以上の動作信号が入力されるとその番地と事
    故発生時刻と各系統ブロックより事故時の電圧及び電流
    とを記憶監視装置より電送手段を介して遠方の支援セン
    タに送信することを特徴とするリモート保守支援システ
    ム。
JP13633395A 1995-06-02 1995-06-02 リモート保守支援システム Pending JPH08331778A (ja)

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JP13633395A JPH08331778A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 リモート保守支援システム

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JP13633395A JPH08331778A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 リモート保守支援システム

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JPH08331778A true JPH08331778A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15172772

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JP13633395A Pending JPH08331778A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 リモート保守支援システム

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JP (1) JPH08331778A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103326467A (zh) * 2013-06-03 2013-09-25 中国南方电网有限责任公司 一种基于保信主站装置录波信息的保护动作报告实现方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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