JPH0833161B2 - ワツシヤ - Google Patents

ワツシヤ

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JPH0833161B2
JPH0833161B2 JP62181255A JP18125587A JPH0833161B2 JP H0833161 B2 JPH0833161 B2 JP H0833161B2 JP 62181255 A JP62181255 A JP 62181255A JP 18125587 A JP18125587 A JP 18125587A JP H0833161 B2 JPH0833161 B2 JP H0833161B2
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JP
Japan
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screw
washer
pedestal
inclined surface
shape
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正豊 安藤
徹 朝日
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NIPPON PAWAA FUASUNINGU KK
TOOPURA KK
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NIPPON PAWAA FUASUNINGU KK
TOOPURA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、皿ねじ((本明細書においては平皿、丸皿
などねじ頭の下部が傾斜形状をなしているものをい
う))に用いるワッシャ、特に、ねじに対して衝撃の大
きく、また衝撃の頻度の高い場所例えば自動車用ドアー
ロックストライカーに使用されるねじのゆるみを防止す
る傾斜形状を有するワッシャに関する。
(従来の技術) 従来、このようなワッシャとして第8図及び第9図に
示すようなワッシャ100がある。
ワッシャ100は、下方から上方へ向って拡径する傾斜
面101を有する。傾斜面101は、その上端部101aが鋸歯状
に形成されていて、突起部102と凹部103とを備える。突
起部102の先端部104は、側面が傾斜面101に対してある
角度だけねじられて形成されている。
このような構成を有するワッシャ100をねじ105に取り
付け、ねじ105を台座にねじ込む。ねじ105をねじ込む
際、鋸歯状の上端部101aの作用で増加されたばね作用に
よってねじ105のゆるみを防ぐとともに、ねじ105の回り
止めを行なう。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したワッシャ100によれば、上端
部101aが鋸歯状に形成され、上端部101aの突起部102の
先端部104がある角度だけねじられて形成されているた
め、ねじ105が台座にねじ込まれたとき、台座の表面に
傷がつき、その傷が基になって、錆が発生し、錆で腐食
が進み、ドアーロックトライカーにガタが生じ自動車の
ドアの開閉に支障を来たすという問題がある。
また、先端部104は、傾斜面101に対してある角度だけ
ねじられて形成されているが、ワッシャ100がねじ105と
ともに台座に固定されると、先端部104のねじれが回復
し、傾斜面101と同一の平面に戻される。このようなね
じ105の締め付けと戻しをくり返す間に先端部104のへた
りが生じ易く、耐久性の面で問題があった。
さらに、これらの問題を解決すべくねじ105を台座に
ねじ込んだ後、ねじ105を台座に接着剤で接着する方法
があるが、この方法においては、接着剤の硬化後の台座
の位置調整が困難であるとの問題があった。
本発明は上記諸問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ねじのゆるみを有効に防止し得る
耐久性のすぐれた低コストのワッシャを提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明のワッシャは、内径側か
ら外径側へ向って拡径しかつ中心軸に直角な少なくとも
一部の切断面の形状が連続した非円形である内径側に向
って突出した凹部を有する傾斜面を備え、該傾斜面とね
じを取り付ける台座の表面との間の角度を、台座のねじ
穴の側面と台座の表面との間の角度より小さくしたこと
を特徴とする。
(作用) 而して、本発明のワッシャによれば、ねじとともに台
座のねじ穴へねじ込まれる際、ねじの傾斜面がねじ穴の
側面に押し付けられるが、傾斜面が、内径側から外径側
へ拡径しており、さらに傾斜面とねじを取り付ける台座
の表面との間の角度が、台座のねじ穴の側面と台座の表
面との間の角度より小さいために、傾斜面にねじの軸方
向に大きなばね力が生じ、そのばね力によってねじのゆ
るみを有効に防止し得る。一方、傾斜面が上述した形状
を有しているため、ねじをねじ込こんだ時、ねじの軸方
向に対して応力を与えて軸方向の振動に対するゆるみ止
めの作用をもたらすと共に皿ねじの傾斜面とねじ穴の傾
斜面に対するワッシャの接触面における摩擦力が大とな
りねじの半径方向の回転を防止し得る。
従って、このようなワッシャによってねじのゆるみを
防止し得、またワッシャが台座を傷つけることもなく、
ワッシャを使用する部品の耐久性が向上する。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は、本発明のワッシャ1の形状とし
て四角形の頂部を有しその間に谷部を有しそれが連続し
て波形形状となった一実施例を示す。ワッシャ1は、下
部即ち、内径側2から上部即ち、外径側3へ向かって次
第に拡径している傾斜面4を有する。傾斜面4は、円周
方向の4ケ所に於いてワッシャ1の内側に向って突出し
た凹部5を有する。従って、凹部5の間に凸部6が4ケ
所形成される。この凹部5及び凸部6によって、ワッシ
ャ1の傾斜面4及び傾斜面4の上端部が波型の形状を有
する。
ワッシャ1をねじ9に組み合わせた後にドアーロック
ストライカ9aに設けられたねじ穴8にねじ込む。
このとき、ワッシャ1の傾斜面4と台座7の表面11と
の間の角度R1がねじ9を取り付ける台座7のねじ穴8の
側面10と、台座7の表面11との間の角度R2よりも小さく
なるようにワッシャ1の傾斜面4が形成されているため
ねじ9をさらにねじ込むと、ねじ9によりワッシャ1の
傾斜面4が、ねじ穴8の側面10と同一の角度になるまで
たわみ、ワッシャ1に大きなばね力が発生する(第4図
(b)参照)。
また、ねじ9のねじ込みによって、傾斜面4の凸部6
及び凹部5がねじ穴8の側面10及びねじ9の傾斜面に確
実に食い込みねじ9の半径方向の回転を防止する。
第3図には、本発明のワッシャ1の第2の実施例を示
す。本実施例においては、凹部5及び凸部6の数が第1
の実施例と異なる例を示す。このようにねじ止めする部
品によって使用するワッシャ1を変えることによってね
じ9のゆるみを有効に防止し得る。
このようなワッシャ1は、次のように製造される。ま
ずプレス加工によってワッシャ1は打ち抜く。次に、打
ち抜かれたワッシャ1を皿型に曲げ加工しその後、ワッ
シャ1のテーパ部すなわち凹部5を形成する。最後に、
ワッシャ1の全体の熱処理を行なう。このような方法の
他に順送型の金型で上記各工程を同時に行なってもよ
い。
このようにワッシャ1によれば、従来のワッシャに比
して、ねじ9、特にねじ9が皿型ねじで頭部が平面であ
る場合に台座7の表面11とねじ9の頭部の平面とが一つ
の平面となり、ねじ9の固定部の有効スペースが増加す
るとともに外観が向上する。また、ワッシャ1の製造工
程において金型が簡単なものでよく、さらにその形状か
ら、ワッシャ1を整列させることが容易となり生産性を
向上させることができる。断面形状としては第7図
(a)〜(f)に示すように種々のものが考えられる。
中心軸に直角な切断面の形状が複数の頂部を有する非円
形、例えば角部が丸みを帯びた頂部となっている多角形
状さらにはその頂部の間に谷部を有する形状などであ
る。また、これは拡開する内径側2から外径側3まです
べて同様の形状でもよいし、その一部でもよい。また、
外径側3が非円形である方が摩擦力のトルクが大きいこ
とは明らかである。またねじ9の頭部の下部(第6図中
θ1)とワッシャ1の開き角(第6図中θ2)との関係は
θ2>θ1の方ばね作用が大きくなりゆるみ止めの効果が
大きい。
(発明の効果) 本発明のワッシャによれば、内径側から外径側へ拡径
し波形の形状を有する傾斜面を備え、傾斜面とねじを取
り付ける台座の表面との間の角度が、台座のねじ穴の側
面と台座の表面との間の角度より小さいのでねじの取り
付け時、ワッシャが軸方向にたわむことによって、ワッ
シャのばね力が生じねじのゆるみを防止し得る。また、
ワッシャの傾斜面が台座の側面に、凹部が皿ねじの傾斜
面に確実に食い込むことによって、ねじの半径方向の回
転を防止し得、より確実にゆるみを防止し得る。さら
に、中心軸に直角な少なくとも一部の切断面の形状が連
続した非円形であり、切放した端部を有していないこと
から、ワッシャの傾斜面によって台座のねじ穴の側面
に、凹部によって皿ねじの傾斜面に傷がつくことがな
く、ねじ及びねじの取り付け部品の錆及び腐食を防止し
得る。また、ワッシャの形状から製造容易になり、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のワッシャの第1実施例の平面図、第
2図は、ワッシャの斜視図、第3図は、ワッシャの第2
実施例の斜視図、第4図(a),(b)は、ねじとワッ
シャとの組立図、第5図は、ワッシャの使用状態を示す
使用説明図、第6図は、ねじとワッシャとの組立状態を
示す部分縦断面図、第7図(a)〜(f)はワッシャの
断面形状を示す横断面図、第8図は、従来のワッシャの
正面図、第9図は、従来のワッシャをねじと組み立てた
状態を示す使用説明図である。 符号の説明 1……ワッシャ、2……内径側 3……外径側、4……傾斜面 5……凹部、6……凸部 7……台座、8……ねじ穴 9……ねじ、10……側面 11……表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内径側から外径側へ向って拡径しかつ中心
    軸に直角な少なくとも一部の切断面の形状が連続した非
    円形である内径側に向って突出した凹部を有する傾斜面
    を備え、該傾斜面とねじを取り付ける台座の表面との間
    の角度を、台座のねじ穴の側面と台座の表面との間の角
    度より小さくしたことを特徴とするワッシャ。
JP62181255A 1987-07-22 1987-07-22 ワツシヤ Expired - Fee Related JPH0833161B2 (ja)

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