JPH08331442A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH08331442A
JPH08331442A JP7130742A JP13074295A JPH08331442A JP H08331442 A JPH08331442 A JP H08331442A JP 7130742 A JP7130742 A JP 7130742A JP 13074295 A JP13074295 A JP 13074295A JP H08331442 A JPH08331442 A JP H08331442A
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龍志 西村
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宏晋 丸森
Toshiro Kinugasa
敏郎 衣笠
Shigehisa Rokuta
茂久 録田
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狙った被写体を逆光時や過順光時にも最適な
明るさに保つ露光制御機能を備えた撮像装置を簡単な回
路構成で実現する。 【構成】 撮像素子3の出力する撮像信号から映像信号
を生成する信号処理手段5と、映像信号から特定の被写
体を抽出して被写体領域信号を出力する被写体抽出手段
7と、撮像画面を分割した複数の測光領域において撮像
信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段6と、
信号レベル検出手段の出力する複数の出力信号を演算し
て出力する演算手段9と、被写体抽出手段の出力に応じ
て演算手段を制御する演算制御手段8を備え、演算制御
手段は被写体領域信号を用いて被写体の存在する領域の
信号レベルに対する比重が高くなるように演算手段の制
御を行なうことによって、常に被写体の明るさが一定レ
ベルとなるような露光制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光制御機能を備えた撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に撮像装置は、出力映像信号のレベ
ルが一定の値となるように入射光量を制御する露光制御
機能を備えている。露光制御においては、映像信号から
画面内の平均的な信号レベルを検出し、検出値と予め設
定された基準値とが一致するように絞り値やシャッタ速
度をフィ−ドバック制御する方式が用いられることが多
い。このとき、映像信号の信号レベルを画面の中心付近
に設定された測光領域から検出するのが一般的な方法で
ある。
【0003】しかし被写体が測光領域からずれた場合、
上記のような方式では被写体部分が適当な明るさに再現
されない場合が生じ、特に逆光や過順光の条件下におい
て問題となる。そこで、注目する被写体部分を適当な明
るさとするため、撮影画面内の被写体の位置と大きさを
判定し、これに合わせて測光領域の位置と大きさを可変
する装置が提案されている。このような従来技術に関
し、例えば特開平1ー120181に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては測光領域の位置、大きさをリアルタイムで可
変するための手段が必要があり、このために回路規模が
増大してしまう問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、被
写体を常に適当な信号レベルに再生する露光制御機能を
備え、かつ回路規模の小さい撮像装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明では、入射光を光電変換して撮像信号を出力す
る撮像素子と、露光量を制御する電子シャッタや絞り等
の露光制御手段と、撮像素子の出力する撮像信号から映
像信号を生成する信号処理手段と、映像信号から特定の
被写体を抽出して被写体領域信号を出力する被写体抽出
手段と、撮像画面を分割した複数の測光領域において撮
像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
信号レベル検出手段の出力する複数の出力信号を演算し
て出力する演算手段と、被写体抽出手段の出力に応じて
演算手段を制御する演算制御手段とによって撮像装置を
構成した。
【0007】
【作用】被写体抽出手段は、撮像した映像信号から人物
等の被写体を抽出し、画面上において被写体が存在する
領域を表す被写体領域信号を出力する。一方、信号レベ
ル検出手段は、撮像画面を複数の小画面に分割した各測
光領域における信号レベルを検出する。演算手段は信号
レベル検出手段の出力信号を加算して一画面の平均的な
信号レベルを演算する。
【0008】このとき、演算制御手段は被写体領域信号
を用いて被写体の存在する領域の信号レベルに対する比
重が高くなるように演算手段の制御を行なう。これによ
って演算手段は画面上の被写体領域における平均的な信
号レベルを算出することができる。この演算手段の出力
がほぼ一定となるように電子シャッタのシャッタ速度や
絞り値を制御すれば、常に被写体の明るさが一定レベル
となるような露光制御を行なうことができる。
【0009】またこのとき測光領域は固定したままで良
く、抽出した被写体の位置や大きさに合わせてリアルタ
イムで移動させるための複雑なハ−ドウェアが不用であ
るから、回路構成が簡単になる。
【0010】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について説明す
る。図1は、本発明による撮像装置の構成を示すブロッ
ク図である。1はレンズであり、入射した光信号をCC
D(Charge Coupled Device)等の撮像素子3に結像させ
る。撮像素子3は、結像した光信号を電気信号に変換
し、撮像信号を出力する。撮像素子3の動作タイミング
や、1回の光電変換のための時間すなわちシャッタ速度
は、撮像素子駆動回路2によって制御する。
【0011】4は増幅回路であり、アナログの撮像信号
を後段の処理で必要な信号レベルに増幅する。またここ
で増幅の他に相関2重サンプリングのような低雑音化処
理を行なっても良い。5はカメラ信号処理回路であり、
撮像信号をディジタル信号に変換した後、クランプ、ガ
ンマ補正、ホワイトバランス補正等の公知の処理を施し
て輝度信号および色差信号を生成する。これらの信号を
NTSC等ビデオ信号の規格に定められたフォ−マット
に変換し、出力端子12から出力する。
【0012】6は信号レベル検出回路であり、カメラ信
号処理回路5においてディジタル信号に変換された撮像
信号から信号レベルの検出を行なう。信号レベルの検出
は、画面を分割して設定した複数の測光領域において行
なう。一方、被写体抽出回路7はカメラ信号処理回路5
の出力する映像信号から一定の抽出条件を満たす領域を
被写体とみなして抽出すると共にその大きさ、位置を制
御回路8に出力する。制御回路8は所望の被写体を抽出
するための抽出条件を被写体抽出回路7に出力する。ま
た制御回路8は、演算回路9において必要な係数を被写
体の位置情報から求めて出力する。なお制御回路8は、
上記したような被写体抽出回路の制御の他、カメラ信号
処理回路5等の制御も行なうものであり、マイクロコン
ピュ−タを用いて構成すれば良い。
【0013】演算回路9は、信号レベル検出回路6が出
力する複数の測光領域から得た信号と、制御回路8が出
力する演算係数とから、被写体部分の信号レベルを演算
する。更に、こうして得られた被写体部分の信号レベル
を基にして、被写体を適正な明るさに再現するための露
光制御量を演算して出力する。本実施例における露光制
御は撮像素子3のシャッタ速度を可変することにより行
なっている。撮像素子駆動回路2は、演算回路9の出力
信号を基に、所望のシャッタ速度を得るよう撮像素子3
を駆動する。
【0014】次に、本実施例における被写体抽出の方法
について詳しく説明する。図2は図1における被写体抽
出回路7の構成の一例を示すブロック図である。20〜
22は2値化回路であり、入力端子200から入力され
る映像信号を2値化することによって被写体の候補領域
を生成する。入力映像信号は輝度信号と2種類の色差信
号を含んでいるが、2値化回路20〜22はこれら3種
の信号に対する2値化の閾値を設定して映像信号の中の
特定の色と明るさを持った部分を抽出する。なお、2値
化する際の閾値は、制御回路8(図1)がインタ−フェ
−ス回路201を介して2値化回路20〜22に供給す
る。
【0015】図3は、被写体抽出回路7による被写体抽
出動作の過程において生成される画像を模式的に示した
図である。同図において(a)が被写体抽出回路7の入
力画像である。中央の人物が被写体である。このような
映像から人物被写体を抽出するため、3チャンネルの2
値化回路20〜22の閾値を適当に設定することによ
り、髪、顔、服を別々の2値化回路によって抽出する。
抽出条件、つまり2値化の閾値は、制御回路8が自動的
に設定するものである。
【0016】このようにして2値化回路20〜22が生
成する2値信号を、OR回路23で合成し、更にAND
回路24でゲ−トをかける。AND回路24の他方の入
力は、AND回路24の出力信号を、メモリ制御回路2
8によって制御されるメモリ25に記憶させることによ
り、映像信号における1フィ−ルド(または1フレ−
ム)期間遅延させ、拡大回路26で垂直、水平方向に一
回り拡大させた信号である。 このようにして、1フィ
−ルド前に抽出した信号を一回り大きくしてゲ−トをか
けることによって、動く被写体も抽出でき、また、同じ
色や明るさを持った物体が画面内にあったとしても、最
初に狙った被写体を抽出することが可能である。なお、
このような被写体の抽出方法に関しては、特開平4−2
05070や、1993年テレビジョン学会全国大会予
稿集、第91から第92頁に述べられている。また、演
算回路27は、メモリに記憶された被写体情報から、そ
の大きさや位置等の特徴量を算出して出力する。制御回
路8では、これらの特徴量に基づいて、抽出すべき被写
体の抽出条件を制御する。
【0017】このようにして、図2のAND回路24の
出力画像として、図3の(b)に示すように、被写体領
域を表す2値画像が得られる。図3(b)において、斜
線を施した部分が被写体領域である。また、演算回路2
7は図3(b)における被写体領域の上下端の垂直座標
TとB、左右端の水平座標LとRを演算し、インタ−フ
ェ−ス回路29を介して出力する。
【0018】以上、被写体の抽出方法について説明した
が、次に信号レベル検出方法について説明する。図4は
図1における信号レベル検出回路6の構成を示すブロッ
ク図である。同図において41,42,43は積分回路
であって、画面上に設定された複数の測光領域毎に、撮
像信号または撮像信号から生成した輝度信号の積分値を
算出する。インタ−フェ−ス回路45は各積分回路から
入力されたパラレル信号である積分値をシリアル信号に
変換し、出力端子46から出力する。測光領域の分割パ
タ−ンの例を図5に示す。図5の(a)は、画面を水
平、垂直とも均等に4分割して16個の領域を設けた例
であり、(b)は画面中央に領域R4を設定し、周辺を
6つの領域に分割して7個の領域を設けた例である。例
えば図5(a)に示した測光領域の分割パタ−ンを用い
る場合、図4の積分回路41,42及び43は各々図5
(a)における領域R1ないしR16に対応する撮像信
号の積分値を求める。(b)の分割パタ−ンを用いる場
合も同様にして領域R1からR7に対応する積分回路に
より各分割領域における積分値を求める。このように、
図4における積分回路は画面上の分割の数だけ設ける必
要があるが、図4では簡単のため3個の積分回路41〜
43のみ示し、他の積分回路は省略した。
【0019】次に演算回路9の動作について詳しく説明
する。図6は、図1における演算回路9の構成を示すブ
ロック図である。図6において66はインタ−フェ−ス
回路であり、入力端子67から入力される制御回路8の
出力信号や、入力端子45から入力される信号レベル検
出回路6(図1)の出力信号すなわち測光領域毎の撮像
信号の積分値を演算回路9内の所定の部分に転送する。
60,61,62は乗算回路であり、インタ−フェ−ス
回路66を介して入力される測光領域毎の撮像信号の積
分値と、制御回路8において被写体情報を用いて生成さ
れた演算係数とを乗算し、乗算結果を加算回路63で加
算し、被写体領域の平均信号レベルを計算する。このと
きの演算は次の式で表される。
【0020】 S=(1/n)×Σki・si……(数1) 上記演算式(数1)においてSは被写体の平均信号レベ
ルを表し、siは図5に示した1番目からn番目中にお
けるi番目の測光領域Riから検出された撮像信号の積
分値であり、kiは1番目からn番目中におけるi番目
の演算係数である。ここで数1における演算係数kiの
計算方法について説明する。例えばkiを1として数1
の計算を行なえば、その結果は単に画面全体にわたる積
分値と同一であるから、被写体領域における平均信号レ
ベルを正確に求めることはできない。そこで本発明で
は、被写体が存在する測光領域から得られた積分値の重
みが大きくなるように演算係数kiを決定する。このよ
うな演算係数の決め方は多数存在するが、その一例を次
に述べる。
【0021】演算係数kiは、図1における制御回路8
において、予め与えられた測光領域の位置情報と、被写
体抽出回路7が出力する被写体の位置情報とから以下の
ように計算する。被写体抽出回路の出力する、被写体の
上下左右の座標T,B,L,Rによって決まる四角形の
領域を求め、この領域において、複数の分割された各測
光領域の面積Riに対応する被写体の領域Qi、すなわ
ち被写体抽出の重なり合った部分の面積Qiを求める。
QiのRiに対する比Qi/Riをriとしたとき、演
算係数kiがriに比例するように演算係数kiを決定
すれば良い。このときの比例定数は、数1のゲインが一
定となるようにすれば良い。このようにして演算係数k
iを設定すれば、数1の演算による結果において被写体
の存在する領域に重みをかけることができ、被写体の平
均的な信号レベルを正確に求めることができる。
【0022】以上のようにして得られたkiを用いて数
1の演算を行なった結果が加算回路63から出力され
る。この信号と、基準信号とを比較回路64において比
較し、その差信号を出力する。露光制御量演算回路65
では、現在のシャッタ速度と比較回路64の出力とから
最適なシャッタ速度を計算し、求めたシャッタ速度に設
定されるよう所定の制御信号を出力する。
【0023】本実施例では以上のようにして被写体の存
在する領域から得た測光値を用いてシャッタ速度の制御
ができるので、常に被写体の明るさを適正なレベルに保
つ露光制御を実現できる。また、信号レベルの検出の際
に被写体が存在する測光領域における測光値の寄与が高
くなる演算を行なうように構成したことにより、被写体
の位置に合わせて測光領域を可変する手段等が不用であ
り、回路規模の増加を抑えることができる。また本実施
例ではシャッタ速度を可変して露光制御を行なってお
り、絞り等の露光量制御手段が不用であるため撮像装置
の小形化が可能である。
【0024】以下、本発明の第2の実施例について説明
する。第1の実施例は露光制御のためにシャッタ速度の
みを制御したが、本実施例ではシャッタ速度だけでなく
絞りや信号処理における増幅度の制御も同時に行なって
いる。図7は本実施例における撮像装置の構成を示すブ
ロック図であり、図1に示したブロック図と共通の部分
は同一符号を付け、動作の説明を省略する。
【0025】図7において13は入射光量を調節する絞
り、14は絞り値を可変し所望の値に設定するための絞
り駆動回路である。また、15は増幅度可変増幅回路で
あり、照度が低くなった場合に増幅度を上げて再生信号
レベルが一定となるように増幅度を可変する。演算回路
9は、図6に示した演算回路9と同様の動作をするが、
前記露光制御量演算回路65では、シャッタ速度だけで
なく、絞り13における絞り値と増幅度可変増幅回路1
5における増幅度の演算も行なう。
【0026】本実施例では、第1の実施例と同様に被写
体の存在する領域から得た測光値を用いてシャッタ速度
の制御ができるので、常に被写体の明るさを適正なレベ
ルに保つ露光制御を実現できる。また、信号レベルの検
出の際に被写体が存在する測光領域における測光値の寄
与が高くなる演算を行なうように構成したことにより、
被写体の位置に合わせて測光領域を可変する手段等が不
用であり、回路規模の増加を抑えることができる。ま
た、シャッタ速度だけでなく絞りや増幅度を可変して露
光制御を行なうため、制御範囲の広い露光制御が可能で
ある。
【0027】以下、本発明の第3の実施例について説明
する。第1または第2の実施例では、被写体の抽出条件
は自動的に設定するものとした。これに対し本実施例
は、被写体指定手段を設けることによって、撮影してい
る映像の中の任意の被写体をユ−ザ−が自由に設定でき
るように構成したものである。図8は本実施例における
撮像装置のブロック図であって、80はマイコン、81
は被写体設定釦である。マイコン80は、図7の実施例
における制御回路8と演算回路9を一体化したものであ
る。図6に示した演算回路9における演算処理はソフト
ウェア処理によって行なうことも可能である。そこでこ
の演算処理をソフトウェア処理で行なうことにより制御
回路8と演算回路9とを一体化し、ハ−ド構成の簡略化
を図った。次に被写体の設定方法について説明する。撮
影時にユ−ザ−は、映像信号の出力端子12から出力さ
れる映像を液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)
でモニタしながら操作を行なう。被写体設定釦ボタン8
1をユ−ザ−が一回押すと、図9に示すように画面中央
付近にマ−カ−100がス−パ−インポ−ズされる。ユ
−ザ−は撮影対象である被写体とマ−カ−が重なるよう
に撮像装置の向きや画角を合わせる。ここで、もう一度
被写体設定釦81を押すとマ−カ−付近の被写体が抽出
されるように抽出条件が設定される。
【0028】上記の操作により被写体の設定を行なうた
めのマイコン80における被写体設定処理のフロ−を図
10に示す。ステップ91において被写体設定釦の入力
の有無を判定し、入力があった場合には、ステップ92
においてマ−カ−表示命令をカメラ信号処理回路5に送
る。ステップ93では再び被写体設定釦の入力の有無を
判定し、入力があった場合にはステップ94においてサ
ンプリング命令をカメラ信号処理回路5に送る。カメラ
信号処理回路5はマ−カ−付近、及びその他の領域にお
ける映像信号をサンプリングし、そのデ−タをマイコン
80に送る。ステップ95ではサンプリングデ−タを基
に被写体を背景と分離して抽出するための条件を計算
し、その抽出条件を被写体抽出回路7に送る。ステップ
96においてマ−カ−を消去し、被写体設定を終了す
る。このようにして被写体設定を行なった後、抽出した
被写体情報に基づく露光制御を開始する。
【0029】本実施例では、第1の実施例と同様に被写
体の存在する領域から得た測光値を用いてシャッタ速度
の制御ができるので、常に被写体の明るさを適正なレベ
ルに保つ露光制御を実現できる。また、信号レベルの検
出の際に被写体が存在する測光領域における測光値の寄
与が高くなる演算を行なうように構成したことにより、
被写体の位置に合わせて測光領域を可変する手段等が不
用であり、回路規模の増加を抑えることができる。ま
た、被写体の設定手段を設けたため操作性が良い。
【0030】以下、本発明の第4の実施例について説明
する。図11は本実施例における撮像装置の構成を示す
ブロック図であり、図8に示したブロック図と共通の部
分は同一符号を付け、動作の説明を省略する。図11に
おいて110は被写体判定回路であり、被写体抽出回路
7の出力に基づき画面上における被写体の有無を判定す
る。判定結果は制御回路マイコン80に出力され、被写
体が存在する場合は第3の実施例と同様の制御を行な
い、存在しない場合は数1における係数kiとして予め
設定された固定値を用いることによって安定した制御を
行なうものである。なお、被写体の有無の判定は、マイ
コン80におけるソフトウェア処理によって行なうこと
も可能である。
【0031】本実施例では、第3の実施例と同様の効果
が得られると同時に、被写体が画面上から外れた場合
や、被写体抽出回路7による被写体抽出が正確に抽出で
きなかった場合にも、安定した露光制御を行なうことが
できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、複数の測光領域から検
出した信号を、被写体が存在する測光領域からの測光値
の寄与が高くなる演算を行なうよう構成したため、被写
体の位置に合わせて測光領域を可変する手段等が不用と
なり、簡単な回路構成で常に被写体の明るさを適正なレ
ベルに保つ露光制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における被写体抽出回路の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例において画像から人物被写体
を抽出する動作を説明するための説明図である。
【図4】信号レベル検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の一実施例における画面領域分割の例を
示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例における演算回路の構成を示
すブロック図である。
【図7】本発明による撮像装置の他の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図8】本発明による撮像装置の他の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明による撮像装置の他の一実施例における
被写体指定方法を説明するための説明図である。
【図10】本発明の他の一実施例における被写体設定方
法のフロ−チャ−ト図である。
【図11】本発明による撮像装置の他の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 撮像素子駆動回路 3 撮像素子 5 カメラ信号処理回路 6 信号レベル検出回路 7 被写体抽出回路 8 制御回路 9 演算回路 13 絞り 20〜22 2値化回路 23 OR回路 24 AND回路 25 メモリ 26 拡大回路 41〜43 積分回路 60〜62 乗算回路 63 加算回路 64 比較回路 65 露光制御量演算回路 80 マイクロコンピュ−タ 81 被写体指定釦 100 マ−カ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衣笠 敏郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 録田 茂久 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パ−ソナルメディア機器事業 部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を光電変換して撮像信号を出力す
    る撮像素子と、 該撮像素子における露光量を制御する露光制御手段と、 該撮像素子の出力する撮像信号から映像信号を生成する
    信号処理手段と、 該映像信号から特定の被写体を抽出し、抽出した被写体
    領域を表わす被写体領域信号を出力する被写体抽出手段
    と、 撮像画面を分割した複数の測光領域における該撮像信号
    の信号レベルを検出して出力する信号レベル検出手段
    と、 該信号レベル検出手段の出力する複数の出力信号を演算
    して出力する演算手段と、 該被写体抽出手段の出力に応じて該演算手段における演
    算を変化させる演算制御手段と、 によって構成され、該演算手段の出力信号に応じて該露
    光制御手段により露光制御を行なうことを特徴とする撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記演算手段は、上記信号レベル検出手段の出力する複
    数の出力信号に対し所定の係数を乗ずる複数の乗算手段
    と、該複数の乗算手段の出力信号を加算する手段と、を
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記所定の係数は、前記撮像画面を分割した複数の各々
    の領域の大きさに対する、該各々の領域での被写体領域
    信号の重なりの大きさに比例する係数であることを特徴
    とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 上記露光制御手段は上記撮像素子の駆動手段を備え、該
    駆動手段により上記撮像素子の露光時間を制御すること
    を特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3において、 上記露光制御手段は入射光量を制御する絞り手段を備え
    たことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、 上記演算手段と上記演算制御手段とをマイクロコンピュ
    ータによって構成したことを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 入射光を光電変換して撮像信号を出力す
    る撮像素子と、 該撮像素子における露光量を制御する露光制御手段と、 該撮像素子の出力する撮像信号から映像信号を生成する
    信号処理手段と、 該映像信号から特定の被写体を抽出し、抽出した被写体
    領域を表わす被写体領域信号を出力する被写体抽出手段
    と、 撮像装置を操作する操作者が信号処理手段の出力におけ
    る被写体を指定するための入力手段と、 該入力手段によって指定された被写体を該被写体抽出手
    段において抽出するための抽出条件を設定する抽出条件
    設定手段と、 撮像画面を分割した複数の測光領域における該撮像信号
    の信号レベルを検出して出力する信号レベル検出手段
    と、 該信号レベル検出手段の出力する複数の出力信号を演算
    して出力する演算手段と、 該被写体抽出手段の出力に応じて該演算手段における演
    算を変化させる演算制御手段と、 によって構成され、該演算手段の出力信号に応じて該露
    光制御手段により露光制御を行なうことを特徴とする撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記演算手段は、上記信号レベル検出手段の出力する複
    数の出力信号に対し所定の係数を乗ずる複数の乗算手段
    と、該複数の乗算手段の出力信号を加算する手段と、を
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記所定の係数は、前記撮像画面を分割した複数の各々
    の領域の大きさに対する、該各々の領域での被写体領域
    信号の重なりの大きさに比例する係数であることを特徴
    とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項7、8または9において、 上記露光制御手段は上記撮像素子の駆動手段を備え、該
    駆動手段により露光時間を制御することを特徴とする撮
    像装置。
  11. 【請求項11】 請求項7、8または9において、 上記露光制御手段は入射光量を制限する絞り手段を備え
    たことを特徴とする撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項7、8、9、10または11に
    おいて、 上記演算手段と上記演算制御手段とをマイクロコンピュ
    ータによって構成したことを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか一つの
    項において、 上記被写体抽出手段は、映像信号における輝度信号と色
    差信号が一定範囲内にある領域を抽出することを特徴と
    する撮像装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 上記被写体抽出手段は、1画面分の前記被写体領域信号
    を記録するメモリ手段と、該メモリ手段の出力する被写
    体領域信号を一回り拡大する拡大手段を備え、該拡大手
    段の出力する前画面の被写体領域信号と、現画面の出力
    する被写体領域信号の重なり合った領域を新たな被写体
    領域信号とすることを特徴とする撮像装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれか一つの
    項において、 上記被写体抽出手段は、被写体の有無を判定する手段を
    備え、被写体が画面上に無いと判定した場合には、上記
    演算手段は予め定められた所定の演算を行なうように構
    成したことを特徴とする撮像装置。
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