JPH08330375A - ショットキーゲート電界効果トランジスタの実効ゲート長の測定用パターンおよび測定方法 - Google Patents

ショットキーゲート電界効果トランジスタの実効ゲート長の測定用パターンおよび測定方法

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JPH08330375A
JPH08330375A JP13357195A JP13357195A JPH08330375A JP H08330375 A JPH08330375 A JP H08330375A JP 13357195 A JP13357195 A JP 13357195A JP 13357195 A JP13357195 A JP 13357195A JP H08330375 A JPH08330375 A JP H08330375A
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measurement
gate
pattern
measuring
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Tomoyuki Oshima
知之 大島
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、MESFETのサブミクロン程度
の実効ゲート長を空乏層容量を測定して得られる空乏層
長さから容易かつ正確に求められる測定用パターニング
の形成を図るとともに測定方法を提案する。 【構成】 MESFETの実効ゲート長の測定用パター
ン1 は半導体基板11の表面側に形成したチャネル領域12
と、その表面上に設けた試験パターン21とからなり、試
験パターン21はパッド部22とこの一側辺部に配置間隔L
s で接続した幅およびゲート長Lg が同一の複数の測定
用ゲート電極23とからなるものである。その測定用パタ
ーン1 の配置間隔Ls を変えた複数のものを用いて、測
定用ゲート電極23間下のチャネル領域12の全領域に空乏
層31が形成されかつ測定用パターン1 の空乏層容量が一
定となり始める測定用パターン1 の配置間隔Ls を決定
し、このLs とゲート長Ls との和で実効ゲート長Lg-
eff を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショットキーゲート電
界効果トランジスタのソース側空乏層端からドレイン側
空乏層端までの長さで決定される実効ゲート長の測定用
パターンおよびその測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランジスタのゲート長は、デバイス設
計、プロセス管理等において非常に重要なパラメータで
ある。図6に示すように、金属−酸化膜−半導体電界効
果トランジスタ(以下、MOSFETという、MOSF
ETはMetal-Oxide-Semiconductor Field Effect Trans
ister の略である)61において、半導体基板62上に
ゲート絶縁膜63を介して形成されるゲート電極64は
ソース・ドレイン領域65,66にオーバラップさせた
状態で配置されている。そのため、重要となるトランジ
スタ特性は、ゲート電極64の実際のゲート長Lg では
なく、ソース・ドレイン領域65,66間の長さで表さ
れるいわゆる実効ゲート長Lg-eff である。
【0003】上記にようなMOSFETにおける実効ゲ
ート長は、Japanese Jounal of Applied Physics 18
[5] (1979) Kazuo Terada, Hiroki Kawasaki, p.953-95
9 に開示されているように、ゲート電圧に対するチャ
ネル抵抗の変化から求められる。
【0004】一方、ショットキー金属をゲート電極とす
る金属−半導体電界効果トランジスタ(以下、MESF
ETという、MESFETはMetal-Semiconductor Fiel
d Effect Transister の略である)においては、ゲート
電極の実際のゲート長、すなわちゲート電極を形成する
ショットキー金属の長さでデバイス特性を表現できてい
たため、実効ゲート長という概念はほとんど考えられて
いなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように、MESFET71においても、半導体基板
72上にショットキー金属で形成されるゲート電極73
のゲート長Lg がサブミクロン程度の長さになるにつれ
てゲート電極73端に広がる空乏層74の長さを無視す
ることができなくなってきている。そのため、ゲート電
極73の実際のゲート長Lg を実効ゲート長とすること
ができない。そこで、上記空乏層74のソース領域75
側端部からドレイン領域76側端部までの長さを実効ゲ
ート長Lg-eff とする必要が生じてきている。そして上
記MESFETの実効ゲート長も、MOSFETの実効
ゲート長を求めるのと同様の手法によって求めることが
できるが、サブミクロン程度の長さのゲート長に対して
は、いわゆるグラデュアルチャネル近似が成立しないた
め、適用は困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのショットキーゲート電界効果トランジスタ
の実効ゲート長の測定用パターンおよび測定方法であ
る。
【0007】すなわち、ショットキーゲート電界効果ト
ランジスタの実効ゲート長の測定用パターンは、半導体
基板の表面側に形成したチャネル領域と、このチャネル
領域の表面上に設けられたものであってパッド部とこの
パッド部の一側辺部に一定の配置間隔で接続された幅お
よび長さが同一の複数の測定用ゲート電極とによって櫛
形状に形成した試験パターンとを備えたものである。
【0008】ショットキーゲート電界効果トランジスタ
の実効ゲート長の測定方法は、半導体基板の表面側に形
成したチャネル領域と、このチャネル領域の表面上に設
けられたものであってパッド部と該パッド部の一側辺部
に一定の配置間隔で接続された幅および長さが同一の複
数の測定用ゲート電極とによって櫛形状に形成された試
験パターンとを備えた測定用パターンを設けて、測定用
ゲート電極間下のチャネル領域に広がる空乏層の長さか
ら実効ゲート長を求める方法である。すなわち、測定用
ゲート電極の配置間隔を変えた複数の上記測定用パター
ンを用いて、測定用パターンの測定用ゲート電極間下に
おけるチャネル領域の全領域に空乏層が形成されて測定
用パターンの空乏層容量が一定となり始める測定用ゲー
ト電極の配置間隔とこの測定用ゲート電極の長さとの和
で実効ゲート長を求める。
【0009】
【作用】上記測定用パターンでは、ほぼ櫛形を成すもの
であって、パッド部とこのパッド部の一側辺部に一定の
配置間隔で接続された幅および長さが同一の複数の測定
用ゲート電極とからなる試験パターンがチャネル領域の
表面上に形成されている構成となっていることから、動
作時には測定用ゲート電極間下のチャネル領域に各測定
用ゲート電極側から空乏層が広がる。そして、測定用ゲ
ート電極の間隔が所定間隔より狭くなるものから測定用
ゲート電極間下のチャネル領域が空乏層によって満たさ
れるようになる。そのため、測定用ゲート電極間下のチ
ャネル領域が空乏層によって満たされるようになる測定
用ゲート電極の配置間隔とこの測定用ゲート電極の長さ
(ゲート長)との和が測定用ゲート電極下のチャネル領
域に形成される空乏層の長さとなる。すなわち、上記の
ようにして求まるその空乏層の長さが実効ゲート長にな
る。
【0010】上記測定方法では、パッド部とこのパッド
部の一側辺部に一定の配置間隔で接続された幅および長
さが同一の複数の測定用ゲート電極とから形成した試験
パターンをチャネル領域の表面上に設けたもので、測定
用ゲート電極の配置間隔を変えた複数の測定用パターン
を用いて、各測定用ゲート電極下の空乏層の広がり状態
を空乏層容量で調べることから、測定用パターンの測定
用ゲート電極間下におけるチャネル領域の全領域に空乏
層が形成された際には、測定用ゲート電極の配置間隔に
よらずに測定用パターンの空乏層容量は一定となる。そ
のため、測定用ゲート電極の配置間隔に応じて空乏層容
量が変化しなくなるときの配置間隔が、測定用ゲート電
極間下のチャネル領域が空乏層で完全に満たされ始めた
ときといえる。したがって、そのときの測定用ゲート電
極間隔とこの測定用ゲート電極の長さ(ゲート長)との
和が一つの測定用ゲート電極下のチャネル領域に形成さ
れる空乏層長さとなるので、実効ゲート長がその空乏層
長さとして求まる。
【0011】
【実施例】本発明の測定用パターンの一実施例を、図1
の測定用パターンの説明図によって説明する。図では、
(1)に平面図を示し、(2)に(1)のA−A線断面
図を示す。
【0012】図1に示すように、測定用パターン1は以
下のように構成されている。すなわち、半導体基板11
として、例えば不純物濃度が1016cm-3程度のn型ガ
リウムヒ素(GaAs)基板を用いる。この半導体基板
11の上層には、実効ゲート長を評価するMESFET
とほぼ同等の濃度状態のチャネル領域12が形成されて
いる。上記チャネル領域12は、例えば、加速電圧が3
0keV,ドーズ量が1×1013dose/cm2 とい
うイオン注入条件でケイ素(Si+ )をイオン注入した
後、800℃で20分間の活性化アニーリングを行うこ
とによって形成されたものである。また上記半導体基板
11の裏面には、オーミック電極13が形成されてい
る。このオーミック電極13は、例えば金−ゲルマニウ
ム(Au−Ge)合金やインジウム−スズ(In−S
n)合金で形成されている。なお、上記オーミック電極
13は、チャネル領域12が形成されていない半導体基
板11の表面側に形成しても差し支えはない。
【0013】上記のような構成の半導体基板11の表面
にはショットキー金属となる試験パターン21が形成さ
れている。この試験パターン21は、例えば金/白金/
チタン(Au/Pt/Ti)積層膜で形成されている。
この試験パターン21は、望ましくは、実効ゲート長を
求めようとするMESFETのゲート電極と同様の構成
で形成する。
【0014】上記試験パターン21は、パッド部22と
このパッド部22の一側辺部に接続された複数の測定用
ゲート電極23とによって櫛形状に形成されている。上
記パッド部22は図に示すように外形寸法がLp ×Wp
となっている。また各測定用ゲート電極23はゲート長
Lg およびゲート幅Wg が一定に形成されている。そし
て測定用ゲート電極23は配置間隔Ls で複数配置され
ている。したがって、上記試験パターン21の外形寸法
はLp ×(Wp +Wg )となり、測定用ゲート電極23
の配置間隔Ls によることなく一定となっている。
【0015】例えば、上記試験パターン21は、外形寸
法がLp ×(Wp +Wg )=150μm×40μm=6
000μm2 に形成され、パッド部22の外形寸法がL
p ×Wp =150μm×20μmに形成され、各測定用
ゲート電極23はLg =0.5μm,Wg =20μmに
形成されている。そして測定用ゲート電極23の配置間
隔Ls は例えば0.1μm〜1.0μmの範囲で適当な
値の間隔に設定されている。
【0016】上記測定用パターン1を用いて実効ゲート
長を求めるには、測定用ゲート電極23の配置間隔Ls
を変えた複数の測定用パターン1を用意する。例えば配
置間隔Ls を0.1μmから1.0μmの範囲で0.1
μmごとに設定したものと、配置間隔Ls =0μmのも
のとして、図2に示すような参照用パターン2を用意す
る。図2では、(1)に平面図を示し、(2)に(1)
のB−B線断面図を示す。参照用パターン2は、上記と
同様のチャネル領域12の表面上に形成されたもので、
外形寸法がLp ×(Wp +Wg )〔例えば=150μm
×40μm〕で上記試験パターン21と同様の材質から
なる試験パターン41で形成されている。なお、試験パ
ターン41の空乏層42は、試験パターン41の下方お
よびその周辺のチャネル領域12に形成される。
【0017】そして、各測定用パターン1に発生する空
乏層31の空乏層容量を測定することで、空乏層31の
長さを算出して実効ゲート長Lg-eff を求める。
【0018】以下、ショットキーゲート電界効果トラン
ジスタの実効ゲート長の測定方法の第1実施例を具体的
に説明する。なお、以下の説明で用いる構成部品のう
ち、上記図1によって説明した構成部品には上記説明で
用いた符号を付すこととする。
【0019】この測定では、上記図1によって説明した
測定用パターン1を用いる。この測定用パターン1は、
測定用ゲート電極23の配置間隔Ls を0.1μmから
1.0μmの範囲で0.1μmごとに設定したものを用
いる。また、配置間隔Ls =0のものとして、図2によ
って説明した参照用パターン2を用いる。
【0020】上記測定用パターン1に形成される空乏層
31の容量(以下空乏層容量という)は容量計によって
測定する。空乏層容量はパッド部22の容量と各測定用
ゲート電極23の容量との和として表される。ここで、
空乏層容量と測定用ゲート電極23の配置間隔Ls との
関係を図3に示す。図では、縦軸に空乏層容量を示し、
横軸に測定用ゲート電極23の配置間隔Ls を示す。
【0021】図3に示すように、測定用ゲート電極23
の配置間隔Ls が十分に広い領域(例えばLs >0.2
μm)では、空乏層容量は配置間隔Ls が小さいほど大
きくなる。しかしながら、配置間隔Ls が小さい領域
(例えばLs ≦0.2μm)では、隣り合う空乏層31
同士が接するようになるため、空乏層容量は一定値とな
り、参照用パターン(Ls =0)2における容量と等し
くなる。そこで、空乏層容量が配置間隔Ls に依存しな
くなるときの配置間隔Ls または参照用パターン2にお
ける容量と等しくなるときの配置間隔Ls を調べれば、
測定用ゲート電極23のゲート長方向に広がっている空
乏層31の長さがわかることになる。図では、Ls =
0.2μmの測定用パターン1が実効ゲート長Lg-eff
を求める測定用パターンになる。そして、実効ゲート長
Lg-eff は(1)式のように表される。
【0022】
【数1】Lg-eff =Lg +Ls ・・・(1) (ここで、Lg は測定用ゲート電極23のゲート長、L
s は測定用ゲート電極23の配置間隔を表す)
【0023】したがって、上記測定結果では、測定用ゲ
ート電極23のゲート長Lg が0.5μm、その配置間
隔Ls が0.2μmとなるので、実効ゲート長Lg-eff
は0.7μmとなる。
【0024】以上のように、上記第1実施例の測定方法
によれば、空乏層容量によって実効ゲート長Lg-eff を
決定するので、グラデュアルチャネル近似の成立しない
サブミクロンゲートMESFETにおいても容易に実効
ゲート長を求めることができる。また、上記実施例で
は、配置間隔Ls を0.1μm〜1.0μmまで0.1
μmごとに設定したが、0.1μmよりも刻みを小さく
して設定することによりさらに測定精度を向上させるこ
とが可能となる。さらに、上記配置間隔Ls の設定範囲
は、測定用ゲート電極のゲート長Lg 、チャネル領域1
2の濃度等に依存するため、上記0.1μm〜1.0μ
mまでの範囲に限定されることはなく、適宜選択され
る。また配置間隔Ls の刻みの0.1μmに限定される
ことはなく、適宜選択される。なお、配置間隔Ls の設
定範囲は、シュミレーション等で予め算定しておいても
よい。
【0025】上記第1実施例に示した測定方法におい
て、ゲート金属に直流バイアスを加えた条件で測定する
こともできる。それを第2実施例として、以下に説明す
る。
【0026】通常、MESFETはゲート電極にバイア
スを加えて使用する。この時、空乏層の長さも変化す
る。例えばゲート電極に逆方向バイアスを加えると、空
乏層は広がる方向に伸びるため、実効ゲート長は長くな
る。その一例を図4によって説明する。いま、半導体基
板41に形成されたMESFET41のゲート電極42
に0V、ソース領域43に0V、ドレイン領域44に2
Vの電圧がかけられているとする。このとき、チャネル
領域45に形成される空乏層46は、ドレイン領域44
側に偏った状態に形成される。そこで実効ゲート長をよ
り正確に求めるには、使用状態またはそれに近い状態で
測定する必要がある。
【0027】その測定方法は、上記第1実施例で説明し
た測定方法において、測定用ゲート電極23に逆方向バ
イアス(直流バイアス)を印加して測定を行えばよい。
またはパッド部22に逆方向バイアスを印加しても同様
である。その結果を図5の空乏層容量と測定用ゲート電
極の配置間隔Ls との関係に示す。図では、縦軸に空乏
層容量を示し、横軸に測定用ゲート電極の配置間隔Ls
を示す。
【0028】図に示すように、逆方向バイアス(直流バ
イアス)を印加した場合(実線)の方が逆方向バイアス
を印加しない場合(破線)よりも、空乏層容量が小さく
なり、空乏層容量が測定用ゲート電極23の配置間隔L
s に依存しなくなるときのLs または参照用パターン2
の空乏層容量と等しくなるときの配置間隔Ls が広くな
る。この場合には、Ls =0.4μmとなる。また測定
用ゲート電極23のゲート長が0.5μmであるから、
上記(1)式から実効ゲート長Lg-eff は0.9μmと
なる。
【0029】以上説明したように、第2実施例によれ
ば、測定用ゲート電極23に直流バイアスを加えながら
測定を行うので、MESFETで用いられる各バイアス
条件下における実効ゲート長も求めることができる。
【0030】上記説明では、ガリウムヒ素MESFET
の例を示したが、インジウムリン(InP),ガリウム
ヒ素リン(GaAsP),ガリウムヒ素インジウムリン
(GaAsInP)等の2元系,3元系,4元系のIII-
V 族化合物半導体、亜鉛セレン(ZnSe),亜鉛カド
ミウムセレン,(ZnCdSe),亜鉛マグネシウム硫
黄セレン(ZnMgSSe)等の2元系,3元系,4元
系のII-VI 族化合物半導体、シリコン(Si),ゲルマ
ニウム(Ge)等のIV族半導体等の半導体のMESFE
Tにも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の測定用パ
ターンによれば、パッド部とこのパッド部の一側辺部に
一定の配置間隔で接続された測定用ゲート電極とからな
る試験パターンがチャネル領域の表面上に形成されて測
定用パターンが構成されているので、このような測定パ
ターンで測定用ゲート電極の配置間隔を適宜変えた複数
のものを用意することによって、各測定用パターンの測
定用ゲート電極間下のチャネル領域に広がる空乏層容量
から、実効ゲート長に対応する空乏層の長さを求めるこ
とができる。そのため、実効ゲート長が容易にかつ正確
に求めることが可能となる。
【0032】本発明の実効ゲート長の測定方法によれ
ば、測定用ゲート電極の配置間隔を変えた複数の測定用
パターンを用いて、各測定用ゲート電極下の空乏層の広
がり状態を空乏層容量で調べるので、測定用ゲート電極
の配置間隔によらずに測定用パターンの空乏層容量が変
化しなくなるその配置間隔と、そのときの測定用ゲート
電極の長さとの和で空乏層の長さを求めることができ
る。そして実効ゲート長は、その空乏層の長さで表され
るので、容易に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる測定用パターンの一実施例の説
明図である。
【図2】参照用パターンの説明図である。
【図3】空乏層容量と測定用ゲート電極の配置間隔との
関係図である。
【図4】MESFETにおけるバイアス印加時の空乏層
の説明図である。
【図5】空乏層容量と測定用ゲート電極の配置間隔との
関係図である。
【図6】MOSFETの実効ゲート長の説明図である。
【図7】MESFETの実効ゲート長の説明図である。
【符号の説明】
1 測定用パターン 11 半導体基板 12 チャネル領域 21 試験パターン 22 パッド部 23 測定用ゲート電極 31 空乏層 Lg ゲート長 Lg-eff 実効ゲート長 Ls 配置間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショットキーゲート電界効果トランジス
    タの実効ゲート長をゲート長方向の空乏層の長さで求め
    るものであって、 半導体基板の表面側に形成したチャネル領域と、 前記チャネル領域の表面上に設けたもので、パッド部
    と、該パッド部の一側辺部に一定の配置間隔で接続され
    た幅および長さが同一の複数の測定用ゲート電極とによ
    って櫛形状に形成した試験パターンとを備えたことを特
    徴とするショットキーゲート電界効果トランジスタの実
    効ゲート長の測定用パターン。
  2. 【請求項2】 半導体基板の表面側に形成したチャネル
    領域と、前記チャネル領域の表面上に設けたものであっ
    てパッド部と該パッド部の一側辺部に一定の配置間隔で
    接続された幅および長さが同一の複数の測定用ゲート電
    極とによって櫛形状に形成した試験パターンとを備えた
    測定用パターンを設けて、ショットキーゲート電界効果
    トランジスタの実効ゲート長を空乏層の長さとして求め
    る方法であって、 前記測定用ゲート電極の配置間隔を変えた複数の前記測
    定用パターンを用いて、 前記測定用パターンの測定用ゲート電極間下におけるチ
    ャネル領域の全領域に空乏層が形成されて該測定用パタ
    ーンの空乏層容量が一定となり始める測定用パターンの
    測定用ゲート電極間隔と該測定用ゲート電極の長さとの
    和で実効ゲート長を求めることを特徴とするショットキ
    ーゲート電界効果トランジスタの実効ゲート長の測定方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のショットキーゲート電界
    効果トランジスタの実効ゲート長の測定方法において、 前記空乏層容量を測定する際に、直流バイアスを前記測
    定用パターンに印加することを特徴とするショットキー
    ゲート電界効果トランジスタの実効ゲート長の測定方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6392623B1 (en) 1999-02-23 2002-05-21 Sharp Kabushiki Kaisha Method for driving active matrix substrate and liquid crystal display device using the same
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