JPH08330337A - 平型半導体装置 - Google Patents

平型半導体装置

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JPH08330337A
JPH08330337A JP7131620A JP13162095A JPH08330337A JP H08330337 A JPH08330337 A JP H08330337A JP 7131620 A JP7131620 A JP 7131620A JP 13162095 A JP13162095 A JP 13162095A JP H08330337 A JPH08330337 A JP H08330337A
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JP
Japan
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electrode
buffer
semiconductor device
electrodes
buffer electrode
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JP7131620A
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Inventor
Katsuaki Saito
克明 斉藤
Hitoshi Kamijo
仁 上條
Yutaka Sato
佐藤  裕
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】緩衝(中間)電極間の放電を防止し、信頼性に
富んだ半導体装置を提供する。 【構成】カソード側の緩衝電極116の端部にある凸1
21と、基板101の端部を覆うパッシベーション体
(シリコーンゴム)115の内周部にある凹部122が
はめ合い、基板に対する緩衝電極の回転やずれを防止し
ている。この凹凸部を含む緩衝電極116,117の外
縁部を絶縁封止体(テフロンリング)125a,bで密
に封止している。これにより、はめ合い凹凸部付近の電
界上昇による緩衝電極間の放電を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大容量の半導体装置に係
り、その耐電圧特性を向上する平型半導体装置の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】大容量の半導体装置には、一つのpn接
合よりなるダイオード、二つのpn接合よりなるトラン
ジスタ、これらに絶縁ゲートを設けたIGBT(絶縁ゲ
ートバイポーラトランジスタ)、3つ以上のpn接合を
有するサイリスタなどがある。サイリスタには、電気ゲ
ート型サイリスタ、光ゲート型サイリスタ、ゲートター
ンオフサイリスタ(GTO)、絶縁ゲートサイリスタ、
トライアック等が含まれる。
【0003】図8に、従来の平型半導体装置の横断面図
を示す。ディスク状の半導体基板101の両主表面には
アノード電極102及びカソード電極103が形成され
ており、カソード側よりアノード側に向かってn、p、
n、pの順に不純物層が形成されている。それぞれnエ
ミッタ104、pベース105、nベース106、pエ
ミッタ107となる。pn接合間の絶縁を保持するパッ
シベーッション115が形成されている。基板101の
アノード側はアノード電極112を介して緩衝電極11
6、カソード側はカソード電極103を介して緩衝電極
板117と接触している。
【0004】大容量の半導体装置で設けられる緩衝電極
は中間電極とも呼ばれ、その外側に加圧電極118、1
19が配され、その外部から圧接することで熱的、電気
的接触を図って圧接型の半導体装置を構成する。半導体
装置の組み込み時には、緩衝電極116外周部の凸部1
21と、パッシベーション115内周部の凹部122が
はめ合わされ、緩衝電極116の回転や位置ずれを抑止
して、ゲート電極110との接触を防止している。
【0005】このような半導体基板と緩衝電極板の位置
合わせ等については、特開昭60−3155号、特開昭
60−5564号、特開昭61−202443号などに
記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
装置は、緩衝電極において放電を生じ、ノイズとなって
素子を誤動作したり、素子の破損を招くことがある。こ
の放電現象は、緩衝電極の近傍に、金属異物や誘電率の
高い物質の異物等が混入している場合に、発生率が高
い。しかし、放電発生の真の原因は、緩衝電極の外周部
に設けられるはめ合い用の凹凸部にある。すなわち、半
導体素子には加圧電極から緩衝電極を介して、素子のブ
ロッキング状態には高圧が印加されている。このとき、
緩衝電極のはめ合い凹凸部は他より曲率が大きいので、
この付近の電界強度が高まって緩衝電極間の放電を引き
起こすとみられる。しかし、従来の半導体装置において
は、はめ合い凹凸部に対する配慮が無く、何の対策もと
られていなかった。
【0007】本発明の目的は、上記した問題点を克服
し、緩衝電極板の回転やずれを防止するはめ合い構造を
有しながら、この部の放電を防止できる信頼性に富んだ
半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、一つ以
上のpn接合を有し両主表面にカソード及びアノードの
主電極が配された半導体基体と、該半導体基体の端部に
設けられ前記pn接合間の絶縁を保持するパッシベーシ
ョン体と、前記半導体基体の両主表面に接する二つの緩
衝電極と、該緩衝電極の外側に配される二つの加圧電極
を備える平型半導体装置において、前記緩衝電極の外側
に有する凸部と前記パッシベーション体の内側に有する
凹部のはめ合いによって構成される凹凸部と、該凹凸部
を含み前記緩衝電極の外縁部を密に覆う絶縁封止体を設
けることにより達成される。
【0009】前記絶縁封止体は絶縁性弾性体で構成さ
れ、該絶縁性弾性体の内側に前記緩衝電極の凸部とはめ
合う凹部を有してなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の半導体装置の作用として、緩衝電極を
パッシベーション体とはめ合う凹凸部を含んで、その外
縁部を絶縁封止体によって密に覆うので、凸凹部付近の
電界強度の上昇を抑えて放電を防止することができる。
すなわち、装置内の雰囲気よりも高い絶縁性をもつ高抵
抗体によって密に封止することによって、凹凸部の曲率
の大きな領域に蓄積された電荷を、高抵抗体を通じて他
方の主表面の電極に流すので、放電を防止することがで
きる。
【0011】さらに、前記絶縁封止体の凹部と前記緩衝
電極の凸部とのはめ合いによって、絶縁封止体と緩衝電
極さらにペレットとの位置関係を固定することができ、
外部からの機械的なショックなどにより強固となる。
【0012】また、素子のブロッキング状態で他方の主
表面に流れる微少な電流は、パッシベーション体(膜)
の外部電界強度を均一化でき、パッシベーションを安定
化する効果もある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例による光サイリ
スタの横断面図である。ディスク状の半導体基板101
の両主表面にはアノード電極102及びカソード電極1
03が形成されており、カソード側よりアノード側に向
かってn、p、n、pの順に不純物層が形成されてい
る。それぞれnエミッタ104、pベース105、nベ
ース106、pエミッタ107となる。pベース105
とカソード電極103とは必要に応じて短絡されてい
る。半導体基板101の中央部108には点弧用サイリ
スタ108、その外側109には点弧電流を増幅する増
幅サイリスタが形成されている。増幅サイリスタ109
によって増幅された電流は、ゲート電極110を介して
主サイリスタ111を点弧する。
【0015】半導体基板101の端部のアバランシェ電
圧が、基板内部におけるアバランシェ電圧より低下しな
いように、基板の端面112を斜めとするベベル加工が
施されている。ベベル加工にはシングルベベル、二重正
ベベル、二段ベベルなどあるが、本実施例では二重正ベ
ベルを施している。ベベル加工された端面112には、
加工歪みや汚れを除去した後に、pn接合間の絶縁を保
持するパッシベーションが形成されている。
【0016】パッシベーションは多層膜からなり、第1
パッシベーッションとして二酸化珪素膜(以下、SiO
2膜と呼ぶ)113、第2パッシベーションとしてポリ
イミド膜114、さらにシリコーンゴムによる第3パッ
シベーッション115が形成されている。
【0017】半導体基板101のアノード側はアノード
電極112を介して緩衝電極板116、カソード側はカ
ソード電極103を介して緩衝電極板117と、それぞ
れ熱的、電気的に接触している。緩衝電極板116,1
17を内接して対向する加圧電極118、119は、外
部から加圧装置によって加圧され、緩衝電極を介する各
電極間の接触抵抗が低減されている。
【0018】加圧電極118,119は熱的、電気的抵
抗成分の少ない銅等の材質からなる。緩衝電極116,
117は素子温度が変化するときの半導体と加圧電極の
熱膨張係数の差による熱応力の発生を押さえる。このた
め、半導体と熱膨張係数の近い、モリブデンやタングス
テン等の材質からなる。また、緩衝電極板116,11
7とカソード電極103あるいはアノード電極102の
間には、100ミクロン程度の厚さの銀や銅などの箔板
を挟む場合もある。
【0019】緩衝電極116のカソード側の面には、ゲ
ート電極110と接触しないように、穴またはザグリ1
21を設けている。しかし、ザグリ120とゲート電極
110の位置ずれが生じると、ゲート電極110と緩衝
電極板116が接触して動作不良となる。また、ゲート
電極が基板と同心円形とは限らない。この場合、緩衝電
極板が基板に対して回転すると、ゲート電極と接触して
同様な問題を生じる。
【0020】本実施例では、緩衝電極板とその外周に配
置される第3パッシベーション間をはめ合い構造として
いる。図2は、緩衝電極板116の加圧電極118側か
ら見た外観図である。緩衝電極板116のカソード側の
面に、点線で示すザグリ120が設けられ、ゲート電極
110との接触を防止している。また、緩衝電極116
の中心に対称な外周部の3か所に、半円柱形状ではめ合
い用の凸部121を設けている。
【0021】図3は、カソード電極、パッシベーション
などを一体的に示す半導体基板の外観図で、同図は緩衝
電極116側から見たものである。シリコーンゴムの第
3パッシベーション115はカソード電極103の外周
回りに見える。パッシベーション115の内周部で、ウ
ェハ中心に対称な3か所に半円筒形状の凹部122を設
け、図2の緩衝電極116の凸部121とはめ合い可能
に構成している。
【0022】これにより、カソード側の緩衝電極116
は、基板端部のパッシベーション115と凹凸部12
1,122のはめ合いによって、外部からの振動やショ
ックなどによる回転や位置ずれが完全に抑止され、ゲー
ト電極110との接触を生じることが防止できる。な
お、図2、図3に示すA−A’線は、図1の横断面に相
当する。
【0023】半導体装置はセラミック製の絶縁筒123
により、アノード側の加圧電極117とカソード側の加
圧電極118間の絶縁を保持しつつ封止している。絶縁
筒123には冷却用のフィンと貫通穴が設けられ、この
貫通穴を通してガイド124が点弧用サイリスタ108
の受光部まで延設され、外部回路からの光信号を伝えて
光サイリスタの導通/阻止状態を制御可能にしている。
【0024】ところで、上記した半導体装置の加圧電極
117,118間からの電圧は、素子のブロッキング状
態では半導体装置に高圧を印加している。このとき、緩
衝電極116のはめ合い凹凸部の電界強度が高まり、緩
衝電極116から放電を生じ、素子を破損したりノイズ
による誤動作を引き起こすことがある。図4は、このよ
うな放電の瞬間の様子を摸式的に示したものである。緩
衝電極116の凸部121の先端からアノード緩衝電極
102に向かって、放電401が発生している。
【0025】このため、本実施例の半導体装置において
は、凸部121を含む緩衝電極板116と緩衝電極11
7の空間を絶縁性弾性体125により密に封止してい
る。絶縁性弾性体125には高い絶縁破壊耐量をもち、
半導体の動作温度である室温から150度程度範囲では
安定で変形することのないテフロンを用いている。テフ
ロンは適度の弾性を有するので、はめ合い構造の形成に
も適している。また、絶縁性弾性体125は組立てを容
易にするために、2つに分割したはめ込み可能な部材1
25a,125bからなっている。
【0026】図5に、加圧電極118側からみた絶縁性
弾性体であるテフロンリング125aの外観図を示す。
テフロンリング125aのカソード側には、ウェハ中心
に対称な3か所に、加圧電極118側が閉じている半円
筒形状の凹部501を設けている。この凹部501は緩
衝電極116の凸部121とはめ合い、緩衝電極の回
転、芯ずれ、上下動などの移動を完全に抑止する。
【0027】次に、本実施例の半導体装置の組込み方法
を説明する。図6は、図1の半導体装置のパッケージの
組み込みを説明する組立図である。アノード側の加圧電
極119の周囲に、絶縁弾性体125の一方の部材であ
るテフロンリング125bを組み込み、テフロンリング
125bに設けられた溝に緩衝電極117を組み込む。
なお、見やすいように図示を省略した絶縁筒123は、
その内部の底部に加圧電極119を一体的に配設してい
る。
【0028】次に、その外周部をパッシベーションで覆
われた半導体基板101を組み込む。基板101のアノ
ード側は図示のないアノード電極102が、緩衝電極1
17と接する。基板101のカソード側にはゲート電極
110などが見える(カソード電極103は図示を省
略)。パッシベーションの大部分は第3層のシリコーン
ゴム部115で、その内径は緩衝電極116、117の
外径とほぼ等しい。基板101に緩衝電極116が組み
込まれるとき、シリコーンゴム部115の凹部122と
緩衝電極116の凸部121の下部半分がはめ合わされ
る。
【0029】次に、加圧電極118と、絶縁弾性体12
5のもう一方の部材であるテフロンリング125aを組
み込む。テフロンリング125aの内径は、加圧電極1
18の外径とほぼ等しくされている。また、テフロンリ
ング125aの凹部501は、緩衝電極116の凸部1
21の上部121aとはめ合わされる。ここで、凹部5
01の垂直方向長さと凸部121aが同じにされ、緩衝
電極116は上下動も抑止する。このように、緩衝電極
116がテフロンリング125aとはめあい構造をとる
ことにより、絶縁性封止体と緩衝電極さらに半導体基板
との位置関係を固定することができる。
【0030】次に、テフロンリング125aと125b
は、図示していない円周溝などのはめ合いによって一体
的に組み合わされる。これで、半導体基板と緩衝電極の
端部は、テフロン材によって密に封止される。さらに、
ゲート電極110や光ガイド124をセットし、最後
に、加圧電極118を組み込んで、加圧電極117,1
18を外側から圧着する。その後、加圧電極118と絶
縁筒123に設けられたフランジ126を溶接して組立
てを完了する。なお、本実施例のようなはめ合い構成持
たせると、搬送前には半導体装置の圧着を行わず、加圧
電極と緩衝電極板の中心固定だけに止めて、搬送中にシ
リコーンのパッシベーションに緩衝電極の重さが加わる
のを防止することも可能である。
【0031】本実施例によれば、緩衝電極と基板端部の
パッシベーション体の凹凸はめ合いによって、その芯ず
れや回転を完全に防止するとともに、緩衝電極の端部を
絶縁封止体によって覆っているので、緩衝電極からの放
電を防止することができる。また、緩衝電極と絶縁封止
体のはめ合い構造によって、絶縁封止体と緩衝電極さら
にペレットとの位置関係を固定することができ、外部か
らの機械的なショックなどにより強固となる。
【0032】図7に、本実施例と従来の半導体素子の電
気的特性の波形を示す。特性試験は、素子のブロキング
状態で耐電圧相当の正弦波電圧を印加し、このときの約
0.06秒間における漏れ電流を測定した。(a)は印
加した正弦波電圧によるアノードカソード間電圧の波
形、(b)は本実施例の半導体装置のアノード漏れ電流
の波形、(c)は従来の図8に示す半導体装置のアノー
ド漏れ電流の波形を示す。
【0033】図示のように、従来の素子はときどき漏れ
電流が瞬間的に顕著に増大するインパルス性のピーク7
01が見られる。このピークは、緩衝電極板の凹凸部に
おける放電によるものである。しかし、本実施例の半導
体素子においてはそのようなインパルス性のピークは発
生せず、内部放電が抑止されている。
【0034】以上のように、本実施例による半導体装置
のカソード側の緩衝電極のはめ合い構成を説明したが、
本発明はこれに限られるものではない。たとえば、アノ
ード側にもゲート電極など制御電極(受光部なども含
む)のある場合は、凹凸部によるはめ合い構成をアノー
ド側にも設けて、同様の効果を得ることができる。ま
た、はめ合い構成は緩衝電極に凹部を設け、パッシベー
ションやテフロンリング側に凸部を設けてもよい。な
お、緩衝電極と絶縁封止体のはめ合い構成は、それを省
略してもよい。あるいは緩衝電極に別に設けた凸部によ
ってもよい。
【0035】また、本実施例では絶縁封止体にテフロン
を利用したが、特殊ゴムなどの弾性体表面に高抵抗体、
たとえばアモルファスシリコンをコーティングした絶縁
性弾性体を用いても、同様の効果を得ることができる。
この場合、素子のブロッキング状態で、高抵抗体に微少
な漏洩電流を流して、パッシベーション材のシリコーン
ゴム外部の電界強度を均一化し、パッシベーションの耐
電圧特性を向上させることができる。
【0036】また、パッシベーション115と絶縁封止
体の一方を、同じ絶縁性弾性体によって一体成形して構
成することも可能である。
【0037】さらに、各電極はディスク形状とし、ま
た、半導体装置にサイリスタの例を示したがこれに限ら
れるものではない。例えば、ダイオードなどの二端子素
子においても、一方の電極が円形でない場合は緩衝電極
の回転は許されず、緩衝電極とパッシベーション体の凹
凸部によるはめ合い構成が必要になる。この場合、絶縁
封止体による密な封止を施して、緩衝電極からの放電を
抑止し、素子の誤動作や破損を防止する同様の効果を得
ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、半導体装置の緩衝電極
がパッシベーション体と凹凸はめ合いによって固定され
ている場合、そのはめ合い部を含む緩衝電極の外縁部を
絶縁封止体によって密に封止しているので、素子内の放
電を抑止する耐電圧特性を向上でき、半導体素子の誤動
作や破損を防止する効果がある。これによって、信頼性
に富んだ半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体装置(光サイリ
スタ)の横断面図。
【図2】実施例の緩衝電極板の外観図。
【図3】半導体基板のカソード側の外観図。
【図4】緩衝電極の放電現象を説明する模式図。
【図5】絶縁封止体の一実施例であるテフロンリングの
外観図。
【図6】実施例の半導体装置の組み込み方法を説明する
組立図。
【図7】本実施例と従来の半導体装置の漏れ電流特性を
比較する波形図。
【図8】従来構造の半導体装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
101…半導体基板、102…アノード電極、103…
カソード電極、104…nエミッタ、105…pベー
ス、106…nベース、107…pエミッタ、108…
点弧用サイリスタ、109…増幅サイリスタ、110…
ゲート電極、111…主サイリスタ、112…二重正ベ
ベル、113…二酸化珪素膜、114…ポリイミド膜、
115…シリコーンゴム、116,117…緩衝電極
板、118,119…加圧電極、120…ザグリ、12
1…緩衝電極板外周部の凸部、122…シリコーンゴム
の凹部、123…絶縁筒、124…光ガイド、125
a,125b…テフロンリング(絶縁性弾性体)、緩衝
電極間の気体放電601、401…放電、501…テフ
ロンリングの凹部、701…ピーク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上のpn接合を有し両主表面にカ
    ソード及びアノードの主電極が配された半導体基体と、
    該半導体基体の端部に設けられ前記pn接合間の絶縁を
    保持するパッシベーション体と、前記半導体基体の両主
    表面に接する二つの緩衝電極と、該緩衝電極の外側に配
    される二つの加圧電極を備える平型半導体装置におい
    て、 前記緩衝電極の外側に有する凸部と前記パッシベーショ
    ン体の内側に有する凹部のはめ合いによって構成される
    凹凸部と、該凹凸部を含み前記緩衝電極の外縁部を密に
    覆う絶縁封止体を設けることを特徴とする平型半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 カソード側の緩衝電極に前記凸部を有し、前記絶縁封止
    体がカソード側とアノード側両方の緩衝電極の端部及び
    前記パッシベーション体を覆ってなることを特徴とする
    平型半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記絶縁封止体を絶縁性弾性体で構成し、該絶縁性弾性
    体の内側に前記緩衝電極の凸部とはめ合う凹部を有して
    なることを特徴とする平型半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3において、 前記絶縁封止体はテフロンにより構成される平型半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または3または4にお
    いて、 前記半導体基体、前記緩衝電極及び前記加圧電極はディ
    スク形状となる平型半導体装置。
  6. 【請求項6】 一つ以上のpn接合を有し両主表面にカ
    ソード及びアノードの主電極が配された半導体基体と、
    該半導体基体の端部に設けられ前記pn接合間の絶縁を
    保持するパッシベーション体と、前記半導体基体の両主
    表面に接する二つの緩衝電極と、該緩衝電極の外側に配
    される二つの加圧電極を備える平型半導体装置におい
    て、 前記緩衝電極の外周部に有する凸部と前記パッシベーシ
    ョン体の内周部に有する凹部のはめ合いによって構成さ
    れる凹凸部と、該凹凸部を含み前記緩衝電極の外縁部を
    密に覆う絶縁封止体と前記パッシベーション体を絶縁性
    弾性材により一体構成して設けることを特徴とする平型
    半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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