JPH08330279A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

Info

Publication number
JPH08330279A
JPH08330279A JP7155240A JP15524095A JPH08330279A JP H08330279 A JPH08330279 A JP H08330279A JP 7155240 A JP7155240 A JP 7155240A JP 15524095 A JP15524095 A JP 15524095A JP H08330279 A JPH08330279 A JP H08330279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
plasma
gas
processing chamber
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7155240A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Koyama
芳弘 小山
Yasuhiro Mizohata
保▲廣▼ 溝畑
Sadao Hirae
貞雄 平得
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7155240A priority Critical patent/JPH08330279A/ja
Publication of JPH08330279A publication Critical patent/JPH08330279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の処理チャンバが設けられた装置のコス
トの低減化及び装置の占めるスペースの削減化を図る。 【構成】 2つの処理チャンバ12にプラズマ処理ユニ
ット56、ガス供給ユニット64又は真空排気ユニット
98を共用し、線路切換えスイッチ50、ガス流路切換
えバルブ60又は排気流路切換えバルブ86を設ける。
両処理ユニット10におけるシーケンス動作を、時間的
な位相をずらしてそれぞれ行なわせるように、制御装置
100で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば超LSIの製
造工程などにおいて、プラズマを発生させて半導体ウエ
ハ等の基板の表面からフォトレジスト膜を剥離したり基
板表面をエッチングしたりする場合などに使用されるプ
ラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、超LSIの製造工程などにおい
ては、プラズマを利用して基板の表面からフォトレジス
ト膜を剥離したり基板表面を選択的エッチングしたりす
るプラズマ処理装置が使用される。このプラズマ処理装
置では、処理チャンバの内部へ基板を搬入した後、処理
チャンバを気密に密閉し、処理チャンバの内部を真空排
気してから、処理チャンバ内へ処理ガスを導入し、電極
や誘導コイルに高周波電圧を印加してプラズマを発生さ
せ、そのプラズマ雰囲気を基板の表面に導いて基板の処
理が行なわれる。
【0003】この種のプラズマ処理装置については、例
えば特開昭63−260030号公報やU.S.P.
5,346,578などに開示がなされているが、プラ
ズマ処理装置は、処理チャンバの内部にプラズマを発生
させるプラズマ発生ユニット、処理チャンバ内へ処理ガ
スを供給する処理ガス供給ユニット、及び、処理チャン
バの内部を真空排気する真空排気ユニットを備えてい
る。そして、従来は、処理チャンバが複数設けられてい
るときには、それぞれの処理チャンバごとにプラズマ発
生ユニット、処理ガス供給ユニット及び真空排気ユニッ
トが設置されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、半導
体ウエハの製造工場などのクリーンルームでは、デバイ
スの微細化が進むにつれて、益々高クリーン度が要求さ
れるようになってきており、それに伴ってクリーンルー
ムの維持費が多くかかるようになってきている。そこ
で、クリーンルームの有効利用を図るために、装置の占
めるスペースの削減化の要求が益々大きくなってきてい
る。
【0005】また、装置自体のコストの低減化への要求
も強くなっているが、その一方では、装置の性能の向上
が望まれ、特にプラズマ処理関連では、高周波発振電源
についてはスロースタートやパルス発振など、また、イ
ンピーダンス整合器については整合時間の短縮など、高
度な処理性能が望まれる傾向があり、これが、各構成部
品のコストアップを招いて、装置のコストを引き上げる
大きな要因となっている。
【0006】ところが、上記したように、従来の装置で
は、複数の処理チャンバが設けられる場合に、各処理チ
ャンバごとにプラズマ発生ユニット、処理ガス供給ユニ
ット及び真空排気ユニットがそれぞれ設置されているの
で、例えば高周波発振電源、インピーダンス整合器、ガ
ス供給系、自動圧力制御装置、真空ポンプ、さらには、
接続用配管や継手などが、それぞれの処理チャンバごと
に必要となる。また、それに伴って各ユニットの組立、
取付け、調整などの工数も多くなり、さらには、メンテ
ナンス作業も多くなる。この結果、1つの処理チャンバ
当りの装置コストが高くなり、また、1つの処理チャン
バ当りの装置スペースが大きくなって、上記した諸要求
に応えられない、といった問題点がある。
【0007】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、複数の処理チャンバが設けられる場
合に、装置全体としてのコストの低減化及び装置の占め
るスペースの削減化を図ることができるプラズマ処理装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
プラズマを発生させて基板に所定の処理を行なうプラズ
マ処理装置であって、ガスの導入部及び排出部を有し密
閉可能な複数の処理チャンバと、処理チャンバの内部に
プラズマを発生させるプラズマ発生手段と、処理チャン
バの内部へ導入部を通してガスを供給するガス供給手段
と、処理チャンバの内部を、排出部を通して真空排気す
る真空排気手段とを備え、複数の処理チャンバに、プラ
ズマ発生手段、ガス供給手段及び真空排気手段のうちの
少なくとも1つを共用するとともに、プラズマ発生手段
により複数の処理チャンバの内部に択一的にプラズマを
発生させるための線路切換え手段、ガス供給手段により
複数の処理チャンバの内部へ択一的にガスを供給するた
めのガス流路切換え手段、及び、真空排気手段により複
数の処理チャンバの内部を択一的に真空排気するための
排気流路切換え手段のうちの少なくとも1つを備え、所
定のシ−ケンスに従って、線路切換え手段、ガス流路切
換え手段及び排気流路切換え手段のうちの少なくとも1
つを制御する制御手段を備える。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明のプラズマ処理装置において、複数の処理チャンバと
プラズマ発生手段とが、各処理チャンバについてのイン
ピーダンスがそれぞれ等しくなる位置関係で配置されて
いる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に係る発明のプラズマ処理装置において、線路切換
え手段が、プラズマ発生手段によるプラズマ発生を行な
わせていない処理チャンバの線路を接地させる接点を有
する切換えスイッチである。
【0011】
【作用】請求項1に係るプラズマ処理装置では、複数の
処理チャンバにおいて各処理チャンバの内部へのプラズ
マの発生、各処理チャンバ内へのガスの供給、及び、各
処理チャンバの内部からの真空排気によって、それぞれ
の処理チャンバでのプラズマ処理が行なわれる。このと
き、プラズマ発生手段、ガス供給手段及び真空排気手段
のうちの少なくとも1つが複数の処理チャンバに共用さ
れ、制御手段により線路切換え手段、ガス流路切換え手
段及び排気流路切換え手段のうちの少なくとも1つが所
定のシーケンスに従って制御され、複数の処理チャンバ
に共用される手段、例えばプラズマ発生手段による各処
理チャンバの内部でのプラズマの発生が択一的に順番に
行なわれていく。
【0012】また、プラズマ発生手段、ガス供給手段及
び真空排気手段のうちの少なくとも1つ、例えばプラズ
マ発生手段が複数の処理チャンバに共用されるため、各
処理チャンバごとにプラズマ発生手段をそれぞれ設けた
場合におけるように、複数のプラズマ発生手段の動作特
性の違いにより各処理チャンバにおけるプラズマインピ
ーダンスが変化する、といったことがなく、各処理チャ
ンバでの処理条件が均等化され、基板の処理品質が均一
化される。
【0013】請求項2に係る発明のプラズマ処理装置で
は、複数の処理チャンバとプラズマ発生手段とが、各処
理チャンバについてのインピーダンスがそれぞれ等しく
なる位置関係で配置されているので、各処理チャンバで
の処理条件がより均等化され、基板の処理品質がより均
一化される。
【0014】請求項3に係る発明のプラズマ処理装置で
は、線路切換え手段が、プラズマ発生手段によるプラズ
マの発生を行なわせない処理チャンバの線路を接地させ
る接点を有する切換えスイッチであるので、プラズマ発
生を行なわせていない処理チャンバの導電線路を接点に
接地すれば、プラズマ発生手段によるプラズマの発生の
開始時点における処理チャンバの電気的状態が各処理チ
ャンバ間で同一となる。このため、各処理チャンバでの
処理条件がより均等化され、基板の処理品質がより均一
化される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0016】図1は、この発明の1実施例を示すプラズ
マ処理装置の概略構成図であって、配管系統及び電気系
統を併せて示している。この処理装置では、処理ユニッ
トが2つ設けられている。
【0017】処理ユニット10は、半球状をなし石英ガ
ラスで形成された処理チャンバ12を有し、処理チャン
バ12は、金属材料、例えばアルミニウム材によって形
成された板状基台14上に配置され、処理チャンバ12
の下端面と板状基台14の上面とが気密に接合してい
る。処理チャンバ12の上部には、ガス導入管16に連
通したガス導入口が形設されている。また、処理チャン
バ12には、その外面を取り巻くようにプラズマ発生用
の誘導コイル18が配設されている。板状基台14に
は、処理チャンバ12の内部空間に連通する円形状の凹
部20が形成されており、その凹部20の底面に貫通孔
22が形設されている。また、板状基台14には、凹部
20の内周面に環状通路24が形設されており、その環
状通路24に排気路26が連通している。
【0018】板状基台14は、架台28の下面側に固設
されたチャンバ昇降駆動用シリンダ30の、架台28を
貫通して上下方向へ往復移動するピストン棒32に支持
されているとともに、架台28上に垂設されたガイド棒
34に摺動自在に係合して保持されている。そして、シ
リンダ30が駆動することにより、処理チャンバ12と
板状基台14とが一体となって、ガイド棒34に案内さ
れながら上下方向へ往復移動するように構成されてい
る。
【0019】板状基台14の貫通孔22には、基板載置
台36が挿通されており、基板載置台36は、架台28
上に、支柱40を介して支持され固定されている。基板
載置台36は、金属材料、例えばアルミニウム材によっ
て形成されており、内部にヒータ(図示せず)を有して
温度調節され、上面が基板Wを載置する基板載置面をな
している。また、基板載置台36は、それに形成された
貫通細孔を通して上下方向へ往復移動する複数本、例え
ば3本の支持ピンを有した基板支持部材42を備えてい
る。基板支持部材42は、架台28の下面側に固設され
た基板昇降駆動用シリンダ44の、架台28を貫通して
上下方向へ往復移動するピストン棒46に支持されてい
る。
【0020】この実施例の処理ユニット10では、上記
したように、基板載置台36が固定され、処理チャンバ
12及び板状基台14が昇降するような構成となってい
る。そして、処理チャンバ12及び板状基台14が上方
へ移動した位置において、図示しない基板搬送機構によ
って未処理の基板Wが処理ユニット10へ搬入され、上
昇位置にある基板支持部材42の複数本の支持ピン上に
基板Wが支持された後、基板支持部材42が下降するこ
とにより、基板Wが支持ピン上から基板載置台36の基
板載置面へ移載される。その後に、処理チャンバ12及
び板状基台14が下方へ移動し、板状基台14の下面が
基板載置台36の下端鍔部38の上面に密接して、処理
チャンバ12の内部が気密に閉塞される。また、基板の
処理が終了した後は、処理チャンバ12及び板状基台1
4が上方へ移動することによって処理チャンバ12の内
部が大気開放され、処理ユニット10からの処理済み基
板の搬出が図示しない基板搬送機構によって行なわれる
ようになっている。
【0021】両処理ユニット10、10の処理チャンバ
12、12の外面に配設された両誘導コイル18、18
は、導電線路48、48により、線路切換えスイッチ5
0を介しインピーダンス整合器52を経て1つの高周波
発振電源54にそれぞれ電気接続されている。そして、
線路切換えスイッチ50を切換え操作することにより、
高周波発振電源54とインピーダンス整合器52とから
なるプラズマ発生ユニット56に両処理ユニット10、
10の両誘導コイル18、18を択一的に接続させるよ
うに構成されている。この場合、両処理ユニット10、
10でのそれぞれの処理条件が均等化されるようにする
ために、両導電線路48、48の形状や長さを同等にす
るなど、2つの処理チャンバ12、12とプラズマ発生
ユニット56とは、インピーダンス整合器52から負荷
である各処理チャンバ12、12側をみたインピーダン
スがそれぞれ等しくなるような位置関係に設定されてい
る。また、線路切換えスイッチ50は、プラズマ発生ユ
ニット56に接続されていない側の導電線路48を接地
させるためのそれぞれの接点51を有している。尚、線
路切換えスイッチをインピーダンス整合器に内蔵させる
ようにしてもよい。
【0022】両処理チャンバ12、12の各ガス導入管
16、16は、ガス供給配管58、58により、ガス流
路切換えバルブ60の各出口側にそれぞれ流路接続さ
れ、流路切換えバルブ60の入口側に流路接続された1
本のガス供給配管62を通してガス供給ユニット64に
流路接続されている。そして、ガス流路切換えバルブ6
0を切換え操作することにより、ガス供給ユニット64
に両処理チャンバ12、12の両ガス導入管16、16
を択一的に連通させるように構成されている。ガス供給
ユニット64は、ガス供給配管62にそれぞれ連通接続
されたパージガス供給管66と2種類の処理ガスの各供
給管68、70とを有しており、それぞれのガス供給管
66、68、70に介挿されたエアー操作バルブ72、
74、76を操作することにより、図示しないパージガ
ス供給源又は2種類の処理ガスの各供給源からそれぞれ
のガス供給管66、68、70を通してガス供給配管6
2へパージガス又は処理ガスを送給することができる。
図中の符号78はメータリングバルブ、符号80はマス
フローコントローラ、82はフィルタである。
【0023】また、両処理ユニット10、10の板状基
台14、14に形設された両排気路24、24は、各排
気管84、84にそれぞれ連通接続され、両排気管8
4、84は、排気流路切換えバルブ86を経て排気用配
管88に流路接続されており、排気用配管88を通して
真空ポンプ90に流路接続されている。排気用配管88
には、真空計92、真空バルブ94及び自動圧力制御器
96が介挿されており、これらの機器及び真空ポンプ9
0から真空排気ユニット98が構成されている。そし
て、排気流路切換えバルブ86を切換え操作することに
より、真空排気ユニット98に両処理ユニット10、1
0の両排気路24、24を択一的に連通させるように構
成されている。
【0024】そして、両チャンバ昇降駆動用シリンダ3
0、30、両基板昇降駆動用シリンダ44、44、線路
切換えスイッチ50、高周波発振電源54、ガス流路切
換えバルブ60、ガス供給ユニット64、排気流路切換
えバルブ86、真空ポンプ90及び自動圧力制御器96
のそれぞれの動作を、所定のシーケンスに従って制御す
るための制御装置100が設けられている。
【0025】次に、上記した構成のプラズマ処理装置に
おける動作について説明する。
【0026】それぞれの処理ユニット10では、図2に
示すようなシーケンス動作に従ってプラズマ処理が行な
われる。すなわち、まず、処理チャンバ12及び板状基
台14が上昇した状態において、処理済みの基板の搬出
と未処理基板の搬入動作行なわれる(ステップS1)。
この基板の入れ替えは、例えば3秒間で行なわれる。未
処理基板Wの搬入が終わると、処理チャンバ12及び板
状基台14が、板状基台14の下面が基板載置台36の
下端鍔部38の上面に密接する位置まで下降し、処理チ
ャンバ12の内部が気密に閉塞される(ステップS
2)。この処理チャンバ12の下降には、例えば3秒間
かかる。処理チャンバ12の内部が気密に閉塞される
と、真空排気ユニット98が作動して、処理チャンバ1
2の内部が真空排気される(ステップS3)。この真空
排気動作が、例えば10秒間行なわれる。そして、真空
排気された処理チャンバ12の内部へガス供給ユニット
64から処理ガスが導入され、プラズマ発生ユニット5
6が駆動されて、基板Wに対してプラズマ処理が行なわ
れる(ステップS4)。尚、このプラズマ処理中も、処
理チャンバ12の内部は、引き続いて真空排気されてい
る。このプラズマ処理は、例えば20秒間行なわれ、プ
ラズマ処理が終了すると、ガス供給ユニット64から処
理チャンバ12の内部へパージガスが導入され、処理チ
ャンバ12の内部が大気圧に戻される(ステップS
5)。これには、例えば25秒間かかり、処理チャンバ
12の内部が大気圧に戻されると、処理チャンバ12及
び板状基台14が上昇し、処理チャンバ12の内部が大
気開放される(ステップS6)。この処理チャンバ12
の上昇には、例えば3秒間かかり、処理チャンバ12が
上方位置に停止すると、処理済み基板の搬出及び未処理
基板の搬入の最初の動作に戻り、上記と同様の動作が繰
り返される。
【0027】以上のような一連の処理動作がそれぞれの
処理ユニット10において繰り返し行なわれるのである
が、シーケンスの1サイクルに要する時間は、合計64
秒間である。従って、2つの処理ユニット10、10に
より、それぞれ1つ設置されたプラズマ発生ユニット5
6、ガス供給ユニット64及び真空排気ユニット98を
共用しながら、それぞれ連続して基板のプラズマ処理を
行なっていくためには、両処理ユニット10、10にお
けるそれぞれのシーケンス動作の時間的な位相を32秒
ずらせばよいこととなる。ここで、各シーケンスにおい
て真空排気ユニット98が使用される時間は、処理チャ
ンバ12の内部を真空排気する10秒間と、基板Wに対
しプラズマ処理を行なう20秒間との合計30秒間であ
る。従って、両処理ユニット10、10における各動作
を32秒、時間的に位相をずらしてそれぞれ進行させる
ようにすれば、図3に示す通り、一方の処理ユニット1
0でのプラズマ処理が終わってから他方の処理ユニット
10での真空排気が始まるまでの間に2秒の間隔があ
り、この2秒間に真空排気ユニット98との接続を切り
換えるようにすると、真空排気ユニット98を共用する
ことが可能になる。同様にして、プラズマ発生ユニット
56及びガス供給ユニット64も共有することが可能に
なる。そこで、制御装置100により所定の処理シーケ
ンスに従って、高周波発振電源54、ガス供給ユニット
64及び真空ポンプ90をそれぞれ制御すると共に、線
路切換えスイッチ50、ガス流路切換えバルブ60及び
排気流路切換えバルブ86を適切なタイミングでそれぞ
れ切換え操作するように制御していくようにすればよ
い。
【0028】尚、上記実施例では、2つの処理ユニット
に対しプラズマ発生ユニット、ガス供給ユニット及び真
空排気ユニットを共用するようにしているが、処理シー
ケンスの内容によっては、3つ以上の処理ユニットに対
してプラズマ発生ユニット等を共用するようにすること
ができることは言うまでもない。また、上記実施例で
は、プラズマ発生ユニット、ガス供給ユニット及び真空
排気ユニットの全てを2つの処理ユニットに共用してい
るが、それらのうちの1つ或いは2つだけを共用するよ
うにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係る発明のプラズマ処理装置
では、複数の処理チャンバにプラズマ発生手段、ガス供
給手段及び真空排気手段のうちの少なくとも1つが共用
され、かつ、各処理チャンバにおけるプラズマ処理動作
はそれぞれ支障無く行なわれるので、複数の処理チャン
バが設けられたプラズマ処理装置において、その装置性
能を維持しつつ、装置コストの低減化及び装置を占める
スペースの削減化を図ることができる。また、例えばプ
ラズマ発生手段が複数の処理チャンバに共用されること
により、それぞれの処理チャンバにおけるプラズマ処理
の条件が均等されることとなり、この結果、基板の処理
品質の均一化に寄与する。
【0030】請求項2に係る発明のプラズマ処理装置に
よれば、複数の処理チャンバとプラズマ発生手段との位
置関係の違いによる各処理チャンバ間でのインピーダン
スの変化が無いので、各処理チャンバでの処理条件がよ
り均等化されるため、基板の処理品質がより均一化され
る。
【0031】請求項3に係る発明のプラズマ処理装置に
よれば、プラズマの発生を行なわせていない処理チャン
バの導電線路を接点に接地すれば、プラズマの発生の開
始時点における処理チャンバの電気的状態が各処理チャ
ンバ間で同一となり、各処理チャンバでの処理条件がよ
り均等化されるため、基板の処理品質の均一化がより促
進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示し、プラズマ処理装置
の概略構成を配管系統及び電気系統と共に示す図であ
る。
【図2】この発明のプラズマ処理装置の各処理ユニット
におけるシーケンス動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】この発明のプラズマ処理装置におけるシーケン
ス動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 処理ユニット 12 処理チャンバ 14 板状基台 16 ガス導入管 18 誘導コイル 22 貫通孔 26 排気路 30 チャンバ昇降駆動用シリンダ 36 基板載置台 42 基板支持部材 44 基板昇降駆動用シリンダ 48 導電線路 50 線路切換えスイッチ 51 接点 52 インピーダンス整合器 54 高周波発振電源 56 プラズマ発生ユニット 58、62 ガス供給配管 60 ガス流路切換えバルブ 64 ガス供給ユニット 84 排気管 86 排気流路切換えバルブ 88 排気用配管 90 真空ポンプ 98 真空排気ユニット 100 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを発生させて基板に所定の処理
    を行なうプラズマ処理装置であって、 ガスの導入部及び排出部を有し密閉可能な複数の処理チ
    ャンバと、 前記処理チャンバの内部にプラズマを発生させるプラズ
    マ発生手段と、 前記処理チャンバの内部へ前記導入部を通してガスを供
    給するガス供給手段と、 前記処理チャンバの内部を、前記排出部を通して真空排
    気する真空排気手段と、を備え、 前記複数の処理チャンバに、前記プラズマ発生手段、前
    記ガス供給手段及び前記真空排気手段のうちの少なくと
    も1つを共用するとともに、 前記プラズマ発生手段により前記複数の処理チャンバの
    内部に択一的にプラズマを発生させるための線路切換え
    手段、前記ガス供給手段により複数の処理チャンバの内
    部へ択一的にガスを供給するためのガス流路切換え手
    段、及び、前記真空排気手段により複数の処理チャンバ
    の内部を択一的に真空排気するための排気流路切換え手
    段のうちの少なくとも1つを備え、 所定のシ−ケンスに従って、前記線路切換え手段、前記
    ガス流路切換え手段及び前記排気流路切換え手段のうち
    の少なくとも1つを制御する制御手段を備えることを特
    徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の処理チャンバとプラズマ発生手段
    とが、各処理チャンバについてのインピーダンスがそれ
    ぞれ等しくなる位置関係で配置された請求項1記載のプ
    ラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 線路切換え手段が、プラズマ発生手段に
    よるプラズマの発生を行なわせていない処理チャンバの
    導電線路を接地させる接点を有する切換えスイッチであ
    る請求項1又は請求項2記載のプラズマ処理装置。
JP7155240A 1995-05-29 1995-05-29 プラズマ処理装置 Pending JPH08330279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7155240A JPH08330279A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 プラズマ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7155240A JPH08330279A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 プラズマ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08330279A true JPH08330279A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15601606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7155240A Pending JPH08330279A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 プラズマ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08330279A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100910206B1 (ko) * 2008-10-08 2009-07-30 (주)앤피에스 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2011029561A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Ulvac Japan Ltd 複数のプラズマ処理装置のプラズマ生成方法及びプラズマ処理装置システム
CN102832096A (zh) * 2012-09-20 2012-12-19 中微半导体设备(上海)有限公司 一种用于真空处理装置的气体供应装置及其气体供应及切换方法
JP2013526063A (ja) * 2010-04-30 2013-06-20 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド オリフィス比コンダクタンス制御を用いたフロー分割誤差を低減するための方法及び装置
JP2013531364A (ja) * 2010-04-30 2013-08-01 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 共通のリソースを有するプロセスチャンバ及びその使用方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100910206B1 (ko) * 2008-10-08 2009-07-30 (주)앤피에스 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2011029561A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Ulvac Japan Ltd 複数のプラズマ処理装置のプラズマ生成方法及びプラズマ処理装置システム
JP2013526063A (ja) * 2010-04-30 2013-06-20 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド オリフィス比コンダクタンス制御を用いたフロー分割誤差を低減するための方法及び装置
JP2013531364A (ja) * 2010-04-30 2013-08-01 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 共通のリソースを有するプロセスチャンバ及びその使用方法
TWI617765B (zh) * 2010-04-30 2018-03-11 應用材料股份有限公司 利用孔比例傳導控制降低分流錯誤的方法與設備
CN102832096A (zh) * 2012-09-20 2012-12-19 中微半导体设备(上海)有限公司 一种用于真空处理装置的气体供应装置及其气体供应及切换方法
KR101535452B1 (ko) * 2012-09-20 2015-07-09 어드밴스드 마이크로 패브리케이션 이큅먼트 인코퍼레이티드, 상하이 진공 처리 챔버의 가스공급장치와 가스공급 및 전환 방법
TWI553730B (zh) * 2012-09-20 2016-10-11 A gas supply device for a vacuum processing apparatus, and a gas supply and switching method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8480850B2 (en) Plasma treatment system
KR100392549B1 (ko) 플라즈마처리장치
KR101037533B1 (ko) 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
KR102002216B1 (ko) 기판 승강 기구, 기판 탑재대 및 기판 처리 장치
JP3343200B2 (ja) プラズマ処理装置
US8945340B2 (en) Plasma processing apparatus, and maintenance method and assembling method of the same
JPH03203317A (ja) プラズマ処理装置
JP2004288704A (ja) プラズマ処理装置
JP2021163714A (ja) プラズマ処理装置
KR20200022681A (ko) 버퍼 유닛, 그리고 이를 가지는 기판 처리 장치 및 방법
JPH08330279A (ja) プラズマ処理装置
TW200929352A (en) Vacuum processing apparatus
JP2003051248A (ja) 基板処理方法、成膜方法、電子源の製造方法、および、電子源の製造装置
KR102550838B1 (ko) 기판 탑재 방법 및 기판 탑재 기구
JP2020170749A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
EP1203513A2 (en) High-speed symmetrical plasma treatment system
JP2009059900A (ja) 基板処理装置
KR100734016B1 (ko) 기판 재치대 및 이를 구비한 플라즈마 처리 장치
JP6750928B2 (ja) 真空処理装置
JPWO2005055298A1 (ja) プラズマ処理装置及びマルチチャンバシステム
JP2017147204A (ja) プラズマ処理装置
JPH10144498A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JPH098011A (ja) プラズマ処理方法及び装置
JP3646756B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2556297B2 (ja) プラズマ気相成長装置